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「今の仕事、辞めるべき?続けるべき?」で悩んでいる人に是非持ってほしい「3つの判断軸」!!

[最終更新日]2021/10/14

今の仕事続けるべき?辞めるべき?

「今の会社を辞めたい」と思う時、その理由は人によってそれぞれです。
自身のキャリアを積むための前向きな理由のこともあれば、反対に「今の仕事が合わないから」といったネガティブな理由もあることでしょう。

しかし、転職をしたから今よりも確実にいい未来が待っているという確証はありません。
まずは「今の状態で仕事を辞めても大丈夫なのか」を冷静に見極めてから行動に移すのが一番でしょう。

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目次

1)社会人はどんな時に「仕事を辞めたい」と思う?

2020年に、大手人材紹介会社のマイナビが、20~50代の男女を対象に、「あなたが会社を辞めたいと思う理由は何ですか?」というアンケートを実施しました。
その結果が以下になります。

参考:実際に転職をした人の、主な転職理由(2020年2月 マイナビ社調査)

順位 理由
1位 職場の人間関係
2位 給与が低い
3位 休日出勤や残業時間の多さなど
4位 会社の将来性に不安があった
5位 仕事内容への不満
6位 会社倒産やリストラによるもの
7位 新しいことに取り組みたいと思った

参照:「マイナビ転職動向調査2020年版」

こうして見てみると、6位のやむを得ない事情での退職と、7位の「新しいことに取り組みたいと思った」を除き、上位5つの理由全てが、会社や共に働く社員、自身の待遇への不満が原因の「ネガティブな理由」であることが分かります。

現在「仕事を辞めたい」と思っている方も、ここに挙がった理由に重なるものを見つけられるのではないでしょうか。

今や、現状への不満を抱いたまま仕事を続けるよりも、より良い環境を求め退職・転職をすることは珍しい選択では無くなってきています。

しかし、同様の理由を抱えているからといって、今すぐに退職を決意してしまっても大丈夫かというと、必ずしもそうではないケースもあります。

「仕事を辞めたい」と思った時に大切にしておきたい判断軸について、解説していきます。

2)「辞めたい」理由・原因は1つではない?辞めたい理由の棚卸しを!

「辞めたい」をマイナス感情だけで片付けず、整理して全て洗い出そう

「仕事を辞めたい」と思うきっかけは、ある特定の一つの出来事というよりも、いくつもの原因が積み重なって「辞めたい」という選択に行き当たることがほとんどです。

そこで、どんなに些細なことでも良いので、まずは「辞めたいと思う理由」を書き出してみましょう。

「辞めたい」と思う理由。上司が嫌い。年収が…。残業が多い。将来性がない。楽しくない。

この作業により、「なぜ自分は辞めたいと思っているのか」を客観的に見つめ直すことができます。

真面目な性格の人ほど、「こんなことで弱気になっていてはいけない」と自分を必要以上に追い込んでしまっている可能性もあります。

理由を俯瞰視してみることによって、「これだけの要因が重なっていれば、辞めた方がいいかもしれない」と気付くことも、反対に「これを解決すれば、辞めずに続けることができるかもしれない」という判断を下せることもあるかもしれません。

辞めたい原因のうち、決定的なもの・譲れないものの優先順位づけをしよう

「辞めたい」と思う理由。上司が嫌い。年収が…。絶対に解決したい。残業が多い。将来性がない。解決が難しそう。楽しくない。これは譲れない。

辞めたい理由の優先順位というのは変な感じが辞めたい理由を書き出したら、次はそれらの要因に優先順位をつけてみましょう。

たとえば、

  • 「これが解消されないと、とても続けていられない」といった決定的な理由
  • 「簡単には解決できそうにない」根が深そうな要因
  • 「これだけはどうしても許せない・妥協できない」といった、自分の中で譲れないもの

というように、重要度が高いものを見極めていきます。

それらは裏を返せば「解決されれば、まだ続けられるかもしれない」要因でもあります。

辞めたい理由、譲れない理由は複数出てくるかもしれませんが、なるべく優先度を振り分けるようにしてみましょう。
たとえば「職場の人間関係が悪い」と「仕事が合わない」という2つの優先度の高い理由があった場合、「人間関係については、親しくしている人もいる」という理由で優先度を下げられるかもしれません。

3)転職する/しないで失敗しないための3つの判断軸

転職する/しないで失敗しないための3つの判断軸

仕事を辞めたい理由を整理した結果、「転職するしかないかも…」という判断に至る場合もあるかもしれません。
しかし、そんな時ほど冷静に「転職すべきか/すべきでないか」を見極めて行動に移す必要があります。

ここでは「転職する/しない」の判断を正確に下すための3つの判断軸をご紹介します。

「辞めずにいたらどのくらいで解決できる問題か」を考える

ポイントは時間が「解決する/しない」で考えてみる

上司と合わないから辞めたい…という場合

書き出した重要度の高い理由が、時間によって解決できる問題なのかどうかを考えてみましょう。

例えば、「直属の上司と合わないこと」が辞めたい最大の理由だったとして、その上司か自分のどちらかが数年内に異動する可能性はあるでしょうか?部署異動や転勤があり得るのであれば、時間が解決する可能性があると言えます。

反対に、小さな組織で部署異動が考えにくいのであれば、時間が経過しても状況は変わらないかもしれません。

忘れてはならない視点の1つとして、「新たに人が入ってくる」可能性も考慮しましょう。新入社員や中途社員が入ってくると、社内の雰囲気や部署内の人間関係が変化することがあります。場合によっては、新しい人が入ってきたことで上司との関係性も緩和する可能性もあるのです(もちろん、その逆も起こり得ます)。

定期的に採用活動を行っている会社であれば、それが問題解決へのきっかけになるかもしれません。

「別の職場でも発生する問題か」を見極める

転職で解決できる問題か考える

時間が解決するとは思えない理由で辞めたいと思っているケースでは、その辞めたい理由が転職によって解消されるかどうかが重要なポイントとなります。

時間で解決できない問題の場合、「転職で解決できる問題かどうか」で見極めてみると良いでしょう。
たとえば「仕事内容に不満がある」場合、次のようなケースでは転職によって問題が解消されるでしょうか。

  • もともとは興味がある職種だったが、いざ入社してみたら思っていたものではなかった
  • 社歴を重ねたり昇進したりしても仕事内容が大きく変わらないため、キャリアパスが描きにくい
  • 他にやってみたい仕事はあるが、興味があるという程度で具体的な仕事内容はあまり知らない
  • 自分がどのような働き方をしたいのか、将来的にどうなりたいのかがよく分からない

これらのケースでは、転職してもまた同様の壁に行き当たってしまう可能性は十分にあります。この場合、「仕事内容への不満」はあくまで表面的な理由であり、真相は「キャリアプランが定まっていない」ことなのかもしれません。

このように、辞めたいと思う理由が今の職場特有のものなのかどうかをよく見極めることが大切です。

「とにかく環境を変えたい」と急いで転職すると、転職先でも同じことで悩んでしまい、結果何度も転職を繰り返してしまうおそれがあります。

体験談:目先の問題解決のための転職で失敗してしまったケース
とりあえず、新しい環境で働きたかった。

漠然と「新しい環境で仕事がしたい」という思いを抱えていました。

友人にも背中を押され、明確な職種も決めないまま転職に踏み切ったのです。

前職が事務職で、新しい職場は税理士事務所の事務になります。

職場はほとんどが女性で、男性の私はただでさえ肩身が狭かったうえに、
職場のお局社員に目を付けられ、必要以上に説教をされるなど、
決していい環境と言えませんでした……。

参照元:人生の充実は、「自分のやりたいことに向かっていくこと」前方 さん(男性 28歳 東京都)

心から打ち込めることって、なんだろう?

事務の仕事をしていましたが、同僚の女性が「語学留学」のために退職することに。

私は「今の生活を投げうってまですることか」と思う気持ちと同時に
それくらい打ち込める何かを持っている彼女が羨ましくもあったのです。

それから私も自分の将来について考えるようになって。

「私にとって、心から打ち込める仕事ってなんだろう?」

そんな漠然とした問いに応えるため、私はプログラマーの道に進みました。

結果としてこの選択は間違いだったと気づきます。

プログラマーと言えども、制作工程のわずかな一端を担うだけ。
しかも、最終的に何が出来上がるのかも、よく分からないままに残業、残業の毎日です。

参照元:「私の夢は何だろう?」考えた時、答えが出てこなくて……。あすか さん(女性 44歳 北海道)

「体験談:目先の問題解決のための転職で失敗してしまったケース」を読む

仕事や人間関係が心身に影響を及ぼしているなら、退職をした方がいい場合も

身近にいる人と、修復不能なほど関係が悪化した場合

人間関係が悪化して修復不可能…。という場合

異動や転勤による人間関係のリセットが叶わない場合もあるかと思います。
そういった人と、修復不能なところまで人間関係が悪化しているようであれば、辞めて新しい環境に身を置いたほうが建設的な場合もあります。

転職活動の際、こうした「人間関係でのマッチング」を重視している会社では、採用前に現場で一緒に働くことになるメンバーと顔合わせをするなどして、「一緒に働きたいと思える環境か」を確認するといった機会を設けていることがあります。

ただし、たとえ転職して新しい環境に身を置いたとしても、一緒に働くメンバーの顔と名前をできるだけ早く覚えたり、率先して雑用を引き受けたり、話しやすい人物だと思ってもらうための工夫や努力は必要になるのを忘れないようにしましょう。

すでに心身に不調が出始めていて、日常生活に支障をきたしている場合

過重労働で 体調不良が続いて辛い…という場合

極端な過重労働やパワハラによって、すでに心身に不調が出始めているようであれば、速やかに退職して休養を取ったほうがいいケースもあります。食欲が全く湧かない、眠れない、体調不良が続いているといった状況であれば、早めに医療機関を受診することを強くおすすめします。

休職が可能な環境であれば、一足飛びに退職してしまわず休職を選ぶことも選択の一つです。その際は、「復帰してから再び同じ状況に陥ることが明らかであるかどうか」を合わせて考えておくことが大切です。もし、同じ状況になることが濃厚でしたら、休職期間を利用して転職活動を進めるなどしておくと良いでしょう。

いずれにしても、心身に明確な不調が現れるまで働かされるような環境は「正常な状態ではない」と考えるべきです。

体験談:人間関係リセットが転職成功に至ったケース
新しい職場では、息子のように可愛がられています。

陰で同僚の悪口で盛り上がる。
特定の人間を無視する。

そんな、社会人とは思えない仕打ちが横行する環境に嫌気が差し、転職を決意しました。

看護師から清掃員へと、まったくの異業種への転職でした。

不安もありましたが、母と同じくらいの年代の女性が多い職場で、
まるで息子のように可愛がられながら、伸び伸びと働くことができています。

参照元:看護師から清掃員へ。良好な人間関係を求めて。そにお さん(男性 29歳 岡山県)

新人の私でも、必要とされている!

IT企業のヘルプデスクとして働いていました。

給与の低さ、給料日にお金が振り込まれなかったりと、
経営面での杜撰さが目立つ会社で、一度改善を要求したことがあります。

それからというもの、ほとんどイジメまがいの陰惨な仕事の押し付けや嫌がらせを受けるようになり、私は体調を崩して退職しました。

前職とは違い、同世代の方が多い職場に転職をしました。

そこでは互いに技術を高められるよう、活発な意見交換の場が設けられていたり、
新人の私でも、どんどん意見を求められました。

参照元:人間関係や場所に縛られない、自由な働き方ができるように。もちうどん さん(女性 32歳 東京都)

「体験談:人間関係リセットが転職成功に至ったケース」を読む

家族の介護が理由のとき、また疲れていて判断力が鈍っているときの転職は慎重に判断を

親の介護など、仕事以外の要因で辞めようとしている場合

親の介護のために 辞めるしかないかも……という場合

近年急激に増加している問題の1つに、いわゆる「介護離職」があります。「親の介護のために職場に迷惑をかけられない」と考えて、自分から身を引いてしまう人も少なくないようですが、まずは上司に相談し、退職以外に方法がないか話し合ってみることが大切です。

介護問題以外でも、たとえば直接的に仕事で関わる間柄ではない同僚や先輩との関係がうまくいっていない、といった場合も、すぐに退職に踏み切らずにいた方がいいかもしれません。

直接業務に支障を来さない間柄であれば、極力相手と関わらないように努めるだけでもストレスは軽減されることもあります。また、プライベートの時間に体を使って汗をかく、趣味に没頭する時間を持つ、といったことでストレスを発散し、嫌なことを引きずらないように心がけるのもひとつの手です。

その他にも、「長い目で見れば一過性の問題かもしれない」と思えるところがあれば、もう少し様子を見てから決めても遅くはないかもしれません。

忙しくて疲れているなど、転職することで根本解決できるとは限らない場合

残業続きで疲れた……という場合

いわゆる「ブラック企業」とはいかないまでも、長時間労働やハードワークが続いている会社にいると、「この状態が何十年も続くと思うと耐えられない」といった負の感情を抱いて退職を決意するケースも少なくありません。

そうした心理状態のときは、ふと見かけた求人が非常に魅力的に見え、「ここへ転職すればもっと早く帰れるかもしれない」「残業が減るかもしれない」といった良い面ばかりに目を向けてしまうなど、視野が狭くなっている可能性があります。

疲れているときほど、判断力が十分に働いていないものです。「仕事の効率を上げることで、残業時間を減らすことができないか」など、性急な判断を下さないようにすることが重要です。

体験談:転職が問題解決には至らない可能性のあるケース
父が倒れ、介護が必要に。

パチンコ店の主任をしていましたが、ある時実家の父が倒れ、地元に帰って介護にあたる決意をしました。

要介護者のいる家庭ですから、働き方もあまり不規則でない場所でなければなりません。

私もすでに40代を越えており、転職活動はかなりの難航を極めました。

参照元:父の介護を機に転職。はじめは乗り気ではありませんでしたが……。木下 さん(男性 43歳 千葉県)

何とかなるだろう、とても甘い考えでした……。

転職しようと思った一番の理由は「勤務時間の長さ」です。
月に60時間以上はしていたのではないでしょうか。

私が転職活動で掲げていた条件は
「実家から通える範囲」「デスクワーク」というもの。

その結果プログラマーとして内定をもらいました。
プログラミング経験は皆無でしたが、「何とかなるだろう」と高を括っていたのです……。

もっと事前に下調べが必要でしたね。

仕事についていくのに一苦労ですし、結局は残業も、前職と同じくらいありました。

参照元:ネジの設計士から、未経験で「アプリ開発プログラマー」に転職して。みきぽ さん(女性 26歳 愛知県)

「体験談:転職が問題解決には至らない可能性のあるケース」を読む

4) より確実な判断をしたいなら、転職エージェントの活用もアリ

ここまで紹介してきた判断を自分一人で下すのが難しいと感じた場合は、転職エージェントを活用してみるのも一つの手です。

転職エージェントに登録すると、必ず転職しなければいけないということはなく、たとえば現在の自身の状態を話し、キャリアアドバイザーに「転職すべきかどうか」のアドバイスを仰ぐことも可能です。

ここでは「キャリア相談」ができる転職エージェントサービスを6つご紹介します。
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まとめ)辞めるのは簡単。だからこそ「辞めるべきかどうか」の判断軸をしっかりと持とう

一度「辞めよう」と思えば、退職自体はとても簡単です。
だからこそ「辞めてもどうにかなるでしょ」という日和見な判断で、安易に退職を選んでしまう方も少なくありません。

しかし、退職とは違い「転職」には難しさが伴うものです。
本当にその会社が自分に合っているのかどうかは、結局のところ「入社してみるまでは分からない」と言っても過言ではありません。

安易に転職して後悔することのないよう、まずは「辞めたい理由」の整理と、「辞めるべきか/続けるべきか」の正確な判断軸を持っておくことが大切です。

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