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ベストな円満退職はその後の人生に大きくプラス?正しい円満退職の進め方

[最終更新日]2017/10/24


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転職活動を始めるうえで、併せて意識していきたいのが「円満退職」。

なぜなら、円満退職にむけての働きかけは、転職活動前からすでに始まっているからです。

「転職先が決まってしまえば問題ない」「もう関わることのない人たちだから関係ない」といった考え方が、後々自分の首を絞めることも少なくありません。

例えば、もし何らかのトラブルで退職が先延ばしになるようなことがあれば、新たな職場から内定を取り消されてしまうかもしれません。

目次

 

1)「円満退職」とは、自分の転職を周囲の人たちもきちんと「受け入れる」こと

退職する以上は、周囲の人にどうしても迷惑をかけてしまう面があるのは否めません。

あなたが担当してきた仕事を誰かが引き継がなくてはなりませんし、あなたがいることを前提に計画されていた人事戦略も狂いが生じてしまうことがあるのです。

よって、退職することを検討し始めた方からすると「円満退職」への働きかけは、非常に気に病むような──ときにとても面倒な、厄介ごとに感じられることもあるかもしれません

ですが、本当に「円満退職」を進められた人は、そこから、更に一歩進んだ関係性の構築を行っているものです。

「みんなの転職「体験談」。」で挙げられた体験談の中で、円満退職に至っているエピソードをいくつかご紹介しましょう。


円満退職をしており、更にそこから有利に転職後の生活をスタートできている事例


Case1 「社長が、次の職場を紹介してくれた」

「社長、私は転職をしたいと思っています」

こそこそ転職活動をするのがいやだった──ということもあり、当時勤めていた会社の社長に、私は正直に転職の意思を伝えました。

社長はもちろん驚いて、引き留めてもくれました。私は、今後の将来、結婚のことを含め、「このままの給料では結婚できない」といったことなどを正直に話しました。

すると、社長はしばらく黙った後、

「分かった。それでは仕方がない。──大変申し訳ないが、今のうちの会社では君にいきなり給料を上げられるだけの余裕はない。だから、私の人脈から君に向いてそうな会社を紹介してみよう」

と言ってくれたのです。
──嬉しかったですね。本当に、そういう社長でした。だから私は、ずっとこの会社にいたのだと、そのとき強く思いました。そして、これまでの恩をまた一層強く感じました。 Kenさん(38歳 編集職)

こちらは、転職前にお世話になった社長に正直に転職の意思を伝えたKenさん(38歳 編集職)のケースです。
とても男気のある、かつ優しさを感じさせる社長の一言ですよね。

Kenさんはその後、見事転職も成功し、新たな経験、気づきと、そして成長を得られています。

こんな良い社長、滅多にいない」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それよりも「社長とKenさんの関係性」に注目すべきでしょう。

普段から腹を割った話ができていて、Kenさんも社長を信頼していたからこそ、このようなコミュニケーションが産まれたのではないでしょうか。

つまりは、円満退職は「転職が決まってから」始めるものではなく、常日頃からの行動と関係性からも関わってくる──ということですね。



Case2 「転職後、上司から取引先への協力を仰いでくれた」

一度自分の中で、退職することを決めても、家族、同僚からの反対・説得に対し、心揺れることが何度もありました。

ですが、上司に「会社を辞め、保険代理店で働こうと思っている」と伝えたとき(怒られると思い、ビクビクしていたのですが)、

「お前に覚悟があるなら、俺は全力で支援する」と言ってくれたのです。

そして、辞めたいと思ったきっかけのひとつであった上司は、その後、最大の私の理解者・支援者になってくれました。在職中、私の退職後のスタートダッシュに向けて、取引先への協力を仰いでくれたのです。 けろよんさん(男性 31歳)

保険会社に勤めていたけろよんさんのケースでも、上司が転職を支援されています。
転職後のけろよんさんにとって一番幸運だったのは、新しい職場でその上司の方が案件をいくつも紹介してくれた、ということでしょう。

この状況において、けろよんさんは「上司に転職の想いを伝えることを避ける」こともできたはずです。
ですが、それをしなかったのはなぜでしょうか。

おそらく、けろよんさんは転職後の自身の人生において、その上司の方含め前職の方々との関係性は続くことを予見されていたのでしょう。──結果、その予想が当たり、予期せぬサポートを受けることが出来た、ということですね。



Case3 「退職、復帰後に、前の職場の上司から仕事を回してもらった」

──長い闘病生活の後、ようやくフリーで仕事ができる状態まで回復しました。

現在は、前の職場の上司や各代理店の皆さまから取材や記事作成のお仕事を回してもらって、生きつないでいます。

残念なこと、悔やまれることは、──たぶんないです。
記者として働いたあの職場は、私にとって「癌にならなかったら、土下座しても、戻りたい場所」でした。 Hさん(女性 51歳 非公開)

この方は、体調を崩されての退職をご経験され、その後は前職の方々から仕事を回してもらって生活されています。
在籍中の勤務姿勢、仕事の品質があればこそ──というところもありますが、「仕事を社外に回す」という行為は、得てして(たとえ相手が以前一緒に働いていたスタッフだったとしても)とても慎重になるものです。

そういった中で、退職後も仕事のやり取りの関係を続けていけるというのは、一定の信頼関係を築き上げたまま退職が出来ていることの現れでもあるでしょう。


2)なぜ「円満退職」が大切で、転職先企業からも重要視されるのか

ここまで、円満退職にまつわる事例について見てきました。

実際、転職するにあたって前の職場を円満退職できるかどうか、転職先の企業のほうで気に掛けることも少なくありません。

では、そもそもなぜ円満退職することがそれほどまでに大切なのでしょうか。
円満退職が重視される理由について、じっくり考えてみましょう。


人のつながりは、これからも続く。円満退職しているかどうかで、そのつながりの形は大きく変わる

職場に不満があって転職を考え始めた人や上司など身近な人のことが苦手だった人ほど、「必ずしも円満退職できなくてもいい。」であったり、「転職先で今の会社と関わる可能性はゼロに近い。」と考えてしまいがちです。

しかし、本当にそうなのでしょうか。たとえば、

  • 転職してみたら、前の会社の役員と転職先の上司が知り合いだった
  • 自分が把握していなかったところで前の会社と取引があった
  • 共通の取引先があり、同じ営業担当者が両社に出入りしていた

こういったことは、実はいくらでもあり得るのです。

もし円満退職していれば、転職先で何かの折に前の職場と接点を持つ機会があったとしても、「久しぶり!」「元気にやっている?」と懐かしく迎えてもらうことができます。

反対に気まずい状態で退職した場合、仕事で関わらざるを得なくなったとき、お互いに表面的な対応に終始してしまうようなことになりかねません。

転職前の人間関係は、思わぬところで思わぬ人と再びつながりができるものです。

そのとき、かつての仲間として強力な味方になってくれるか、あるいは他人行儀で終わってしまうか、人と人とのつながりの形として、この違いはとてつもなく大きいのです。


円満退職は、自分が「これから先を見ていこう」という前向きな気持ちにもしてくれる

ビジネス上のつながり以外にも、円満退職は自分の中での節目として、大きな意味を持ちます。

円満退職には、これまでお世話になってきた会社に対する感謝の気持ちが含まれています。

転職は大きな節目となる出来事に違いはありませんが、その節目を前向きな気持ちで迎えるのか、これまで勤めてきた職場に対する恨み言ばかりになってしまうのかという違いは、自分の中で相当大きな差となっていきます。

前の職場に不満があったことがそもそもの転職の理由だった場合でも、前の職場の全てを知り尽くした上で「良くない職場だった」と断言しているのかと言えば、そうではないケースがほとんどでしょう。

たまたまその会社にとって良くない時期に良くない面だけを見てしまったのかもしれませんし、部署が違えば職場のまた違った面が見られた可能性は十分にあります。

前の職場の一面だけを見て怒りや恨みの気持ちを持ち続けるのは、エネルギーの使い方としてあまり有効とは言えません。

それよりも、これまでお世話になった人たちへの感謝と、新天地への期待に満ちた転職を果たしたほうが、自分自身が健康的で前向きな気持ちになれるはずです。


3)円満退職を進めていくうえで、注意しておきたいポイント3つ

円満退職することの重要性が分かったところで、次に円満退職するために注意しておきたいポイントについて見ていきましょう。

次に挙げる3つのポイントに共通するのは、主語が「自分」ではなく「相手」になっていることです。

相手がどう感じるか、相手がどう受け取るか、といったことを想像し、伝え方や伝えるタイミングをよく考えておくことが大切になってきます。


まずは自分の転職意思の再確認を。気持ちを落ち着かせて、中長期的な視野をもって。

円満退職を成功させるためのスタートラインにつくためには、第一に「なぜ転職するのか」を自分の中でいま一度確かめておく必要があります。

このとき、「この会社の〇〇が不満だった」「上司が〇〇なところが嫌いだった」といった近視眼的なことではなく、自分のキャリアを長い目で見たときの中長期的な視野で考えてみることが大切です。


職場への不平不満といったネガティブな気持ちを抱えたまま退職を切り出すと、退職理由を聞かれたときなどに、つい言葉尻や表情に不満の色が出てしまう場合があります。

言葉の上では別の退職理由を並べていても、話しぶりや言葉の選び方で、「この人は不満があって辞めたがっているのだな」と伝わってしまうことがあるのです。

こうなると、予想外の引き留め方をされて退職手続きが滞ってしまうなど円満退職が遠ざかっていく原因になりやすいため、ネガティブな感情からいったん離れておくように意識しましょう。

円満退職を成功させるためには、まず自分が前向きな気持ちでのぞめることが重要です。視野を広げ、「これから続いていくキャリアの一過点」として退職を考えるようにしましょう。


転職理由は、ホンネよりも「それが相手にどう伝わり、どんな印象を与えるか」を意識して。

退職を切り出すと、退職したい理由・転職を考えた理由を聞かれるケースが多いでしょう。
この質問に対する答え方は非常に重要ですので、あらかじめよく考えておくことを強くおすすめします。

失敗例の代表的なものとして、「正直すぎる理由」を話してしまう人がいます。

仮に本当の退職理由がキャリアアップなど自分にとって前向きなものだったとしても、辞めて別の職場へ行くということは今の職場に「No!」を突きつけることを意味します。

まして職場への不平不満が積もり積もって退職する場合、本音をぶつけてしまうとお互いに感情的になりやすく、話がこじれる原因になることがあります。

あまりに本音が過ぎるのもトラブルを招きやすいため、十分注意しましょう。

かといって、本音をぼかし過ぎた抽象的な理由を並べるのもおすすめできません。

退職の意思が固くないと受け取られると、強い引き留めにあって辞めづらくなってしまうこともあるからです。

本音の部分がソフトに伝わるように、言い方や伝わり方に十分配慮し、相手に与える印象を考慮して退職理由を伝えることが大切なのです。


退職の切り出し方、伝え方にも注意を!

転職を切り出すときには伝える相手や伝え方が重要になってきます。

まず、退職を申し出る相手は直属の上司にします。決して、上司よりも上の立場の人へ先に伝えてしまったり、上司の耳に間接的に入ったりするような伝え方をすべきではありません。

もしそのようなことになれば、あなたがその上司のことを信頼していない証拠のように周囲に受け取られてしまうからです。


また、伝え方にも十分気をつけるようにしましょう。

メールで「退職させていただきたい」などと伝えるのは論外です。

会社を辞めるという一大決心を伝えるのですから、上司にきちんと時間を取ってもらい、別室で直接伝えるようにしましょう。

上司と親しく言葉を交わしていた場合でも、逆に良い関係とは言えなかった場合でも、礼儀正しく、言葉を十分に選んで誠実に伝えることが重要です。

こうしたことはマナーであると同時に、あなたの退職・転職に対する気持ちが決して軽々しいものではないことを上司に伝えるための演出でもあるのです。


4)まとめ 円満退職は「リスク回避の手段」ではなく、「未来をより豊かにするための」行動

円満退職は、一見すると「職場とモメることなく退職するための手段」のように思えます。

ともすると、前の職場に迷惑をかけないために最後まで気を遣わなくてはならないように思え、荷が重く感じる人もいるかもしれません。

ですが、最初に紹介しました3人の方の体験談の事例では、円満退職は「リスク回避の手段」ではなく、「未来をより豊かにしていくための行動と解釈した方がしっくり来ることでしょう。

円満退職は決して人のためだけでなく、巡り巡って自分のためになっていくこと──そんな意識をもって望まれると良いでしょう。

この記事の作成者:ash.


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