ヘッドハンティングを使って、転職する方法とおすすめ登録先
[最終更新日]2022/03/16

転職にあたって「ヘッドハンティング」を利用したいと考えている方もいらっしゃることでしょう。
ヘッドハンターから声がかかり、提示された条件を確認し、転職をする。
ざっくりとしたイメージを持っていても、一般的な転職サイトや転職エージェントと比べると、具体的なサービス内容への認知度は低く、サービスに関し誤解している方も少なくありません。
あわせて読みたい
-
- 転職時に「ヘッドハンターを有効活用したい!」という方に意識してほしいポイント3つ
- 転職において、「ヘッドハンティング」という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。この記事では、「ヘッドハンティングとは何か?」といった基礎知識から、実際にヘッドハンターを活用する上で意識しておきたいことについて紹介していきます。...
目次
1)そもそも、「ヘッドハンター」とはどんなもの?
ヘッドハンターの概要

ヘッドハンターとは、「サーチ型」と呼ばれる人材紹介サービスで人材をスカウトする人のことです。
「スカウト」と聞くと、たとえば会社役員や事業部長といった、組織をまとめるポジションの人に対して行われるのでは?と思うかもしれません。
たしかに、かつては、重役や幹部の人材採用のことを指していたこともありましたが、最近ではヘッドハンティングの意味合いが広くなっています。
幹部として採用される人だけでなく、将来の幹部候補や、現場の若手をまとめるリーダーのポジション、あるいは単に業務経験者採用を指していることもあるのです。
このように、ヘッドハンターは企業が求める人材に対して幅広く職業斡旋をする役割を担っています。
ヘッドハンターと転職エージェントとの違い

ヘッドハンターのように、人を介して転職活動を行うサービスの1つに「転職エージェント」があります。
しかし、実際のサービス内容においてはヘッドハンターとは違いがあります。
転職エージェントとは、転職を検討している人が経歴やスキルを登録しておき、その情報をもとにキャリアコンサルタントがそれに見合った仕事を紹介してくれるサービスのことを言います。
これに対して、ヘッドハンターからのスカウトは世の中のあらゆるビジネスパーソンを対象として行われ、「あなたのキャリアに興味を持つ企業があり、連絡を差し上げました」と声がかかるサービスです。
したがって、転職エージェントは「自分から登録してきた転職希望者」を対象としており、ヘッドハンティングは自ら「転職したい」という意志を発信していない人に対してヘッドハンターの側からアプローチする、という明確な違いがあります。
すでに社内の第一線で活躍している人や、業界内で話題に挙がるほど優秀な人であれば、ヘッドハンターの耳にもその情報が届いている可能性があります。
そういった優れた人材に対して、ヘッドハンターは「自分から」声をかけいくのです。
良いヘッドハンターは、あなたの強みを引き出してくれる

ヘッドハンターの存在は、まだ日本では決してメジャーとは言えない状況ですが、アメリカなどでは、「定期的にキャリアについて相談するヘッドハンターを持つべきだ」と言われるほど、身近な存在なのです。
長く1つの会社で働いている人ほど、対外的に自分の人材価値がどのレベルなのか、現在の勤務先以外でどのように評価されるのかを客観視することが難しくなっていきます。
ヘッドハンターは「第三者」の目から見て、優れたスキルや豊富な経験を持つ人材にアプローチしていきますので、場合によっては本人も気づいていない人事価値に着目していることがあります。
「まさか、自分の経験が別の方面で生かせると思っていなかった。」
「意外な業界が自分のキャリアに関心を寄せていたのだと知った。」
こうした気づきは、ヘッドハンティングならではの「発見」と言えるでしょう。
このように、良いヘッドハンターはあなたの強みに注目し、引き出してくれる可能性があるのです。
あわせて読みたい
-
- 転職時の「自分の強み」はどう見つける?「転職したいけど、やりたいことが見つからない…」方に!
- 「自分の強みがよく分からない」「やりたいことが見つからない」という方に向けて、これからのキャリアプランや転職を考える際に、自身の軸を掲げやすくなるよう、強みを知るためのコツと、強みを知るために役立つツールを紹介しています。...
2)ヘッドハンターを活用して転職したい場合は──
続いて、ヘッドハンターの具体的な活用方法について解説していきます。
もちろん、先に挙げたように「ヘッドハンターからある日突然、連絡がくる」のを待つこともできますが、反対に「声がかかるまで、延々と待ち続ける」ことにもなり、すぐにヘッドハンターのサービスを利用したい人にはあまり効率の良い方法とは言えません。
ヘッドハンターを活用して転職するには、大きく分けて次の2つの方法があります。
- 人伝でヘッドハンターを紹介してもらう
- ヘッドハンター型の転職サービスを活用する
それぞれの方法について、具体的に見ていきましょう。
人伝でヘッドハンターを紹介してもらう

ヘッドハンターに自分を見つけてもらう近道としては、すでにヘッドハンターと知り合いになっている人から紹介してもらう方法があります。
たとえば、ヘッドハンティングによって転職した経験がある人であれば、その当時お世話になったヘッドハンターを紹介してもらえる可能性があります。
あるいは、知人がヘッドハンターとして働いている人や、人材業界に知り合いが多い人の伝手で、ヘッドハンターとコンタクトを取ることができるケースもあります。
これらの方法の注意点としては、あくまで「ヘッドハンターとコンタクトを取る」方法なので、実際にヘッドハンターからスカウトされるかどうかは分からないことです。
また、知人からの紹介でヘッドハンターと知り合った場合、興味のないスカウトをされた場合にも断りづらくなるといったデメリットも考えられます。
人材発掘のプロフェッショナルから「ある企業があなたのキャリアに強い関心を寄せています」と言われたら、悪い気はしないかもしれません。
しかし、本当にその企業で働きたいかどうかは、必ず自分の目で確かめて判断することが大切です。
ヘッドハンター型の転職サービスを活用する

ヘッドハンターに直接見つけてもらうのが難しい場合でも、ヘッドハンター型の転職サービスを利用することで、ヘッドハンティングに近い形の転職を実現することは可能です。
転職サービスにおける紹介制度では、次の3つの経路があります。
- キャリアコンサルタントから企業を紹介してもらう(エージェント型)
- 企業から直接スカウトを受ける(スカウト型)
- 登録しているヘッドハンターからスカウトされる(ヘッドハンター型)
中にはヘッドハンターを転職者側から指名できる仕組みを持つサービスもあります。
たとえば、次の章で紹介する「リクルートダイレクトスカウト」や「ビズリーチ」では、興味のある業界に対して高い専門性を持つヘッドハンターを指名したり、これまでの実績から信頼できると感じたヘッドハンターを指名したりといったことが可能です。
なお、これらのサービスは、あくまでも転職エージェント型がサービスの主体で、企業からのスカウトやヘッドハンターによるスカウト「も」利用できるという仕組みであることが多いです。
「ヘッドハンターでなくては、巡り合えない求人がある」ということもなくはありませんが、あまりヘッドハンティングサービスにこだわりすぎずに、利用する転職サービスの仕組みや得意分野をきちんと理解して、それ以外のサービスも有効活用するようにしたほうが効果的でしょう。
3)おすすめの、ヘッドハンター型転職サービス

ここからは、おすすめのヘッドハンター型転職サービスについて紹介していきます。
ここで紹介する転職サービスは、いずれもヘッドハンターからのスカウトによる転職が可能ですが、必ずしもヘッドハンター型に特化しているものばかりはでないので注意が必要です。
ヘッドハンターからのスカウトだけを希望する場合は、ヘッドハンティング会社への登録には一定の条件が設けられていることもありますので、サービスの概要をよく確認して利用するようにしましょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() リクルートダイレクトスカウト |
|
![]() iX転職 |
|
![]() ビズリーチ |
|
![]() dodaエグゼクティブ |
|
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、就職・転職業界で最大級の規模を誇るリクルート・キャリア社が運営するヘッドハンティングサービスです。
Web上で登録した履歴書・職務経歴書の情報はヘッドハンター間のネットワークで共有され、あなたのキャリアやスキルに関心を寄せたヘッドハンターからスカウトが届くシステムになっています。
ヘッドハンティングによる転職で最も重要なのは、きちんと実績があり信頼できるヘッドハンターかどうかという点です。
リクルートダイレクトスカウトは大手が運営するサービスだけに、登録するヘッドハンターには厳しい基準を設けています。実績や信頼性に欠けるヘッドハンターに当たってしまうかもしれないという不安を感じさせないよう、配慮がなされているのです。
これまでのキャリアや実績に自信がある人であれば、リクルートダイレクトスカウトはぜひ登録しておきたいヘッドハンター型転職サービスと言えます。
リクルートダイレクトスカウトの活用メリットとおすすめポイント
リクルートダイレクトスカウトでは「転職者がヘッドハンターを選ぶ」という逆指名制を採用しているのが大きな特徴です。

自分が希望する業種・職種に関する知識が豊富か、優れた転職支援実績があるか、といった点を見極めるために、ヘッドハンターのプロフィールを閲覧することができます。
優秀なヘッドハンターを見つけたら、転職者のほうからヘッドハンターを選んで求人紹介を依頼できるのです。
また、ヘッドハンターは複数名を同時に指名することも可能です。
一方のリクルートダイレクトスカウトのデメリット・注意点は、求人が年収600万円以上のハイクラス向けのものに寄っている点、および基本的に「スカウトを待つ」活動スタイルになるため、急ぎの転職には向かない点、です。
「希望年収はもう少し低くなる」場合や「なるべく早く転職したい」場合は、幅広い求人数を扱い、かつスピーディな対応が可能なリクルートエージェント(全世代向け)、doda(全世代向け)、パソナキャリア(全世代向け)などの転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- リクルートダイレクトスカウトの特徴とおすすめの人は?20代・30代・40代以降の活用ポイントと注意点
- ハイクラス向け転職サービス「リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)」について、特徴やメリット・デメリット、実際の評判から、20代・30代・40代以降の活用ポイントと注意点を紹介しています。 ...
iX転職
iX転職は、「キャリアに戦略を。」をキーワードにdodaと同じパーソルキャリアが展開する「年収600万円以上」のハイクラス層をターゲットにした転職サービスです。
ヘッドハンター型のサービスを提供しており、転職希望者の希望条件・経歴をもとに、それらに見合った企業を紹介してくれます。
また、iX転職は2019年に誕生したばかりのサービスなので、「働き方改革」による多様な働き方が可能な企業を多く取り扱っているのも特徴です。
希少性の高いハイクラス求人を中心に扱っていること、経験豊富なヘッドハンターによる「応募~入社」までのトータルサポートを受けられることから、ヘッドハンティングを通じて希望の条件を叶えたい転職者におすすめのサービスです。
iX転職の活用メリットとおすすめポイント
iX転職はヘッドハンターのサポートを受ける「ヘッドハンティングサービス」と、自分で求人を探して応募する「求人紹介サービス」の両方を利用できます。

ヘッドハンターからの提案をメインとする「じっくり、待ちのスタイル」で転職活動をしたい方はヘッドハンティングサービスを、積極的に求人を検索して企業にアプローチしていきたい方は求人紹介サービスを利用すると良いでしょう。
iX転職は幅広い職種の求人を扱っていますが、特に多いのがIT・通信、インターネット・広告・メディア、メーカー(機械・電気)です。
これらの業種でより責任あるポジションにチャレンジしたい人におすすめです。
一方のiX転職の注意点は、全体の保有求人数は大手サービスよりも少なめである点です。
「希望している求人が思ったより多く紹介されなかった…」という場合は、求人数の豊富なリクルートエージェント(全世代向け)、doda(全世代向け)、パソナキャリア(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- iX転職の評判は?特徴、メリット・デメリットとおすすめの人
- この記事では、ハイクラス人材向け転職サービス「iX転職」の特徴、メリット・デメリット、実際の利用者からの評判について詳しくご紹介します。サービス利用の際の参考にしてみてください!...
BIZ REACH(ビズリーチ)
ビズリーチは日本国内で初めてヘッドハンター特化型の「逆スカウト」をスタートさせた転職サービスです。管理職やグローバル人材といったエグゼクティブ人材をターゲットとしており、登録ヘッドハンターにも一流としてふさわしいかを審査する厳正な基準を設けています。
一般的にハイキャリア転職サービスは求人数が少なくなりがちですが、ビズリーチは近年求人数が増えており、首都圏はもちろんのこと地方での転職においても非常に豊富な求人を確認することができます。
「ハイクラス転職サービスにはどんな求人があるのだろう?」「自分の場合、どのような企業からスカウトが届くのか?」といったことを知っておくだけでも、今後のキャリアプランを考える上で十分参考になるはずです。
現在の年収が500万円以上で、ゆくゆく転職を検討する可能性のある方であれば、登録する価値が十分にあるサービスといえるでしょう。
ビズリーチの活用メリットとおすすめポイント

ビズリーチの登録者に届くスカウトには、企業からの直接スカウトとヘッドハンターによるスカウトの2種類があります。
紹介される求人は経営管理(管理職・役員)やプロジェクト管理、専門職といった事業の上流工程を支える重要なポジションのものが多いです。
カバーしている業種も幅広いため各業界の最前線で活躍するポジションへの転職が期待できます。
紹介される会社は大企業だけでなく、中小の優良企業の求人も扱っています。
また、独自に「BizReach創業者ファンド」を創設するなど、スタートアップ企業の支援も積極的に行っていることから、スタートアップ企業やベンチャー企業への転職支援にも強いのが特徴です。
一方のビズリーチのデメリット・注意点は、求人が年収600万円以上のハイクラス向けのものに寄っている点、および基本的にヘッドハンターからの提案を待つ転職スタイルになるため、急ぎの転職には向かない点が挙げられます。
「希望年収はもう少し低くなる」場合や「なるべく早く転職したい」場合は、幅広い求人数を扱い、かつスピーディな対応が可能なリクルートエージェント(全世代向け)、doda(全世代向け)、パソナキャリア(全世代向け)などの転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- ビズリーチに登録すべきおすすめの人は?評判から活用法まで、詳しく紹介!
- 「企業からのスカウトを多く貰いたい」、「優秀なヘッドハンターからの支援を受けたい」という方は、ビズリーチの転職サービスを検討すると良いかもしれません。この記事ではビズリーチの評判とおすすめの人について、特徴とメリット・デメリット、効果的な活用法を通して紹介していきます。 ...
doda エグゼクティブ
dodaエグゼクティブは、国内最大級の転職サービスdodaを運営するパーソルキャリア社が運営する転職エージェントサービス&ヘッドハンティングサービスです。
「doda」のエグゼクティブ版という位置づけのため、扱う求人は年収800万円以上に絞っているのが特徴です。
ヘッドハンティング会社へ登録してヘッドハンターからのスカウトを受けるには、管理職経験があることが条件となっています。
ただし、管理職経験そのものがなくても管理職の素養が十分にあるなど、相応の力量がある人材であれば登録可能なケースもあります。
なお、dodaエグゼクティブはあくまで転職エージェントであり、「その中でヘッドハンティング会社に登録することも可能」というスタンスのサービスです。
そのためヘッドハンティングに特化しているわけではありませんので、エグゼクティブクラスを対象とした転職エージェントとしてのサポートも併用したい、という人に向いているサービスと言えます。
dodaエグゼクティブの活用メリットとおすすめポイント
dodaエグゼクティブでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
各企業のハイクラス向け求人情報は、多くの場合「戦略的に重要な採用募集である為、社内外ともに必要最低限の周知」で進められます。ですので、他の総合型転職サービスには掲載されていない情報であることが多いのです。
しかし、dodaエグゼクティブはハイクラス・エグゼクティブ向けに特化したサービスであるため、そういった「極秘」求人情報にも高くアプローチすることが出来ます。
転職業界の中でもトップクラスの求人数と実績を誇るパーソルキャリアだからこそ、さまざまな企業とのネットワークを築き、極秘案件を掲載することにも成功しているのです。
一方のdodaエグゼクティブのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といったベテラン層が厚いと評判の転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- dodaエグゼクティブは、ハイクラス転職におすすめ?特徴・評判を紹介
- 年収800万円以上を目指す人向けの転職サービス「dodaエグゼクティブ」。特徴やメリット・デメリット、実際の評判を紹介します。記事を読めば、あなたに合うサービスか判断がつくでしょう。 ...
4)「ヘッドハンター型サービス」と「転職エージェント型サービス」の組み合わせで転職成功率は高まる

ここまではヘッドハンター型の転職サービスの利点についてお話ししてきましたが、より転職成功の確度を高めていく際には「転職エージェント型」のサービスも併せて活用すると良いでしょう。
転職エージェントは紹介する求人企業の幅が広く、かつサポートもスピーディに行われ、おおよそ2~3ヶ月で内定獲得へと進むことができます。
一方のヘッドハンターはピンポイントでおすすめの求人企業を紹介してくることが多く、また活動ペースは転職エージェントと比べるとスローペースです。
それぞれの特性は「どちらの方がより良い」というものではなく、両方に登録しておいた方が、それぞれのメリット・優位性を余さずに活用することができます。
また、サポートしてくれるサービス担当者との「相性」の問題もありますので、転職サービスはなるべく複数利用しておくことがおすすめです。
以下に、おすすめの転職エージェント型サービス5社(ハイクラス向け)を紹介します。もちろんどのサービスも無料で利用できますので、ご自身の転職活動にマッチしそうなサービスがありましたら、ぜひ登録を検討してみてください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() JACリクルートメント |
|
![]() リクルートエージェント |
|
![]() Spring転職エージェント |
|
![]() パソナキャリア |
|
![]() マイナビエージェント |
|
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、特にグローバル・金融系に強いとされる大手転職エージェントサービスです。
年収や待遇面でも好条件な求人が多く、将来的なキャリアやスキルアップをめざす方にはうってつけのサービスと言えるでしょう。
JACリクルートメントは特に30~40代の「ミドル層」へのサポートに手厚く、アドバイザーを通じてのみ紹介可能な「非公開求人」も多数扱っています。
キャリアアドバイザーの品質も総じて高く、「キャリアアップ」のための具体的なアドバイスやサポートが期待できます。
JACリクルートメントの活用メリットとおすすめポイント
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。

つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能となっています。
一方のJACリクルートメントのデメリット・注意点は、保有求人数が大手サービスよりも少なめである点です。
「希望している求人が思ったより多く紹介されなかった…」という場合は、求人数の豊富なリクルートエージェント(全世代向け)、doda(全世代向け)、パソナキャリア(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- JACリクルートメントの特徴とおすすめの人は?登録前に知っておきたいメリット&デメリット
- この記事では、JACリクルートメントのサービスの特徴と、実際の評判、メリット・デメリットについて、現職キャリアアドバイザーからの総評と実際にサービスを利用した人の評判をもとに詳しく解説していきます。...
リクルートエージェント
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
![]() 職務経歴書エディタ | テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
![]() 面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2022年3月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
一方のリクルートエージェントのデメリット・注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、マイナビエージェント(若手社会人向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)にも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
あわせて読みたい
-
- リクルートエージェントの特徴とおすすめの人は?登録前に知っておきたいメリット&デメリット!
- リクルートエージェントは「書類審査や企業面接が不安」という人や「なるべく早く転職したい人」という人に特におすすめの転職エージェントです。この記事ではリクルートエージェントの特徴とメリット・デメリット、サービス利用者からの評判について紹介していきます。...
Spring転職エージェント
Spring転職エージェントは世界的に知られている人材紹介会社アデコが運営する転職エージェントです。
日本においても全国をサポート対象エリアとし、およそ20,000件の求人を保有するなど、大手転職エージェントと比べても遜色のない充実したサポート体制を実現しています。
取扱い求人は、営業、IT系職種、製造系エンジニア(電気、機械、化学、インフラ等)、そのほかバックスタッフ系(人事、総務、事務等)が豊富です。
Spring転職エージェントの活用メリットとおすすめポイント
Spring転職エージェントは営業(企業担当)とコンサルタント(転職者担当)が兼任という仕組みを採用しています。
転職希望者と面談するコンサルタント本人が紹介先の企業へ足を運び、採用担当者や部門責任者と直接話しているので、「聞いて来たままの情報」「見て来た通りの情報」を転職希望者へ届けることができるのです。
他のエージェントでよくあるように営業とコンサルタントが分業制になっている場合、双方の連絡がうまくいっていないと企業に関する情報がうまく伝わらないことがあり、結果的に転職希望者が重要な情報を知らないまま入社してしまうことも全くないとは言い切れません。
当然、そのような場合はミスマッチが起きる大きな原因となりますので、コンサルタントが正確で本質的な情報を持っているのは非常に重要なことなのです。
詳細にわたる企業情報ときめ細やかな面談によって、転職希望者にとって真の意味で最適な案件を紹介できるのがSpring転職エージェントの強みです。
転職者の年収UP率は59.0%(公式サイトより)と、年収アップを狙う人にもおすすめです。
一方のSpring転職エージェントのデメリット・注意点は、保有求人数が大手サービスよりも少なめである点です。
「希望している求人が思ったより多く紹介されなかった…」という場合は、求人数の豊富なリクルートエージェント(全世代向け)、doda(全世代向け)、パソナキャリア(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- Spring転職エージェントの評判は?特徴、メリット・デメリットとおすすめの人
- Spring転職エージェントは世界的に知られている人材紹介会社アデコが運営する転職エージェントです。全国に拠点を持ち、親身な対応でじっくりと相談に乗ってもらえたという評判も多いです。サービスの特徴、メリット・デメリット、評判について、見ていきましょう。...
パソナキャリア
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、「じっくりと相談に応じてくれた」と、とくに女性転職者からの評判が高いです。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面サポートもしやすいエージェントです。
パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
そうした背景もあり、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しているといいます(※公式サイトより)。

引用元:パソナキャリア公式サイト
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人には特に心強いパートナーとなるでしょう。
一方のパソナキャリアの注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- パソナキャリアの特徴とおすすめの人は?メリット・デメリット、効果的な活用法を紹介
- パソナキャリアの利用を検討している方へ、サービスの特徴やメリット・デメリット、利用者からの評判・口コミについて解説しています。あなたに合うサービスかどうか、この記事を読めば判断がつくでしょう。 ...
マイナビエージェント
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。
マイナビエージェントの活用メリットとおすすめポイント
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

引用元:マイナビエージェント公式HP
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヶ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
一方のマイナビエージェントのデメリット・注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- マイナビエージェントの特徴と評判は?登録前に知っておきたいメリット・デメリット&活用法!
- マイナビエージェントのサービスの特徴と、実際の評判、メリット・デメリット、そのほか20代、30代、40代以降それぞれのおすすめの人と活用ポイント・注意点をまとめています。記事を読めば、あなたにとってマイナビエージェントが利用すべきおすすめのサービスか解るでしょう。...
あわせて読みたい
-
- 【2022年】転職エージェントおすすめ14選+α実際の評判と有効活用法
- 「転職エージェント選びで失敗したくない」「有効活用するコツを知りたい」という方向けに、この記事では転職エージェントの有効活用法と、おすすめする転職エージェントとその特徴、実際の評判・口コミを解説します。 ...
まとめ)ヘッドハンターは身近な存在になりつつある!

ヘッドハンティングは、かつてごく一部の限られたポジションで働く人だけを対象とした世界でした。
しかし、近年はヘッドハンティングの意味合いが広がっており、スキルが高い人材やユニークなキャリアを形成してきた人材に対してヘッドハンターがアポイントを取るケースも増えています。
ヘッドハンターは手の届かない別世界の存在から、身近な存在へと変わりつつあります。
自分の強みを最大限に引き出してくれるヘッドハンターとの出会いは、この先のキャリアを大きく前進させる可能性を秘めています。
ヘッドハンティングに興味がある人は、ぜひヘッドハンター型の転職サービスを利用してみてください。