転職体験談:会社の吸収合併を機に転職。よりSEとして腕に磨きをかけるために。
転職前
- 職業
- SE
- 職種
- ITエンジニア
- 従業員規模
- 2000人
- 年収
- 750万円
- 会社名
転職後
- 職業
- SE
- 職種
- ITエンジニア
- 従業員規模
- 3000人
- 年収
- 800万円
- 会社名
目次
まーくんさんの転職ストーリー
1これまでの私
SEとして、一通りの役割を経験し。

転職したのは44歳の時でした。
当時私はSEとして20年以上のキャリアを重ねていました。
SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)とは、ITに関わるシステム構築を担う人のことです。
顧客または社内の「要望」または「抱えている問題点」をヒアリングをして、解決に向けて要件定義、システム設計、開発(プログラミング)の指示、テスト運用等を行います。
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お客様が望まれるシステムを設計し開発・導入する仕事にとてもやりがいを持っており、就職した当初はプログラマーから始まり、それから徐々にお客様の要件からまとめていく上流工程も担当し、やがて20人以上の開発チームをまとめるリーダーにと、順調に社会人生活を送っていたと思います。
家庭は妻一人子供2人の4人家族です。
休日は2人の子供達と過ごすことがリフレッシュの時間で、家族の幸せが私の生きがいでした。
2転職のきっかけ
会社の吸収合併で、慣れ親しんできた環境に変化が。

前職場は2000人規模の会社でした。
やりたい仕事が存分にできている状態でしたので、これからもこの会社で働いていこうと考えていました。
しかしある時、他社との合併が決まったことで、会社の方針が大きく変わることになりました。
これまでシステム開発の仕事は自社のメンバーを中心に構成し行ってたのが、合併後の方針でそれらの開発業務はすべて外部の会社へ発注し、社員は顧客へのコンサルティングと営業に専念することを求められるのようになったのです。
若い時からずっとやってきたシステム開発の仕事を簡単に手放すことなどできず、合併後の会社の方針とのずれから、転職することを決めました。
3転職活動中
年齢的ハンデも、アドバイザーのひと言で救われ。

転職を決心したはいいものの、すでに40代半ばということで、私の希望条件に合う求人がはたして存在するのか不安でした。
家族との生活もあるので、待遇面も重要でした。
過去に一度だけ、転職エージェント経由で転職した経験がありましたので、今回もエージェントを利用することにしました。
事前にインターネットの口コミで、「求人数の多さ」で評判のよかったリクルートエージェントを選び、アドバイザーの方との面談に臨みました。
年齢的な不安を正直に伝えたところ、
- アドバイザー
-
「まだチャンスはたくさんありますよ!幸いSEとしてのキャリアも十分ありますし」
との言葉をいただき、かなり気は晴れました。
そして実際に、これまで培ったキャリアのおかげもあってか、その日のうちに20社以上の求人を紹介頂けました。
転職活動では、面接に苦慮しました。
特に、転職理由や自分の強みを上手に伝えることが難しく、最初の数社は面接で不採用となりました。
そこで、自分自身をもっと客観的に見つめ直さないと、と思い直しました。
私自身、前職場でキャリア採用の面接官をしていた経験もあったので、「私だったらどんな人を採用したいか」を軸に、面接での受け答えを構築していきました。
それが功を奏し、2か月後、希望するシステム開発の会社へ転職が決まったのです。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

前職と同じSEとしての採用でしたので、その点はまず問題はありません。
しかし、やはり会社ごとの文化というものがあり、それに慣れることに最初は苦労しました。
44という年齢で、前職での様々な経験もあったので、私自身当たり前と思っていることが、新しい職場では当たり前でなかったり、もちろんその逆もたくさんありました。
金融系システムの開発会社だったので、金融業界独特の勤勉さと言いますか、人間関係もワークフローもどこか堅い雰囲気を感じましたが、ようやく慣れてきている状況です。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

前職場はかれこれ13年間勤めたことになります。
慣れ親しんだ会社を辞めることは私にとって一大決心でしたが、合併後変わっていく会社を見るのも辛かったですし、最終的には正しい判断を下せたんじゃないかと思っています。
今回の転職で気づけて良かったのは、たとえ何歳での転職であっても「仕事のやりがい」は重視すべきということです。
仕事は慣れてくると、やりがいがなくても無難にこなしていくことはできますが、それで幸せかというと、そうではないと思います。
やりがいをもって仕事をしているかどうかで、心の健康も変わってきますし、家族にも心配をかけてしまいますからね。
また、転職活動を通して改めて自分を客観視することができたので良かったです。
◇ ◇ ◇
今後もシステム開発の仕事をさらに極めていきたいという思いがあります。
歳を重ねるにつれ、新しい技術を吸収していくことは難しくなってきていますが、システム開発の基本的な進め方や、チームビルディングの手法など、重ねてきたキャリアならではの強みに磨きをかけて、若い人材を育成することにも力を入れていきたいです。
ゆくゆくはまた、自分が率いたチームで社内外から高い評価を得られるようになるのが目標です。
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