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35歳の転職は難しい?キャリアプランの立て方と転職成功のポイント

[最終更新日]2024/04/21

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35歳の転職は難しい?転職成功のポイントとおすすめ転職エージェントを紹介

現在35歳、もしくはもうすぐ35歳で、「転職しようか迷っている」、「この歳で転職は難しそう」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

売り手市場と言われる世の中になり、30代半ば以降のミドル層と呼ばれる年代の転職がごく一般的なものになりつつあります。35歳で転職を検討するのは、もはや珍しくないことになりつつあるのです。

ただし、35歳というタイミングで転職するにあたっては、いくつか注意しておくべきポイントもあります。

目次

35歳の転職におすすめの転職エージェント

 
サービス名doda
doda
リクルートエージェント
リクルートエージェント
パソナキャリア
パソナキャリア
JACリクルートメント
JACリクルートメント
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
メリット
  • 豊富な求人・全職種カバー
  • 企業からのスカウトが多い
  • 求人数・支援実績 国内No1
  • 支援ツール・セミナーが充実
  • 利用者の年収アップ率67.1%
  • 全国に拠点がある
  • ハイクラス向け求人が豊富
  • キャリア相談の品質が高い
  • 実績豊富なヘッドハンター
  • 転職者がヘッドハンターを指名できる
デメリット
  • 提案の電話・メールが多い
  • 活動ペースを急かすことも
  • 転職意思の低い人は断られるケースも
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 急ぎの転職には不向き
公開求人数 24万 38万 3.5万 1.2万 26万
得意業界/職種 全業界 全業界 全業界 全業界 全業界
対象年代 全年代 全年代 全年代 全年代 全年代
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県
おすすめの人
  • 積極的な求人提案を受けたい人
  • スピーディに転職活動を進めたい人
  • 丁寧な対面サポートを受けたい人
  • じっくりキャリア相談を受けたい人
  • ヘッドハンターの支援を受けたい人
公式サイト

表内の求人数は2024年4月時点のものです。

1)35歳の転職は、比較的実現しやすい

かつては「35歳の壁」という言葉があり、35歳以上の転職は難しい傾向にありました。ですが、現在(2024年)において35歳の転職者は増加傾向にあります。

厚生労働省の2019年の調査※によると、全世代のなかで35歳~39歳の転職者が占める割合は8.9%。40歳以降になると6%前後まで下がりますので、「35歳を含む、30代までの人材を獲得したい」という意思のある企業が一定層あることが推測されます。

※参考:厚生労働省「転職入職者の状況 (1)年齢階級別

35歳の転職者に対して、企業は何を求める?

一方で、企業は35歳の転職者に対して求めるもののハードルも高くなりがちです。

人材紹介サービスの「enミドルの転職」では、112名のキャリアコンサルタントに対し「35才以上のミドル人材の転職者に対して「採用企業が求めるスキル」の上位3つを教えてください。」という質問をしました。その結果が、以下のグラフです。

※参考:enミドルの転職「2019年の転職市場予測「ミドル人材の求人動向」について

35歳以上の転職者に企業が求められがちなのは、「高いレベルでの業務遂行力(69%)」、「目標や課題を自ら設定し、解決策を考える能力(39%)」、「業界に対応できる高い専門性(39%)」、「臨機応変に物事に対応する能力(36%)」。

35歳から転職を検討する人は、応募企業においてこれらのスキルを発揮できそうか、吟味したうえでの活動が求められるでしょう。

2)35歳転職の判断軸は?「転職」が良いケースと「再検討」が良いケース

35歳の「転職」が良いケースと「再検討」が良いケース

35歳の転職者は、それぞれ経験などが違うため、転職するべきか自分でしっかり検討しなくてはなりません。

状況によっては、現在の職場でキャリアを積んだほうが良い場合もあります。
ここで「転職」が良いケースと「再検討」が良いケースについてそれぞれ紹介します。

35歳で転職した方が良いケース
  • 即戦力で活躍が見込める業界・職種がある
  • 目指すべき明確なスキルアップ・キャリアアップのプランがある
  • 現在のライフスタイルの変化を求めている
いったん再検討する方が良いケース
  • 5年後のキャリアイメージが描けていない
  • 「年収アップ」または「やりたいこと」重視の転職で、かつ知識・スキルが伴っていない

35歳で転職した方が良いケース

即戦力で活躍が見込める業界・職種がある

企業が求めている業務実績や資格、スキルを持っていると採用されやすい

目指す業界・職種において即戦力で活躍が見込める場合は、積極的に活動を進めるべきでしょう

冒頭で触れた通り、40代以降の人材に対して中途採用を控えがちになる企業は少なくありません。
とくに年収アップを見越しての転職の際は、35歳のこの時期に活動を始めた方が成功確度を高められるはずです。

目指すべき明確なスキルアップ・キャリアアップのプランがある

スキルアップ・キャリアアップが転職先で可能だという場合は転職をした方が良い

目指すべき明確なスキルアップ・キャリアアップのプランがある」場合も、前向きに転職活動を進めるべきでしょう。

人はどうしても、年齢を重ねるごとに新しいものを学んだり知識を入れ替えたり(アンラーニング)することが出来なくなりがちです。

「いつか、こういうキャリアを目指したい」という強い想いがあるのなら、それは「いつか」ではなく、「35歳の今」行動を起こすべきです。

現在のライフスタイルの変化を求めている

結婚や子育て、介護などでライフスタイルが変化すると、転職をした方が良い場合も

結婚や子育て、介護などで「現在のライフスタイルの変化が求められている」場合も、転職について検討するひとつのタイミングです。

仕事はあなたの人生をより良く、より豊かにするための手段であり、目的自体ではありません。
「ライフスタイルを変えたいけれど、今の職場では無理そうだ」と感じる場合は、転職して職場を変える選択肢を早いタイミングで持っておくことをおすすめします。

人の生活に対する満足度は、とくに「生活の楽しさ・面白さ」、「家計・資産の安定」、そして「ワークライフバランスの改善」からの影響で高まりやすいといいます(※1)。

生活満足度に影響を与える主な要素…特に影響の大きい要素は、「生活の楽しさ・面白さ」、「家計・資産」、「ワークライフバランス」、「健康状態」

また、2021年の内閣府による満足度・生活の質に関する調査では、仕事時間や通勤時間が減少した人、新たに運動を開始した人、新しく趣味や生きがいができた人に特に満足度が高まる傾向があるとまとめています(※2)。

※1・2 ともに2021年 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2021」の内容を参考

「生活の楽しさ・面白さ」のなかに仕事も含まれる人もいるでしょうが、「プライベートを整えておいて、はじめて仕事で専念できる」と考える人も多いでしょう。
その際に「今後の人生の満足度を高めるために、転職活動をする」という選択を考えることは、充分に意義があるはずです。

いったん再検討する方が良いケース

5年後のキャリアイメージが描けていない

現在の職場と転職先、それぞれ5年働いたらどうなるかもう1度考えてみる

35歳の人で「5年後のキャリアイメージが描けていない」場合は、一旦はすぐに転職しないほうが良いかもしれません。

待遇や職場環境などの不満から、漠然と「会社を変えれば良くなる」と考えていると、同じことを繰り返してしまうかもしれません。

また、5年後や10年後を考えると、現在の職場で働くほうが良いかもしれないと想い改めるケースもあるでしょう。

まずは、40代以降の働き方を見据えての、「キャリアプラン」をしっかり考えることが先決です。

「年収アップ」または「やりたいこと」重視の転職で、かつ知識・スキルが伴っていない

知識やスキルを身につけて現在の職場での年収アップを目指す方法も検討する

35歳の転職で、「年収アップ、やりたいこと重視」の場合も注意が必要です。
それに見合う知識・スキルが伴っていないと、選考通過しづらいからです。

採用企業が重視するのは、あなたの年収・やりたいことではなく、「どんな活躍やパフォーマンスを見せてくれるか」です。

もし「その期待に応える自信がない」と感じるのなら、いちど自分の希望条件を叶えるためにどんな知識・スキルが不足しているかを振り返ってみましょう。
不足点が分かれば、それを補う働きかけが明確になります。結果として、転職方針やキャリアの方向性もクリアになるでしょう。

3)35歳の転職を成功するための3つのポイント

これから先10年間の、具体的な「キャリアプラン」を立てよう

まずはキャリアビジョンを描き、そこから逆算して転職先を選ぶという手順で考える。

まず取り組みたいのは、35歳からの10年間、「どう働くのか」「何を目指していくのか」を言語化できるまで考えを深めることです。

こうしたキャリアプランを立てることがなぜ転職成功に繋がるのかというと、以下の2つの理由があるからです。

  • 求人選びの際に「迷い」がなくなる
  • 書類作成や面接のときに、「芯が通った自己PR」ができるようになる

とくに2点目の「芯が通った自己PR」は重要です。
採用担当にとって関心を抱きやすい求職者とは、「説得力をもって自分を語れる人」です。

「キャリアプランなんて、立てたことがない…」という人はとくに、ぜひ試してください。
転職云々だけでなく、これからの働き方に目標と希望を抱きやすくなるはずです。

キャリアプランの立て方

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです

つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。

キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。

キャリアビジョン、キャリアプランの作成表
キャリアビジョン・キャリアプランの作成シート
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン
(仕事で実現したいこと)
キャリアプラン
(そのためにやるべきこと)
1年後
  • リーダー職
  • ディレクターとして充分な業務遂行スキルを持つ
  • ディレクションスキルを高める
  • 業界知識を深める
5年後
  • マネージャー職
  • プロジェクトの責任者として活躍
  • チームビルディング、マネジメントスキルを高める
  • 人材育成スキルを高める
10年後
  • 自身のサービスを手掛ける、または独立起業
  • 事業運営の上流から下流までの経験を積む
  • 経営の知識を深める

キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。

以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある人はあわせてご覧ください。

企業研究を入念に行う

”「応募先企業が求めている人物像」を把握するためにも、事前に企業研究を行っておくことが重要”

35歳の転職活動では、企業研究も非常に重要です。

35歳のタイミングで転職する際、ほとんどの人がこれまで培った経験と知識・スキルを武器に転職先の職場を探すはずです。
ですが、その際に相手企業のことをよく知らなければ、その武器をどう効果的に使うかのイメージを持ちにくくなるからです。

加えて、企業研究をすることで、以下のメリットがあります。

  • 自分のキャリアプランに合うかの見極めができる(応募の判断がしやすくなる)
  • 面接時の対応の際にその企業のことが分かっていると、落ち着いて対応しやすい
  • 「この会社に入社して、本当に問題ないか」の決断もされやすくなる

企業研究に加えて、「自分に合った企業とは、どんな企業か」を言語化できるようにしておくとよいでしょう。
「世間一般的な優良企業」ではなく、「あなたにとっての優良企業」の定義・条件を定めておくことがポイントです。

「自分に合った企業」を判断する際の観点例

観点 確認ポイント
経営方針
  • 経営方針・理念・ビジョン:共感を持てるか
  • 事業内容:経営方針とリンクしているか。自分にとって親しみや好感を持てるものか
  • ビジネスモデル:売上・利益の生み出し方にイメージを持てるか
  • 今後の事業展開:あなた自身が期待を持てるか
成長性
  • 業績(売上・利益)の推移:順当な成長を辿っているか。同業他社と比べてどうか
  • 会社規模(従業員数・支店数):変化推移はどうか。自分が求める規模か
  • 新しい取り組み:製品・サービスの更新性や新規事業の取り組みはどうか
業務内容
  • 業務内容:現在のスキル・経験で対応できるか。成長できる要素はあるか(キャリアプランに合うか)
  • 商品・サービス:どんな知識が求められるか。また、興味・関心を持ち続けられそうか
  • 現在働いている人:インタビュー記事等で、その人の様子やタイプを確認できるか
  • キャリアパス:5年後、10年後でも活躍できる領域がありそうか。また、そのイメージを持てるか
育成・福利厚生
  • 福利厚生制度:法定福利厚生、法定外福利厚生それぞれ何があるか
  • 残業:残業手当はどのように支払われるか。また、社員の平均残業時間はどの程度か
  • 休暇制度:休日・休暇が取りやすい環境か
  • 働きやすさ:出産・育児や介護支援制度はあるか
  • 育成:研修制度は整っているか 定期的に学びの場が提供されているか
  • 評価・昇給制度:評価制度はどのようなものか 各階層のモデル年収はどうか
社風
  • 企業理念・行動指針:共感できる内容か。また、ここで成長・活躍したいと思えるか
  • 企業の求める人物像:どのような人物像が求められているか。また、自身との適応性はどうか
  • 従業員の年齢層・男女比:年齢層、男女比に偏りはあるか。また、どの層が多いか

上記に挙げた項目で、どれを優先して大事にするかは人それぞれです。

「転職で、この部分は確実に叶えたい」というものを見定めてください。
それがあなたの今回の「転職の軸」になります。

35歳の転職支援に強い、転職エージェントを活用しよう

ミドル・シニア層の転職支援に強い転職エージェントを活用して、転職の成功率を高める。

35歳の転職では、なるべく転職エージェントを利用した方がよいです。

理由は、転職エージェントは求人紹介だけでなく、ここまで伝えた「キャリアプラン立て」や「企業研究」についてもアドバイスしてくれるからです。

転職エージェントサービスの仕組み。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

また、最近では35歳の求職者をメインターゲットとした転職エージェントも増えています。
これまで同年代の転職者を支援した実績からアドバイスを貰えますので、転職時の不安も軽減されやすいでしょう。

次章では、35歳の転職におすすめの転職エージェントを5社、紹介します。
自分に合いそうと思ったものから、登録を検討してみてください。

4)35歳の転職におすすめの転職エージェント5社

 
サービス名doda
doda
リクルートエージェント
リクルートエージェント
パソナキャリア
パソナキャリア
JACリクルートメント
JACリクルートメント
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
メリット
  • 豊富な求人・全職種カバー
  • 企業からのスカウトが多い
  • 求人数・支援実績 国内No1
  • 支援ツール・セミナーが充実
  • 利用者の年収アップ率67.1%
  • 全国に拠点がある
  • ハイクラス向け求人が豊富
  • キャリア相談の品質が高い
  • 実績豊富なヘッドハンター
  • 転職者がヘッドハンターを指名できる
デメリット
  • 提案の電話・メールが多い
  • 活動ペースを急かすことも
  • 転職意思の低い人は断られるケースも
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 急ぎの転職には不向き
公開求人数 24万 38万 3.5万 1.2万 26万
得意業界/職種 全業界 全業界 全業界 全業界 全業界
対象年代 全年代 全年代 全年代 全年代 全年代
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県
おすすめの人
  • 積極的な求人提案を受けたい人
  • スピーディに転職活動を進めたい人
  • 丁寧な対面サポートを受けたい人
  • じっくりキャリア相談を受けたい人
  • ヘッドハンターの支援を受けたい人
公式サイト

表内の求人数は2024年4月時点のものです。

doda(デューダ)

doda doda(デューダ)公式サイト

都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。

「doda」は、パーソルキャリア株式会社が運営する全国エリア対象の転職エージェントサービスです。

35歳の転職で、「目指すべき明確なスキルアップ・キャリアアップのプランがある」という人は、dodaのサポートがマッチしやすいでしょう。

「doda」は、転職サイトとして自分で求人検索することも可能ですが、おすすめはエージェントサービスです。

なぜならエージェントサービスでは、dodaのみが保有する「独占求人」ほか、一般の求人サイトには出回らない「非公開求人」も紹介してくれるからです。
さらに企業からのスカウトやオファーも貰いやすいという大きなメリットがあります。

また、「アドバイザーから積極的な求人提案を受けたい」という人にもおすすめです。

dodaの特徴

特徴
  • 幅広く、豊富な求人数(国内トップクラス)。地方求人紹介にも強い
  • オリコン顧客満足度R調査「転職エージェント 20代」部門 第1位(2023年-2024年)
  • 企業からのスカウトメールが活性
サービス対応地域 全国
公開求人数 約24万件(2024年3月現在)
とくに多い職種 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など
ワンポイントアドバイス

dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。

豊富な求人&充実の支援ツール

リクルートエージェント

リクルートエージェント 公式サイト

国内No1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。

「リクルートエージェント」は、国内人材紹介会社の中で、トップの保有求人数と転職成功実績を持つ転職エージェントです。また、対応エリアは全国です。

リクルートエージェントは、求人数の豊富さと支援実績豊富なアドバイザーの存在によって、35歳の転職において「キャリアアップしたい」や「新たな職種・業種にチャレンジしたい」、「自分の今の知識・スキルを活かせる職場を探したい」など、様々なニーズに応えられるでしょう。

リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。

リクルートエージェントの特徴

特徴
  • 求人数および転職支援実績 国内No1。全業種・職種において常時豊富な求人を用意
  • 担当者の提案ペースが早く、スピーディな転職を実現しやすい
  • 職務経歴書エディタや面接力向上セミナー等の「転職支援ツール」が豊富
サービス対応地域 全国
公開求人数 約38万件(2024年3月現在)
とくに多い職種 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など
ワンポイントアドバイス

リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。

求人数・サポート実績No1

JACリクルートメント

JACリクルートメント 公式サイト

ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。

「JACリクルートメント」は、キャリアアップ転職や外資系等のグローバル企業の転職への支援に強い転職エージェントです。

JACリクルートメントは前述のdoda・リクルートエージェントと比べると保有求人数は少なめですが、その分求人の「質」は高く、特にハイクラス層の求人、外資系・金融系・グローバル企業の求人の品質においてはこれまでの利用者から高い評価を勝ち得ています

35歳の転職で管理職やハイクラス転職を狙っている人にとって、特におすすめの転職エージェントサービスです。

「アドバイザーからの良質なキャリアプラン相談を受けたい」という人におすすめです。

JACリクルートメントの特徴

特徴
  • 「年収600万円以上」のミドル・ハイクラス向け転職エージェント
  • ベテランのキャリアアドバイザーが多く、キャリア相談の品質が高い
  • じっくりと転職者のペースに合わせたサポート。好条件求人も多い
サービス対応地域 全国
公開求人数 約1.2万件(2024年3月現在)
とくに多い職種 サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉などなど
ワンポイントアドバイス

サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。

ミドル・ハイクラス転職6年連続No1

パソナキャリア

パソナキャリア。転職活動の成功を、全力でサポートします。専門アドバイザーがあなたの転職活動を全面サポート!!

ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。

「パソナキャリア」は、株式会社パソナが運営する、全都道府県に拠点を持つ転職エージェントサービスです。

パソナキャリアは、「担当者がキャリア相談をしっかり聞いてくれる」ことで定評があり、転職活動に不安を感じている35歳の人に心強いサポート役となってくれるでしょう。
「アドバイザーの丁寧かつきめ細やかなサポートを希望する」という人におすすめのサービスです。

パソナキャリアの特徴

特徴
  • 全都道府県に支店あり。対面サポートを受けやすく、UIターン転職にも強い
  • 「担当者がじっくり相談に乗ってくれる」という評判が多い
  • 企業への交渉力が強く、転職者の年収アップ成功実績が豊富
サービス対応地域 全国
公開求人数 約3.5万件(2024年3月現在)
公開求人数とくに多い職種 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など
ワンポイントアドバイス

転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を整理しておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。

利用者満足度4年連続【1位】

リクルートダイレクトスカウト

Career Carverリクルートダイレクトスカウト リクルートのヘッドハンティングサービス

「実績豊富なヘッドハンターに出会いたい」ならココ!企業・ヘッドハンターからのスカウトが届く転職サイトです。

リクルートダイレクトスカウトは、転職大手「リクルート」が運営するヘッドハンティング型の転職サイトです。

年収600万円以上のミドル・ハイクラス層を対象とした求人を紹介しており、企業やヘッドハンターからの直接スカウトも多いです。

リクルートダイレクトスカウトでは「転職者がヘッドハンターを選べる」ことが大きな特徴です。

リクルートダイレクトスカウトは転職者がヘッドハンターを選べる!

自分が希望する業種・職種に関する知識が豊富か、優れた転職支援実績があるか、といった点を見極めるために、ヘッドハンターのプロフィールを閲覧できます
優秀なヘッドハンターを見つけたら、転職者のほうからヘッドハンターを選んで求人紹介を依頼できるのです。

リクルートダイレクトスカウトの特徴

特徴
  • 優秀なヘッドハンターを転職者側で選べる
  • より採用確度の高い「一求入魂スカウト」がある
サポート対象地域 全国
特に多い職種 経営ボード|経営企画・事業企画|管理|人事|マーケティング|広告|マスコミ・メディア・出版|クリエイティブ|営業|サービス|コンサルタント|ITコンサルタント|専門職(公認会計士、司法書士等、その他)|IT技術職|Webサービス・制作など
公開求人数 約38万件(2024年3月現在)
優秀なヘッドハンターに出会える

目指す業種・職種が定まっている人は「特化型」エージェントの非公開求人もチェックしよう

総合型と特化型の違い

ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。

特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。

30代で一定の知識・経験を培いつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。

各分野のおすすめ特化型転職エージェント

   
タイプ ITエンジニア ITエンジニア IT・Web系職種 管理職・エキスパート 管理職・エキスパート 管理職・エキスパート 会計・経理・税務・財務 マスコミ・メディア アパレル・ファッション 管理部門 外資・グローバル 外資・グローバル 製造系エンジニア 介護・福祉 介護・福祉
サービス名 マイナビIT AGENT
マイナビITエージェント
レバテックキャリア
ワークポート
ワークポート
JACリクルートメント
JACリクルートメント
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
ビズリーチ
ビズリーチ
ジャスネットキャリア
ジャスネットキャリア
マスメディアン
マスメディアン
クリーデンス
クリーデンス
MS-Japan
MS-Japan
エンワールド
エンワールド
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズ
メイテックネクスト
メイテックネクスト
レバウェル介護
レバウェル介護
かいご畑
かいご畑
メリット
  • 書類添削・面接対策が充実
  • 優良企業やレア求人が豊富
  • 求人のマッチング率が高い
  • 担当は全員エンジニア経験者
  • 担当からの積極的な求人提案
  • 未経験転職への支援に強い
  • ハイクラス向け求人が豊富
  • キャリア相談の品質が高い
  • 実績豊富なヘッドハンター
  • 転職者がヘッドハンターを指名できる
  • 企業からのスカウトが多い
  • 都市部から地方までハイクラス層求人が豊富
  • 会計、税務、経理分野に強み
  • 担当から専門性の高いサポート
  • マスコミ・メディア系転職に強い
  • 独占求人・非公開求人が多い
  • アパレル・販売系業界に特化
  • 業界経験ある担当のサポート
  • 管理部門・士業の転職支援専門
  • 管理部門支援実績は業界No1
  • 外資系・グローバル転職に強い
  • 入社後も定期的なフォロー・定着支援
  • 選考突破率の高さで評判
  • 英文レジュメの作成支援あり
  • 製造系エンジニア支援実績No1
  • 模擬面接サポートが手厚い
  • 職場環境を詳しく聞ける
  • 担当から専門性の高いサポート
  • 未経験向け求人豊富
  • 資格取得の支援制度あり
デメリット
  • 求人は都市部に寄っている
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 求人は質よりも量を重視
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 急ぎの転職には不向き
  • 全ての求人を見るには有料会員になる必要あり
  • 地方の求人は少なめ
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 地方の求人は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 正社員求人は少なめ
公開求人数 1.8万 2.4万 9.4万 1.2万 19万 11万 3,600 4,400 1,400 9,900 900 1,900 1.5万 20万 9,000
得意業界/職種 IT・Web IT・Web 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 会計・経理・税務・財務 マスコミ・メディア アパレル・ファッション 管理部門・士業 外資系 外資系 製造系エンジニア 介護・福祉 介護・福祉
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 関東・関西・中部(東海) 東京・大阪 関東・関西・東海 全都道府県 東京・愛知・大阪+海外 東京・愛知・大阪+海外 東京・名古屋・大阪・福岡 全都道府県 全都道府県 全都道府県
おすすめの人
  • 書類添削・面接対策のサポートをしっかり受けたい人
  • キャリアアップ・年収アップを目指す人
  • 未経験分野にチャレンジしたい人
  • じっくりキャリア相談を受けたい人
  • ヘッドハンターの支援を受けたい人
  • 企業からスカウトを多く欲しい人
  • 会計、税務、経理、財務分野を目指す人
  • マスコミ・メディア系職種の人
  • アパレル・ファッション系業種の人
  • 管理部門・士業での転職を検討している人
  • ハイクラス・グローバル系企業を目指す人
  • 英語力を生かした転職をしたい人
  • ものづくり・製造系エンジニアの人
  • 職場環境を重要視する人
  • 未経験から介護職を目指す人
公式サイト

表内の求人数は2024年4月時点のものです。

地方で求人を探す人は、「地域密着型」の転職エージェントも

地方での転職活動になる人はー。 その地域に拠点を持つ「地域密着型」の転職エージェントがおすすめ

地方での転職で「よく紹介される転職サイトでは、求人があまり見つけられない」という人は、以下に紹介する各地域に拠点を持つエージェントをチェックしてみてください!

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5)35歳で転職した人達の、様々なケースでの体験談事例を参考にしよう

ここからは、実際に35歳で転職した人達の体験談事例を紹介していきます。
あなたと近しい環境・状況での体験談もあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

企業から「即戦力」、「適応力」、「リーダーシップ」が求められた35歳の転職ケース

35歳の人材に企業が求めるのは、主に「即戦力」「適応力」「リーダーシップ」です。

即戦力は、経験を積んできたミドル層の人材としては必須の能力です。若手の人材にはない経験と、安定的に発揮できるスキルがあってこそ、30代の人材を採用するメリットがあるからです。完全に同一の業種・職種へ転職する場合でないとしても、転職先での業務内容に通じる知識や経験があり、それらを発揮してすぐに行動へと移せることは必須条件と考えていいでしょう。

経験を積んでいるとはいえ、新しい職場や仕事内容に適応する力も必要です。前職までのやり方に固執するのではなく、新天地で求められる力を的確に把握し、企業文化や人間関係にも適応していくことが求められます。

さらに、30代半ばの人材にはリーダーシップが期待される傾向があります。近い将来起こり得る問題点やビジネス上のチャンスを見通し、ビジョンを持ってチームを率いていくリーダーシップを発揮できる人材であれば、企業から歓迎されることでしょう。

このように、35歳の人材に対しては、若手とは異なるレベルの能力が求められていると理解しておくことが大切です。

35歳の転職体験談① 金融業から、製造業へ転職 akasaさん 神奈川県

未経験の新しい仕事で必要な武器を、前職の経験からすでに持っていた。
転職前 転職後
職業 金融関係 製造業
職種 事務 営業事務
従業員規模 500人 600人
年収 380万円 500万円

現在は職場で、1年という短い期間ながら役職をもらうこともできました。

今後はしっかり後輩の指導をするとともに、会社自体がクリーンな組織を目指しているので、自分の経験も活かして活動していきたいです。

また、海外勤務への異動も確約されております。
日本にいては気づかなかった経験や考え方を吸収し、今後の人生にしっかり反映していきたいと思います。

さらに、私生活の部分も充実できるようにしていきたいです。

私の転職体験談:「仕事は暇つぶし」だった私が、管理職になって。

35歳でこれまで転職を経験したことのない人は、10年以上同じ職場で働いているはずですので、転職に対して「本当にいいのだろうか?」と恐れを抱いてしまう部分があるかもしれません。同時に、慣れた職場環境で少々不満があったとしても、「仕事はこういうもの」と諦めてしまっているところもあるのかもしれません。

akasaさんがそうだったように、転職先で活かせるスキルを自分でも気づかないうちに持っていた、という人は案外多いのではないでしょうか。同じ職場にずっといると気づきにくいことですので、転職エージェントに相談するなどしてキャリアの棚卸しをすることから始めるといいでしょう。

結果的に転職せず今の職場で続けていくことになったとしても、自身のスキルや経験を客観視する機会を持つことは、働いていく上で大きな意味を持つはずです。

未経験業種・職種を目指して、35歳で転職するケース

35歳のタイミングで未経験の業種や職種にチャレンジすることはできるか?については、「絶対に不可能というわけではないものの、かなり慎重に判断するべき」と考えたほうがいいでしょう。

前述のように、30代半ばの人材に対して企業は即戦力を求めています。仕事の基本的な部分から教えていかなくてはならないのであれば、第二新卒など若手を採用したほうが企業側にとってメリットが多いはずです。

「転職してから必死で覚えれば何とかなるのでは?」と思う人もいるかもしれません。実際には、転職後「待ったなし」の状況で責任あるポジションを任されたり、はじめから「中途だから十分経験があるはず」と周囲から見られていたりする可能性が高いでしょう。

職種経験があり業種未経験、といったケースであれば対応可能な場合もありますが、全くの初めてで仕事内容がイメージできないような転職を決行する前に、キャリアアドバイザーなど専門知識を持つ人からもアドバイスをもらい、よく考えて行動することが大切です。

35歳の転職体験談② パチンコ業界から、アパレル業界に転職 Yさん 千葉

中途採用のため、周囲からは「ある程度できて当然」というプレッシャーをかけられて──。
転職前 転職後
職業 パチンコチェーン店 アパレル販売
職種 ホールスタッフ 販売員
従業員規模 501〜1,000名 501〜1,000名
年収 500万~550万 600万

全くの異業種への挑戦だったこともあり、次から次へと新しい業務が出てきて、それらを覚えていくだけで一杯一杯な毎日を過ごしています。

そんな、全く知識のない私ですが、やはり中途採用のため、周囲からは「ある程度できて当然」というプレッシャーをかけられます。そうして、大した経験も出来ていないまま、入社2ヵ月目に店長としての辞令が出たのです。

──もちろん、給与面ではありがたいお話ではありました。「良かったね」と家族で喜びあったりもしました。

ですが、いざ店長になってみると、自分の仕事の出来なさを更に感じさせる結果になりました。責任のある業務、スタッフの育成や管理、専門的な知識の活用──店長として活動するには、すべてが経験不足でした。

最近は、以前からの周囲のプレッシャーは更に強くなり、精神的にも疲弊してきています。また、ここ数日は上司も圧迫の気配も出始めました。

──正直に言いますと、現状はあまり「良い状態」ではありません。悔やまれることは、転職活動中や入社前においては業界の知識や経験を、もっと自分から積極的に取り入れるべきでした。

私の転職体験談:パチンコ業界から、アパレル業界へ。──正直、今はまだ良い状態ではありません。

中途で入社して間もなく、店長など重要なポジションを任される…。いかにもありそうな話です。

中途採用の場合、多かれ少なかれ「適応力」が重要になる面があります。新しい職場の仕事内容や社内ルールを理解し、即吸収・即実践を繰り返していく必要があるのです。

ある程度の器用さや、細事に拘泥しないメンタルも求められますので、自分が適応可能なタイプかどうかをよく見極めておいたほうがいいでしょう。

転職先が「大手」「有名企業」だと、チャンスをものにしたいという気持ちになる面があるかもしれませんが、一方で、入社してからの「現実」をしっかりと考えておかなくてはなりません。自分は何がやりたいのか、将来のビジョンを持って転職活動に取り組むことが大切です。

体験談事例35歳の転職体験談③ 企画営業から、WEBプロデューサに転職 おじりんさん 東京都

「人が活気づいていて、寂しい気持ちにならない職場」にこだわった結果、自分もポジティブになれた。
転職前 転職後
職業 企画会社 WEBサービス会社
職種 企画営業 ディレクター・プロデューサー
従業員規模 15名 150名
年収 450万 450万

カルチャーショックだったのは、前の職場ではかなりトップダウン気質で、企画の細部まで上司の指示や確認を必要としていたのですが、今回の職場ではそこが自由。

勿論数値結果は追求されますが、そこまでのプロセスはかなり自由(任されていて)で、意見の出し合いもとても活性していました。私自身も何時間もかけて作ってきた企画案を10歳以上も年下の社員から徹底的にダメ出しされるとか──、結果としてはそれでよかったと思いますが、最初はかなり戸惑いましたね(笑)

例えば、10歳くらい下の子から、私の出した企画書に対して、
「〇〇さんのこの企画、ジョークかと思いましたよ。──いけてないでしょー笑」
みたいなこと言われたり。まあとにかく、慣れるしかないと思いました。仕事にも、社員間のコミュニケーションにも。──そして、少しずつ、馴染んでいきました。

私の転職体験談:ややブラックの企画会社から、未経験でWebディレクターに転身、転職!

業種・職種とも転身し、条件は前職と同じというおじりんさん。35歳の転職事例としては、十分成功の部類に入ると言えるでしょう。企業カルチャーの違いや自分よりも若い同僚など、慣れが必要な部分があるにしても、全体として転職してよかったと言えそうです。

この事例で重要なのは、転職者自身が「こういう職場で働きたい」という具体的なイメージを強く持っていることです。「人が活気づいていて、寂しい気持ちにならない職場」を求めていたとのこと。転職先に求める条件としては異例のものかもしれませんが、自分自身にとって重要な条件であれば、転職エージェントにきちんと伝え、相談に乗ってもらうべきでしょう。

転職先で不慣れなことがあったとしても、最優先の条件さえ満たされていれば、前向きに頑張り続けられる可能性が高いからです。

リストラや家族の都合等、致し方ない理由での、35歳の転職ケース

30代半ばになり、社会経験を重ねるとともに、「想定していなかった事情で転職せざるを得ない」といった状況に置かれることもあります。

日本の雇用制度は解雇をしづらい仕組みになっています。雇用者側が簡単に従業員を解雇できないことは、メリット・デメリットの両面があると言われていますが、従業員にとって安心材料の1つになっていることは間違いないでしょう。

そのため、リストラに代表されるように「辞めなくてはならない」状況に追いこまれるのは、誰にとっても想定外の事態と言えるでしょう。

また、自分以外の事情、たとえば家族の介護や病気といった事情で転職を迫られるケースも考えられます。こうしたことは事前にキャリアプランに織り込まれていない、言葉通り「想定外」のケースがほとんどのはずですので、いちどキャリアプランを練り直す必要があるでしょう。

致し方ない事情で転職を経験することとなった、2名の方々の転職経験談を見ていきましょう。

35歳の転職体験談④ 事務職勤務。リストラを受けての転職 なかま さん 滋賀県

リストラ後、いつまで経っても転職先が決まらずにいた私が再就職できたのは職業訓練のおかげでした。
転職前 転職後
職業 プラスチック製造関係 飲料製造会社
職種 一般事務 一般事務
従業員規模 150人位 30人位
年収 200万円 200万円

ある日突然、私は人事部長に呼ばれ、 「今月いっぱいで退職してほしい」と言われました。

──かなりショックでした。こうやって話していても、当時のことが鮮明に思い出されます。
こればかりは、体験した人でないと分からない感情でしょう。

(中略)

そんな際に、ハローワークの方から失業保険の給付が終わる少し前に「職業訓練」の講座をいくつかを紹介してくれて。

私も知らなかったのですが、職業訓練を受けることによって失業保険の給付期間を延長できるんですよね。
そこで私は、失業保険の給付中を受けながら、会計やCADの講座を受けました。

この制度は、とてもありがたかったですね。
多少なりともスキルアップできましたし、その後ようやく、とある一社から内定を頂き、私は再就職できたのですから。

私の転職体験談:「私は大丈夫──」と思っていた矢先、リストラを受けたとき、そしてその後の話。

リストラを経験した人の多くが、「まさか自分がその対象になるとは思っていなかった」と言います。安定した地盤のある企業で働いていると、いっそ「リストラなんて自分には縁遠いはず」と思い込んでしまうところがあるのかもしれません。

体験談の中で注目すべきは、転職先の職場に自分が馴染めないかもしれない、という時期を乗り越えている点です。慣れた職場を離れ、馴染みのない組織に入って働くわけですから、はじめは誰でも孤独感や疎外感を感じる場面があることでしょう。

転職を通じて、仕事を変えることの意味や重みを改めて知り、それが今の職場で頑張っていきたいという前向きな気持ちを持つ原動力になっているようです。

リストラはショックを受ける出来事ですが、新たな職場でいきいきと働けるようにできる限りの準備をすることも大切なことだと分かる事例です。

35歳の転職体験談⑤ 父の介護のため、家族を連れてのUターン転職 かん さん 栃木県

家族を連れてUターン転職。資格を活かせる仕事に就こうと転職活動を進めた結果─。
転職前 転職後
職業 土木会社 鉄道会社
職種 現場監督・施工管理 保守管理
従業員規模 200人 80人
年収 550万円 450万円

そんな私が転職をしようと思ったきっかけが、父の病気でした。
母は運転免許を持っていないので、病院へ連れていくのにも一苦労で、(これは俺がこっちに戻ってくるしかないか)と思うようになりました。

これから2人の息子が小学校に上がるというタイミングだったので、地元に戻るのもいいかもなって気持ちもあって。

(中略)

求人自体はやっぱり少なかったです。
地方ってこともあるんでしょうけど、一番は年齢の部分でしたね。

前職の経験から「1級土木施工管理技士」「測量士」の資格は持っていたので、これを活かせる仕事はなんだろうと考えました。

そこで見つけたのが、ある鉄道会社の保守管理の仕事でした。

私の転職体験談:地図に載り、記録に残る仕事。地方で働くということ。

父親の病気という、自身の仕事とは直接関係のない事情で転職せざるを得なかった事例です。

病気は突然やってきますので、前もって転職の準備をしておくことは難しいでしょう。しかし、この事例では保有資格や業務経験と親和性の高そうな仕事を優先的に探し、決して多くはない求人の中から自身の能力を活かせそうな仕事を探し当てています。

結果的に、仕事の幅が広がったことを実感するとともに、家族に対する思いにも変化があり、メリットの多かった転職だったと言えそうです。

事情によりやむを得ず転職する場合であっても自暴自棄にならず、仕事をする上で優先したいことを再考し自分の働き方を見直すなど、少しずつでも前向きに取り組む姿勢を大切にすることが、良い結果へと結びつくこともありそうです。

まとめ)35歳の転職は「必要なスキルや知識の把握」が大切

35歳での転職は以前より増加しています。
企業側は若さよりも「経験やスキル」を持つ人間を求めている場合があります。
自分の持っている経験やスキルと合致するなら、転職も成功するでしょう。

積み重ねた経験やスキルを把握し、上手に使ってアピールしてください。
反面、漠然と転職活動をしてしまうと失敗する可能性があるので要注意です。

経験やスキルによってはハイクラス求人にも挑戦できるかもしれません。
転職で大きくスキルアップ・年収アップが期待できるケースもあります。

ぜひキャリアの棚卸しをして「キャリアプラン」を作ってみてください。
そのうえで、転職エージェントを活用し、希望にあう企業を探していきましょう。

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