20代女性の「転職で年収アップしたい・月給を上げたい」を適えるために意識したいポイント3点
[最終更新日]2023/03/17

転職成功の条件の中に、「年収アップ」という項目が入っている人は少なくないかもしれません。
特に20代女性であれば、結婚や育児といったライフステージを見据えて、少しでも多くお金を稼ぎたいという思いもあるのではないでしょうか。
一方で、年収アップを実現するためには、必ずしも給与をアップさせる必要はないことをご存知でしょうか。
目次
地域によって、年収の格差が大きいことを把握する
転勤を経験したことがある人はピンとくるかもしれませんが、実は年収というのは日本国内で同じ水準ではないのです。同じ会社でも、首都圏にある本社と地方にある支局では給与水準に差がある場合が見られます。
一見すると不公平にも思えますが、なぜこのような差をつけているのでしょうか。その理由について見ていきましょう。
都心と地方とで、年収差はこんなに違う!

都心部と地方とでは年収に差があると聞いても、いまいちイメージしづらいかもしれません。そこで、具体的に各地方の平均年収を挙げてみます。
【各地方の平均年収】
地域 | 関東地方 | 東海地方 | 中国・四国地方 | 関西地方 | 北信越地方 | 北海道・東北地方 | 九州・沖縄地方 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年収 | 440万円 | 406万円 | 386万円 | 395万円 | 385万円 | 377万円 | 372万円 |
参照元:doda「平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」(参照時:2019年3月)
このように挙げてみると、最も高い地方と最も低い地方とでは、年収にして60万円以上の差がついていることになり、単純に月収で割った場合、月5万円の差があることが分かります。月収が5万円変わるとなると、それなりに生活への影響も大きいように思えます。
ところが、各地方でかかる生活コストは一律ではありません。特に大きいのは住宅費用で、都市部と地方では地価に開きがあることから、たとえば賃貸住宅に住む場合も、月の家賃は数万円単位の違いがあることはめずらしくありません。
収入が少なかったとしても、出ていくお金も少ないのであれば、可処分所得としては変わらないことになるのです。
住む地域によって、生活費も変わる。まずは、「どれだけ年収があれば良いか」を考えよう

転職サイトやメディアで紹介されている「平均年収」では、たいてい全国平均の数値が使われています。しかし、前で見てきたように住む地域によって生活コストが異なる分、年収もそれに合わせて増減するのです。つまり、どのぐらい年収があればよいかは、住む地域や希望するライフスタイルによって大きく変わるわけです。
転職サイトなどで、よく適性年収をWeb診断できるサービスを見かけますが、「年収が低め」「もっと高い年収を狙えます」といった結果が出たとしても、その基準が全国平均なのか首都圏なのかよく確認する必要があります。
単純に「年収が低いようだから、転職すればもっと上げられる」と考えるは危険ですし、年収という仕事のひとつの側面からキャリアを決めてしまうのもよくありません。
今現在のことだけでなく、3年後、5年後のライフスタイルや働き方を見据え、中長期的なキャリアプランを立てた上で、その中の要素の1つとして年収という条件がある、といった認識を持っておくことが重要なのです。
あわせて読みたい
-
- 20代の転職で年収を上げるには?年収アップ成功のポイント・注意点
- 20代で転職を検討している人の中には、転職したい一番の理由が「年収アップのため」という人も多いことでしょう。20代から年収アップの転職を実現する為の実現するためのポイント・注意点を紹介します。...
20代女性の年収アップのための視点#1「働く場所」で考える

転職による年収アップを考える上で重要な条件の1つに「働く場所」があります。今現在、都市部で働いていて同じ都市部で転職するのか、都市部から地方へUターンやIターン転職するのか、によって「年収アップ」の意味合が大きく変わってくるからです。
ここでは、都市部で働く場合と地方で働く場合の2パターンについて考えてみましょう。
現在都市部で働いている、もしくはこれから都市部で働こうとしている場合は──

転職先を都市部で検討している人は、転職による年収アップは比較的実現しやすいかもしれません。それだけに、年収アップ「だけ」にフォーカスした転職活動にならないよう注意が必要です。
転職初年度の年収をどのように決めるかは、企業によって考え方が異なります。今現在持っているスキルから初年度年収を算出する場合もあれば、単純に入社時の年齢で考える場合もあります。
さらには、入社後に活躍し、昇給していくことを織り込んで初年度年収を決めることもあるのです。よって、初年度年収「だけ」にフォーカスしてしまうと、その企業で働き続けていく中で得られる収入を見誤る可能性があるのです。
とくに20代の転職者の場合、これからの「伸びしろ」に期待を寄せる企業が少なくないはずです。初年度の年収が今現在とあまり変わらないとしても、今後の昇給幅や期待されている能力によっては、報酬を大きく伸ばすことができるかもしれないのです。
年収アップを目的としているからこそ、目先の年収アップに固執しないことが重要です。
現在地方で働いている、もしくはこれから地方にUターン転職しようとしている場合は──

地方で転職しようとしているのであれば、入社初年度の年収条件、昇給の見込み、企業間の待遇格差など、都市部と比べて厳しい状況であることを、ある程度は覚悟しておく必要があります。都市部から地方へUターン転職した人の多くが、前職よりも年収が下がったと実感しています。
ただし、前に述べた通り地方と都市部の年収は単純に比較することができません。年収で言えば都市部の企業のほうが恵まれているように見えても、その分生活コストがかさんでいれば可処分所得が少なくなります。
反対に、地方へ転職して年収がダウンしたように見えたとしても、諸々の生活コストが割安になれば、体感的には都市部とあまり変わらない暮らしができるかもしれないのです。
どうしても年収ダウンが気になるようであれば、ダブルワークや副業も視野に入れて転職活動を進めるといいでしょう。
最近では副業可の方針に切り替える企業も増えていますし、自分のキャリアの幅を広げるためにも有効ですので、副業やダブルワークは選択肢の1つとしておすすめです。
あわせて読みたい
-
- Uターン転職のメリット・デメリットは?「地方で働きたい!」人の失敗しない4つの準備
- ここ数年において、地方へのUターン、Iターン転職を希望される方の数は増加傾向にあります。この記事では、そんな地方転職、Uターン、Iターン転職について、メリット・デメリット、注意すべき点をお伝えしていきます!...
また、地方での転職活動の際は、その地域に強い転職サービス(転職エージェント)を活用した方がよいでしょう。その地域企業との繋がりの強いアドバイザーから、適切な求人提案を受けやすいです。
各都道府県のおすすめ転職エージェント
地域区分 | 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事 |
---|---|
北海道・東北地方 | 北海道、青森、秋田、宮城、岩手、山形、福島 |
関東地方 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 |
中部地方 | 新潟、長野、富山、山梨、静岡、岐阜、愛知、石川、福井 |
関西地方 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、三重、奈良、和歌山 |
中国地方 | 鳥取、岡山、広島、島根、山口 |
四国地方 | 香川、徳島、愛媛、高知 |
九州地方 | 福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
20代女性の年収アップのための視点#2「ライフスタイル」で考える

20代の女性が転職する際に重要になることとして、20代から30代にかけてのライフスタイルがあります。どのようなライフスタイルを望むかは個人の考え方によって異なりますので、自分は向こう5年間、何を優先して働いていきたいのか、よく考えておく必要があります。
仕事もライフイベントも、どちらも充実させたいのはやまやまですが、何に重きを置くかによって転職活動の方向性が変わることは理解しておいたほうが得策です。
「ここ5年間は、正社員として働いてキャリアアップしたい」と考えている場合は──

20代はのちのちのキャリアにおいて重要な時期にあたることは間違いありません。30代、40代のキャリアの基盤は20代にあると言う人もいるぐらい、ビジネスパーソンとしての基礎を固めておく時期として、20代は軽視できない時期なのです。
そこで、向こう5年間ほどは正社員としてバリバリ働き、キャリアアップできるところまでしておきたい、と考える人は、次のような特徴の仕事を探すといいでしょう。
- リーダーや店長など、責任ある立場を20代で任せてもらえる仕事
- 営業や販売など、成果が数字となって明確に表れる仕事
- 専門性が高く、身につけたスキルや知識に希少価値がある仕事
- 業績が良い会社や伸び盛りの業界
なぜこのような環境に身を置いたほうがいいかというと、限られた期間内で最大の成果をあげておきたいからです。20代のうちに一定以上の成果を出してきた人は、30代以降の人材価値が高まり転職するのが難しくなくなる傾向があります。
のちのちの選択肢を広げておく意味でも、20代の5年間を「結果」にこだわって過ごすのは意味のあることと言えるでしょう。
また、その際はこれからの働き方について「キャリアプラン」を検討しておくことをおすすめします。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、迷いのない判断をしやすくなります。
あわせて読みたい
-
- キャリアプランはどうやって立てる?プランの立て方とキャリア計画の考え方を紹介(テンプレート・見本付き)
- 転職活動で「キャリアプランを立てましょう」と言われて、実際にどう作るべきか悩んでいる人も多いでしょう。この記事では、具体的なキャリアプランの立て方と、そのメリット、作成時の注意点について説明します。...
「数年後もしくは直近のライフイベント(結婚や出産)にも備えたい」と考えている場合は──

近々結婚を考えている人や、20代のうちに出産したいと考えている人は、キャリアを重ねつつライフイベントに備えるという考え方をしたほうがいいかもしれません。
どちらも全力で取り組みたい!という熱意を持つのは重要なことですが、保育園の空き状況や職場の時短勤務制度など、仕事の能力以外のところで折り合いをつけなくてはならないことが多々出てくるのも事実なのです。
あまり無理をして体を壊すようなことがあっては元も子もありませんので、無理のない計画をあらかじめ立てておくことが大切です。
こうした目的意識にもとづいて、あえて正社員から派遣社員に切り替えるという選択肢をするのも1つの手です。派遣社員は勤務時間の希望を通しやすかったり、残業や出張といった仕事を担当する必要がなかったりと、働き方の融通を利かせやすいメリットがあります。
ライフイベントに備えつつ、実務経験を積んでキャリアを維持しておきたいのであれば、正社員への転職だけにこだわらず、幅広い選択肢を用意しておくのもいいかもしれません。
また、その際はこれから先の生活をどうしていきたいかという「ライフプラン」についてもイメージを持っておくと良いと思います。
参考:ライフプランとは
ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。
具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。
上記図の例では、ライフプランの目標として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを貯蓄でまかなうとしたら毎月24万円の積立が必要となることが分かります。
(※ すでに貯蓄がある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)
ライフプランを立てることによって、「早めの貯蓄が必要になりそうだ」という気づきがあるかもしれません。
または、「転職時の給与条件として、これくらいは欲しい」という新たな希望条件が出ることもあるでしょう。
パートナーや家族のいる方は、転職の際にこれからのライフプランについてパートナー・ご家族の方と話し合うことをおすすめします。
ライフプランを交えての転職活動はパートナー・ご家族の方にとも共有する「共通目標」となり、活動を応援してもらいやすくなるでしょう。
あわせて読みたい
-
- ライフプランはどうやって立てる?作り方(見本・テンプレ)とプラン実現のポイント
- ライフプランを作成することで人生のさまざまなライフイベントにかかるお金を把握でき、何年後までにいくらの金額を準備しておけば良いかのイメージを持つことができます。この記事では、誰でも気軽に取り組めるライフプランの簡単な作り方について解説します。...
あわせて読みたい
-
- 女性の働き方|結婚後も「正社員」が良い?メリットとデメリット
- 結婚後も正社員を続けるべきかどうか悩んでいる女性もいると思います。正社員のメリットとデメリットについて、そして正社員転職を成功させるためのポイントについて解説します!...
20代女性の年収アップのための視点#3「自分らしさ」で考える

転職して年収が上がるというのは良いことのように聞こえますが、実はそのために我慢しなくてはならないことが増えたり、お金とは単純に比較できないものを犠牲にしなくてはならなかったりと、新たなリスクが出てくることがあります。
年収がアップすることによって、どういったメリット・デメリットがあるのかを少し視野を広げて考えてみることも大切です。
「年収アップしたら、どんな良いことがあるか」「また、その為に我慢することは何か」で考える

年収が上がることで、仕事の面以外にもどのような良い点があるか考えてみましょう。通勤時間が長いと感じている人は、職場の近くに引っ越して通勤時間を短縮できるかもしれません。
収入に余裕ができると身だしなみにお金をかけることもできますので、欲しかったものが買えたり、今まで手が届かなかったものが手に入ったりすることもあるでしょう。
反対に、年収を上げることで我慢しなくてはならないことも出てくるかもしれません。仕事の責任が重くなることで、常にプレッシャーと闘わなくてはならないことも考えられます。
残業が増えたり、休日が減ったりといったように、プライベートの時間を仕事に回す必要がある場面が増える可能性もあります。
こうしたことを天秤にかけたとき、「それでも20代のうちに年収を上げておきたい」と思えるか、あるいは「年収アップのためにそこまでしたくない」と思うか、人によって考え方は異なるはずです。
自分らしい働き方やライフスタイルとは何か?を考え、それが大きく崩れることがないかどうかを確認しておきましょう。
あわせて読みたい
-
- ワークライフバランスを保ちたい女性が転職を成功させるための3つの方法
- この記事では女性が「ワークライフバランス」を保ちながら働く上でのポイントを紹介します。ワークライフバランスが重視される昨今においても、子育てなど家庭の事情から休職期間が長くなってしまうと、職場復帰が難しくなる現状があります。それでは女性にとってのワークライフバランスとはどういうものなのか、この記事で一緒に考えてみましょう。...
10年後、20年後、30年後の自分をイメージしてみる

転職によるキャリアアップの1つに年収アップという要素があることは間違いありませんが、年収アップだけが今後のキャリアにとって有益なわけではありません。人が働いていく上で重要なのは、承認欲求が満たされることと言われています。
給与が上がるのは承認されることの1つではありますが、承認欲求が満たされるのは一時的で、長続きしないとも言われています。つまり、年収が上がったことをずっとモチベーションの源泉にし続けるのは難しいのです。
年収アップが転職の目的でもいいのですが、同時に10年、20年、30年というスパンでキャリアの見通しを立て、「自分はこうやって働いていきたい」というビジョンから逆算した結果、転職という選択肢が出てきたのでなければ、今は転職すべきタイミングではないのかもしれません。
目先の年収アップだけを目的に転職するのはリスクが高いと言えます。先々のキャリアプランをよく考え、年収という「点」ではなく、働き方やライフスタイルという「線」でキャリアをイメージできているか、セルフチェックしておくといいでしょう。
補足:キャリアプランとキャリビジョンについて
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを建てるということです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表

キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) |
キャリアプラン (そのためにやるべきこと) |
|
---|---|---|
1年後 |
|
|
5年後 |
|
|
10年後 |
|
|
「キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
あわせて読みたい
-
- キャリアの棚卸しは簡単にできる!具体的なやり方・例とフォーマット(テンプレ)
- 転職やキャリアプランの策定時に行う「キャリアの棚卸し」について、具体的なやりかた・例とフォーマット(テンプレ)、併せておすすめのサポートサービスについてついて紹介します。現在、就職・転職活動を考えている方をはじめ、「自分を見つめなおしたい」という方にも参考になると思います。...
年収アップを望む20代女性におすすめの転職エージェント
現在、国内に転職エージェントは17,000以上もあります。当然ながら、それら転職エージェントにはそれぞれ特徴があり、「どの転職エージェントも一緒」ということはありません。
そこで、「20代女性への転職支援実績の豊富な転職エージェント」について、以下6サービスをピックアップしました。
それぞれのサービスで紹介している特徴やメリットを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップし登録を検討してみてください。
type転職エージェント|東京・神奈川・埼玉・千葉で年収アップしたい人におすすめ
type転職エージェントは一都三県を中心に、既卒・第二新卒~ミドル・ハイクラス世代まで幅広く転職支援を行っており、サービス利用者のおよそ71%が内定後に年収アップを実現させています(※公式サイトより)。
サポート地域を絞っているぶん、転職者一人一人へのサポートの時間にじっくりと時間を充てており、希望条件をヒアリングしたうえでマッチ度の高い求人紹介を行っています。
type転職エージェントの活用メリットとデメリット・注意点
type転職エージェントでは、面接対策をした場合としなかった場合とでは、対策をした方がおよそ12%通過率が高くなるというデータが出ています(※公式サイトより)。
これは老舗ならではの企業とのパイプが太いことと、転職者とのヒアリングや面接対策を丁寧に行うことによって、転職者と企業とのミスマッチを防ぐことができている結果と言ってよいでしょう。
「年収アップを目指したい」という20代女性の方はもちろん、「他の転職サービスではあまり良いアドバイスがもらえなかった」という方も、type転職エージェントを試してみると良いかもしれません。
一方のtype転職エージェントのデメリット・注意点は、職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda、リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウトといった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- type転職エージェントの特徴と評判・口コミは?面談を最大限有効活用するポイント
- 「type転職エージェントのサービスってどうなんだろう?」と気になっていませんか。この記事では、type転職エージェントのサービスの特徴や利用者からの実際の評判・口コミ、面談を最大限有効活用するポイントについて解説します。...
マイナビエージェント──じっくり・丁寧なサポートを希望する20代女性におすすめ
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
また、マイナビエージェントは「女性のおしごと」という女性のための転職情報ページを開設するなど、以前から女性の転職サポートに力を入れています。
求人の検索条件に「女性の管理職活躍中」「育児中の社員在籍中」「産休・育休取得実績あり」といった人気キーワードを指定することができ、希望条件に合った求人を探しやすくなっています。
マイナビエージェントの活用メリットとデメリット・注意点
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

引用元:マイナビエージェント公式HP
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヶ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
一方のマイナビエージェントのデメリット・注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda、リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- マイナビエージェントの評判と特徴は?20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント
- マイナビエージェントのサービスの特徴と、実際の評判、メリット・デメリット、そのほか20代、30代、40代以降それぞれのおすすめの人と活用ポイント・注意点をまとめています。...
JACリクルートメント|20代でキャリアアップを目指したい方におすすめ
年収アップや管理職採用といったキャリアアップを目的として転職したいと考えている人は、JACリクルートメントに登録することをおすすめします。
JACリクルートメントはハイキャリア志向のビジネスパーソン向けの転職エージェントとして知られ、マネジメント経験や専門スキルを活かしてさらにステップアップしたい人が登録・活用する傾向があります。
外資系転職エージェントということもあり、海外勤務や外資系企業への転職にも強く、語学力を活かしたい人にも最適です。
JACリクルートメントの活用メリットとデメリット・注意点
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。

つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能となっています。
一方のJACリクルートメントのデメリット・注意点は、保有求人数が大手サービスよりも少なめである点です。
「希望している求人が思ったより多く紹介されなかった…」という場合は、求人数の豊富なリクルートエージェント、doda、パソナキャリア、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- JACリクルートメントの特徴と評判は?20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント
- JACリクルートメントの特徴と、実際の評判、20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント・注意点についてまとめました。記事を読めば、あなたが利用すべきサービスかどうかの判断を付けられるでしょう。...
リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国に16拠点あり、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとデメリット・注意点
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
一方のリクルートエージェントのデメリット・注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア、マイナビエージェント、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウトにも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
あわせて読みたい
-
- リクルートエージェントの特徴と評判は?20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント
- 「リクルートエージェントに登録しようか迷っている」「登録したけれど、上手く活用できていない」と悩んでいませんか。この記事では、リクルートエージェントのサービスの特徴・評判、メリット・デメリットを踏まえた活用法をまとめています。...
パソナキャリア──全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、女性転職者からの評判も高いです。
利用者の年収アップ率67.1%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。
パソナキャリアの活用メリットとデメリット・注意点
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
一方のパソナキャリアの注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。
doda、リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウトといった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
あわせて読みたい
-
- パソナキャリアの評判と特徴は?20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント
- パソナキャリアの特徴、メリット・デメリットについて、利用者からの評判・口コミをもとに解説しています。20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイントと注意点もまとめていますので、あなたに合うサービスかどうか、チェックしてみてください。...
doda──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
dodaの活用メリットとデメリット・注意点
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
一方のdodaのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウトといったベテラン層が厚いと評判の転職サービスがおすすめです。
あわせて読みたい
-
- dodaの評判・口コミと特徴は?20代・30代・40代以降それぞれの活用ポイント
- dodaの実際の評判・口コミと特徴、メリット・デメリット、20代・30代・40代以降それぞれdodaを有効活用するためのポイント、注意点について詳しく解説します。あなたにとってdodaが利用すべきサービスかチェックしてみてください。...
あわせて読みたい
-
- 女性におすすめ転職サイト・エージェント6選+αあなたにフィットするサービスはココ!
- 「キャリアアップが可能な職場で働きたい」「結婚・出産・育児のサポートが充実した職場で働きたい」といった、女性のキャリアをしっかりと理解し、サポートしてくれる転職サイト・転職エージェントを、各社の特長とともにご紹介いたします。...
あわせて読みたい
-
- 20代女性のおすすめ転職エージェント9選+αあなたにフィットするサービスはココ!
- 20代女性の方におすすめの転職エージェントと、あわせて転職エージェントをスムーズかつ有効に活用していくためのポイントを丁寧にご紹介していきます。ぜひご覧ください。...
年収アップが転職の目的でもOK、ただし最終目的はNG

20代のうちにキャリアアップを目指し、年収アップを実現しておきたいと考えるのは、決して悪いことではありません。むしろ、高い意欲を持って転職活動にのぞむことで、ずっと同じ職場にいたのでは見えてこなかった可能性に気づくこともあるはずです。
ただし、年収アップはあくまでも転職の目的の1つに過ぎません。年収アップが最終目的の転職にならないよう、さまざまな角度から働き方やキャリアプランを考えておくことが大切です。