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就職・転職時に「やりたいことが見つからない」場合はどうする?自分らしい働き方の見つけ方

[最終更新日]2022/10/26

やりたいことがみつからない「それってだめなの?」自分らしい働き方の見つけ方

就職・転職するにあたって「やりたいことが見つからない」と困っていませんか?

自分がどんな仕事をしていきたいのか、やりたいことや目指したいものが見つからないのは良くないことでは?と悩んでいる人もいるかもしれません。

目次

1)仕事で「やりたいこと」が見つからなくても、問題はない

やりたいことがなくとも自分に合った働き方を見つけることはできる

はじめに伝えておきたいのが、仕事で「やりたいこと」が今現在見つからなくても、特段問題はないということです。

つまり、やりたいことがなくとも自分に合った働き方を見つけることはできます。

一方で、多くの自己啓発書では「仕事探しの際は、まず『自分のやりたいこと』を探求しましょう」といったことがよく書かれています。
「やりたいことがなくても良い」と言われると、かえって違和感を持つ人もいるかもしれません。

なぜやりたいことがなくとも問題ないのか、詳しく説明していきましょう。

人の仕事への接し方には、大きく「to do型・being型」の2つのタイプがある

何をするのか、何を成し遂げるのかといった「行動」を重視するタイプ→to do型  どんな心境で働くか、どう感じるかといった「状態」を重視するタイプ→being型

人の仕事への接し方には、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  • to do型:何をするのか・何を成し遂げるのかといった「行動」を重視する人
  • being型:どんな心境で働くか、どう感じるかといった「状態」を重視する人

──あなたは、どちらのタイプにより近いかと感じられるでしょうか。

「やりたいこと」を明確にしやすいのはto do型の人のです。
先に挙げた自己啓発書の「まず『自分のやりたいこと』を探求しましょう」というメッセージは、主にto do型の人を対象としていると言えます。

一方のbeing型の人は「こと・もの」よりも「人から感謝されること」や「没頭できること」といった状態を重視しますので、具体的になにをすべきかが明確にしにくいこともあります。
言い換えれば、「being型の人は、明確にやりたいことがなくとも仕事に専念できる」ということです。

「やりたいこと」が明確になりやすいのはto do型の人。being型の人は「状態・働き方」重視

to do型の人とbeing型の人どちらが多いかというと、「being型の人が圧倒的に多い」といいます。
また、to do型とbeing型に優劣の差はありません。あくまで人としての「タイプ」の違いです。

もし「やりたいこと」が明確になっていないとしても、焦ったり卑屈になったりする必要はありません。
その場合は「自分はbeing型の可能性がある」といちど探ってみるとよいでしょう。そのうえで、あなたならではの望ましい状態・働き方を模索していけば良いのです。

2)「やりたいこと」がないままで、どうやって自分に合った働き方を見つける?

では、やりたいことが明確にない状態で、どうやって自分に合った働き方を見つけていけばよいのでしょうか。

ここからは、先に触れたto do型・being型の概念も交えつつ、働くうえでの幸福度の観点から考えていきましょう。

仕事の幸福度を高める5つの要素

「いま、充実している、幸せだ」という状態や心境を決定づける要素には、主に次の5つがあるといわれています。

  • ポジティブ感情…「嬉しい・面白い・感動した・希望を持てる」などのポジティブ感情
  • 没頭…物事への積極的な関わり。時間を忘れてなにかに熱中して取り組むこと
  • 他者との良い関係性…人との関わり合い、信頼関係や相互支援など
  • 意味や意義の自覚…自分は何のために生きているのか、自分ともっと大きなものとの関係を意識する
  • 達成・成功…何かを達成する
●ポジティブ感情…「嬉しい・面白い・感動した・希望を持てる」などのポジティブ感情 ●没頭…物事への積極的な関わり。時間を忘れてなにかに熱中して取り組むこと ●他者との良い関係性…人との関わり合い、信頼関係や相互支援など ●意味や意義の自覚…自分は何のために生きているのか、自分ともっと大きなものとの関係を意識する ●達成・成功…何かを達成する

上記の5要素は、働く際にも当てはまります。
働いていて充実している・幸福感があるという場合、これら5つの要素のいずれか(またはすべて)が満たされているということです。

また、重視される要素は人によって様々です。

たとえば、「職場の人間関係を大切にしたい」という人は、「良質な関係性」を重視するタイプといえます。

「好きなものに打ち込みたい」という人は「没頭」タイプに多いでしょう。

「いずれ起業したい」「年収1、000万円を得たい」という明確な目標を持つ人は「達成・成功」タイプの人が多いでしょうし、「今の仕事は誰のために役立っているのだろう?」「もっと世の中に貢献できる仕事をしたい」という想いを人並み以上に強く持つ人は「意味・意義の自覚」タイプの人に見られます。

先に挙げたto do型・being型でいえば、「達成・成功」タイプはto do型の人に多いです。
それ以外のタイプはbeing型が多くなります。

さきに「to do型よりもbeing型の方が多い」とお伝えしたのは、幸福度を決定づける要素においてbeing(状態)タイプの要素を重視する人が多いからです。

──さて、ここでいちど考えてみてください。

「ポジティブ感情」・「没頭」・「他者との良い関係性」・「意味や意義の自覚」・「達成・成功」──これらのうち、あなたは働くうえでどの要素を高めたいでしょうか。または、大切にしていきたいでしょうか。

3)自分らしい働き方の見つけ方|タイプ別に紹介

ここからは、自分らしい働き方の見つけ方について、以下の5タイプ別に紹介します。
自分にとって一番近いと思えるタイプから、チェックしてみてください。

ちなみに、上記について「複数ある」という人もいるでしょう。
その場合は、とくに重視したい要素から順に確認してみてください。

① 「ポジティブ感情」を重視したい人の、自分に合った働き方の見つけ方

モチベーショングラフを作ることで強みを発揮しやすい場面や分野がより見えやすくなる

ポジティブ感情から自分に合った働き方を模索する場合、自身の感情の傾向を知っておくことが欠かせません。その際に役立つのが「モチベーショングラフ」の作成です。

モチベーショングラフとは過去の行動や感情を振り返り、そこから自身のモチベーションの源泉を捉えていくという自己分析の手法のひとつです。

モチベーショングラフの例

モチベーショングラフは下図のように、ある期間中のモチベーションの推移を時系列で表し、それぞれの時期のモチベーションを決定づけていた環境や背景を記していきます。

モチベーショングラフの例

次に、モチベーショングラフを見ながら自身のポジティブ感情が高まる要因を考えていきます。上の例では、次のように捉えることができるでしょう。

  • 「目に見える・形になるものを手掛けるときにポジティブ感情が高まりやすい」
  • 「気の合う仲間との協働作業が好きだ」

こうした自身の傾向を知ったうえで、自分に合った働き方を探求していくのです。

たとえば上のモチベーショングラフの人の場合、Web制作やものづくりエンジニアなど、チームで商品やサービスを手掛けるクリエイティブ職が向いていると言えそうです。

② 「没頭」を重視したい人の、自分に合った働き方の見つけ方

過去を振り返って没頭しやすい状況・要素を知り、その状態を追体験できそうな働き方を模索する

自分に合った働き方を見つける際に、「没頭」を重視する場合は簡単でしょう。

過去に没頭した経験を振り返って、その状態を追体験できそうな働き方を模索していくのです。

没頭しやすい状況・要素を知る

没頭していることを「フロー状態」と表現されることがありますが、フロー状態に入る条件として重要となるのが「スキルレベル」と「挑戦レベル」です。

たとえば「絵を描くのが好きで、よく没頭する」という場合、仕事においても没頭できるかどうかは以下の2点に関わるでしょう。

  • スキルレベル:自身の絵を描く技量は充分にあるか
  • 挑戦レベル:仕事で求められるアウトプットレベルは、適度な緊張感をもって臨めるものか(自分にとって簡単すぎず、また達成困難なほど難しいことはないか)
充分なスキルレベルと過度な挑戦レベルがないと、フロー状態にならない

自身のスキルレベルが不十分な状態で挑戦レベルが高いと、人は不安を感じるものです。反対に、スキルレベルが十分に高い一方で挑戦レベルが低い場合はリラックス状態になりやすい傾向があります。

没頭できる対象があっても、「仕事にすることは難しそうだ」という人も少なくないでしょう。
その場合は、対象の抽象度を上げてみることで、自分に合った仕事を見つけられることがあります。

たとえば、「小説を書くことに没頭できる」という人で、「文章を書いたり、そのために調べたりするのが好き」という場合は、Webライターやコピーライターという仕事を候補にすることができるでしょう。

③ 「他者との良い関係性」を重視したい人の、自分に合った働き方の見つけ方

対顧客、対社内、対チーム、対上司など特に重視する関係性はなんであるか、自分らしく働けそうな関係性を見出す

「他者との良い関係性」を重視した働き方を目指す場合、とくに重視する関係性は何であるかを見極めることが大切です。

たとえば、人間関係と一口に言っても「対顧客」「対社内」「対チーム」「対上司」「対部下」など、さまざまな切り口が存在します。自身が最も心地よいと感じ、自分らしく働けそうだと思える関係性を見出していきましょう。

例1:対顧客の関係性を重視するタイプの人の場合

  • 自分が誰かの役に立っていると実感しながら働きたい
  • サービスや製品を提供した結果「ありがとう」と言ってもらいたい
  • ビジネスを超えて価値を共有できる相手と仕事をしたい
  • 販売や提案営業など、「モノやサービスを提案する」「新たな価値を相手に提供する」仕事が適している可能性

例2:対社内の関係性を重視するタイプの人の場合

  • 不特定多数ではなく身近な人の役に立ちたい
  • 親切で人柄の良い同僚と一緒に仕事をしたい
  • 長年にわたってじっくりと関係性を築いていきたい
  • 総務や人事など、「社内の環境を整える」「相手を知ることでより良い仕事ができる」バックオフィス業務が適している可能性

例3:対チームの関係性を重視するタイプの人の場合

  • 自分に与えられた役割やミッションが明確な環境で働きたい
  • 人と協働して成果を挙げていくことに喜びを感じる
  • 人間関係が固定化されるより、ある程度は流動的なほうが好き
  • 編集、ディレクター、エンジニアなど、プロジェクト単位で活動する仕事が適している可能性

もちろん、これら以外にもそれぞれのタイプに合う職業は多数あります。
気になった職業からその仕事内容を調べていって、どのような関係性を育まれそうかをイメージしながら自分に合う働き方を模索していくのがよいでしょう。

④ 「意味や意義の自覚」を重視したい人の、自分に合った働き方の見つけ方

自分にとっての働く意味・意義を言語化して、自身の価値観と親和性が高い業種・職種・企業に当てはめていく

「意味や意義の自覚」から働き方を考える際は、自分にとっての働く意味・意義を言語化することが欠かせません。

ですが、「私が働く意味・意義とはなんだろう」とは、なかなか答えの出にくい問いです。
適当に答えを出してしまっては、結果として自分に合っていない働き方を選んでしまうことにもなりかねないでしょう。

そこで、ここでは意味・意義の言語化のひとつの手法である「行動指針(ミッション・ステートメント)」について紹介します。

行動指針(ミッション・ステートメント)を作成する

行動指針(ミッション・ステートメント)はよく企業で設けられていますが、個人的な使命や価値観を明確にする際にも役立ちます。具体的には次の手順で作成を進めます。

手順 やること
1.半生を振り返る これまでに印象的だった出来事や、自身にとって転機となった体験をピックアップしていく。
2.キーワードを抽出する 自分にとって重要度が高い・大切にしたい価値観に近いキーワードを選ぶ。
3.自分の役割を言語化する 選んだキーワードの共通点や類似点を見つけ、自分の役割にぴったりくる言葉を考える。
4.言語化した役割について、具体的な行動を書き出す 言語化した役割を具体的に行動に移していくために、何ができるかを考える。

以下は、私が20代の頃作成した行動指針(ミッション・ステートメント)です。

ミッション・ステートメントの例:●想像と創造の楽しみ、喜びを大切にする。 ●やらずに済ますのではなく、体験して学ぶ。失敗を恐れない。 ●相手のことを知る。そのうえで相手にとってどんな自分でいるとよいかを考えて接する。

ミッション・ステートメントに決まった書き方はないので、文章として書き出しても箇条書きにしても問題ありません。
ただし、あまり長すぎる文章にすると意味・意義がぼやけてしまうので、できるだけ短い言葉にまとめるようにしましょう。

自身の価値観に合った業種・職種・企業に置き換える

ミッション・ステートメントで抽出した自身の価値観を、業種・職種・企業に当てはめていきましょう。

たとえば、自身の使命が「人に共感し、相手にとって役立つ行動を起こしていくこと」であれば、営業やコンサルティング、販売といった職種は親和性が高いでしょう。

あるいは、「共感」や「顧客とのつながり」といったキーワードが企業理念や経営方針に含まれている企業を探すことで、自分と価値観の近い企業に出会える確率が高まります。

⑤ 達成から働き方(やりたいこと)を見出す方法

達成できる見込みの高いゴールを定めたり、より普遍性の高い達成目標を掲げ、実現できそうな仕事を探していく

達成・成功を重視した働き方をしたい人は、すでにやりたいこと・取り組んでみたいことが決まっているケースも多いでしょう。
その目標を実現できそうな仕事を探していくことで、適職に出会える可能性があります。

ただし、達成したい目標があまりにも大きすぎて実現できるイメージが湧かない・燃え尽き症候群に陥ってしまうといったことがないよう注意が必要です。
より手近で達成できる見込みの高いゴールを定めたり、より普遍性の高い達成目標を掲げたりすることで、転職・就職という手段によって達成可能な目標にするとよいでしょう。

たとえば「教育業界を変革したい」という目標はあまりにも深遠であることから、実現するイメージが湧きにくいかもしれません。
この場合は「社会人の学び直しに貢献できる仕事がしたい」「受験産業以外の事業に携わってみたい」といった具体的な目標に置き換えることで、転職・就職先を見つけるヒントになるはずです。

4)自分に合った働き方が見えてきたら、キャリアプランを作ってみよう

まずはキャリアビジョンを描き、実現するためのキャリプランを立てる ●キャリアビジョン:「こういう働き方をしたい」という未来のイメージ ●キャリアプラン:キャリアビジョンを実現するためのプランニング

自分に合った働き方(やりたいこと)が見えてきたら、それをもとにキャリアビジョンキャリアプランを作ってみましょう。

キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージをより明確化(言語化)したものです。
そして、キャリアプランとは、そのイメージを実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように時系列に落とし込むことによって考えを整理しやすくなります。

キャリアビジョンとキャリアプランの記入例

キャリアビジョンの作成シート

キャリアビジョンとキャリアプランは、近い未来についてはやや具体的に、遠い未来については抽象度を高めて作ることです。

「この業種・職種で働く」という書き方よりも、「こういう働き方・活躍がしたい」という書き方の方が、イメージを持ちやすく、かつ就職・転職を考えた際の候補も広げやすくなります。

これから就職・転職をする人はキャリアビジョン・プランの内容をもとに最初の一歩を考える

これから就職・転職をする人は、キャリアビジョン・キャリアプランを作成したのちに今回のアクションがその一歩になるための「方針」を掲げます。

キャリアビジョンが実現できる働き方とは?→その解を、「転職方針(転職の軸)」にする

就職・転職の「方針」を持っておくことによって、自分が直近に実現したい働き方がより明確になります。
また、求人選びや優先度整理の際に迷いのない選択がしやすくなり、ミスマッチ転職のリスクを軽減できます。

まとめ)「やりたいこと」よりも「こんな自分でありたい」を意識したほうが、自分に合った働き方を見つけやすい

ここまでの内容を、まとめてみましょう。

  • 仕事で「やりたいこと」が今現在見つからなくても、特段問題はない
  • 人の仕事への接し方には、「to do型」と「being型」の二つがある
  • being型は、やりたいことよりも「状態」重視。自分が望む状態を見出すことで、自分に合った働き方を見つけられる
  • 人の幸福度を高める要素には、「ポジティブ感情」・「没頭」・「他者との良い関係性」・「意味や意義の自覚」・「達成・成功」の5つがある
  • 自分に合った働き方を探す際は、上の5要素からとくに重視したいものを見出して、そこから探求していくと見つけやすい

皆さんの中には、「自分にはやりたいことがない」「就きたい仕事が不明確」と感じ、内心焦っていた人もいるかもしれません。しかし、「やりたいことが見つからない」のは決して悪いことではなく、単にbeing型のタイプであることも十分に考えられるのです。

あまり思い詰めず、自分に合った働き方を見つける方法は必ずあると捉えるのがよいと思います。

自分らしい働き方を見つけたいと感じている時点で、すでに皆さんは適職に出会うための道を歩み始めています。

今回解説してきた「自分らしい働き方」を見つける方法を参考に、ぜひ今後のキャリアを見通すヒントを手にしてください。

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