プログラマーからSE(システムエンジニア)への転職に成功する為に大切な3つのポイント
[最終更新日]2023/01/22

今現在プログラマーとして働いているものの、「将来的にSEへステップアップしたい!」、「キャリアアップのためにSEを目指したい!」という人は決して少なくないはずです。
そこで見直しておきたいのが、プログラマーとSEの違いと、どういったスキルがあればSEになれるのか、という点です。
目次
1)実はよく知らない?プログラマーとSE(システムエンジニア)の違い
日本においては、SEは要件定義や設計、テストを行い、プログラマーはSEが書いた指示書に従ってコードを書く仕事と認識されています。
プログラマーとしてある程度の経験を積んだ後、その上流工程となるSEを目指すというのは、ITエンジニアのキャリアパスとして一般的なものです。
では、プログラマとSEには具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
この章では次の3つの観点から、それぞれの特徴を見ていきたいと思います。
- 業務範囲の違い
- 必要なスキルの違い
- 待遇の違い
プログラマーとSEの業務範囲の違い
システムの受注~納品までの流れとしては、要件定義→設計→開発→テスト→稼働(運用)というのが一般的な流れです。

SE(システムエンジニア)は、このうち「要件定義」「設計」「テスト」「運用」を主に担当します。
つまり、実際の開発(コーディング等)はプログラマーが担当し、それ以外の業務はSEが担当することになります(案件によっては、SEが開発業務に関わったり、プログラマーがテストを担当することもあります)。
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プログラマーとSEの必要なスキルの違い

プログラマー | SE |
---|---|
|
|
プログラマーはプログラミングに関するスキル、そのほか論理的思考力や問題解決能力といったテクニカルスキルを求められることが多いです。
一方のSEは、プログラマー同様にプログラミングスキルやエンジニアリングの知識のほか、クライアントへのヒアリング・提案力やチームをまとめる際のディレクションスキルやマネージメントスキルといった、ヒューマンスキルも求められます。
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SEはコミュニケーション力と、調整力も多く求められる
SEの仕事は、常に多くの人と関わりながら進めることになります。
社内の同僚や上司はもちろんのこと、顧客、さらには外注先であるベンダーとも信頼関係を築き、お互いに安心して仕事ができる環境を整えていく必要があります。
プログラマーが自分の担当するプログラムを期日通りに正確に作ることが求められているのに対して、SEに求められる解決能力には「人」が介在するため、ケースバイケースでの対応能力が求められることが多くなっていきます。
こうしたことを実現していくためには、SEにとってコミュニケーション能力がとても重要と言えます。ときには、顧客からの要望と開発現場からの声との間で板挟みになり、双方に納得してもらうために高い調整力が必要とされる場面も多々出てきます。
このようなコミュニケーション能力や調整力は、向き・不向きや適性が少なからず関わってくる部分のため、自分自身がSEタイプなのか、プログラマータイプなのかをよく見極め、キャリアプランを考えていくようにしましょう。
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プログラマーとSEの待遇の違い

SEは開発業務の上流工程を担うこともあり、プログラマーと比べると年収は高くなる傾向にあります。
「求人ボックス 給料ナビ」によると、プログラマーとSEの平均年収はそれぞれ次のようになります。
プログラマーとSEの平均年収
プログラマー | SE |
---|---|
431万円 参照:求人ボックス | 514万円 参照:求人ボックス |
ただし、必ずしも「プログラマーよりもSEの方が年収が高い」ということはありません。プログラマーとしての経験を積むことで、エキスパートエンジニアとして高年収を実現する人もいます。
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2)SE(システムエンジニア)の将来性・キャリアパスは
プログラマーとSEの違いについて解説をしてきましたが、ここからはSEへ転身した際に、その後どのようなキャリアパスが考えられるのかを見ていきましょう。
SEからのキャリアパスは、以下の4つが挙げられます。
- 経営志向──管理職・マネージャー
- 技術志向──スペシャリスト・ITアーキテクト等
- プロマネ志向──プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャー等
- 独立志向──フリーランス・起業

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
経営志向──管理職・マネージャー等

SEとして経験を積んだのち、エンジニアの育成やチーム・部署の運営を担う管理職・マネージャーへの道に進む人は多いです。
SEとしての業務を行いながら管理職・マネージャー業務を行う、いわゆる「プレイングマネージャー」として活動する人もいます。
プログラマー・SEをはじめとするエンジニアへの育成や評価は、自身もエンジニア経験がある人でないとなかなかうまくできるものではありません。
部下や後輩の育成・指導にやりがいを感じる人や、ゆくゆくは経営業務にも関わりたいという人に向いたキャリアパスと言えるでしょう。
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技術志向──ITスペシャリスト・ITアーキテクト等

エンジニアとしての知識・スキルを更に高めてチームや企業に役立てていきたい、という場合はITスペシャリストやITアーキテクトといった道があります。
ITスペシャリストは、ITスキルの専門家として、プロジェクトにおける技術面をサポートしていく役割をもつ職種のことです。プログラミングのみならずサーバーやDB、その他機械学習などの最新技術をキャッチアップし、システムづくりを行います。
ITアーキテクトは、ITスペシャリストの上位職種として、より高度な専門性を発揮しつつ、チームや企業のナレッジを高めていきます。
特定分野における深い知識とスキルを持った人材として重宝されると同時に、年収アップも期待できます。
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プロマネ志向──プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャー等

より大規模な開発案件に携わっていきたい、という場合は「プロジェクトリーダー(PL)」・「プロジェクトマネージャー(PM)」のキャリアを検討すると良いでしょう。
プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーともに開発プロジェクトの進行管理・監督を担います。
プロジェクトマネージャーはプロジェクトリーダーの上位職種として、より案件全体の責任を担う存在として扱われることが多いですが、企業によっては両者の違いが殆どない場合もあります。
大規模案件では関わる人も多くなるため、エンジニアに関する知識だけでなくチームリーディングやディレクションといったヒューマンスキルも求められます。
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独立志向──フリーランス・起業

近年ではエンジニアとしての働き方にも様々な選択肢が増えてきており、企業で一定の経験を積んだ後は独立・フリーランスとして仕事を受注する働き方も珍しくありません。
独立・フリーランスのメリットとしては、働く場所や時間に縛られないことや、案件によっては正社員の頃よりも高い報酬で仕事を受注できる点などが挙げられます。
自由に働ける一方で、高いレベルの技術力に加えて自己管理能力も必要になります。
また、継続的に案件を受注し続けられるとは限らない点にも注意が必要でしょう。
しかし、エンジニアとしてのスキルに自身があり、かつ自由な働き方に魅力を感じる方は、目指すべきキャリアパスの1つとなるでしょう。
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3)プログラマーからSE(システムエンジニア)に転職する為に、大切なポイント3点
一般的にSEは理系向きの仕事と思われがちですが、世の中のSEには文系出身者も数多く存在します。
しかも、場合によってはドキュメント作成やコミュニケーションといった、文系的な素養がSEに求められることも多いのです。
プログラマーとして優秀であれば必ずSEになれるわけでもなければ、プログラマーとして一流でなければSEになれないわけでもありません。
ここからは、プログラマーからSEへ転職するために大切なポイントについて見ていきます。
プログラミングスキルは、何らかの開発経験があることと、一連の工程を熟知していればOK

まず、SEを目指すにあたってプログラミングに関する知識は必須です。
ただし、あらゆる言語に精通している必要があるかと言えば、そんなことはありません。何らかの開発経験があればSEとしての素養は満たしていると言えるでしょう。
むしろSEにとって重要なのは顧客の要望を理解し、工程全体を俯瞰する能力です。工程全体を見るためにはプログラミングの知識が欠かせないため、開発経験がマストになるということです。
要件定義や仕様決定、スケジューリング、さらには動作テスト、負荷テスト、ユーザビリティテストといったフェーズごとのテスト技法を含めた一連の工程について熟知している必要があります。
ただし、こうした開発の流れについては、プログラマーとしてある程度の経験を積んでいけば身につくはずです。
プログラマーの先にSEの道があると考える人の中には、たとえば「美しいコードを書く」といったプログラマーならではのこだわりに走る人がいますが、SEに求められている能力としてはコーディング以外の部分の比重が高いことを忘れないようにしましょう。
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転職前の準備では、「なぜプログラマーからSEに転職したいのか」の理由をはっきり伝えられるように

転職活動を始める前に、「自分はなぜプログラマーからSEに転職したいのか」を明確にしておくようにしましょう。
「なぜプログラマーのままではいけないのか?SEに転職したい理由は?」といった質問は、採用面接で必ず聞かれる質問の1つです。
SEに転職したい理由は、1つに絞れないことも多いはずです。
そこで、SEになりたい理由に優先順位をつけ、より本音に近いものと面接でのアプローチとして有効と思われるものに分類していきます。このプロセスがうまくいけば、職務経歴書や自己PRを作成する際もスムーズに進めることができるでしょう。
こうした事前準備は、途中で考え込んでしまい手が止まってしまうこともあるかもしれません。
そのようなときには、次章で挙げる転職エージェントのサポートを活用するなどして、第三者の意見を参考にしてみましょう。
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進もうとする業界への知識を、事前に身に着けておくこと

IT業界とひと口に言っても、開発するものの分野は多岐にわたります。
開発したシステムがどういった用途で使われ、どのような点がユーザーから評価されるのかを知っているかによって、ユーザー目線に合ったシステムになるかどうかが大きく左右されます。
たとえばERPパッケージを開発するのであれば、プログラムの知識だけでなく会計や人事についての知識が必須となります。
同様に教育分野で受験対策のためのアプリケーションを開発するのであれば、入試に関する基礎知識や情報収集は欠かすことができません。
このように、開発したい対象によって、業界ごとに必要な知識を身につけておくことは、SEとして戦力となるために重要な要素となります。
よく「異業種からでもSEを目指せる」という話を聞くことがありますが、これは「経験してきた業界の知識が、SEとしてシステム開発をする上で役立つことがある」という意味でもあります。
たとえば「以前は財務を担当していたが、転身してプログラマーになった」という人なら、ERPの開発に携わるSEとして活躍できる可能性があるわけです。
応募を検討している企業ではどのような知識が求められるのか、事前に調べておくようにしましょう。
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4)プログラマーからSE(システムエンジニア)の転職は、入念な準備と転職エージェントの活用を!
近年はSEやプログラマーといった職種は人手不足が常態化していますので、求人は豊富にあり、一見すると転職先を選ぶのも難しくないように思えます。
ところが、求人を見ただけではSEとして求められているスキルレベルや実際の開発環境のすべてが見えるわけではなく、「この求人内容は本当に自分の希望条件と合っているのか」を見極めにくいところがあります。
そこで、プログラマーからSEに転職する際は、「転職エージェント」のサービスを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは、転職者への求人紹介のほか、キャリアプランのアドバイスや書類添削・面接対策などのアドバイスを無料で行ってくれます。
「SEへの転職を成功したい」という人が転職活動を進めていく上で、強力なパートナーとなってくれるのです。
一方、SEの求人を多数抱える転職サービスは数多くあり、種類が多いだけにどれを使ったらいいのか迷ってしまうかもしれません。
転職サービスにはそれぞれ特徴があり、サービスのコンセプトや力を入れている分野が異なりますので、どの転職サービスが自分に合っているのか見極めて登録しておくようにしましょう。


プログラマーからSEへの転職で、転職エージェントを活用するポイントは以下の3点です。
- Point1 各ITエンジニア向け転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 何度かのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は重要です。転職エージェントの担当者とは、転職期間中はずっと付き合いを続けていきますので、「自分に合った担当アドバイザー」を早めに見出していくことが、転職成功のひとつの要となるでしょう。

転職エージェントの利用で自分に合ったアドバイザーを見分けるポイント3つ
- キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
- 求人を紹介する際に、「何故おすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
- 求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか
なお、転職サービスへの登録は1社だけに限定する必要はありません。2社以上を組み合わせて登録しておくことで、求人チェックの漏れを減らすことができます。
今すぐ転職することは考えていない人でも、情報収集や事前準備の意味も兼ねて早めに登録しておくといいでしょう。
プログラマーからSEの転職で、おすすめの転職エージェント一覧
以下、代表的なITエンジニア向け転職エージェントのサービス特徴を見ていきましょう。
リクルートエージェント──ITエンジニア求人数:国内No1。幅広いエンジニア職種に対応
リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
SEの公開求人数 | 約2.3万件(2022年9月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2022年9月のSEの公開求人数は2.3万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまでの培ったノウハウと企業とのリレーションをもとにした支援ツール・サービスの充実がリクルートエージェントの強みです。

たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
SEへの転職では、その職場で求められるスキルから開発環境まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることも多いでしょう。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにSEの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
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マイナビIT AGENT──IT・Web業界への転職支援に強い&丁寧なサポート
マイナビIT AGENTの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
SE(システムエンジニア)の求人数 | 約4,000件(2022年9月現在) |
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援を行うエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
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レバテックキャリア──IT・Web業界の実務経験ある担当が力強くサポート
レバテックキャリアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
SE(システムエンジニア)の求人数 | 約10,000件(2022年9月現在) |
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けることができます。
また、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビックデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

SEとしてどの領域の技術に関わるかについて検討中の方は、レバテックキャリアの担当エージェントに求人紹介とあわせて相談するのもおすすめです。
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ワークポート──未経験者向け支援、特にIT・Web業界へのサポートに強い
ワークポートの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
SE(システムエンジニア)の求人数 | 約7,000件(2022年9月現在) |
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
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doda ITエンジニア──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
doda ITエンジニアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
SE(システムエンジニア)の求人数 | 約4,000件(2022年9月現在) |
doda ITエンジニアは国内大手人材会社「doda」の、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
ITエンジニア系のエージェントは都市部に特化したところが多い中、doda ITエンジニアは都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でSEの求人をじっくりチェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
また、doda ITエンジニアでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録した際に合わせて登録するレジュメ(Web履歴書)にSEへの志向をPRすることによって、希望する領域の企業からスカウトが届くこともあるでしょう。
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拠点 | 東京 |
SE(システムエンジニア)の求人数 | 約3,000件(2022年9月現在) |
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
他の転職サービスには掲載されていない「非公開求人」の数も豊富で、独自のノウハウにより転職者の希望の条件にマッチする企業の紹介を行っています。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。中にはプログラマーからSEへの転職に成功した事例をいくつも持っているコンサルタントもいることでしょう。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
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まとめ)プログラマーからSEへの転職は目的意識を大切に
プログラマーからSEへの転職は、すでに開発の経験があるのですから、SEとして発揮するべき具体的な知識が身についており、即戦力として迎え入れられる可能性も大いにあることでしょう。
事実、プログラマー→SEという道はエンジニアのステップアップとしては王道とも言えるものです。
ただし、王道パターンとは言っても、自分自身はなぜSEへ転身したいのか、目的を見失わないようにすることがとても大切です。
まずはSEの仕事内容や役割の把握から始め、転職理由やキャリアプランについて、ていねいに整理していきましょう。