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これから出版業界に転職したい人が意識しておきたいポイント3つ

[最終更新日]2018/03/27

出版不況と言われるようになって久しいですが、「昔から本を読むのが好きだった」「本作りを通じて世の中に情報を届ける仕事に惹かれる」という人は今でもたくさんいます。

現に、書店に立ち寄ると新刊がいつも平積みになっていて、話題作やベストセラーが次から次へと刊行されているように見えます。

目次

 

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1)現在、出版業界が置かれている状況とは?

本が売れなくなっている」「書店が潰れていく」と言われる時代になってきました。

書籍や雑誌以外にも、Webやスマートフォンアプリで手軽に情報が手に入るようになり、本の重要度はひと昔前と比べればたしかに下がってきていると考えられます。


ところが、苦戦が続いているかに見える出版業界の中でも、絶好調のジャンルもあれば、ここ数年で大きく販売部数を減らしているジャンルもあるのです。

転職活動を始めるにあたって、まずは出版業界が現在置かれている状況を把握し、理解しておくことが大切です。


新刊の刊行点数は年間8万点以上。ただしベストセラーとなる本はひと握り

総務省統計局のデータによれば、日本国内の新刊点数は平成25年をピークに緩やかな下降傾向にあります。

しかしながら、平成27年の1年間を例に取ると8万点以上の新刊が発刊されているのは事実であり、毎日のように新しい本が世の中に送り出されていることが分かります。

2017年のベストセラー1位は佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』、第2位は児童書の『ざんねんないきもの事典』となっています。
2017年は例年と比べると学習参考書や児童書がよく売れた年でした。


このように見ていくと、まるで本は今でも飛ぶように売れているかのように錯覚しそうになりますが、実際にはベストセラーと呼ばれるほど売れる本はごくひと握りです。

たとえば、出版業界内では本が売れそうにないとき「これでは純文学になってしまう」と皮肉ることがあるほど、純文学ジャンルの本は売れないことが多いのです。

ほとんどの出版社で文学ジャンルは赤字部門と言われています。

その一方で、村上春樹のように新作を出すたびに話題を席巻する超ベストセラー作家も存在します。このように、売れる本と売れない本の差が顕著になっています。


雑誌が軒並み苦戦する中、専門性の高い書籍と漫画は好調

20代の女性向けファッション誌に『Cancam』という雑誌があります。ピークの時代には年間80万部に迫る発行部数を誇っていましたが、2013年には11万部まで部数を減らしています。

ファッション誌はバッグやアクセサリーなどの付録で部数巻き返しを狙っているものの、ターゲットとなる読者層の興味関心がファッション系WebメディアやInstagramへと急激に移りつつあり、雑誌社の多くが苦戦している状況です。


反面、専門書や技術書といった「堅い」ジャンルの書籍は好調です。

またコミックに関しても、電子書籍の売上は伸び続けており、今や出版社にとって屋台骨になりつつあります。

このように、近年では売れるジャンルと売れないジャンルの差が大きく開いており、転職する際にはどのようなジャンルの本を主に扱っている出版社なのかを十分にリサーチしておくことが重要になっています。

「よく知っている雑誌名だから」と思っていると、知らないうちに売上部数が大きく減少していた、といったこともあり得ます。


デジタルシフトの遅れやベテラン層の定年退職など解決すべき問題も

出版業界は他にも問題を抱えています。スマートフォンで動画や音楽ストリーミングサービス、SNSが気軽に楽しめるようになった今、若年層はこれらのサービスに1日のうちかなりの時間を使っています。

言ってみれば、各コンテンツが消費者の時間を奪い合っているような状況なのですが、出版社の中にはこうしたデジタル媒体がいかに強力なライバルであるのかをきちんと直視できていないケースも見られます。

出版社のコンテンツをデジタルシフトさせていくのは急務のはずですが、紙媒体に慣れ親しんできた業界のためか、立ち遅れている部分が少なくありません。


さらに、出版業界では世代交代が進んでいます。ベテランの編集者や敏腕の営業担当者が定年退職を迎え、若手へバトンタッチする際、ずっと職人気質で仕事をしてきたベテラン層からノウハウが継承されていないことがあります。

その結果、出版社の編集者の力量不足が目立つようになり、これまでは下請け的な立場だった編集プロダクションの力に頼らざるを得ないような状況も生まれつつあるのです。


このように、出版業界には解決すべき課題や問題点も多々あることを把握しておくことは重要です。転職してから「知らなかった」ということにならないようにしたいものです。


2)こんな志望動機は要注意!NGな転職理由をチェック

「出版業界の仕事は堅実で安定している」

まだ本が売れていた時代、出版社は儲かっていましたので、堅実で安定している業界というイメージを持つ人が少なくありませんでした。

歴史ある老舗の出版社であれば、半世紀以上にわたり経営を続けているところもありますので、「そう簡単に潰れたりはしないだろう」と思ってしまいがちです。


しかし、ここ数年は取次店や出版社の倒産が相次いでいます。

何十年と続いてきた出版社であっても、この十年ほどで急速に普及したスマートフォンやデジタルコンテンツの伸びはかつて経験したことのない大きな変化であり、これまで売れてきた本がさっぱり売れなくなってしまうことは決して不思議なことではありません。

そもそも出版業界は人の入れ替わりの激しい業界です。

編集者は企画力がなければ生き残れませんし、営業担当は他業種と比べて狭い業界内での人間関係がものを言う場面が多く、いったん転んでしまうとなかなか挽回が難しい仕事でもあるのです。


「出版社なら落ち着いた仕事だろうし、長く続けられそう」と高をくくっていると、現実には全くそうではなかった、ということになりかねないのです。


「活字を扱う仕事は他の職業とは違う特別な立場だ」

専門書や教材など堅いジャンルの本を扱う出版社を志望する人の中には、活字を扱う仕事に対して特別なイメージを持つ人がいます。

たしかに、世の中にまだ広く知られていない希少な情報を得た上で、それらの情報を伝わりやすいように編集し、本として発刊するという側面を見ると、知的な一面を持つ仕事のように映ることもあります。

ところが実際には、出版業界の実務は地道な努力の積み重ねを要するタイプの仕事がかなり多いのです。

著者編集プロダクション組版所印刷会社取次店書店といった隣接業種と粘り強く協力して仕事を進める必要があり、ときには互いの利害のすれ違いから摩擦や衝突が生じることもあります。

「きれいな仕事」「スマートな仕事」というイメージを持っていると、実務に入ってから「想像と全く違っていた」と感じるはずです。


また、情報を届ける手段が活字しかなかった時代とは違い、現代ではデジタルコンテンツによって世の中に広く情報を届けることが可能になっています。

活字を扱う業界が何か特別な存在ということではなくなっているのです。


「売れる本と良い本は別物」「良い本を作っていれば売れる」

商業出版物を発刊する以上、出版業界もビジネスの世界です。

ときどき、「売れなくてもいいから良い本を作りたい」「質の高い本を作っていれば結果はついてくる」と考える人がいますが、良い本かどうかを判断するのは読者であり、手に取って読んでもらえなければ本の内容が良いかどうかを読者は判断することさえできません。

本への思い入れが強いあまり、自分にとっての「良い本」と世の中に提供する上で「良い本」の区別がつかなくなってしまうのは危険なことなのです。

もちろん、中にはじわじわと売れていくロングセラーの本もありますが、そういった本はどこかのタイミングでプロモーションに成功し、話題になっていることがほとんどです。

「はじめ売れなくても、いずれ世の中の人に気づいてもらえる本」は、現実的にはほとんどないと思って間違いないでしょう。


出版業界の仕事には大きなやりがいがあり、強い使命感をもって働いている人も少なくありません。

ただし、本作りは趣味の延長ではなく、あくまでビジネスであることを忘れるべきではありません。

「売れる本と良い本は違う」といった偏った考えに凝り固まってしまうことなく、ビジネスパーソンとしてのバランス感覚を保っていくことはとても重要です。


3)これからの出版業界の仕事に向いている人材とは?

マーケティングやプロモーションの重要性を理解している

本の流通が取次店から書店というルートに限られていた時代とは違い、現在ではAmazonをはじめ個人が本を購入するための手段が多様化しています。

従来のビジネスモデルに乗っかっているだけでは部数を伸ばすのが難しくなっているのです。


これからは、営業担当だけでなく、本作りを担う編集者もマーケティングプロモーションの重要性を理解しておくことが重要になります。

一冊の本を編集・制作する上でかかる固定費や変動費を十分に考慮し、コスト意識をもって本を作ることや、どのようなターゲットにどういった方法でリーチさせるのか、読者の手に渡るところまでの戦略や見通しを持つことが求められていきます。

「自分の仕事は編集だから、売り方はよく分からない」「どう売るかは書店に任せておけばいい」といった感覚のままでは、あっという間に人材として淘汰されていってしまいます。

マーケティングやプロモーションに関する知識も、本を作ったり届けたりするプロセスの一環という意識を持ち、勉強を続けていくことが大切です。


紙媒体だけでなく、Webやスマホアプリに対しても基本的な素養がある

出版業界は長らく紙媒体で情報を発信してきたこともあり、どちらかと言えばIT関連の情報に疎いタイプの人が少なくありません。

しかし今の時代、読者は紙だけから情報を得ているわけではなく、たとえばTwitterFacebookを通じて新刊情報を得たり、Webサービスブログに書かれたレビューを読んだりして本の購入を検討するケースも増えています。


紙媒体を扱う仕事だからWebやスマホアプリには興味を示さないのではなく、読者が日常的に触れているのと同じ情報に触れつつ、Webのトレンドやスマホアプリの動向を知っておきたい、と自然に考えられるタイプの人であれば、現代の読者に受け入れられる本を作ることができ、自分自身の感覚も古くなりにくいと考えられます。

出版業界は扱う本のジャンルによって各社ユニークな特色があり、そこが面白いところである反面、日々同種の情報にしか触れなくなってしまうリスクも背負っています。

未知のものや異質なものに興味を持ち続け、意識的に触れる機会を持つよう心がけることが重要になります。


職人タイプではなく対人折衝力やマネジメントスキルを持っている

編集者は「職人」的な仕事と言われることがあります。

たしかに、本作りに対して強い信念を持ち、細部にまでこだわり抜く姿勢も必要ですので、職人的な一面がある仕事であることは間違いないでしょう。

ただ同時に、本作りは一人では完結できない仕事でもあります。
著者や編集プロダクション、組版所、印刷会社の協力なくして、本を作り上げることはできないのです。


編集方針について著者と意見が食い違っている場合、あるいは発刊までのスケジュールがタイトで編集プロダクションや組版所に負担をかけてしまう場合などには、「この人からのお願いなら聞いてもいい」と相手に思ってもらえるだけの信頼関係が築かれているかどうかがポイントとなります。

社内においても、企画段階から周囲を巻き込みつつ発刊に向けてチームをまとめていく力や、メンバーの得意・不得意や力量を見ながら少し背伸びをさせる仕事を任せ、成長を促すといったマネジメントスキルが求められていくのです。


4)これから出版業界に転職したい人が意識しておきたいポイント

「昔の出版業界は〇〇だった」という固定観念にとらわれないこと

出版不況と言われ続けている中、出版業界はこの状況を何とか打開しようと知恵を絞っています。

逆の見方をすれば、いまだに「昔の出版業界は〇〇だった」という過去の成功体験から抜けられない出版社は、もしかしたら将来が見えてしまうと言えるのかもしれません。


これから出版業界へ転職するのであれば、「出版業界の仕事というのは〇〇なものだ」と固定観念にとらわれてしまわないようにしましょう。

むしろ、「何を世の中に向けて発信したいのか」「誰にどのように届けられるのか」といったことをゼロベースで考えられる人のほうが、結果的に能力を発揮できる可能性が高く、自分自身も仕事を楽しめるはずです。

本作りの仕事は、先例をなぞっていればうまくいくわけではありません。自分ならどのように本を作り、どうやって読者へ届けたいのか、自立した意見を持っていることが大切なのです。


既存のビジネスモデルに寄りかかっていられないことを念頭に置くこと

出版業界は歴史の長い業界です。老舗の出版社になればなるほど、これまでの仕事の進め方や慣習が多く残っていることでしょう。

ただし前に述べた通り、そういった慣習は出版業界が好調だった時代にできあがったものです。いまや既存のビジネスモデルに寄りかかっていては、ビジネスとして立ち行かなくなる危険性さえあります。

こうした状況下では、周囲に合わせてばかりいると進化圧を阻害してしまうことになりかねません。


たとえば本の企画を考えるにあたって、「他社が最近〇〇の本を出して売れているらしい」「だったら同じようなものを出してみよう」といった横並びの発想に陥ることなく、「ならば全く別の方向から攻めてみよう」と考えられるかどうかなのです。

「そんな企画はとても通せない」「先例がない」と突っぱねられたとしても粘り強く説得し、本の形にしてしまうバイタリティを要します。


突出したベストセラーが現れる反面、業界全体としては地盤沈下が進んでいる状況だからこそ、周囲に合わせているだけでは成功できないという信念を持ち続けることの重要度が増しているのです。


世の中に送り出したい本の構想や企画を考えておくこと

出版業界で働きたい人は、ぜひ書店めぐりを習慣にしてみてください。

習慣的にいろいろな本を見ていくうちに、話題になっている本がどういったキャッチコピーで売り出されているか、編集意図がどのように誌面に表れているか、といったことを意識するようになるからです。

その上で、「なぜこういう本が世の中にないのだろう」「このジャンルの本はあまり売れていないようだけれど、もっとこんな工夫をしたらいいのでは?」といったアイデア出しをしていきましょう。

アイデアは手帳に書き留めるなどしてストックしておきます。こういった蓄積が、世の中に送り出したい本の構想や企画案として活きてくるのです。

たとえ異業種から転職するとしても、「〇〇の本を作りたい」という強い思いがある人のほうが、ほどほどの経験者よりも評価される可能性があります。

実務上のスキルは経験とともに身についていきますが、着想やアイデアを生み出す感覚は経験を積んでも伸びないことが多々あるからです。

漠然と「出版業界で働きたい」と考えている人よりも、世の中に送り出したい本の構想や企画を具体的に持っている人のほうが有利になるのは間違いありません。


5)まとめ 出版業界は「自分で切り拓いていく」仕事

出版業界には「自分が企画した本が書店に並ぶのを見て辞められなくなった」と言う人がいる一方で、出入りが激しい業界であり、去っていく人も少なくありません。

「安定した大手の出版社に入って、そこでのやり方に従っていこう」と考える人は、もしかしたら出版業界へ行くと大変な思いをするかもしれません。

反対に、出版業界という器を借りて実現してみたいことがある人にとっては非常に面白く、他では不可能な経験ができる業界と言えます。自分で仕事を切り拓いていきたい人にとって、出版業界は多くのチャンスに満ちているのです。

この記事の作成者:ash.


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