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「ブラック企業」ってどうやって見分けるの?転職前にブラック企業を確認する方法

[最終更新日]2017/07/13


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ブラック企業」という言葉が世の中にすっかり定着してきました。

ブラック企業とは、長時間労働や低賃金、法令違反といった、労働者にとって過酷な環境下で働かせる企業の総称ということですが、こうした体質の企業はなぜ無くならないのでしょうか。

目次

 

1)ブラック企業とは?ブラック企業の定義

一般的に言われている「ブラック企業」の定義とは

よく耳にするようになった「ブラック企業」という言葉ですが、一体どのような企業のことを指しているのでしょうか。
── 一例を挙げるとすると、

  • 長時間労働
  • 休憩を与えないなど過酷な労働環境
  • 低賃金
  • 高離職率
  • ハラスメント(パワハラ、セクハラなど)

といったものがあります。

心身を病むほどひどい条件で働いているにも関わらず、給与が低水準のまま上がらない、あるいは、人が次々と辞めていく使い捨てのような扱いをされる、といったことが常態化している企業は「ブラック企業」と言えます。

また、違法行為がまかり通っているような職場もブラック企業に分類されるでしょう。例えば、従業員に対する暴力や暴言、残業手当の未払いをはじめ、顧客や取引先を騙すような行為が平然と行われているような組織などです。

このような会社には誰もが入社したくないと思うはずですが、採用時にはこうした実態は隠され、表向きは良い会社のように見えるのが特徴です。
中には、有名企業と言われるような会社であっても、従業員にとっては過酷な環境で働かざるを得ない場合もありますので注意が必要です。

つまり、ブラック企業は、「外から見ているだけでは実態が見えづらい」という点が特徴なのです。



昔はブラック企業などなかったというのはウソ!?

こうした体質の会社は最近になって増えてきたのか?というと、実は過去にもこのような企業はたくさん存在していました。
しかし、過酷な条件に耐え抜いて働けば、それに見合った待遇が保証されていたり、終身雇用に象徴されるような身分保証が約束されていたりした点が、現代との大きな相違点でしょう。

また、売上が思うように伸びていない企業や、急成長するために無理に背伸びをしている企業、一見儲かっているようでも利益が残らない企業は、ブラック企業の体質からなかなか抜けられない傾向があります。
かつては儲かっていた企業が過去の成功体験から抜けられず、「社員にもっと頑張らせれば昔のように売れるはずだ」などと経営層が思い込んでしまっていると、無理な働かせ方をして社員が摩耗していくことになりかねないのです。

長時間労働や、現代で言うパワハラにあたるようなことは、過去の会社組織でもめずらしくありませんでした。部下に「バカ」と言うことは今では問題視されますが、かつては「愛情をもって」指導してさえいれば、こうした暴言を吐いてもある程度まで許容されていた面もあったほどなのです。


しかし、今ではこうした過酷な条件に耐えて働き続けたとしても、終身雇用も昇給も約束されてない企業が少なくありません。働く側としては「我慢するだけ損」という状況になりつつあるというわけです。

このような背景から、ブラック企業という言葉がメディアで使われるようになったと推測されます。


2)ブラック企業に勤めた方の「体験談」

ワンマン社長に誰も逆らえない!? 処遇も休日も社長の一声で決まる職場で働いたY田さん(仮名)

Y田さんが中堅の印刷会社に中途入社したのは、まだ30代に入ったばかりの頃だった。営業の経験など全くなかったにも関わらず、どういうわけかメーカーへのルート営業担当として採用されたのだった。

入社初日の朝礼で、Y田さんはその職場の特殊な「空気」を感じることになる。

全員起立で行われる朝礼は、まるで社長の独演会だった。
話の内容が仕事に全く関係ないことは、入社初日のY田さんにもすぐに分かった。社長が話しているのは自分の趣味のロードバイクのことばかりだったのだ。悠々と話し続ける社長とは対照的に、社員は全員、直立不動で表情ひとつ変えることなく聞いている。異様な雰囲気だった。

この社長のワンマンぶりはY田さんの想像をはるかに超えていた。業務の繁忙状況に関わらず、「明日は出社日とする」と社長が言えば、あらかじめ公休日だった日でも急に出社日へと変更された。
廊下で声をかけられ、その場で理由の分からない部署異動を命ぜられた同僚もいた。社長の機嫌を損ねたというだけで降格となった者も過去に何人もいるという。

Y田さんは社長のお気に入りだったらしく、明らかに特別扱いを受けていた。
社長に連れられ、全日程が観光の予定しかない「海外研修」に数名の社員とともに行ったこともある。他の営業部員との処遇の差は誰の目にも明らかだった。Y田さんが営業部内で孤立するまでに時間はかからなかった。

入社からわずか1年後、まだ満足に仕事を覚えてもいないY田さんに、社長は

社長

「この春から営業部を任せようと思う。あの部署は君の好きなようにアレンジしていい。思い切り力を発揮してもらいたい」

と笑顔で言った。その言葉の裏には、これまで営業部を支えてきた古参の社員をリストラせよ、という意味が込められていた。

その翌週、Y田さんはひっそりと会社を辞めた。社長は驚き、強く遺留したが、Y田さんに迷いはなかった。

Y田さん

「いつか私も、廊下で呼び止められて降格や左遷人事を軽い口調で言い渡されるのだろう、という確信がありました」

とY田さんは振り返る。当時の不気味なほどの好待遇は、社長の機嫌ひとつで簡単に180度変わってしまうものだったことが、Y田さんには分かっていたのだろう。


会社の伝統は法律より重い!? 過酷な長時間労働を経験したT上さん(仮名)

T上さんは教育関係の仕事に就きたいと思っていた。新卒で学習塾に採用され、講師として働くこととなったT上さんは、まもなく自分が絵に描いたような「ブラック企業」に就職してしまったことを知る。

勤務時間は午後2時から午後10時。授業後の後片付けと残務処理で、残業があることは覚悟していた。いつも早めに出社することを心がけていたT上さんは、正午頃には出社して仕事を始めることにしていた。定時よりも2時間ほど早く出社しているにも関わらず、ほとんどの社員はすでに事務所にいた。

ある日、T上さんは2歳年上の先輩社員から会議室へ呼ばれた。会議室のドアを閉めるなり、その先輩はこう言ったのだ。

先輩

「あのさ、お前、仕事を何だと思ってるわけ?」

T上さん

「はい?」

T上さんは状況がよく飲み込めない。先輩は、呆れたような目つきをしたかと思うと、いきなり罵声を浴びせてきた。

先輩

「何が『はい?』だ! 12時すぎにモタモタと出社してきて、一体何を考えてる? こんなに出社が遅い新人は初めて見たぞ。新人なんだから、10時には来て授業の練習の1つでもするのが当然だろう!」

そして、周囲の先輩社員の名を挙げながら、誰しもが新人時代には定時の4~5時間は早く来て、明け方近くまで会社にいたものだ、と切々と語った。それがこの会社の伝統なのだそうだ。その先輩の話を忠実に実行しようとすれば、睡眠時間は毎日4時間も取れない計算になる。

半年間、その先輩の「助言」通りに勤務したT上さんだったが、体に変調を感じるようになり、入社1年後に会社を辞めた。あとで聞いた話では、その塾は入社1年目で辞める社員がほとんどだということだった。


時代錯誤の女性差別と同僚の無理解に苦しんだK森さん(仮名)

あるデザイン会社に転職したK森さんは、信じられないほど時代錯誤の会社がいまだに存在することを知った。K森さんは経験者採用でデザイナーとして入社している。
K森さんはこのとき40代で、2人目の子どもが小学校に入学したのを機に復帰したいと思い、自宅から比較的近いこの会社に応募したのだった。

社員は社長をはじめ、全員が男性だった。10名強の小規模な会社だったが、社員は30代後半から50代までだったので、それほど若い会社というわけでもない。すでに前職で十分な経験を積んでいたK森さんは、1年目からさっそくデザインの腕をふるうつもりでいた。

しかし、K森さんが配属されたのはなんと「経理係」だった。
それも、経理担当者の男性がすでにいるところへ、「手伝ってあげてほしい」と言われて配属されたのだった。

それから約半年間、K森さんが任された仕事といえば、来客へのお茶出し、コピー、郵便物を出しに行くこと、社員のデスクを毎朝拭くこと、水回りの掃除、電話応対。これだけだった。

半年後、さすがに理不尽だと感じたK森さんは、上長に申し出た。

K森さん

「当初聞いていたデザインの仕事とは、全然違う仕事ばかりなのですが…」

上長の反応は冷ややかだった。

上司

「どうして? それも仕事でしょ? 何か不満なの?」

聞けば、職場の男性、つまりK森さん以外の全員が、女性はお茶出しなどの雑用をこなすのが当然で、実務部隊は男性が担当するものだと信じ切っているようなのだ。その上長は、さらにこう言った。

上司

「なんかさあ、うちの会社、女性が入ってきてもすぐ辞めちゃうんだよね。我慢が足りない女性が増えているんだろうな」

その一言でK森さんの心は決まった。現在は転職し、K森さんは男女分け隔てなく力を発揮できる職場でデザインの仕事に没頭している。


3)なぜブラック企業が存在するのか

ブラック企業存続の裏にブラック労働あり!安くてもキツくても耐えてしまう労働者たち

たとえば、職場の昼休みにランチを食べに行き、メニューを見ると全て2,000円以上だったらどう思うでしょうか。「高すぎる」と思うはずです。反対に300円台でおいしい定食を出す店があれば、毎日のように通うのではないでしょうか。

おいしい食事を2,000円出さなければ食べられない店と、300円台で食べられる店。この二者は何が違うのでしょうか。

もちろん仕入れ値や使用食材の質といった差はあるかもしれませんが、価格差の大きな理由の1つに店で働く従業員の給与があります。おいしくてボリュームもあるのに安い店で働くスタッフは、決して高くない給与で日々働いているはずなのです。


仕事が大変であるにも関わらず賃金が安い職場であっても、「自分がいなくなると他のスタッフが困ってしまう」「常連のお客さんに迷惑がかかる」といった考えから、辞めたくても辞められない人がいます。
あるいは、辞めてしまうと次の仕事が見つかるかどうか不安だから、今は収入が途絶えると困るから、といった経済的な理由で、辞めたくても辞められない人もいるはずです。


労働条件が過酷だからと、誰も寄りつかない職場になってしまうと、困るのは経営者です。しかし、低賃金で過酷な環境であっても耐えて働く人がいるからこそ、こうした体質の企業は存続することが「できてしまう」のです。


低賃金や長時間労働が恒常化する根本的な原因は「ビジネスモデル」

では、そもそもなぜ低賃金で人を働かせ続けなくてはならないのでしょうか。その理由を端的に言うとすれば、「儲からないから」と言えるでしょう。高い賃金を払えるだけの売上や利益がないので、支払うこともできないというわけです。


長時間労働についても同様です。適切な労働時間できちんと結果が出せていれば、わざわざ夜中まで働く必要はありません。ところが、法令で定められている労働時間では会社を維持するだけの売上を確保できないために、長時間働かせることで稼ごうとするわけです。

こうした問題の根本的な原因は「ビジネスモデル」にあります。

売上を伸ばして維持する仕組み、一定の時間内に効率よく稼ぐ仕組みといったビジネスモデルが確立されていないために、従業員を酷使する以外に打開策がないというわけです。当然のことながら、この責任は経営者にあります。

つまり、ブラック労働が常態化しており改善される見込みのない会社というのは、本来なら経営者が負うべき責任を従業員が負わされているのです。


4)ブラック企業に入らないようにするための工夫

誰からどのように利益を得ているのか、利益構造を調べてビジネスモデルを分析しよう

ブラック企業の大きな特徴として、そもそもビジネスモデルが未完成で利益構造が確立されていないことが挙げられます。転職先として検討している会社は、どのような相手からどうやって利益を得ているでしょうか。

扱っている商品やその性質、顧客のターゲットを分析し、「自分なら利用したいかどうか」「お金を払ってでも欲しくなるものか」「これからも需要が衰えそうにないか」といったことをよく観察し、考えておくことが大切です。


不自然なほど安く商品を提供している会社や、とても需要がありそうにないものを作り続けている会社は、業績が悪化していたり、利益を無理に確保することで業績を維持しているように見せかけていたりすることがあります。
このしわ寄せは従業員に来るため、何年間も働いていても低賃金のままだったり、明らかに負荷が大きすぎる長時間労働を強いられたりといったことが起こるのです。

ビジネスモデルに不自然さを感じた場合、またはどう考えてみても儲かりそうにないと感じた場合は、ブラック企業である可能性を疑いましょう。


会社のホームページや口コミ、知人の評判などを全て駆使し、会社の風土や体質を知ろう

体験談のY田さんやK森さんの例を見ると、ブラック企業という意味合いは必ずしも長時間労働や低賃金に限ったものではないことが分かります。経営者や上長の性格、モラル、組織としての風土や体質といったことも、働く上で非常に重要な要素となるわけですが、こうしたことは入社してみないと分からない面も多いものです。

たとえば、会社のホームページや求人広告で「アットホームな社風」を強調している、社員の平均年齢がやけに若いといったことがないか、しっかりと確認しましょう。

内容だけでなく、文面から伝わる雰囲気や社内や社員の様子を撮影した写真から違和感を覚えるようなら要注意です。
「何かおかしい」という感覚があるようなら、疑っておいて損はありません。知人にその企業と取引をしたことがある会社の社員がいる場合や、元社員といった関係の人がいれば、あらゆる人脈を駆使して会社としての評判や印象を聞いてみるといいでしょう。


さらに、面接は会社の雰囲気を知る絶好の機会です。
実際に働く人たちの姿や表情を見るチャンスがあれば、暗い表情の人が多くないか、社内の空気が澱んでいないか、よく観察しましょう。面接担当者の口調が乱暴だったり、面接の場で失礼なことを言われたりするようなら、入社後はさらに違和感を強く持つことになると考えたほうがいいかもしれません。


5)まとめ ブラック企業への防御策をしっかりと!自分の身はまず自分で守ろう

たいていの人にとって「過酷だった」「ひどい職場だった」と思えてしまうような環境の会社は、残念ながら実在します。

経営者としては結果を出すことに必死なだけかもしれませんが、雇われて働く側としてはたまったものではない、といったことも少なからずあるのです。職種や仕事内容によっては、向いている人にとっては苦ではないものの、そうでない人にとっては苦痛以外の何物でもない、といったこともあり得ます。

しっかりとリサーチを行って情報を集めるとともに、異変を察知できるようアンテナを高くしておきましょう。
自分にとって良い職場かどうか、気持ちよく働ける場所かどうかは、最終的には自分で見極めるしかないところがあります。
ブラック企業と言われる職場で働くことになって後悔しないよう、防御策をしっかり練っておくことが、とても大切です。

この記事の作成者:ash.


 

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