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「プロデューサーとディレクターってどう違うの?」キャリアアップや転職前に、押さえておきたいポイント3選

[最終更新日]2018/05/13


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Web業界やゲーム業界をはじめ、ものを創る仕事においてよく耳にする言葉に「プロデューサー」「ディレクター」があります。どちらもリーダー的な役割のポジションということは想像できますが、「プロデューサーとディレクターはどう違う?」と聞かれると、具体的に説明するのは難しいのではないでしょうか

目次

1)プロデューサーはどんな仕事?

プロデューサーの仕事とは

プロデューサーとは、次のような立場の人を言います。

  • 「何を創るか」を決める
  • 制作全般の指揮を執る
  • ディレクターの上司にあたる

具体的な実務にあたるというよりは、それよりも前の段階の「どのようにして製品を流通させるか」「どうやって売上をあげるか」といった戦略を考え、実現に向けてスケジュールの策定や人員の手配をします。

いわば、制作の総責任者にあたります。クライアントの交渉など、相手を納得させる提案力・説明力が必要な仕事でもあります。

このように、プロデューサーは客層やニーズを想定した上で、どのような製品を市場に投下すればいいのかを考える必要がありますので、経営的な視点やマーケティングの視点が求められる仕事と言えます。



どんな人がプロデューサーに向いている?

プロデューサーは制作全般の大きな方向性など巨視的なものの見方が必要とされる仕事です。

よって、世の中の動きやトレンドをとらえ、抽象化した上で、具体的な製品のアイデアに落とし込んでいくといった俯瞰的な視点を持った人がプロデューサーに向いていると言えます。

また、クライアントとの折衝を通じて予算を引き出す提案力や、クリエイターに指示を出して相手を納得させる企画力といった、高度なコミュニケーションスキルを発揮していかなくては務まらない仕事でもあります。

コンサルティング営業で成果をあげてきた人、社内外の折衝や交渉を任される機会が多かった人などは、プロデューサーとしての資質を持ち合わせている可能性があります。



プロデューサーのキャリアパス

クリエーターにとって、プロデューサーは目標とする到達点の1つと考えられている面があります。

しかし、プロデューサーになったらそれ以上のポジションを狙うことができないかと言えば、決してそうではありません。

プロデューサーとして実績を重ねていくことで、経営的な視点やマーケティングの手腕を評価され、会社役員などの経営陣へとステップアップできることもあります。

経営側にまわることによって制作現場と直接関わる機会は少なくなりますが、さらに大きな規模の仕事に携わるチャンスを手にできる確率も飛躍的に高まるため、経営層のポジションはプロデューサーにとって有力なキャリアパスの1つと見ることができるのです。



2)ディレクターはどんな仕事?

ディレクターの仕事とは

ディレクターとは、次のような立場の人を言います。

  • 「どのように創るか」を考え現場に指示を出す
  • 制作実務のリーダーにあたる
  • プロデューサーは上司にあたる

プロデューサーが「何を創るか」を考えるポジションであるのに比べると、ディレクターはクリエーターのチームをまとめる立場にあり、いわば実務部隊のリーダーのようなポジションです。

出来上がる成果物の質を最も左右するのがディレクションであるため、創るもののクオリティに細心の注意を払うクリエーター気質がディレクターには求められます。

一般的に、ディレクターはプロデューサーの指揮のもと、現場をまとめていく仕事です。

つまり、プロデューサーと現場のクリエーターとの間で板挟みになりやすい、中間管理職的な立場の仕事とも言えます。



どんな人がディレクターに向いている?

ディレクターは現場監督にあたる仕事です。

現場レベルでの進捗管理や、チームメンバーの指導、モチベーション管理といったことを多岐にわたって気に掛けていく必要があります。

力強いリーダーシップを発揮する一方で、チームの雰囲気にも気を配り、チームメンバーのモチベーションを維持していかなくてはなりません。

こうした能力を発揮するための大前提として、人と関わっていくことが好きでなくては仕事が苦痛に感じてしまうでしょう。

クリエイティブな感覚が優れていることは制作チームのリーダーとして大切な条件ですが、一人のクリエーターとしてではなくチーム全体で制作していくという意識を自然に持つことができなければ、ディレクターは務まりません。



ディレクターのキャリアパス

ディレクターは制作現場の監督の立場にあたりますので、クリエーターとしては目指すべきポジションの1つになります。

クリエーターをまとめる仕事がしたいのであれば、ディレクターとしてのスキルを研鑽し続けていくのもいいでしょう。

一般的にディレクターはプロデューサーの指揮のもと動いていくため、ディレクターからプロデューサーを目指す人もいるのは事実です。

ただし、全体を巨視的に見るプロデューサーと、現場の細部に目を配っていくディレクターは、根本的に性質の異なる仕事です。

より営業やマーケティングの視点が色濃いプロデューサーの仕事に興味がある人はプロデューサーを目指すのもひとつの道ではありますが、クリエーターとしての道を究めたいのであれば、フリーランスという選択肢も視野に入ってきます。



3)プロデューサーとディレクターはどちらが上の立場?

プロデューサーとディレクターはどちらが上の立場か?と問われたとき、捉え方によって2種類の答えに分かれます。

「プロデューサーのほうが上」という考え方と「どちらとも言えない」という考え方があります。

プロデューサー>ディレクターと捉えられる理由

プロデューサーは「何を創るか」をまず決め、制作物として実現するために必要な人員を確保します。
この中には、ディレクターも含まれています。

つまり、プロデューサーはディレクターを任命することができるのです。
制作費などお金に関することもプロデューサーが掌握していることから、プロデューサーはディレクターよりも立場が上と捉えられる場合があるわけです。



どちらが上とも言えないと捉えられる理由

業界にもよりますが、プロデューサーがディレクターを兼任しているケースがないわけではありません。

この場合、当然ながらどちらが上も下もなく、役割によってプロデューサーでもありディレクターでもあるということになります。

あるいは、クリエーターの視点から「こういうものを創りたい」という声があがり、企画として結実することもあります。

その場合、ディレクター的な立場の人が先にいて、後からプロデューサーの着任が決まるといった逆転現象が起きることもあります。



4)転職活動をするときに注意したほうが良い3つのポイント

プロデューサー・ディレクターの定義は会社によって違う

一般的に、プロデューサーという呼称には「制作者」「管理者」といった意味合いが込められていることが多く、ディレクターという呼称には「リーダー」「監督」といった意味合いが込められていることが多いと言えます。

ただし、この記事が「プロデューサーとディレクターってどう違うの?」というテーマであるように、プロデューサーとディレクターは混同されやすいところがあるので注意が必要です。

そもそも両者の定義はきっちりと明確に決まっているわけではなく、プロデューサーがディレクター的な仕事を兼ねていたり、その逆のケースが見られたりすることもあります。

「プロデューサー」「ディレクター」という呼称は同じでも、業界や会社が違えば担っている役割が大きく異なることがあるのです。



プロデューサーがディレクターを兼任している場合もある

プロデューサーがディレクターを兼任していることがあると前で述べました。これがどういう状態なのか、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。

たとえばWeb業界では、Webディレクターは現場の指揮監督を行い、具体的な指示出しをすると同時に、全体の予算管理などプロデューサー業務にあたる仕事をしていますので、実質的に兼務していると言えます。

このように、比較的規模が大きくないプロジェクトなどであれば、プロデューサーとディレクターを兼任することもあり得ます。

ただし、本来であればプロデューサーとディレクターは相反する立場です。

全体を俯瞰するプロデューサーと、現場に目を配るディレクターとでは、注意を向ける対象が正反対のため、厳密に言えば兼務することは不可能と言われることもあります。

規模が大きな事業になればなるほど、プロデューサーとディレクターを兼任するのは業務範囲や業務量の面から現実的に難しくなります。



「マネージャー」「プランナー」などと業務がかぶるところもある

プロデューサーやディレクターと近い意味合いで使われている言葉に、マネージャープランナーといったポジションがあります。



マネージャーとは?

マネージャーはマネジメントを担う人のことを言いますので、一般的な企業で言う管理職にあたります。

予算の管理や人員の配置について責任を負っていますので、プロデューサーの仕事と重なる部分が大きいと言えます。

IT業界などにおいては、プロジェクトマネージャープロダクトマネージャーがあり、それぞれ役割が明確に異なります。

プロジェクトマネージャーは開発コストやスケジュール管理を行うのに対して、プロダクトマネージャーは技術的な実現可能性やビジネスモデルを検証し、形にしていきます。

いずれも、プロデューサー寄りの仕事と言えます。



プランナーとは?

プランナーという呼称は、より企画職に近い意味合いで使われます。

クライアントの意向をくみ取りつつ予算に合ったプランを作っていく仕事ですので、プロデューサー寄りの仕事と言えます。

ただし、顧客と実務メンバーとの橋渡し的な役割を担うことが多いため、一般的にプランナーはプロデューサーやディレクターよりも下位のポジションと見なされることが多い傾向があります。

このように、マネージャーやプランナーはプロデューサー・ディレクターと仕事内容が重なるところがあります。

なかなか希望する仕事が見つからない場合は、プロデューサーやディレクター以外の役職にも視野を広げて探してみると、思わぬところで希望に近い求人が見つかるかもしれません。



まとめ ポジション以上に仕事内容をしっかり確認しておこう!

プロデューサーやディレクターといったポジションの呼び方は多くの業界でよく使われているため、ポジションの呼称だけでは仕事内容を正確に把握できない場合があります。そのため、求人に掲載されているポジション以上に仕事内容をよく確認しておくことが大切です。

具体的にどのような仕事をするのか、業務範囲や権限はどうなるか、といったことを事前にリサーチした上で、自分が考えている「プロデューサー」「ディレクター」像と乖離していないことをしっかりと確認しておくようにしましょう。



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