フリーターからプログラマーに転職できる?未経験でプログラマー転職のポイント
[最終更新日]2020/09/02

「プログラミング未経験だけど、プログラマーになりたい…」と悩んでいませんか。
最近、転職サイトなどで求人情報を見られた方は、おそらくかなり高い確率でプログラマーなどのIT関連の求人を見かけたのではないでしょうか。
それもそのはず、プログラマーは今、かなり人手不足の状態ですので、プログラマーとして働いてみたい人にとって大きなチャンスのなのです。
目次
2021年2月、ITエンジニア職で転職活動中の方へ
現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて、多くの企業また転職エージェントサービスにて電話面談、またはオンライン面談の利用を促しています。
在宅においても転職活動は可能ですので、「なるべく早く転職活動を進めたい」という方は、以下転職エージェントへの相談をおすすめします。
<電話相談・オンライン面接が可能な、おすすめ転職エージェントサービス>
■エンジニアの実務経験がある方向け
・求人が多い|丁寧なサポート【マイナビエージェントIT】
・アドバイザーがエンジニア出身【レバテックキャリア】
・ミスマッチを防ぐ2名担当制【doda ITエンジニア】
■エンジニアの実務経験が浅い方向け
・IT業界全分野に強い【ワークポート】
・豊富な実績|頼りになる調整力【リクルートエージェント】
・求人が多い|提案力の強さ【doda】
登録後に担当者から連絡が来ますので、どのように転職活動を進めていくと良いかのアドバイスをもらいましょう。
1)フリーターから未経験でプログラマーを目指すことは可能?

プログラマーになりたい!IT企業で働いてみたい!と思ってみても、「本当に未経験で雇ってもらえるのだろうか?」「何か資格が必要なのでは?」と思うかもしれません。
結論から言うと、プログラマーとして働く上で必須の資格はありません。
さらに、実務経験がなくてもプログラミングの知識や趣味レベルでプログラムを書いた経験がある人なら、プログラマーとしての第一歩を踏み出せる可能性があります。
フリーターで未経験の人がプログラマーを目指す上で、どのようなことが必要になってくるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
現在、日本の多くの企業では恒久的なプログラマー(エンジニア)不足にある

いま、私たちの暮らしはITに囲まれています。スマートフォンやWebサービスだけでなく、近い将来IoT(モノのインターネット)によってあらゆるものがインターネットに接続され、私たちはプログラムに囲まれて生活するようになると言われています。
私たちの生活はプログラマー(エンジニア)に支えられていると言っても過言ではありません。
ところが、プログラマーは誰にでもすぐにできる仕事ではありません。
プログラミングに関する知識、実際にコードを書いて開発する能力、さらには次々に現れる新しい技術を学び続ける熱意、適性といったものが求められる仕事だからです。
そのため、いま日本の多くの企業ではプログラマーを大勢必要としているにも関わらず、プログラマーが足りないという深刻な事態に直面しています。
逆の見方をすれば、プログラマーになりたい人にとって大きなチャンスの時期と言えるのです。
本来であれば、即戦力として活躍できる経験者を企業は求めるはずですが、人手不足のため経験の浅いプログラマーや未経験者にも門戸は開かれています。
プログラマーは、継続的なスキルアップが求められる。「プログラミングに情熱を持てるか」を自問して

では、誰でもプログラマーになれるかというと、必ずしもそうではありません。
「なんだ、やっぱり特別な能力が必要なのか」と思うかもしれませんが、そうではないのです。
現状ではスキルがあまりないとしても、プログラミングに強い興味を持ち、しかもその情熱を維持できるかどうかが、プログラマーとして活躍し続けていくことができるかどうかの分かれ目となってきます。
なぜなら、IT業界の進歩はめざましく、変化のスピードも非常に速いため、新しく学んだこと・覚えたことはみるみる古くなってしまうからです。
次々と現れる新しい技術、短いサイクルでバージョンアップを続ける開発言語の進化についていけるかどうかは、プログラミングへの情熱を保ち続けることができるかどうかにかかっています。
「新しいものが好き」「最新の技術に触れていたい」「便利なものを自分の手で作りたい」という強い気持ちがあれば、技術は後から身につけることも可能です。
まずは、プログラミングに対する情熱を持ち続けることができそうかどうか、が重要なのです。
2)未経験からのプログラマー募集をする求人企業は、どんな職種で募集している?

プログラマーとひと口に言っても、実はいろいろな職種に分かれていることをご存知でしょうか?
開発するものの種類や性質によって、プログラマーに求められるスキルや使用する開発言語は大きく異なります。
また、初心者が入りやすい分野と、どちらかと言えば経験を積んだプログラマーが求められている分野があるのも事実です。
プログラマーの職業は非常に多岐にわたりますが、ここではWeb系、オープン系、アプリ・ゲーム開発という比較的プログラマー初心者歓迎の求人数の多い3つの分野について紹介します。
未経験からのプログラマー募集のケース(1) 「Web系の開発」

Web系の開発とは、いわゆるWebサービスを開発する仕事です。
FacebookやTwitterのようなSNSや、AmazonやZOZOTOWNといったEコマースといった身近なサービスの仕組みを作るのはWeb系エンジニアの仕事です。
このほか、Web系エンジニアはブラウザ上で動作するプログラム全般の開発に携わります。
WebサイトをHTMLやCSSで構築していくWebデザイナーと混同されがちですが、Webエンジニアの場合はシステム設計段階から携わることもめずらしくないため、データベース、セキュリティに関する知識も必要となってくることがあります。
Web系の開発はとても人気があります。理由としては、
- B to C(企業と一般消費者との取引)案件がメインでユーザーの反応がダイレクトに得やすい
- 受託ではなく自社サービスの開発に携われる機会が多い
- SIerと比べた場合、自分の手で実際にコードを書くことが多く開発に携わっている実感が得やすい
- 華やかなイメージがある
といった点が挙げられます。 プログラミング未経験者が最初に開発に関わったのがWeb系というケースも多いのが特徴です。
あわせて読みたい
-
- WEBプログラマー・WEBエンジニアは未経験でも転職できる?
- 「WEBエンジニアやWEBプログラマになりたいけど、実務未経験でどうやって転職すべきか分からない」と悩んでいませんか。 結論から言うと、実務未経験でもWEBエンジニア・WEBプログラマへの転職は...
未経験からのプログラマー募集のケース(2) オープン系の開発

Web系と並んで未経験者が開発に携わるケースが見られるのがオープン系の開発です。
システムの開発には大きく分けて汎用系(ホスト系)とオープン系があります。
汎用系開発ではメインフレームと呼ばれる大規模コンピュータ上で動く銀行の勘定系システムや帳票出力業務システムを開発します。
これに対してオープン系は、UNIXやWindowsといった一般的によく使われているPCで動くプログラムを開発します。
近年では汎用系の新規開発が減少し、オープン系の開発が多い傾向があります。
オープン系の人気の理由の1つに、開発言語の種類の豊富さがあります。
Java、C、C++、C#、VBAといった言語が代表的なものとして挙げられますが、どれも書店でプログラミングの技術書コーナーに置かれているような、よく知られている言語です。
比較的古くから使われてきた言語が多く、参考書籍やWeb上の情報が多い反面、RubyやJavascriptといったWeb系でよく使われる言語に比べると、習得するための難易度がやや高いと言われることもあります。
あわせて読みたい
-
- 【2021年】今学ぶべきプログラミング言語ランキング!これから需要が高まる言語は?
- プログラマーの価値は、どの言語を選んで学んだかにより異なります。そのためニーズの高い言語を選ぶことが重要です。この記事ではITエンジニアの「これから学ぶプログラミング言語」について、市場動向やニーズの高まりを参照しつつのおすすめ言語を紹介します。...
未経験からのプログラマー募集のケース(3) スマートフォンアプリ開発・スマホゲーム開発

プログラミングと聞いて最初にイメージしたのがスマホアプリやスマホゲームだった、という人は多いかもしれません。
私たちにとってスマホは大変身近な存在になっていますので、便利なアプリや面白いゲームを作ってみたい!と考える人もいることでしょう。
ただし、注意しておきたい点として、スマホアプリやスマホゲームの開発は意外と難易度が高く、初心者が最初に開発する対象としてはハードルが高いことが挙げられます。
スマホの特性上、他のアプリと連携する必要があったり、口コミやコメントを投稿するといった他ユーザーと交流するための機能が必要になったりすることがあります。
こうした機能を実装するには相応の知識やスキルが必要となります。他にも、機種ごとに異なる画面サイズへの対応や、OSのバージョンアップへの対応など、さまざまな知識が複合的に関わってきます。
趣味で簡単なアプリを作るのであれば、実務未経験者でもすぐに見せることができるポートフォリオを持つことができるという意味で有効かもしれませんが、実務レベルでスマホアプリやスマホゲームの開発に携わるのは、それなりにハードルがあることを念頭に置くようにしましょう。
あわせて読みたい
-
- 今からスマホゲーム系の企業に転職するのはアリ?ナシ?対策と注意点まとめ
- この記事を読んでいる方は、おそらくスマホゲーム系の企業に多少なりとも興味があり、転職先の1つとして検討しているのではないでしょうか。 ゲーム好きの人の間でスマホゲームが話題に挙がることが増え、と...
3)未経験・フリーターからのプログラマー転職。注意すべき3つのポイント

求人情報に「未経験OK」と書かれていても、ある程度の基本的なスキルは必要
プログラマーの求人の中に「未経験OK」と書かれているものを見かけることがあります。
完全な未経験者でも入社後の研修などでフォローしてもらえるの?と思うかもしれませんが、実際は「完全にまっさらな状態」では、さすがに採用されるのは難しいケースがほとんどです。
学校でプログラミングに触れたことがある人、趣味でプログラムを書いたことがある人であれば、ある程度は基礎的な知識を持っているはずですので、実務未経験であってもポテンシャルを評価されて採用される可能性はあります。
プログラミングに全く触れたことがない、これまで一度も学んだことがない、という人がプログラマーの世界に入ると、おそらく周囲のプログラマーが会話の中で使っているプログラムに関する用語が分からない、といった状況に陥ります。
完全な未経験者、超初心者の場合は、まずプログラミングに関する基本的な勉強をしておく必要があります。
技術書を1冊か2冊買って勉強してみたり、実際に簡単なコードを書いてみたりすることで、プログラマーという仕事に自分は適性があるのかどうかを見極めることもできるのです。
実際にソースを書き、サイトを作ってみる

「未経験OK」の職場でも、最低限の知識は求められるとお伝えしました。
あらかじめ知識を持っておくことで、面接官に対して熱意をアピールすることにもつながりますから、まずはソースコードを書いてみる・サイトを作るという経験は大切でしょう。
ソースコードというのは、プログラミング言語を用いて書かれた指示書のようなものです。テキストファイルに書くだけでも、拡張子を変える事でソースコードとして認識されます。
最近は、「CMS」と言って簡単にWEBサイトを作成することができるツールも数多くあります。
実際のサイトが、どのような手順で作られていくのかを、事前に体験することができるのです。
実際にサイトを作ってみると、少しずつ「こういう動きをつくりたい」という思いも出てくることでしょう。
その他にも、いろいろと分からない単語が出てきたら、その単語を調べ、知識を増やすことを意識していくと良いでしょう。
「プログラミングの知識が全く(ほとんど)ない…」という方は、「学びの場」の活用を!

では、いざプログラミングを勉強し始めてみよう!となったとき、勉強の進め方には大きく分けて次の2つの方法があります。
- 独学(書店で初心者向けの本を買ってきて、自分で勉強する)
- スクールに通う(プログラミングスクールで教えてもらう)
よく「プログラミングは独学でも習得できる」と言われますが、一人で学び始めた結果、途中で挫折してしまう人が非常に多いのが実情です。
一人で学習していると、ほんのちょっとしたエラーでも原因が特定できず、解決するのに膨大な時間と労力を費やしてしまうことも決してめずらしくありません。
また、市販の技術書は発刊された時期によって扱っている開発言語や開発環境のバージョンが最新のものではない場合があり、書かれている通りにやっても問題が解決されない、といったこともしばしば起こります。
これに対して、プログラミングスクールであれば講師に直接質問することができますので、疑問点をスムーズに解決しやすくなります。さらに、スクールではカリキュラムに沿って講座が進むため、自分がどの立ち位置にいるのか、目標やゴールが見えやすくなるというメリットもあります。
最近では無料や格安のプログラミングスクールもたくさんありますので、こうしたスクールを活用してスキル向上を図っていくといいでしょう。
4)「実務経験はなくとも、ある程度プログラミング経験がある」という方は、転職エージェントの活用を!
実務経験はないものの、プログラミングを習ったり、自分でプログラムを書いたりした経験がある人は、アプローチの仕方次第ではプログラマーとしてのキャリアをスタートできる可能性は十分にあるでしょう。
ただし、実務経験がないだけに開発現場について持っている情報がほとんどなく、どういった企業が自分のスキルを必要としてくれるのか、見当もつかないのではないでしょうか。
そこで、プログラマーとして実務未経験の人は、転職エージェントを活用して転職活動をスタートすることをおすすめします。
特におすすめの転職エージェントを3社紹介します。
正社員として働くのは初の経験という人は、「ハタラクティブ」の転職サービスがおすすめ
ハタラクティブは20代に特化した転職エージェントで、職歴がない人や正社員として働くのが初めてという人の就職支援に定評があります。
フリーターからプログラマーを目指したい!という人には、ぜひおすすめしたい転職エージェントです。
ハタラクティブでは、就活アドバイザーがマンツーマンで綿密なカウンセリングを行い、適性や希望条件をしっかりと把握した上でアドバイスをしてくれます。
また、企業から直接ヒアリングした情報をもとに、応募書類作成や面接のレクチャーをしてくれるので、どのようにアピールしたらいいのか分からないという人でも自信をもって応募・面接にのぞむことができます。
利用者の内定率80.4%という実績が、きめ細やかなアドバイスの結果を物語っています。
あわせて読みたい
-
- ハタラクティブってどんな転職エージェント?特徴・評判を紹介
- 20代若手向け転職サービス「ハタラクティブ」の特徴やメリット、デメリットについて解説しています。記事を読めば、あなたに合うサービスかどうか判断がつくでしょう。 ...
特にWeb系の開発に興味あり!という人は、「WORKPORT」の転職サービスがおすすめ
WORKPORTは営業や販売、メーカーといった業種の案件も扱っている転職エージェントですが、もともとはIT分野に特化して転職エージェントとして始まりました。
現在もIT・Web業界への紹介に強く、ITエンジニアだけで常時4,700件もの求人を確保しており、大手転職エージェントに匹敵すると言われています。
IT分野から始まった転職エージェントだけにIT企業とのパイプは強く、一般的な求人情報から読み取れる情報以外にも、実際の現場での就労状況や業務内容をしっかりと把握しており、いわゆるブラック企業へ入社してしまうことのないよう情報共有をしています。
また、入社後の研修体制や残業時間といった具体的な情報も教えてもらえるので、入社後の働き方をイメージしやすく、安心して入社できるのもWORKPORTの転職支援の特徴です。
あわせて読みたい
-
- WORKPORT(ワークポート)の評判は?特徴、メリット・デメリットと利用すべきおすすめの人
- WORKPORT(ワークポート)はIT・Web業界をはじめ「未経験者」への転職支援・サポートに強い転職サービスです。これから転職活動を始める方がぜひ知っておきたい、ワークポートの特徴・メリット、実際に利用された方の評判について紹介していきます。...
実務以外で開発経験がある人は、「マイナビITエージェント」の転職サービスがおすすめ
マイナビITエージェントは、転職サイトとして有名な株式会社マイナビが、IT・Web業界を専門にサービスを展開する転職エージェントです。
求人数は国内最大級で、IT・Web系企業のさまざまな職種の求人を扱っています。
また、マイナビITエージェント利用者の面接通過率は、全体のおよそ7~8割と高く、キャリアアドバイザーによるサポート・アドバイスがいかに高い品質であるかを物語っています。
他のサービスには掲載されていない非公開の求人も豊富で、プログラマーとしてのキャリアを築いていきたい方は、まず登録しておいて間違いのないサービスです。
あわせて読みたい
-
- 「マイナビIT AGENT」はIT・Webエンジニア転職を手厚くサポート!評判・口コミを紹介
- マイナビIT AGENTを利用しようか考えている方へ、サービスを実際に利用した人の評判・口コミや特徴、メリット・デメリットを解説しています。あなたに合うサービスかどうか、記事を読めば判断がつくでしょう。 ...
まとめ 誰でも最初は未経験!フリーターからプログラマーへの転身は可能

プログラマーと聞くと、「理系の学部で勉強してきた人」「もともとITに強い人」が就く仕事と思われがちです。
しかし、現役のプログラマーの中には、最初は独学でプログラムを書き始めたという人や、文系出身だけれども見よう見まねでコードを書けるようになっていった、という人も大勢います。
つまり、フリーターからプログラマーを目指すのは決して難しいこと・特殊なことではなく、頑張り次第で十分に射程距離に入る分野なのです。
ただし、プログラミングは初心者にとってハードルが高い印象を拭えないのも事実でしょう。
初めて買った技術書を数ページ開いて「難しくて分からない」とあきらめてしまったり、求人を眺めて「未経験の自分には難しすぎる」と決めてかかってしまったりすることのないよう、プロのアドバイスを仰ぎながら着実にキャリアチェンジを図っていくことが重要です。