30代が「会社辞めたい・仕事辞めたい」と思った時に、【必ず】意識したい3つのポイント
[最終更新日]2022/02/01

30代にとって、これからのキャリアの方向性を定めておくことは非常に重要です。30代というタイミングは、20代から積み上げてきた努力が実を結び、円熟へと向かい始める時期です。
それだけに、20代の頃よりもさらに慎重に転職すべきかどうか、会社を辞めるべきかどうかを見極める必要があります。そのためには、目の前にある「辞めたい理由」だけでなく、職業観やキャリア観を含めた仕事との向き合い方をしっかりと考えておかなくてはなりません。
目次
1)30代の方が、「会社・仕事を辞めたい」と思ったときに、まず振り返ってほしいことは…

30代は仕事の責任が重くなり、やりがいを感じられるとともに、プレッシャーやストレスを抱えやすくなる年代でもあります。何らかのきっかけで「仕事、辞めようかな」と考えたり、「こんな会社辞めてやる!」と思ったりすることがあるかもしれません。
仕事を辞めたいと思ったときに最低限気をつけておきたい点としては「衝動的に辞めないこと」でしょう。
勢いで辞めてしまった、といった衝動的な行動に出てしまうと、その後のキャリアへの準備を十分に行うことが難しくなるばかりか、妥協に妥協を重ねた転職をしなくてはならない可能性すらあるからです。
30代のうちであれば、大胆な挑戦をすることも可能です。
しかし、大胆な挑戦は綿密な計画や準備に裏打ちされたものでなければ、あっけなく失敗してしまいます。
ここでは、まず「本当に仕事を辞めるべきか」「転職するタイミングとして適切か」を見極めるための視点を考えていきましょう。
なぜ仕事を辞めたいのか、本当の理由を突きとめよう
今現在の仕事を辞めたいと思っているからには、なにかしらの理由が必ずあるものです。
そこで、まず辞めたい理由をカテゴリ分けし、今すぐ辞める必然性がどの程度あるのか、転職によって解消できる問題かどうかをいま一度考えておくと良いと思います。
「カテゴリ分けのイメージが付かない」という方は、以下の区分で考えるのがおすすめです。
- 転職に関わらず、自分自身で解決する問題
- 転職によって解決できそうな問題
- 転職によって解決できるかは分からない問題

後半の2つは自身での解決は難しく、外部からの働きかけが必要となる問題になります。
たとえば「上司とウマが合わない」というのは、一見すると転職によって解消できそうな問題のように思えます。
しかし、転職先でウマが合う人とばかり仕事をしていくことができるかというと、全員とウマが合う可能性は極めて低いでしょう。むしろ「苦手なタイプの人や考えが合わない人と、うまくやっていく方法」を模索したほうが建設的であるかもしれません。
反対に、たとえば「残業があまりにも多すぎる」というのは、辞めて転職したほうがよいという結論に至る可能性を十分に秘めています。
過剰な残業をしないと仕事が回らないのは人員配置やビジネスモデルに根本的な問題を抱えていることが多く、あなた個人がステップアップするための糧になっていない可能性もあるからです。
辞めたい・転職したい理由は、たいてい自分でも意識しないうちに正当化されていたり、もっともらしい理由に置き換えられていたりするものです。
そこで、辞めたい理由をただ羅列するのではなく、辞めたい本当の理由を深掘りし、突きとめていくことが重要なのです。
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転職する・しないは別として、自身のこれからの「ありたい姿」を具体的に描いてみよう
仕事を辞めるかどうか、転職すべきかどうか、という考え方をすると、どうしても「辞めたい」「転職したい」という方向に傾きがちになります。
そこで、転職するかどうか、本当に今の仕事を辞めるべきかどうか、といったことは一旦横に置いた状態で、これから自分がありたい姿、仕事に求めているものについて、具体的に考えてみるといいでしょう。
考える際は、「これからの働き方=キャリアプラン」と「これからの生活=ライフプラン」の2つの方向から進めます。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、迷いのない判断をしやすくなります。
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参考:ライフプランとは
ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。
具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。
上記図の例では、Uターン後の目標として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを叶えるとしたら現状では毎月24万円の積立金が必要となることが分かります。
(※ それら目標に向けての貯蓄がすでにある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)
ライフプランを建てることによって、「早めの貯蓄が必要になりそうだ」という気づきがあるかもしれません。
または、「転職時の給与条件として、これくらいは欲しい」という新たな希望条件が出ることもあるでしょう。
「働き方も生き方も、あまり考えがまとまらない…」という人は、いちどポジティブアプローチとギャップアプローチという考え方に沿って進めるのがおすすめです。

ポジティブアプローチ | 価値や強みに焦点を当て、在りたい姿を描いた上で、目指す先や具体的なアクションプランを導きだします。また、そこに向かって、行動を高めていく働きかけです。 |
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ギャップアプローチ | 足りないものに焦点をあて、あるべき姿と現状とのギャップから、問題を特定し、修正や改善をはかる方法識 |
ポジティブアプローチとは、「こうありたい」という理想像を設定し、そこに向かって自分の強みをより伸ばしていこうという考え方です。
今現在の仕事と同じ職種で、さらに高みを目指してステップアップしていきたい、といった転職であれば、ポジティブアプローチによって自身の理想像に近づいていくことを考えるといいでしょう。
ギャップアプローチも「こうありたい」という理想像を設定する点はポジティブアプローチと同じですが、理想像に対して今の自分に足りないものを埋めるにはどうしたらいいか?という視点で理想像に近づいていこうという考え方になります。
職種を変えて転職したいと思っている場合などは、今持っている力をどの程度生かせるのか読めないことも多いはずです。そうした場合、足りないものから考えたほうが「あるべき姿」に近づくための道が見えやすくなるというわけです。
将来的に独立を考えている人は、独立したい理由を明確にして入念な計画と準備を!

退職後のプランが転職だけでなく、将来的な「独立」も含めて考えている人は、特に入念な計画と準備を行っていく必要があります。
近年はスモールビジネスを始めやすい環境が整いつつあるため、ひと昔前に比べて気軽にビジネスを始めやすくなっています。
ただし、簡単に始められるということと、始めたビジネスで成功できるかどうかということは別次元の問題です。
特に事業計画については早い段階から検討を重ね、スタートアップ期からビジネスが軌道に乗るまでの期間、どのように資金繰りをしていくのか、といったことも含めて考えておく必要があります。
よく、起業のための準備期間と聞いて、真っ先に開業資金のための貯金を連想する人がいますが、開業したもののすぐにお金に詰まってしまう人が後を絶たないことを覚えておくようにしてください。最初さえ乗り切ってしまえば、あとは自動的に軌道に乗るわけではないのです。
事業計画を立てる上でも重要になるのが、なぜ独立したいのかという理由です。
単に会社員よりも自由な感じがするから、という程度のことではなく、自分でビジネスを興こすことによって実現したい思いがあるのなら、その思いがそのまま事業理念の要となるはずです。
独立への思いは独立に向けた計画となり、さらには事業理念へとつながっていくのです。
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2)それでも「転職したい」「会社辞めたい」という30代の方に、必ず意識してほしい3つのポイント
いちど自分の考えを整理しながら振り返ってみたものの、やはり転職したい、会社を辞めたい、という結論に変化がなかったとすれば、いよいよ転職活動に向けて具体的な行動に移していくことになります。
30代は、多くの場合とても忙しく、働きながら転職活動を続けるのは大変かもしれません。スキマ時間をうまく活用しつつ、余計なことをやらずにやるべきことに集中することで時間を効率的に使っていきましょう。
とはいえ、時間や労力をかけるべきところにかけないと、いつまで経っても転職先が決まらず転職活動が長期化してしまう原因になります。
徹底してやっておくべきこと、時間をかけてでもやっておくべきことを3つ挙げますので、これらのことは確実に実行するようにしてください。
キャリアアップのロードマップを描き、長い目でキャリアを見ておこう

会社を辞めたい!と思っているときは、どうしても目の前のことにとらわれがちになり、近視眼的になりやすくなるものです。そこで、転職を考えているときほど、先々のキャリアを長い目で見る長期的な視点が大切になってきます。
こうしたときに役立つのが、キャリアのロードマップという考え方です(※先に紹介した、「キャリアプラン」とほぼ同義の考え方です)。
「ロードマップ」とは、これから先のビジョン・展開を視覚化することです。
「ロードマップを描いたことがない」という方は、以下の図を参考に、ご自身のキャリアイメージを描いて見ると良いでしょう。

縦軸の「半年後」、「1年後」、「○年後」が時系列です。上から書きやすい人は上から、下からの方が書きやすい人は下から書き始めます。
そして、横軸は「実現したいこと・望ましい将来像」からイメージしていきます。ここでイメージする内容は具体的でなくても構いません。
例えば、「自身のアイデアを形にする仕事がしたい」であったり、「多くの人から感謝される働き方をしたい」といった内容でも問題ありません。
ただし、そこから右へと進んでいって「実現の為に必要な知識・スキル」や「具体的行動」をイメージする際は、具体的かつ詳細に描いていきます。
人は、イメージが具体的になるほど行動しやすくなるものです。そして、行動が促進されると自ずと道は開け、更には中長期的な視点も持ちやすくなるのです。
ちなみに、ここで描いたキャリアのロードマップに縛られる必要はありません。
数か月後または半年後にまたロードマップを作成してみて、変化があった場合はそれに合わせて行動を変えていくと良いでしょう。
今後のキャリアで伸ばしたいスキル・残したい実績を明確にし、リソースを集中させる

転職を希望する職種や仕事内容が具体的であればあるほど、転職では有利になりやすい傾向があります。
企業としても中途採用者、とりわけ30代で経験もそれなりに積んできた中途入社の社員には即戦力としての活躍を期待するところが大きいのです。
そこで行っておきたいのが、「キャリアの棚卸し」です。
補足:キャリアの棚卸しについて
キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」です。

「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人もいると思います。
そんな際は、以下の手順で進めてみてください。
- これまで経験した業務をすべて書き出していく
例)「営業事務作業、企画書・提案書の作成、サービス進捗のデータ入力」等 - 書き出した業務について、それら業務に求められる知識・スキルは何かを考える
例)「営業事務作業」=ヒアリング力、数値管理能力、PC操作の知識等 - 出てきた知識・スキルの中で、「これからも続けていきたいこと・伸ばしていきたいこと」が何かを考える
- それらを実現できる働き方について考える
特に転職前においては、キャリアの棚卸しは是非やっておきたいところです。
キャリアの棚卸しの進め方については、以下記事で詳しく紹介しています。興味のある方は併せてご覧ください。
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キャリアの棚卸しで、「自分が今後のキャリアでどのような働き方をしたいのか」を明確化し、伸ばしたいスキルや残しておきたい実績といったところまで具体的にできるとと、面接時に強力な武器となります。
入社後にやっていきたいことまで具体的になっていれば、そこに時間や労力といったリソースを集中させ、徹底的に面接対策を行うことも可能になります。
なお、転職を2つ以上経験している人は、これまで勤めてきた会社で得た経験のうち、組み合わせて生かすことでシナジー効果を発揮するようなものはないか、注意深く振り返ってみましょう。
意外なスキルが線でつながり、希少な複合スキルとして生かせることがあるかもしれません。
特に業種や職種を越境して転職した経験のある人は、「以前の経験は次の仕事と関係がない」と決めつけてしまわず、自分のこれまでの経験を「編集」するつもりで振り返ってみるといいでしょう。
なるべく多くの「相談相手」を。複数の転職エージェント利用がおすすめ

転職は、いわば「人生の大きなターニングポイント」です。満足のいく転職を果たすためにも、親身に相談に乗ってくれる「相談相手」は多いに越したことがないでしょう。
その際に、是非ともおすすめしたいのが「複数の転職エージェントに登録すること」です。
転職エージェントでは、キャリア支援のプロである「キャリアアドバイザー」から転職先企業の提案だけでなく、あなたのタイプやこれまでの経験から、今後どういったキャリアアップをしていくと良いかのアドバイス・提案もしてくれます。
転職活動の際には、殆どの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
3)30代の転職に、おすすめの転職エージェント

ここからは、30代の方が転職時に有効活用したいおすすめの転職エージェントを紹介します。
現在、国内に転職エージェントは17,000以上もあります。当然ながら、それら転職エージェントにはそれぞれ特徴があり、「どの転職エージェントも一緒」ということはありません。
そこで、あなたに合ったサービスを見つけやすくするためにおすすめの転職エージェントをパターン別にピックアップしました。
タイプ別のおすすめ転職エージェント
どれか一つのタイプではなく、複数のタイプが当てはまるという人もいるでしょう。
その場合は、それぞれのタイプでおすすめしているサービスを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップしてみてください。
なるべく早く転職したい、積極的に求人提案を受けたい人はdoda・リクルートエージェント・ワークポート

30代の方で、「なるべく早く転職したい」、「積極的に求人提案を受けたい」という人はdoda、リクルートエージェント、そしてワークポートのサービス利用がおすすめです。
doda、リクルートエージェントは共に国内最大手の人材紹介会社として、豊富な求人と充実したサービス体制があり、「的確かつスピーディな対応」への評判が高く、職務経歴書などの書類添削や応募企業の情報収集、面接対策についても、これまでの実績に基づいた適切なサポートを行ってくれます。
ワークポートはIT・Web業界への転職支援に強い転職エージェントで、かつキャリアアドバイザーからの積極的な求人提案をしてもらえると評判です。ITエンジニアやWebディレクター・プロデューサーといった職種への転職を希望される方にマッチしやすいでしょう。
ただし、これら大手転職エージェントは若手のキャリアアドバイザーも多く、当然その品質は一定ではありません。
相性の良くないアドバイザーや経験の浅いアドバイザ―が担当になったときにうまくリスクヘッジできるように、複数の転職エージェントに登録しておきサポート品質を比較確認できるようにしておいた方が良いでしょう。
サービス名 | 特徴 |
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![]() doda |
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![]() リクルートエージェント |
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![]() ワークポート |
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キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人はマイナビエージェント・パソナキャリア・JACリクルートメント

「仕事を辞めたいと思っているけど、具体的な転職方針が定まっていない」など、キャリア相談をしたい方や転職自体に不安を感じている方は、じっくり相談を聴いてもらえる転職エージェントがおすすめになるでしょう。
相談をどれだけ聞いてもらえるかは担当となるキャリアアドバイザーによっても変わってきますが、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。
マイナビエージェントは20代~30代前半の若手社会人向けの転職支援に強く、JACリクルートメントは年収600万円以上のリーダー・管理職層の転職支援に強いです。パソナキャリアは全年齢に満遍なく対応している転職エージェントです。
サービス名 | 特徴 |
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![]() マイナビエージェント |
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![]() パソナキャリア |
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![]() JACリクルートメント |
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キャリアアップ転職を目指す人は、JACリクルートメント、ビズリーチ、パソナキャリアハイクラス

今回の転職で、「30代のうちにキャリアアップや年収アップを果たしたい」という方は、ハイクラス向けの転職サービスを検討すると良いでしょう。
好待遇の求人はピンポイントのタイミングで募集されることが多く、その殆どが「非公開求人(転職サイト等一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。
よって、ハイクラス向けの転職エージェントは「中長期的に利用する」イメージで、かつ複数登録しておくのがおすすめです。
以下に紹介するのは、特にミドル世代向けの転職支援実績の豊富な、ハイクラス向けの転職エージェント(一部ヘッドハンターサービス)です。
サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。
サービス名 | 特徴 |
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![]() リクルートダイレクトスカウト |
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![]() JACリクルートメント |
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![]() ビズリーチ |
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![]() パソナキャリア ハイクラス |
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![]() iX転職 |
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専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント

ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
これまで培った知識・経験を活用しつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
各分野別のおすすめ特化型転職エージェント
分野 | サービス名 | 特徴 |
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IT・Web | ![]() マイナビITエージェント |
■手厚いサポートを受けたい全国のITエンジニアの転職におすすめ
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![]() レバテックキャリア |
■都市部でキャリアアップを目指すITエンジニアの方におすすめ
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20代・若手 | ![]() マイナビジョブ20's |
■20代のはじめての転職、正社員経験の浅い人におすすめ
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![]() JAIC(ジェイック) |
■20代~30代前半のフリーター・既卒・若手社員におすすめ
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![]() 就職Shop |
■20代のフリーター・既卒・第二新卒におすすめ
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ハイクラス | ![]() JACリクルートメント |
■キャリアプランについてじっくり相談したい人におすすめ
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![]() リクルートダイレクトスカウト |
■年収700万円以上の転職を目指す全国の転職者におすすめ
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![]() ビズリーチ |
■ハイクラス層向けのスカウト・オファーが欲しい転職者におすすめ
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マスコミ | ![]() マスメディアン |
■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
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アパレル | ![]() クリーデンス |
■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
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経理・財務、人事、管理業務 | ![]() ジャスネットキャリア |
■会計、税務、経理・財務分野の転職におすすめ
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![]() MS-Agent |
■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
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外資系 | ![]() ランスタッド |
■製造業・ものづくり業、医療機器・医薬品業界の好条件求人が豊富
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![]() エンワールド |
■質の高いグローバル求人を提案してもらえる
|
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![]() ロバート・ウォルターズ |
■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
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製造系エンジニア | ![]() メイテックネクスト |
■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
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介護 | ![]() きらケア |
■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
|
![]() かいご畑 |
■はじめて介護職を目指す人、資格取得を検討中の人におすすめ
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まとめ) 職種転換など大胆なチャレンジはラストチャンスかも!? 30代の転職は「慎重に」「大胆に」がポイント!

30代が転職しようと思ったとき、特に職種を大きく変える転職のように大胆なチャレンジに踏み切るのはラストチャンスとなる可能性もあります。
長い目で見たとき、今このタイミングで職種を変えておいたほうがいいと思うのであれば、大胆にキャリアチェンジしてしまうのもひとつの手です。反対に、将来にわたってのキャリアパスや収入の推移、ライフサイクルの変化に対応できる仕事かどうか、といったことも踏まえて、慎重に判断を下すことも必要になってきます。
このように、30代の転職には「慎重」と「大胆」の両輪が必要になってくるのです。
キャリアを決定づける時期であるだけに、判断力や決断力が試される転職となることでしょう。先々のことまでしっかりと見通す慎重さと、決断したことはやり通す大胆さをもって、転職を成功させていきましょう。