[最終更新日]2019/02/13
Webデザイナーとして働いていると、Webディレクターと接する機会はとても多いと思います。
一緒に仕事をしていくなかで、「企画から携わりたい」「制作の経験を活かしてまとめ役をやってみたい」
など、Webディレクターの業務に魅力を感じて転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
ですが、Webデザイナーとして接している中で見えるWebディレクターの業務内容はほんの一部。
普段やり取りをしているときのイメージのみで「Webディレクター」という仕事を捉えていたために、転職してからギャップを感じる人が多いのも事実です。
『Webデザイナーからの転職希望者』に向けた募集は多く、なかにはWebデザイナー経験者に絞って募集している企業もあるほどです。
一方、Web業界未経験からWebディレクターへの転職を希望する場合、募集している企業は限られており、採用されてもアシスタントディレクターからのスタートになることもよくあります。
このようにWebデザイナーからWebディレクターへの転職は即戦力として企業からも歓迎される傾向にあるため、他の職種からの転職に比べ、希望に近い条件で採用されるケースが多いようです。
ですが一つ注意したいのが、『Webデザイナーとして2~3年程度の実務経験』を求める企業が多いという点です。
Webデザイナーとしての職歴が浅い場合、数年間はWebデザイナーとして働き経験を積むことで転職先の選択肢が広がります。
労働時間が長いなどの理由から「今すぐにでも転職したい」という気持ちがないのであれば、数年間Webデザイナーとして経験を積んでから転職を検討しても良いかもしれません。
Webデザイナーとして培ったデザインスキルは、顧客や社内メンバーとコミュニケーションを取るときに大きな強みになります。
例えば、顧客がWebディレクターと打ち合わせをしていて一番もどかしさを感じるのはデザインの希望を伝えるときです。大半の顧客はデザインの知識や経験がないため、希望を言葉にすることに難しさを感じるようです。
その結果、顧客から出てくるデザインの希望は「もっとかっこよく」「スタイリッシュに」といった抽象的な言葉になってしまうことがよくあります。
そんなとき、Webディレクターが詳しく意図を聞き出し、顧客とイメージのすり合わせを行うことが必要になります。
デザインスキルがあると、顧客の抽象的な言葉を具体的なイメージに置き換えることがスムーズにできます。
また、社内のWebデザイナーにもより的確に指示を伝えることができるので、制作を行うメンバーも安心して仕事を進められるようになります。
このように、デザインスキルを活用することで顧客や社内メンバーからの信頼感が得やすくなり、転職後も充実感をもって仕事に取り組めるというメリットがあります。
転職活動を始める前に、Webディレクターに転職する目的を明確にしましょう。
転職の目的がハッキリすればするほど、転職後の満足度が上がると言っても過言ではありません。
なぜ転職の目的を意識しなければいけないのか。その理由は、Webディレクターが行う仕事の幅広さにあります。
Webディレクターの業務範囲は企業によって大きく異なるため、転職する目的を意識しないと、採用された企業で希望する仕事ができないということにもなりかねません。
例えば「画面設計から企画まで幅広くやりたい」と思って入社したにも関わらず、いざ入社してから画面設計はWebデザイナーに任されていてできないことが判明する…など、“実際の仕事”と“やりたいこと”の間にギャップが生まれる原因になってしまいます。
また、転職する一番の目的が“給料アップ”や“残業の少ない会社で働きたい”といった「条件」に関するものの場合、Webデザイナーとしての転職でも目的を達成することは可能です。
まずはWebディレクターの業務内容についての理解を深め、そのうえで「自分自身は、Webディレクターとしてどんな働き方をしたいのか」というキャリアチェンジの目標を明確にしておくことが大切です。
Webディレクターの業務内容については、以下記事で詳しく紹介しています。
宜しければ、併せてご覧ください。
Webディレクターの仕事というと、『コミュニケーションスキルが最も重要』というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、企業の声を聞いてみると、マーケティングやWeb解析などの専門知識の有無も同じくらい重要視されていることがわかります。
しかしWebディレクターは学ぶべき専門分野の数が多いため、すべての知識を完璧に身につけることは難しいのが現実です。
だからこそ『候補の企業はWebディレクターがどんな専門分野に詳しくなることを望んでいるのか』をリサーチして、特化する箇所を見極めなければいけません。
“自分がやりたいこと”と“転職候補の企業がWebディレクターに求めるスキル”が合致しているか調べることで、転職後のギャップを減らせるだけでなく、入社してからの自身の成長イメージも掴めるようになります。
自分と転職先、両方の視点から見て『どんなスキルを身につければ良いのか』を洗い出してみましょう。
WebデザイナーからWebディレクターに転職した際に苦労するのは、やはりコミュニケーション面が多いようです。
Webデザイナー | Webディレクター | |
---|---|---|
求められるコミュニケーション | “デザインの意図を伝える”、“デザインの方向性などの情報を受信する”といった、デザインに関する発信と受信のコミュニケーション | 顧客や社内メンバーとの情報連携・意思疎通をスムーズに行い、信頼関係を育んでいくコミュニケーション |
Webデザイナーに必要なコミュニケーション能力は、“デザインの意図を伝える”、“デザインの方向性などの情報を受信する”といった、発信と受信のスキルが中心です。
これらは制作物さえあれば、コミュニケーションが苦手でもカバーすることができます。
一方webディレクターは発信・受信スキルに加え、顧客や社内から信頼を得てスムーズにディレクションができる環境を作り上げる能力が求められます。
また、マネジメントを行うためのコミュニケーションの場合は、言葉や行動で意図を明確に伝えるスキルが必要になります。
Webデザイナーから転職した場合、これらは経験のないことなので最初は戸惑う人がほとんどです。
現職で接するWebディレクターがどのようにコミュニケーションを取っているか普段から観察することで、転職後のコミュニケーションのヒントが見つかります。
これまで見てきたように、WebデザイナーとWebディレクターでは、仕事に求められるスキルが大きく変わります。そのため転職後は仕事の内容に多少なりともギャップを感じることがほとんどです。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、『Webディレクターになって、どんな仕事がしたいのか』を明確にすることが転職成功のポイントです。
「Webディレクターという仕事について詳しく知りたい」という方は、まずはWeb業界に強い転職サービスで相談だけでもしてみても良いでしょう。
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企業名 | 株式会社ワークポート(2003年3月) |
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企業名 | パーソルキャリア株式会社(1989年6月) |
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企業名 | 株式会社リクルートキャリア(1977年11月) |
WebデザイナーからWebディレクターへの転職者は、多くの企業から求められています。
さらにデザインの制作経験がWebディレクターとして仕事を始めてからも強みに直結するので、今までの知識を活かしたキャリアアップが可能です。
しかし仕事の範囲が広いため、苦手な業務でも積極的に学習してスキルを身に着けていく姿勢が必須になります。
どんな強みを持ったWebディレクターになりたいのかを考え、長期的な目標を見据えながら転職活動を行うことが成功のポイントになるでしょう。