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転職を経ての気づきは、「ノープランで辞めてはいけない」。クリーニング工場から建設会社の解体工事業へ。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
クリーニング
職種
サービス業
従業員規模
20人
年収
240万円

転職後

AFTER
職業
解体業
職種
建設業
従業員規模
50人
年収
300万円

目次

ケイさんの転職ストーリー

1これまでの私

クリーニング工場勤務、月収20万。それでも、まあやっていける。

イメージ図:クリーニング工場

転職前は、地元のクリーニング工場に勤めていました。

月の収入は20万円を切るくらい。
私はあまり物欲がなく贅沢することもなかったので、生活に困ることはありませんでした。

当時は85歳になる母と2人暮らしでした。
母は80歳まで働いていたのでそこそこの年金収入もあり、2人で生活する上での世帯収入としては十分でした。

私は仕事のほかに資産運用の一環としてFXをしており、そこに全ての情熱を注ぎ込んでいました。

FXをはじめた理由は、将来的に自由なお金と時間を作り、何か人の役に立てるようなことをしたいと考えていたからです。──いまも、その気持ちは変わらずあります。

2転職のきっかけ

いったん、色んなことをリセットしたい。

イメージ図:職場の喧嘩

当時の私の仕事は、工場の機械担当──クリーニングをする大型設備の稼働とメンテナンスがメインで、ポジション的には中堅どころといった感じでした。

職場では、上は60代から下は20代前半まで幅広い世代の人間が働いていました。

人間関係はあまり良いものとは言えず、とくに若い世代と年齢の高い熟練者との間で、仕事とは関係のない争いが日常的にありました。

仲裁に入るのはいつも私たち中堅の従業員です。いい加減ウンザリしていました。

あるとき、先輩社員から「もしかしたら大量解雇があるかもしれない」という噂を聞きました。
工場内の機械類を一新し、そのタイミングで人員整理をするらしいのです。

それを聞いて、私は「いい潮時かもしれない」と思いました。

よいとはとても言えない職場環境、そして大量リストラ。
それから、一緒に暮らしていた母の体調も不安定になりがちの時期でした。

(いったん、色んなことをリセットしたい)という欲求が、私の中でありました。

3転職活動中

(このままでは生活できなくなる)という焦り。

イメージ図:悩む40代男性

前の職場を辞めてはみたものの、全くのノープランでした。

退職してから、段々と募っていく不安。辞める前から転職活動を始めるべきだったと後悔しました。

また、転職活動は、すぐには行いませんでした。
母の体調が思わしくなかったので、しばらくの間は母の面倒を見ることに専念したのです。

その間、収入は母の年金収入だけとなりました。
貯金は徐々に目減りしていきました。

ようやく(このままでは生活できなくなる)と考え、転職活動を始めようと私は重い腰を持ちあげました。

ですが、なにせ40代です。仕事があるか、あったとしても雇ってもらえるかとても不安でした。

ハローワークで職を探していましたが、希望に合う求人はほとんどなく、たまに「ここだったらいいかな」と思って応募しても書類審査で不採用。
そうして、それから職が決まらないまま4ヶ月が経過してしまいました。

次の職に就くことができたのは、そんな状況を見かねた友人が、知り合いを通じて今の会社の社長を紹介してくれたからです。

建設会社の、解体作業の仕事でした。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:建設会社の解体工事現場

前の職場は機械を操作するだけだったので、体力的には全くキツくない仕事でした。しかし、今度の職場は建設業の解体作業です。

(これはきっと、体力勝負だろう)と思っていましたが、まったくその通りでした。

仕事を始めて3ヶ月までは毎日が筋肉痛との戦いでした。

先輩社員は職人気質の人が多く、わからない事があっても「見て覚えろ。」となかなか具体的には教えてもらえません。それにも大分、苦労しました。

入社から約一年がたった今、ようやくこの仕事にも慣れてきましたが、まだまだわからない事だらけです。

この業界は若い頃からコツコツ頑張ってきた人が多く、私のような40代で入ってくる人間は少ないようです。
そういう人間に風当たりが強いこともままあるので、それにもまた、苦労させられました。

しんどい状況でしたが、幸運だったのは入社時期の近い同僚がいたことです。
私はその同様のAくんと毎日のように励まし合い、ストレスが溜まったら飲みに行ったりと、なんとか乗り越えようと必死に励んだのでした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:未来への希望

転職を振り返っての気づきでまずあるのは、「ノープランで辞めてはいけない」ということ。まあ、当然ですね笑。

ですが私はその当然のことが分からなかったため、本当に苦労しました。

仕事を辞める際は、自分の生活レベル、毎月の収入と支出、現在の貯金でどのくらい無職でも生活できるか、等を大雑把でいいので把握してから仕事を辞めるべきです。

できることなら、次の仕事の内定をもらってから前職を辞めることができればベストでしょう。

あとは、対人スキルに長けている人ほど、当然ですが転職は成功しやすいと思います。
私自身は、対人スキルは可もなく不可もなくといったところですが、これが苦手な人は転職する際にもっと苦労すると思います。

どんな職場でも、仕事は人との関わり合いですから。

◇ ◇ ◇

幸い、前職よりも多くの給料をいただけるようになりました。

年収にすると約300万円。決して多い方ではありませんが、私には「貯蓄が得意」という強みがあります。

ですので、まずある程度の金額を貯蓄し、それを資産運用でうまく増やし、その資金で何か人の役に立つことをしたいと思っています。

とにかく、自由な時間とお金を作り、母親をはじめ、周りのお世話になった方々に何かお礼ができるようになりたいですね。

十分な資金ができるまでは、今の仕事でコツコツと頑張り資金をため、その後は、引退するなり他の仕事を探すなりしたいと思います。

今の仕事はやっぱり体力的にきついので、いつまでできるかわかりません。「稼ぐなら、今のうちだ」という感覚でいます。

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