転職体験談:ヘルプデスク担当から、ヘルプデスク管理者に転職して、そこで得た気づき
転職前
- 職業
- システムエンジニア
- 職種
- ネットワークヘルプデスク
- 従業員規模
- 315人
- 年収
- 420万円
- 会社名
転職後
- 職業
- システムエンジニア
- 職種
- ヘルプデスク管理者
- 従業員規模
- 210人
- 年収
- 570万円
- 会社名
目次
ケンさんの転職ストーリー
1これまでの私
仕事に趣味に充実した毎日が、だんだんと忙しくなっていって。

夫婦2人暮らしで、あと小型犬を飼っています。
妻とは「お互いの趣味に費やす時間は尊重しよう」と取り決めていて、休日は自由に過ごせていました。
趣味は登山、それからツーリングやサイクリング。
仕事でどれだけストレスを抱えても、これらの趣味で発散して、内に溜め込まないようにしていました。
以前から私は「ヘルプデスク」の業務を担っており、常に複数の顧客を受け持っていました。
■ヘルプデスクとは
ヘルプデスクとは、顧客からITシステム等のテクノロジーに関わる問い合わせや、その他製品・サービスの使い方、トラブルなどに関する問い合わせに対応する仕事を指します。
同じような職種に「社内SE」がありますが、ヘルプデスクはトラブルや技術的な質問への対応を担い、社内SEはシステム開発業務を担うという風に分別されることが多いです。
発生し対応したトラブルはつねにデータベース化し、同じ事象がおきたときはいち早く共有化することを心がけていました。
ですが、あるとき所属する部署で再編成があり、その影響で部署が受け持つ仕事が一気に増えてしまったのです。当然、私自身の仕事も増えました。
そして、これまで趣味に費やせていた時間もままならなくなるくらい、多忙な日が続くようになりました。
2転職のきっかけ
会社の業績悪化と将来への不安から、転職を決意。

仕事は忙しくなりましたが、それでも私の担当する業務は比較的順調でした。
しかし、ふとしたときに、フロア内の社員がどんどん減っていっていたことに気付いて。
周囲の部署が縮小されていたり、案件の委託先が別会社に移ったりということが続いていたのです。つまり、会社の業績が著しく悪化しつつあったのです。
その後、退職する社員もどんどん増えていきました。ただ、退職・転職する社員は私の同期または若い社員ばかりで、上役のポストはしっかり埋まっていて。
- 私
-
(今の職場では、業績の悪化だけならまだしも、昇格自体もままならないかもしれない…)
そんな不安が日に日に大きくなっていき、とうとう私も転職を考えるようになりました。
3転職活動中
転職時は、レバテックキャリアのコーディネータから支援を受けて。

「転職しよう」と決めたとき、これまでの経験やスキルからしてすぐに転職は決まるだろうと思っていました。
ですが、先に転職した同世代の知人から
- 知人
-
「もう40歳だからね、年齢的には厳しいよ。即戦力で働ける職場で、かつ管理職ポストを狙ってかないと、なかなか決まらないんじゃないかな」
という指摘を受けて。
- 私
-
「これは、本腰を入れて活動しないとだめかもしれない」
と思い、いくつかの転職エージェントにも相談をしました。
その際、「レバテックキャリア」は対応してくれたコーディネータが私と同じエンジニア出身で、専門的な知識も豊富で。
私がヘルプデスクでのキャリアを続けていきたいことにも理解を示してくれ、おすすめの求人をいくつも紹介してくれました。
それら求人のうちヘルプデスクの欠員補充を行っていた企業があって、そちら面接に向かったところ、幸運にも私のこれまでの実績を評価してもらえまして。
結果、晴れて内定に至りました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい勤め先は、前任者が引き継ぎをしっかり行ってくれて、ありがたかったですね。
最初のうちは組織内の「独自ルール」に悩みましたが、「もっとこうしていきませんか」と思い切って改善を提案したところ、それがうまくハマってくれて。
そこから少しずつ、当初はギクシャクしていた部下との関係性も、だんだんと改善していきました。
新しい職場では、私はヘルプデスクオペレーターを束ねる管理者の立場でした。
ですので、彼らとの信頼関係を育むことは、部署のパフォーマンスと直結する、とても大切なことだったのです。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

今では転職後の環境にも充分慣れて、周囲との関係性も良好です。
ですが、完全に順風満帆という訳ではなく、悩むことは少なくありません。
例えば、最近ではヘルプデスク業務も「アウトソーシング化」が進んでいるんですよね。
現在私が担当しているような業務も、海外のアウトソーシング会社に仕事を奪われてしまう可能性があるのです。
そうならないようにするためには、「何かあったら現地にも出向いて対応していける」機動力と、そして「どんなトラブルも、過去の事例から解決策をスピーディに導き出せる」ナレッジの豊富さが求められます。
果たして現在の私の部署がそれら要件を100%適えられるかというと、正直まだまだ発展途上の段階です。
より良い組織にしていける為に上司にも日ごろから提案をしていきつつ、私自身もいちエンジニアとして、そして管理職スタッフとして、もっともっと成長していければと思っています。