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「映画業界で働きたい!」映画に携わる仕事に転職するには

[最終更新日]2019/02/25


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「映画業界」の実際の仕事内容と、転職する際に意識したいポイントを紹介

「好きなことを仕事にできたとしたら、どんなにすばらしいだろう」とは誰もが考えることでしょう。

映画が好きでたまらない、観てきた映画の数なら誰にも負けない、という人は、「映画業界で働いてみたい」と本気で考えたことは、一度や二度ではないのではないでしょうか。

目次

 

映画業界では、「技術・専門職」と「配給・宣伝職」の2通りの働き方がある

映画に携わる仕事、と聞いて、真っ先に想像するのはどのような職種でしょうか。

一本の映画が撮影されてから劇場で公開されるまでの間には、非常に多くの人が関わっています。

映画に携わる仕事とひと口に言っても、どの働き方を選ぶかによって、必要なスキル・経験や転職へのアプローチの仕方も大きく変わります。

そこで、映画業界における多様な仕事を「技術・専門職」と「映画配給会社・映画宣伝会社」の2つに大きく分けたとき、それぞれどのような仕事することになるのか、転職するにはどうしたらいいのかを解説していきます。


映画業界における、技術・専門職とは

映画業界における技術・専門職とは、映画監督、カメラマン、脚本家、照明、美術、CG制作といった仕事を指します。

映画監督は、その映画の撮影・制作に関する総指揮を執る中枢人物のことです。映画の構成や、映画の世界観を表現するための演技の指示といったように、映画全体を俯瞰して完成へと導く仕事になります。

カメラマンは映画の撮影そのものを行います。監督の意図や考えをとらえ、カメラワークに落とし込む技術が要求されます。

脚本家は映画のストーリーや場面設定を考え、俳優のキャラクターや役回りを細部にわたって練り上げていきます。

照明美術は「裏方」のようなイメージがあるかもしれませんが、映画の空間を演出する重要な役割を担っています。美術の仕事には、役者のヘアメイクも含まれており、作品によっては特殊メイクなども担当することがあります。

CG制作は、その名の通り映画で駆使されるCGの制作を行います。映画の世界観がよりリアルで臨場感のあるものになるよう、最新技術を取り入れ、作品に反映させる仕事になります。


映画業界の技術・専門職になるには

こうした映画業界における技術・専門職を目指すには、当然のことながら高い技術力やスキルを有していることが大前提となります。

それぞれの職種で「その道のプロ」と呼ばれる人は多くいるのですが、その中でも作品世界を理解した上で共感し、他の職種と協力しながら作品を作り上げていくコミュニケーション能力なども必要とされます。


ただし、映画業界で働く上で必要とされる水準のスキルを持っているのであれば、たとえ映画業界で働いた経験がないとしても、類似するスキルを実務で培ってきた人であれば力を発揮できることもあります。

たとえばメイクであれば、コスメ業界での実務経験が生かせることもあるかもしれませんし、CG制作であれば映画以外の業界でCGを担当し培ってきたスキルが生かせることも多いにあるでしょう。


このように技術・専門職については、完全に経験ゼロの状態から映画業界を目指すのは困難かもしれないものの、各職種で必要とされる力に近いスキルを持っている場合は、映画業界へ転身するチャンスはあります。


映画配給会社、映画宣伝会社とは

映画は撮影が終了すれば仕事が完了するわけではありません。作品が劇場で公開され、一般の観衆まで届けられるまでには、映画配給会社や宣伝会社が大きな役割を果たしています。

映画配給会社とは、撮影された映画を映画館へ売り込み、上映してもらえるところまで漕ぎ着けるための仕事をしています。他にも、海外の映画作品を日本国内の劇場へ持ち込むといったこともしています。

映画宣伝会社とは、多くの人が劇場へ足を運んで作品を見たいと思ってもらえるよう、映画作品を告知し、広めていくための仕事をしています。もともとは配給会社が宣伝も兼ねて行っていた歴史がありますが、近年の映画業界は細分化が進み、映画の宣伝を広告代理店が請け負うケースが増えています。

広告代理店の中にも映画を専門に扱う会社があり、映画業界の一部として機能している面があります。


こうした配給会社や宣伝会社は、映画をビジネスとしてとらえ、一本の作品についてより多くの興行収入が得られるよう、日々戦略を練っているのです。


映画配給会社、映画宣伝会社の具体的な仕事内容

映画業界に携わりたいと考えている人の大半が配給会社への就職を希望していると言われるほど、映画配給会社は映画業界の中でも花形のポジションになります。

外国の作品で、まだ日本国内の誰も知らない映画を観ることができ、「これは日本で人気が出るはずだ」という嗅覚をもとに、日本へ売り込むのです。

自分が発掘し広めた作品がいくつもあるとなれば、映画好きにとってはたまらなく面白い仕事と言えるはずです。


映画宣伝会社は、広告業の映画版と考えると良いでしょう。

新しい映画作品の公開前、劇場で予告編が放映されたり、ポスターが街中に貼られていたりするのを見かけることがあるかと思いますが、これらは映画宣伝会社が手掛けているのです。

映画宣伝会社では、どのようなキャッチコピーで、どのような見せ方をすればより多くの人が作品に興味を示し、劇場まで足を運んで観てくれるかを想定し、宣伝戦略を練っていきます。

映画好きであることはもちろん重要ですが、それと同等以上に「多くの人にリーチする」ことを意識する必要があるため、反対に「映画が特別好きでもない層」の人にいかに売り込むかを考える必要があり、バランス感覚を要求される仕事と言えます。


2)映画の配給会社・宣伝会社に転職するには

映画配給会社や映画宣伝会社は、技術・専門職と比べると他業種の一般的な企業と同じような採用フローを採っていることが多く、いわゆる中途採用として採用されるチャンスはあります。

ただし、映画という限られた商材を扱う業界であることから、常時募集をかけているような状態ではなく、スタッフの退職などで欠員が出た際に補充するといった目的で募集をかけることが多い傾向があります。
よって、転職するチャンスがいつでもあるわけではなく、狭き門となっているのです。


その際に意識したいことは、「求人情報の多い転職サービスを利用する」ということです。かつ、転職サービスごとに「独占求人」として映画業界の求人募集がされていることもありますので、なるべく複数の転職サービスに登録しておくと良いでしょう。

次の章に紹介する転職サービスは、国内でも特に求人数の多いと評判の転職サービス(転職エージェント)です。 映画業界の求人情報は限られていますので、この中から最低2~3つは登録しておくことをおすすめします。


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3) 実務未経験で、映画業界に転職するために

実務経験がないものの、映画業界へ転職して働いてみたい…。そう考える人はきっと、無類の映画好きで、すでに映画についてかなり詳しいことでしょう。

映画について語り出したら止まらない、といった人もいるはずです。

ただし、映画業界で働いている人々は皆、それと同じかより上のレベルの映画好きです。映画を仕事にするのであれば、「映画が好き」「映画に詳しい」は前提条件に過ぎないのです。

映画業界へ転職する以上、映画業界の側にとっても、あなたを雇うメリットが十分に感じられる必要があります。

「これまでにない映画の制作に貢献できる」「映画の興行収入を大きく伸ばせるだけの営業力がある」といった、具体的なスキルや能力が必要とされるのです。


映画業界の技術・専門職に転職したい場合は「スキル獲得に10,000時間を持てるか」を自問する

現時点で十分なスキルがあるとは言えないものの、どうしても映画業界で技術・専門職として働いてみたい!という人は、必要なスキルを獲得した上でチャレンジするべきでしょう。

もともとスペシャリストの仕事であるため、「こうすれば技術・専門職に就ける」という決まったパターンのようなものは存在しません。一例として脚本家であれば、

  • シナリオスクール(専門学校)へ通って学ぶ
  • 書いた脚本をコンクールなどの公募に応募する
  • 活躍中の脚本家に弟子入りする
  • アルバイトとして就業し、経験を積む

といった方法が考えられます。

どのような職業についても、その道のエキスパートになるためには、平均して10,000時間の習練が必要と言われています。1日3時間かけたとしても約10年──、エキスパートの言葉の重みが感じられる、期間の長さですよね。


映画業界に転職したい人であれば、現在の仕事を続けながら映画業界で働くという目標に向けて努力を続けなくてはならないこともあるでしょう。そういった様々な制約の中で、10,000時間を確保するために能動的に時間を作り、地道な努力を続けられるかどうか、まずは自問してみましょう。


映画業界で技術・専門職は、誰にでもなれるような仕事ではありません。才能も必要ですし、たとえ才能があったとしても運によって左右される面も大きいでしょう。「それでもなりたい。相応の努力をするつもりだ」といった強い思いを貫いた人が、夢を実現していく世界なのです。


映画の配給会社・宣伝会社への転職は、営業スキル、プレゼンテーションスキルが求められる

映画の配給会社や宣伝会社で働きたい場合、他業種の会社と同様に求人に応募し、選考を通過することで入社できる可能性があります。

ただし、前述のように「映画が大好き」のは前提でしかなく、採用して雇用するメリットがなければ、入社することは難しいでしょう。配給会社や宣伝会社で求められる能力とは、どのようなものでしょうか。

配給会社の場合、実務で行われていることは商社とほぼ同じと考えていいでしょう。売り出せそうな商材(=新しい映画作品)を発掘し、どこに、どのように売り込むかの戦略を立て、実行して契約に漕ぎ着けるという流れになります。

つまり、映画に特化した仕事であるとはいえ、いわゆる営業力、営業スキルがなければ、ライバルを抑えて真っ先に契約を結ぶことはできません。他業種で営業の経験と実績があれば、有利になる可能性が高いでしょう。


映画の宣伝会社は、いわば映画に特化した広告代理店です。ある映画作品を世の中に紹介し広めていくために、効果的と思われる広告戦略を企画し、クライアントからOKをもらって初めて仕事が流れ始めることになります。

よって、相手を説得できるプレゼンテーション能力が必須となります。企画職や、他業種の広告業で働き実績をあげてきた経験があれば、有利になる可能性あります。


4)まとめ 映画業界で働きたい!という情熱を行動に移そう

未経験であっても映画業界で働きたい!という人は、その思いをどれだけ行動に移し、具体的な形にしていくかによって、成果は大きく変わっていくはずです。

映画業界の職種のうち、自分がどの仕事をしたいと思っているのかを明確化し、その仕事に就くには何が不足しているのかを可視化していきましょう。

そして、時間をいかに捻出してスキル獲得に向けた努力の積み重ねができるかが重要になってきます。転職サービスを活用して、求人の動向を常にチェックするといった工夫も重要です。


情熱を少しずつでもいいので行動に変えていき、映画業界で働く夢の実現に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。

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