体験談から学ぶ転職エージェントの使い方!メリット・デメリットを知ったうえでの有効活用を
[最終更新日]2023/06/03

転職エージェントを利用するにあたって、実際に利用した方々の経験談・体験談を聞いてみたいと思ったことはありませんか?
転職に成功した人は、どのように転職エージェントを活用したのか気になっていた人もいるはずです。
目次
1)「転職エージェントを有効活用できた」人の体験談
体験談① 年収アップが実現した
リベルタさん 男性 44歳 愛知県 製造→製造

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実は、在職中に取引先の企業の数社から、「うちの会社に来ないか」というオファーを受けていました。
ただ、建設業の世界では比較的ありがちな話ですが、取引をしていた関係会社に転職をするのはご法度でした。
そこで、なんとか時間を捻出してリクルートエージェントやdodaといった転職エージェントに数社登録して、相談をしてみました。
とくに訊きたかったことが、「今の自分の年収や働き方は、適正と言えるのか?」ということでした。
それに対して、エージェントの答えはこうでした。
「数百万円の年収アップで、かつ残業の少ない環境で働ける求人があります。」
最初、「なにか悪い夢を見ているのではないか?」と思いました。
本当にこんなに年収が上がるのなら、今の会社で死ぬほど頑張ってもらっていた年収はなんだったのだろう?と…。
実際の求人を見せてもらい、業務内容や求められる知識・スキルを見る限り、たしかに私が対応できそうな内容でした。複数の転職エージェントに登録をしたことで、そうした求人を多く目にすることができました。同時に、現在の僕の年収は「実際の市場価値と比べてかなり低い」ことが分かりました。
建設業は他の業界と比べて30代後半~40代にも十分な需要があり、市況も好景気だったのも少なからず影響していたと思います。
提案された求人のいくつかに応募して、そのうち従業員約5,000名の電機メーカーから採用を貰いました。
提示された年収は900万円。前職から約250万円のアップでした。
第三者の視点で適正な年収・待遇を見極めてもらえる
転職エージェントの活用によって得られるメリットの1つに、第三者からアドバイスを得られることが挙げられます。
自力で求人を探し、選考対策を講じることも不可能ではないものの、転職市場を熟知したプロからアドバイスを得ることで視野が広がり、見落としていた視点に気づかされることもあるはずです。
体験談にあるように、現状の経験・スキルを客観的な視点で捉えた結果、適正年収と開きがあることが判明する場合もあります。
多くの人は現状の年収を基準に希望年収を設定するため、場合によっては自身を過小評価してしまう恐れもあるのです。第三者の視点で適正な年収・待遇を見極めてもらえることは、転職エージェントの長所といえるでしょう。
体験談② キャリアチェンジを提案してもらえた
カズオさん 男性 38歳 埼玉県 IT関連→物流・資材購買・貿易

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最寄りのハローワークに行って転職活動をスタート。
最初は前職同様に自動車業界のSEを目指していましたが、なかなか上手くいかずに焦りました。コロナ禍の影響もあって、自動車業界の求人は非常に少なかったです。
また、せっかく書類選考に通っても面接では不採用が続きました。さすがに自力での転職活動に限界を感じて、転職エージェントのdodaに登録。
転職活動が全く上手くいかずに自信をなくしかけていましたが、担当のアドバイザーの方から「○○さんの経歴なら仕事はいくらでもありますよ、思い切って業界を変えてみてはどうでしょう?」と、提案されたのです。
嬉しかったですね。「自分は他の業界でも勝負できるんだ」と。何となく「他の業界も見た方がいいかも」と頭ではわかっていましたが、業界を変える自信も勇気もなかったので。
そんな自分に色々な選択肢を与えてくれたと同時に、背中を押してくれた感じがしました。殻が破れた感覚です。
それ以降は様々な業界にも視野を広げていって。
最終的には物流系の会社で、前職と同じSEとして仕事につくことができました。
プロによるアドバイスが、キャリアの選択肢を広げてくれる
転職先にどのような選択肢があり得るのか、自分では判断できないケースも多々あるでしょう。とくにキャリアチェンジを希望する場合、自身のスキルや経験がどの業種で通用するのか見極めるのは至難の業です。
上記の体験談は、プロによるアドバイスがきっかけでキャリアの選択肢が広がった好例といえます。
「背中を押してくれた」とあるように、プロの口から「キャリアチェンジも可能ですよ」と言ってもらえたことが自信につながるケースもあるはずです。
キャリアの選択肢を狭めてしまわないためにも、プロによるアドバイスを得ておく意味合いは大きいでしょう。
体験談③ ときには厳しく、喝を入れてくれた
クロンさん 男性 49歳 広島県 IT関連→IT関連

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担当エージェントの人から「自分自身のこれまでを振り返ること」を言われましたが、これには苦労しました。
たしかに、職務経歴書を書く際や転職面接を受ける際にはこれまでの経歴や培った知識・スキルを伝える必要があります。
ですが、担当エージェントさんが言うにはそれだけでは不十分で、「自分自身がどんな人で、どんな価値観や強み、そして課題意識があってここまで働いてきたか」まで振り返る必要があるというのです。そんなことを考えたことはありませんでしたし、正直なにも思いつきませんでしたので担当エージェントさんにそれを伝えると、
「それでは、企業も採用しようと思ってくれませんよ」と厳しい指摘があって。
採用されないのは困りますし、改めて自分自身のこれまでのキャリア20数年間を振り返って、価値観や強みや得意なことを言語化していきました。
そのおかげがあってか、「ここ良さそうだな」と思った求人にいくつか応募した結果、結果2ヶ月ほどで転職先が決まりました。
転職は真剣勝負。厳しい指摘が結果につながることも
転職活動では、ときに厳しい指摘を受ける場面もあります。
人材を採用する企業にとって、採用可否の決定はまさしく真剣勝負。転職希望者側も、それに応えるだけの覚悟をもって臨むことが求められます。
上記の体験談は、企業側から見た場合に「採用したい人材と思ってもらえるかどうか」を率直に指摘された事例です。
いちど、仮に自分が言われたとしたら──、を想像してみてください。
「なぜ転職エージェントにそこまで評されなくてはならないのか」という感情も芽生えるかもしれません。ですが、同時に「ではどうすればいいか」を考えるきっかけにもなるはずです。
以前、とある転職エージェントの方が、取材の際に以下のようにお話しされていました。
「厳しい指摘をすると、次から来なくなってしまう(サービスを辞めてしまう)求職者は多い。そのこともあり、私たちもあまり厳しいことは言わないようにしている」
転職エージェントに対して、私たちは無意識のうちに「丁寧で、優しいサポート」を求めていることもあるかもしれません。
ですが、ただ優しいだけではなく、ときに厳しいことを伝えられる人こそが、「より信頼できる転職エージェント」ともいえるのではないでしょうか。
2)「転職エージェントは合わなかった…」人の体験談
体験談④ 紹介数は多いものの、希望条件に合う求人がなかった
しょっぴさん 女性 32歳 京都府 事務→経理

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転職エージェントにもいくつか登録しましたが、私には合いませんでした。
メールや電話は頻繁に来るものの、私が希望するような求人は紹介してもらえず、けれども数だけはすごく紹介してくれるので毎回どう言って断るかも煩わしくて。更には、面接通過したあとに「やっぱりこの企業は止そう」と思っても、なかなか断らせてくれないんです。
ですので、結局転職エージェントは使わず、転職サイトを使って自分で求人を探して、応募しました。
とにかく、この低迷したモチベーションを復活するためには、新しい職場を見つけるしかない──、そう思って何回も何回も不採用を受けながらも地道に活動を続けていって、ようやく一社、「ここなら満足して働けそう」と思える会社から内定通知を頂きました。
紹介される求人が「質より量」の場合もある
転職エージェントは無料で利用できるとはいえ、ビジネスであることに変わりはありません。
入社先が決まると企業から報酬が支払われる成果報酬型ビジネスモデルのため、担当者によっては「質より量」の求人紹介が中心となるケースもあるのです。
提示した希望条件に合った求人を紹介してくれる担当者かどうか、転職エージェントに登録後にじっくりと見極める必要があります。
紹介する求人の「質」を重視する担当者ばかりではないことは、転職エージェントを活用する際に注意しておくべき点の1つです。
体験談⑤ 「紹介できる求人がない」と門前払いされてしまった
Kさん 男性 30代 埼玉県 出版(編集)→出版(編集)

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転職時の年齢が高めだったものの、同業種への転職ということもあり、転職エージェントに登録すれば一定数の求人紹介を受けられるものと思っていました。
とある大手転職エージェントに登録したところ、翌日に窓口担当の女性スタッフから電話が入り、そこで衝撃的なひとことを告げられました。
「大変申し上げにくいのですが、ご紹介できる企業様はございません」
はじめ、何を言っているのか理解できませんでした。
「私の職歴をご覧になったのですか?」「経験はありますので、即戦力になれるのですが……」
電話をくれた女性スタッフには気の毒なことをしましたが、状況が飲み込めなかった私は何度も食い下がりました。その後、私は自分で求人を探すことにしました。ミドル層の求人が掲載されているサイトで求人を検索していたところ、前職での経験が生かせるのでは?と思える企業を見つけました。
希望条件も問題なくクリアしており、応募・選考はスムーズに進みました。
一次、二次とも選考当日に合格の返事が届き、最終面接では帰り道の電車内で採用内定を通知するメールを受信しました。応募から採用内定までは2週間。想像していた以上に早く転職先が決まったのです。最初に登録して断られてしまった転職エージェントは、どうやら若手の転職サポートを得意とするサービスだったようです。
転職エージェントのターゲットに合っていないと断られやすい
転職エージェントには、それぞれ得意とするターゲット層が存在します。
若手・ミドル・シニアといった年代でターゲットを定めていることもあれば、業界や職種・地域を特化していることもあるのです。
体験談にあるように、登録した転職エージェントのターゲット層にマッチしていないと、求人紹介そのものが難しいケースも想定されます。
ターゲットに合った転職エージェントに登録し直したところ、多数の求人を紹介してもらえることも決してめずらしくありません。
それぞれの転職エージェントが得意とするターゲットを把握した上で、自身に合ったサービスを選ぶ必要があるでしょう。
体験談⑥ 成果報酬目当ての紹介だったのでは?と感じた
なかよしさん 女性 50代 愛媛県 看護師→看護師

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専門の転職エージェント(キャリアコンサルタント)の方が、直接求人の応募やおすすめ求人などアドバイスしてくれました。
実際にどんなことをしてくれたのかというと──、
近所まで、出向いて相談に乗ってくれたり、転職先をいくつも提示して下さり、メールで質問すると、問い合わせて返答してくれましたし、履歴書の書き方や、面接の対応などもいろいろとアドバイスしてくれました。あと、面接当日には、付き添ってくれました。さらには、初出勤の前日には豪華な花束まで!
私自身、この時期は心細さや、焦り、不安を多く感じていていましたので、そんな転職エージェントの方の存在は、本当になによりもありがたく感じましたね。──この時までは。
初出勤の日、その病院の事務長さんにこんなことを言われました。
「あなたの採用で転職エージェントに高額な報酬を支払ったんだから。その分働いてもらわないとね」
それを聞いて、「ああ・・・、そういうことだったのか」と思いました。私は転職エージェントの方の親身な対応を、あたかも無償の奉仕のように感じていたところがあったのでしょう。…自分の認識の甘さを痛感しました。
転職エージェントの方に「感謝」の気持ちは今でも十分あります。ですが、同時に私は、自分が「世の中の仕組みをまったくわかっていなかった」ということを思い、そして、なぜそう思うのか言葉ではうまく言い表せませんが「悔しい」という気持ちすらも、強く感じました。
転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことが大切
転職エージェントの成功報酬は、初年度年収の3割前後が相場といわれています。
ただし、採用難易度によっては相場以上の成功報酬が支払われるケースも少なくありません。
職種やポジション、実績によっては、企業が転職エージェントに支払う報酬が高額にのぼることも想定されます。
体験談にあるように、企業によっては「支払った報酬額=採用する人材への期待値」と捉えることもあるでしょう。
報酬額によっては、入社後に期待される活躍のハードルが上がることも想定されるのです。
転職エージェントのビジネスモデルを踏まえると、入社後の期待値が高まる可能性があることは理解しておくべきでしょう。
3)体験談から分かる、転職エージェントのメリット・デメリット
転職エージェントを有効活用できた人・合わなかったという人の体験談から浮かび上がってきた、転職エージェントのメリット・デメリットをまとめました。
体験談から分かる、転職エージェントのメリット

自力で転職活動を進める場合と比べて、年収アップを実現できる確率が高まる
転職市場において、現状の自分のスキル・経験がどのように評価されるのかを把握するのは容易ではありません。実際の評価より自己評価が高すぎても低すぎても、転職がうまくいかない恐れがあります。
第三者の視点で適正年収を判断してもらえること、年収アップを実現するためのアピールポイントをアドバイスしてもらえることは、転職エージェントを活用するメリットといえるでしょう。
これまでのキャリアを客観的に捉えた上で、的確なアドバイスをしてもらえる
これまでの職務経験や体得したスキルをどう活かしていけるのか、的確なアドバイスを受けられることもメリットといえます。
現職での社内評価が世間一般での人材評価と一致しているとは限らないため、キャリアを客観視しておくことは重要なポイントの1つです。
とくにキャリアチェンジを検討している場合、自分では想定していなかった選択肢を提示してもらえる場合もあります。キャリアの選択肢を広げる意味でも、転職エージェントに相談しておくメリットはあるでしょう。
転職市場を知り尽くしたプロから厳しく指摘してもらえる場合もある
転職はごく個人的な問題であるため、意外と人には相談しにくいものです。
まして、現時点で自分が抱えている課題や改善が必要な点となれば、率直に指摘してもらえる機会がほとんどない得られない場合もあります。
転職市場を知り尽くしたプロだからこそ、転職希望者に対して厳しい指摘をすることもあるでしょう。
考えようによっては、こうした厳しい指摘を受けられることも転職エージェントを活用するメリットの1つではないでしょうか。
体験談から分かる、転職エージェントのデメリット

紹介される求人の質が高いとは限らない
紹介される求人の質に納得できるかどうかは、転職エージェントの方針や担当者のスタンスによって異なります。
「転職エージェントから紹介された案件であれば、どの求人も確実に質が高い」とは考えないほうが無難です。
キャリアの選択肢を広げられるという転職エージェントのメリットは、希望条件とは異なる求人を紹介されるというデメリットにもなります。
中には「質より量」の方針で多数の求人を紹介する担当者も存在することを理解しておく必要があるでしょう。
転職エージェントが自分に合っているか見極める必要がある
転職エージェントと一口に言っても、得意とする業界・地域・年齢層はさまざまです。ターゲット層に合わない転職エージェントを利用した場合、求人紹介や転職サポートをほとんど受けられないこともあり得ます。
登録を検討している転職エージェントの特徴や強みを把握した上で、自分に合ったサービスかどうかを見極めることが大切です。この「見極め」の一手間がかかることは、転職エージェントを活用するデメリットといえます。
成果を挙げるために転職を急かすアドバイザーもいる
転職エージェントは成功報酬型ビジネスのため、中には成果を挙げることを優先するアドバイザーもいます。応募や入社を迷っている際などに、早く返事をするようアドバイザーから急かされたりするのはこのためです。
ただし、場合によっては企業側が早く人材を確保したいと考えていることも考えられます。
決断を先延ばしにすることで、転職のチャンスを逃してしまう場合もあるでしょう。
アドバイザー自身が成果を挙げるために転職を急かしているのか、転職希望者のことを考えて背中を押しているのかは、よく見極める必要があります。
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4)転職エージェントは「効果的に使う!」おすすめ使い方3点
ここまでに見てきた体験談と転職エージェントのメリット・デメリットを踏まえて、転職エージェントを効果的に使うためのポイントを見ていきましょう。
転職エージェントのおすすめ使い方3点
複数のエージェントに登録して、「自分に合った担当」を見つける

登録した転職エージェントが自分に合っているかどうかを判断するには、複数の転職エージェントの併用が得策です。
ある担当者から受けたアドバイスと、別の転職エージェントから受けたアドバイスが異なっていた場合、どちらのアドバイスがより的確かを見極めやすくなるでしょう。
転職エージェントごとに求人紹介や転職サポートの方針はあるものの、実は担当者によって対応が大きく異なるケースは多々あります。
同じ転職エージェントに対する評判・口コミであっても、正反対の意見・感想が見られるのはこのためです。
転職エージェントは複数同時に登録しても問題ありません。複数の担当者と面談を行った上で、自分に合った担当者を絞り込んでいく活用方法をおすすめします。
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おすすめされた求人は、他のエージェントにも聞いてみる(セカンドオピニオン)

転職エージェントで求人を紹介された際には、その求人が自分に合っているか、現状のスキルや経験と照らし合わせて妥当かどうかを他のエージェントにも聞いてみましょう。
成功報酬が目当ての求人紹介であれば、今の自分にとって適切な求人ではない可能性が高いからです。
こうした転職エージェントの活用方法は、医療における「セカンドオピニオン」に似ています。
セカンドオピニオンとは、ある医師が示した診断や治療方針が妥当なものかどうか、別の医師に意見を求めることです。
転職においても、別のエージェントの判断を仰ぐことで客観的な見解を聞ける可能性があります。
別の転職エージェントから見ても妥当と思える求人であれば、自信を持って応募・選考へと進むことができるでしょう。
中長期的にじっくり活動したい人は、中小または地方特化型のエージェントを

転職活動に時間をかけてでも納得のいく転職先を見つけたい場合は、大手転職エージェントにこだわる必要はありません。
中小または地方特化型エージェントに登録することで、希望条件に合った求人をじっくりと探してもらえることもあるからです。
中小・地方特化型の転職エージェントは、保有求人数や在籍アドバイザー数の面では大手エージェントに劣ります。
一方で、独自のネットワークや地域事情に通じた情報力を持つエージェントも多い傾向にあります。
登録後すぐに求人紹介を得られなくても、条件に合う求人を数ヶ月・年単位で探してもらえる場合もあるでしょう。

地方での転職活動になる人は、その地域に拠点を持つ「地域密着型」の転職エージェントはとくにおすすめです。
都市部の大手転職エージェントと比べてひとりひとりのサポートにかける時間をじっくり取ることが多く、担当エージェントの親身な対応に助けられたという体験談は多いです。
各都道府県別のおすすめ転職エージェント
都道府県 | 転職エージェント|都道府県内の拠点 |
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北海道 | |
青森県 | |
岩手県 | |
宮城県 | |
秋田県 | |
山形県 | |
福島県 | |
茨城県 | |
栃木県 | |
群馬県 | |
埼玉県 | |
千葉県 | |
東京都 | |
神奈川県 | |
新潟県 | |
富山県 | |
石川県 | |
福井県 | |
山梨県 | |
長野県 | |
岐阜県 | |
静岡県 | |
愛知県 | |
三重県 | |
滋賀県 | |
京都府 | |
大阪府 | |
兵庫県 | |
奈良県 | |
和歌山県 | |
鳥取県 | |
島根県 | |
岡山県 | |
広島県 | |
山口県 | |
徳島県 | |
香川県 | |
愛媛県 | |
高知県 | |
福岡県 | |
佐賀県 | |
長崎県 | |
熊本県 | |
大分県 | |
宮崎県 | |
鹿児島県 | |
沖縄県 |
5)転職エージェントを初めて利用する方に。おすすめの転職エージェント
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは、人材派遣の大手パソナグループが運営する転職エージェントです。
担当エージェントによる丁寧なサポートを特徴としており、「こちらの相談に対して、じっくり聞いてくれた」という評価をする転職者の方は多いです。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面サポートもしやすいエージェントです。
企業とのリレーションも強く、条件交渉にも強力にバックアップしてくれます。
実際、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しているといいます(※公式サイトより)。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.6万件(2023年5月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
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マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
また、マイナビエージェントは業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。
業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約4.5万件(2023年5月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
doda、リクルートエージェントと比べるとエージェントの数は少なめ。優先的に対応してもらえるよう、登録時の「希望条件(優先したいこと・叶えたいこと)」を詳細かつ温度感高めに記入しておくとよいでしょう。
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doda(デューダ)
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豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。「本気でいい求人を探したい!」ならぜひ登録しておきたい転職サイトです。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2023年4月時点、非公開求人を含む)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
また、dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

たとえば、「この領域の経験には、自信がある」という方は、doda登録時のレジュメにその点をPRすることで、希望する業界の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるはずです。
そのほか、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあるでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約19万件(2023年5月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaはサービスの自由度がある分、「受け身」の姿勢ではメリットを得られにくいです。スカウトや求人紹介を待つだけでなく、自分からも情報を「取りに行く」姿勢が大切です。
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リクルートエージェント
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国内No1の求人数の豊富さ!転職支援ツールも豊富で、「正しい転職活動を知りたい」人にもおすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
とくに活用したい支援ツールは、企業の特徴から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」です。
転職活動において、応募企業の入念なリサーチは欠かせません。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約39万件(2023年5月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の転職活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
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LHH転職エージェント
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営業、エンジニア、経理、人事等、専門領域のエージェントが担当に付き、非常に高精度な企業情報をシェアしてくれます。
LHH転職エージェントは、人材紹介会社のアデコが運営する転職エージェントサービスです。
日本国内のみならず世界60か国にも拠点を広げており、外資系・グローバル企業の求人も多数取り扱っています。
国内の拠点は東京・大阪・愛知の三か所になりますが、所属するエージェントはそれぞれ専門領域のエキスパートとして、転職活動を強力にサポートしてくれます。
とくに力を入れているのは、「転職者と企業のマッチング」。
これまで、「他の転職サービスでは、あまり自分に合った求人を紹介してもらえなかった」という方は、LHH転職エージェントを試してみるとよいでしょう。
LHH転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.0万件(2023年3月現在) |
とくに多い職種 | 営業系|販売・サービス系|ファッション系|マーケティング系|クリエイティブ系|IT系|エンジニア(電気・電子・機械・化学・素材・食品・化粧品・プラント・インフラ・エネルギー)系|メディカル系|人事・労務系|総務・広報|法務・知財|経理・財務系|経営/事業企画系|コンサルタント系|内部統制・監督系|購買・物流・貿易系|金融系|建築・不動産系|事務系など |
豊富な求人を擁するLHH転職エージェントですが、領域によって担当エージェントの数はやや少なめです。レスポンスの遅れ等が気になる場合は、他の転職エージェントにも登録しておきましょう。
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各専門領域に特化した「特化型」転職エージェント
タイプ | 20代に特化 | 20代・若手 | 20代に特化 | 20代に特化 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビジョブ'20s![]() | JAIC(ジェイック)![]() | 就職Shop![]() | えーかおキャリア![]() | マイナビITエージェント![]() | レバテックキャリア![]() | ワークポート![]() | JACリクルートメント![]() | リクルートダイレクトスカウト![]() | ビズリーチ![]() | ジャスネットキャリア![]() | マスメディアン![]() | クリーデンス![]() | MS Agent![]() | エンワールド![]() | ロバート・ウォルターズ![]() | メイテックネクスト![]() | レバウェル介護![]() | かいご畑![]() |
メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約4,300件 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 約1.6万件 | 約1.9万件 | 約7.0万件 | 約1.4万件 | 約51万件 | 約8.7万件 | 約3,500件 | 約3,900件 | 約1,300件 | 約8,700件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.2万件 | 約5.4万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | 営業職メイン | デスクワークメイン | デスクワークメイン | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | 関東・関西・東海・中国・九州 | ◎全都道府県 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2023年6月時点のものです。
まとめ)転職エージェントを戦略的に活用してメリットを引き出そう
転職エージェントを活用する効果を実感できるかどうかは、人によってまちまちです。
今回紹介した体験談からも分かる通り、転職希望者側の状況や希望条件が利用満足度に深く関わっている場合もあります。転職エージェントを有効活用するには、利用者側にも戦略が求められるのです。
今回紹介した「おすめの使い方」を参考に、ぜひ転職エージェントを効果的に活用してください。転職エージェントの強みを引き出すことができれば、転職活動の成功確度を高められるはずです。