EMCエンジニアになるには?仕事内容、求められるスキル、未経験からの転職のポイント
[最終更新日]2022/02/15

この記事をご覧になっている方のなかには、「EMCエンジニアになりたい」「EMCエンジニアの仕事が気になっている」という方も多いのではないでしょうか。
EMCエンジニアは、電磁両立性(EMC)に関する知識・技術をもとに電子機器の開発に携わる人のことです。
目次
1)そもそもEMCとは?

EMCとは「電磁両立性」のことで、以下の要件を満たすことを指します。
- 外部からもたらされる電磁波の影響を受けずに動作する
- 他の機器に悪影響を与えることなく動作する
電気・電子機器は設計が良くないと正常に動作しない場合や、他の機器に悪影響をおよぼす可能性があります。
EMCは安心して電気・電子機器を使ううえで、欠かせないものです。EMCエンジニアはEMCに関する専門知識を持ち、電磁波対策に関わる専門職です。
近年ではデジタル機器以外でも、電子部品を搭載した機器が増加しています。このためEMCの重要性は増しています。
EMCエンジニアが活躍できる職場と主な仕事内容

EMCエンジニアが活躍できる職場はさまざまですが、主な職場には以下の3つが挙げられます。
- EMC試験所
- メーカー
- コンサルタント
どのような仕事を任されるか、順に確認していきましょう。
EMC試験所
画像引用元:東京都のEMC試験サイト(EMC試験所)一覧|CEND
EMCに関する試験は、電磁波の影響を受けない専門の施設である「EMC試験所」で実施されます。EMC試験専業の企業があるほか、メーカーや都道府県にも設けられている場合があります。
EMC試験所で働くEMCエンジニアは計測機器を扱い、さまざまな条件で対象製品の試験を行います。また結果をレポートにまとめる業務にも従事します。
試験を適切に実施するためには、機器の仕様や計測方法、試験方法の理解が欠かせません。加えて、以下の規格や規制に適合しているかという観点のチェックも求められます。
- 電気用品安全法の対象機器の場合は、法令による規格
- 電気用品安全法の対象機器以外の場合は、業界団体による自主規制
規格や規制は、適宜変更されます。最新の内容を正しく理解し、適切な項目をピックアップして試験を実施することが求められます。
メーカー
メーカーも、EMCエンジニアが活躍できる代表的な企業です。EMCエンジニアの仕事内容は、大きく以下の3つに分かれます。
- 1.EMCの要件を満たすように、製品を設計する
- 2.自社製品に対して、EMCの試験を実施する
- 3.EMCの知識を活用し、顧客にわかりやすく説明する
上記のうち1つの役割を専任で行うか、すべてを兼任するのかは企業により異なります。1番の場合はEMC設計の業務が中心であり、以下のスキルが必要です。
- 回路設計
- アートワーク設計
- システム設計
2番は「EMC試験所」での仕事内容とほぼ同様です。一方で3番は、セールスエンジニアのスキルも求められます。
コンサルタント
コンサルタントは、EMCに関する上流工程を担う職種です。製品の設計やアドバイスを行うことが、主な業務となるでしょう。打ち合わせの機会が多いことも特徴に挙げられます。製品開発を成功に導き顧客から信頼を得るためには、EMCに関する豊富な知識やEMC設計に関する実務経験が欠かせません。
コンサルタントは、以下のとおり幅広い職場で活躍できます。
- コンサルティング会社
- 設計受託会社
- EDAベンダー
また独立して事業を興し、豊富な知見を武器に活躍することも可能です。
2)EMCエンジニアの年収と将来性は
EMCエンジニアの平均年収
EMCエンジニアの平均年収は、550万円前後となっています。

参考:カカクコム「求人ボックス EMC エンジニアの転職・求人情報」
一般的なシステムエンジニアや組み込みエンジニアよりも、高い収入が期待できる職種です。一方で年収の範囲は、350万円から800万円まで広がっています。
お持ちのスキルや入社した企業により、年収は大きく変わるといえるでしょう。
初心者で入社した場合は、300万円台の年収が提示される可能性もあります。
しかしEMCエンジニアは転職活動の工夫やスキルアップにより、年収のアップが期待できる職種です。
実際に転職エージェントのサポートを受けた方のなかには、年収が100万円以上アップした事例もあります。
EMCエンジニアの今後の働き方や将来性

EMCエンジニアの今後の働き方は、変わる部分とそうでない部分があると考えられます。
未経験で業界に入った場合は、まず試験担当者として経験を積み、設計業務を担当するといった流れは変わらないでしょう。
一方でその後のキャリアは、以下のとおり多彩です。
- 試験部門や設計部門のスペシャリストやマネージャーになる
- 電子機器や半導体分野の開発エンジニアになる
- 設計の専門企業に転職する
- コンサルティング会社に転職する
あなたの適性にあわせて、さまざまなキャリアを選べます。
またEMCエンジニアは専門性が強いこと、日々の生活や産業を支える職種であることが特徴です。このため将来性はあると考えられます。
3)EMCエンジニアに向いている人
EMCエンジニアに求められる資質には、他のエンジニアと異なる面があります。以下の資質を持つ方は向いているといえるでしょう。
上記に挙げた資質は、EMCエンジニアの仕事を遂行するうえで重要です。それぞれの項目について、順に確認していきましょう。
アイデア・発想力があり、解決策を見出すことを楽しめる人

EMCの設計や実装方法は、製品ごとに異なります。また製品によって実施すべき試験の項目や内容、手順も変わります。
職場で高い評価を得るためには、応用力が欠かせません。
求められる要件や規格・規制をもとに、どのような試験方法や仕様がベストか考えることが重要です。この点でアイデアや発想力を持ち、解決策を見出すことを楽しめる方は向いているといえるでしょう。
また広い視野に立ち、新しい発見を求める方もEMCエンジニアに向いています。今までの考え方や方法、成功体験にこだわらず、柔軟な発想が求められる職種です。
正確さを追求する姿勢と、あきらめない粘り強さを持つ人

EMCの試験では同じ結果を再現するため、同じ条件での試験を求められる場合も少なくありません。
やり方が少し異なるだけで、思うような結果を得られない場合もあります。機器を設置する位置を記録するなど、創意工夫を凝らして正確な作業を実施する姿勢が求められます。
加えてEMCの業務では、実現が難しい課題に直面するケースも少なくありません。課題の克服には創意工夫に加えて、困難に立ち向かう姿勢も重要です。あきらめずにあらゆる可能性を考え解決を目指す、粘り強さを持つ方は向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力がある人

EMCエンジニアには、コミュニケーション能力も求められます。チームでテストを実施するケースも多いことは、代表的な理由です。
またEMCエンジニアはテストや設計の業務において、顧客との接点も多い職種です。
- テストの実施計画を、顧客と相談しながら決定する。仕様や要件なども適切に聞き出す
- 顧客とともに製品のテストを実施する場合がある。テスト実施中にコミュニケーションを取る場面も多い
- テスト結果をわかりやすい文書にまとめる。必要に応じて説明する
- EMCの観点から、製品に関する情報をわかりやすく説明する
適切なテストや設計に、正確な情報は欠かせません。信頼を得るうえでも、コミュニケーション能力は重要なスキルに挙げられます。
人々の生活インフラを支える仕事がしたい人

EMCエンジニアが携わる仕事の多くは、「縁の下の力持ち」のような役割です。
営業のように、努力がダイレクトに売り上げアップへつながるものではありません。一方で多くの電気製品や電子機器に関わることから、EMCエンジニアは日々の生活や産業を支える上で欠かせない職種です。
このため、短期間で結果を求める方には向きません。
目立たない仕事でも社会を支えていることに誇りを持ち、コツコツと努力し続けられる方に向いています。人々の生活インフラを支える仕事がしたい方に、適する職種といえるでしょう。
4)EMCエンジニアへの転職で意識すべき3つのポイント
転職して後悔することは、ぜひとも避けたいものです。
一方で未経験から転職する場合は、どこにキャリアの入口があるか見つけにくい方も多いのではないでしょうか。EMCエンジニアに転職するなら、以下に挙げる3つのポイントを押さえることが重要です。
それぞれのポイントについて、順に確認していきましょう。
「試験担当レベル」であれば未経験採用を行っている企業もある

未経験でEMCエンジニアに転職するハードルは、低くありません。しかし試験担当者のレベルであれば、未経験でも積極的に採用する企業もあります。
一方で適切な設計やコンサルを行うためには、EMCエンジニアとしての豊富な経験が必要です。このため未経験からいきなり設計やコンサルタント業務に就ける可能性は、あまりありません。
とはいえ、誰でも最初は未経験者です。EMCエンジニアとして活躍したい方は、まず試験担当者として経験を積み、知識と技術を身につけましょう。
そのうえで設計やコンサルタントといった、豊富な経験とスキルが求められる職種を目指すことがおすすめです。
5年後、10年後の働き方も見据えておく

EMCエンジニアになった後、将来のキャリアを考えることは重要です。仕事や役割があなたの希望に合っていなければ、もどかしい気持ちを抱えながら仕事を進めなければなりません。
このような結果を防ぐためには、早いうちからご自身の将来像を考えることが有効です。
5年後、10年後にどのような自分でありたいか、目標を定めておきましょう。
たとえば試験担当者が設計者を目指すならば、設計業務をこなせるだけのスキルアップが求められます。
特にスペシャリストとゼネラリストでは、求められるスキルが大きく異なります。どちらの方向に進むか、早めに決めておくとよいでしょう。
EMCエンジニアのキャリアパス(ゼネラリストの例)
キャリアビジョン →実現したいこと |
キャリアプラン →そのためにやるべきこと |
|
---|---|---|
1年後 | 試験担当者 | EMCエンジニアリングの知識・スキルを高める 業界知識を深める |
3年後 | 設計者 リーダー職 |
プロダクトの上流工程の企画・設計スキルを磨く 人材育成スキルを高める |
5年後 | 施設マネージャー 部署の責任者として活躍 |
マネジメントスキル・管理能力を高める 品質管理や設備管理など、事業・研究に関わる知識・スキルを広範囲に広げていく |
EMCエンジニアへの支援実績が豊富な転職エージェントを活用する

ここまで解説したとおり、EMCエンジニアは他の職種にはあまりみられない、特徴的な技術や仕事の進め方があります。スキル面がクリアしていても、業務内容や社風などでミスマッチが起きる可能性もあります。
一方でEMCに関する求人は、多いとはいえません。このためEMCエンジニアを目指す場合は、業界をよく知る転職エージェントの活用をおすすめします。
EMCエンジニアの支援実績が豊富な転職エージェントの活用により、適切なアドバイスを得られます。
加えて、非公開求人の紹介も受けられます。
あなたに合った企業に、転職しやすくなることは大きなメリットといえるでしょう。もちろん企業とのやり取りの代行や、応募書類や面接のアドバイスを受けられるメリットも見逃せません。
5)EMCエンジニアへの転職におすすめのエージェント
ここからは、EMCエンジニアとして活躍できる職場への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもEMCエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
リクルートエージェント|国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
企業名 | 株式会社リクルート |
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保有求人数 | 389,188件(2022年2月現在) |
EMC求人数 | 612件 |
対応エリア | 全国 |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
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全国に16拠点あり、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
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引用元:マイナビエージェント公式HP
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パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
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まとめ)EMCエンジニアで成功するためには、実績豊富な転職エージェントの活用が近道
EMCエンジニアは「試験担当者」から「設計」というキャリアパスが一般的です。他の職種よりも、上流工程につけるチャンスは多いでしょう。また年収も高めです。一方で求人数は多くないため、少ないチャンスを見つけて応募し、内定につなげなければなりません。
スムーズにEMCエンジニアとなるためには、実績豊富な転職エージェントの活用が近道です。あなたに合った企業に就職することで、能力を発揮できるでしょう。また将来にわたって活躍するためには将来像をしっかり持ったうえで、就職後も能力の向上を怠らない姿勢が重要です。