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「飲食業界の転職ってどうなの?」飲食に携わる仕事に転職するには

[最終更新日]2017/10/16


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私たちの暮らしに密着した身近な仕事の1つに飲食業界があります。

外食でおいしいものを食べたり、素敵なお店で食事をしたときには、「こういうお店で働いてみたい」「お客さんから感謝される仕事だ」と感じたことがあるかもしれません。

実際、未経験から飲食業界に転職される方は、毎年非常に多くいらっしゃいます。

目次

 

1)飲食業界の「やりがい」「働き甲斐」って?

飲食業界の仕事は、とてもやりがい・働き甲斐のある仕事とよく言われます。

飲食業界で長く働いている人ほど、他の仕事では得がたい大きなやりがいを感じていることが多く、そういった飲食業界の魅力に取りつかれた人がキャリアを築いていく傾向があります。

では、飲食業界で働く上での「やりがい」「働き甲斐」とは、具体的にどういったことが挙げられるのでしょうか。大きく3点に分けて見ていきましょう。


お客さんやお店に対して貢献していると実感できる

飲食店には、毎日違ったお客さんが訪れ、食事をしていきます。

お客さんと店員との間にコミュニケーションが生まれることもめずらしくありませんので、人と接することが好きな人にとっては非常に楽しい環境と言えます。


内勤のオフィスワークのような仕事の場合、毎日同じ顔ぶれの同僚とだけしか会話を交わしていないことがあります。

しかし、飲食店にはさまざまなお客さんが来てくれますので、新しい情報を耳にしたり、面白そうな話題に触れたりする機会が常にあるのです。

お客さんは単に胃袋を満たすために来店するのではなく、知人との会話を楽しんだり、気の置けない仲間との大切な時間を過ごしたりするためにお店を訪れます。

お店の対応に感激してくれたり、感謝の言葉を直接伝えてもらえたりすることもありますので、自分が働いていることで人に感謝してもらえていると思えることも多いでしょう。

お店の側から見ても、飲食店は社員一人一人が果たす役割が大きく、かつ明確になっているため、お店のために貢献していることを実感できます。


アルバイトの教育など人を育てていく喜びを実感できる

飲食業界の特徴の1つに、アルバイト従業員の割合が高いことが挙げられます。
多くの飲食店では、多数のアルバイトを少数の社員が管理していることが少なくありません。

アルバイトとして働いている若い従業員にとって社員は教育係であり、いわば上司のような立場です。

アルバイト従業員をねぎらったり、ときには厳しく指導したりといった「育成」に携わることができます。

もちろん、こうした人材育成は他の業界でも経験することはできますが、特に飲食業界では若いうちから人を育てることを意識しているケースが多いのです。

人材育成は一筋縄ではいかない仕事です。
アルバイトにはさまざまなタイプの人がいますから、同じように指導していてもすぐに一人前になる人もいれば、なかなか仕事を覚えてくれない人もいます。

しかし、そのたびにどのような言い方をすれば伝わるのかを考え、試行錯誤を繰り返していくうちに、自分自身の育成スキルも向上していくのです。


将来的な独立を目指し、目標を持って働くことも可能

飲食業界では、若くして店舗責任者に抜擢される人がたくさんいます。

店長ともなれば、担当する店舗の売上管理はもちろんのこと、アルバイトの採用やイベントの企画といったように、多種多様な業務を一手に引き受けることになります。

大変な面もありますが、大きなやりがいを感じられるとともに、責任ある立場で人を動かしていく感覚をつかむことができます。


また、飲食業界は将来的に独立を目指す人が数多くいるとも言われています。

日々の仕事で得た知識や経験は、将来自分のお店を持ったときに直接役に立つことばかりです。

他業種から脱サラして飲食店を開業する人もいますが、やはり同業種を経験し、接客から店舗経営まで一通り任されたことがある人は、独立してからも強いのです。

将来は自分の店を持つ経営者になる、と決めた瞬間から、毎日の仕事から得られる経験のすべてが将来の糧になっていきます。

すると、さらに大きなやりがいや充実感を得ながら働いていくことができるため、ますます仕事が面白くなっていくことも多いのです。


2)飲食業界で働くときに、「ここが大変!」というところは?

とても大きなやりがいを実感できる飲食業界ですが、そのぶん大変なこともたくさんあります。

飲食業界が楽な仕事ではないことは多くの人が知っていますが、実際に働いてみると想像以上に大変なことが出てきたり、長期的な視点で見た場合、飲食業界を長く続けるべきかどうか迷ってしまったりする人もいるのは事実です。

飲食業界への転職を検討している人は特に、この業界で働くとき「ここが大変!」という点についても知っておきましょう。


長時間労働になりやすく、休日も少なめの職場が多い

飲食業界にはアルバイト従業員が多いことは前に述べましたが、アルバイトの中には急に仕事を休んだり、場合によってはある日突然辞めてしまったりする人もいます。

すると、アルバイトの人員補充ができるまでの間の穴埋めを社員がしなくてはならないので、長時間働かざるを得ない場合や、休みのはずの日も出勤せざるを得ない場合があります。


近年の傾向として、安くておいしい飲食店がたくさん見られるようになりましたが、そういったお店はどうしても利益が出にくくなる傾向があるため、余裕をもって人員を確保するのが難しくなります。

そのため必要最低限の人数で店舗を回していることもよくありますので、労働時間や休日の面で大変な思いをすることについては、ある程度覚悟しておくべきでしょう。

しかも、極端に高い利益が出る業種ではないので、給与面についても決して高いとは言えない条件の職場のほうが多いでしょう。


飲食業界で実現したい夢や目標がある人が、こうした苦労や大変な思いを乗り越えて夢を実現させていく業界です。
「何となく飲食業に興味がある」といった生半可な気持ちで転職を考えるのは避けるべきでしょう。


見当違いなクレームをつけてくる客や、店に迷惑をかける客もいる

飲食店を訪れるお客さんには、実にさまざまな人がいます。

良いお客さんとの出会いがある反面、見当違いなクレームをつけてくる客や、お店に迷惑をかけるような客もいることは覚悟しておきましょう。


どのような仕事でもクレーム対応が必要な場面はありますが、飲食店では目の前のお客さんに対して、直接顔を合わせて対応しなくてはならないため、臨機応変な対応能力が求められます。

お店側の対応に問題がありお客さんを怒らせてしまったのであれば誠意をもって謝罪する必要がありますが、お客さんの主張が本当に見当違いであれば、プロとして毅然とした対応をすることも必要な場合があるでしょう。

「とにかく謝ればいい」ということではなく、接客にはコミュニケーション能力や判断力が求められるのです。

アルコールを提供するお店であれば、酔って迷惑な行動をとる客も少なからずいるかもしれません。

そういった対応の1つ1つはとても大変なことですが、それ以上に店舗運営に貢献する喜びや、おいしいものを届けるやりがいを強く感じられることが必要になってきます。


飲食業界でのステップアップなど、将来に向けたキャリアプランが描きづらい面がある

飲食業界で頑張り抜くことができる人には野心家が多く、いつか自分の店を経営することを夢見て努力を続ける人が大勢います。

ところが、「同じ会社でずっと働き続けたい」といった、いわゆるサラリーマン的な感覚で働いていると、将来に向けた長期的なキャリアプランが描きづらくなりやすい業界でもあるのです。


働き始めて年数が浅いうちは、「店長になりたい」といった具体的な目標があるので頑張れることも多いのですが、店長として実績を残し、エリア責任者やさらにその上の役職を駆け上がっていくのは決して簡単ではなく、誰にでも道が開かれているわけではありません。

複数の店舗で売上実績を残すのはそれなりの店舗運営の腕が必要になってきますし、売上が芳しくなければ店長を降格になってしまうこともあり得るでしょう。


「飲食業界は潰しがきかない」と言われることがあり、将来に不安を感じて他業種へ転職していく人もいます。

しかし、接客や店舗運営で得た経験は他業種でも活かすことができます。
むしろ、自分が将来やりたいことや実現したいことがあり、そのために飲食業界での経験が有効なのかどうか、を考えてみるといいでしょう。


3)未経験で飲食業界に転職する際に、必ず意識しておきたいポイント3つ

飲食業界に転職してからの、これからのキャリアプランのイメージを持っておくこと

飲食業界に転職してから、しばらくの間は新しい仕事を覚え、職場に慣れるだけでも精一杯かもしれません。

しかし、目の前の仕事をこなすことだけでなく、「〇年後は店長になって活躍したい」といった年単位での目標を持つことはモチベーションを保つためにも非常に重要なことです。


飲食業界における店長とは、いわゆる店舗責任者のことです。

他業種と比べると、責任者のポジションに抜擢されるまでの期間は比較的短いほうです。未経験で飲食業界へ飛び込んだ人でも、能力を認められれば短期間で店長を任される可能性があります。


飲食店の中でも特にチェーン展開している企業の場合、店舗を統括するSVエリア長のポジションがありますし、現場での経験を活かし、本社で商品企画ブランド戦略を立てるといった仕事もあります。

こうした長期的なキャリアプランを描き、1年、2年といったスパンだけでなく、5年、10年後にどうなっていたいのか、できるだけ具体的に考えておくことが大切です。

飲食業界の場合、いずれ独立して自分の店を持ちたいという目標を持って頑張っている人もたくさんいます。
そのような目標を掲げるのであれば、経営者としてのマインドや判断力も必要になってきます。


飲食の仕事で求められるのは、協調性、コミュニケーション(接遇)、そして清潔感!

飲食店の仕事では、多様な能力が求められます。
その中でも特に重要なのは、周囲とうまくやっていく協調性です。

飲食店では、調理・接客・経営と、多くの役割を担う人が一緒に働いています。
社員だけでなくアルバイトとして働いている人もたくさんいるはずですから、それぞれの立場を理解し、尊重していくことが何よりも大切になります。

協調性と並んで重要なのがコミュニケーション能力です。

お客さんへの対応はもちろんのこと、一緒に働くスタッフとの意思疎通をスムーズに図り、良好な人間関係を築いていけるかどうか、ということです。

食事をする場所というのは、雰囲気がとても重要です。

いくらおいしい料理を提供していても、スタッフ同士の関係がギスギスしているようでは、店舗の雰囲気全体が悪くなり、お客さんにもそれが伝わってしまうものなのです。

忙しいときでも笑顔で対応でき、ものの言い方や伝え方に配慮できる人が向いています。

そして、何より食事をする場所ですから、働くスタッフには清潔感が必ず求められます。

伸ばしっぱなしの髪や爪のまま面接にのぞむことがないよう、しっかりとチェックしましょう。


求人に応募する前に、その店に実際に足を運んで、サービスを見て感じておくこと

飲食業界の転職で他業種と異なることの1つに、実際のお店に転職前にお客として訪れ、前もってリサーチしておけることが挙げられます。

業種によってはお客の立場で前もってサービスを体験しておくことが難しい場合もありますので、この点で飲食業界は働く姿がイメージしやすい面があるのです。


お客としてお店を訪れたら、お店の雰囲気やメニューの内容をしっかりと見ておきましょう。

スタッフの様子を見て、印象に残ったことがあれば書き留めておくのも有効です。

そして、何よりその店舗で「自分も働いてみたい」と思えるかどうかが重要です。

こうして得た情報は面接で志望動機を聞かれた際にも役立ちますし、今後のキャリアを考える上でもより具体的にイメージしやすくなります。


飲食業界で働く人々は、「食」にこだわりを持ち、食を提供するための空間にもさまざまな工夫を凝らしているものです。

そういったこだわりや工夫に強い関心を持ち、賛同してくれる人に入社して欲しい、と考えるのは、採用担当者としてもごく自然な心理と言えます。

その意味でも、事前にお店に足を運び、理解を深めるための努力をしているという事実は、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるチャンスを広げるはずです。


4)まとめ 飲食業界への転職で重要なのは「やりがい」と「長期的な目標」

飲食業界は私たちにとってとても身近な仕事です。また、お客さんにおいしいものを提供して喜んでいただけるという、目に見える形で仕事の成果が見られる素晴らしい仕事です。

ただし、飲食業界はやりがいと紙一重の厳しさや、漫然と指示通りに働いているだけでは長期的な目標を得にくいといった面も持ち合わせています。

飲食業界の仕事になぜ惹かれたのか、どのようなやりがいを求めているのか、という動機付けと、先々長くモチベーションを維持していくための長期的な目標をしっかりと持ち、転職へと踏み切ることがとても大切な業界と言えるでしょう。

(ライター:Ash. )


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