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Uターン転職のメリット・デメリットは?「地方で働きたい!」人の失敗しない4つの準備

[最終更新日]2024/03/14

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Uターン転職のメリット・デメリットは?「地方で働きたい!」人の失敗しない4つの準備

近年、地方へのUターン、Iターン転職を希望する人の数は増加傾向にあります。
ですが、「地方勤務にはあこがれるけど、慣れない土地で暮らしていけるのかな」「そもそも求人が無いのでは?な」ど、なかなか一歩が踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。

目次

「都会から地方へ移住し、同時に転職をすること」は、大きく分けて2つの形態があります。

  • Uターン転職
  • Iターン転職(地方転職)

ひとつは「Uターン転職」で都会から出身地へ移動することです。
もう一つは簡明に「地方転職」(Iターンともいいます)で、自分には縁もゆかりもない土地へ引っ越して転職することを指します。

ともに、快適な居住環境や職場を求めて、都会を離れることです。

Uターン転職、Iターン転職を検討する人は年々増えてきている

当サイト「みんなの転職体験談」でのアンケートによると、「都会と地方のどちらに転職したい?」の質問で「地方」と答える人が50%と、都会と答える人とほぼ同じ割合になっています。

「転職するなら都会・地方どちらがいい?」のアンケートでは、「都会」と答えた人は全体の45%、「地方」と答えた人は55%
都会がいい 50%
地方がいい 50%

年代別・男女別の結果

年代 都会がいい 地方がいい
20代 69% 31%
30代 44% 55%
40代 37% 63%
50代以降 20% 80%
男女別 都会がいい 地方がいい
男性 44% 56%
女性 61% 39%

参照:みんなの転職体験談「都会と地方、自由に勤務地を選べるならどっちを選ぶ?|みんなの意見 」2024年1月時点の集計より

とくに20代~30代の若手社会人において「地方で働きたい」という人は多く、「都会の暮らしは疲れるから」(男性 20代)、「いずれ地元に戻る。今は東京でその為の知識と経験を積む期間」(男性 30代)といった意見が多く見られました。

こうした背景には、2020年から大きく進んだリモートワーク・テレワークの普及も要因の一つとして考えられます。
今後もリモートワーク・テレワークがさらに定着していけば、生活コストのかかる都心に住む必要もなく、通勤ラッシュのストレスから解放され、のびのびと働けるなどの理由から地方転職を望む人が増えるでしょう。

通勤時間の短縮によるライフスタイルの充実

都会と地方の最たる違いは、「時間に追われない生活」です。

総務省が5年ごとに発表する基本調査によると、2016年の「1日あたりの通勤・通学時間の平均時間(片道)」は以下のようになります。

通勤・通学時間が長い都道府県ランキング

通勤・通学時間が長い都道府県ランキング 神奈川県…1.45時間 千葉県…1.42時間 埼玉県…1.36時間 東京都…1.34時間
順位 都道府県 時間・分
全国平均 1:19
1 神奈川県 1:45
2 千葉県 1:42
3 埼玉県 1:36
4 東京都 1:34
5 奈良県 1:33

データ参照:総務省「平成28年社会生活基本調査結果 社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング」より

ランキングトップはいずれも一都三県が占めていることが分かります。

通勤・通学時間が減れば、家庭での団らんや趣味などに時間をあてられます。

日常生活の負担が減ることによって、休日や余暇の過ごし方も充実します。結果的に家族みんなの生活に対する満足度が上がるのも、時間の価値という合理的な理由があるのです。

住居費や教育費など金銭的な負担が下がる

転職サイトdodaの「平均年収ランキング最新版【都道府県別】」によると、平均年収の高い都道府県は1位 「東京」440万円、2位 「神奈川」423万円、3位 「千葉」410万円です(2022年12月集計)。

都市部の方が平均年収が高いものの、生活費や教育費などトータル的に見た時にコストが下がるのが地方転職のメリットです。
たとえば、毎月の支出のなかで大きな割合を占める住居費で比べてみましょう。

都道府県別の平均家賃

都道府県別の家賃一覧【2022年7月版】東京都:約74,000円 神奈川県:約68,000円 埼玉県:約61,000円 大阪府:約61,000円 …山形県:約44,000円 鳥取県:約44,000円
都道府県 家賃平均
全国平均 約55,000円
北海道 約49,000円
青森県 約48,000円
秋田県 約47,000円
岩手県 約51,000円
山形県 約44,000円
宮城県 約53,000円
福島県 約49,000円
群馬県 約45,000円
栃木県 約47,000円
埼玉県 約61,000円
茨城県 約47,000円
千葉県 約59,000円
東京都 約74,000円
神奈川県 約68,000円
山梨県 約49,000円
長野県 約50,000円
新潟県 約51,000円
富山県 約47,000円
石川県 約48,000円
福井県 約50,000円
静岡県 約54,000円
愛知県 約56,000円
岐阜県 約47,000円
三重県 約52,000円
滋賀県 約54,000円
奈良県 約54,000円
和歌山県 約47,000円
京都府 約58,000円
大阪府 約61,000円
兵庫県 約57,000円
鳥取県 約44,000円
広島県 約52,000円
山口県 約47,000円
徳島県 約50,000円
香川県 約47,000円
愛媛県 約46,000円
高知県 約48,000円
福岡県 約56,000円
佐賀県 約48,000円
長崎県 約55,000円
大分県 約46,000円
熊本県 約50,000円
宮崎県 約48,000円
鹿児島県 約52,000円
沖縄県 約54,000円

参照:全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向【2022年7月時点】

上記のデータを見る限り、東京・神奈川・大阪などの都市部よりも地方の家賃が安いことが分かります。

子供の教育費

公立中学・高校と私立中学・高校の毎月かかる学費 都会…私立中学・高校のほうが名門校である場合が多い。地方…公立高校がその地域のトップ校であることが多い 公立中学・高校…2,000~5,000円 私立中学・高校…50,000~60,000円

また、生活費のなかでもう一つの大きな要素である子供の教育費も見てみましょう。

都会では私立中学・高校のほうが名門校である場合が多いですが、地方では公立高校がその地域のトップ校であることがほとんどです。

私立中学・高校で毎月かかる学費はおおよそ5~6万円。それに対して公立中学・高校の費用は2~5千円程度。つまり、20倍ほどの差(年間にすると40万~60万円ほどの差)があります。

このあたりは必ずしも「都会=私立」「地方=公立」となる訳ではないので一概に置き換えることはできませんが、少なくとも都会に居住している多くのお母さんが感じている「私立へ進学させたい」という「金銭+感情」のプレッシャーは大きく軽減されそうです。

仕事内容や職場環境がよくなる可能性が高い

地方転職やUターン転職で生活充実度が高まり、職場環境の向上へとつながっていく

地方転職やUターン転職の希望者が年々増えている理由は、実際に「移動したら職場環境が良くなった」という人の声が多いという現実があるからです。

会社は集団で仕事をする場所です。そこに集まる一人一人の生活充実度が上がれば、皆で余裕をもって仕事に取り組めます。つまりは、個人の「生活充実度」が周囲に連鎖していき、それが「職場環境」の向上へとつながっていくのでしょう。

近年、仕事と生活の調和を目指す「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が社会的な課題となっています。また、都心で多く見られるような通勤時間なども含めた長時間の労働は、労力の負担が大きいわりに仕事の効率はそれほど高くないことがわかっています。

「地方に行くことで、仕事と家庭に使える時間の調和がとれるようになった」と答える人は大勢いらっしゃいます。
まさに、「ワーク・ライフ・バランス」について、多くの人が意識的・無意識的に関わらず働きかけているように感じられます。

給与が下がる場合がある

都市部に比べると、月5~15万円程低いため、理想の生活水準を実現できる収入を得られるか、リサーチが必要

地方の給与水準は、東京・大阪・愛知・福岡・兵庫・神奈川といった都市部に比べると、月ベースで5~15万円程低くなります。

以下は、厚生労働省が2020年に出した各都道府県の平均賃金のグラフです。

参考:全都道府県の平均賃金比較

全都道府県の平均賃金比較(令和3年)─全国平均

引用元:厚生労働省「令和3年賃金構造基本調査結果」 ※グラフは弊社作成

最も高い東京都と比べると、地方の賃金との差は大きいことが分かります。
地方ではその分家賃や駐車場代などの生活費が都心より安くなることが多いですが、どれくらいの生活水準で暮らしていくかはその人次第です。

あなたが思い描く「これくらいの水準の生活をしたい」というイメージを実現できる収入を得られるか、事前にしっかりリサーチしておくことをおすすめします。

希望する業種や仕事内容がその地域にない・少ない可能性

地方転職に向けての活動は中長期的なスパンで計画を立てていく必要がある

地方は都心と比べて求人数は少なめです。
そのため、地方転職やUターン転職の場合、自身の希望する業種・職種があるかをリサーチすることから始めましょう。

また、同じ職種でも地方においてはその担当範囲が広いことも多いです。

例えば、IT系の場合はプログラマーからSEO対策マーケティング、ITストラテジストまで、都会には分野ごとに会社が存在する一方、地方ではまとめて「IT業務」として複数の役割を兼務する場合もあります。

企画から営業、マーケティング、そしてIT実務まで包括的に業務をこなすというように、自分の専門性にこだわらない姿勢が求められます。そのため、例えば「20代の間は都会で頑張って最先端の技術取得を目指そう」という判断もありでしょう。そういうことを踏まえて、地方転職に向けての活動は中長期的なスパンで計画を立てていく必要があります。

また、事前に転職サイトや転職エージェントなどで、目当ての地域の求人情報をチェックしておくことをおすすめします。自分が本当にやりたい仕事がその地域にあるかを注意しておきましょう。

気になる会社には、Web情報だけを見て判断するのではなく、電話をかけて人事担当者から細かい業務の説明を受けたりすることが大切です。
また、その一方、地方で新たな生活がスタートできる機会を活かして、農業や製造業などの地方にしかない業種を選択肢に入れても良いでしょう。

Uターン先の地での、キャリアプラン・ライフプランを描いておく

Uターン・Iターン転職成功のポイント □新天地でのキャリアプラン・ライフプランを描いておく ●キャリアプランとは…仕事や働き方の将来像を実現するための計画立て ●ライフプランとは…お金を中心とした生涯の生活設計

地方転職をする際には、「これからどのようなスキルや経験を積んでいくか」「いつまでにどれくらいの年収を目指すか」についてのキャリアプランと、「今後、どんなライフイベントがあり、その為にどれだけのお金を準備しておくと良いか」といったライフプランを持っておくことが大切です。

スキルアップや収入に具体的な目標があると、行動に繋がりやすくなるものです。

また、パートナーや子供のいる人は特にライフプランが重要になります。

キャリアプランとは

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

具体的には、以下のようにプランを建てていきます。

キャリアプランの立て方 Step1 キャリアの棚卸しを行う これまで経験した業務を洗い出します。そして更に「得意なもの」「これからも続けていきたいこと」についても考えていきます。 STEP2 新たにチャレンジしたいことを考える STEP1で出したリストを見ながら、「新たにチャレンジしたいこと・実現したいこと」を考えてリストに追加します。 STEP3 実現するために、必要な知識・スキルを考える STEP2の「実現したいこと」を叶えるために、どんな知識・スキルが必要になるか、またそのために求められるアクションを考えます。 STEP4 キャリアプランのスケジュールを立てる STEP2と3で導き出した「実現したいこと」と「必要なアクション」を時系列で整理します。 ※ まず1年~3年のスパンで考えると、整理しやすいです □キャリアプランの例 1年後 実現したいこと ・リーダー職 ・ディレクターとして充分な業務遂行スキルを持つ そのためにやること ・ディレクションスキルを高める ・業界知識を深める 3年後 実現したいこと ・マネージャー職 ・プロジェクトの責任者として活躍 そのためにやること ・マネジメントスキルを高める ・育成スキルを高める 5年後 実現したいこと ・自身のサービスを手掛ける、または独立起業 そのためにやること ・事業運営の上流から下流までの経験 ・経営の知識を深める

キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。

キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。

キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。

ポイントは、地方への転職・移住をしてから、5年・10年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。

キャリアプランについて詳しく見る

ライフプランとは

ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。

具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。

ライフプランの作り方 Step1  目標を立てる 「実現したいこと」の洗い出し 自家用車や持ち家の購入、海外旅行、子どもの大学進学等、これから先の人生で「実現したいこと」をリストアップします。 STEP2 スケジュールを立てる 「いつまでに実現したいか」を 考える STEP1で出したリスト項目それぞれについて、「何年後に実現したいか(またはすべきか)の時期・スケジュールを考えます。 STEP3 「どのくらいの金額が必要か」を出す 実現したいことそれぞれにどのくらいのお金が必要か、またお金を積み立てていくとして毎月どのくらいの金額があると良いかを算出します。 STEP4 毎月の収支イメージ・生活様式を新たにする STEP3で算出した金額を毎月の支出に落とし込みます。その後、その支出を継続するうえで現実的な生活プランを建てます。 □ライフプランの例: 海外旅行(2年に1度)・マイカー購入・マイホーム購入(頭金)・子どもの大学費・老後を楽しむ為の資金 それらすべて毎月の積立額にした場合の合計:24万円

上記図の例では、Uターン後の目標として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを貯蓄でまかなうとしたら毎月24万円の積立が必要となることが分かります。
(※ すでに貯蓄がある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)

ライフプランを立てることによって、「早めの貯蓄が必要になりそうだ」という気づきがあるかもしれません。
または、「転職時の給与条件として、これくらいは欲しい」という新たな希望条件が出ることもあるでしょう。

ライフプランについて詳しく見る

地方への転職は、あなたの人生にとって大きなターニングポイントになるはずです。
後悔のない選択にしていけるよう、早いタイミングでキャリアプランとライフプランを建てて、今からどんな準備をすると良いかを明確にしておくことをおすすめします。

目指す地域に拠点を持つ、実績豊富な転職エージェントを利用しよう

Uターン・Iターン転職成功のポイント 地域に拠点を持つ、実績豊富な転職サービスを利用する 転職エージェントでは転職の相談をしたいと伝えれば、無料で対応してくれます。

地方での転職事情や求人情報に関しては、独力で情報収集を行ううえで不安を感じる人もいることでしょう。
その際は、目指す地域に拠点を持つ転職エージェントの活用がおすすめです。

参考:全国に拠点を持つ転職エージェント

全国に拠点を持つ転職エージェント
地域 拠点を持つ転職エージェント
北海道
  • リクルートエージェント
  • doda
  • マイナビエージェント
  • パソナキャリア
  • ワークポート
東北
  • リクルートエージェント(宮城)
  • doda (宮城)
  • マイナビエージェント(宮城)
  • パソナキャリア(地域内全県)
  • ワークポート(宮城・福島)
  • ヒューレックス(宮城)
関東
  • リクルートエージェント(東京・神奈川・千葉・栃木・埼玉)
  • doda (東京・神奈川)
  • マイナビエージェント(東京・神奈川)
  • パソナキャリア(地域内全都県)
  • JACリクルートメント(東京・神奈川・埼玉)
  • Spring転職(東京)
  • Type転職エージェント(東京)
  • ワークポート(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・群馬)
  • ヒューレックス(東京)
中部
  • リクルートエージェント(静岡・愛知)
  • doda (静岡・愛知)
  • マイナビエージェント(静岡・愛知)
  • パソナキャリア(地域内全県)
  • JACリクルートメント(静岡・愛知)
  • Spring転職(愛知)
  • ワークポート(静岡・愛知・新潟・岐阜)
  • ヒューレックス(大阪)
近畿
  • リクルートエージェント(大阪・兵庫・京都)
  • doda (大阪・兵庫・京都)
  • マイナビエージェント(大阪・兵庫・京都)
  • パソナキャリア(地域内全府県)
  • JACリクルートメント(大阪・兵庫・京都)
  • Spring転職(大阪)
  • ワークポート(大阪・兵庫・京都・滋賀)
  • ヒューレックス(大阪)
中国
  • リクルートエージェント(岡山・広島)
  • doda (岡山・広島)
  • パソナキャリア(地域内全県)
  • ワークポート(岡山・広島)
  • JACリクルートメント(広島)
四国
  • パソナキャリア(地域内全県)
  • ワークポート(高知・愛媛)
九州・沖縄
  • リクルートエージェント(福岡)
  • doda (福岡)
  • マイナビエージェント(福岡)
  • パソナキャリア(地域内全県)
  • ワークポート(福岡・宮崎)
  • ヒューレックス(福岡・長崎・熊本・鹿児島・沖縄)

2024年1月 弊社調査による

転職エージェントでは、「転職先の地域で、自身が目指す業界・職種はどのくらいあるか」の確認からから、「これからのキャリアプランをどう描くと良いか」、「企業ごとの、書類審査や面接で注意するポイント」といった相談まで、プロの視点から有益なアドバイスをもらえます。

ここでは地方に多く拠点を持ち、転職支援実績の豊富なおすすめ転職エージェントを6つご紹介します。

ヒューレックス

「手厚いサポートを受けられた」という評判が非常に多い転職エージェント。U・Iターン転職にも強い
ヒューレックス
拠点 東京・宮城・愛知・大阪・福岡
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・Uターン・Iターンといった地方転職への支援実績が豊富
・地元企業とのコネクションが強く、独自の非公開求人(優良求人・レア求人)を抱えていることが多い
公開求人数 約2.3万件(2024年1月現在)

ヒューレックスは、Uターン・Iターンといった地方転職に強いとされる転職エージェントです。
なぜ地方転職に強いのかというと、ヒューレックスは国内多くの金融機関(地方銀行)と業務提携しており、企業間とも独自のネットワークを築いているからです。
そのこともあって同社は地元企業とのコネクションが強く、地方の好条件の非公開求人・独占求人が多いといいます。

拠点は東京・宮城・愛知・大阪・福岡の4か所ですが、求人は全国都道府県で保有しています。
Uターン・Iターンでの転職活動の際、ヒューレックスを利用した際は地域の優良求人を紹介されるだけでなく、その地方ならではの地域情報や転居に関するアドバイス・サポートも受けられるでしょう。

地元優良企業の求人に出会える

リクルートエージェント

全国最多の求人数。「スピーディな対応」に強み
リクルートエージェント 公式サイト
拠点 東京・北海道・宮城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・国内No1の求人数と転職支援実績、キャリアアドバイザーの品質も高い
・「職務経歴書エディタ」や「面接力向上セミナー」等の転職支援ツール・サービスも充実
公開求人数 約37万件(2024年1月現在)

リクルートエージェントは全国展開を行う、国内でも最大の求人数・転職成功実績を持つ転職エージェントです。

拠点は、東京(2か所)・北海道・宮城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡と全国17か所あり、それ以外の都道府県の転職についても、電話またはオンラインで受け付けています。

リクルートエージェントの特徴は、これまでの転職支援実績に基く豊富なノウハウと、転職支援ツール・サービスの充実度合いにあります。

例えば職務経歴書をマニュアル・見本に沿って手軽に作成できる「職務経歴書エディタ」、転職面接の通過率を高める為の「面接力向上セミナー」など、これらサービスを利用するだけでもリクルートエージェントに登録する価値はあるでしょう。

求人数・サポート実績No1

doda

地方求人が非常に豊富。担当者からの積極的な支援もある
doda doda(デューダ)公式サイト
拠点 北海道・宮城・東京・神奈川・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・豊富な求人と、キャリアアドバイザーからの積極的な求人紹介の評判が高い
・サービス内の求人一覧ページより、自身で求人の検索・応募もできる
公開求人数 約23万件(2024年1月現在)

dodaは求人数・転職支援実績ともにリクルートエージェントに次ぐ国内トップクラスの転職エージェントです。

dodaの特徴は、積極的な求人提案を行ってくれるキャリアアドバイザーが多いということ、そしてdodaの会員ページから自分で求人を探して、応募する「転職サイト」としてのサービス利用もできるという点です。

拠点は、北海道・宮城・東京・神奈川・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡の12か所で、その他地域の転職サポートも電話・オンラインで行っています。

まずは自身で求人をチェックしてみて、状況に応じてキャリアアドバイザーに相談する、といったdodaならではの活用も可能です。

豊富な求人&充実の支援ツール

マイナビエージェント

書類添削・面接対策のサポートに強み。20代~30代の若手社員の転職支援実績が豊富
拠点 東京(2か所)、神奈川、北海道、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・キャリアアドバイザーの丁寧かつ転職者のペースに合わせたサポートが評判
・アドバイザーが各専門分野に分かれており、適切なアドバイスを受けやすい
公開求人数 約5.0万件(2024年1月現在)

マイナビエージェントは、20~30代の若手社員の転職支援に強い、全国展開の転職エージェントです。

中でも20~30代の若手社員のサポートに強く、「IT・Web」「営業職」「ものづくり」「女性の転職」など、分野ごとに特化したアドバイザーによるフォローを受けられます。

各企業の人事採用担当者との間に強固なパイプを持っていることから、マイナビエージェントでのみ紹介可能な求人も全体のおよそ8割を占めています(※公式サイトより)。

今回が初めての転職で不安な人や、アドバイザーと相談しつつ活動を進めたいという人は、マイナビエージェントのサポートがフィットしやすいでしょう。

利用者のペースに合わせて転職活動をサポート

マイナビのプロモーションを含みます

パソナキャリア

一人ひとりにじっくり支援。年収アップ率も高い
パソナキャリア。転職活動の成功を、全力でサポートします。専門アドバイザーがあなたの転職活動を全面サポート!!
拠点 全国都道府県
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・全国都道府県に支店があり、対面でのサポートを受けやすい
・「キャリアアドバイザーがじっくり相談を聴いてくれる」ことで評判が高い
公開求人数 約3.4万件(2024年1月現在)

パソナキャリアは全国都道府県に拠点を持つ、拠点数No1の転職エージェントです。

それぞれの地域企業との連携も強固で、応募企業の詳細や面接対応の注意点等のアドバイスも受けやすいでしょう。

パソナキャリアのサポートを利用した人達からは、「じっくりと相談に乗ってもらった」、「書類添削・面談対策が役立った」という評判が多く、サポート品質の高さがうかがえます。

パソナキャリアのサービス利用者の67.1%が内定後の年収アップを可能にしているというデータもあり(※公式サイトより)、今回の転職でキャリアアップ・年収アップを目指したという人にもおすすめでしょう。

利用者満足度4年連続【1位】

ワークポート

国内に33か所の拠点。未経験職種への提案も積極的
ワークポート。各業界専門の総合転職エージェント。
拠点 東京・埼玉・横浜・千葉・仙台・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・札幌・郡山・高崎・姫路・松山・小倉・熊本・鹿児島・沖縄・滋賀・金沢・岐阜
対応エリア 全国
おすすめのポイント ・ITエンジニア、Webクリエイター(プロデューサ、ディレクター、プランナー、デザイナー)への転職支援に強い
・未経験職種・業種への転職支援に強く、積極的な求人提案を受けられる
公開求人数 約9.0万件(2024年1月現在)

ワークポートは、「業界未経験者」のサポートへの手厚さに評判の高い転職エージェントです。
特に、IT・Web業界の転職支援に強く、「これからIT業界・Web業界にチャレンジしたい」という転職者に特におすすめです。

拠点は、東京・埼玉・横浜・千葉・仙台・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・札幌ほか全国33か所(2024年1月現在)。エリアごとに特化したコンシェルジュが在籍しているため、自身の目指す地域の求人情報について詳しく知りたい人にもおすすめです。

転職エージェント総合ランキング 3年連続顧客満足高評企業

都道府県ごとの地域に特化した転職エージェントもチェックしよう

地方での転職、またはUターン・Iターン転職を検討している人は、「その地域に特化した転職エージェント」もチェックしておくことをおすすめします。

地域特化の転職エージェントは、大手転職エージェントが保有していないその都道府県ならではの優良企業を紹介されることが多いからです。

以下記事は、都道府県別のおすすめ転職エージェントを紹介しています。地域特化の転職エージェントも数多く紹介していますので、あわせてご確認ください。

地域区分 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事
北海道・東北地方 北海道青森秋田宮城岩手山形福島
関東地方 東京神奈川千葉埼玉茨城栃木群馬
中部地方 新潟長野富山山梨静岡岐阜愛知石川福井
関西地方 大阪兵庫京都滋賀三重奈良和歌山
中国地方 鳥取岡山広島島根山口
四国地方 香川徳島愛媛高知
九州地方 福岡佐賀大分長崎熊本宮崎鹿児島沖縄

移住は、転職先が決まってからがベター

Uターン・Iターン転職成功のポイント 移住・引っ越しは、転職先が決まってから 地方の転職は都会の転職より求人数が少なく、活動は長期化されがち。地方への移住は転職が決まって内定が出た後に行うのがベター。

地方の転職は都会の転職より求人数が少なく、活動は長期化されがちです。
「失業保険の給付を頼りに長期的な転職活動をしよう」とゆっくり構えていたら、予想をはるかに超えて転職が決まらず、どんどん貯えが減っていって…というケースに陥る人も少なくありません。

予想外に転職活動が長期になったときに何か月分の生活費が手元に用意できるのか、事前に把握しておくと良いでしょう。

金銭的な不安を抱えた状態では、「すぐに転職先を決めないと」という焦りから、転職先について十分な調査を行えないまま入社してしまい、結果として「自分に合う職場ではなかった…」というようなミスマッチ転職が生じる可能性もあります。

また、無職の期間に賃貸契約を行う場合は、手続きに手間がかかり、最悪契約が行えないケースもあります。

地方への転職の不安やリスクを可能な限りなくしていく為にも、「内定を得てから移住」の順序立てを意識しておくと良いでしょう。

転職活動全体のスケジュールも立てておこう

Uターン・Iターンを伴う転職は、事前のスケジューリングがとても大切です。

通常、U・Iターン転職には、おおよそ6ヶ月前後の期間がかかるといいます。

どのようなプロセスがあるかについて、詳しく見てみましょう。

  • ①情報収集(数日~数週間)
  • ②スケジューリング(数日~数週間)
  • ③求人の応募と面接(2~3ヶ月)
  • ④移転先の住居探し(2~3ヶ月 ※賃貸物件の場合)
  • ⑤現職での退職届、業務引き継ぎ(1~2ヶ月)
  • ⑥引っ越し

※カッコ内の期間は、各プロセスの期間目安です。状況によって変動しますのでご注意ください。また、①~③および④と⑤は並行して進めることが多いです。

流れ 説明
①情報収集 以下について情報収集を行います。

  • 移住先で自分が求める仕事があるかどうかの確認
  • 移住先の地域情報(交通手段、家賃相場、周辺環境等)
  • 利用する転職サービス(転職エージェント)の検討
②スケジューリング 以下について大よそのスケジュールを立てておきます。

  • 事前準備(情報収集、自己分析、キャリアの棚卸し、職歴書作成等)
  • 求人の応募と面接
  • 内定承諾後の、移転先の住居探し
  • 現職での退職届、業務引き継ぎ
  • 引っ越し

「移転先の住居探し」と「業務引き継ぎ」は並行して行われることが多いです。
③求人の応募と面接 転職活動を本格的に開始します。
通常の転職活動同様に、以下の流れに沿って進めます。

  • 求人の応募(履歴書・職務経歴書の作成と提出)
  • 面接(企業によって回数は異なります)
  • 最終面接
  • 内定の承諾
転職活動~入社までの期間目安

最近ではUターン転職・Iターン転職向けにオンライン面接を実施している企業が多くなりましたが、現地での対面面接を求める企業も少なくありません(特に最終面接では現地対面とする企業は多いです)。

現地への往復が多くなると負担も増えますので、応募企業に対してオンライン面接が可能かの確認をする現地面接の日は複数の面接ができるように調整するなどの対処を意識すると良いでしょう。
④移転先の住居探し 移転先の住居探しを行います。 賃貸の場合は大よそ2~3ヶ月ほどの期間となることが多いですが、新居購入や買い替えの場合は更に期間がかかります。

また、この間も内覧(内見)等で現地への往復が数回発生することが見込まれます。
⑤現職での退職届、業務引き継ぎ 上司への退職の申し出、退職願・退職届の提出、業務引き継ぎ、そのほか有給消化の期間を持ちます。※多くの場合、④移転先の住居探しと並行して行います。
おおよそ1~2ヶ月の期間となることが多いです。

退職願・退職届の、おおよそのスケジュールイメージ 2ヶ月前 ●上司への退職の申し出(退職交渉) ●引 継 ぎ の 実 施 →1ヶ月前 ●退職願・退職届を提出 ●有給の消化 →退職日 「退職の1.5~2ヶ月前を目途に、直属の上司に退職の意思を伝えられると良いでしょう」
⑥引っ越し 新しい居住地にむけての移転をします。

また、Uターン・Iターン先の土地でどんな生活を送りたいのか、仕事はどんな職種を希望するのか、希望の年収などと、自分の今までの経歴やスキルなどを照らし合わせてこれからのキャリアプランを検討する時間、そしてそれらを家族に共有・相談する時間も必要でしょう。

最短でスケジュールを組んでしまうと、意図しないところで手間取ってしまうことや、共有漏れや認識のすれ違いが起きたときに挽回が難しくなります。
なるべくゆとりを持った計画立てをしておくことをおすすめします。

家族へのフォローも忘れずに

Uターン・Iターン転職成功のポイント 家族へのフォローも忘れずに 新しい環境での生活は、家族にとってもストレスが大きいもの。「一緒に暮らしてくれている」ことへの感謝を忘れず、最大限のフォローを。

家族を連れての地方転職の場合、新しい環境での生活は家族にとってもストレスが大きいはずです。

親しい知人や友人はまだおらず、相談相手もいない。特に子供は転校先の学校で本当に馴染んでいけるのか不安を感じている、と考えて間違いありません。

半年から1年間は家族みんなとよく話をして、気がかりなことがあれば解消してあげるケアを充分に行いましょう。

FAQ

Q1 Uターン・Iターン転職をする際、求人はどこで探すのは良いですか?

各都道府県に拠点を持つ転職エージェントを優先して利用するのがよいでしょう。
とくにその地域に特化して転職支援を行っている転職エージェントは、大手転職エージェントが保有していないその都道府県ならではの優良企業を紹介されることが多いです。

詳しくは、「都道府県ごとの地域に特化した転職エージェントもチェックしよう」をご確認ください。

また、Uターン・Iターン先の地方自治体HPもチェックすることをおすすめします。「{都道府県名} Uターン」または「{都道府県名} 移住支援」でインターネット検索すると、各地域でのUターン・Iターン支援サイトを確認できます。

地方自治体のUターン・Iターン支援サイトでは、その地域の求人情報だけではなく相談窓口を設けていたり、そのほか移住支援サービス(支援金の給付や移転先住居の斡旋等)を受けられることがあります

Q2 Uターン・Iターン転職にかかる期間はどのくらいですか

新しい居住先の決定も含めてのUターン・Iターン転職にかかる期間は、おおよそ6ヶ月といいます。
ただし、移転先の住居がすでに決まっている場合や近隣の都道府県への移転の場合はより短い期間になることもあるでしょう。

詳しくは、「転職活動全体のスケジュールも立てておこう」をご確認ください。

Q3 面接までの交通費は、自己負担になりますか

自己負担になるケースと会社負担になるケースがあります。企業によっては遠方からの応募者に対して交通費を支給する場合があります。

また、地域によってはU・Iターン支援の一環で転職活動にかかる交通費を一部支給しているところもあります。
詳しくは、その地域の自治体へご確認ください。

Q4 Uターン・Iターン転職で、最も気をつけることは何ですか

いちばん気をつけるべきは、先に「キャリアプラン・ライフプラン」をしっかり考えておくことです。

また、その際はその地域の転職支援に強い転職エージェント、および地方自治体の移住支援窓口にも相談しておくとよいでしょう。

避けるべきは、「慣れ親しんだ地元だから」「なんとなく、住みやすそうだから」「スローライフに憧れて」といった、ポジティブなイメージのみの状態でU・Iターン転職を決めてしまうことです。
どんなにその土地に慣れていたとしても、そこで働くとなると話は別です。どの企業で、どんな働き方をするのか等、事前のプランニングが大切です。

まずは「その地域の良いところも悪いところも理解し、それでも移住したいという熱意を持てるか」を自問してみましょう。
そこでYESと即決できないようなら、更に検討する期間を持った方がよいです。

キャリアプラン・ライフプランの詳しくは、「Uターン先の地での、キャリアプラン・ライフプランを描いておく」をご確認ください。

Q5 Uターン・Iターン転職の際、転職と移転はどちらを先にするとよいですか

Uターン・Iターン転職の移住は、基本「転職先が決まってから」が良いです。

理由は、転職活動の期間は場合によって長期化することも少なくないからです。

地方への転職の不安やリスクを可能な限りなくしていく為にも、「内定を得てから移住」の順序立てを意識しておくと良いでしょう。

詳しくは、「移住は、転職先が決まってからがベター」をご確認ください。

まとめ)新生活に不安はつきもの。事前準備を怠らず満足のいくUターン転職にしよう

転職成功のカギは… 自身のキャリア・ライフプランを明確にする。それが叶えられる企業があるか調査する。

ここまでの内容をまとめてみましょう。

転職活動では都心でも地方でも関係なく「自身のキャリア・ライフプランを明確にする」ことと、「それが叶えられる企業があるかしっかり調査をする」ことが成功へのカギとなります。

住む場所も変化する地方転職では、新しい生活に向け不安も期待も同じだけ生じることと思います。
事前準備を怠らないことで、転職活動への自信も生まれ、満足のいく転職を行える可能性は高まります。
またその際は、頼りになる転職エージェントの存在も重要となるでしょう。

今回の記事が、皆様の転職活動のお役に立てれば幸いです。

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