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不動産から異業種に転職できる?不動産営業を辞めたくなったときの対策まとめ

[最終更新日]2024/03/14

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不動産から異業種に転職できる?不動産営業を辞めたくなったときの対策

勤務時間の多さや成果・ノルマのプレッシャーなどの理由で、「不動産営業を辞めようか」と悩んでいる人は多いでしょう。

この記事では、不動産営業から異業種への転職・ジョブチェンジを検討している人に向けて、辞めたい理由ごとの対策の取り方、そして転職を成功するためのポイントを紹介します。

不動産営業から異業種への転職は可能なのかが気になる人、そもそもこれから先のキャリアプランが上手く描けないという人は、きっと役立てる内容です。ぜひご覧ください。

目次

 

結論から先にお伝えすると、不動産営業から異業種への転職は可能です。
不動産営業で培ったスキル・経験を重宝する業種・企業は少なくないからです。

とくに「プッシュ型営業(アウトバウンド営業)」の実務経験は、人材営業IT営業金融・保険営業などで活かされやすいでしょう。

不動産営業から異業種への転職は、「他業種の営業職」のケースが最も多い

(元来の志向や強みを活かしたい):営業職以外の職種←少数派 (不動産営業としてのスキル・経験を活かしたい):他業種の営業

一方で、不動産営業から異業種への転職を果たす際は「他業種の営業」であるケースが最も多くなり、営業職以外の職種に転職する人は少数派です。

企画系職種やエンジニア、事務職などのジョブチェンジをした人もいますが、その際は不動産営業としてのスキル・経験というよりは元来の志向や強みを活かしての転職であることが多いです。

ここに、不動産営業からの転職の難しさがあるといえるでしょう。
転職理由と転職先によっては「せっかく転職しても前職と同じような悩みを持ってしまう」かもしれませんし、まったくの異業種・異職種への転職の際は相応の情報収集と適性確認が求められるからです。

そのため、「不動産営業から異業種に転職したい」と考えた際は、まずその辞めたい理由を明確にしたうえで、かつキャリアプランを立てて臨むことが大切です。

次の章では、不動産営業を辞めたい理由で多いものと、それぞれの対策をまとめています。
ご自身の現状をより良く把握しておくためにも、転職サービスに登録する前に確認してみてください。

不動産営業の転職理由として多いのは、以下の4つです。

上の転職理由について「自分もいくつか当てはまる」という人は多いのではないでしょうか。

注意すべきは、それぞれの転職理由によって、取りうる対策は少なからず異なることです。

続いては、それぞれの転職理由の詳細と、あわせてどのような対策が望ましいかについて説明していきます。

① 労働環境(残業等)への不満

(残業が多い…)→「残業時間の多さは、誰のためとおもえるか?」について考える PINT:組織のため・上の人が楽するため→今の会社が合っていない可能性も。転職を視野に入れる。 自分のため・お客様のため→今の経験・スキルが将来どれだけ役立ちそうかキャリアプランを考えておく

残業時間の多さや拘束時間の長さへの不満・ストレスから、不動産営業を辞めたいと考える人は多いです。

オープンワーク株式会社が定期的に公表している「日本の残業時間 定点観測」によると、不動産・建設業界の月の平均残業時間は約34.4時間と、他業種を含めた平均値24.7時間より10時間ほど長くなっています。

OPEN WORK 業種別残業時間 定点観測

オープンワーク株式会社「日本の残業時間 定点観測

上記数値はあくまで平均の値ですので、「これより断然多く残業をしている」という不動産営業の方も少なくないでしょう。

このほか、住宅営業の方は土日仕事が多いこと、オフィス営業の方は対企業への対応負担(入念なネゴシエーションやそのための資料作成等による負担)に対してストレスを感じているケースが多いといいます。

労働環境(残業時間)への不満への対策

労働環境によって心身の健康上に支障をきたすようなら、早めに転職を検討した方がよいでしょう。
何事も健康な心身が資本であり、そして仕事はあなたの生活・人生を豊かにするための手段であって目的自体ではないからです。

それ以外の場合は、いちど「その忙しさや残業時間の多さは、誰のためと思えるか?」について考えてみてください。

組織のため・または上の人が楽するため」だと思った人は、転職を視野に入れておいいたほうがよいでしょう。
今の会社があなたに合っていない・または仕事への価値観が異なっている可能性が高いからです。
また、他の求人企業に触れることによって現在の会社の環境・状態をニュートラルに把握する機会にも繋げられます。

自分のため・またはお客様のため」だと思った人は、いちど今後のキャリアプランを立ててみましょう。
今の経験・スキルの積み上げが、将来の自分にどれだけ役立ちそうかをイメージするのです。

今の労働環境を差し引いても得るものが大きいと考えられる場合は、留まった方が良いでしょう。
反対に現在の頑張りが将来のキャリアに直結しなそうだと感じるようでしたら、転職、部署異動の選択肢を視野にいれつつ「では、どんな働き方をしていくとよいか」の検討を進めることをおすすめします。

② 成果へのプレッシャー

(ノルマへのプレッシャーが…)→辞めたい理由がこの一点のみの場合は、すぐに辞めない方がよい POINT:不動産営業は普遍的なスキルを養いやすいため、後々の後悔に繋がることも。まずはキャリアの棚卸しをしてキャリアプランを立てる。

成果やノルマへのプレッシャーから、不動産営業を辞めようと考える人も多いです。

誰でも、会社から求められた成果を出せない状況が続くことはストレスを感じるものです。
「マイナスしか生み出せていない」「自分は不要な人間」といった自己嫌悪に陥りやすく、とくに真面目な気質の人はその傾向が強いといえます。

成果・ノルマのプレッシャーへの対策

まず、不動産営業を辞めたい理由がこの一点のみであった場合は、すぐに辞めようとしない方がよいでしょう。

理由は大きく二つあります。

ひとつは、不動産営業は(他の職種と比較して)工夫や努力次第で結果が付いてきやすいこと。
行動を強化すればおのずと商談数および成約につながるケースを増やすことができますし、スキルの向上にも繋がりやすいです。
つまり、現在のその悩みは、近い将来に解決される可能性があるということです。

ふたつ目は、ビジネススキルの形成です。
大切にすべきビジネススキルの定義は人それぞれですが、「人と信頼関係を築く」スキルはおそらくビジネスで最も普遍的なスキルであり、不動産営業はそうしたポータブルスキルを養える機会が多い職種です。

これまでの経験が自身のスキルアップに寄与できていると実感できるときは特に、すぐに辞めてしまうのは後々の後悔に繋がるかもしれません。

とはいえ、ストレスやプレッシャーをそのままにしておくのは良くありませんので、まずは身近な人に相談してみることをおすすめします。

あわせて、いちどこれまでの経験を振り返っての「キャリアの棚卸し」を行い、あわせて今後どんな働き方をしていきたいかの「キャリアプラン立て」をしておくとよいでしょう。

③ 将来の働き方・キャリアプランを描けないことへの不安

(将来の働き方がイメージできない)→転職の判断前に、これからの働き方をどうしていきたいか明確にする POINT:仕事を続けるモチベーションの源泉はどこにあるかを明確にすることで、転職すべきかどうかの判断も明確になる

②とも被りますが、思うような成果を出せていない時はとくに、「将来の働き方・キャリアプランを描けないことへの不安」から不動産営業を辞めようと考えるケースもあります。

成果が出ているときは、昇給や昇格への可能性が安心材料になるでしょう。

ただし、「なかなか売り上げが上がらない」という時期はだれしも訪れるものです。

そんなときに、同世代の他業種で働く人たちと比べたときや、「このまま踊り場で停滞し続ける」という焦燥感から、「辞めたい」という気持ちになる人は多いです。

将来の働き方・キャリアプランを描けないことへの不安

まずは転職の判断前に、これからの働き方をどうしていきたいかについて「キャリアプラン立て」を行うべきでしょう。

将来の働き方・キャリアプランを描けない状態とはすなわち、自身のキャリアとしての方向性が見えていない状態ですので、その方向性を明確にすることが先決です。

キャリアの方向性としては、例えば以下のようなものがあります。

  • 専門領域のスキル向上とパフォーマンスの発揮 
    (例:営業力やプレゼンスキル、交渉力または全く新しい第二のスキルを武器にキャリア形成)
  • 経営管理領域に向けての経験とパフォーマンスの発揮 
    (例:リーダーや管理職としてチームをまとめるマネジメント寄りのキャリア形成)
  • 未開拓分野へのチャレンジ・起業家的創造性 
    (例:新規事業や新しいビジネスモデルの企画立案、推進)
  • 奉仕・社会貢献 
    (例:所属する企業または社会全体への貢献に価値を置く働き方)
  • 保障・安定を重視した、ストレスレスな働き方 
    (例:定量的な業務、ワークライフバランスの充実が可能な働き方)

考えるときのポイントは、「自分が仕事を続けるモチベーションの源泉はどこにあるか」を探求することです。

モチベーションとは、「高いか低いか」よりも「明確かどうか」を重視すべきでしょう。

「モチベーションが明確ではない」と感じている人は、自己分析またはキャリアプラン立てを行ってみてください。
自身のモチベーションが明確になれれば、転職すべきかどうかの判断も明確になるはずです。

④ 社内の人間関係、会社に馴染めない・不信感がある

(職場が合わない…)→ストレスのもとぉ「人と会社(環境)」に分けて整理してみる。POINT:「人」の場合は上手く付き合う方法を模索し、「会社」の場合は組織変革に関わるという道も。環境を変える為に転職もあり。

不動産営業を辞めて転職する人のなかには、社内の人間関係や会社に馴染めない等の理由が大きいという人も少なくありません。

たとえば、「旧態依然の会社で社員とのノリが合わない」、「売り上げ重視の会社で目の前の顧客を大切にしない」、「論理ばかりで感情を大切にしない」といった理由が挙げられます。

社内の人間関係、会社に馴染めない・不信感がある際の対策

この場合、ストレスのもとを「人と会社(環境)」に分けて整理しておくとよいでしょう。
基本的に、人を変えることは難しいものです。仮にあなたにとって「合わない」人がいた場合、それでもうまく付き合う方法を模索するか、距離をとるかのいずれかが対策になるでしょう。

会社(環境)については、「今の会社を変えたい(もっとよくしたい)」という想いがあるのなら、管理職や役員または人事になって組織開発・組織変革に関わるという道もあります。
そうではなく「営業またはプレイヤーとして働いていたい」という人は、環境を変える(転職)ことを検討するのがよいと思います。

不動産営業を辞めたい理由のそれぞれの対策を確認したうえで、「やはり転職した方がよい」と判断できた場合は、あわせて以下5つの取り組みを意識してください。

あなたのこれまでの経験を最大限生かしつつ満足いく転職にするために、大きく役立てられるからです。

まずはキャリアの棚卸しを行おう

これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出す→キャリアの適性の再確認と、目指すべき方向性が定められる

キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」をいいます。

転職前にキャリアの棚卸しを行う理由は、自身のキャリアの適性の再確認と、今後目指すべき方向性を定めるためです。

「転職先の業種・職種は既に決まっている」という人も、キャリアの棚卸しはしておいた方がよいです。
自己PRの際に軸とする強みや志向性が明確になりやすく、ときにチャレンジしようと思える業種・職種の範囲を広げられることもあるからです。

キャリアの棚卸しは、以下のように時系列ごとに携わった仕事内容・役割、学べたこと・身に付いたことなどをまとめていきます。

キャリアの棚卸し作成表の例
期間 2015年10月~2018年3月 2018年4月~
職務
  • ○○支店マンション営業課配属
  • ○○支店戸建て営業課配属
仕事内容・役割
  • ご来社頂いたお客様への反響営業
  • DMほか販売促進資料の作成
  • 来場者・反響者・契約者に対してのフォロー電話
  • 左記内容を引き続き行う
  • 主任に昇格し部下5名のマネジメント業務
  • 営業資料の作成
学べたこと・
身に付いたこと
  • スキル・経験:法人営業/企画提案/論理的思考/調整力
  • 知識:物件諸費用や住宅ローン、税金の知識/不動産売買契約・重要事項説明書の知識
  • スキル・経験:チームビルディング/部下育成/モチベーション管理/プレゼン・交渉スキル
  • 知識:マーケティング/予算策定・進捗管理/育成手法
とくに意識して
取り組めたこと
  • 顧客との信頼構築
  • 売上目標の達成
  • 部下の育成
  • チーム売上目標の達成
情熱を掲げられたこと
  • 資料・企画書の作成
  • 顧客へのアフターフォロー
    →カスタマージャーニー形成と顧客満足度への貢献
  • より良い企画提案
  • 運用の効率化とチーム内のモチベーション管理
    →メンバーと協働で成果を出すこと、成果を上げる仕組みを作ること
失敗したこと
  • 上長との進捗共有
  • 業務の優先度整理
  • 迅速な情報収集
  • チーム内の最適な役割分担
失敗からの教訓・
学んだこと
  • 全体を俯瞰する視点
  • タスク管理・スケジューリングの大切さ
  • 情報収集・分析アクションの大切さ
  • チームビルディング・タレントマネジメント

※横にスクロールして右側の情報を確認できます。

※これからキャリアの棚卸しを作成する方は、よろしければ「キャリアの棚卸し作成表」ファイルをダウンロードしてお使いください。

キャリアの棚卸しをやる際のポイントは、これまでの業務を一つずつ、丁寧に振り返ることです。

たとえばテレアポやDM作成といった業務の場合は、「テレアポ:目標設定力、進捗管理力、PDCAの改善サイクル」「DM:ターゲットニーズを意識したキャッチ・リード文・構成、ドキュメンテーションスキル」といったように、それぞれの業務を形成するスキルや知識を明るみにしていきます。

そのうえで、あなたが得意としていたもの、課題意識を感じていたもの、そしてそのために取り組んだことを丁寧に振り返っていってください。

毎日の業務のなかで、あなたがとくに何を大切に仕事していたのかが明確になるはずです。

目指す業種・職種を定めながら、あわせてキャリアプランを立てる

まずはキャリアビジョンを描き、実現するためのキャリプランを立てる ●キャリアビジョン:「こういう働き方をしたい」という未来のイメージ ●キャリアプラン:キャリアビジョンを実現するためのプランニング

キャリアの棚卸しを行ったあとは、目指す業種・職種を定めていきます。

不動産営業から異業種への転職を目指す際は、候補として以下のものがあるでしょう。

キャリアの意向・志向 業種・職種例
これまで培った営業スキルを活かしたい
  • 人材営業
  • IT営業
  • 保険営業
  • その他業界の営業職
  • カスタマーサクセス …等
マーケティングや営業の仕組み化に興味がある
  • マーケティングプランナー
  • 経営企画 …等
第二のスキルを形成したい(未経験採用の多い職種・業種を狙う、資格取得とあわせて転職する等)
  • Web業界(エンジニア・デザイナー等)
  • プランナー・企画職
  • 管理部門(総務・人事・経理・事務等)…等

あわせて、転職後の「それから」を見据えたキャリアプランを立てていきます。

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

とくに不動産営業として一定の経験を積んだ方は、キャリアプランを立てやすいでしょう。
「会社を辞めたい」という気持ちを望ましい行動に変えていくうえでも、キャリアプラン立ては大いに役立つはずです。

その際、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。
キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。

つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。

キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。

キャリアビジョンの作成シート

キャリアビジョンとキャリアプランの作成のポイントは、近い未来についてはやや具体的に、遠い未来については抽象度を高めて作ることです。

10年後どうなっているかについて、正確に予測することは不可能でしょう。立てたビジョン・プランが大きく変わる可能性は十分にあります。

「この業種・職種で働く」という書き方よりも、「こういう働き方・活躍がしたい」という書き方の方がイメージを持ちやすく、かつ転職先の候補も広げやすくなります。
また、その際は仕事内容に終始するのではなく、「プライベートの過ごし方」や「ライフワークの実現」といった人生・生き方の要素も踏まえて考えると、よりあなたらしいキャリアビジョン・キャリアプランになります。

「自分に合った職場・企業」の定義を持っておく

自分がより興味・関心を持てる企業のタイプを見定め、「転職の軸」にする (研修制度が整っていた李スキルアップしやすい環境がいいな)

不動産営業からの転職を検討する際は、「自分に合った職場・企業」について分かっておくことが大切です。

単に業務内容や待遇条件だけで職場を探してしまうと、「以前の環境のほうが良かった」という結果にもなりかねません。
優良企業かどうかを判断するポイントは人それぞれですので、自分なりの判断軸を持っておくべきでしょう。

dodaリクナビNEXTなどの転職サイトの求人を見ながら、自分が企業のどの点をとくに重視しているか、以下例も参考にしつつ確認してみてください。

優良企業を判断する際の観点例

観点 確認ポイント
経営方針
  • 経営方針・理念・ビジョン:共感を持てるか
  • 事業内容:経営方針とリンクしているか。自分にとって親しみや好感を持てるものか
  • ビジネスモデル:売上・利益の生み出し方にイメージを持てるか
  • 今後の事業展開:あなた自身が期待を持つことができるか
成長性
  • 業績(売上・利益)の推移:順当な成長を辿っているか。同業他社と比べてどうか
  • 会社規模(従業員数・支店数):変化推移はどうか。自分が求める規模か
  • 新しい取り組み:製品・サービスの更新性や新規事業の取り組みはどうか
業務内容
  • 業務内容:現在のスキル・経験で対応できるか。成長できる要素はあるか(キャリアプランに合うか)
  • 商品・サービス:どんな知識が求められるか。また、興味・関心を持ち続けられそうか
  • 現在働いている人:インタビュー記事等で、その人の様子やタイプを確認できるか
  • キャリアパス:5年後、10年後でも活躍できる領域がありそうか。また、そのイメージを持てるか
育成・福利厚生
  • 福利厚生制度:法定福利厚生、法定外福利厚生それぞれ何があるか
  • 残業:残業手当はどのように支払われるか。また、社員の平均残業時間はどの程度か
  • 休暇制度:休日・休暇が取りやすい環境か
  • 働きやすさ:出産・育児や介護支援制度はあるか
  • 育成:研修制度は整っているか 定期的に学びの場が提供されているか
  • 評価・昇給制度:評価制度はどのようなものか 各階層のモデル年収はどうか
社風
  • 企業理念・行動指針:共感できる内容か。また、ここで成長・活躍したいと思えるか
  • 企業の求める人物像:どのような人物像が求められているか。また、自身との適応性はどうか
  • 従業員の年齢層・男女比:年齢層、男女比に偏りはあるか。また、どの層が多いか

「転職する際は、この部分は確実に叶えたい」というものを見定めてください。
それにより、迷いのない転職が実現されやすくなります。

不動産営業からの転職支援実績の豊富な転職エージェントを利用する

転職エージェントを活用することでより精度の高い情報を得られる確率が高まる

キャリアの棚卸しとキャリアプラン立てを行えば、あなたの今回の転職方針はかなり明確になっているはずです。
そして続いては、いよいよ「求人探し」です。

求人探しはハローワークや転職サイト、または企業への直接応募など様々な媒体・手段がありますが、不動産営業からの転職の際は転職エージェントの利用がおすすめです。

その理由は、前述の通り不動産営業の経験を重宝する企業は少なくなく、その経験・スキルのアドバンテージを最大限活用するうえで転職エージェントのサポート・アドバイスが役立つからです。

また、キャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートが受けられる点も転職エージェントのメリットです。

転職エージェントサービスの仕組み。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

転職エージェントは国内でゆうに1万を超える数があり、どのサービスを利用すべきか迷うこともあるかもしれません。
その際は以下に紹介する、幅広い求人を豊富に取り扱う大手総合型のエージェントから登録を検討することをおすすめします。

求人数・転職支援実績ともに豊富な大手総合型の転職エージェント

 
サービス名マイナビエージェント
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メリット
  • 幅広い求人紹介
  • 書類添削・面接対策が手厚い
  • 豊富な求人・全職種カバー
  • 企業からのスカウトが多い
  • 求人数・支援実績 国内No1
  • 支援ツール・セミナーが充実
  • 利用者の年収アップ率67.1%
  • 全国都道府県に拠点がある
  • 丁寧なサポート・面接通過率が高い
  • 若手向けのIT/Web求人が豊富
デメリット
  • 職種によっては求人数は少なめ
  • 提案の電話・メールが多い
  • 活動ペースを急かすことも
  • 職種によっては求人数は少なめ
  • IT/Web業界以外の求人は少なめ
公開求人数 5.6万 24万 38万 3.5万 1.0万
得意業界/職種 全業界 全業界 全業界 全業界 全業界
対象年代 全年代 全年代 全年代 全年代 全年代
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 東京・神奈川・埼玉・千葉
おすすめの人
  • 書類添削・面接対策をしっかり行いたい人
  • 積極的な求人提案を受けたい人
  • スピーディに転職活動を進めたい人
  • 丁寧な対面サポートを受けたい人
  • 東京首都圏でIT・Web系の仕事を探している人
公式サイト

表内の求人数は2024年3月時点のものです。

転職する地域にあわせて、その地域事情に詳しいエージェントの支援を受けたい人

転職者「地方の求人はサポート範囲外って断られた…」→「目指す地域での転職で支援実績が豊富」なエージェントを優先して利用する

地方にお住まいの方、または今回の転職を期にU・Iターン転職を検討している方は、その地域事情に詳しい転職エージェントの利用がおすすめです。
とくにその地域に拠点を持つ転職エージェントは地元企業との関係構築が進んでいることが多く、大手では紹介されないような優良企業求人を提案されることもあります。

以下、都道府県別におすすめ転職エージェントを紹介していますので、希望する地域のリンクをクリックしてサービスを確認してみてください。

地域区分 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事
北海道・東北地方 北海道青森秋田宮城岩手山形福島
関東地方 東京神奈川千葉埼玉茨城栃木群馬
中部地方 新潟長野富山山梨静岡岐阜愛知石川福井
関西地方 大阪兵庫京都滋賀三重奈良和歌山
中国地方 鳥取岡山広島島根山口
四国地方 香川徳島愛媛高知
九州地方 福岡佐賀大分長崎熊本宮崎鹿児島沖縄

「職務経歴書」という名の提案資料を、最高傑作レベルで作る

「この人に会ってみたい」と思ってもらえる職務経歴書を準備する (まず書類選考を通過しないと…!)

不動産営業から異業種への転職を目指す際は、とくに職務経歴書の作成に注力すべきでしょう。

その理由は、良い条件の求人ほどとうぜん応募者は集まりやすく、とくに未経験領域への応募の際は書類選考の通過率が低くなりがちだからです。

応募から一次面接までの書類通過率 応募時を100%としたときに、内定をもらえるのはおおよそ4.5% 100人中4.5人内定をもらえる確率

参考:マイナビ転職「平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?」の内容を元に、弊社にて図作成

ライバルとなる他の応募者は、その多くが実務経験者です。
そうした候補者たちを相手に採用担当から「この人に会ってみたい」と思ってもらえるためには、不動産営業で培った「資料作成スキル」を発揮して、ご自身が「最高傑作レベルだ」と思えるくらいの職務経歴書を準備しておいた方がよいでしょう。

職務経歴書の作成サポートは前述の転職エージェントでも行われますが、ご自身でも企業に好まれる職務経歴書の作り方を知っておくことが大切です。

では、「企業に好まれる職務経歴書」とは、どのようなものでしょうか。
いくつか例をもって説明します。

「印象に残る職務経歴書」作成のポイント

  • Point1)最初の職務要約ですべてを語る
  • Point2)緩急をつける
  • Point3)企業毎に職務経歴書を書く
  • Point4)定量的に書く
  • Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。
  • Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
Point1)最初の職務要約ですべてを語る

採用担当はたくさんのレジュメに目を通すため、最初の職務要約しか見ない人もいます。逆にいうと、この部分は全員が見るということです。

そのため、「最初の職務要約ですべてを語る」くらいの気概で作成したほうが良いでしょう。

自分の強みが最初の数行でパッと分かるように表すなど、とにかくこの部分の品質に意識を集中して作成することが大切です。

Point2)緩急をつける

ある程度実務経験を持った人が陥りがちなミスが、「やってきたことを全部書いてしまう」ことです。

全部盛り込むと、強み(アピールポイント)が薄まってしまいます。
アピールすべきところとしなくてもいいところを分けて、しなくても良いところはバッサリ切る──、といったメリハリが大切です。

例えば総務部門を経験した転職者の場合、総務の幅広い業務範囲を全部書くとどうしても冗長になってしまいます。

その際に、例えば応募する企業の求人要件が「総務の資産管理」だった場合、そのポジションと関連する経験をアピールするのです。

「自分はそのほかにも人事、採用などを経験していた」という場合においても、応募企業側で人事、採用のポジションを求めていないようなら、その記載は軽く触れる程度に留めるなどの取捨選択を意識しましょう。

Point3)企業毎に職務経歴書を書く

職務経歴書は、基本応募企業毎に準備します。
テンプレートのようにひとつの職務経歴書を使いまわしていた場合、応募企業側はすぐにそれを見抜きます。

効果的な職務経歴書にしていくためにも、企業が募集しているポジションに合わせて書くことを意識すると良いでしょう。

イメージとしては、「60%は共通部分として、残り40%を企業毎にかき分ける」、「これまでやってきたことが20種類あったら、求人ポジションに合わせて12~3個に絞って、7~8個は削る」といった形で進めると良いと思います。

ポイントは、求人企業に対して「企業が求めているポジションと、自分の経歴がいかにフィットしているか」を伝えることです。

Point4)定量的に書く

よく言われることですが、職務経歴書は「定量的」に書くことが大切です。

例えば、「お客様に大変喜ばれた」といった表現は、第三者はその程度を知ることができません。また、「主観的、感覚的にしか物事を捉えられていない」と評価されてしまうリスクもあります。

アピールする事柄は、なるべく「数値」に落とし込むことが大切です。
「売上や会員数、またはPV数などが何パーセント増えた」であったり、「結果として作業時間がこれだけ短縮できた」などの定量的な説明を意識すると良いでしょう。

Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。

プライベートでの活動(ボランティア)などは、書いても書かなくても、書類通過や採用にそこまで影響は無いと見たほうが良いでしょう。

他の候補者と比較検討になった際に、その人と甲乙つけがたいくらいの同評価だったら効果はあるかもしれませんが、その他ではあまり効果を期待しない方が良いと思います。

たまに、経営層の価値観とマッチした等のラッキーパンチもありますが、やや運要素の強いPRと言えます。
また、そうした副次的なPRをたくさん書いてしまうと、「仕事でアピールできないから、そこでアピールするのかな?」と思われてしまうリスクもあるでしょう。

Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。

レジュメ(職務経歴書)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。

例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。

それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。

ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。

「印象に残る職務経歴書」作成のポイントを詳しく見る

まとめ)不動産営業の経験は必ず活かせる。あなたにとって最適なキャリアプランを

ここまでの内容をまとめてみましょう。

不動産営業を辞めたい理由で多いものと、それぞれの対策

  • 労働環境(残業等)への不満
    …「その忙しさ・ストレスは、誰のためか」を考える。あわせてキャリアプランを立てる。
  • 成果へのプレッシャー
    …それだけの理由で辞めない方がよい。周囲への相談と、キャリアの棚卸し・キャリアプラン立てを。
  • 将来の働き方・キャリアプランを描けないことへの不安
    …視野の狭まりが起きていないかを注意しつつ、自信が目指す働き方(キャリアプラン立て)を探求。
  • 社内の人間関係、会社に馴染めない・不信感がある
    …「会社をよくしたい・変えていきたい」という意思を確認。ない場合は転職も視野に。

ポイントは、辞めたい理由からすぐに「転職」という判断をしないことです。
キャリアプラン立てをはじめ、自信が本心から望んでいる働き方を明確にしたうえで、転職するかどうかの判断をするべきでしょう。

不動産営業から異業種への転職を始める際に、取り組むべき5つのポイント

今回の転職を成功させたいのなら、上記の取り組みはぜひ行ってください。
これらは、多くの転職成功者が実践したベストプラクティスです。

転職のみならず、あなたのこれから先のキャリアに対して、前向きな気持ちで一歩を踏み出せるはずです。

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