【女性の転職】女性が働きやすい企業を見つける、4つのチェックポイント
[最終更新日]2021/03/23

「女性が働きやすい企業って、どうやって探して(判断して)いくと良いんだろう」と悩んでいませんか。
働く上で性別に関係なく活躍できる時代になり、女性が多様なキャリアを形成することが可能になりました。
転職してキャリアアップを図ったり、自分が望むライフスタイルに合わせて転職を検討したりする女性も増えてきています。
選択肢が増えたことで、将来のキャリア設計をしっかりと考えておくことがより大切になっているとも言えます。
目次
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1)女性が正社員の転職をする際に、事前に考えておいてほしいこと

この先長く働いていくことを考えたとき、正社員としての転職を希望する人は少なくないでしょう。
その間に出産や育児を経験する人もいるでしょうし、そういったライフステージの変化にも対応できる環境が整備されているかどうか、よく見極めた上で転職先を検討する必要があります。
また、仕事を中心に据えて生活設計を立てていくのか、仕事以外のプライベートの時間を重視するかによっても、転職先に求める条件は違ってくるはずです。
転職活動を始めるまでのところで、前もって考えておきたいことについて、まずは整理してみましょう。
これから、どんな働き方を目指していきたいかをイメージすること
女性が正社員として転職する際に考えておきたいこととしては、以下の3点が挙げられるでしょう。

- どのようなキャリアを歩みたいか
- 仕事とプライベートのバランスをどうしたいか
- 結婚や出産と仕事をどう両立させるか
どのようなキャリアを歩みたいかは、たとえば職種の専門性を高めていきたいか、ゼネラリストとして将来的に管理職を目指したいか、といったことです。
自分はどのような場面でやりがいを感じ、仕事を通じてどういったことを成し遂げていきたいのか、適性や職業観から考えておく必要があります。
仕事のプライベートのバランスについては、より大きな仕事をこなしたり収入面でさらに上を目指したりといった面を重視するのか、あるいはライフワークバランスを重視して仕事は着実にこなしていくことを重視するのか、といった違いを見ていくことです。
「理想とするバランス」は一人ひとり異なり、あなたにフィットするバランスは、あなた自身が見出していく必要があるのです。
さらに、結婚や出産などでライフステージが変化したとき、仕事をどう続けるのか、うまく両立させる方法を考えておくことも大切です。
こうしたことをひとつずつ考えていき、今後目指していきたい働き方を具体的にイメージしておくことが大切なのです。
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女性の転職支援に強い、転職サービスを利用すること

世の中には多くの転職支援サービスがありますが、どのサービスにもそれぞれの強みや得意分野を持っています。
女性が転職するにあたって転職支援サービスを利用するのであれば、女性の転職に強い転職サービスを利用することをおすすめします。
女性の転職支援を得意とする転職サービスであれば、女性が働きやすい職場かどうかを重視して仕事を紹介していたり、女性のキャリアアドバイザーが同じ女性としての目線でアドバイスをしてくれたりといったように、多くのメリットがあるからです。
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2)おすすめの、【女性の転職支援』に強い転職サービス
doda
dodaは「豊富で幅広い求人数」と「高品質かつスピーディーな対応」に定評があり、転職活動にあたってはまずはじめに登録しておきたい転職サービスです。
中にはdodaのみに求人を出している企業もたくさんあるため、「より多くの情報を比較しながら」自身に合った企業を探したい方におすすめのサービスです。
在籍するキャリアアドバイザーのサポート力も高く、応募書類添削や面接対策など、プロの視点でのアドバイスが聞きたい方は、ぜひdodaのサービスを活用してみましょう!
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マイナビエージェント
マイナビ転職はよく知られている転職サービスの1つですが、「女性のおしごと」というページでは女性が活躍している企業や、女性に人気がある職種の求人を探すことができます。
「女性社員5割以上」「女性管理職登用実績あり」「産休・育休取得実績あり」「育児中の社員在籍中」といった、女性ならではのこだわりを検索条件に加えることができるので、自分が希望するワークスタイルに近い条件の職場を効率的に検索することができます。
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リブズキャリア
リブズキャリアは、女性の転職に特化した転職エージェントです。
女性の活躍や社会進出を応援するWoman Bright Actionというプロジェクトに賛同する企業と提携しているため、ワークライフバランスを重視する大手企業や中小の有料企業の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
また、紹介する案件は年収400万円以上に限っていることから、能力を正当に評価してもらいキャリアアップにつなげていきたい女性にとって心強い転職エージェントと言えます。
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リクルートエージェント
リクルートエージェントは国内でも最大の求人数と転職成功実績を誇る転職エージェントサービスです。 キャリアアドバイザーによる高品質なサポートに定評があり、興味のある業界や企業に関する詳しい情報をもらうことができます。
また、独自のサービスも充実しており、転職活動の山場である面接の必勝法が学べる無料セミナーの実施や、応募先企業の詳しい社内情報や選考状況をまとめた「エージェントレポート」など、転職活動の強力なバックアップとなることでしょう。
実績のあるエージェントによるサポート・求人紹介を受けたい方はリクルートエージェントがおすすめです。
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JACリクルートメント
JACリクルートメントはイギリスとアジアの9ヶ国に拠点をもつ転職エージェントで、ハイキャリアの人の転職や海外勤務・外資系企業への転職に強みがある転職エージェントです。
能力や実績の面で市場価値が高い人材にとっては、男女の区別なく好条件の案件を紹介してもらえることでしょう。
女性のキャリアコンサルタントも多く、それぞれが得意とする専門領域を持っていますので、希望する業界への転職に向けて本音で相談することができる転職エージェントと言えます。
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3)女性が働きやすい企業を見つける、4つのチェックポイント

転職エージェントから希望する条件に近い転職先の候補を紹介された場合、キャリアコンサルタントから伝えられる情報を注意深く聞くことが重要です。
同時に、キャリアコンサルタントが持っている情報に頼ってしまうのではなく、面接などの機会に自分の目でよく見て、本当に希望通りのキャリアを実現できる職場かどうかを見極めることが重要です。
ここでは、女性が働きやすい企業を見つける上でぜひ意識しておきたいチェックポイントを4つ挙げます。働きやすい職場かどうかを判断する基準として、ぜひ参考にしてください。
社内の男女比、女性の年齢層、女性管理職の割合

従業員の男女比は、女性が働きやすい職場かどうかを判断する上で非常に重要です。
女性の比率が低い職場だからといって、必ずしも女性が働きづらい・女性社員が定着しない、といった職場と断定することはできませんが、前例が少ないために、たとえば「育休・産休は制度として定められているが、これまで取得した人がいない」といったことが起こり得ます。
女性社員の年齢層も重要です。自分がもし入社した場合、社内の年齢構成に対してちょうどいい年齢にあたるのかどうかをよく確認しておきましょう。
たとえば、上司にあたる人が自分よりも年上かどうか、同僚の年齢層は自分の年齢と合致しているか、といったことは、入社後に良好な人間関係を築く上でカギとなってくるからです。
それから、管理職に登用された女性の割合も確認しておくと良いでしょう。
女性社員がそれなりの割合でいるにも関わらず「管理職の女性社員が全くいない」という場合、「男性視点がやや強い職場」である可能性もあります。
女性社員の勤続年数

企業によっては、社員の平均勤続年数を公表していることがありますが、男女別の平均勤続年数は事前にキャリアコンサルタントに質問を投げかけるなどして確認しておくといいでしょう。
女性社員が長く続かない職場は、女性社員に対する配慮や出産後も続けられる環境の整備ができていないことも考えられます。
逆に、「女性が長く続けている」職場であれば、会社として「女性社員の活躍に期待を寄せており、女性が働きやすい環境の整備に積極的に取り組んでいる」可能性は高くなるでしょう。
「女性の働き方」とひとくくりに言えど、実際はひとりひとり違ったライフスタイルがあるものです。そして、そういった女性社員の多くが「長く勤務している」ということは、それだけ会社が真摯に「女性社員の働きやすい環境」を整えているといったことが垣間見えてくるのです。
女性目線でも考慮された制度(福利厚生等)の有無と利用状況

女性目線できちんと考えられている「福利厚生」などの制度があるかどうかも重要なポイントです。
たとえば健康診断を行う際、乳がん検診や子宮がん健診を会社負担で受けることができる制度や、産休や育休、育児期間中の勤務時間調整などの制度が整っている会社は、女性の働きやすさに配慮していると考えられます。
ただし、福利厚生は制度として定められていても、実際に利用されておらず機能していないようでは意味をなしません。福利厚生が利用されており、社員が福利厚生を利用したことによるメリットを実感していることがとても重要になってきます。
こうしたことは求人の文面からは実情が見えづらいことも多いため、転職エージェントから情報を得たり、口コミサイトなどで社員の生の声を調べたりしてみると、その会社で働く上でのメリットが見えやすくなるでしょう。
他にも、育児中の社員が時短勤務を選択できたり、子育てが落ち着くまでの期間は育児休暇とは別に子ども休暇を取得できたりといったように、女性が働きやすい環境づくりのために努力している企業は増えています。
「この会社良いな」と思ったら、「福利厚生」の観点からも確認するようにすると良いでしょう。
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トイレなどの設備や衛生面

たとえば、「トイレはひとつしかなく、男女共用」──中小企業だとよくあるケースではあるのですが、女性からするとちょっと辛いですよね。
逆に、こういった点にも配慮ができている企業は、「女性が働きやすい職場」にも繋がります。
そのほか、歴史のある会社ほどよくあることなのですが、社屋が古いためにトイレが和式だけ、ということもあります。面接などで会社を訪れた際にトイレを確認しておくというのは、実は「働きやすい職場」を見極めるうえでひとつの有効な手立てなのです。
あるいは、男性社員の比率が高く女性社員が少ない会社では、女性しか使わないトイレや更衣室の掃除が行き届いておらず、衛生面で問題がある状態のままになっていることもあるでしょう。
このように、水回りの設備をどのように衛生的に保っているかは、その会社の考え方を知る上で参考になる場合が多いのです。
こうしたことは、担当する企業に実際に足を運んでいるキャリアコンサルタントであれば、社風を表すエピソードの1つとして知っていることもありますので、気になるようであれば質問してみるようにしましょう。
4)まとめ 女性が働きやすい職場を見つけるには、「自分の目で判断すること」も重要

求人広告や転職エージェントの情報から、企業の特徴や社風が何となく感じられることがありますが、最終的には自分の目で見て判断することが重要になります。
事前の情報から非常に良い印象を持っていたけれども、面接に訪れてみてさまざまな違和感を覚えるようであれば、その会社には「合わない」可能性があります。
面接のようにほんの短い時間の中で判断するべきでないという考え方もありますが、一方で、短い時間で違和感を覚えるようなら、実際に働き始めたら違和感の連続では?という見方もできるのです。
小さな違和感を見逃さないようにするためにも、ここで挙げたチェックポイントのような判断基準を持ち、自分にとっての「合う」「合わない」を判断するようにしましょう。