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書店の経理で20年働いた45歳の年、私はITベンチャーの経理へと転職した|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
書店
職種
経理
従業員規模
4,000名
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
IT
職種
経理
従業員規模
100名
年収
650万円

目次

ときよりさんの転職ストーリー

1これまでの私

大手書店の経理で働いて。

イメージ図:書店の職場

45歳のときに転職するまで、ずっと書店の経理部に勤務していました。

もともと本を読むことが好きだった私は、大学を卒業後に書店へと就職。転20年以上の間、本に囲まれて働いていました。

経理部のある管理部門のオフィスは本を販売しているフロアからは離れていましたが、たびたび販売フロアを見にいく機会もあって、それが私の仕事へのモチベーションにも繋がっていたのです。

最近は電子書籍を利用する人も増えてきていますが、私は「お客様に実際に本を手に取って読んでいただきたい」、「書店の店舗というものを今後も世の中に存続させていきたい」という想いを持って働いていました。

家族構成は、妻と小学生の男の子の子供が1人の3人家族です。
妻とは職場で出会いました。お互い本を読むことが好きで波長が合うこともあって、今日まで夫婦仲良く一家団欒で暮らしてきました。

2転職のきっかけ

長年の業績不振、そして新型コロナウイルス感染拡大。

イメージ図:東京の上空

私が勤務する書店は、業界の中でも10本の指に入る大手書店でしたが、会社全体の売上高は横ばいの状態が続いていました

給料もなかなか上がらず、私の年収は、同年代の友人・知人たちと比べてかなり低いままでした。

そして2020年、新型コロナウイルスの感染拡大によって売上は約30%減少し、その影響で全社員が減収となりました。

(この状況が続くとなると、もはや定年まで生活を安定させることは難しいかもしれない…)

悩んだ結果、私は他の業種へ転職することを決意しました。

3転職活動中

45歳、はじめての転職活動。

イメージ図:転職エージェントの面談を受ける男性

転職することについて、まず妻に相談しました。
妻は私の考えに理解を示してくれました。

「こういう世の中だから焦らなくていいからね。あと、あなたは穏やかな職場の方が向いてると思うから、あまり『稼ごう』って気張らなくて大丈夫よ」

その妻の言葉で、精神的にとても楽になり、そして私は妻のサポートを受けつつ転職活動を開始しました。

私にとって、初めての転職でした。

早速リクナビNEXTなど複数の転職サイトを見ましたが、45歳でも雇ってくれそうな求人案件はほとんど見つかりませんでした。

そこで、リクルートエージェントパソナキャリアなどの転職エージェントに登録し、転職先を探すことに。

転職エージェントの面談の際「45歳の年齢で転職できるのか不安です」と正直に伝えると、コンサルタントの方は、

コンサルタント

「あなたの場合、販売スタッフの経験だけでなく経理の仕事も10年間やられていますよね。転職先は見つけやすいと思いますよ」

と言ってくれたのです。

そのとき初めて、(自分の働ける環境は、書店だけじゃないんだ)と実感できて。少しだけ、道が開けた気持ちでした。

コンサルタントの方からは、「今の世の中の状況(コロナ禍)では求人を出している会社は少ない」とも言われました。
とはいえ、私には他の選択肢はないので頑張るだけです。

不安要素もありましたが、しばらくして電子契約サービスなどのITサービスを手掛けている会社を紹介してもらいました。

コンサルタントの方からは面接試験の前に、模擬面接もやっていただいて。

40代半ばにして、そこで色んなことを教わりました。例えば、「転職理由については正直に話して構わない」「相手が質問してくるときは、相手の目をみてください」など…。

どれも言われてみれば当たり前と思えることでしたが、それらに対して言われないと出来ていな自分がいました。──そんな私に対して、コンサルタントの方は親身に、そして根気強くサポートをしてくれました。

結果的に、そのITサービスの会社から内定をもらえて、無事に転職活動を終えました。

妻をはじめ、転職エージェントのコンサルタントの方など、多くの人からサポートしてもらったからこその結果だと思います。本当に感謝しています。

4転職後

45歳からの新天地の職場は、完全アウェイ。

イメージ図:孤立

新しい会社に、私は「経理マネージャー」として入社しました。

創業してから10年程度の若い会社で、具体的な事業内容は電子契約システムや、ワークフローシステム、勤怠管理システムなどの開発と販売です。
まさに「在宅ワーク時代」に適したサービスを提供している会社でした。

入社して最初の1週間で感じたことは、「前職と社風がまったく違う…」ということでした。
書店のときは、勤務時間中もフレンドリーな雰囲気だったのですが、転職先の会社ではなんとなくドライな印象が強かったです。

そして、少しストレスを感じていることもあります。
特に入社当初は、常に上司の管理本部長から仕事ぶりや同僚や部下とのコミュニケーション能力を監視されている印象を受け、とても窮屈な思いをしました。

例えば、私が部下に業務の説明などをしているとき、上司の管理本部長がじっと耳をそばだてて聞いているのです。「この男はちゃんとIT企業の経理部の陣頭指揮をとれるのか」という不安の目でこちらを見ているのがわかり、大変緊張しました。

また、廊下ですれ違う社員全員が「この人が中途入社した経理マネージャーか」といった好奇の目を向けてくることもあり、不快な気持ちになることもありました。

とはいえ、好意的に解釈すれば、それは自分への関心の表れとも言えるでしょう。全く期待されていなければ、私に対してもっと無関心だったでしょうから。
期待に応えていけるようにと、毎日目の前の仕事にじっくり取り組んでいくことを意識しました。

5その後、どうなったか。

転職後、自身の価値観に変化が。

イメージ図:職場の企画会議風景

今回の転職を通じて気付いたことは、新型コロナウイルスの感染拡大という社会全体をマイナスの方向へ追いやる出来事が発生しても、この機会をチャンスと捉える会社も存在するということです。

転職を決意したときは、「せめて定年退職するまで、なんとか生活していけるだけの収入を得られるだけの大きな会社に移れればいい」と消極的な発想が頭の中を支配していました。

しかし、現在勤務している会社に入社して、自分自身の価値観が変わったような気がします

どのような状況下でも、前を向いて新しい商品やサービスを開発するエネルギーを持っている人や企業が存在する。──そのことを学べたのは、大きな収穫だったと思います。

人間は常に前を向いて前進すべき」なのだと、ポジティブな感覚を持つことができました。

◇ ◇ ◇

新しい職場環境に少しずつ馴染んでいる段階ではありますが、同時に日々大きな刺激も受けています。

社内のエンジニアの人達にたまにプログラミングを教えてもらう機会があり、私も簡単なコード文を作れるようになりました。
ゆくゆくは、自分自身でアプリ開発をできるようになれたら…」といった思いが出始めています。

こうした小さなきっかけを積み重ねていって、それがいずれ私自身の前進であったり、身近な人を助けられることに繋がっていけたらいいなと、最近はそんなことを考えています。

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