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「仕事辞めたい」というときに見つめ直したい、あなたの「無意識」の状態

[最終更新日]2017/11/07


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「仕事を辞めたい」

「自分の人生、こんなつまらなくて良いのだろうか…」

「なんだか何も楽しくない。楽しめない。──これって、今の仕事のせいでは?」

「猫はいいなあ。何も悩みがなさそうで」


──4つ目のコメントはともかく、働いていれば誰しもこのような想いを抱かれたことがあるのではないでしょうか。

実際、現代の会社勤めの人たちの、「もう会社を辞めようと思う機会がある」という方の割合は約98.2%──100人のうち98人ほどにもなるそうです。
(参照:typeメンバーズパーク「『こんな会社辞めてやる!』と思った瞬間アンケート結果 」)

私たちは、平均して日々の活動時間の6割~7割を会社勤めや仕事に費やしています。
そんな生活の大半を占める仕事が、自分にとって嫌なもの・ストレスのあったとしたら、確かにとても辛いですし、虚しくなることもあるでしょう。

目次

 

1) 「会社や仕事を辞めたい」と思う理由で多い項目は──

はじめに、人はどうして「会社や仕事を辞めたい」と思うのかについて、見ていきたいと思います。

実際に「会社辞めたい」「仕事辞めたい」と悩まれている方50名にその理由を聞いてみました。結果は、以下の通りです。

(2017年6月 自社による電話・インターネット調べ n=50)

1位は「上司や経営者に対する不満・不信感」(24%)で、2位の「職場環境への不満」(16%)を大きく引き離しての結果となりました。

その他、3位の「同僚との人間関係への不満」や6位の「社風が合わない」など、周囲への環境に対する不満から会社や仕事を辞めたくなるケースは多いようです。

確かに、他人を変えることは中々できることではありません。仕事のストレスが一緒に働く人たちにあることこそが、その仕事や会社を辞めたくなる大きな原因になるというのは、よく分かります。


ですが、私たちが本当に「会社や仕事を辞めたい」と思うときは、もっと深層の意識から来ていることも往々にしてあるのです。続いては、そんな人の意識レベルについて、お話していきたいと思います。



2) 「仕事を辞めたい」と思うとき、私達の深層心理は「理由」とは別のものを描いている?

人の意識構造は、氷山の一角と同じ構造?──「氷山モデル」

人の意識構造は、よく上記のような「氷山の一角」として表されます。

海面から上は顕在化している「意識」、そして海面より下は「潜在意識」と分けられます。
海面で区切っているのは、私たちは、普段は「意識」しているものしか見えておらず、海面下の「潜在意識」は見えていないことが多い、ということを意味しています。

更に「潜在意識」は、「前意識」と「無意識」とに分けられます。

「前意識」とは、普段は意識されていませんがキッカケがあれば意識できる、いわば条件付きで「顕在化できる意識」です。そして「無意識」とは、通常は自分でアクセス・コントロールすることが出来ないとされています。

心理学者のフロイトは、この無意識の構造において、「人は自らの無意識に実質支配されている」と言いました。──なんだか少し怖い表現ですね。

実際に、今回の「会社・仕事を辞めたい」という意識で今回の意識レベルがどう表されるかを見てみましょう。



「会社や仕事を辞めたい」という意識を、「氷山モデル」で表してみる。

以下は、「上司との関係性が悪化し、仕事がやりづらくなっている」という方、Aさんが当時抱いていた氷山モデルです。

意識(顕在化されている意識)においては、「上司と合わない。考え方が全く違い、仕事がやりづらい」となっていますが、前意識においては「自分は上司から信頼されていないことに強いフラストレーションを感じている。また、そのせいで仕事にやりがいを感じられずにいる」状態のようです。

更に、無意識下では「常に人から評価、承認されていないと不安。たいていのことにおいては、『自分は正しいことをしている』と感じている」といった想いが存在しています。

このようにして見ていると、「上司と合わない」という仕事を辞めたい理由は、いささか表面上の要素であるように感じられることでしょう。仮にこの状態で仕事を辞めたとしたら、また新しい環境で同じような状況になる可能性も少なくありません。

それよりも、無意識で観られる「人の役に立ちたい」であったり、「常に人から評価、承認されていないと不安」だという想いとしっかり向き合って、その上で「今後自身をどうしていくか」を検討していった方が建設的と言えそうです。



「顕在意識」、「前意識」がネガティブな感情に支配されている時は、「無意識」からポジティブな感情を探してくる。

実際、Aさんは自身の無意識下の状態を把握した後、ストレスフルであったそれまでの状況を抜け出しています。どう抜け出したのかというと、無意識下にあった「人の役に立ちたい」。──このポジティブな感情を大切にし、どうしたらそれが最大限発揮するかを考えました。

そのうちに、Aさんの思考は上司との確執の枠にとどまっていた状態から抜け出せて、行動自体もポジティブなものに変換していくことが出来たのです。


大切なことは、自身の無意識下にある感情から、「ポジティブな感情」を見出していくことです。そしてそのポジティブが常に感じられる状態──つまり、「顕在意識」まで引き上げていくことが、様々なネガティブ感情を払しょくしていく、強いエネルギーに代わっていくのです。



3)「無意識」下のポジティブ感情を引き出すには、自身の「ありたい姿」を描いていくこと。

さて、「無意識」下にある「ポジティブ感情」が大切という話をしましたが、ではそのポジティブ感情を引き出すためには、どうしていくと良いでしょうか。
そして、そのポジティブ感情を引き上げてから大きく育てていく為には、どのような方法があるのでしょうか。

「あるべき姿」だけでなく、「ありたい姿」に目を向ける (=ポジティブ・アプローチ)

「無意識」下にあるポジティブ感情を引き出していく方法として有効なのは、「ポジティブ・アプローチ」の形成です。

「ポジティブ・アプローチ」とは、人それぞれが持つ「ありたい姿」を描き、そこにアプローチしていこう、という考え方です。ポジティブ・アプローチへの意識が強まっている時は、人は安定した精神で、かつ活気溢れる状態でいられることが多くなる傾向にあります。いわば自身の将来や未来に「希望」や「期待」を感じている訳ですので、当然と言えば当然でしょう。

これと対になる考え方が、「ギャップ・アプローチ」。ありたい姿ではなく、「あるべき」姿を目指すという考え方です。生真面目な人ほど、「本来はこうあるべきだ」「自分はこうするべきだ」といった「べき」論に固執しやすい傾向があります。ですが、「あるべき姿」を常に保つのは難しく、達していない際は往々にしてストレスを感じやすくなります。


これら2つのアプローチは実は、「どちらも重要」で、両方を同程度に持っていることが望ましいとされています。ですが、「会社辞めたい」「仕事辞めたい」と思っているときは、どうしても「ギャップ・アプローチ」寄りになるものでしょう。

ギャップ・アプローチ寄りの状態から、ポジティブ・アプローチを強化する方法はいくつかありますが、手っ取り早く見つけていく方法を一つ紹介しましょう。


1)「これまでの人生であった嬉しかったこと」を20個ほど書き出していきます。

2)その後、書き出した20個について、共通項をいくつか探していきます。例えば、「人との出会いや交流」で共通項を見出せる人もいるでしょうし、「お金」や「プレゼント」といった金銭・物で共通項を作れる人もいるでしょう。

3)出てきた共通項を見て、これからの人生で更にそれらの機会が増えていく(つまり、「嬉しい」と思える機会が沢山増えていく)為には、「自分がどのような状態になっていると良いか」を考えていきます。

3つ目の項目で出てきた考えが、あなたの「ポジティブ・アプローチ」の対象となる要素です(出てきた考えの抽象度が高い場合は、より具体性を出していきましょう)。その要素をこれから将来に実現したい「ありたい姿」として想い描き、目指していきます。


人は、「ネガティブなものをなくしていく」ことより、「ポジティブなものを目指していく」方が圧倒的にエネルギーを出せるものです。
そして、エネルギーが出ている時の方が、すべての行動がうまく行くものです。特に、「会社辞めたい」「仕事辞めたい」といった人生のターニングポイントになるかもしれない局面においては、ポジティブなものを目指していくエネルギーがあった方が、より後悔の無い選択・決断が出来そうですよね。


自身の「承認のコップ」の状態を顧みる

続いては、「『ポジティブ・アプローチ』の対象は見つけられたけれど、なかなかポジティブ感情が大きくならない…」という方向けに、「承認のコップ」という概念を紹介します。

「承認のコップ」とは、人の心の中には誰にでも1つのコップがあり、その中には自己承認と他者承認の2種類の水が入っているという考え方です。そして、この承認のコップが満たされている状態では、人はポジティブ感情も最大限高まり、かつ周囲への価値発揮も高まると言われています。

ですが、「承認のコップが常に満杯になっている」なんて、そうそうあるものではありませんよね。「コップの中の水は不足している」という方のほうが大半でしょう。

承認のコップの水が不足気味の時の有効な対策は2つあります。
まず、「自己承認の水が少ない」という場合は、今身近にいる大切な人に何かしらの「GIVE(ギブ)」をすることです。感謝の気持ちを伝えるであったり、ちょっとしたプレゼントをあげてみるであったり、何でも構いません。ポイントは、「相手が喜ぶことをする」ということです。

あなたの行為によって相手が喜んでくれて、それをあなたが感じられたら、「自己承認の水」は確実に増えます。そして、それを繰り返していけば良いのです。

では、「他者承認の水が少ない」場合はどうするかというと、こちらはちょっと段階があります。まずは、「今の生活でかかわりのある人々」に対して、なるべく広く深く、「関心を持つこと」。そして関心を持った際にそれがポジティブな気持ちになれる相手だったら、「心を開いていくこと」です。

人は、「何かをしてくれる人」よりも「自分を認めてくれる人」を大切にするものです(それ自体が他者承認でもありますよね)。そして、自分を認めてもらう為には、まずこちらから相手を認める(関心を持ち、心を開いていく)こと。そうすることによって、「他者承認の水」は(時間は少しかかるかもしれませんが)満たされていくのです。


「ポジティブな感情」を更に育てていく為に、「グロースマインドセット」を意識する

ポジティブ・アプローチの対象を見出して、ポジティブ感情と共に「ありたい姿」に向けて邁進していく為に、とっても有効な思考パターンがあります。その名も、「グロースマインドセット」。

グロースマインドセットとは「成長する思考」を意味します。人は変わることができ、能力を高めていけると信じたり、失敗を恐れずチャレンジし、目標に対して柔軟に欲求を持ち続けていこう、──といった思考を指します。

それと反対の思考が、「フィックストマインドセット」。
フィックストマインドセットとは「固定された思考」という意味です。物事に正解を求めてしまったり、人は変われないものだと決めてかかってしまったり、あるいは失敗を恐れてチャレンジを避けようとしたりといった心情となって表れてきます。

怖いのは、人はストレスや苦労が絶えない大変な局面になると、知らずのうちにフィックストマインドセットになってきてしまうことです。そうなると、いつまでも暗い気持ちでストレスフルな状態でフィックスト(固定)されてしまい、いつまでたっても「ありたい姿」にアプローチできなくなってしまうということですね。


では、グロースマインドセットの思考にしていく為にはどうするかというと、まずは「意識」すること。
常に「グロースマインドセットであろう」という意識を持ち続けること──これだけで人はグロースマインドセット寄りになっていくと言われています。


会社を辞めるかどうかの進退や、キャリアアップを目指しての転職を行う際に望ましいマインドセットは、いわずもがな、「グロースマインドセット」です。
逆に「フィックストマインドセット」のままでいたら、転職先の面談でもあまり良い評価をされなかったり、新しい環境でなかなか馴染めなかったり…といったことも起こりやすくなってしまうでしょう。


4)まとめ 振り返っていって、「無意識」レベルから現れてきたイメージを大切に

「会社辞めたい」「仕事辞めたい」といった感情から、人の無意識の感情についてお話して、そこから「ポジティブ感情」、「ポジティブ・アプローチ」、「承認のコップ」、そして「グロースマインドセット」と説明してきました。──人の感情や思考の仕組みについても、幾分知識を広げられたのではないでしょうか。

会社を辞めたい、仕事を辞めたいと思っているときの心理状態では、辞めることが「最良」の選択のように思い込みがちです。ただ、ここまでで挙げたような振り返りをすることで、自分の状態を多面的に観察したり、少し距離を置いて客観的に見たりすることができるかもしれません。

そのようにして現れてきた自分の今の状態や、これから取るべき行動の糸口が分かりそうになってきたら、そのイメージを大切にしていきたいものです。

振り返ってみても考えがまとまらないとき、あるいは浮かんできたイメージが本当に正しいものなのか確信が持てないときは、「第三者」の意見を聞いてみることも大切です。

そしてその第三者の候補で、意外と役立つのが「転職エージェント」です。
転職エージェントは一般的に転職すると決めてから登録するものと思われがちですが、転職すべきかどうか、今の仕事を続けるべきかどうか迷っている段階であってもアドバイスをもらうことは可能です。

場合によっては、「今は転職するタイミングではないので、現職を続けたほうがいいでしょう」というアドバイスを受けることもあるでしょう。


「会社を辞めたい」「仕事を辞めたい」といって衝動的に辞めてしまうのは避けるべきでしょう。
まずは自身をポジティブな感情で満たしていき、グロースマインドセットでこれからの将来を選択していくことが大切です。

そして、その際にもし「自分をポジティブな感情で満たしていくのが難しい」、「どうしてもフィックストマインドセットから抜け出せない」と感じるようでしたら、家族や友人、身近な知人、または転職エージェントの力も借りながら、「今後どうしていきたいか」についてさまざまな方向から検討してみると良いでしょう。

思いも寄らないところから、ポジティブ・アプローチの種であったり、グロースマインドセットのきっかけとなる、将来への展望に繋がるヒントが見つかるかもしれません。

この記事の作成者:アーティエンスみんなの転職「体験談」。事務局


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