転職で「良い求人」に出会うには? 企業選びの5つのポイント
[最終更新日]2022/05/10

転職活動を進めるにあたって、「良い求人」を見つけたいと考えるのは誰しも同じでしょう。転職するならできるだけ優良企業を選びたいと感じるのは自然な心境です。
では、どうすれば優良企業かどうかを見分けられるのでしょうか。今回は、良い求人に出会うために意識しておきたい企業選びのポイントについて解説します。
目次
1)企業選びの際に確認すべき5つのポイント
企業選びにおいて、求人情報から得られる情報量は限られています。求人票の情報だけを見て応募を決めてしまうのはリスクが高いでしょう。
良さそうな求人を見つけたら、さまざまな媒体を参照しながら企業研究を深めていくことが大切です。具体的な観点として、次の5つのポイントを確認していきましょう。
企業選びの5つのポイント
どのような事業を行っているか/どのような経営方針を掲げているか

まずは、対象企業の事業内容や経営方針を確認しておきましょう。
企業としてのビジョンや経営理念は、企業ホームページに掲載されているケースがほとんどです。企業情報やIR(投資家向け)情報を確認し、手掛けている事業の具体的な内容や企業としてのスタンスをチェックしていきます。
情報収集を進める中で、自分にとって「ピンとくる」かどうかも重要なポイントです。
親しみや好感を持つことができ、掲げられているビジョンに共感できるようなら、自分に向いている企業の可能性があります。
このパートの主な確認ポイント
- 事業内容:自分にとって親しみや好感を持てるものか
- 経営方針・理念・ビジョン:共感を持てるか
- ビジネスモデル:売上・利益の生み出し方にイメージを持てるか
- 今後の事業展開:期待を持つことができるか
あわせて読みたい
-
- 企業研究の正しいやり方・進め方は?転職に役立つ効果的な会社調査・リサーチ法
- この記事では、企業研究が必要な理由や具体的な進め方についてまとめています。企業研究のやり方が今ひとつ分からない・・・という人は、ぜひ参考にしてください。...
企業規模と成長性

次に、企業の基本情報を詳しく確認していきます。
企業規模や従業員数、本社所在と拠点については、企業ホームページで確認できます。
企業の売上・利益(成長性)について知るには、企業ホームページのIR情報、または有価証券報告書を確認します。上場企業であれば有価証券報告書の公表が義務づけられていますので、ネットで探すこともできるでしょう。
非上場企業であれば、決算公告を参照するか、会社四季報などの企業情報誌を参照する方法があります。
とくに業績については直近の決算内容だけでなく、数年間分を確認して業績推移を把握しておくことが大切です。
また、企業の成長性については、同業界の競合他社と比較しながら見ることをおすすめします。
一見高い売上・利益を出しているように見えても、業界全体で好景気だったからということもあるからです(または、その逆もあります)。
このパートの主な確認ポイント
- 企業規模:従業員数(雇用形態)、年齢層、男女比、部署ごとの人員数
- 本社所在と拠点:勤務地となる職場はどこになるか
- 売上・利益:ここ数年間の売上・利益の推移は好調か
- 業績をけん引している事業・プロジェクト:どの領域で売上を創出しているか
- 競合他社との比較:自社が優れている点はどこか、また課題点はどこか
あわせて読みたい
-
- 「成長できる会社で働きたい!!」企業選びのポイント、注意点は?
- 転職先に、「社会人として成長できる企業」を望む人も多いでしょう。しかし、何をもって「成長」とするのかは人によって様々です。この記事では「成長できる企業の選び方のポイント・注意点」について解説します。...
業務内容が自身のキャリプランに合っているか

たとえ対象企業の業績が好調でも、実際に入社して担当する業務内容が自分に合っていなければ「良い企業」とはいえません。
求人情報に記載される仕事内容はもちろんのこと、扱っている商品・サービス内容から業務内容を推測しておきましょう。
企業によっては、自社ホームページに従業員のインタビュー記事を掲載していることがあります。
実際に働いている方々の声を知ることで、自分が就業する場合のイメージをつかみやすくなるはずです。
また、多様なキャリアパスがあるか、自分が活躍できそうな領域があるか、組織図や部署異動の前例の有無についても可能な限り調べておきましょう。
このパートの主な確認ポイント
- 業務内容:現在のスキル・経験で対応できるか。成長できる要素はあるか(キャリアプランに合うか)
- 商品・サービス:どんな知識が求められるか。また、興味・関心を持ち続けられそうか
- 現在働いている人:インタビュー記事等で、その人の様子やタイプを確認できるか
- キャリアパス:5年後、10年後でも活躍できる領域がありそうか。また、そのイメージを持てるか
福利厚生は充実しているか/昇給・キャリアアップがしやすいか

福利厚生が充実している企業の多くは、求人情報で積極的に自社の制度をアピールしています。
とくに企業が独自に定める法定外福利厚生が充実している企業は、社員を大切にしている可能性が高いでしょう。
求職者にアピールできる要素がない場合、「社会保険完備」「有給休暇制度あり」などの法定事項を記載していることがあります。また、産休・育休などの制度があれば、取得実績があるかどうかも確認しておくことが大切です。
他にも、研修制度や人事評価には企業のスタンスや考え方が表れていることがあります。社員の成長を積極的に支援している企業かどうか、学びやスキルアップの面からも福利厚生をチェックしておきましょう。
このパートの主な確認ポイント
- 福利厚生制度:法定福利厚生、法定外福利厚生それぞれ何があるか
- 残業:残業手当はどのように支払われるか。また、社員の平均残業時間はどの程度か
- 休暇制度:休日・休暇が取りやすい環境か
- 働きやすさ:出産・育児や介護支援制度はあるか
- 育成:研修制度は整っているか 定期的に学びの場が提供されているか
- 評価・昇給制度:評価制度はどのようなものか 各階層のモデル年収はどうか
あわせて読みたい
-
- 福利厚生・労働条件は、転職時に必ずチェックを。誤解しているとマズい!?
- 勤務時間帯・休日休暇・諸手当・福利厚生など、求人情報をチェックする際に誤解しやすいポイントについて、詳しくまとめています。誤解したままで、入社後に深刻なミスマッチが起こらないよう、参考にしてみてください。...
社風が自身の性格に合っているか/入社後すぐに馴染めそうか

良い企業・良い求人の条件として、社風が自分に合っているかどうかも重要な観点です。
組織には性格や雰囲気に共通点のある人が集まることもめずらしくないので、自分が馴染めそうな環境か知っておく必要があります。
社風や会社の雰囲気を知る手がかりとして、求人情報の「求める人物像」をよく確認しておきましょう。また、従業員の平均年齢や男女比からも、会社の雰囲気を垣間見ることができる場合があります。
より実態に近い情報を得るには、口コミサイトをチェックするのも効果的な方法です。実際にその企業で働いたことがある方々の感想が掲載されていますので、感想の傾向や件数を見ることで社風を知る手がかりになります。
このパートの主な確認ポイント
- 企業理念・行動指針:共感できる内容か。また、ここで成長・活躍したいと思えるか
- 企業の求める人物像:どのような人物像が求められているか。また、自身との適応性はどうか
- 従業員の年齢層・男女比:年齢層、男女比に偏りはあるか。また、どの層が多いか
- 働きやすさ・職場の雰囲気:現従業員から、どのような感想・声があるか
2)ミスマッチを防ぐためにやっておくべきこと
企業の基本情報を収集し終えたら、次に取り組んでおきたいのがミスマッチを防ぐための対策です。
職場や仕事内容の「合う・合わない」は、入社してみないと分からない部分も少なからずあります。しかし、事前に対策を講じておくことでミスマッチが生じる確率を抑えることもできるのです。
次に挙げる3つの対策を講じることで、入社後のミスマッチをできる限り防ぎましょう。
「譲れない条件」を明確にしておく

転職先に求める条件は複数あるはずですが、それらの中で「譲れない条件」を絞り込んでおきましょう。
どんなに良い会社だったとしても「この条件を満たしていなければ入社しない」という条件を決めておくのです。一例として、次のうち自分が何を重視して転職先を選びたいのか、明確にしておくことをおすすめします。
「譲れない条件」の例
- キャリアアップが実現できるか(昇給・昇進・スキルアップなど)
- ワークライフバランスを実現できるか(家庭との両立・プライベートの充実など)
- 職場環境や社風が自分に合っているか(トップダウン/ボトムアップのどちらが向いているか、など)
最も重要視する条件が決まれば、企業探しの軸が定まり求人検索の効率も高まるはずです。転職先を選ぶにあたって「これだけは譲れない」という条件を決めておきましょう。
あわせて読みたい
-
- 転職活動で迷わないために。 転職の「軸」の見つけ方
- 転職活動で、「だんだん何を目指せばいいか分からなくなってきた…」という人は多いと思います。転職活動で迷わない為の「転職の軸」について、お伝えしていきます。転職活動を始めようと思っている人や、始めたばかりという人はぜひ参考にしてください。...
調べても不明な点は面接の場で確認する

調べられる範囲の情報で疑問点や不明点が解消されない場合は、面接の場で質問しましょう。具体的な仕事の進め方や人事考課の基準など、直接聞かなければ分からないことも数多くあるはずです。
たとえば、求人情報に「公平な評価制度」と記載されていたとして、公平の意味合いは企業ごとに異なります。成果を重視して評価することが公平と捉える企業もあれば、プロセスも含めて評価したほうが公平と考える企業もあるのです。
上の例であれば、面接で「成果以外にプロセスも評価基準に含まれますか?」と聞いておくとミスマッチを防ぐことに役立ちます。
企業としても自社の方針に共感してくれる人材を採用したいはずですので、曖昧な点は事前に確認しておくに越したことはないのです。
ただし、十分に企業研究を行っておかないと、ホームページに書かれていることを面接の場で聞いてしまう恐れがあります。企業研究が不十分であることが露呈してしまうのを防ぐためにも、十分な企業研究を行っておくことが大切です。
情報収集は転職エージェントも有効に活用する

情報収集と面接での質問で全ての疑問点が解消されるのが理想ですが、現実的にはそうもいかないことは十分に考えられます。
なぜなら、事前に得ておきたい情報が核心的であればあるほど、直接聞きづらいシビアな情報となりがちだからです。
顕著な例として、給与条件や職場の人間関係が挙げられます。賞与や各種手当を含めた実際の給与条件は、面接の場で詳しく聞きづらいと感じる人が少なくありません。
また、職場の人間関係に関しても実態がどうであるかは入社してみないと分からない部分が大きいのです。
こうしたシビアな情報については、第三者から情報を得るとより確実です。
転職エージェントを通じて企業情報を得ることで、より客観的な情報をキャッチできます。たとえば「競合他社と比べて適正な給与水準か」「職場の雰囲気は良さそうか」といったことは、企業と接点のある転職エージェントだからこそ得られる情報なのです。
3)サポート品質に定評のあるおすすめ転職エージェント

転職エージェントには大きく分けて「総合型」と「特化型」の2種類があります。
総合型エージェントは大半の業種・職種の求人を扱っており、希望する仕事内容を問わずほとんどの人が利用できるのが特徴です。全国展開しているサービスも多く見られ、豊富な転職実績を持つサービスも少なくありません。
一方、特化型エージェントは特定の業界・職種の求人を専門に扱っています。「エンジニア専門」「金融業界専門」といったように、高度な専門知識を持つアドバイザーに転職を支援してもらえるのが特徴です。
総合型・特化型エージェントのそれぞれの強みについて、より詳しく見ていきましょう。
「求人が多い・実績が豊富」総合型転職エージェント
総合型転職エージェントには、多くの求人を保有し豊富な転職支援実績を持つサービスが数多く見られます。登録者・利用者の数も多く、いわゆる大手サービスとして信頼を寄せられているのです。
一方で、在籍アドバイザーは特定の業種・職種への転職支援を得意としているわけではありません。専門性の高い職種の場合、アドバイザーの知識がやや物足りないと感じることもあり得ます。
リクルートエージェント|国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントの特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
保有求人数 | 約40万件(2022年3月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
![]() 職務経歴書エディタ |
テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
![]() 面接力向上セミナー |
企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2021年9月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
一方のリクルートエージェントのデメリット・注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、マイナビエージェント(若手社会人向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)にも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
あわせて読みたい
-
- リクルートエージェントの特徴とおすすめの人は?登録前に知っておきたいメリット&デメリット!
- リクルートエージェントは「書類審査や企業面接が不安」という人や「なるべく早く転職したい人」という人に特におすすめの転職エージェントです。この記事ではリクルートエージェントの特徴とメリット・デメリット、サービス利用者からの評判について紹介していきます。...
doda|幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaの特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
保有求人数 | 約17万件(2022年3月現在) |
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は常時10万件以上、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
dodaの活用メリットとおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
また、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあるでしょう。
![]() 年収査定 |
これまでの経歴からあなたの適正年収を算出。 自身の市場価値を知りたい人におすすめ。 |
---|---|
![]() キャリアタイプ診断 |
120問の質問に答えることで、自身の「性格」や「向いている仕事スタイル」、「向いている企業風土」などがわかる。所要時間は10分程度。 |
![]() 転職タイプ診断 |
自身が仕事に対してどんなことを大切にしているか、また、今の仕事への満足度などを可視化することができる。 自己分析・適職探しにも役立つ。 |
![]() エゴグラム適職診断 |
50問の設問に回答することによって、自身の性格と「適職」を診断してくれる。 |
![]() doda転職フェア |
多くの企業が出展する転職イベント。 企業の担当者に直接話を聞ける機会がある。 ※現在は新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオンライン中心で開催されている(2022年1月) |
一方のdodaのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といったベテラン層が厚いと評判の転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- dodaの特徴とおすすめの人は?登録前に知っておきたいメリット・デメリット&活用法!
- dodaのサービスの特徴と、実際の評判、メリット・デメリット、dodaを最大限有効活用する方法について詳しく解説します。記事を読めば、dodaが利用すべきおすすめのサービスかの判断と、具体的な活用イメージを持つことができるでしょう。...
マイナビエージェント|じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い
マイナビエージェントの特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
保有求人数 | 約7万件(2022年3月現在) |
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。
マイナビエージェントの活用メリットとおすすめポイント
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

引用元:マイナビエージェント公式HP
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヶ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
一方のマイナビエージェントのデメリット・注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- マイナビエージェントの特徴と評判は?登録前に知っておきたいメリット・デメリット&活用法!
- マイナビエージェントのサービスの特徴と、実際の評判、メリット・デメリット、そのほか20代、30代、40代以降それぞれのおすすめの人と活用ポイント・注意点をまとめています。記事を読めば、あなたにとってマイナビエージェントが利用すべきおすすめのサービスか解るでしょう。...
パソナキャリア|全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる
パソナキャリアの特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
保有求人数 | 約4万件(2022年3月現在) |
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、「こちらの相談に対して、じっくり聞いてくれた」という評価をする転職者の方は多いです。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面サポートもしやすいエージェントです。
パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
そうした背景もあり、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しているといいます(※公式サイトより)。

引用元:パソナキャリア公式サイト
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人には特に心強いパートナーとなるでしょう。
一方のパソナキャリアの注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- パソナキャリアの特徴とおすすめの人は?メリット・デメリット、効果的な活用法を紹介
- パソナキャリアの利用を検討している方へ、サービスの特徴やメリット・デメリット、利用者からの評判・口コミについて解説しています。あなたに合うサービスかどうか、この記事を読めば判断がつくでしょう。 ...
type転職エージェント|東京・神奈川・埼玉・千葉で年収アップしたい人におすすめ
type転職エージェントの特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
拠点 | 東京 |
保有求人数 | 約17,000件(2022年3月現在) |
type転職エージェントは株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。同社の創業は1993年と、人材事業としては老舗の部類に入る企業として知られています。
長年にわたり人材サービスを提供してきた実績は、転職支援実績の豊富さや企業との信頼関係の強さとなって表れています。実際、type転職エージェントを活用して転職に成功した人の71%が年収アップを実現しているのです。
また、ひとりひとりの経歴と志向に合わせてのサポート・アドバイスが得意という評価が多く、とくにIT業界への転職支援を強みとしています。
東京・神奈川・千葉・埼玉で、転職によって年収アップを図りたい人、「自分のこれからのキャリアについて相談したい」という人は、type転職エージェントのサービスがフィットしやすいでしょう。
type転職エージェントの活用メリットとおすすめポイント
type転職エージェントでは、面接対策をした場合としなかった場合とでは、対策をした方がおよそ12%通過率が高くなるというデータが出ています(※公式サイトより)。
これは老舗ならではの企業とのパイプが太いことと、転職者とのヒアリングや面接対策を丁寧に行うことによって、転職者と企業とのミスマッチを防ぐことができている結果と言ってよいでしょう。
「他の転職サービスではあまり良いアドバイスがもらえなかった」という方も、type転職エージェントを試してみると良いかもしれません。
一方のtype転職エージェントのデメリット・注意点は、職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- type転職エージェントがおすすめの人は?評判から活用法まで詳しく紹介!
- 「type転職エージェントのサービスってどうなんだろう?」と気になっていませんか。この記事では、type転職エージェントのサービスの特徴やメリット・デメリット、利用者からの実際の評判・口コミについて解説しています。記事を読めば、あなたに合うサービスかどうか判断がつくでしょう。...
「特定の業界・職種へのサポートに強い」特化型転職エージェント
特定の業界・職種へのサポートに強く、アドバイザーの深い知識と豊富な経験が期待できるのが特化型エージェントの特徴です。
たとえば、IT・Web系の特化型エージェントであれば、開発言語や開発環境など実務に踏み込んだアドバイスを得られるでしょう。
ただし、特化型エージェントは総合型エージェントほど規模が大きくなく、対応エリアが限られているケースがあります。地方での転職支援には対応していないケースもありますので、対応エリアを事前によく確認しておくことが大切です。
分野 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
IT・Web | ![]() マイナビITエージェント |
■手厚いサポートを受けたい全国のITエンジニアの転職におすすめ
|
![]() レバテックキャリア |
■都市部でキャリアアップを目指すITエンジニアの方におすすめ
|
|
20代・若手 | ![]() マイナビジョブ20's |
■20代のはじめての転職、正社員経験の浅い人におすすめ
|
![]() JAIC(ジェイック) |
■20代~30代前半のフリーター・既卒・若手社員におすすめ
|
|
![]() 就職Shop |
■20代のフリーター・既卒・第二新卒におすすめ
|
|
ハイクラス | ![]() JACリクルートメント |
■キャリアプランについてじっくり相談したい人におすすめ
|
![]() リクルートダイレクトスカウト |
■年収700万円以上の転職を目指す全国の転職者におすすめ
|
|
![]() ビズリーチ |
■ハイクラス層向けのスカウト・オファーが欲しい転職者におすすめ
|
|
マスコミ | ![]() マスメディアン |
■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
|
アパレル | ![]() クリーデンス |
■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
|
経理・財務、人事、管理業務 | ![]() ジャスネットキャリア |
■会計、税務、経理・財務分野の転職におすすめ
|
![]() MS-Agent |
■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
|
|
外資系 | ![]() ランスタッド |
■製造業・ものづくり業、医療機器・医薬品業界の好条件求人が豊富
|
![]() エンワールド |
■質の高いグローバル求人を提案してもらえる
|
|
![]() ロバート・ウォルターズ |
■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
|
|
製造系エンジニア | ![]() メイテックネクスト |
■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
|
介護 | ![]() きらケア |
■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
|
![]() かいご畑 |
■はじめて介護職を目指す人、資格取得を検討中の人におすすめ
|
あわせて読みたい
-
- 【2022年】転職エージェントおすすめ14選+α実際の評判と有効活用法
- 「転職エージェント選びで失敗したくない」「有効活用するコツを知りたい」という方向けに、この記事では転職エージェントの有効活用法と、おすすめする転職エージェントとその特徴、実際の評判・口コミを解説します。 ...
まとめ)自分にとっての「良い求人」の基準を決めておこう
今回解説してきた通り、良い求人の条件には2つの側面があります。1つは「一般的に良い企業といえるか?」という点、もう1つは「自分にとって良い企業といえるか?」という点です。
前者は企業研究、後者は自己分析によって定めていくべき基準といえます。
本記事で紹介した企業選びの確認ポイントとミスマッチの対策を参考に、ぜひ「良い求人」に出会える確率を高めてください。着実に転職準備を進めることで、良い求人に出会える瞬間が必ず訪れるはずです。