「27歳で転職したい!」転職成功に向けてのポイントと成功談・失敗談事例を紹介
[最終更新日]2021/02/22

現在27歳、もしくはもうすぐ27歳で、「転職しようか迷っている」という方は多いのではないでしょうか。
27歳社会人は、基本的なスキルも経験も経ていることから、転職市場では人気の世代と言えます。
しかし、実際に転職活動を始めるにあたっては不安は付き物でしょう。
「未経験の仕事に転職したいけど、見つかるか心配」
「転職してから、思っていた会社とは違っていたとしたらどうしよう」
様々な悩みが湧いてきて、なかなか一歩踏み出すことができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、実際に27歳で転職を成功させた人は、一体この不安をどう乗り越えたのでしょうか。
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目次
1)27歳の転職を失敗しないためには目指すキャリアと企業ニーズを合致させること
27歳は新卒入社をしているのであれば、社会人として4~5年のキャリアを積んできたことになります。
第二新卒枠での転職は叶わなくはなりますが、27歳という年齢は転職市場全体で見ても、まだまだ将来性のある有望株として捉えられることが多いようです。
27歳の転職者に対して、企業はどういう見方をする?

- 社会人として一定の経験・スキルを備えている
- 今後の社会人生活も長いため、成長に期待ができる
- 中堅社員に比べ、凝り固まった考えがなく、新しい環境にも順応しやすい
27歳で今後のキャリアに思いを馳せ「もっとキャリアを積める職場に行きたい」「生活のためにも、年収アップを目指して転職したい」「自分が本当にやりたかったことを叶えたい」などの考えがあるならば、まさに今が「キャリアの転換期」になることでしょう。
しかし、転職活動において自身の希望だけ追っているようでは、目指すべき企業を見極めることはできません。
27歳の転職者に対して、企業が求めるのは「一定の経験・スキル」と「順応性」、そして「成長の伸びしろ」です。
どの分野でのスキルや伸びしろを求められるかは、当然企業によって異なりますので、自身のキャリアの方向性だけでなく、「企業が求める人材」についてもしっかり見据えていくべきでしょう。

自身の「これからのキャリアで伸ばしていきたい・成長したいこと」がはっきりしていないという方は、転職活動の前に一度「キャリアの棚卸し」をしておくことをおすすめします。
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2)27歳転職の判断軸は?「転職」が良いケースと「再検討」が良いケース

社会人としての市場価値で見ても、まだまだ有望株として捉えられることの多い27歳ですが、目的や状況によっては、転職するかどうかを一度検討し直した方がいい場合もあります。
ここでは27歳で「転職した方が良いケース」と「再検討が良いケース」についてご紹介します。
それぞれの判断軸を参考にしながら、自分がどちらに当てはまるのか考えてみましょう。
27歳で転職した方が良いケース | いったん再検討する方が良いケース |
---|---|
・チャレンジしたい業界・職種がある ・現職ではキャリアアップが見込めそうにない ・忙しさやストレスで体調に支障をきたしている | ・特にやりたいことがあるわけではないが、転職したい ・「気の合わない上司がいる」などの人間関係を理由とした転職 |
27歳で転職した方が良いケース

チャレンジしたい業界・職種がある
一つの会社で4~5年勤めた結果、「他に興味のある業界・職種がある」「自分にはもっと向いた仕事があると思う」という方は、転職へ踏み切るのも良いでしょう。
一般的に、年齢を重ねるほど、未経験の業界・職種への転職は難易度が上がるとされています。
20代の今であれば、年齢的なハンデも少なく、むしろ「今後の伸びしろ」として考える企業も少なくありません。
ただし、社会人として一定の経験も経てきていることから、転職活動では「やる気」だけでなく、前職で得た実績もきちんとアピールするようにしましょう。
現職ではキャリアアップが見込めそうにない
4~5年も同じ会社に勤めていると、その会社でのキャリアの築き方もおおよそ見えてくるかと思います。
自身の思い描くキャリアプランと照らし合わせてみて、将来的に理想のキャリアを築けそうにない、と判断した際は、転職が解決の糸口となることもあります。
応募書類や面接時に、自身の経験・スキルを踏まえた自己PRができれば、企業側も「即戦力として活躍が期待できる人材」と見なし、現職よりも高い条件でオファーを提示してくれる可能性も高まります。
忙しさやストレスで体調に支障をきたしている
転職の理由は必ずしも前向きなものばかりとは限りません。
たとえば度重なる残業時間などが理由で体調に支障をきたしている方もいるかもしれません。
そうした長時間の労働は、会社の体制が変わらない限りは、個人のレベルで変えることは難しい場合も多く、転職が悩み解決の糸口になることもあります。
忙しさやストレスにより就労が不可能なレベルに体調が悪化してしまわないうちに、転職の準備を進めるのが良いでしょう。
いったん再検討する方が良いケース

特にやりたいことがあるわけではないが、転職したい
27歳という年齢は、今後のキャリアを鑑みても、焦って転職をすべき年齢ではありません。
そのため、転職後の目標ややりたいことが明確ではなく「とりあえず今の会社を辞めて転職したい」という心持ちである場合、一度立ち止まって転職すべきかどうかを考えてみる必要があります。
転職動機やキャリアに一貫性がないと、企業側も「成長意欲のない人材」と見なし、なかなか内定がもらえず転職活動が長引いてしまったり、内定をもらって入社してもすぐにまた現職が嫌になり転職を繰り返してしまう、といった事態にも繋がりかねません。
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「気の合わない上司がいる」などの人間関係を理由とした転職
職場の人間関係の不一致が理由で転職を考える方もいらっしゃることでしょう。
職場の社員とはほぼ毎日顔を合わせることになりますので、その人間関係が肌に合わないとなると仕事の能率にも関わってくるのは確かです。
しかし、人間関係はどの職場でも大なり小なり問題を抱えているものなので、必ずしも「転職すれば楽になる」とは限りません。
あなたの抱えている問題が、「現職場で解決できるものか否か」を見極めることは重要です。
たとえば配置転換が可能な職場であれば、苦手な人間関係から離れることもできますし、残業の少ない部署に異動することも叶うかもしれません。
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3)27歳の転職を成功するためのポイント3つ
ここからは27歳の転職活動を成功させるための3つのポイントについて解説していきます。

- 転職の「軸」を明確にする
- 企業研究・業界研究は入念に
- 転職エージェントのサービスを活用しよう
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
転職の「軸」を明確にする
転職活動を進めるうえでまず必要なのが「転職の軸を持つこと」です。
自身の価値観や強み・弱みを明確にし、そこから「自身の活かせる強み」や「今後目指していくべきこと」といった、転職の軸を持つことができます。
ブレない軸を形成するためには、まずは以下のような方法で、当てはまる要素を書き出してみましょう。

- STEP1 「自分は今、仕事で何ができるのか?」を考える
- STEP2 出てきたスキル・知識に対して、「好きか・嫌いか」を考える
- STEP3 「その先の未来に何があるのか」を探求する
STEP1~3がそれぞれに交わる領域を見つけ出せたら、それがあなたの理想とすべき転職の「軸」となります。
仮に転職活動が予想以上に長引いてしまった際などに、焦って妥協し内定を獲得し、結果的に入社後に後悔するパターンも無いとは言えません。
しかし、ブレない軸を持っておくことで、「譲れない条件」「妥協してもいい条件」が明確になるので、転職後のミスマッチを防ぎ、転職成功の確率を高めることができるのです。
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企業研究・業界研究は入念に

転職の軸を明確にし、ある程度応募したい企業が固まってきたら、続いては応募先企業や業界の調査を入念に行いましょう。
企業研究・業界研究によって知識を蓄えることによって、企業目線での客観的な物の見方を身につけることができ、「企業が求める人材」と自身の志望動機・キャリアイメージに相違がないかを冷静に判断することができます。
企業研究で見るべきポイントは、以下のようなものです。
企業研究の見るべきポイント
- 業績、企業情報
- 事業内容(直近のプレスリリースや業界ニュースを含む)
- 業務内容(求められる/歓迎されるスキルを含む)
- 条件(給与、福利厚生)
- オフィス環境や社風、一緒に働く人たち
また企業研究・業界研究には、単に応募先の企業の事業内容や条件、環境を知る目的以外にも、自身が応募しようとしている企業が「ブラック企業」に値しないかどうかというネガティブチェックの意味合いも込められています。
そうしたセンシティブな内容は企業のHPや求人票からだけでは読み取りづらい部分もあるため、「企業の口コミサイト」なども活用しつつ、調査を進めてみると良いでしょう。
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転職エージェントのサービスを活用しよう
27歳の転職活動を成功させるためには、転職エージェントサービスを利用するのも有効な方法です。
転職エージェントは無料で登録・利用ができ、かつキャリアアドバイザーによるキャリア相談や求人紹介、面接対策などのサポートを受けることができます。

応募先企業に関して、求人サイトからだけでは読み取れない詳細な情報を聞くことができたり、内定後の条件交渉を代行してくれるなどのメリットもあります。
その他にも、転職活動全般で不明な点や不安な点がある場合、転職エージェントサービスの活用は決して損はないでしょう。
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4)27歳の転職におすすめの転職エージェント6点
ここからは、27歳の転職活動を成功に導くためのおすすめ転職エージェントを6つご紹介します。
転職エージェントを最大限有効活用するために、まずは2~3つの転職サービスに登録されることをおすすめします。
現在、国内には数多くの転職エージェントサービスが存在し、各サービスごとに強みとしている業界や求人内容は異なります。
転職エージェントを複数利用することで各サービスのメリットを受け取ることができ、かつ複数のキャリアアドバイザーから意見をもらうことは、自身のアピールポイントを形成するうえでも非常に役立ちます。
参考:転職エージェントを利用する際のポイント

27歳の転職におすすめの転職エージェント
質問項目 | 素晴らしい状態 |
---|---|
![]() マイナビエージェント | ・20~30代の転職支援に強い ・転職者一人一人へのサポート体制が充実 |
![]() doda | ・求人数の多さとサポート体制の手厚さが◎ ・企業からのスカウト・オファーも貰いやすい |
![]() リクルートエージェント | ・国内TOPの求人数と転職支援実績 ・アドバイザーの的確なサポート支援 |
![]() JAIC(ジェイック) | ・第二新卒・フリーターのサポートに強い ・若手育成の意欲が高い企業の求人が多い |
![]() マイナビジョブ20’s | ・第二新卒専門の転職サービス ・Web適性診断で自己分析を効率的に進められる |
![]() type転職エージェント | ・東京・神奈川・埼玉・千葉の転職支援に強い ・年収アップ転職に向けての支援が得意 |
アドバイザーの丁寧かつきめ細やかなサポートを希望する人は「マイナビエージェント」
マイナビエージェントは、キャリアアドバイザーによる丁寧なサポート・アドバイスに定評があります。
各業界に精通したキャリアアドバイザーが担当につくので、自身の目指す業界・職種に関する詳細なアドバイスが期待できます。
また、20~30代の若手社員へのサポートに強いため、今回が初めての転職となる方にもおすすめできる転職エージェントサービスです。
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アドバイザーから積極的な求人提案を希望する人は「doda」
dodaは「幅広い業界・職種の求人紹介」と品質の高いサポート内容に定評があります。
キャリアアドバイザーによるサポートはもちろん、「求人サイト」として転職者自身で求人を検索することも可能です。
dodaの扱う求人の多くは、他のサービスには掲載されていない「非公開」の求人になります。
非公開求人は公開求人よりも好条件のものが多く、また応募する転職者の数が通常よりも限られるため、競争率が緩和された状態で選考に臨むことができます。
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実績豊富なアドバイザーからの支援を希望する人は「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは国内No.1の求人数・転職成功実績を誇る転職エージェントサービスです。
企業からの信頼も厚く、転職者を企業に紹介する提案力の高さにより、これまでに※30万人以上を転職成功に導いてきました(※公式サイトより)。
リクルートエージェント独自のサービス内容も充実しており、転職活動の山場である採用面接の必勝法が学べる無料セミナーの開催や、担当アドバイザーが企業の最新情報・選考でのポイントをレポート形式でまとめてくれるなど、転職活動を様々なかたちでバックアップしてくれます。
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今回「正社員化」の転職を目指す人は「JAIC(ジェイック)」
JAIC(ジェイック)は、20代・第二新卒・社会人未経験者を対象にサービスを提供する転職エージェントです。
大きな特徴として、「就職カレッジ」と呼ばれる社内研修を実施している点が挙げられます。
就職カレッジでは、社会人経験が浅い・全くない若手社員に向け、社会人に必要な知識や「営業職」に求められるスキルなどをレクチャーしています。
JAICを通じて転職した方の入社後の定着率も91.3%と高い水準を誇っており(※公式サイトより)、社会人としての経験値に不安がある方でも、転職のチャンスが広く拓かれています。
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既卒・第二新卒向けの充実したサポートを受けたい人は「マイナビジョブ20’s」
マイナビジョブ20’sもまた20代・第二新卒の若手社員をターゲットにサポートを展開しており、若手社員が抱きやすい悩みや不安に寄り添ったサポートに定評があります。
また、転職活動を成功させるために重要な「自己分析」を助けるWeb適性診断のツールも導入しています。
こちらでは自身の強みや適性のある仕事内容が分かるため、現在キャリアの方向性が不透明な方も、解決の糸口が見つかるかもしれません。
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東京・神奈川・千葉・埼玉での、年収UP転職を目指す人は「type転職エージェント」
type転職エージェントはサービス利用者のおよそ71%が年収アップに成功していることから(※公式サイトより)、キャリアアップを念頭に置いた転職をしたい方におすすめのサービスです。
業界の中でも老舗のエージェントに数えられ、その実績の豊富さから多くの企業との間に信頼関係を築いています。
サポート範囲は一都三県に限られていますが、その分転職者一人一人への丁寧なサポートを実現させています。
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5)27歳で転職した人達の、様々なケースでの体験談事例を参考にしよう
ここからは、実際に27歳で転職した人達の体験談事例を紹介していきます。
あなたと近しい環境・状況での体験談もあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
27歳、今後のキャリアの転換期として転職したケース
27歳の転職体験談① 事務員から未経験でシステムエンジニアに! みみちゃん さん 東京都

転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 製造業 | IT・システム開発 |
職種 | 事務員 | システムエンジニア |
従業員規模 | 50名 | 100名 |
年収 | 250万円 | 400万円 |
知人の紹介である製造会社の事務職として入社しましたが、社員の年齢層が高いからか、PCを扱える人がほとんどいませんでした。
必然的に、それなりにPCの知識のある私に任される業務は多く、毎日が残業続きでした。
月に100時間を超える残業。ですが残業代の支給も無ければ、昇給の見込みも無い。
まぁ、言ってしまえば「ブラック企業」だったんですよね。
引継ぎは多かったですが、私は何とか円満退職し、転職活動を進めました。
未経験でしたが、得意なPCスキルを活かせる「IT分野」への転職を目指しました。
未経験の私なんて歯牙にもかけられないかと思いましたが、「技術を磨いて、この業界で頑張っていきたい!」という私の情熱に理解を示してくれる会社に出会い、転職を果たすことができました。
面接で宣言した通り、私は未経験なりに人一倍に努力し、入社から一年後に「チームリーダー」に任命していただけました。
私の転職体験談【女性:27歳】:事務員から未経験でシステムエンジニアに! /
「未経験でも興味がある・情熱が持てる職種」での転職
みみちゃんさんは見事、未経験のシステムエンジニアへ転職を果たします。
みみちゃんさんの成功の要因は、「未経験職であっても情熱を燃やし、成長しようとする努力」を、うまく企業へ伝えられたことでしょう。
未経験の職種であるからこそ「自分なんてお呼びじゃないのでは?」と不安になり、転職を躊躇ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、27歳での転職はまだまだ成長途上。スキルや経験も重要ですが、未経験転職で求められているのは「成長していこうとする意気込み」です。
「自分がこの仕事にかけている思い」「入社後も努力を怠らない姿勢」を正確に伝えることで、企業側も安心して採用を決めることができるのです。
27歳の転職体験談② 元はエステティシャンで、そこからまったく未経験の、医療事務に転職! りんご さん 神奈川県

転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 美容関係 | 医療事務 |
職種 | エステティシャン | 受付 |
従業員規模 | 200~300名 | 10~20名 |
年収 | 約200万 | 約300万 |
元々、オシャレや美容に興味があったので、資格を取りエステティシャンとして4年間働いていました。
ただ、勤続年数が増えるごとに業務の量も拘束時間も増えていって。
休日に急遽出勤することもあり、しかしそれが給与に反映されないことに不満を感じていました。
また、お店の都合上、施術だけでなく化粧品をお客様に薦める「営業」もしなければならなくて。
これが個人的にはかなりきつかったです。
「転職しよう」と思ったのはそれからすぐのことでした。
転職にあたって大切にしていたポイントは「正社員であるかどうか」です。
先々のことを考えると、きちんとした雇用形態の方が安心でしょうしね。
そんなわけで、未経験でしたが医療事務の仕事に就くことになったのです。
目的の「正社員就職」は果たしたわけですが、実際に働いてみると、良い事ばかりではありませんでした。
まず、有給休暇が取れないこと。それから社会保険に入れてもらえなかったこと。
この2点に関しては、入社前にきちんと確認しておけばよかったと後悔しています。
私の転職体験談:元はエステシャンで、そこからまったく未経験の、医療事務に転職!
「正社員」を希望する際には、有給や社会保険の有無の確認も必須
「正社員でも、社会保険に入れない事ってあるの?」
りんごさんの体験談を読み、驚いた方も多いのではないでしょうか。
社会保険とは大きく「労災保険」「雇用保険」「健康保険」「厚生年金」の4つに区分けされており、「2か月以内の臨時的な雇用関係」などの条件でない限り、正社員には加入の義務があるものです。
ですので、りんごさんの入社した医療施設は、一般的に見れば「ブラックな職場」と考えられると思います。
「安定した雇用条件」を求めていたりんごさんにとっては、かなりの死活問題だったのではないでしょうか。
りんごさんは現在、再び雇用条件の良い職場に転職を考えている最中とのことです。
社会保険の加入や有給休暇取得は、このように企業によっては適用されないケースもあるので注意が必要です。
幸いにもこれらの条件は求人票や、面接時に確認することが可能なので、忘れないようにしたいものです。
それら条件の有無を自分で確認することが憚られるという方は、求人を紹介してもらった転職エージェントなどの第三者に仲介してもらうことも可能です。
27歳で、労働環境を変えるために転職したケース
27歳の転職体験談③ 「生と死に向き合う仕事」──総合病院の看護師を退職して、再就職して、今思うことは。 詩織 さん 千葉県

転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 医療機関(総合病院) | 医療機関(クリニック) |
職種 | 看護師 | 看護師 |
従業員規模 | 800名 | 10名 |
年収 | 450万円 | 500万円 |
看護学校を卒業後、県内の総合病院で看護師として働いていました。
患者様の命を取り扱う場所、一分一秒も気が抜けず、常に気を張って過ごしていました。
そんな日々が続いたからでしょうか、徐々に体調を崩し始めて。
学生の頃から志していた仕事でしたので頑張りたかったんですけど、身体が言うことを聞かなくなりました。
どちらが「患者」か、まるで分らないくらいにやつれてきた頃に、ふと「転職」の二文字が頭に浮かびました。
でも、やっぱり看護師の仕事を諦めたくはありませんでした。
職場を去ってからも、私の中で看護の仕事に対する信念は揺るぎませんでした。
しかし、このままではまた新しい職場でも同じことを繰り返してしまうかもしれない。
定職に就かず焦る気持ちもありましたが、まずは身体を整えることを優先しました。
私の転職体験談:「生と死に向き合う仕事」──総合病院の看護師を退職して、再就職して、今思うことは。
転職活動を成功させるためには、体調を整えるための「休養期間」も大切
詩織さんは、人の命を預かる仕事へのプレッシャーから体調を崩されてしまいます。
しかし、詩織さんにとって「看護師」の仕事は誇りを持って取り組めるものでした。
このように、体調を崩されて休職・転職に至るケースの場合、まず優先させるべきは「体調を万全の状態に戻す」こと。
社会人の資本はスキルや経験ももちろんのこと「体力」もその一つだからです。
また、心身に不調を抱えている中で無理に転職活動を進めてしまうと、本来ならば選ばないような「給与がぐっと下がってしまう職場」や「有給取得や残業代支給の無い職場」へ、焦って転職を決断してしまう恐れもあります。
詩織さんは「休養期間」をしっかり設けたおかげで、万全の体調で看護師の仕事に復帰(転職)することができました。
転職活動の成功には休むことも必要だと教えてくれる体験談でした。
27歳の転職体験談④ 中卒で、アパレル職で働いて、上司からパワハラを受けて──、そしてその後。 あたん さん 山口県

転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | アパレル | アパレル |
職種 | 販売 | 販売 |
従業員規模 | お答えできません | お答えできません |
年収 | 約160万円 | 約190万円 |
私は中卒で大きな目標も無く、ファッションが好きだったのでフリーターとして、アパレルショップの店員をしていました。
同級生が順調に会社で出世したり結婚したりしているのを見ると、だんだんと焦ったりもしてきて。
でも特に何をしたらいいのかもわからなくて。コンプレックスの塊だったと思います、あの頃は。
服を売る仕事は好きだったんですけど、新しく赴任してきた上司がとんでもないパワハラ気質で。
「お前、頭悪いな。なんでこんなこともできないんだよ!」
そんな罵声を毎日のように浴びせられました。
職場に行くのが毎日怖ったんですが、学歴の無い私には、やっと雇っていただいたこのお店しかない。
そう思って、毎日自分を奮い立たせながら出勤していました。
それでも状況は変わらず。
鬱々とした気持ちから、ふと「このままでは死んでしまう」なんて考えていた時に
友人が「そんな仕事、早く辞めた方がいい!」と声をかけてくれました。
私の転職体験談:中卒で、アパレル職で働いて、上司からパワハラを受けて──、そしてその後。 /
パワハラを受けた際には「辞める勇気」を持つことも必要
上司からのパワハラは、その立場の違い上、改善を要求するにも勇気がいり、結果として我慢してしまうという方が多いのが実情です。
そして、時にはあたんさんのように「我慢して続ける」よりも「辞める勇気」が必要である場面もあることでしょう。
パワハラは、その内容次第や受け手の心理状況によっては、相手の尊厳を損ない、苦しめるものです。
重篤な心理的・身体的ダメージを負えば、長期の入院やリハビリが必要になる場合もあります。
そのような状態になるまで無理をして働いても決して得にはならないでしょう。
あたんさんは辞める勇気を持ったおかげで、別のアパレルショップで伸び伸びと働くことのできる未来を手に入れました。
27歳、やむを得ない事情で転職したケース
27歳の転職体験談⑤ 不動産投資会社に入社して、1か月後にリストラされて。 ゆめ さん 東京都

転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 不動産投資 | 保険会社 |
職種 | 営業 | 営業 |
従業員規模 | 70名 | 7000名 |
年収 | 300万円 | 300万円 |
新卒採用で不動産会社の営業になり、「この会社で頑張って、苦労をかけた両親にも恩返しをしていこう」と考えていました。
しかし入社間もなく始まった営業研修は想像を絶する過酷さで。
上司「お前らはまだ会社の一員じゃない。まともに仕事ができるまで気を抜くなよ!」
私はプレッシャーに押され、休み時間はもっぱらトイレに籠もって泣くのをこらえていました。
とうとう耐え切れなくなり、私は上司に相談しました。
すると、
上司「研修受けられないなら仕事なんてさせられないよ。退職しかないね」
その場で退職届を書かされました。
入社からわずか一か月の出来事です。
頭が真っ白な状態でしたが、何とかしなければいけません。
私は「第二新卒専門」の転職エージェントに登録しました。
エージェントの方との面談を続けていくうちに、だんだんと視界もクリアになり、転職に対する意識も強くなっていきました。
私の転職体験談:不動産投資会社に入社して、1か月後にリストラされて。
転職に詳しい知人や転職エージェントに相談することでより良い選択につながるケースも
ゆめさんは転職にあたって3名の方に助けられたと言います。
「友人」と「転職エージェント」と「同期」です。
同時期に友人たちと活動をシェアできる新卒採用の頃とは違い、転職活動は基本的には「一人」で行うものです。
不安や苦しみを分かち合う仲間が持てないことで、気持ちがくじけてしまう方もいるとのことです。
悩みを聞いてくれる友人が一人いるだけでも、随分と気持ちが楽になりそうなものです。
ある日突然に会社から追い出されてしまったゆめさんは転職エージェントの面談で、転職の方向性が定まったと言います。
また、前職の同期社員の紹介により、転職先に出会いました。
やむを得ない転職活動は、転職エージェントや転職に詳しい知人に相談することで成功に導かれることもあると、ゆめさんの体験談から伝わります。
まとめ)これまでの経験を最大限アピールしつつ、転職成功を掴み取ろう

ここまでの内容を振り返ってみましょう。
27歳の転職の転職を成功させるポイント
- 転職の「軸」を明確にする
- 企業研究・業界研究は入念に
- 転職エージェントのサービスを活用しよう
20代も後半になると、仕事においてもプライベートにおいても様々な変化があるでしょう。
そんな中で転職活動に踏み切るからには、「良い会社に転職したい」と願うのは当然のことです。
忘れてはいけないことは、いかなる理由で転職活動を始めたとしても、「これまでの経験やスキルは決して無駄にはならない」ということです。
若さやモチベーションだけではない、27歳のあなただけの武器を最大限にアピールしていきましょう。
時には転職エージェントの力も借りつつ、転職成功を掴み取ってください。
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