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無期雇用派遣になるには?メリット・デメリットとおすすめの派遣会社

[最終更新日]2024/04/21

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無期雇用派遣になるには?メリット・デメリット|おすすめの派遣会社

2018年4月より、新たに「無期雇用派遣」という働き方が登場したことをご存知でしょうか。これまで派遣スタッフとして働く上でデメリットと言われてきた面をカバーできる可能性がある制度として注目されています。

目次

1) 無期雇用派遣とは

無期雇用派遣って?

無期雇用派遣が登場した経緯は、2013年の労働契約法改正にさかのぼります。

それまでの派遣社員は、派遣先で何度も契約を更新し、何年間も働き続けていたとしても、いつ契約満了を告げられるか分からない立場にありました。

派遣社員として今後も働き続けていきたい人や、いずれ正社員になりたいと考えている人にとって、雇用の安定が保証されているとは言いがたい状況だったわけです。

そこで2018年4月より、一定の要件を満たしている派遣社員は、雇用期間の定めのない「無期雇用契約」への転換を申し込むことができるようになりました。

無期雇用契約を申し込むには、次の3つの要件を満たす必要があります。

  • 有期雇用契約(つまり従来の派遣契約)期間が通算5年超
  • 契約更新が1回以上あった
  • 派遣元と現在も契約している

つまり、同じ派遣会社から派遣されていて、5年を超えて働き続けており、かつ契約更新をしたことが一度でもある人は、無期雇用派遣の対象となります。

無期雇用派遣と登録型派遣の違い

無期雇用派遣と登録型派遣の違い

無期雇用派遣と登録型派遣、どちらも「派遣」という名称ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、世間一般でよく言われている「派遣」とは、大半が登録型派遣のことを指しています。

登録型派遣の場合、派遣会社に登録して派遣先で就業しますが、雇用契約期間となるのは「派遣先での就業開始から契約満了日まで」となります。

つまり、派遣先が決まらなければ給与は支払われませんし、契約が満了すればその時点で給与の支払いはストップします。

一方、無期雇用派遣も派遣会社から派遣されている点は同じですが、雇用契約期間の定めがないのが登録型派遣との大きな違いです。
派遣先との契約が満了し、次の派遣先が見つかるまでの空白期間ができたとしても、給与は月給制ですので固定給が支払われます。

なお、似た雇用形態に「常用型派遣」がありますが、常用型派遣は派遣会社の正社員として派遣先で就業する働き方のことを言います。無期雇用派遣は正社員ではない点に注意が必要です。

参考:無期雇用派遣と登録型派遣の比較

無期雇用派遣 登録型派遣
雇用のスタート時期について 派遣会社が採用した時点から 派遣先での就業が決まった日から
雇用期間について 期間の定めなし 期間の定めあり
給与額について 月給制 時給制・派遣先の条件によって変動
派遣契約が満了した時について 雇用契約は継続する 雇用契約は終了する

2) 無期雇用派遣のメリット・デメリット

無期雇用派遣のメリット

無期雇用派遣のメリット
  • 雇用期間の定めがないため、安定して働くことができる
  • 中長期的な視野に立ってキャリアプランを考えることができる
  • 派遣先との契約が満了しても次の仕事を探す手間がかからない
  • 同一の派遣先で3年以上働くことができる

無期雇用派遣の最大のメリットは、登録型派遣と比べて安定していることでしょう。「今の派遣先で契約満了したら、次に仕事が見つかるのだろうか?」「次も契約を更新してもらえるだろうか?」という不安を抱えることなく働いていくことができるのです。

数か月単位の契約期間ではなく、1年後、3年後、5年後といった見通しを持ってキャリアプランを立てやすいとも言えます。

登録型派遣の場合、いったん派遣先との契約が終了すると、次に新たな派遣先を見つけなくてはなりませんでした。

しかし、無期雇用派遣は派遣会社が給与を支払い続ける以上、早く新たな派遣先を見つける必要がありますので、次の仕事を自分で探す労力をかけずに済みます

さらに、登録型派遣では同じ派遣先で3年以上就業を続けられないことになっていましたが、無期雇用派遣契約に変更することにより、3年以上働くことも可能になります。

同じ職場環境で腰を据えて働き続けたい人にとっては、無期雇用派遣のメリットを感じられる点がいくつもあるはずです。

無期雇用派遣のデメリット

無期雇用派遣のデメリット
  • 派遣先が変更になる可能性があり、自由に選べない
  • ブランクなく働き続ける必要がある
  • あくまで派遣社員であり、正社員ではない

無期雇用派遣は派遣社員にとって複数のメリットがある反面、デメリットもいくつかあることに注意しましょう。

無期雇用とはいえ、同じ職場でずっと働き続けられる保証はありません。
あくまで派遣元の派遣会社と無期雇用を結んでいるという意味ですので、派遣先は変更になる可能性があります。正社員のようにずっと同じ就業先というわけにはいかないことを理解しておきましょう。

また、登録型派遣で得られていたメリットを犠牲にしなくてはならない面もあります。
雇用期間の定めがないため、裏を返せばずっとブランクなく働き続けなくてはならないということでもあるのです。

一定期間派遣で働き、しばらく旅行に行って、また派遣で働く、といったような自由度の高い就業スタイルを実現することはできなくなります。

そして、誤解されやすい点として、無期雇用はあくまで派遣社員という点が挙げられます。
派遣先から「ずっと働いてくれる派遣さん」と認識される可能性がありますので、いずれ社員登用して欲しいと考えている人は、無期雇用派遣になったことで正社員になるチャンスを失う可能性があることも知っておきましょう。

3) 無期雇用派遣になるには、2通りの方法がある

有期雇用でも条件を満たせば無期雇用契約に移行できる。

無期雇用派遣にはさまざまなメリットがあることを見てきました。では、どうすれば無期雇用派遣として働くことができるのでしょうか。
無期雇用派遣になるには、いくつかの条件があります。その条件を満たすための入口として、次の2通りの方法があります。

無期雇用派遣になるための方法2つ

  • 派遣会社と契約してから、有期雇用契約の期間5年経過後に申し込む
  • 無期雇用派遣を募集している派遣会社に申し込む

それぞれの方法について、順を追って見ていきましょう。

派遣会社と契約してから、有期雇用契約の期間5年経過後に申し込む

既に派遣会社に登録し、有期雇用契約期間が5年近く経つ人向け

無期雇用派遣は、もともと派遣社員の雇用の安定を図るために作られた制度です。そのため、派遣社員として長く働き続けることによって無期雇用派遣になる要件を満たすことができます。

具体的には、まず登録型派遣として派遣会社に登録し、有期雇用契約を結びます。

派遣契約は多くの場合、2〜3ヵ月の契約期間になっており、順次契約を更新しながら就業を続けていくことになります。この更新を繰り返しながら、同じ派遣会社で通算5年以上働くと、無期雇用派遣に切り替える要件を満たすことができます。

これまで同じ派遣会社で働き続けてきた人の中には、「考えてみたら、もう5年近く同じ派遣会社にお世話になっている」というケースもあるかもしれません。その場合、5年を経過したタイミングで無期雇用派遣に切り替えることができるというわけです。

ただし、5年という期間は決して短くないため、これから派遣として働き始める人にこの方法は必ずしもおすすめではありません。

無期雇用派遣を募集している派遣会社に申し込む

これから派遣社員として働き始め無期雇用派遣として働きたいという希望がある人向け

無期雇用派遣は前述の通り、もともとの主旨としては派遣社員として長く働いている人が簡単に派遣切りに遭ったりしないよう、雇用の安定を図るための方策です。

ただし、自分の意思で「無期雇用派遣として働きたい」と表明している人と、「この人を無期雇用派遣として採用したい」という派遣会社の双方の考えが一致すれば、5年を経過していなくても無期雇用派遣として働くことができるのです。

具体的には、無期雇用派遣社員を募集している派遣会社に応募し、選考を受けて採用されることによって、無期雇用派遣として就業できるようになります。

登録型派遣として働き始め、同一の派遣元との契約下で5年が経過すれば無期雇用派遣に切り替えることはできますが、5年間同じ派遣会社で仕事をつないでもらえる保証はありません。

これから派遣社員として働き始め、無期雇用派遣として働きたいという希望がある人の場合、無期雇用派遣を募集している派遣会社を活用することをおすすめします。

4)無期雇用派遣を目指す際の、おすすめの派遣会社

ここからは、無期雇用派遣として働きたい人材を募集している派遣会社をご紹介します。正社員ではなく無期雇用派遣として働くという選択を検討している人は、それぞれ考えや事情があるかもしれません。

自分のライフスタイルやワークスタイルに合った派遣会社を活用することによって、希望する働き方を叶えられる可能性も高まるはずです。

無期雇用派遣に応募可能な派遣会社3社について、それぞれの特徴やメリットについて見ていきましょう。

テンプスタッフ

スキル・経験が不安な人におすすめ

「なかなか決まらない」を解決!事務の転職なら、テンプスタッフ!

テンプスタッフは、大手人材紹介会社パーソルキャリアが運営する、国内求人数トップクラスの派遣サービスです。

対応している職種に関しても、一般事務をはじめとするオフィスワークはもちろんのこと、営業やクリエイティブ系、保育・介護といったように、幅広い職種に対応可能です。

また、テンプスタッフでは無期雇用派遣契約を結んだ後に、未経験から事務職へチャレンジできる「育成型無期雇用派遣 funtable(ファンタブル)」という働き方を用意しています。
このサービスは、将来的に就業先企業の直接雇用となるようパーソルテンプスタッフがサポートしてくれるのです。

幅広い求人から自分に合った職場をチェックしたい人、未経験から事務職へチャレンジできる「funtable(ファンタブル)」を利用したい人は、テンプスタッフに登録しておくと良いでしょう。

派遣会社満足度 No1

アデコ

キャリアアップやスキルアップを目指したい人におすすめ

アデコ。派遣のメリットはそのままに「期間制限が”ない”」という安心感を。

無期雇用派遣として働いていく中で、自分なりの強みやスキルを活かしてステップアップしていきたい人には、アデコがおすすめです。アデコの「ハケン2.5」では、無期雇用派遣として働きたい人を募集しています。

将来的に専門性の高いスキルを活かしてスペシャリストとして活躍していきたい人は、キャリア開発を目的としたキャリアシード制度を活用できます。ゆくゆくは役職につくなどキャリアアップも考えている人は、正社員としての転職をアデコにサポートしてもらうことも可能です。

もちろん、無期雇用派遣として長く安定して働き続けたい人は、そのまま無期雇用派遣を継続できます。

アデコは、無期雇用派遣としてのワークスタイルを経験しつつ、今後の働き方を検討したい人におすすめの派遣会社と言えるでしょう。

キャリアコーチの丁寧なサポート

リクルートスタッフィング|キャリアウィンク

都市部でオフィスワークを中心に「無理なく働きたい」人におすすめ

キャリアウィンク。わたしらしく、前へ。

リクルートが運営する派遣サービスのうち、無期雇用派遣を前提として人材募集を行っているのがキャリアウィンクです。派遣先での仕事内容は事務職が中心で、通勤が90分以内の圏内で就業先を探してもらえるなど、無理なく働きたい人におすすめのサービスです。

キャリアウィンクで就業している人の6割が、従業員1,001名以上の大企業で就業しているなど、就業環境についても安心です。

事務職は未経験という人でも、入社前にビジネスマナー研修や、PCの基本的な操作方法を学べるビジネスOA研修といった充実した研修制度が用意されていますので、就業先で安心して仕事をスタートできるのもメリットの1つです。

転職して無期雇用派遣として働き始めようと考えている人にとって、頼れる派遣会社と言えるでしょう。

ファーストコンテック

建設業界でキャリアステップしていきたい人におすすめ

ファーストコンテック 公式サイト

ファーストコンテックは、建設業界に特化した人材派遣会社です。

東京首都圏の建築・施工管理・CADオペレーター関連のお仕事を取り扱っており、正社員や無期雇用派遣の案件も多いです。

実務経験のある人向けの求人がメインですが、給与はじめ好条件のものが多く見られます。これまで建設業界で働いた経験のある人は、ぜひチェックしておきたい派遣会社です。

まとめ)無期雇用派遣はワークスタイルの選択肢の1つと考えよう

働く男女のイメージ

無期雇用派遣は、常用型派遣の雇用形態の1つとして新設された制度です。

2018年4月からスタートした制度ですので、無期雇用派遣として働いた経験を持つ人の数がまだ決して多くないなど、働く上での実態が見えていないところがあるのも事実です。

従来の登録型派遣との違いや、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、ワークスタイルの選択肢の1つとして無期雇用派遣という働き方もあることを知っておいて損はないでしょう。

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