「プログラマを辞めた方が良い?」プログラマに向いていない人、3つの特徴
[最終更新日]2021/02/23

この記事にたどり着いたあなたは、プログラマとして一定期間働いてきたものの、
「もしかして自分はプログラマに向いていないのでは?」
「ジョブチェンジを含めて転職を考えたほうがいいのでは?」
──と、思い始めているところかもしれません。
ですが、「自分はプログラマに向いているのか」であったり、「見切りをつけるべきか」どうかというのは、なかなか自分では判断が難しいこともあるでしょう。
目次
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1)プログラマは向き不向きが顕れやすい職種

プログラマは人によって向き・不向きが顕著に表れやすい職業の1つです。ここで言うプログラマとは職業プログラマのことで、企業に勤務してプログラムを書く人のことを指します。プログラミングを学んできて、コードを書くことに長けていたとしても、職業プログラマとして適性があるとは限りません。残酷なようですが、これは事実です。
たとえばコーディングそのものがとても好きな人がいるとします。当然、プログラムを書くことが得意で、「こういう機能を実装してほしい」と言われれば要望に応えることもできます。
「それなら仕事になるのでは?」と思われがちですが、ここには1つ大きな落とし穴があります。それは、職業プログラマの作業は自分1人で完結するものではないという点です。
複数人でプロジェクトを進める場合、必ずワークフローが存在します。
自分が担当するのはそのうちどの部分なのか、ワークフローごとに全体像から自分の役割を把握し、そこから外れることのないように作業を進める必要があります。
個人的にプログラミングが得意なのは必要最低限の条件ですが、それだけでは職業プログラマとしての適性を満たしているとは言い切れないのです。
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2)プログラマに向いていない人の3つの特徴

「常に勉強していこう」という意識を強く持てない
IT業界は変化の激しい世界です。
日々新しい技術やトレンドの変化をとらえ、学び続けていくことが求められますが、新たに学んだことはすぐに古くなってしまいます。つまり、プログラマであり続ける限り、常に勉強が必要になるわけです。
プログラマとして適性があるか?の判断基準としてよく言われることの1つに、「休日も技術的な興味関心を持ち続けられるか」という視点があります。
休みの日ぐらいは仕事を離れてコードのことを考えずに過ごしたい、という人にとっては、休日までプログラムの勉強をしなくてはならないのは苦痛でしかないでしょう。
オン・オフを問わず技術的な関心を持ち続ける必要があると聞いて、「なるほど、休みの日も勉強するように努力してみよう」と考えるタイプの人も、残念ながら職業プログラマとしての適性が不十分な可能性があります。
根っからのエンジニアは、意識せずとも技術的な話題に吸い寄せられ、強い興味を抑えられず、自然と楽しみながら新しい情報を取り入れていくことができるからです。
「常に勉強する」のは努力というより才能と言ったほうがいいかもしれません。才能には努力できることが含まれているのです。
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論理的思考よりも感覚的思考を大切にしてしまう

実務において、プログラマの仕事の実態はバグの修正やコードの手直しの連続です。いったん完成したと思ったコードに不具合や修正が必要な箇所が見つかるのは日常茶飯事です。
このとき、バグの原因を論理的に突き詰めて考えられる人と、「面倒くさい」「大変な作業だ」といった感情が先に立ってしまう人との間には、非常に大きな壁があると言えます。
また、顧客は技術的な知識が十分あるとは言えないケースが大半です。気軽に「修正してほしい」と言われても、実作業を担う側としては徹夜作業が必要になるような膨大な作業量になることもめずらしくありません。
このとき、「いい加減にしてほしい」などと感情が先立ってしまう人は、プログラマとして働いていく中でストレスを溜め込みやすい傾向があります。
どのようにコードを修正したら最短かつ最小の労力で済むかを論理的に考えることができ、しかもそのプロセスを楽しめる人でなければ、プログラマの実務は苦痛の連続と感じてしまう可能性があるのです。
現在、そしてこれから先のプログラミングの仕事を楽しめていない

プログラマとして適性があるかどうか、その差が最も顕著に表れるのは、そもそもプログラミング作業そのものが好きかどうかという点です。
IT業界に携わったことがある人にとっては周知の事実ですが、プログラマの現場は残業が常態化しがちです。
1年の大半をコードと向き合って過ごすわけですから、プログラミング自体が好きでたまらない人でない限り、どこかの時点で疲弊してしまうでしょう。
Microsoftでかつてエンジニアとして活躍し、Windows95・98のチーフアーキテクトを務めたことでも知られる中島聡さんは、現在も新しい技術にいち早く興味を示し、実際にプログラムを書いて動かしてみた際の所感をメルマガで情報発信するなど、プログラミングそのものへの強い興味を失っていないことが分かります。
このように、今現在だけでなく、この先もプログラマとして興味関心を失わず仕事を楽しんでいけそうかどうか、がプログラマとしての適性を判断する1つの軸となるのです。
逆の見方をすれば、今現在すでにプログラマの仕事に嫌気がさしているようであれば、この先も興味を抱き続けられるかどうか、ある程度見通しを立てておくための有力な材料になるかもしれません。
3)プログラミングの経験は、様々な領域で役立てられる!ジョブチェンジも視野に

プログラマとしてのキャリアを断念する場合でも、これまでの経験はムダになってしまうのは非常にもったいないことです。
プログラマからキャリアアップしてSEとなり、ゆくゆくはプロジェクトマネージャーなどマネジメントの道を目指すのがプログラマのキャリアパスの王道ですが、それ以外にもプログラマとしての経験を活かすことができる道はあります。
プログラマがジョブチェンジを視野に入れて転職する場合、考えられる職種の一例を見ていきましょう。
「サービスに携わるのが好き」という方は、IT系ディレクター、プランナーを目指すのもアリ

自分自身が職業プログラマとして現場の実務から離れたとしても、プログラマの実務を全く経験していない人と比べてはるかに現場感覚を持っているのはたしかです。
実際にコーディングを行うプログラマに対して必要な事前準備や、「これをやったら現場は混乱する」といったことも実感を伴って考えられるため、ディレクションやプランニングを担う人材として現場から喜ばれる可能性が高いのです。
反対に、プログラマとしての実務経験が不十分のままプランナーなどになると、顧客の要望が技術的にどの程度のレベルを要するものなのか、現場の負担感について見当がつかず、適切なクリティカルパスを割り出すことができない、などといった重大な不都合が生じることがあります。
そういったケースは現実的に多々見られるため、プログラマとしての実務経験があることはディレクターやプランナーへと転身した場合も強みになる確率が高いと言えます。
プログラムによって問題を解決していくプロセスや、新たなサービスを創っていくことが好きという人は、プログラマの素地を活かしてディレクターやプランナーの道を摸索するのもアリなのです。
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「人とのコミュニケーションが好き」という方はIT営業やWebプロデューサという手も

IT業界で就業しているのはプログラマやSEといったエンジニアだけではありません。
顧客の要望をヒアリングし、仕事を取ってくる営業やコンサルタントは当然必要ですし、人員をまとめてプロジェクトを成功に導くにはプロデューサーといったポジションも必要とされています。
こうした職種は、プログラミングの知識を要求されるのはもちろんのことですが、プログラミングさえ得意なら務まるわけではありません。
相手が顧客であれ、現場のチームメンバーであれ、人を相手にする以上は対人コミュニケーション能力が求められます。
こうした仕事の性質上、論理的な思考力が必要な一方で、相手の感情に配慮するといったコミュニケーションの曖昧な部分に強いことが功を奏するケースも少なくありません。
プログラマとしては排除すべきだった感情的を重んじる思考が、ここではかえって活かせる可能性もあるのです。
プログラミングは好きだけれども、人と関わって仕事をしていくのも苦にならないタイプの人は、IT営業職やWebプロデューサーといった対人折衝力が求められる職種への転向を見当するのも手です。
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「それでもエンジニアリングに関わりたい」という方は、早いタイミングでSEの道を模索しよう

プログラマとしての適性に疑問を感じているものの、エンジニアリングへの興味は持ち続けている、といった人は、むしろできるだけ早いタイミングでSEへのステップアップを摸索していきましょう。
プログラマは理系的な要素が強く、SEは文系的な要素が強い仕事と言われることがあります。
対人折衝力はあるものの、技術的な知識が十分とは言えない文系SEがしばしば揶揄されることがありますが、技術的な話が分からないといざSEになったとき致命傷となり得ます。
その点、プログラマとして実務経験があり、かつ技術的な興味そのものは持ち続けていられる人であれば、かえって早い段階でSEになってしまったほうが仕事の幅を広げられるチャンスを手にすることができるかもしれないのです。
ただし、「SEになってしまえばこっちのもの、もうプログラムを書かなくていい」といった考えでは、SEとして行き詰まるリスクが非常に高いと言えます。
SEになればなおさら、プログラマへ適切に指示を出し、顧客と現場の間に立って問題を解決していく総合力が求められていきます。日進月歩の技術に強い興味を持ち続けていくことは、SEとしても決して欠かせない心がけです。
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4) プログラマーの転職は、「プログラマーを熟知している転職エージェント」への相談が吉

引き続きプログラマとして活躍し続けたい人も、プログラマの経験を活かして別分野にチャレンジしたい人も、IT系の職種へ転職するなら「プログラマの実務を熟知している転職エージェント」に相談することを強くおすすめします。
総合型転職エージェントでもIT系職種の求人紹介は不可能ではありませんが、近年はIT業界が深刻な人材不足に陥っている問題も相まって、IT業界を専門に扱う転職エージェントが増加傾向にあります。
こうした転職エージェントはIT企業各社とのパイプも強いため、総合型転職エージェントでは出会えないような求人を紹介してもらえる確率も高くなります。ここでは、特におすすめの3社をご紹介します。
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やはりプログラマを続けたい、という方は、レバテックキャリアがおすすめ
プログラマを続けるべきかどうか一度は悩んだものの、やはりプログラミングを自分の仕事にしていきたいと思ったら、レバテックキャリアに相談してみることをおすすめします。
レバテックキャリアはITエンジニア経験者専門の転職エージェントで、エンジニアの立場になって転職アドバイスしてくれる点が多くのエンジニアの支持を集めています。
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コンサルタントはエンジニアの実務に対して確かな知識を持ち、専門性の高い高度な相談にも対応できるため、ITエンジニア経験者にとって、かなり満足度の高い転職エージェントと言われています。
レバテックキャリアへの申し込みは、公式サイトよりわずか30秒で済ませられます。
また、登録後に「これまでの経歴」を記入しておくことで、「非公開求人」を優先的に紹介してもらえるといったメリットもあります。
これまでの職場でネックになっていた部分をできるだけ解消できるように、より希望に近い開発環境や分野への転職を実現するための転職活動を可能にしてくれるはずです。
![]() | サービス名 | レバテックキャリア |
---|---|---|
特徴 | IT・Web系のエンジニア経験者に特化した転職支援サービス! 業界最大級の非公開求人数と、業界情報や技術に精通したキャリアコンサルタントが、転職者に対して、キャリア相談から企業のご提案、条件面交渉などトータルな転職サポートを提供してくれます。 | |
企業名 | レバレジーズ株式会社( 2005年4月) |
在職中で転職活動に時間が割けない方は、ワークポートがおすすめ
転職活動の鉄則として、一度退職してから転職活動を進めるのではなく、在職中に転職先を確定しておくようにしたほうが成功率は高くなります。
たとえキャリアアップなど前向きな動機で転職活動をしていたとしても、いったん退職すると失業者として見られやすくなる傾向があるためです。
ただし、在職中の転職活動にはさまざまなハードルがあります。そのうちの1つが「転職活動に時間が割けない」「忙しくて求人を探している暇がない」といった問題です。
このように、現職が忙しくて時間が取れない可能性が高い人は転職エージェントのワークポートを利用するといいでしょう。
ワークポートはIT系の転職に強いという定評のほか、対応が迅速で紹介される求人数も多いという登録者の感想が聞かれます。
中には面談が終了した当日中に20件以上もの求人を紹介してもらえたといった感想も見られます。
また、初回登録時の入力事項が必要最低限に留められているため、1分ほどで登録が完了できるのも忙しい人にとってはありがたいポイントです。
プログラマを続けるべきか悩んでいる方は、doda ITエンジニアがおすすめ
プログラマを辞めて別の職種に転向するのは、なかなか勇気が必要な決断です。プログラマとしてのキャリアがどの程度活かせるのか、転向後の職種が本当に自分に合っているのか、など不安は尽きないはずです。
そもそもプログラマを続けるべきか悩んでいる人は、doda ITエンジニアに相談することをおすすめします。
doda ITエンジニアは国内最大級の転職サイトdodaを運営するパーソルキャリア社が展開するIT業界に特化した転職エージェントです。
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![]() | サービス名 | doda ITエンジニア |
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企業名 | パーソルキャリア株式会社(1989年6月) |
5) まとめ プログラマからの転職は、中長期的なビジョンをしっかりと持ってから
ITエンジニアの不足が深刻化するIT業界では、プログラマ経験者は貴重な存在です。
自分の中ではプログラマとしての成長に限界を感じていても、これまで得てきた知見や経験は自分で思っていた以上の価値を持っていることもあり得ます。
とくに職種転換を伴う転職は一大決心が必要な重要な節目となります。
現状から逃れるための転職にならないよう、中長期的なキャリアのビジョンをしっかりと持った上で転職活動にのぞみたいものです。
プログラマを続けるべきか悩んでいる人は、転職エージェントなど第三者のアドバイスを参考にしつつ、転職するかどうかを決めていくようにしましょう。