20代後半の転職はビジョンと戦略を持つことが大事!転職成功のポイント3つ
[最終更新日]2023/09/18

20代後半の人は、新卒から働き始めた場合で考えると入社5年前後にあたる年代です。
ひととおりの仕事をこなすことができるようになり、後輩の指導や育成を任されている人やマネジメントを任されている人もいることでしょう。
実は、企業側としても20代後半の人材は最も需要のある年代なのです。
目次
1)20代後半の転職者を採用する、企業側の意図とは?
企業はなぜ20代後半の人材を採用するのか

企業はなぜ20代後半の人材を欲しがるのかを考えるために、人材を年代別に「20代前半」「20代後半」「30代」に分けてみます。
20代前半は、いわゆる第二新卒と呼ばれる年代です。社会人経験があるものの、先輩や上司の指導のもと仕事を進めることが多いはずです。
入社1〜3年程度が経過していれば、少なくとも新卒採用後の新人研修は終えているため、たとえば名刺の渡し方や電話応対といった、ごく基本的なビジネスマナーから教える必要はありません。
そのため、採用後にゼロから研修を施さなくてよい点が、この年代を採用するメリットと言えます。
ただし、20代前半の場合は実務経験も浅いため、実務に関しては入社後にしっかりと育成しなくてはなりません。
この点、30代の人材は実務経験が豊富で即戦力としての活躍が期待できる反面、前職までの習慣や仕事の進め方の癖がついてしまっており、新たな環境に適応しづらい可能性があります。
20代後半の世代は、20代前半に不足している実務経験と、30代に対して懸念される柔軟性の両方を解決できる年代です。そのため、20代後半の人材を求める企業が多いのです。
20代後半を求める企業は多く、転職しやすい時期といえます。そのチャンスを最大限使えるように、しっかり準備して臨みましょう。
20代前半はキャリアを問われない。20代後半からはキャリアとポテンシャル両方を問われる

20代前半と20代後半の特徴を踏まえて考えたとき、企業がそれぞれの年代に求める資質が見えてきます。
20代前半までの人材に対して企業が求める要素としては、基本的なビジネスマナーや社会人としての振る舞いに加え、キャリアを再スタートさせるにあたって新しい環境や仕事内容を受け入れる素直さでしょう。
つまり、身につけたスキルや経験といった、いわゆるキャリアはさほど問われておらず、どちらかと言えば今後の伸びしろであるポテンシャルに期待される傾向があります。
20代後半になると、企業はこれに加えキャリアにも期待を寄せるようになります。
基本的な実務内容に関しては教えられなくても即戦力としてこなせて、後輩の指導やチームリーダーといった人をまとめる立場での経験もある程度持っているような人材を求めています。
逆の見方をすれば、そういったキャリアや実績のある人材であれば、20代後半の人材としては引っ張りだこの可能性もあるということになります。
2)20代後半の転職は、ここを注意!良くある失敗ケース

20代後半は企業からの需要が高く、転職を検討するには良いタイミングであることが分かりました。
ただ、転職しやすいだけに偏った希望条件を持ちやすかったり、準備不足のまま転職活動に突入してしまいやすかったりするタイミングであることも否めません。
20代後半で転職活動を進める上で気をつけておきたい、よくある失敗ケースについて見ていきましょう。
転職先企業のリサーチ不足で、目指している働き方とはかけ離れたものになってしまった
転職体験談:派遣社員の経理から、正社員・事務職への転職に成功!──だったけれど・・・?

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私は転職先のメーカー会社の、正社員として入社しました。
私(大企業だし、社内体制や福利厚生もしっかりしてるだろう)
そう期待していたのですが、入社1日目でその期待は儚く打ち砕かれました。
社員のデスクはプリント物が乱雑に積まれ、フロアは清潔とは程遠い状態で、いたるところにホコリが溜まっていました。
デスクの引き出しを開けたら、他人の資料がびっしりと入っていて、自分のものを入れる余裕もありませんでした。一日に何度も、上司の怒鳴り声が聞こえてきました。
よくよく聞いてみると、精神的に追い詰められて休職と復帰を繰り返している方が何名もいるとのこと……。
大前提として、企業は人材募集を進める上で不利になることを積極的に求人に記載しません。
求人だけを読めば、とても良い会社で何の問題もないように見えるケースが多いのです。
転職を検討し始める理由はさまざまですが、何か1つ決定的な理由がある場合よりも、複合的な理由が重なって転職に踏み切る場合のほうが多いはずです。
当然、職場に対する不満があって転職を検討する場合もあるでしょう。そのタイミングで他社の魅力的な求人を見たら、「この会社へ転職すれば今までの不満を解消できそうだ」と感じたとしても不思議はありません。
転職先企業のことは、応募前にしっかりと企業研究しておくようにしましょう。
企業ホームページはもちろんのこと、SNSや口コミサイトなどを通じて情報収集し、良い情報だけでなく悪い情報にも目を通しておくことが大切です。
面接対策不足で、転職がなかなか決まらず、ずるずると転職期間が伸びて・・・
転職体験談:IT営業から、人との関わり合いを目指してコンサルタントに!

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まだ社会人経験の浅い自分は、サイトを見て自分に見合った企業を選別し、応募をするという作業がひどく難しいものに感じられました。
一人で転職を進めるのは不安だな、と思い、転職エージェントも同時に利用することに決めたのです。
キャリアアドバイザーの方との面談を進めていく中で、
アドバイザー「顧客の要望を聞いてそれに見合った対応をする、という部分に比重を置きたいのであれば」
といったかたちで、コンサルタントの道があることを提示していただいたのです。
しかし、会社の面接時には、担当面接官には良い印象を持たれていなかったと思います。
面接官「また入社してすぐに辞めてしまう、なんてことはありませんか?」
そんな直球の質問すら受けました。
20代後半の方の場合、就活の頃の記憶は徐々に薄れてきていることでしょう。
就活中、企業研究や業界研究をしていたことを思い出してみてください。転職活動を進めるにあたり、同じぐらいの手間と時間をかけて企業研究をしているでしょうか。
学生の頃に比べると、働きながら転職活動を進めるために確保できる時間が限られてしまい、落ち着いて企業研究をしている余裕がない、といった状況も十分に考えられます。
こうした状態で選考を受けた場合、自分としては精一杯の準備をしてのぞんだつもりが、面接へ出向いてみると採用担当者の反応が薄く、面接後にあっけなく不合格通知が届く、といったパターンに陥りやすいのです。
面接対策不足に陥っているとき、たいてい自分では何が不足しているのか気づけないため、転職エージェントなど第三者のサポートを受けることをおすすめします。
色々考えての転職だったが、結果、年収が下がってしまった
転職体験談:医療事務からリストラを体験し、ドラッグストアに転職!

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私の新しい職場は、ドラッグストアです。
そこでのレジおよび品出しが主な仕事でした。
前の仕事から比べたら、今の仕事はやりたかった仕事ではありません。
最初のうちはやりがいもあまり感じられず、「辛いな…」と思うこともよくありました。
年収もぐっと下がって懐も寂しくなりました。かつ私よりも若い子がたくさん働いていて、話も合う感じではなくて。
はっきり言いますと、この職場で対して(あまり満足できていない・・・)と感じている自分がいます。
20代後半になると、社会人としての経験を積む中で「転職するなら〇〇でありたい」というさまざまな要望が出やすくなります。
就職してすぐの頃は「仕事のやりがい」を最も重視していたところへ、「やりがい」と「報酬」がセットになってきたり、「福利厚生」「キャリアパス」「昇進の機会」といった複数の要素が絡んできたりするのです。
転職する上で、これらの要素に適切に優先順位を付けられていないと、肝心なところを見落としたまま転職を決めてしまうリスクがあります。
さまざまな条件をクリアできる職場に転職したはずが、フタを開けてみたら前職よりも年収がダウンしてした、といった結果になりかねないのです。
転職に際して叶えたい希望がいろいろあるのは分かりますが、今後働き続けていく上で重要度の高い条件を考え、優先順位をつけておくことを忘れないようにしましょう。
3)20代後半の転職を失敗しないために、意識したいポイント3つ

20代後半は多くの企業から需要が高い年代ですが、それだけに安易に転職先を決めてしまうと希望条件とはかけ離れた職場で働くことになるなど、後悔する結果になりかねません。
20代後半の転職で失敗しないために、失敗しやすいポイントを前もって知っておくことが大切です。ここでは、とくに意識しておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
「今回の転職で、自分は何を成し遂げたいか」ビジョンを明確にしよう

転職先に求める条件はいくつかあるはずですが、希望を全て叶える転職を実現するのは容易なことではありません。
そこで多くの場合、「これだけは譲れない」という条件を絞り、優先順位をつけていくことになります。「年収をアップさせたい」「残業を減らしたい」「より専門性の高い仕事に携わりたい」など、今回の転職で成し遂げたいことを明確にしておきましょう。
転職活動のビジョンとして適切かどうかを判断するには、「先々のキャリアプランと連動しているか」をチェックすると効果的です。
たとえば「残業を減らしたい」ことが転職の第一目的となっている場合、残業の少ない職場を探したい一心で他の条件をあまり重視しなくなっているかもしれません。
仮に残業が少なめの職場が見つかったとして、「自分は5年後、10年後、その職場で何をしたいのだろう?」と考えたとき、イメージが湧かないようなら目先の条件で判断してしまっている可能性があるというわけです。
転職は、「これからのキャリア」を考えるうえでまたとない機会です。キャリアプランが曖昧なままの転職活動は失敗しやすいですので、ご注意ください。
補足:キャリアプランとキャリビジョンについて
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表

キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) |
キャリアプラン (そのためにやるべきこと) |
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1年後 |
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5年後 |
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10年後 |
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「キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
「悔いのない転職活動」になるよう、しっかり計画と準備を立てよう

転職活動は在職のまま並行して進めるのが基本です。いったん退職してしまうと収入源が途絶えてしまうだけでなく、「失業中で求職活動している人」という位置づけになるため、人材価値を実際よりも低く評価されてしまう恐れがあります。
働きながら転職活動を進めるには、隙間時間をうまく活用し、求人を検索したり、転職サービスから届くメッセージをまとめてチェックしたりといった工夫をする必要があります。
「なるようになる」と行き当たりばったりに転職活動を始めるのではなく、1日のスケジュールの中で転職活動のために時間を割けるタイミングを洗い出しておくようにしましょう。
また、転職活動全体を何ヶ月間で完了させたいのか、現在の勤務先に退職をいつ申し出て引き継ぎをどの時期に行うのか、といった大まかな計画の目処を立てておくことも重要です。
全体計画が決まると、いつまでに1社目に応募するのか、一次選考をいつ頃までに通過していれば順調と言えるのか、といったこともゴールから逆算すれば分かってきます。
悔いのない転職活動をするには、事前準備と計画が欠かせないのです。
20代は社会人としてはまだまだ若手。転職エージェントのサポートも活用しよう

20代後半は若手から中堅社員へと周囲の目が変わり始める時期ではありますが、一般社会で言えばまだまだ若手の域に入ると思っていいでしょう。
たとえ経験やスキルが十分であっても、若手社員の中途採用となれば企業側は給与条件を低めに算定してくる可能性もあります。自力で給与交渉するのは中堅やベテラン層の求職者でも難しいケースが多いと言われています。
20代の転職希望者が条件交渉するためには、転職エージェントのサポートを活用するのが最も現実的な方法でしょう。
とくに今回が初めての転職という人の場合、応募書類や面接でどのように自己アピールしたらよいか、自力で全てを考えるのは難しいところもあるはずです。
自分の中では大した実績にならないと思い込んでいたことでも、第三者の視点から見ると十分に魅力的な強みと言えるケースもあります。
自分の強みを効果的にアピールし、できる限り良い条件で転職するためにも、ぜひ転職エージェントの活用を検討してみてください。
4)20代後半の転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
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国内No1の求人数の豊富さ!転職支援ツールも豊富で、「正しい転職活動を知りたい」人にもおすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは、求人数・サポート品質ともに実績No.1を誇る転職エージェントサービスです。
幅広い年齢層、業界・業種をカバーしたサポートに定評があり、これまでにおよそ30万人が転職成功を果たしています。
その高いサポート品質の理由は、在籍するキャリアアドバイザーのサポート力にあります。
転職者一人一人と面談の機会を設け、これまでの経歴やスキル、転職で強みとなりそうな部分を的確に判断し、アドバイスを行ってもらえます。
また、応募書類添削や面接対策など、20代後半でまだ転職経験の多くない(もしくは今回が初めて)転職者の不安や悩みも、解決へと導いてくれます。
実績のある信頼できる転職エージェントをお探しなら、リクルートエージェントのサービスがおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
公開求人数 | 約41万件(2023年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
doda(デューダ)
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豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。「本気でいい求人を探したい!」ならぜひ登録しておきたい転職サイトです。
dodaは国内最大級の転職サービスで、自分で求人を検索して応募する転職サイトと、キャリアアドバイザーによる求人紹介を受けられる転職エージェントが一体型になっている点が大きな特徴です。
まずは転職サイトとして利用し、自分で求人を探してみて、キャリアアドバイザーの助力が必要と判断した時点で転職エージェントを利用するといった使い方も可能です。
転職サイトと転職エージェントの大きな違いの1つに「非公開求人」があります。
転職エージェントのキャリアアドバイザーを通じてのみ応募可能な求人で、一般には公開されていないものになります。
転職サイトで求人を探してみて希望に合う求人が見つからない場合、転職エージェントの非公開求人も含めて求人を探すと一気に選択の幅が広がることがあります。
とはいえ、まずは自分で求人を検索し、仕事内容の傾向や年収の相場をつかんでおくことは大切です。まずは自分で求人を探してみることから始めたい人は、dodaを活用するといいでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約20万件(2023年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
担当エージェント経由でのみ応募可能な求人も多いです。初回面談で担当エージェントとしっかりコミュニケーションをとっておくことで、希望条件に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
type転職エージェント
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東京・神奈川・千葉・埼玉をメインに、20代~30代の若手社会人を対象に転職支援をするエージェント。マッチング度の高い求人紹介が評判です。
転職を通じて年収アップを狙いたい!という人は、typeエージェントへの登録をおすすめします。
typeエージェントはとくにIT系や営業系の職種に強い転職エージェントで、同社の転職サポートによって転職した人の7割が年収アップを実現するという驚異的な実績を誇ります。
年収アップを実現できる秘訣は、面談による職務経歴書作成方法のアドバイスと、応募先企業との強力な条件交渉にあります。自分ではなかなか気づけない自分自身の強みを引き出し、プロによる条件交渉を行うことにより、年収条件についても最大化することを可能にしているのです。
typeエージェントを利用して転職成功に至った人の7割が26歳〜35歳ですので、20代前半や第二新卒ではなく中堅クラスを中心とした転職希望者がターゲットであることが分かります。
もちろん20代後半の転職希望者も同社の得意とする層に入っていますので、type転職エージェントを活用することによって強力な転職サポートを受けられるはずです。
type転職エージェントの特徴
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サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
公開求人数 | 約1.2万件(2023年7月現在) |
とくに多い職種 | システムエンジニア(IT・通信・ソフトウェア)|営業|Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム) |専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産) |技術職(電気・電子・機械・自動車・半導体)など |
type転職エージェントはIT・Web関連の求人紹介に強みがあります。一方で、他の業種はやや少なめです。紹介求人が少ないと感じる場合はdoda・リクルートエージェントにも併せて登録しておくと安心でしょう。
LHH転職エージェント
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営業、エンジニア、経理、人事など、専門領域のエージェントが担当に付き、非常に高精度な企業情報をシェアしてくれます。
LHH転職エージェントは、人材紹介会社のアデコが運営する転職エージェントサービスです。
国内の求人のみならず、海外勤務も視野に入れた「外資系・グローバル企業」への転職サポートも行っています。
30代を間近に控え、ビジネスパーソンとしてよりキャリアアップしたい方は、一度サポートを検討されてみるとよいかもしれません。
また、LHH転職エージェントの特徴として、「企業の採用相談」と「転職者への求人紹介」を、同一の担当コンサルタントが行っている点が挙げられます。
通常、これらの流れは別の担当者が担うことが多いのですが、一人が担当することで「求人獲得~紹介」までの流れがスムーズになり、さらに鮮度の高い情報を転職者へ伝えられるのです。
キャリアアップやより詳しい企業の情報を知りたい方は、LHH転職エージェントをおすすめします。
LHH転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京・大阪・愛知 |
拠点 | 東京・名古屋・大阪 |
公開求人数 | 約3.2万件(2023年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業系|販売・サービス系|ファッション系|マーケティング系|クリエイティブ系|IT系|エンジニア(電気・電子・機械・化学・素材・食品・化粧品・プラント・インフラ・エネルギー)系|メディカル系|人事・労務系|総務・広報|法務・知財|経理・財務系|経営/事業企画系|コンサルタント系|内部統制・監督系|購買・物流・貿易系|金融系|建築・不動産系|事務系など |
豊富な求人を擁するLHH転職エージェントですが、担当エージェントの数はやや少なめです。レスポンスの遅れなどが気になる場合は、他の転職エージェントにも登録しておきましょう。
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナ社は派遣事業で知られる企業ですが、パソナキャリアという転職エージェントサービスも展開しています。
派遣事業で培った多数の企業との盤石な信頼関係により、独自のパイプによる求人紹介を実現しています。
パソナキャリアの大きな特徴の1つに、ていねいなキャリア相談が挙げられます。
転職エージェントによっては機械的に求人を紹介するだけ、といった対応に近いところも見受けられますが、パソナキャリアでは一人一人の転職希望者に親身になって面談を実施し、キャリアプランをヒアリングした上で履歴書・職務経歴書の添削や面接指導をじっくりと行ってくれます。
また、キャリアアドバイザーからの各種連絡のレスポンスが速かったという感想も聞かれますので、返事待ちの状態が続いて不安を感じるといったことなく利用できるでしょう。
今回が初めての転職で、就活との違いや中途採用の面接対策について困っている人は、パソナキャリアのサポートを受けることによって悩みが解消できるかもしれません。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
公開求人数 | 約3.6万件(2023年7月現在) |
公開求人数とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を整理しておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
目指す業種・職種が定まっている人は「特化型」エージェントの非公開求人もチェックしよう
目指す業界・職種などの分野が明確にある20代の方は「特化型」の転職エージェントがおすすめです。

特化型の転職エージェントは、特定の分野に精通したエージェントがサポートと求人紹介をしてくれます。
「この分野における業界や市場について、詳しく知りたい」という方や、「これまで培った知識・スキルを活かせる働き方について相談したい」という方で、目指す分野に特化したエージェントがある場合は、いちど試してみることをおすすめします。
各分野のおすすめ特化型転職エージェント
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web系職種 | 管理職・エキスパート | 管理職・エキスパート | 管理職・エキスパート | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビITエージェント![]() |
レバテックキャリア![]() | ワークポート![]() |
JACリクルートメント![]() |
リクルートダイレクトスカウト![]() |
ビズリーチ![]() |
ジャスネットキャリア![]() |
マスメディアン![]() |
クリーデンス![]() |
MS Agent![]() |
エンワールド![]() |
ロバート・ウォルターズ![]() |
メイテックネクスト![]() |
レバウェル介護![]() |
かいご畑![]() |
メリット |
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公開求人数 | 約1.7万件 | 約2.0万件 | 約7.9万件 | 約1.2万件 | 約55万件 | 約9.5万件 | 約3,400件 | 約3,900件 | 約1,300件 | 約9,000件 | 約1,000件 | 約2,100件 | 約1.3万件 | 約5.5万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2023年9月時点のものです。
特化型の転職エージェントは、「実務経験者向け」のものが多いです。職務経歴を丁寧にまとめておくと、より精度の高いサポートを受けやすくなります。
まとめ)20代後半の転職はビジョン・戦略に基づく活動で同世代に差をつけよう!
20代後半は転職を意識する人が増えるタイミングです。
企業としても需要の高い年齢層であることに加え、昨今の人材不足や売り手市場の風潮も相まって、こだわらなければ比較的容易に転職できる年代とも言えます。
転職しやすい年代だからこそ、目の前のことだけでなく先々のキャリアプランを見据え、ビジョンを戦略を立てた上で転職活動を展開することが重要です。
ビジョンとキャリアに基づく転職活動により、同じ世代の転職希望者に差をつけていきましょう。