20代高卒でも転職できる?意識しておくべき点とおすすめ転職エージェント
[最終更新日]2023/09/18

「20代のうちに転職したいけど、高卒だからうまくいかないかもしれない……」
そんな不安を抱いている人はいませんか?
たしかに転職サイトで求人を検索してみると、「大卒以上」を採用の必須条件に掲げている企業はよく見かけます。
20代高卒の転職活動は難しいものなのでしょうか?
目次
1)企業の高卒の転職者の受け入れ状況について
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まずは、企業の高卒者の受け入れ状況について詳しく見ていきましょう。
「学歴不問」の求人は全体の約半数。高卒者を受け入れる企業は増えてきている

厚生労働省の調べによる「平成30年賃金構造基本統計調査」では、従業員数1,000人以上の大企業のうち、高卒者と大卒者の割合は以下の通りでした。
- 高卒者:37,170人
- 大卒者:98,580人
この結果を見て、どのように感じましたか?
「やっぱり大卒者の方が有利なんだ」と感じたかもしれませんし、「意外と高卒者もいるんだ」と思ったかもしれません。
企業規模が大きくなるにつれ、「学歴不問」の求人は減少する傾向にあります。
ですが、それでも高卒者を受け入れる企業は一定数存在することは間違いありません。
「学歴不問」の求人で多い職種は技術職(ITエンジニア・クリエイター)、サービス職
以下のグラフは、転職サイトdodaで「学歴不問」で人材を募集している求人の職種区分と、求人数の関係を表しています。
求人数と「学歴不問」求人数の割合|全体・職種別(転職サイト「doda」調べ2023年1月)


グラフからわかるように、「学歴不問」の求人割合は52%と半数を超えています。
学歴不問の求人の割合が高い職種は「技術職(SE・プログラマ・インフラエンジニア)」「クリエイター・クリエイティブ職」「販売・サービス職」などです。
これらの職種に共通して言えるのは、「業務の中で必要なスキルを身につけることができること」「学歴よりもコミュニケーション力などが重視されること」などが挙げられます。
一方で、金融系・医療系・コンサル系などの専門職や、化学・素材系の技術職では学歴不問の求人は少なくなる傾向があります。
高卒での転職活動を成功させるには「キャリアの明確さ」と「チャレンジ意欲」が重要

多くの職種で「学歴不問」の求人が確認できることに、意外と感じた人もいるでしょう。
これは、20代の若手社会人の採用に関して、「これまでの経験」よりも「これからの意欲」を重視する企業が多いからです。
つまり、学歴云々よりも「入社後にどんなキャリアを築いていきたいか」「どんな仕事にチャレンジしていきたいか」を明確に持った20代の方が、企業から高評価を得やすいのです。
そのため、これから転職を始める予定の20代高卒者の方は、まずご自身にとっての「意欲を持てる分野」を明確にしておくことが大切です。
具体的な転職活動の進め方については、次の章で詳しく解説します。
2)20代高卒の転職活動で意識しておくべき6つのポイント
「これまでの学歴」よりも「これからのキャリア」に比重を置こう

高卒者の受け入れを行う企業は20代転職者に対して、これまでの経歴よりも「これから」に期待を置いている傾向があるのは先述した通りです。
そのため、転職の際は事前に「キャリアビジョン」「キャリアプラン」を定めておくことが大切です。
キャリアビジョンとは
入社後にどんな経験を積み、「最終的にどんな自分でありたいか」という理想像のことです。
採用面接の場でもこの点を重視して質問をしてくる面接官は多いです。
キャリアビジョンを持っておくことで、目指すべき理想の自分に向けて日々仕事にやりがいや達成感を持ち続けることができます。
キャリアビジョンは以下の3つのステップで導き出します。
- STEP1 得意なこと、やりたいことを自己分析する
- STEP2 「これまでのキャリアの棚卸し」をする
- STEP3 「本当に達成したい自分の姿」を思い描く
STEP1 得意なこと、やりたいことを自己分析する
まずは自分自身を「よく知る」ところから始めてみましょう。
これまでの人生や社会人生活を振り返り、自分が得意なこと、これからやってみたいことを思い浮かべます。
具体的には以下の3点について、順に探求していくとよいでしょう。
- 自分の大切にしたい価値観、興味・関心を持っていること
- 自分の強みと弱み。弱みを克服するために努力していること
- やってみたい仕事・働き方
三点目の「やってみたい仕事・働き方」について具体的な職業が思い浮かばない場合は、転職エージェントなどの「プロの第三者」に相談しつつ進めるのがおすすめです。
STEP2 「これまでのキャリアの棚卸し」をする
キャリアの棚卸しとは、これまで経験した仕事を振り返り自身のキャリアの積み具合を確認することです。
以下の図のように、業務内容とそこで必要とされる知識・スキルを洗い出します。

「必要な知識・スキル」は必ずしも現在あなたが会得していなくとも構いません。
挙がった項目内で、「今後も伸ばしたい知識・スキル」はどれかを考えてみてください。
STEP3 「本当に達成したい自分の姿」を思い描く
STEP1~2で導き出された「得意なこと、やりたいこと」「今後も伸ばしたい知識・スキル」を踏まえて、自分自身が「心からこうありたい」と思う理想の姿を描きます。
ここに至るまでのプロセスは誰かに相談やアドバイスをもらってもかまいませんが、この部分は自分自身でしっかり考えることが大切です。
キャリアプランとは
キャリアプランとは、いわば「キャリアビジョンを実現させるための具体的なプロセス」のことです。
キャリアビジョンは一足飛びに達成できるものではないため、そこに至るまでの道筋を決めるのは重要です。
また、面接の場でキャリアプランを明確に伝えられることで、説得力のある自己PRに繋がります。
キャリアビジョンと現在の自分の間にはそれなりのギャップがあるはずです。
今現在、自身に足りていない部分をどうすれば埋められるのか、そのためにどんな行動をすればいいのかを考えていきましょう。
たとえば以下のようにシートにまとめるとキャリアプランを整理しやすくなります。
キャリアプラン作成シート(営業職の場合)

「10年後の自分なんて、全く想像できない」という方は、まず「2~3年後の望ましい未来像」からイメージしてみると良いでしょう。
比較的近い将来でしたら、「おそらくこんな感じだろう」「ここまではきっとできる」という想像もしやすいと思います。
そのイメージが育まれたら、3年後、5年後──というように少しずつ先の未来を描いていってください。
理想のキャリアを叶える第一歩となる「転職の軸」を持っておく

キャリアビジョン・キャリアプランを定めた後は「転職の軸」を決めましょう。
転職の軸とは、「今回の転職において、一番大切な(譲れない)希望条件」のことです。
あなたなりの「軸」を設定しておくことで、応募すべき求人を見つけやすくなります。
転職の「軸」の定め方
転職の軸を定めるポイントは、「妥協できない条件」を見つけることです。
20代の時期でしたら、転職の軸は給与などの労働条件よりも「経験できること」を優先しておくのがよいと思います。
さきに考えた「キャリアビジョン・キャリアプラン」を実現するうえで、今回の転職でクリアすべきポイントを考えてみてください。

転職の軸を定めることによって、求人選びの際に迷いのない判断がしやすくなり、また選考時においても適切な自己PRができるようになります。
キャリア相談は「転職エージェント」を活用しよう

20代高卒での転職を成功させるためには、転職エージェントを積極的に活用した方がよいでしょう。
転職エージェントを利用することで、以下のメリットが期待できるからです。
求人サイトに載っていない「非公開求人」を紹介してもらえる
転職エージェントには、登録者にしか紹介していない「非公開求人」があります。
非公開求人は通常、求人サイトには掲載されていない「レアな企業」に出会うことができます。
登録者のみに紹介しているということは、求人サイトで何人もの応募が想定される求人よりも、ライバルの少ない状態で選考に臨むことができるのです。
今後のキャリアについて相談・アドバイスがもらえる
転職エージェントに登録後は、転職市場に詳しい担当エージェントが転職活動全般をサポートしてくれます。
特に今後のキャリアについて「プロの第三者」からアドバイスをもらえる機会は貴重でしょう。
もらったアドバイスをもとに、目指すべき方向性が明らかになったり、説得力のある自己PR作成につながることも考えられます。
書類作成や面接対策などをサポートしてくれる
転職活動の難所は書類選考・採用面接でしょう。
20代の転職者の中には、「今回が初めての転職になる」という人も少なくないはずです。
転職エージェントでは選考を突破しやすい「履歴書・職務経歴書の書き方」や「面接での受け答え」についてもサポートをもらえます。
このように、転職エージェントを利用するメリットは多くあります。
具体的なサービスに関しては、「3)20代高卒の転職におすすめの転職エージェント」をご覧ください。
目指す業界・企業についての理解を深めておく(企業・業界研究)

転職エージェントを利用すれば目指す業界・企業についての情報を共有してもらうことができますが、エージェントの知識だけに頼るのではなく、自身でもリサーチをしておくことが大切です。
特に以下については、「入社後のミスマッチをなくすため」「自分の理想とする働き方を実現させるため」にしっかり調べておきましょう。
企業の特色(事業内容・方針など)で見るべきポイント
項目 | 見るべきポイント |
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事業内容、主力商品・サービス | 事業内容においては、「自分自身が興味・関心を持続して持ち続けられる内容か」も確認する。 主力商品・サービスでは、「自分がターゲット顧客になったとき、その商品・サービスに対してお金を払ってでも利用したいと思えるか」についても考える。 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す。そのうえで、その特色・強みが今後の組織成長や事業拡大にどれだけアドバンテージになるかを考える。 |
その企業の業界内のポジション | その業界内における企業のポジションを確認する。(業界シェアTOP5に入る存在なのか、または新規参入なのか…など) |
企業理念 | 多くの場合、企業HPで紹介されている会社理念は良いことしか言っていないのでそれだけを信用しないように。 ここでは、事業内容や今後の方針と照らし合わせて、企業理念との整合性(言っていることの統一性)があるかを確認する。 |
社風・雰囲気 | 企業口コミサイトや同業種で働く知人・友人から情報を得やすい。 自身が求める職場環境とのマッチング度合いを確認する。 |
応募する企業について理解度を深めておくと、面接の場での自己PRもしやすくなります。
汎用的なスキルとして「論理的思考力」を求める企業は多い
採用面接の場で特に重視されているのが「論理的に話す力」です。
論理的思考は「ロジカルシンキング」とも呼ばれています。
ビジネスシーンでは論理的思考が重視されるため、面接での受け答えで論理的思考力をはかる面接官は多いでしょう。
論理的思考力の鍛え方は様々ありますが、たとえば以下は面接対策にも繋げることができるのでおすすめです。

- 「なぜ?(WHY)」を深堀りすること
- 伝えたいことを紙に書いて整理する
- 結論から話すことを意識する
「なぜ?(WHY)」を深堀りすること
すべての行動には「目的・理由」があります。
そして、その目的・理由が明確であるほど、行動は強化されやすくなります。
転職活動においては、以下の「なぜ?(WHY)」を深堀りしておくとよいでしょう。
- なぜ転職しようと思ったのか?
- なぜ今の仕事のままではダメなのか?
- なぜその企業に応募するのか?
一つ目の「なぜ転職しようと思ったのか?」については、例えば以下のように深堀りしていくことができます。
- なぜ転職しようと思ったのか?→IT業界で営業職の経験を積みたかったから
- なぜIT業界の営業職の経験を積みたいのか?→IT業界への興味・関心が強く、また営業職なら自分の強みを活かせそうだから
- なぜIT業界に興味があるのか?→「新しい技術」を知ることが好きで、IT業界ではその機会をたくさん得られそうだから
こうした「なぜ?(WHY)」の深掘りを行っておくことで、職務経歴書や面接の際に「とくに優先して伝えるべきこと」が明確になります。
伝えたいことは「2W1H」(What・Why・How)で整理する
多くの場合、相手に伝えるメッセージは「What(何を伝えるのか)」「Why(なぜそれを伝えるのか)」「How(どうやって伝えるのか)」(=2W1H)で整理できます。
例えば面接の場で自身の協調性についてPRする際は、2W1Hで以下のように整理できます。
What(何を伝えるのか) | 協調性があること |
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Why(なぜそれを伝えるのか) | 募集中の求人では、職務において協調性を求められることが多いと予測できるため |
How(どうやって伝えるか) | 過去の協調性を発揮したときのエピソードを、その強みが業務でも活きるイメージが持てるように伝える |
話せる時間が限られている面接の場では、「伝えたいことを端的に伝える」ことが重要になります。
その際に2W1Hで内容を整理しておくと、よりスムーズに伝えやすくなるでしょう。
結論から話すことを意識する
物事を論理的に説明するための第一歩は「結論から話す」ことです。
なぜ「結論から話す」ことが大事なのかというと、聞き手が話の内容を理解しやすくなるからです。
面接の場で採用担当に共感や好印象を持ってもらううえでも、結論から伝える話法が有効になることは非常に多いです。
面接で以下のような質問をされたときに結論から伝えることができるかを確認し、必要に応じて練習しておきましょう。
- 「当社を志望した理由を教えてください」
- 「当社の事業内容についてどう思われますか」
- 「なぜ、当社が第一志望なのですか?」
- 「入社後どのようなことに挑戦したいですか」
- 「あなたは周りからどんな人だと言われますか?」
- 「これまでの人生で、一番苦労したことは何ですか?」
- 「仕事をするうえでのあなたの強み、長所を教えてください」
「この会社で働きたい」という想いを伝えられること

転職活動で大切なこと、それは「この会社で働きたい」という強い思いを、きちんと伝えられるかどうかです。
20代の若手人材は企業側から見れば「ポテンシャル採用」です。
現状では知識や経験が足りていなかったとしても、「この人と一緒に仕事がしてみたい」と思ってもらえるかどうかが内定獲得のカギとなります。
「働く意欲が見られない」「うちの会社でなくてもよさそう」と面接の場で思われないためにも、ここまで紹介してきたポイントに沿って準備を進めてみてください。
3)20代高卒の転職におすすめの転職エージェント
社会人経験の浅い(2年未満)・全くない人におすすめの転職エージェント
マイナビジョブ20’s
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20代の若手社会人、第二新卒・フリーターへの転職支援に特化したサービス。求人の7割が「未経験OK」なので、ジョブチェンジしたい人にぴったりです!
マイナビジョブ20’sは20代の若手社会人、第二新卒・フリーターへの転職支援に特化したサービスです。
保有している求人のすべてが20代対象、うち7割が「未経験OK」の求人です。
「今回が初めての転職」「社会人としてのキャリアが浅いのが不安」という人でも、挑戦可能な求人を見つけやすいでしょう。
業界大手のマイナビグループが運営しているため、若手転職支援における実績・ノウハウも豊富です。
職務経歴書や面接での自己PR・アピールポイントについて、プロのエージェントからアドバイスをもらえます。
また、転職活動では「自己分析」が特に重要とされています。
しかし、どのように自己分析を進めたらいいかわからない人も多いと思います。
マイナビジョブ20’sでは「Web適性診断」があり、自分の強みや弱み、どんな仕事が向いているかといったポイントを確認できるので、自己分析を進めやすくなるはずです。
マイナビジョブ20’sの特徴
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サポート対象地域 | 東京・神奈川・札幌・大阪・愛知 |
特に多い職種 | 営業|事務・管理・企画・経営|販売・フード・アミューズメント|美容・ブライダル・ホテル・交通|WEB・インターネット・ゲーム|クリエイティブ|ITエンジニア|電気・電子・機械・半導体|医薬・食品・化学・素材|建築・土木|コンサルタント・金融・不動産専門職・士業など |
公開求人数 | 約4,300件(2023年6月現在) |
転職の方向性が定まっていない人は、登録後に無料で利用できる「Web適性診断」を試してみましょう。診断内容を踏まえ、担当エージェントに相談することもできます。
就職ショップ
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書類選考なしで確実に面接まで進めるのが強みの、20代第二新卒・既卒向けの転職エージェントです。
就職ショップは株式会社リクルートが運営する20代・第二新卒・フリーター向けの転職エージェントです。
求人はすべて「未経験者」が対象となっており、給与や福利厚生も充実した安定企業を中心に紹介してもらうことができます。
労働環境や職場の雰囲気なども、担当コーディネーターが直接企業を訪問しているため、ネットで調べてもわからない生の情報を共有してもらえるのです。
さらに就職ショップの一番の特徴は、「書類選考がない」こと。
求人を紹介してもらい、気になる企業があればそのまま面接まで進むことができるのです。
オフィスの雰囲気やそこで働く社員の雰囲気を知ることができるので、より自身にマッチした企業を見つけやすいでしょう。
就職ショップの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫 |
特に多い職種 | 営業|製造|接客・販売|事務|ITなど |
公開求人数 | 非公開 |
就職ショップは「模擬面接」が強み。練習を通じて担当コーディネーターに「良かった点・悪かった点」の両方をフィードバックしてもらうとよいでしょう。
JAIC(ジェイック)
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就職成功率81.1%。未経験からの正社員就職におすすめのサービスです。
ジェイックは、「既卒・第二新卒・フリーターから正社員就職を目指したい」という方へ就職支援を行っています。
なかでも大きな特徴が、「就職カレッジ」と呼ばれる研修を無料で受講できることです。
就職カレッジでは、18歳から35歳までの方を対象にビジネスマナーや履歴書・面接対策を学べる講座を提供しており、受講後には正社員に向けての集団面接の機会を得ることができます。
社会人経験が無くても必要なマナーや就職活動の基本を習得できるので、初めての就職活動に不安を感じている方も安心して利用できるでしょう。
ジェイック利用者の就職成功率は81.1%、入社後定着率は91.5%と高い実績を残しています。
ジェイックの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 東京・神奈川・大阪・愛知・広島・福岡・熊本 |
特に多い職種 | 主に営業職、販売・サービス職が中心 |
公開求人数 | 非公開 |
社会人未経験の方は、ジェイック登録後に5日間の無料研修があります(オンライン)。事前にスケジュールを調整しておくとスムーズでしょう。
社会人経験のある人(2年以上)におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは主に20~30代前半の若手社会人をターゲットに転職支援を行っています。
1980年より就職支援事業を行ってきたこともあり、転職支援のノウハウが十分に培われています。
マイナビエージェントは「じっくり型」のサポートに定評があります。
大手転職エージェントの場合、おおよそ3か月ほどをサポート期間として定め、場合によっては転職活動を急かされているように感じることもあります。
一方、マイナビエージェントはサポートの期限を設けていません。
担当エージェントにじっくり相談しながら、自身の納得のいくかたちで転職活動を進めることができるでしょう。
職務経歴書の作成や面接対策も手厚いので、初めての転職活動の人でも安心です。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
公開求人数 | 約4.5万件(2023年6月現在) |
doda、リクルートエージェントと比べるとエージェントの数は少なめ。優先的に対応してもらえるよう、登録時の「希望条件(優先したいこと・叶えたいこと)」を詳細かつ温度感高めに記入しておくとよいでしょう。
doda、リクルートエージェントと比べるとエージェントの数は少なめ。優先的に対応してもらえるよう、登録時の「希望条件(優先したいこと・叶えたいこと)」を詳細かつ温度感高めに記入しておくとよいでしょう。
リクルートエージェント
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非公開求人約27万件。あなたの強みを生かせる求人がきっと見つかります。
リクルートエージェントは、求人数・転職支援実績において国内No.1の転職エージェントです。
担当エージェントを通じて紹介可能な「非公開求人」も約28万件(2023年6月現在)。好条件の求人や重要ポジションでの募集に、ライバルの少ない状態で選考に臨むことができます。
また、担当エージェントからの紹介以外にも、企業から直接オファーが届くこともあります。
あなたの職務経歴・保有スキルを見極めたうえで届くスカウトも含まれているため、より入社後のイメージを持ちやすいでしょう。
大手人材サービスならではの転職ノウハウにより、転職者の62.7%が年収アップに成功しています。
「今よりも待遇のよい会社を」、そんな思いから転職を検討している人にリクルートエージェントはマッチしやすいでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
公開求人数 | 約40万件(2023年6月現在) |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の転職活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
doda(デューダ)
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豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。「本気でいい求人を探したい!」ならぜひ登録しておきたい転職サイトです。
dodaはすべての業種・職種において国内トップクラスの求人数を取り揃えており、地方の求人も豊富です。
dodaの特徴は「転職サイト」と「転職エージェント」、どちらの用途としても使えること。
たとえば担当エージェントに書類作成や面接対策などのサポートをもらいつつ、自身でも求人の検索・応募が可能なのです。
また、企業からのスカウトも活発なため、希望条件に合った求人に出会えたり、自身の市場価値を確かめることもできるでしょう。
ほかにもガイドに沿って職務経歴書が簡単に作成できる「レジュメビルダー」や、オンラインを中心に開催されている「転職フェア」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。
dodaの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
公開求人数 | 約20万件(2023年6月現在) |
担当エージェント経由でのみ応募可能な求人も多いです。初回面談で担当エージェントとしっかりコミュニケーションをとっておくことで、希望条件に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
まとめ)20代の転職で大切なのは学歴よりも「これから」。
転職市場では多くの業界で人手不足が叫ばれていることもあり、学歴に関わらず採用を行っている企業の数も増えてきました。
そうした中で転職者に問われているのは、いかに企業側へ「この会社で働き成長したい」という意欲を示せるかです。
この記事で紹介したポイントを参考に、あなたなりの目標を決め、転職活動を始めてみてください。