私の転職体験談:塾講師から、アルバイト、派遣社員を経て、そして──。
やや失敗
転職前
- 職業
- 学習塾
- 職種
- 講師
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 600万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 商社
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 3,000人
- 年収
- 650万円
- 会社名
目次
マーシーさんの転職ストーリー
1これまでの私
「金八先生」世代の、教えることが好きな性格。
教えることが好きで、学習塾に就職をしました。
負けず嫌いな性格で、同時に努力することはあまり好きな方ではありません。
年齢からお分かりと思いますが「金八先生」世代です。
行動をするには動機付けが必要で、教え方うんぬんよりも「どうやる気にさせるか」を常に考えていました。
- 私
-
(この子はこんな性格だから、勝負をしたら乗ってくるのでは?)
- 私
-
(この子は一緒に勉強することでペースを作っていけそうだ・・・)
──そんな感じです。
もっとも、「教える私が一番楽しくないと乗ってこない」とも思っていましたので、授業というよりは毎回、雑談会、〇〇大会などのような感じでした。
そんなこんなで生徒数も増え、教室長を任されるようになりました。
2転職のきっかけ
私が転職することになった訳。
私が働いていた職場は、県内に10校以上を開校する学習塾でした。
生徒の前年対比伸び率1位、校舎売り上げ前年対比1位、生徒一人当たりの売り上げ単価1位と各部門で3年連続で1位を取りました。
ですが、私自身は正当に評価をされていませんでした。
個人的にそう思ったわけではなく、同期の仲間とある日給与の話になりお互いの給与明細を見せ合ったのです。
なんと驚くことに各項目で私に劣る同僚の方が、基本給が高かったのです。
翌日、エリアマネージャという私の直属の上司にそのことについて相談をすると
- エリアマネジャー
-
「あっ、そうなの?なんでだろうね」
との返答です。
我慢ならずに社長にアポイントを取り、「どうしてか?」と尋ねたところ
- 社長
-
「君はエリアマネージャーの相性が悪い。生徒や親の評判はいいみたいだけど、まだ頑張るところがあるってことだよ」
との返答で、思わず
- 私
-
「やめさせていただきます」
と口から出てしまいました。
エリアマネージャーからは本当に嫌われていたようで、退職届も出していないのに、彼からはすぐに
- エリアマネジャー
-
「社長から聞きました。では、退職手続きを進めましょうか」
との連絡を受けました。
3転職活動中
退職→アルバイト→派遣社員→そして、、、
転職中に辛かったことは、転職することで私を慕う子供たちを「見捨ててしまう」ことでした。
さすがにそうはしたくなかったんです。
だから、「2年間アルバイトとして働かせてください」とエリアマネージャーに頭を下げ、私がその時受け持っていた子供たちが卒業できるまでと、「アルバイト講師」という形で働きました。
その間は収入が安定せず、前年度の収入をベースに決められる社会保険の納付などが生計を圧迫しました。
2年間のアルバイトを終え、私は転職をすることになりました。
面接に行けば必ず、この期間何をしていたの?と聞かれます。
上記の話をすると笑顔で、
- 面接官
-
「君は先生が向いているんじゃない?戻った方がいいよ」
などと勧められることが多く、あからさまに面接中に不採用かよと感じることが多かったのも覚えています。
そんな日々が続き、転職に対するモチベーションが下がっていき、とはいえ生活を続けるにはお金が要ります。
そして、わたしは「派遣社員」の道を選びました。
その派遣先は一部上場企業の、倉庫での商品管理でした。
働いて数か月が過ぎると
- 私
-
「あれ?見た顔だな?」
と思う人物が社員食堂で雑談をしていました。
相応に偉いのか、周囲の社員の皆さんが深々と頭を下げています。
すぐには思いつかなかったのですが、その後も数回顔を見るたびに「どっかで見たんだけどな…」と思い続けて、とうとうある日、思い出しました。
塾で受け持っていた教え子のお父さんだったのです。
その方は、何回かお子さんを迎えに来ていて、それで記憶の片隅にあったのでしょう。
こんな立場になったので私からは声をかけずづらくしていましたが、ある日
- 役員の方
-
「先生なにしてるの?」
と向こうから声を掛けられ、それが正式に転職ができることになったきっかけでした。
つまり、私の置かれた状況を知ったその方は、「信頼できる方だから」と会社に私を推薦してくれたのです。
4転職後
転職後の新しい職場で、待ち受けていた環境は。
いきなり役員の知り合いで、かつ私自身も「役員付」の好待遇での雇用となったため、周りの印象は相当悪かったです。
その役員さんからは
- 役員の方
-
「先生は先生してるのが一番いいんだよ。早く先生に戻りなさい。それまで私の仕事を手伝うんだけど1年が限界と思ってね。」
と言われました。
つまり、「一時的に力を貸しただけだから、しっかり次のステップを進む準備をしなさい」というメッセージです。
それでも、とても嬉しかったですね。
なぜなら、収入の不安を一時的にでも取り除いてくれて、一旦落ち着いた状況で将来のこともしっかり考えられるきっかけを作ってくれたからです。
その方は、その後も会うたびに「先生業が向いてるんだから」と励ましてくれました。
面白いもので、状況が好転すると話は早く、1年たたずに私は私立の学校の先生に正式に転職をすることとなりました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うことは。そして、これから目指したいこと。
転職すると条件が悪くなるものです。
給与が下がったり、条件が下がったりとマイナスの要素を目にすることが多いことでしょう。
大切なのは「やりたいことをやる」ということだと思います。
派遣で働いていた際に、私はいろいろな考えの人に会いました。
独立したいから稼げる仕事を5年頑張って抜けるんだと転職をする人、好きなことができるからこの仕事でこのぐらい稼げれば十分と考える人──。
いずれにしても、目標や生きがいのようなものを持っていた人は、なんというか、気持ちが強かったですね。
「家族のため」「生活のため」というような、自身を追い込むような目標ではなく、もっと先を見て明るい未来を明確に描ける転職を行うべきと思います。
目標のあった人の多くは成功しているように思います。すべてではないですが確率は高いように感じます。
◇ ◇ ◇
これからの将来目指していきたいことは、「自営」の道を選びたいと思います。
企業の一員として「ルールや立場を重視して、個の価値に目を向けないような仕事」は、正直もうしたくないですね。
今までに誰もやっていないこと、誰も考えないこと、みんなが笑顔になれること、そして何より私が笑顔のなれる仕事を自身の手で作りたいと思っています。
──言ってしまえば、「遊びなのか仕事なのかわからないような働き方」が、私の理想です。
一つのものだけをするのではなく常に複数のものにチャレンジをし、適当に休んで楽しみたい。
人の3倍働いて、人の倍遊ぶ、そして人と同じだけ寝る。
この感覚で働くことをいつまでも続けられたら、そして、すでに50を過ぎましたが、死ぬまで働けたら、本当に幸せだと思いますね。
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