【20代初めての転職】最初にやるべきことと、転職を成功させるための4つのポイント
[最終更新日]2022/03/25

今現在、転職を検討している20代の方の中には、就職して以来、今回が初めての転職になる方もいると思います。
職務経歴書の書き方や転職活動のスケジュールの立て方など、就活のときとの違いに戸惑うことも多いのではないでしょうか。
目次
1) まずは、転職活動の流れの把握から
転職活動の具体的なステップ

目指す業界や会社の規模に関わらず、転職活動はおおよそ次の5つのステップに分けて行うことになります。
- STEP1 キャリアの棚卸し/自己分析
- STEP2 企業・業界研究
- STEP3 職務経歴書の作成
- STEP4 応募~面接(2~3回)・内定
- STEP5 退職手続き(業務の引継ぎ)~入社
各ステップについて、詳しく見ていきましょう。
キャリアの棚卸し/自己分析
「キャリアの棚卸し」とは、これまでの自身の経歴を振り返り、「どんなスキルや経験が身についたのか」を振り返っていくことです。
そこで導いた答えをもとに、「自分は転職してどんな仕事がしたいのか」といった本質の部分について、自己分析を進めることができます。
企業・業界研究
自己分析により転職で叶えたいことが明確になったら、それを実行できる企業を探していきます。
応募を検討している企業の情報収集・研究を行うことは転職活動においても非常に重要なステップです。
「この企業は、こんな人材を求めている」ということが分かっていれば、それに合わせてアピールポイントを強化していくことができますし、より内定獲得への確度は高まっていきます。
職務経歴書の作成
職務経歴書は「履歴書の詳細バージョン」といった認識を持っている方も少なくありませんが、実際は企業へ応募した後の書類選考や面接選考時の重要な参考資料となりますので、面接で話す内容まで考えて記載事項を練っておく必要があります。
職務経歴書は「自分」という人間を知ってもらうプレゼン資料として、見やすさはもちろん、アピールポイントが明確に伝わるよう工夫して記入していくと良いでしょう。
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応募~面接(2~3回)・内定
気になる企業へ応募し、書類選考を通過したら、いよいよ転職活動の山場である面接へと進みます。
新卒採用時も面接を行ったとは思いますが、中途採用での面接は社会人としてよりシビアな目で見られることとなります。
当日想定される質問についての回答を事前にシミュレーションしておくなどの対策は必須です。
企業によって面接回数は異なりますが、おおよそ2~3度の面接を経て、内定をもらうのが一般的です。
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退職手続き(業務の引継ぎ)~入社
現職で働きながら転職活動を行う際は、円満退職を目指すためにも退職手続きは並行して行っていく必要があります。
まれに「どうせ辞める会社なのだから、引き継ぎなどは言われたことだけやっておけばいいのでは?」と考える人もいますが、去り際に悪い印象を残すのはおすすめできません。
現職での必要な手続きを終え退職したら、晴れて新しい職場での生活がスタートします。
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以上が、転職活動の大まかな流れになります。
転職活動にかかるおおよその期間
転職活動にかかる期間は「平均3か月程度」といわれています。そのうち退社から入社準備の期間は平均4~5週間ほどですので、転職活動開始から内定を貰えるまでの期間目安は2か月程度と見ておくと良いかもしれません。
ただし、転職は「早ければよい」というものではありません。「今後のキャリアプラン、ライフプランを見据えた、最適な職場選びを実現できること」を第一に考え、上記の期間についてはあくまで目安として持っておき、なるべくゆとりを持ったスケジュールで転職活動に臨むと良いでしょう。
また、退職手続きは業務の引継ぎ等、ゆとりを持って退職予定日のおよそ2~1.5ヵ月前を目安に、直属の上司へ退職の旨を伝えておくのが理想的です。

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2)初めての転職で最初にやるべき4つのこと
初めての転職となると、まず始めに何から手をつけたらいいのか分からないという人も多いはずです。
そこで、転職活動を始めるなら必ずやっておくべきことを4つの項目にまとめて紹介します。
- 転職先を探す前に、まずは自己分析を
- 「いつまでに転職するか」を決めてからスケジュールを立てる
- 調べながら、希望する業界・仕事内容を明確にする
- 希望する転職先について整理する
転職先を探す前に、まずは自己分析を

自己分析は「転職をすることで何を叶えたいのか」、「そのためにはどんなスキルや経験をアピールしていけばいいのか」といった本質の部分を明確にするために行います。これらを客観的に分析することで、応募する企業へアピールしていくための自身の強みが見えてくるようになります。
自己分析は以下の4つのステップに沿うとスムーズに進めることができます。

- STEP1 振り返り(キャリアの棚卸し)
- STEP2 身につけたいスキルの整理(Will)
- STEP3 活かせるスキルの整理(Can)
- STEP4 企業に求められるスキル・資質の把握(Must)
自己分析を通じて見つけた強みやアピールポイントは、きちんと企業側へ伝えられるように自分の言葉で整理しておくことが大切です。
「○○といった考えを大切にしている→なぜなら○○な経験があったから」、「○○を行った結果、○○のような成果を得られた」など、具体的なエピソードがあれば積極的に取り込んでいきましょう。
現役キャリアアドバイザー 武蔵野さんからのアドバイス① 自己分析について
- 武蔵野
さん -
以前、すでに転職を3度経験している25歳女性のサポートをさせていただいたことがありました。
その方は、自身の「転職回数の多さ」を気にしていて、実際、転職活動も思うようにいかず悩んでいるようでした。悩みの解決へとつながったのは、「これまでのキャリアをストーリーで説明」できるようにしたことです。
「これまでの転職は、これからのキャリアを踏むうえで必要なストーリーだった」ということを分かってもらえるように、転職理由を創っていったのです。納得できるストーリーがあってはじめて、企業側は「この人が欲しい」という感情を持ちやすくなりますし、「この人が入ったら、どのように活躍し、成長していってくれるんだろう」というイメージを持ってもらいやすくなります。
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「いつまでに転職するか」を決めてからスケジュールを立てる

前述したように、転職活動開始から内定獲得まではおおよそ「3カ月程度」です。
実際にはそれよりもスムーズに進むこともあれば、反対に長期化する可能性もありますが、この「3カ月」をふまえてまずは入社したい日から逆算してスケジュールを立てるようにすると良いでしょう。
特に明確な入社日の希望が無い場合はおおよその目安でも構いません。
次に、退職日の目安を定めておきます。
こちらも前述したように、業務の引継ぎ等を考えると2~1.5カ月までには、上司へ退職の旨を伝え必要な引継ぎに移れるようにしておきましょう。
「入社希望日」「退職予定日」が決まったら、転職活動に必要な準備期間を決めていきます。
こうしてしっかりとスケジュールを立てておくことによって、時間的にも気持ち的にもゆとりを持って転職活動に臨むことができます。
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希望する業界・仕事内容についてしっかり調査し、明確にする

たとえ同じ業界内で転職しようと考えている人であっても、改めて志望する業界について調べるべきです。
新卒のときとは違い、同業他社との力関係や取引先との相関図など、より具体的な業界地図が見えているはずです。
同業他社へ転職するなら、いっそう「なぜその会社なのか」という理由が問われるはずです。未経験の業種へジョブチェンジするのであればなおさら、調べられる範囲のことはできる限り調べておくべきでしょう。
応募予定の企業ホームページや主要な商品についてリサーチしておくことはもちろん、その企業の理念や業界内でのポジションなどについても、調べられる範囲の情報は集めておくと良いでしょう。
可能であれば、実際に顧客として製品やサービスを利用してみるのも有益です。
また、このような情報収集は個人で行うには限りがある部分もあると思います。
その際は、自身の目指す業界に詳しい転職エージェントを利用すると、必要な情報を教えてもらえる可能性があります。
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現役キャリアアドバイザー 武蔵野さんからのアドバイス② 企業研究について
- 武蔵野
さん -
企業研究で意識しておくと良いのが、「その会社が、どこに注力し、こだわっているか」を把握しておくことです。そして、そこに共感できるのなら面接の場でも積極的に伝えていくべきでしょう。
企業側は、「うちの会社を調べてくれているんだな」と感じて好印象を持ってくれるケースが多いです。
少し打算的な言い方になってしまいますが、「ここをくすぐってあげると、喜んでくれそうだな」というポイントを見出しておくのは、効果的な手法だと思います。
希望する転職先について整理する

転職先に求めることは、たいてい1つではないでしょう。たとえば、
- もっと幅広い商品を扱いたい(製品・サービス)
- 新規開拓だけでなく既存顧客からの要望もしっかり聞きたい(営業戦略)
- 将来性が感じられる会社で働きたい(経営方針・社風)
- 残業をできるだけ減らしたいと考えている経営者のもとで働きたい(働き方)
転職先に求めることを整理するとは、こうした希望条件に優先順位を付けることです。
今の職場を辞める理由、転職したい理由、次の職場に求めるものは、それぞれ少しずつ(または全面的に)重なっているはずです。
転職先に対して「こうあってほしい」という面と、「これだけは避けたい」という面を明確にしておき、実際に求人に応募する・しないの判断基準にするのです。
この優先順位を明確にしておくことで、求人を探すときの時間短縮にもつながります。
転職サイトで検索条件を設定しておけば、前回と同じ条件で検索できることも多いため、自分にとって最適な検索条件を1つ決めておき繰り返し利用することもできるのです。
3)20代はじめての転職は、転職エージェントを使うべき?

結論から言うと、20代で初めての転職活動を行う際は、転職エージェントの利用をおすすめします。
理由は、以下の4点です。
- 転職活動の不明点や不安について相談できる
- 自身の強みやアピールポイントについてアドバイスがもらえる
- マッチ度の高い求人を紹介してくれる
- 企業との間に立ち、スケジュールや条件交渉を行ってくれる
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが担当につき、キャリアについてのカウンセリングや書類添削・面接対策などのサポートを無料で行ってくれます。
転職活動は就職活動の頃とは違い、皆で一斉にスタートするものではなく、一人で行っていくものになります。
そうした状況で、頼りになる存在がいるとういのは精神的にも大きな助けになるはずです。
キャリアアドバイザーは各企業の人事担当者ともつながりがあるため、個人では知ることのできない企業の詳しい情報についても知ることができます。
また、キャリアアドバイザー経由で求人サイトには掲載されていない非公開の求人を紹介してもらえる可能性もあります。
非公開求人は応募者も限られるため、比較的ライバルの少ない状態で選考に臨むことができます。
20代の転職を成功に導くにあたり、転職エージェントの利用は大きなアドバンテージとなるでしょう。
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現役キャリアアドバイザー 武蔵野さんからのアドバイス③ 転職エージェントについて
- 武蔵野
さん -
キャリア相談は、会社の人にはなかなかしづらいものでしょう。そんな時、キャリアアドバイザーの存在はとても有益なはずです。
特に20代の若手社会人は、キャリアの道筋は3通りほどしか知らないことがほとんどですが、実際は10本も20本もあるのです。
新たな選択肢を広げるためにも、転職エージェントの利用はおすすめです。ただし、経験の浅いアドバイザーだと、満足のいくサポートを受けられない可能性もあるので、2つか3つほど転職エージェントを併用し、自分に合ったアドバイザーを見極めていくことも大切です。
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4)20代で初めて転職する方におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント──じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い
マイナビエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
求人数 | 約34,000件(2022年2月現在) |
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。
マイナビエージェントの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

引用元:マイナビエージェント公式HP
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している20代の人に向いています。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヶ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
一方のマイナビエージェントのデメリット・注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
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リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
求人数 | 約170,000件(2022年2月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに20代の転職ならではの注意点等、有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
![]() 職務経歴書エディタ | テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
![]() 面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2022年3月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
一方のリクルートエージェントのデメリット・注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、マイナビエージェント(若手社会人向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)にも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
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doda──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
求人数 | 約130,000件(2022年2月現在) |
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は常時10万件以上、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
dodaの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaの登録時に、レジュメにこれまでの経歴と今後目指したい分野を丁寧に書いておくことによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
また、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあるでしょう。
![]() 年収査定 | これまでの経歴からあなたの適正年収を算出。 自身の市場価値を知りたい人におすすめ。 |
![]() キャリアタイプ診断 | 120問の質問に答えることで、自身の「性格」や「向いている仕事スタイル」、「向いている企業風土」などがわかる。所要時間は10分程度。 |
![]() 転職タイプ診断 | 自身が仕事に対してどんなことを大切にしているか、また、今の仕事への満足度などを可視化することができる。 自己分析・適職探しにも役立つ。 |
![]() エゴグラム適職診断 | 50問の設問に回答することによって、自身の性格と「適職」を診断してくれる。 |
![]() doda転職フェア | 多くの企業が出展する転職イベント。 企業の担当者に直接話を聞ける機会がある。 ※現在は新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオンライン中心で開催されている(2022年1月) |
一方のdodaのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といったベテラン層が厚いと評判の転職サービスがおすすめです。
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マイナビジョブ20’s──職務経歴書・面接対策のサポートが手厚い
マイナビジョブ20’sの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、北海道、大阪、愛知 |
求人数 | 約3,000件(2022年2月現在) |
マイナビジョブ20’sは若手社会人に特化した転職サービスです。
今回が初めての転職という人や、社会人としての経験が浅い第二新卒・既卒の人におすすめのサービスです。
社会人経験の浅い人や未経験者向けの求人が充実しており、今回が初めての転職という人も、「経験が浅い」「社会人経験が短い」ことを理由に転職支援を断られることはありません。
実際、マイナビジョブ20’sで紹介される求人の約70%は、「未経験OK」の求人です。
未経験でも意欲を重視して採用する企業を紹介してもらえますので、社会経験を問わず転職先を見つけやすいのが特徴です。
マイナビジョブ20’sの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
現状、転職先として希望する業種・職種が決まっていない場合も、どんな仕事が向いているかをアドバイスしてもらえます。
また、大企業だけでなく中小の優良企業も求人を豊富に扱っていますので、企業規模によらず自分の希望条件に合った企業へ転職したい人におすすめです。
マイナビジョブ20’sは、新卒採用や転職支援サービスで知られるマイナビグループが運営するサービスです。業界大手ならではの豊富な情報量を武器に、充実した転職支援を提供することができます。
20年以上にわたって人材サービスを提供してきた企業ですので、若手社会人が転職するにあたって必要とされるノウハウを熟知しています。
適性に合った仕事の選び方や企業情報などのきめ細かいアドバイスを得ることにより、納得度の高い転職を実現できるでしょう。
品質の安定したサービスを受けたい人、歴史のあるサービスを活用したい人にとって、大手サービスだからこその安心感を得られるというメリットがあります。
一方のマイナビジョブ20’sのデメリット・注意点は、全体的な求人数は少なめ・特に地方の求人が少ない点です。
「求人をなるべく多く確認して、比較検討したい」という人は、マイナビエージェント、ワークポート、パソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。
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就職ショップ──未経験からの正社員内定率80.4%
就職ショップの特徴 |
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サービス対応地域 | 関東、関西 |
拠点 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、神戸 |
求人数 | 非公開 |
就職ショップは20代・既卒・フリーターを中心とした若手人材向けに特化したサービスとなっています。
扱っている求人はすべて未経験者歓迎・人物重視のため、社会人経験が短い人や経歴にあまり自信がない人でも問題なく利用できるのが特徴です。
「あなたの可能性は、あなたが思うよりずっと大きい」というキャッチフレーズの通り、キャリアコーディネーターが就職・転職希望者の可能性を十分に引き出し、若手育成に力を注ぐ企業を紹介してくれます。
サポート対応地域は関東・関西。オンラインでの面談も受け付けています。
就職ショップの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
就職ショップの大きな特徴は、他の就職支援サービスと比べて、未経験向けの求人数が多い点が挙げられます。
一般的な転職サイトを利用した場合、膨大な数の求人の中から「未経験歓迎」の条件に合うものを自分で検索しなくてはなりませんが、就職ショップならはじめから未経験歓迎の企業がそろっているので、安心して応募ができます。
これらの求人は、いずれも就職ショップを通じてのみ応募可能な「非公開求人」となっています。他サービスから応募することはできないため、ライバルが少なく競争率が低い状態で選考を進めることができるのです。
また、就職ショップでは応募時に書類選考「なし」で直接面接へと進むことができる求人が多いといいます。

※引用元:就職ショップ公式HP
就職ショップのキャリアコーディネーターは、企業採用担当と綿密な打ち合わせをもって人材ニーズをヒアリングして、募集条件に合致する転職者には書類選考を経ることなく面接の場を設けてくれるのです。
「未経験者歓迎の求人を紹介してほしい」「書類選考に苦手意識がある」という20代の方は、就職ショップのサポート体制は特におすすめでしょう。
一方の就職ショップのデメリット・注意点は、全体的な求人数は少なめ・特に地方の求人が少ない点です。
「求人をなるべく多く確認して、比較検討したい」という人は、マイナビエージェント、ワークポート、パソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。
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ハタラクティブ──未経験からの正社員内定率80.4%
ハタラクティブの特徴 |
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サービス対応地域 | 関東・中部・関西・九州 |
拠点 | 東京・神奈川・埼玉・愛知・大阪・福岡 |
求人数 | 非公開 |
「ハタラクティブ」はレバレジーズ株式会社が運営する、主に20代の既卒・第二新卒者にターゲットを絞った転職サービスです。
業界・職種未経験者や、初めて正社員としての就業にチャレンジしたい人に、適切なキャリアアドバイスや転職活動のサポートを行ってくれます。
実際にハタラクティブを利用する人の約47%は正社員未経験で、内定率は80.4%といいます(※公式サイトより)。
紹介先企業についても、業種・職種未経験歓迎の求人や、若年層を長期育成したいといった考えの募集企業が多いのが特徴です。
サポート対応地域は東京・神奈川・埼玉・愛知・大阪・福岡。オンラインでの面談も受け付けています。
ハタラクティブの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント

参照:ハタラクティブ公式
ハタラクティブの登録者は20代が9割以上を占めており、社会人未経験者のフリーターのサポートも積極的に行っています。

転職活動が初めての人は、「まず何から始めたらいいのか」や「転職先の候補はどのように選んだらいいのか」といったことが分からず、不安を感じているかもしれません。ハタラクティブの就活アドバイザーは、職種や応募企業の選び方から、面接指導のような実践的なことまで、マンツーマンでしっかりとサポートを行ってくれます。
就活アドバイザーは紹介先企業へ実際に足を運んでいるので、求人票や企業のHPだけでは分からない詳細な情報を把握しており、各企業の社風や求める人物像に合った面接対策を行うといった、きめ細やかなレクチャーを可能にしています。
ハタラクティブ利用者の実に80.4%が内定を勝ち取り、転職を実現しています。高い内定率の秘訣は、就活アドバイザーのきめ細やかなサポートにあるといえます。
例えば、転職者とのヒアリングの際に「面接応対シート」を用いて、企業面接の際にどのような点に注意すべきかについて回答例を含めた面接対策を時間をかけて行ってくれます。
求人の募集要件で若干の経験・スキル不足があった際も、ハタラクティブのアドバイザーは「チャレンジしてみましょう」というスタンスを取ってくれます。
「未経験職にも挑戦したい」と熱意を持った転職者に、ハタラクティブは特におすすめのサービスになるでしょう。
一方のハタラクティブのデメリット・注意点は、全体的な求人数は少なめ・特に地方の求人が少ない点です。
「求人をなるべく多く確認して、比較検討したい」という人は、マイナビエージェント、ワークポート、パソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。
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JAIC(ジェイック)──利用者の81.1%が正社員転職に成功
JAIC(ジェイック)の特徴 |
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サービス対応地域 | 関東・関西・東北・中部・中国・九州 |
拠点 | 東京・神奈川・大阪・宮城・愛知・広島・福岡・熊本 |
求人数 | 非公開 |
JAIC(ジェイック)は、既卒・第二新卒・フリーターに特化した転職支援サービスです。
転職者に対して単に求人情報を紹介するだけでなく、社会人未経験者に対して独自の研修プログラムを実施するなど、サポート・支援に対して積極的な働きかけをするサービスとして、多くの20代転職者から注目を集めています。
サポート対応地域は東京・神奈川・大阪・宮城・愛知・広島・福岡・熊本。オンラインでの面談も受け付けています。
ジェイックの活用メリットと20代の転職へのおすすめポイント
ジェイックの特徴は、正社員への就職に向けての体制が非常に充実している点が挙げられます。
ジェイックを利用された方のうち、実に81.1%以上※が正社員就職を実現させているのです(※2022年2月現在 公式サイトより)。

画像引用元:ジェイック公式HP
「正社員への就職に向けての体制」としてまず挙げられるのが、無料の研修サービスです。
社会人に必要なスキルやスタンスであったり、営業職に求められる知識・スキルに関するノウハウを、無料で学ぶことができます。
その他、面接対策をはじめとする活動サポートも充実しています。
また、ジェイックが保有する多くの求人は、メーカー・商社業界などの「営業職」です。
内定後の定着率を重視しているため、金融・不動産・飲食などの、離職率の高い求人に関しては紹介しない、という方針を取っています。
一方のジェイックのデメリット・注意点は、営業職以外の求人は少なめである点です。
「営業職以外の求人を希望する」という人は、マイナビエージェント、ワークポート、パソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。
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目指す業種・職種が定まっている人は「特化型」エージェントの非公開求人もチェックしよう
目指す業界・職種等の分野が明確にある20代の方は「特化型」の転職エージェントがおすすめです。

特化型の転職エージェントは、特定の分野に精通したエージェントがサポートと求人紹介をしてくれます。
「この分野における業界や市場について、詳しく知りたい」という方や、「これまで培った知識・スキルを活かせる働き方について相談したい」という方で、目指す分野に特化したエージェントがある場合は、いちど試してみることをおすすめします。
各分野のおすすめ特化型転職エージェント
分野 | サービス名 | 特徴 |
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IT・Web | ![]() マイナビITエージェント | ■ITエンジニア実務経験者におすすめ
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![]() ワークポート | ■ITエンジニア未経験者~実務経験者全般におすすめ
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![]() レバテックキャリア | ■ITエンジニア実務経験者におすすめ
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マスコミ | ![]() マスメディアン | ■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
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アパレル | ![]() クリーデンス | ■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
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管理業務 | ![]() MS-Japan | ■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
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外資系 | ![]() ロバート・ウォルターズ | ■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
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製造系エンジニア | ![]() メイテックネクスト | ■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
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介護 | ![]() きらケア | ■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
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5)20代はじめての転職でよくある質問【FAQ】

Q1.「最初の会社は3年は勤めるべき」と言われましたが本当ですか?
結論から言うと、転職する理由によって「勤続年数が弱点にならない」ケースと、「弱点になる」ケースがあります。
そもそも「20代のうちはまず3年は働くべき」と言われる背景には、研修期間や指導期間が終わったタイミングがおおよそ3年目以降と考えられているためです。
そのような考えを持つ企業の場合、短期での離職は「忍耐力が無いのでは?」という印象を与えるリスクは確かにあります。
しかし一方で、3年を待たずに転職をした方がいい場合もあります。
たとえば劣悪な労働環境によって心身に影響を及ぼしている場合や、「さらにスキルアップが目指せる職場で働きたい」というポジティブな理由で転職を検討している場合などが挙げられます。
企業側の納得を得られるような確かな転職理由がある方は、勤続年数に限らず転職活動に踏み切ってみても良いでしょう。
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Q2.20代はどんな理由で転職を考えるのでしょうか?
株式会社マイナビの調べによると、20代の転職理由として最も多いのは「労働条件が良くなかった」というものでした。次いで「会社の将来に不安を感じた」、「満足のいく仕事内容ではなかった」、「人間関係がうまくいかなかった」などの理由が並びます。
こうした「現職への不満」をきっかけに転職へ踏み切るのはまったく問題はありません。
しかし、面接で「前職を退職した理由は何ですか?」と問われた際は、ネガティブな感情よりも「ポジティブな感情」を伝える方が、企業へ与える印象も変わります。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
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Q3.転職活動は「現職を辞めてから」と「働きながら」どっちがいいですか?
転職活動は、なるべく「働きながら行う」ことをおすすめします。
一見すると現職を辞めてから転職活動を始めた方がたっぷり時間を取ることができるようにも思えますが、収入のない期間が発生してしまいます。
転職先がスムーズに決まれば問題はないかもしれませんが、求人の数や企業の採用状況は刻々と変化していますので、生活や気持ちのゆとりを持つためにも、収入源は確保しておくべきでしょう。
Q4.「転職をしやすい時期」はあるのですか?
年間を通して見ると、新年度を見据えた組織強化をしたい企業の多い2月・3月と、下期に向けた採用活動を行う企業が多い8月・9月に求人が増える傾向があります。
しかし、同時に転職者の数も比例して増える傾向があるため、必ずしも「転職がしやすい」というわけではありません。
ベストな時期を見計らうよりは、業界調査や求人情報の収集をコンスタントに行い、「いつでも転職活動を始められる」という状態をキープしておくことが大切です。
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Q5.転職サイトと転職エージェントに違いは何ですか?
一言で言うと、転職サイトは「自力で求人を探し、応募する」、転職エージェントは「キャリアアドバイザーからのサポート・求人紹介を受けながら進める」という違いがあります。
自身のペースで転職活動を進めたい方には転職サイトを、サポートやアドバイスを受けながら転職活動を行いたい方には転職エージェントをおすすめします。
また、「キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ自分でも求人を検索したい」という方は、転職サイトと転職エージェントの両方を利用するのも効果的です。
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まとめ)20代の初めての転職活動の成功は「事前準備」がカギ!

転職ノウハウの中には、「転職成功者は平均〇社応募している」「少しでも興味があればどんどん応募したほうが成功率は上がる」という意見も見られます。
しかし、この記事で触れてきたように、転職活動の成功はこうした数値で決まるのではなく、「どれだけの準備を行えたか」にあります。
やみくもに数だけ応募したとしても選考過程で準備不足が露呈してしまい、結果的に選考通過率を下げてしまうおそれもあります。
転職活動のゴールは「内定獲得」ではなく、「この会社に転職してよかった」と実感できることです。
真の意味で転職活動を成功させるためにも、応募以前の事前準備をしっかりと固めておきましょう。