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DTPオペレーターからのキャリアアップはどうする?おすすめの職種と転職先

[最終更新日]2022/05/12

DTPオペレーターからのキャリアアップ

現在、DTPオペレーターやクリエイターとして就業している方の中には、次のように感じている方もいるはずです。

  • 業界全体が伸び悩んでいて将来が不安…
  • DTPソフトを手軽に扱えるようになり、スキルの価値が相対的に下がっている気がする
  • 経験を生かして転職するとしたら、どんな職種があるのだろう…?

目次

DTPオペレーターからのおすすめ職種・キャリアパス

DTPオペレーターからのジョブチェンジの際は、まず「キャリアの棚卸し」を

キャリアの棚卸しとは「これまでのキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」

DTPオペレータ−・クリエイターから異なる職種へ転職する際には「キャリアの棚卸し」を入念に行っておくことが非常に重要です。

キャリアの棚卸しを通じて、自身の適性や志向がより明確になり、「次の働き方は、この職種が良いかもしれない」というように、将来のキャリアのイメージが付きやすくなります。

また、業界や職種が変わると、求められるスキルや経験も大きく変わります。これまでの経験で活かせる部分を抽出し、明確にしておく必要があるでしょう。

キャリアの棚卸しの進め方

「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人もいると思います。

そんな際は、以下の手順で進めてみてください。

  • これまで経験した業務をすべて書き出していく
    例)「デザイン制作・レイアウト調整・入稿スケジュールの策定、顧客との企画会議」等
  • 書き出した業務について、それら業務に求められる知識・スキルは何かを考える
    例)「デザイン制作」=PhotoShop、illustratorの知識・スキル、デザインスキル(構成や色彩の調整等)、企画力、スケジュール管理能力、コミュニケーション力(調整力・協調性等)等
  • 出てきた知識・スキルの中で、「これからも続けていきたいこと・伸ばしていきたいこと」が何かを考える
  • それらを実現できる働き方について考える

特に転職前においては、キャリアの棚卸しは是非やっておきたいところです。

キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しの進め方については、以下記事で詳しく紹介しています。興味のある方は併せてご覧ください。

キャリアの棚卸しについて詳しく見る

DTPオペレーター・クリエイターからのジョブチェンジで、おすすめの職種・転職先

DTPオペレーターからのおすすめ転職先 ■Webデザイン系の職種 ■Webエンジニア系の職種 ■出版系の職種 ■営業職種

DTPオペレーター・クリエイターとしてのスキル・経験を生かして異職種に挑戦するとしたら、どのような転職先が想定できるのでしょうか。

実は、クリエイティブ系の職種で得た知見や経験は、他の職種でも幅広く活かせます。
次に挙げる職種のうち、「自分の適性や志向に合っているか?」を基準に転職先の職種を選んでおくとよいでしょう。

Webデザイン系の職種が向いている人

Webデザイン系の職種が向いている人 ■細かな作業が苦にならない人 ■クオリティ・効率の両方を重視できる人 ■業界トレンドに興味がある人
  • 細かな作業が苦にならない几帳面な人
  • クオリティだけでなく、効率も重視して作業できる人
  • 新しいものや業界のトレンドに興味がある人

Webデザインと聞くと、クリエイティブなイメージを持つ人が多いでしょう。

もちろんクリエイティビティが求められる場面も多々ありますが、仕事内容としては地道で根気のいる作業が少なくありません。細かな作業を楽しめる、几帳面な人に適した仕事です。

WebメディアやWebサービスが完成するまでには、多くの工数を必要とします。

クオリティを追求しつつ、作業効率も考慮して作業を進めるバランス感覚が求められるのです。まさにDTP作業で求められる能力の1つですので、DTPでの業務経験を活かせるでしょう。

Web業界は変化が速く、トレンドがめまぐるしく変わります。新しいものや業界のトレンドに敏感な人、興味を持って情報収集できる人に向いている仕事といえます。

Webデザイン系の職種が向いている人について詳しく見る

Webエンジニア系の職種が向いている人

Webエンジニア系の職種が向いている人 ■プログラミングに抵抗がない人 ■地道な作業が好きな人 ■新しい技術を自主的に学べる人
  • プログラミングに抵抗を感じない人
  • 地道に作業を進めて作り上げていくことが好きな人
  • 新しい技術に興味があり、自主的に情報収集ができる人

Webエンジニアと定義される仕事は、実は非常に幅広く存在します。
Webデザイナーの延長線上でエンジニアを兼ねるケースから、Webアプリを構築する高スキルのエンジニアまでさまざまです。しかし、共通している適性は「プログラミングに抵抗を感じない」「プログラミングが好き」という点でしょう。

Webエンジニアの仕事は、地道にコードを書いていく作業の連続です。

不具合の原因を特定するために根気強く検証を行うことも日常茶飯事といえます。地道な作業を通してモノを作っていくことが好きな人に向いている仕事です。

また、Webエンジニアに求められるスキルは時々刻々と変化していきます。新しい技術が登場するたびに自ら学習し、情報収集することを楽しめる人に適した職種といえるでしょう。

Webエンジニア系の職種が向いている人について詳しく見る

出版系の職種が向いている人

出版系の職種が向いている人 ■世の中に伝えたいことがある人 ■マルチタスクが得意な人 ■コミュニケーション能力の高い人
  • 世の中に伝えたい・問いたいことがある人
  • マルチタスクが得意な人
  • コミュニケーション能力が高い人

編集職をはじめとする出版系の仕事に向いているのは、世の中に発信したいと思える情報・分野を持っている人です。
これまでになかった視点や発想で本を企画し、情報を届けることに情熱を持ち続けることが求められます。

また、実務では複数の書物を1人で担当することもめずらしくありません。

著者やデザイナー、校正者、監修者を取りまとめ、的確に指示を出していく必要があります。複数の仕事を同時並行で進めるマルチタスクが得意な人が適しているでしょう。

1冊の本が完成するまでには、多くの人の力を借りることになります。各方面の異なる立場の方々と気持ちよく仕事を進められるコミュニケーション能力が求められる仕事です。

出版系の職種が向いている人について詳しく見る

営業職種が向いている人

営業職種が向いている人 ■相手の立場になって考えられる人 ■自分で立てた目標を達成できる人 ■ヒトとコトを分けて考えられる人
  • 相手の立場になって考えられる人
  • 自分で立てた目標の達成に向けて挑戦できる人
  • ヒトとコトを分けて考えられる人

営業職と聞くと「クリエイターとは真逆の能力が求められる仕事では?」と感じるかもしれません。しかし、営業職に求められるのは社交性や人当たりの良さだけとは限らないのです。

営業職は、お客様や取引先の利益になるよう立ち回れる人が向いています。相手の立場になって物事を捉えられる人なら、営業職として十分に通用する可能性があるでしょう。

また、会社や上司から与えられた目標ではなく、自分で立てた目標の達成に向けて一心に努力できる人に向いている仕事です。商談で断られても、断った相手(ヒト)と断った事情(コト)を分けて考え、気持ちを切り替えられる人に適した仕事といえます。

営業職種が向いている人について詳しく見る

ここからは、先に紹介した各職種別に、DTPオペレーターからのキャリアチェンジをする場合の進め方について紹介します。

気になる職種からチェックしてみてください。

ルート1)Webデザイン系の職種に進む場合

DTPオペレーター・クリエイターからWebデザイン系の職種に進むルートを見ていきましょう。

Webデザイナーを募集する企業は多く、転職先として目指しやすい職種の1つといえます。活かせるスキル・準備しておくべきポイントをまとめました。

Webデザイン系の職種とDTP業務経験の活かし方

印刷物のデザインとWebデザインは共通点あり ■色相やリーダビリティ、余白とコンテンツのバランスなどデザインの基本を活かせる

印刷物のデザインとWebデザインでは媒体こそ異なるものの、デザインの基本には共通点が多く見られます。

たとえば、色相やリーダビリティ、余白とコンテンツのバランスといったデザインの基本は、Webデザインでも活かせるのです

大きく異なる点として、印刷物ではプロセスカラー(CMYK)を用いるのに対して、WebではRGBが使われる点が挙げられます。

印刷物との違いに最初は戸惑うかもしれませんが、デザインの基本が備わっていれば学習コストは最小限に留められるはずです。

実際、Webデザイナーとして活躍している方々の中には、はじめは印刷物のDTPから入った方が少なくありません。むしろ印刷物のDTPで身につけてきた基礎力を、Webデザインの世界で活かせる場面も数多くあるでしょう。

Webデザイン系職種への転職をする際に準備するポイント

Webデザイン系職種への転職で準備するポイント:■PhotoShop、illustrator、HTML・CSS、Webマーケティングの知識 ■常に多くのWebサイト・サービスに触れておく ■Webデザインを自分でも作ってみる(ポートフォリオ作成)
  • PhotoShop、illustratorのスキルの他、HTML・CSS、Webマーケティングの知識も蓄えておく
  • 常に多くのWebサイト、Webサービスに触れ、新しい情報、技術に敏感に
  • Webデザインを、自分でも作ってみる(ポートフォリオの作成)

PhotoShop、illustratorのスキルの他、HTML・CSS、Webマーケティングの知識も蓄えておく

DTPでPhotoshopやIllustratorを使ってきた人であれば、改めてDTPソフトの扱いを学ぶ必要はありません。Webデザインでも基本操作は同じですので、引き続きスキルを活かすことができます。

DTPにはなかった要素として、HTML・CSSを学んでおくとよいでしょう。マークアップ言語は本格的なプログラミング言語ほど複雑ではないので、市販の書籍などを参考に独学で習得することも十分可能です。

また、SEOに代表されるWebマーケティングの知識も求められます。アクセスを伸ばすための施策やSEOのトレンドについて、情報収集を進めておきましょう。

常に多くのWebサイト、Webサービスに触れ、新しい情報、技術に敏感に

Webデザインの世界に飛び込むからには「Webが好き」であることは必須条件となるはずです。日頃から多くのWebサイトやWebサービスに触れ、Webデザインのトレンドを実体験から学んでおきましょう。Webに触れる機会を意識的に増やすことが大切です。

また、多くのWebデザイナー・Web担当者がチェックしているWebメディアを見ておくことも重要なポイントです。次に挙げるWebメディアは、Webデザインに携わる人なら必見といえるでしょう。

Webデザインの特徴として、閲覧するデバイスによって見え方が異なる点が挙げられます。PCとスマホではデザインをどのように変えているのかを意識するなど、技術的な面も含めてチェックしましょう。

Webデザインを、自分でも作ってみる(ポートフォリオの作成)

Webデザインのトレーニングのために、自分でWebサイトを作ってみるのも1つの方法です。レンタルサーバーは月額数百円から契約できるものがありますので、個人サイトを立ち上げてWebサイトを構築・運営してみましょう。

作ったサイトは、自身のポートフォリオとしても公開できます。URLを送るだけで制作物を見てもらえるので、Webデザインの実務未経験者でも実績としてアピール可能です。

実践を通じて学ぶことで、より実務に近い環境でスキルアップを図ることにもつながるでしょう。

Webデザイン系職種への転職をする際に準備するポイントについて詳しく見る

Webデザイン系職種への転職に、おすすめの転職エージェント

DTPオペレーター・クリエイターからWebデザイナーなどのWebデザイン系の職種へ転職する場合は、幅広い地域で未経験者向けを含めた求人を抱える以下の転職エージェントの利用がおすすめです。

サービス名 特徴

リクルートエージェント
  • 国内の求人数および転職支援実績No.1。企業とのリレーションも強く、強固なサポート体制
  • 「面接力向上セミナー」、「職務経歴書エディタ」等の転職支援ツールも充実
  • サポート対象地域:全国

doda
  • 国内トップクラスの求人数と、担当アドバイザーからの積極的な提案が受けられる
  • 企業からの熱意あるスカウト・オファーメールが届きやすい
  • サポート対象地域:全国

マイナビクリエイター
  • Web・ゲーム・IT業界トップクラスのクリエイター求人数
  • Web・ゲーム・IT業界出身のアドバイザーによる丁寧なサポート
  • サポート対象地域:関東・関西・東海・九州

ワークポート
  • IT・Web系の転職支援に強い。業界未経験からの転職支援にもしっかり対応
  • 担当アドバイザーからの積極的な提案が好評。「未経験から、チャレンジしたい」人の転職におすすめ
  • サポート対象地域:全国
  • 拠点:東京・埼玉・横浜・千葉・仙台・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・札幌

ルート2)Webエンジニア系の職種に進む場合

DTPオペレーター・クリエイターからWebエンジニアに転職するケースを見ていきましょう。

エンジニアと聞くとハードルが高い印象があるかもしれませんが、実は現実的な選択肢の1つです。DTPの知識がどのように活かせるのか、具体的に解説していきます。

Webエンジニア系の職種とDTP業務経験の活かし方

Webエンジニアの業務範囲は幅広く、人材不足 ■コーディングの基礎が分かり、デザインにも詳しい人材は重宝されやすい

Webエンジニアには幅広い業務範囲があります。代表的な仕事内容と求められるスキルレベルの目安をまとめました。

種別 仕事内容 スキルレベルの目安
HTMLコーダー 指示書に従ってコーディング 未経験者〜
マークアップエンジニア SEOやアクセシビリティを考慮してサイトを構築 未経験者〜初心者
フロントエンドエンジニア デザイナーが作成した設計書を元にコーディング 初心者〜中級者
UI/UXエンジニア ユーザビリティに配慮した機能実装を支援 中級者〜上級者
バックエンドエンジニア サーバサイドのシステム構築やデータベースの構築など、ユーザーには見えない部分を構築 中級者〜上級者

HTML・CSSやJavaScriptなどの知識は必須となるものの、求められるスキルは幅広く、未経験から挑戦できる仕事もあるのです。

Webエンジニアは人手不足が深刻化しており、コーディングの基礎が分かり、かつデザインに詳しい人材は重宝されます。DTPで培ったデザインの知識が活かせる職種といえるでしょう。

Webエンジニア系職種への転職をする際に準備するポイント

Webエンジニア系職種への転職で準備するポイント:■HTML・CSS・JSの知識+PHPなどプログラミング言語を学んでおく ■SEO、Webマーケティングの知識がある人は重宝されやすい ■自分でもプログラムを組んでみる(ポートフォリオ作成)
  • HTML、CSS、JSの知識は必須。プラスαでPHPなどのプログラミング言語を学んでおこう
  • SEO、Webマーケティングの知識がある人は重宝されやすい
  • 自分でもプログラムを組んでみる(ポートフォリオの作成)

HTML、CSS、JSの知識は必須。プラスαでPHPなどのプログラミング言語を学んでおこう

Webエンジニアを目指すのであれば、HTML・CSS・JS(JavaScript)の知識は必須と考えてください。

初心者向けの書籍のほか、「Progate」や「ドットインストール」といったWeb講座で学ぶことも可能です。集中して学習に取り組めば、1〜2ヶ月ほどで基礎を一通り習得できるでしょう。

携わる案件によっては、サーバーサイド言語の知識が必要になることも想定されます。
サーバーサイド言語の中でもPHPは初心者向きといわれていますので、プラスαでPHPも学んでおくことをおすすめします。

SEO、Webマーケティングの知識がある人は重宝されやすい

Webサービスなどを運営していくにあたって、ユーザーの獲得は非常に重要なポイントです。
ユーザーの利便性を下げる手法やユーザーに不利益を与える手法は、検索アルゴリズムの評価を下げる恐れがあります。

SEOに関する基礎的な知識を習得しておくことが大切です。

SEOやWebマーケティングに関する知識を兼ね備えているWebエンジニアは、開発現場で重宝される傾向があります。Webマーケティングに関する最新動向も常にチェックしておきましょう。

自分でもプログラムを組んでみる(ポートフォリオの作成)

Webエンジニア実務が未経験であっても、プログラミング経験があれば採用される確率が高まります。最も現実的なのは、「実際に動くプログラム」を自分で作り、ポートフォリオとして提示する方法でしょう。

プログラムといっても、大規模なサービスを構築する必要はありません。たとえば、Twitterに似た簡易的なSNSを作れるスキルがあれば、全くの未経験者よりもはるかに採用されるチャンスが広がるはずです。

プログラミング初心者向けの教材の中には、実際に動くプログラムを作りながら学べるものもあります。
自分の手で組んだプログラムをポートフォリオにすることで、「百聞は一見にしかず」の実績にできるのです。

Webエンジニア系職種への転職をする際に準備するポイントについて詳しく見る

Webエンジニア系職種への転職に、おすすめの転職エージェント

DTPオペレーター・クリエイターからHTMLコーダーやマークアップエンジニア、フロントエンドエンジニアなどのWebエンジニア系の職種へ転職する場合は、以下のエンジニアの転職支援に強い転職エージェントの利用がおすすめです。

サービス名 特徴

ワークポート
  • IT・Web系の転職支援に強い。業界未経験からの転職支援にもしっかり対応
  • 担当アドバイザーからの積極的な提案が好評。「未経験から、チャレンジしたい」人の転職におすすめ
  • サポート対象地域:全国

マイナビITエージェント
  • 業界の最新情報を熟知した専門のアドバイザーによる適切な支援
  • 書類添削、面接対策、企業への推薦紹介、内定後の条件交渉まで一貫して手厚いサポートをしてくれる
  • サポート対象地域:全国

リクルートエージェント
  • 国内の求人数および転職支援実績No.1。企業とのリレーションも強く、強固なサポート体制
  • 「面接力向上セミナー」、「職務経歴書エディタ」等の転職支援ツールも充実
  • サポート対象地域:全国

doda
  • 国内トップクラスの求人数と、担当アドバイザーからの積極的な提案が受けられる
  • 企業からの熱意あるスカウト・オファーメールが届きやすい
  • サポート対象地域:全国

ルート3)出版系の職種に進む場合

DTPと親和性の高い仕事として、出版系の職種が挙げられます。

とくに出版社の仕事を受託する組版所などに勤務していた人は、出版系の仕事へとジョブチェンジしやすいでしょう。DTPの経験を出版系の仕事にどう活かせるのか、具体的に見ていきます。

出版系の職種(編集等)とDTP業務経験の活かし方

出版系の職種には制作・編集・営業がある ■編集者自らDTPを扱うケースもあり経験者は重宝される可能性あり

出版系の職種には、大きく分けて制作・編集・営業(販促)があります。

いずれも出版物を扱う仕事ですので、印刷・出版に関する知識が欠かせません。DTP業務を通じて習得してきた知識が存分に活かせる仕事といえます。

たとえば、DTPを扱ってきた人なら「版面」「ノンブル」「ヤクモノ」といった用語には十分慣れているでしょう。基礎から習得しなければならない未経験者と比べて、大きなアドバンテージとなるはずです。

また、近年はDTPソフトを手軽に扱えるようになったことで、制作と編集の境界は曖昧になりつつあります。

出版社によっては編集者が自らDTPを扱うケースもあるため、DTP経験者は重宝される可能性が高いのです。出版系の仕事は、DTPの経験を活用しやすい職種といえるでしょう。

出版系職種への転職をする際に準備するポイント

出版系職種への転職で準備するポイント:■会社により性質や業務内容は異なるため、企業研究は入念に ■マーケティングやプロモーションの知識も学んでおく ■紙媒体だけでなく、Webの知識があると重宝されやすい
  • 会社によって性質や業務内容は大きく変わる。企業研究を入念に
  • マーケティングやプロモーションの知識も学んでおく
  • 紙媒体だけでなくWebの知識があると重宝されやすい

会社によって性質や業務内容は大きく変わる。企業研究を入念に

ひと口に出版系といっても、扱うジャンルや出版社としての方針によって、携わる仕事の内容や性質は大きく異なります。学術書の出版社とエンタメ誌の出版社では読者層も原稿の依頼先も全く違うため、企業ごとの特徴を把握することが大切です。

「会社四季報」や「業界地図」といった業界情報誌には、大手出版社に関する情報しか掲載されていません。実際には中小・零細の出版社が無数にあるので、書店で実際に刊行物を手に取り、誌面の雰囲気を見ておくことをおすすめします

企業研究 見るべきポイント

企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。

チェック項目 確認ポイント どこで確認するか
事業内容 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する 企業HP
主力商品・サービス その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等
強み・独自性 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す
企業理念 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する
社風・雰囲気 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする インタビュー記事、口コミサイト等
求められる知識・スキル 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する 企業HP、求人票等

また、企業研究は転職エージェントから情報収集するのも有効です。自身で確認していくことへの難しさを感じる方は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。

企業研究のやり方を詳しく見る

マーケティングやプロモーションの知識も学んでおく

出版社のビジネスモデルは独特で、書店に流通する本は「取次」を通じて配布されています。いわゆる「地元の本屋さん」に支えられてきた業界ですが、近年は小規模書店の閉店が相次ぐなど、業界構造が大きく変わろうとしています

今後はAmazonなどEC経由での販売や、SNS・オウンドメディアでプロモーションを仕掛けるケースも増えていくことが予想されます。TikTokで話題の本がベストセラーになっていくように、「本の売り方」そのものが変化しているのです。

既存のビジネスモデルに頼り切ってしまわないためにも、マーケティングやプロモーションを学んでおくことをおすすめします。新しい「本の売り方」を知っておくことで、転職後に即戦力として活躍できる確率が高まるはずです。

紙媒体だけでなくWebの知識があると重宝されやすい

紙媒体中心のビジネスモデルから、Webへと軸足を移しつつある出版社も少なくありません。しかし、紙の本を電子書籍でも販売するなど、紙媒体が主体の事業から脱却しきれていない出版社も多いのが実情です。

今後は出版社によるオウンドメディアの運営など、Webへのシフトがますます加速していくでしょう。

紙媒体だけでなくWebの知識も持っておくことで、活躍の場を広げることができます。Web関連の情報やトレンドについて学び、「Webにも強いDTP経験者」を目指しましょう。

出版系職種への転職をする際に準備するポイントについて詳しく見る

出版系の職種への転職に、おすすめの転職エージェント

出版系は人気職種が多いため、競争率はやや高くなります。
以下の出版系職種の転職支援実績の豊富な転職エージェントの利用がおすすめです。

サービス名 特徴

マスメディアン
  • 業界に精通したコンサルタントによる充実のサポート
  • 「宣伝会議」グループの人脈・情報を駆使して集めた良質な求人
  • サポート対象地域:全国

リクルートエージェント
  • 国内の求人数および転職支援実績No.1。企業とのリレーションも強く、強固なサポート体制
  • 「面接力向上セミナー」、「職務経歴書エディタ」等の転職支援ツールも充実
  • サポート対象地域:全国

doda
  • 国内トップクラスの求人数と、担当アドバイザーからの積極的な提案が受けられる
  • 企業からの熱意あるスカウト・オファーメールが届きやすい
  • サポート対象地域:全国

ルート4)営業職に進む場合

DTPから営業職に転職するのはハードルが高いと感じていませんか?営業職といっても非常に幅広い業種があるため、実はクリエイティブ系の知識・経験が活かせる仕事もあるのです。

DTPの業務経験を営業職に活かすための具体的な方法を確認していきましょう。

営業職とDTP業務経験の活かし方

携わってきた制作物と親和性の高い業界を狙おう ■販売やプロモーションなどの仕事で「何を伝えたいのか」の部分でのクリエイティビティを活かせる

DTPの経験を営業職として活かすとすれば、これまで携わってきた制作物と親和性の高い業界を狙うのがおすすめです。

一例として、広告・メディア業界が挙げられます。チラシやパンフレット、ポスターといった昔ながらの販促物もまだまだ活用されているからです。クライアントが求める販促物の完成形をイメージし、商談を詰めていく過程でDTPの知識・経験が活かます。

営業職の中には、販売やプロモーションがメインの仕事も存在します。制作物を見る人に何を伝えたいのかを考え抜いてきたクリエイティビティは、マーケティング領域でも活かせるはずです。

営業ツールとしてプレゼン資料を作成する際にも、デザインの知識やセンスを発揮できるでしょう。

営業職への転職をする際に準備するポイント

営業職への転職で準備するポイント:■自分の適性や関心分野に合う業種を選ぶ ■ルート営業や新規顧客開拓など、「営業の働き方」もチェック ■営業職の「その後のキャリアプラン」も立てておく
  • 自分の適性や関心分野に合う業種を選ぶ
  • ルート営業や新規顧客開拓等、営業の働き方は様々。企業研究は「営業職の働き方」もチェック
  • 営業職の「その後のキャリアプラン」も立てておく

自分の適性や関心分野に合う業種を選ぶ

営業職は未経験で応募可能な求人が比較的多い職種です。しかし、採用されやすい企業を選ぶよりは、自分の適性や関心分野に合う業種・企業を選ぶほうが採用される確率が高まるでしょう

お客様に製品やサービスを勧めていく際、自分にとって関心の高い商材のほうが成果にもつながりやすいはずです。

扱う商材によって営業先や営業活動の手法は大きく異なります。営業スタイルという観点も仕事選びの基準に加え、転職先を検討していきましょう。

業界ごとの営業の働き方の違い
業界 説明
人材業界 仕事を探している人と、人材を募集する企業とをマッチングする事業です。
主な業務は企業の新規開拓や既存顧客への営業、そのほか企業が求める人材像のヒアリングや、求職者のカウンセリングなどを行うコンサルタント業務もあります。
広告・メディア業界 広告業界は、その名の通り「広告」を取り扱う分野を指します。広告業の営業は、広告を出す「広告主」と広告を掲載する「メディア」との間に立ち、橋渡し的な役割を担います。
メディア業界は、テレビやインターネット、雑誌・新聞などのメディアを通して人々に情報を届ける仕事全般を指します。メディア業の営業は、前述の広告に関わる取引やスポンサーとの交渉等を行います。
インターネット業界 インターネットおよび通信に関わる製品・サービスを取り扱う業界です。インターネット業界の営業では、「広告営業」、「製品・サービス営業(個人向け・法人向け)」といったものがあります。
顧客に製品・サービスの紹介・説明等を行う上でIT・インターネットに関わる知識を求められることも多いです。
不動産業界 不動産(建物や土地)の取引を行います。不動産営業の主な仕事は「物件の仲介」または「販売」です。
オフィスや施設などの物件の仲介や販売を行う法人向け営業と、住まい物件の仲介・販売を行う個人向け営業とがあります。
保険業界 生命保険・医療保険・火災・地震保険等の保険商材を取り扱う分野です。
個人向け営業が多いですが、企業に保険を提案する企業向け営業をメインに活動する企業もあります。

ルート営業や新規顧客開拓等、営業の働き方は様々。企業研究は「営業職の働き方」もチェック

企業研究を進める際には、営業職の働き方もチェックしておきましょう。代表的な営業職の働き方として、次の3点が挙げられます。

  • ルート営業
  • 深耕営業
  • 新規開拓営業

ルート営業と深耕営業では、すでに取引のある得意先を訪問します。深耕営業とは「コンサルティング営業」とも呼ばれる営業手法です。
既存顧客に取引を増やしてもらうようさまざまなアプローチを試み、売上伸長へとつなげます。

一方、新規開拓営業には飛び込み営業が含まれることもあります。短期間で成果を挙げやすい反面、断られても気持ちを切り替えていくメンタルの強さが求められるでしょう。

「営業職」と一括りに捉えるのではなく、自分に合った働き方を実現しやすい企業を選ぶことが大切です。

営業職の「その後のキャリアプラン」も立てておく

業種にもよりますが、若手のうちは営業職として活躍し、ミドル世代以降は次のステップへと進むケースも少なくありません
営業職へのジョブチェンジをゴールに設定するのではなく、先々のキャリアプランも見据えておくことが重要です。

営業職はどの業種においても事業の根幹を支える重要な仕事といえます。別の見方をすると、営業として経験を積むことで次のステップが見えてくるのです。
営業職から転職する場合の具体的なキャリアパスとして、次のポジションが挙げられます。

営業職の代表的なキャリアパス
  • 営業エキスパート
  • マーケティング・プランナー
  • プロデューサー
  • コンサルタント
  • 総務・人事
  • 管理職(組織マネージャ)

今後、自分はどのように働いていきたいのか、10年後・20年後にどうなっていたいのかを思い描いておきましょう。理想とするキャリアパスを明確にしておくことで、職場選びもしやすくなるはずです。

営業職への転職をする際に準備するポイントについて詳しく見る

営業職への転職に、おすすめの転職エージェント

営業職への転職の際は、目指す会社への企業研究を一緒に行ってくれる転職エージェントを味方につけての活動が望ましいでしょう。具体的には、以下営業職への支援実績の豊富なエージェントがおすすめです。

サービス名 特徴

リクルートエージェント
  • 国内の求人数および転職支援実績No.1。企業とのリレーションも強く、強固なサポート体制
  • 「面接力向上セミナー」、「職務経歴書エディタ」等の転職支援ツールも充実
  • サポート対象地域:全国

doda
  • 国内トップクラスの求人数と、担当アドバイザーからの積極的な提案が受けられる
  • 企業からの熱意あるスカウト・オファーメールが届きやすい
  • サポート対象地域:全国

マイナビエージェント
  • 20代~30代前半の若手社会人への転職支援に強み。一人ひとりへの丁寧なサポート
  • 書類添削、面接対策に時間をかけて行ってくれる。応募書類の選考通過率が高い
  • サポート対象地域:全国

パソナキャリア
  • 全国都道府県に支店があり、対面サポートしやすい。丁寧・じっくりのサポートが評判
  • 書類添削・面接対策などのサポートが手厚く、利用者の67.1%が年収アップ!
  • サポート対象地域:全国

まとめ)DTPオペレータからの転職は「スキルの横展開」を意識しよう

今回はDTP・クリエイターから異職種へ転職する方法について解説してきました。DTPで得た知識・経験は想像以上に幅広い業種・職種で応用できると感じた人も多いのではないでしょうか。

これまでに培ってきたスキルや業務経験は、アプローチの仕方しだいでDTP以外の職種でもキャリアアップにつなげられます。ぜひ「スキルの横展開」を意識して、転職活動に臨んでください。

DTP・クリエイターからのジョブチェンジに成功し、次のキャリアへと力強く歩み出せることを願っています。