28歳で転職したほうが良いケースとは?成功談・失敗談を交えてポイント、注意点を紹介!
[最終更新日]2023/01/17

28歳というタイミングは、30歳を目前に転職しようか迷っている人も多いはずです。
ある程度の社会人経験があり、かつ若手としての柔軟性を失っていない28歳という年齢は、多くの企業が欲しがる人材像そのものです。とはいえ、今の職場を辞めてしまっていいものかどうか、判断を下しかねている人もいるかもしれません。
目次
1)28歳の転職は、今後のキャリア形成に向けた絶好の機会

現在28歳で転職を検討し始めている人は、転職する時期として絶好のチャンスと言っていいでしょう。
あと2年ほどで30代に入るわけですが、30代に突入したとたん、企業が中途採用者に求めることのレベルは高くなっていきます。それもそのはずで、30代以降はいわゆる「ミドル」として扱われ、専門性の高いスキルやマネジメント経験といった、組織の中で中核を担うようなポジションを期待されるからなのです。
その点、28歳の人材は「完全に若手というわけではないものの、ミドルとして扱うには若い」という位置づけとなりますので、入社後に仕事を覚え、スキルを磨きつつ30代以降の活躍の場を摸索することができる年齢帯と言えます。つまり、伸びしろのある若手寄りの年代として良い条件で転職することが可能な上に、その後のキャリアプランについても「欲張っていい」タイミングと言えるのです。
いま28歳のタイミングで転職を考え始めているとしたら、ぜひ実現に向けて前向きに考えてみてください。「あのときあのタイミングで転職しておいてよかった」と、のちに振り返る日が来る可能性も十分にあり得ます。
28歳の転職体験談① 鉄道会社から、未経験でITシステムエンジニアに。 タモ さん 東京都

平凡な毎日を送っていく中で、大先輩の方が定年退職で辞めることになりました。
その方は、この業界40年以上を数える大先輩で、昔の鉄道業界のことや他社のこともよく精通されていて、知識豊富な方でした。
その方が定年退職して再就職した先が、駅の清掃委託会社の清掃員だったのです。
自分が大先輩と思っていた方が、その知識を生かせずに清掃員の立場で仕事をしなくてはいけない事を知り、そして自分たちの仕事は、他の業界では通用せず、会社に守られているという現実を知りました。
自分たちがいざ外に出たら、会社の看板無しでは何もスキルもない人間であると知り、それでは長い人生の最後が不幸になってしまうのではないかという思いが強くなり、手に職をつけたいという思いが強くなった──それが、私の転職のきっかけです。
「今の仕事で、どんなキャリアを築けるか」
前職の私鉄会社では、とくに不満や不安を感じることなく気楽に勤務していたとのこと。ところが、大ベテランの方が定年退職後、駅の清掃員の仕事をすると知って、自身の将来について不安を感じるようになります。
転職を経験するまでは、「外の世界」のことがよく分からなかった、という人は意外に多いものです。とくに新卒からずっと同じ会社に勤めている人は、その会社での働き方がスタンダードと思いがちです。
しかし多くの場合、特定の企業で通用していたスキルが別の組織では通用しない、といったことが起こり得ます。今の仕事で将来的にどんなキャリアを築くことができるのか、客観的な視点を得るためにも、転職という選択肢を持っておくことは重要なのです。
補足:キャリアプランとキャリビジョンについて
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを建てるということです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表

キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) |
キャリアプラン (そのためにやるべきこと) |
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1年後 |
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5年後 |
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10年後 |
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「キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
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28歳の転職体験談② 総務職から、未経験のIT開発部署へ転職。 アヤ さん 神奈川県

転職しようと思ったきっかけは、会社の人間関係と、「もっとスキルを磨きたい!」と思ったからです。
というのも、給料や賞与、人事評価などは総務が管轄していたのですが、その評価について文句を言われることが多かったのです。
私自身は、きっちりと調査を行ったり、その人の上司に相談したうえで評価をつけていたのですが、
「好き嫌いで評価をつけてるんじゃないの?」
と疑われてばかりでした。
このことがきっかけで、会社の人たちとの人間関係が悪くなってしまいました。
スキル向上に関しては、総務の仕事の傍らIT分野の勉強もしていたので、
(ITの専門職に転職したい!)
と思うようになりました。
「スキルアップできる仕事」を条件にした転職
人事評価の公平性を社員から疑われ、そのことが原因で職場での人間関係まで悪化してしまったという事例です。「横並び」が好まれる職場は存在しますので、優秀な人ほど疎まれ、憎まれ役になってしまうことがなきにしもあらず、といったところでしょう。
スキルアップできる職場には「負荷をかけ急激に成長させる」「適度な緊張感の中で成長を促す」の2つのタイプがあり、体験談での新たな職場は後者だったと言えるでしょう。
前者の場合、ワークライフバランスはいったん度外視して仕事に集中する期間が必要になる場合もありますので、それなりの覚悟をもって転職することが求められます。「スキルアップ可能」「成長できる」といった求人の文言を見かけたら、どちらのタイプの企業に該当しそうかよく見極めた上で、企業選びをすることが大切です。
企業研究 見るべきポイント
企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得ることができれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
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2)28歳、よりよい環境を求めて転職するには?

転職する理由は人それぞれですが、キャリアアップなどポジティブな理由が転職のきっかけになる人ばかりではありません。今の職場の就業環境や残業時間、人間関係、仕事内容、将来性などに不満や不安を感じ、よりよい環境を求めて転職に踏み切るケースもあるはずです。
よりよい環境を求めて転職する場合にありがちなミスとして、「今より良くなりさえすればいい」といった大雑把な目的意識で転職先を探してしまうパターンが挙げられます。
この方法の弱点は「今」を必要以上に悪く捉えてしまったり、「隣の芝生は青い」と言うように他社がどれも今の職場より良く見えてしまったりするところでしょう。
結果、転職先で同じように不満や不安を感じ、転職を繰り返す原因になりやすいのです。
今の職場への不満がきっかけで転職するのであれば、「どこに問題があるのか」「何が解決されればいいのか」を具体的に洗い出すとともに、それ以外の条件は譲歩できるのか、しっかりと整理しておくことが重要です。
28歳の転職体験談③ 「転職は前に進むためのステップ」未経験の事務職に転職して。 シェリー さん 東京都

転職のきっかけは、度重なる残業と、上司からのパワハラです。
同僚は良い方ばかりでしたので、私だけ仕事を辞めることに気が引けて、ずるずると続けてしまっていた状況です。
転職先が必ずしも良い会社だとは限らないということも、決心を遅らせた理由だと思います。
ある日、ブラック企業から転職した友人にこんな話を聞きました。
「転職は絶対に20代のうちの方が有利。転職なんて全然めずらしい事じゃないよ」
一時期は心身ともに疲弊していた様子の友人が、とても明るい表情でそう言うのですから、私も信じてみる気持ちになったのです。
(中略)
転職は、自分自身の新しい道を切り開くきっかけであり、決して後ろ向きなものではないと知ることができました。
一度入社したら、ずっとその会社で働き続けることが美徳と捉えていた頃の私は、少し考えが硬かったのかもしれません。
パワハラが横行する会社を辞め、自分自身の道を切り開くきっかけに
この体験談のように、「上司からのパワハラはあるが同僚がいい人たちなので辞めづらい」といった状況に置かれている人は多いのかもしれません。
辞めることで仲間を裏切るような気がして踏みとどまったり、自分が辞めることで周囲の人により負担がかかるのでは?と考えてしまったりする人もいるかもしれません。
しかし、自分のキャリアは一度きりしかありませんので、転職のタイミングを逸してしまうのは非常にもったいないことです。
とくに新卒で入社した会社から初めて転職するときは勇気が必要かもしれませんが、転職することで新たな道が開け、キャリアの幅が広がることにつながっていきます。
少々の不安があったとしても、思い切って転職に踏み切っていくことが、良い結果につながることも多いのです。
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28歳の転職体験談④ 残業ばかりの金属加工会社から、医療機器製造業に転職して たけお さん 東京都

転職活動は退職してから始めました。
結果、内定を得られるまで3ヶ月ほどかかってしまい、その期間は当然収入は一切なくて。…つらかったですね。最終的には親に資金面を中心に助けられながらの転職活動となりました。
またハローワークのインターネットサービスも同時に利用して転職活動をしていました。 特に希望している業種や業界はなかったので、「前職よりも給料が高いこと」、「サービス残業がないこと」そして「福利厚生がしっかりとしていること」の3つのことを重視して転職活動をしていました。
(中略)
転職先の職場は、医療機器・製造業を営む会社でした。
従業員30名ほどの、小さな会社です。
前職とは全く異なる業種・業界でしたので、はじめのうちは仕事のやり方が全然違って大変でした。
一番困ったのは、「相談できる上司や同僚がいない」ということでした。
基本的に「教えてもらいにいく」よりも、「自ら学んで自ら行動すること」を常としている会社だったのです。
ある時業務内容でわからないことがあって同僚に訊きに行ったとき、
「え…?何?業務のやり方を教えてって?」
「はい」
「・・・(軽い溜息)」
──といった具合で、しかも迷惑そうな顔をされて。
その時はつらかったですね。あの表情、今でも忘れられません。
しょうがなかったので、先輩の方々が行っていることを遠目から見て学んでいました。
転職後に後悔しないためには「背景の掘り下げ」が重要
「前職よりも給料が高いこと」「サービス残業がないこと」「福利厚生がしっかりとしていること」を重視して転職活動をしたとのことですが、そもそも転職のきっかけは残業代不払いの違法状態にありました。
きちんと残業代が払われる企業であれば「前職よりも給料が高い」という条件もクリアできる可能性が高いため、この方のマストな条件は「法令を遵守する企業」だったのではないかと推測できます。また、仕事のやりがいそのものはあったということですので、実は仕事内容も重視すべき条件だったのではないでしょうか。
前職に不満があって転職する場合、不満の背景を深掘りし、本当の理由を掘り下げていくことが必要です。「今より少しでも良くなれば」という選び方をすると失敗するリスクが高くなるので注意が必要です。
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3)28歳の転職は、エージェントなどの「第三者の視点」も重要

28歳の人材は、すでに社会に出て何年もの社会人経験を積み、さまざまな業務経験を重ねています。
自分自身で思っている以上に、今の職場で多くの仕事を経験している場合もあるものです。そして、その経験のうちどの部分が転職市場において需要があるのか、自分では気づかないことも少なくありません。
そこで重要になるのがキャリアの棚卸しです。これまで携わってきた仕事の種類やスキル別に分け、整理していく中で、自身の強みを再発見することにもつながります。
ただし、多くの人にとって自分の強みを自分で発見するのは容易なことではありません。客観的にこれまでのキャリアを分析するのであれば、やはり第三者の視点から分析してもらうのが最も有効な方法と言えるでしょう。
そこで活用してほしいのが転職エージェントです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、第三者の視点からあなたのキャリアを分析し、適性や強み・弱みを見極めてくれます。
自分では気づかなかった強みを引き出してもらえる場合もありますので、ぜひ積極的に転職エージェントを活用しましょう。
28歳の転職体験談⑤ 営業事務勤務。中小企業のせわしなさに疲れて、自動車メーカーに転職! みさと さん 愛知県

転職活動は一度目に就職活動をしていた時より、求人の数は多く感じました。
ですが、変わらず就職難の状況もあって、私はまたもなかなか内定をもらうことができませんでした。
ハローワークには何度も通いました。
また、dodaなどの転職系の情報も多く参考にしました。
助かったのはハローワークの職員に、職務経歴書の書き方などを説明してもらったことです。
何度も添削をおこなっていただき、求人企業に渡す書類を何度も文章を変えていったのが良かったと思っています。
自分の振り返りにもなり職員と話すことで、気分転換にもなりましたし、得るものも多かったです。
「自分の強みや弱みが何なのか」を考えるきっかけにもなって、面接にも活用することができました。
第三者からの視点によって、自分自身の新たな強みにも気づくことができる
このエピソードでは、ハローワーク職員の方の助言が自身の強み・弱みを振り返るための良いきっかけになったようです。転職活動期間が長引きやすい人の特徴として、応募書類の書き方が通り一遍だったり、面接での受け答えが一般論の域を出ていなかったりすることが挙げられます。
中途採用は企業にとって大きな賭けですので、選ぶ側も必死で応募者の強みを見出そうとします。ところが、応募書類や面接を通じて伝わってくるものがいまいち抽象的でピンとこないと、その時点で「響くものがない」と評価されてしまう可能性があるのです。
自分では大したことではないと思っていても、これまでのキャリアの中で培ったものの中には企業が欲しがるスキルや経験があるはずです。
転職エージェントを活用することで、自分では気づいていなかった自身の強みやアピールポイントを把握することができ、面接担当者の心に響く自己PRへとつながることもあるのです。
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4)28歳の転職での、おすすめの転職サービスと活用法

ここまでの体験談で、何度か転職エージェントを活用して転職を成功させた人がいたことに印象を持った人も多いでしょう。
特に28歳で初めて転職する方は、転職エージェントの利用で転職活動の進めやすさは格段に変わるはずです。
転職エージェントでは、個人では入手することが難しい企業の内情や、非公開求人のようにエージェントが独自に保有している求人もあります。
参考:転職エージェントの仕組み

また、転職エージェントはサービス毎に強みや特色があります。自分に合ったサービスを見つけるうえでも複数の転職サービスを組み合わせたほうが効果的です。
参考:転職エージェントの複数登録と選び方


28歳の転職で、転職エージェントを活用するポイントは以下の3点です。
- Point1 20代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 担当アドバイザーとのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は、就職活動を成功に導くためにとても重要です。
それは、担当するキャリアアドバイザーの知識があなたの求めているレベルではなかったり、相性等の不一致から活動を進めにくくなるといった問題が出てくる可能性もあるからです。

自分に合う担当アドバイザーを見つけるには、以下のポイントについて確認すると良いでしょう。
- 「親身に相談に乗ってくれるか」
- 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
- 「紹介・連絡のペースは適切か」
ここからは、28歳の転職におすすめの具体的な転職エージェントサービスを紹介します。「ここが自分に合いそう」と感じたものから2~3つ試しに登録してみると良いでしょう。
28歳の転職におすすめの転職エージェント(全職種向け)
マイナビエージェント──じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い
マイナビエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
公開求人数 | 約4.1万件(2022年9月現在) |
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい20代の人に適しています。

引用元:マイナビエージェント公式HP
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。
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doda──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約16万件(2022年9月現在) |
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は常時10万件以上、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
また、dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
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リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約160,000件(2022年9月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
リクルートエージェントとくに活用すべき支援ツールは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」でしょう。
ネットでは公開されていない企業情報をチェックできるので、「企業研究が苦手・やり方が分からない」という28歳の転職者の方は、レポート情報が大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに28歳時期の転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
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パソナキャリア──全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる
パソナキャリアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
公開求人数 | 約4万件(2022年9月現在) |
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、「こちらの相談に対して、じっくり聞いてくれた」という評価をする転職者の方は多いです。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面サポートもしやすいエージェントです。
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ワークポート──未経験者向け支援、特にIT・Web業界へのサポートに強い
ワークポートの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約5.8万件(2022年9月現在) |
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
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特定の業界・業種のサポートに強い転職エージェント
タイプ | 20代に特化 | 20代・若手 | 20代に特化 | 20代に特化 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビジョブ'20s![]() |
JAIC(ジェイック)![]() |
就職Shop![]() |
えーかおキャリア![]() |
マイナビITエージェント![]() |
レバテックキャリア![]() | ワークポート![]() |
JACリクルートメント![]() |
リクルートダイレクトスカウト![]() |
ビズリーチ![]() |
ジャスネットキャリア![]() |
マスメディアン![]() |
クリーデンス![]() |
MS-Agent![]() |
エンワールド![]() |
ロバート・ウォルターズ![]() |
メイテックネクスト![]() |
きらケア![]() |
かいご畑![]() |
メリット |
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公開求人数 | 約4,000件 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 約1.6万件 | 約1.7万件 | 約6.4万件 | 約1.5万件 | 約40万件 | 約8.6万件 | 約3,400件 | 約4,000件 | 約1,300件 | 約8,000件 | 約1,000件 | 約2,000件 | 約9,200件 | 約3.5万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | 営業職メイン | デスクワークメイン | デスクワークメイン | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | 関東・関西・東海・中国・九州 | ◎全都道府県 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2023年1月時点のものです。
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まとめ 28歳の転職は「前向きに」「大胆に」「ときには慎重に」

さて、ここまでの内容をざっとまとめてみましょう。
28歳の転職をする際のポイント
- 28歳というタイミングを逸することなく転職活動に踏み出そう!
- 転職したい理由を深掘りして、背景にある自分の本心を分析しよう!
- 求人にすぐに飛びつかず、しっかりとリサーチしてから応募しよう!
28歳の転職がいかにタイミングとして良い時期か、お分かりいただけたでしょうか。第二新卒でもなくミドルでもないこのタイミングを逃さず、ぜひ前向きな気持ちで転職活動に邁進していただきたいです。
転職によってキャリアが良い方向へ向かうことも多いので、大胆に動いてみることも大切です。ただし、見つけた求人に安易に飛びついてしまうのではなく、しっかりとリサーチして事実を確認するといったことは必要です。転職エージェントのようにプロの力を借りるなどして、有意義な転職活動にしていきましょう。
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