40代ITエンジニア転職のメリット・デメリットと転職成功のためのポイント3つ
[最終更新日]2023/09/18

40代のITエンジニアの方で、「転職しようか、どうしようか…」と考えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここ何年かの転職市場の動きとして、転職可能な年齢層の幅が広がっていることが挙げられます。かつては35歳限界説が囁かれたITエンジニアですが、最近では30代後半や40代にも転職のチャンスは広がりつつあります。
また、別会社・別業種へ転職する他に「第三の選択肢」としてのフリーランスに転職など、働き方の変化にも注目しておくべきでしょう。
目次
1)40代ITエンジニア転職のメリット・デメリット
40代にも転職のチャンスが広がっているのは事実ですが、ここにはメリット面とデメリット面の両方の側面があります。
「最近は40代でも転職できるらしい」と安易に考えず、今の自分の状況であればメリット面が追い風になりそうなのか、デメリット面が逆風になりそうなのか、よく見極めた上で動く必要があります。
メリット面で、知っておきたいこと

まずは、40代ITエンジニアが転職する場合のメリット面を知っておきましょう。40代は転職市場においてはミドル層と言われ、積み重ねてきた知識や経験を活かした即戦力として迎えられることが多いと言えます。
よって、40代の転職者にとって次のことは追い風となります。
40代ITエンジニア転職のメリット面
ITエンジニア市場は慢性的な人手不足
年代に限らず、近年ではIT業界全体として、人材不足が問題視されています。
その背景には様々な原因があります。
年収や労働時間などの要因から人の出入りが激しい業界であることや、技術の変化が速いため、安定したスキルが身につけづらいことなどが挙げられます。
実際に、IT企業への調査を実施したところ、「IT人材の量や質への不足感」は、ここ3年で最も高い数値となっています。

参考:「IT人材」不足の真相
このような人材不足の現状を打開するためには、一定以上のスキルを持ったエンジニアの採用にあります。
そのため、年齢に関わらず「即戦力」となる人材を企業が求める傾向にあり、40代ITエンジニアでも十分に転職を目指せる時代となったのです。
反対に、求人内容の「必須スキル」に達していない状態で応募をしたとしても、必然的に厳しい転職活動を強いられることが予想されます。
したがって「応募条件を満たすようなスキルの習得を試み」たり、「現時点でのスキルで応募可能な企業に絞る」など、臨機応変な転職活動が肝要となります。
40代ITエンジニアの求人数は若手と比べて少ないものの、競争率は低い
40代に入ると、職場においても中堅社員からベテランの域に入り始め、役職に就くなど組織の中でのポジションが固まっていきます。あえて新天地へと移るよりも、慣れ親しんだ環境で堅実に働いていったほうがよさそうだ、と判断する人が少なくないのも無理はありません。
40代のITエンジニアを募集対象とした求人は、20代などの若手を対象とした求人と比べると決して多くありません。しかし、そもそも40代で積極的に転職したいと考える人の割合が少なくなっていくため、相対的に競争率は低くなりやすい傾向があります。
つまり、40代ITエンジニアはライバルが少なく、企業が求める人材ニーズとマッチしていれば「通りやすい」こともあるのです。
マネジメントスキルはあればなお良し。ただし、無くても転職はできる
40代のITエンジニアに企業が期待しているのは、エンジニアとしての個人的な力量だけではありません。チームを牽引したり、部下を育成したりといったマネジメントスキルを発揮してくれることを期待しているのです。
よって、前職まででマネージャーを経験している人は転職時に有利に働く可能性が高くなります。
では、マネジメントの経験がなければ転職は不可能か?というと、必ずしもそうとは限りません。マネジメントの経験がなくても、面接での話しぶりからその資質があると見てもらえたり、スペシャリストとしてのスキルを高く評価してもらえたりすることは十分に考えられるからです。
具体的には、「ITエンジニアとして培った専門スキルが求人企業のニーズにマッチしているか」、そのほか「柔軟性・協調性をはじめとする、組織中核で活躍するためのポータブルスキル」が求められることが多いです。
こうした適性や資質によって、選ぶべき求人や面接でのアピールも変わってくるはずですので、自身の強みをきちんと把握しておくことが大切です。
デメリット面で、知っておきたいこと

メリット面以上にしっかりと理解しておきたいのが、40代ITエンジニアが転職するにあたって直面するデメリットの側面です。
この部分を理解しておかないと、仮に転職できたとしても、転職先でうまくいかなかったり、その後のキャリアプランを見誤ってしまったりするリスクがあります。
40代ITエンジニア転職のデメリット
転職活動期間は長期化しやすい(「急ぎの転職」は向かない)
先にも触れましたが、40代以降向けの求人は20代・30代のものと比べてグンと少なくなる傾向にあります。
参考:ミドル世代(40代向け)求人の発生イメージ

上の図は、20代・30代の若手社会人向け求人数と、40代以降を中心としたミドル世代向け求人数の推移を示したイメージです。
若手社会人向けの求人はコンスタントに一定数が確保されているのに対して、ミドル世代向けの求人はピンポイントで発生することが多く、「ないときはほぼない」ことも少なくないのです。
一方、この状況に対して「中長期的な活動」に踏み切れる40代ITエンジニアはより転職成功しやすいといいます。
以下は、ITエンジニアへの転職支援を行っているキャリアアドバイザーの方がお話されていた「ミドル世代以降で、転職失敗する人・転職成功する人に見られる傾向」をまとめたものです。
転職失敗する人に多い傾向 | 「とにかく、早く転職しよう」という状況または心境から転職を行う。 |
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転職成功する人に多い傾向 | 先に転職エージェントに登録し、時間をかけて情報収集。 「良い求人があったら動く」スタイル。 |
「じっくり時間をかけての情報収集と準備」が、ミドル世代以降の転職成功の前提条件になっていることが、上記表からうかがわれます。
「とにかく、早く転職しよう」という人がなぜ失敗しやすいのかというと、「まあ、この会社でもいいだろう」といった妥協に繋がり、結果としてミスマッチ転職を起こしやすくなるからです。
40代ITエンジニアの方が、自らの希望に妥協せず転職成功を叶える為に、こうした「中長期的な活動」を許容できるかが一つのポイントになるでしょう。
「新しいチャレンジをしたい」がメインの動機の転職は、大抵失敗する
40代のITエンジニアは、20代30代のITエンジニアと比べ「若さ」というカードを持てないハンデがあります。
そのため「ポテンシャル採用」などのチャンスも少なくなり、スキルや経験といった部分で勝負を挑むことが求められます。
また、採用企業が警戒するのは「新しいチャレンジをしたい」と考えているミドル世代の転職者です。
「新しいチャレンジ」とは聞こえは良いですが、それが「これまで経験してこなかったことを、やっていきたい」ということだとしたら、現在はその分野での経験が不足していることにもなるからです。
企業が40代のITエンジニアに対して期待することは、「これまで培った知識・スキルを活かしてくれること」、そして「企業自体への理解と共感」です。
つまり、「新しいチャレンジがしたいんです」という意気込みは、ふとすると企業側からは「こちらの求めていることよりも、自分のやりたいことを優先している」と捉えられてしまうこともあるのです。
いくつになってもチャレンジ精神は持つべきですが、そのチャレンジが大きければ大きいほど、入念なリスクヘッジが求められます。
これまでの経験と重なる「自身の活躍できる領域」を意識しつつ、「軸を少しずらしてチャレンジしていく」という気持ちで臨んだ方が、転職を成功させやすいでしょう。
転職後すぐに部下やチームを持つことも
40代ITエンジニアにマネジメント能力を期待する企業が多いのは前に述べた通りですが、その場合、転職後に間髪を入れず部下を持つことになったり、チームのトップに立ったりすることもあり得ます。
転職したての時期はその職場のことを何も知らないも同然ですので、コミュニケーションを通じて周囲の社員から情報を引き出し、状況を把握していくことで精一杯になることも多いでしょう。
もちろん、このことはエンジニアに限ったことではありません。
ミドル世代の転職におけるいちばん大きな課題は、こうした「入社後の、周囲の人からの高い期待に応えていくこと」です。
企業が求める人材要件(知識、スキル、経験)に適っていたとしても、それだけで適うほど現実は甘くないでしょう。
「その会社が現在どんな事業に注力しているか」であったり、「どの点に強みがあり、どの点に課題があるのか」、そのほか「そこで働く人たちは、どこに価値の重みを置いているか」などを事前にしっかり調べておき、その会社で働く自身のイメージを培っていくことが非常に大切です。
2)40代ITエンジニアが転職成功するために意識したいポイント4つ
40代ITエンジニアが転職するにあたって、メリット面とデメリット面があることを理解し、その上でやはり転職したいという思いがあるのなら、具体的な準備へと移っていきましょう。
すでに有力な人脈や伝手がある場合を除いて、転職エージェントを活用することを強くおすすめしますが、全てを転職エージェント任せではうまくいきません。
次の4つの点について、しっかり準備をしておくことをおすすめします。
40代ITエンジニアが転職成功するために取り組むべきこと
これから先5年後、10年後までのキャリアプランを描く

40代ITエンジニアが転職する際は、「これから先、自分はこの分野でキャリアを築いていこう」というキャリアプランを描くこと、そしてそのための「軸」を持っておくことが一層大切になります。
キャリアの軸の持ち方は、特に以下2つの観点を意識しておくと良いでしょう。
- ①スペシャリストとして活躍するか、ゼネラリストとして活躍するか
- ②業界・産業分野の軸
①スペシャリストとして活躍するか、ゼネラリストとして活躍するか
スペシャリストは「これから先も変わらず、エンジニアリングとしての知識・技術の高みを目指していく」という働き方です。
一方のゼネラリストは、同様に知識・技術のアップデートを行いつつもマネジメントや人材育成などのチーム・組織活動にも踏み込んでいく働き方と言えるでしょう。

ITエンジニア職の人はスペシャリスト志向の人が多いですが、40代以降はゼネラリスト志向になる人も多くなります。
スペシャリストとして第一線を走り続けることに難しさを感じての場合もありますし、長い社会人経験で幅広く得られた知識・スキルを活用する、より経営サイドでの仕事を目指すという目的の場合もあります。
大切なことは「10年先も変わらず高い意識を持って継続できる働き方は、スペシャリスト・ゼネラリストのどちらか」を定めとおくことです。
採用する企業においても、スペシャリストを求める企業、ゼネラリストを求める企業とそれぞれがあります。
まずは自分が望む働き方をイメージして、その後、その働き方で活躍できる企業を探していく、という流れが望ましいでしょう。
②業界・産業分野の軸
40代以降のエンジニアに対して、多くの企業が求めるのが「関わる業界・産業に関する知識と理解」です。
この傾向が顕著に顕れるのは、いわゆる「事業会社」でしょう。
その企業が扱う事業分野において深い知見を持っていれば、適切な共通理解、課題解決を実現しやすくなります。
私の知り合いで、とある外資系保険会社の社内SEに転職した際に「保険営業に関わる資格の取得を要求されて、勉強が大変だった…」と話してくれた人がいました。
つまり、業務において社員からの相談の際に専門的な用語が出た際に、それらを「共通言語」として扱えないと業務に支障が生じてしまうということでしょう。
事業会社ではないシステム会社においても、保有する案件は特定の業界・産業分野に寄っているケースが多いです。
これまでのキャリアの棚卸を行って「自分が得意な業界・産業はどの分野か」を意識・把握しておくと、キャリアプランをより明確に描きやすくなり、目指す企業・職場も選定しやすくなります。
応募先の企業については、入念な調査と準備を

企業の求人に応募するにあたっては、応募先の企業についてよく調べておく必要があります。主力商品・サービスはもちろんのこと、代表者の考えや企業理念から、求められている人材像が分かってくることがあります。
また、面接のためだけでなく、入社後の働き方をイメージする上でも、人材育成に対する考え方や就労環境といった点から、社員を大切にしているかどうかが見えてくることがあります。
同年代のエンジニアが在籍し、活躍しているかどうかも重要な点です。会社組織そのものがまだ新しければ、若い年齢層のエンジニアが多くなるのも致し方ないかもしれませんが、40代後半や50代に入ってからも努力次第で働き続けられる環境になっているかどうかは、ぜひ知っておきたいところでしょう。
反対に、極端に若い年齢層のエンジニアで構成されている企業の場合、中堅以上の経験豊富な社員を迎え入れたいと考えている場合もあります。このように、応募先の企業を調査することで、どのような準備をして臨めばいいのか見えてくることが多々あるのです。
企業研究を行う際に、特にチェックしておきたいポイント
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイトなど |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票など |
企業研究のポイントは、「その会社で働く自分」のイメージを明確に持てるようになることです。
それにより、ミスマッチのない「満足いく職場への転職」を実現しやすくなるでしょう。
また、企業研究は転職エージェントから情報収集するのも有効です。自身で確認していくことへの難しさを感じる方は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
「職務経歴書ではスキル面、面接のときは情緒面」にフォーカスしてPRする

企業はミドル世代以降の転職者に対して、職務経歴書では「知識・スキル・実績」を注視し、面接では「人柄・情緒面」を注視する傾向にあります。
そのため、40代ITエンジニアの方が転職する際は、自身の知識・スキルを職務経歴書でしっかりPRしておくべきでしょう。
ただし、単なる「やったことアピール」であったり、「これまでの経歴や保有スキルを羅列しただけの、冗長な職務経歴書」は企業から好まれません。
ポイントは、その企業が欲しがっている人材像をイメージし、その部分の知識・スキルにフォーカスしてPRするのです。
例えばプログラマーの場合でしたら、応募企業が実際取り入れている言語や開発体制を知ったうえで「その分野でしたら自分はこういう経験をしてきていて、こういうことができますよ」が伝わる記載にするということです。
そして、面接の場においては、面接担当から「この人とだったら、社員ともうまくやっていけそうだな」と感じさせることを意識すると良いでしょう。
ポイントは、企業に対する理解と共感、そして新しい環境に適合していくための協調性や柔軟性を見せていくことです。
このように職務経歴書と面接のそれぞれでPRすべき点を明確にしておくことによって、選考通過の確度を大きく高められるはずです。
ITエンジニアの支援実績の豊富な転職エージェントを利用する

40代エンジニアの転職成功の可能性をより高めていくためには、IT業界の支援実績が豊富な転職エージェントの活用もおすすめします。
IT業界に特化した転職エージェントであれば、求人の紹介はもちろん、最新の業界情報や「自身の市場価値」についても的確なアドバイスをもらえます。
また、キャリアアドバイザーを通じてのみ紹介が可能な「非公開」の案件もありますので、転職エージェントを使う/使わないによって、選択肢の数も大きく変わってくることでしょう。
現在、IT業界に特化した転職エージェントは多く、各サービスにそれぞれ特徴があります。
自身に合ったサービスを見極めるうえでも転職エージェントには2~3社登録しておき、使い勝手のいいサービスをメインに転職活動を進めていくことをおすすめします。
次の章では、代表的なIT業界向け転職エージェントをご紹介します。
3)40代ITエンジニアにおすすめの転職エージェント
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援を行うエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTを利用した人の転職後定着率は97.5%(※公式サイトより)。
40代の転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。
マイナビIT AGENTの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.6万件(2023年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL |
リクルートエージェント
ITエンジニア求人数は国内No1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2023年7月のITエンジニア向け公開求人数は約10万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
40代のエンジニア転職では、応募企業への入念な企業研究が欠かせません。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにITエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ITエンジニアの公開求人数 | 約10万件(2023年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つ担当エージェントからサポートを受けられます。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの方は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.9万件(2023年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM、ITコンサルタント |
Geekly(ギークリー)
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
また、サポートの際は細分化された職種別に担当が付きますので、目指す領域のトレンドや転職事例を知りつつの活動ができるでしょう。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は81%といいます(※2023年7月 公式サイトより)。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
Geekly(ギークリー)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
公開求人数 | 約2.0万件(2023年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) |
ビズリーチ
転職後の平均年収840万円!ITエンジニアに対して企業からのスカウトが非常に多い転職サイトです。
ビズリーチは主にハイキャリア人材を対象とした転職サービスです。
一般的にハイキャリア転職サービスは求人数が少なくなりがちですが、ビズリーチは近年求人数が増えており、首都圏はもちろんのこと地方での転職においても非常に豊富な求人を確認できます。
紹介される会社は大企業だけでなく、中小の優良企業の求人も扱っています。
また、独自に「BizReach創業者ファンド」を創設するなど、スタートアップ企業の支援も積極的に行っていることから、スタートアップ企業やベンチャー企業への転職支援にも強いのが特徴です。
ビズリーチの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ITエンジニア公開求人数 | 約2.5万件(2023年7月現在) |
とくに多い職種 | 経営(経営者・CxO・事業推進など)|管理(経理・財務・税務・IRなど)|マーケティング|営業|コンサルタント|専門職(公認会計士・税理士・弁護士など)|IT技術職(SE・その他ITエンジニア)|ゲーム|電気・電子|半導体|機械|化学|金融|研究・臨床開発・治験|建築・土木など |
ビズリーチで企業からのスカウトを多く得るためには、レジュメ(職歴書)の品質を上げること!どのような自己PRが企業からの目にとまりやすいかをじっくり考えて、取り組んでみましょう。
4)「フリーランスに転身」という選択肢はアリ?
ITエンジニアには、「フリーランスに転身する」という第三の選択肢も存在します。
ただし、フリーランスで働く上で、向き不向きがあることは十分に理解しておく必要があります。次のようなことは必ず把握した上で、自分はフリーランスに向いているのかどうか、よく検討してみる必要があります。
ITエンジニアのフリーランス転身は、メリット・デメリット両方ある
フリーランスのメリット

- スキル次第で高収入を目指せる
- 自身のやりたいプロジェクトに参画できる
- 働く場所や時間に縛られない
フリーランスとして働くことに大きなメリットがあるのはたしかです。技術力と営業力を兼ね備えたエンジニアであれば、収入は青天井となることもあり得ます。
会社員時代には想像もできなかった収入を手にしている人も存在します。また、どのような仕事をするのかは自分次第ですので、会社の決定事項だからと言って嫌々仕事をする必要がなくなります。
働く場所や時間を制限されないのも大きな魅力でしょう。
フリーランスのデメリット

- 案件を獲得し続けられるとは限らない
- 社会的な信用はまだ浅い
- 自身で確定申告を行う必要がある
反面、デメリットも多々あります。会社員のような定期収入がありませんので、仕事が途絶えれば収入も断たれてしまいます。
世の中はまだまだ会社員として働く人が多勢を占めていますので、社会的信用の面でフリーランスが不利になりやすいのも事実です。会社員時代には経理や総務が代行してくれていた経費や税金、売上の管理を全て自分でやらなくてはなりません。
会社員であれば研修を社費で受講できたり資格手当が支給されたりすることもありますが、フリーランスにはそういった教育環境がありません。こうした点は、フリーランスになるにあたって覚悟しておくべきデメリットでしょう。
ITエンジニアのフリーランスに向いている人、向いていない人
フリーランスに向いているかどうかは、たとえば次の3つの質問でチェックできます。

自分を律するのが得意 or 不得意
フリーランスになると、会社員のように出勤時刻や休憩時間が決められていません。自分で自由に決められるだけに、自分を律してやるべきことをこなせる人でなければ仕事が進まなくなってしまいます。
向上心は強い or 強くない
会社員のときのように、スキルを向上せざるを得ない状況が作りにくくなります。仕事を無茶ぶりしてくる上司はいなくなり、無理な納期を要求してくるクライアントの仕事は自分の判断で断れるようになるからです。
会社員時代にプレッシャーを感じながらやっていた仕事の中には、強制的にスキルを向上させるのに役立っていたこともあるかもしれないのです。
外交的で人間関係を広げるのが得意 or 得意でない
フリーランスは決まった取引先と同じような仕事をしている限り、仕事の幅が広がっていきません。自ら動いて営業し、人間関係を広げる努力をしなければ、仕事を広げていくことが難しくなるのです。
会社員であれば、企業名という看板で仕事が入ってきたり、重要な商談がまとまったりすることがありますが、フリーランスには自分という看板しかありません。外交的で、人間関係を自分から広げることが得意な人でないと、仕事を長年続けるのは難しくなっていきます。
フリーランスエージェントの利用もおすすめ
2023年現在、フリーランスエンジニアは売り手市場のため、フリーランス案件の紹介を行うエージェントサービスも豊富にあります。
自身に合った案件を獲得するためには、フリーランスエージェントの以下の点に注目してみると良いでしょう。
- 案件の種類の豊富さ
- 対応エリアの広さ
- 福利厚生の内容
- 中間マージン率
転職エージェントと同様、フリーランスエージェントも複数併用してみて、自身に合ったサービスを見極めていくのがおすすめです。
おすすめのフリーランスエージェント
サービス名 | 特徴 |
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![]() レバテックフリーランス |
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![]() Midworks |
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![]() ギークスジョブ |
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![]() フォスターフリーランス |
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![]() PE-BANK |
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まとめ)40代ITエンジニアは今の職場に残ることも含めて、あらゆる可能性の摸索を
40代ITエンジニアの転職は厳しい面もありますが、「決まるときはすんなり決まる」というケースが多い傾向があります。自分の経験やスキルを求めていた企業にちょうど出会えた、といった偶然に恵まれることもありますので、転職活動を進めること自体は大きなメリットがあります。
ただし、なかなか決まらないようであれば、転職活動が長引くことも覚悟しておく必要があります。場合によっては現職の会社に残ることも選択肢に入れるなど、あらゆる可能性を摸索して今後のキャリアプランを考えるようにしましょう。