サーバーエンジニアに転職するには?仕事内容、年収、将来性、未経験から目指す際のポイントまとめ
[最終更新日]2022/05/22

「サーバーエンジニアに転職したい」と考えている方は、きっと多いでしょう。
サーバーエンジニアは機器を直接触る仕事であり、ITエンジニアを代表する職種の1つです。一方で専門職ということもあり、未経験でも転職できるのか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
目次
1)サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアは、企業で使われているサーバーの構築や運用・管理などに関わる仕事を担います。ちなみに、「サーバー」とは通常、企業内外の利用者に対してさまざまなサービスを提供するコンピュータを指します。
各企業ではさまざまな種類のサーバーが利用されており、事業運営のためになくてはならない存在です。このため、サーバーエンジニアの役割は重要です。以下の項目では実際にどのような仕事をするのか、またサーバーエンジニアの平均年収や将来性について、確認していきます。
サーバーエンジニアの業務内容って?

サーバーエンジニアの仕事は、大きく「構築」と「運用・管理」の2つに分けることができます。
それぞれの業務について解説します。
構築を担当するサーバーエンジニア
構築を担当するサーバーエンジニアの業務内容としては、以下のものがあげられます。
- サーバーの構成を検討(通信速度、電源やストレージの容量、障害への対策など)
- サーバーの設置(配線やラックにセットする作業など)
- LANや電源ケーブルの配線(外付けのストレージがある場合も)
- OSのセットアップや、ネットワークの設定
- データベースソフトやアプリケーションソフトなど、必要な製品のインストールや設定
これらの業務は、SEやネットワークエンジニアなどと調整しながら進める必要があります。このため、コミュニケーション力も求められます。加えて近年ではサーバーにLinuxなどが採用されるケースも多いため、シェルプログラミングの技術も必須です。
またサーバーエンジニアは作業のために、顧客企業やデータセンターに出向くことが多くなります。このため、(エンジニア職の中では)外出の多い職種になります。
運用・管理を担当するサーバーエンジニア
運用・管理を担当するサーバーエンジニアは、機器の監視と不具合対応が主な業務となります。不具合が発生した場合は原因と影響範囲を調査し、早期に復旧させることが任務です。
職場はデータセンター内という場合も多く、定期的に修正プログラムの適用などを行う場合もあります。この場合は、できるだけ業務に支障が及ばないように作業工程の工夫が必要です。またセキュリティに関わる問題がないか、調査する仕事を任される場合もあります。
サーバーエンジニアの雇用形態や労働環境

サーバーエンジニアの雇用形態や労働環境は、どうなっているのでしょうか。その実態を、詳しく解説していきます。
雇用形態はさまざま
サーバーエンジニアの雇用形態は、さまざまです。正社員や契約社員として直接雇用されているケースも多いですが、派遣社員として働くケースもあります。なかにはIT企業の正社員でありながら、他社に常駐するケースもあります。
構築の場合は、作業が休日や深夜に及ぶ場合もある
構築の業務はプロジェクトの進捗状況や、顧客の都合に左右される部分があります。このため、作業が休日や深夜となるケースも少なくありません。またサーバーエンジニアは複数のプロジェクトを兼任する場合もあり、ときには遠隔地へ出張することもあります。
運用・管理の場合は、シフト勤務が多い
運用・管理を担当する場合は、シフト勤務を採用する職場が多くなります。土日や深夜でも仕事が入る可能性がある一方で、残業が少ないことが特徴です。工夫すれば、仕事もプライベートも充実できる仕事といえるでしょう。
サーバーエンジニアの年収・将来性

サーバーエンジニアの年収イメージ
dodaが2021年3月に公表した「ITエンジニアの職種別の平均年収」によると、サーバーエンジニアの平均年収は463万円となっています。以下が、年代別の平均年収となります。
20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 |
---|---|---|---|
384万円 | 530万円 | 637万円 | 685万円 |
参照:doda「ITエンジニアの職種別の平均年収」
「令和元年分民間給与実態統計調査」で、日本人の平均年収は436万円という結果が出ていますので、平均的な待遇と比べてやや恵まれているといえるでしょう。
サーバーエンジニアの需要・将来性
サーバーエンジニアの仕事は、なくなることはありません。世の中はクラウド化が進んでいますが、一方でクラウドに不向きなサーバーもあります。少なくとも、このようなサーバーに対する業務は将来も残ります。
加えてクラウド化などにより、運用・管理業務は重要性を増しています。またシステムのリプレースも定期的に発生しますから、将来性のある職種といえるでしょう。ネットワークや仮想化に関する知識を深めておくと、さらに価値のある人材に成長できます。
2)未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するための5つのポイント
未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するためにはいくつかのポイントがあります。ここでは以下の5点をとりあげ、それぞれについて詳しく解説していきます。
未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するための5つのポイント
サーバーエンジニアに求められる知識・スキルを知っておく

サーバーエンジニアの業務に求められる知識・スキルには以下のようなものがあります。
サーバーエンジニアの業務に求められる知識・スキル
- #1 サーバーOSに関する知識
- #2 サーバー設計・運用スキル
- #3 セキュリティに関する知識
- #4 ヒューマンスキル
サーバーOSに関する知識
代表的なサーバーOSにWindows Server、Linux、UNIXなどがあります。サーバーエンジニアとして業務を行うにあたっては、これらのOSに関する知識が必要です。
最終的にはいずれかのOSに関して精通していることがキャリアアップ・スキルアップに欠かせないものとなります。
具体的にはインストールやパッチ適用、接続機器の管理、バックアップ設定などのスキルが求められます。
サーバー設計・運用スキル
未経験のサーバーエンジニアがすぐに設計分野を任されることはありませんが、3年後、5年後のキャリアを見据えた際に、サーバー設計スキルは不可欠なものです。
サーバー負荷等を考慮したうえで、可用性を高める設計が行えるようにしておく必要があります。
また、顧客の需要を想定し、運用開始後も大きな変更が起こらない設計を心がけるのも重要です。
セキュリティに関する知識
運用開始後は、サーバー内のセキュリティに関してもサーバーエンジニアが担うことが多いです。
サーバー攻撃への対策はもちろん、万が一攻撃が発生した場合に被害を最小限に留めること、またいち早く復旧するためのスキルも求められます。
ヒューマンスキル
サーバーエンジニアは構築の過程でクライアントやネットワークエンジニア、システムエンジニアなど、様々な人とのコミュニケーションが発生します。
そのためクライアントやメンバーとのコミュニケーションスキルはもちろん、クライアントの要望を正確に汲み取り反映させていくためのスキルも必要となるでしょう。
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資格を取得するなど、スキルを磨く

サーバーエンジニアは、スキルを磨き続ける姿勢も必要です。資格を取得することは、その1つにあげられます。未経験の方が資格を取得することは、転職活動において以下の点で有効です。
- 一定レベルの知識を保証する
- 資格を取得した努力が認められる
資格は、一定レベルの能力があることを客観的に証明するものです。このため資格を取得することは、体系的な知識を得る手段として効率的な方法といえます。また募集内容を理解するためには専門用語の習得も必須ですが、資格の学習をすることで学習できます。サーバーエンジニア向けの主な資格には、以下があげられます。
資格名 | 概要 |
---|---|
MCSA(Windows Server2016) | マイクロソフト社認定。業界シェアの高いサーバーOSであるWindows Serverを扱うスキルを証明できる。 |
LinuC | Windows Serverと並ぶOSであるLinuxを扱うスキルを証明できる。レベル1~3まであり、未経験は1の取得がおすすめ(レベル1は未経験者でも1カ月程度の勉強で取得が可能)。 |
AWS認定 | Amazonが提供するクラウドサーバー・AWSを扱うスキルを証明できる。難易度順に「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」に分かれている。クラウドサーバーは今後の需要も高く、取得にあたってのメリットも高い。 |
Azure認定資格 | AWSと並んでシェアの高い、マイクロソフトの提供するクラウドサーバー資格。初級・中級・上級に分かれており、未経験者は初級の取得がおすすめ。 |
また近年では仮想化技術が広く使われるようになったため、仮想化についての理解も必要となります。仮想化に限らず、サーバーエンジニアに関する技術は日々新しいものが出てきています。転職した後でも常に技術動向をチェックして、新しい技術を学び続ける姿勢が求められます。
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応募先の業務内容や募集要項をよく読み、仕事内容を把握する

応募先の業務内容や募集要項をよく読むことは、大変重要です。なぜなら、企業ごとに業務内容も異なれば、求める人材も異なるためです。
ここまで説明した通り、サーバーエンジニアには構築と運用・管理の仕事があります。従って、構築をしたいのに運用・管理の仕事に応募しても、思い通りの仕事にはつけません。その逆も同じですから、サーバーエンジニアを募集する企業をよく知り、仕事内容を把握してから応募することが重要です。
また勤務地は以下の2種類があり、企業により大きく異なります。
- 自社のオフィスやデータセンターなどで勤務する
- 他社に常駐して勤務する
このうち他社に常駐して勤務する場合は、勤務先を事前に明示できません。従って募集要項には「東京23区内」などと書かれている場合が多いですから、1つの参考にしてください。
あわせて、勤務時間についても確認しておくことが重要です。少なくとも平日の日中勤務なのか、シフト勤務なのかという程度は確認しておきましょう。
その他、企業研究を行う際は、以下の項目を優先してチェックしておくと良いでしょう。
企業研究 見るべきポイント
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
また、企業研究は転職エージェントから情報収集するのも有効です。自身で確認していくことへの難しさを感じる方は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
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学習方法は独学の他にスクールに通う選択も

サーバーエンジニアに必要な知識・スキルの習得にあたっては、書籍やWebサービスによる独学の他にも「スクールの活用」があります。
学習にあたって費用は発生しますが、以下のようなメリットもあります。
- 実務経験者である講師に直接質問ができる
- 自身で無理のないカリキュラムを選択し学習ができる
- 履修後に就職支援を行ってくれるスクールもある
比較的短期間で必要な知識やスキルを身につけることができるほか、分からない範囲があってもすぐに講師からフィードバック・フォローがもらえるため、挫折せず取り組むことにも繋がるでしょう。
代表的なスクールについては、以下記事をご参照ください。
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転職エージェントを活用する

未経験からサーバーエンジニアに転職するためには、転職エージェントを活用することがおすすめです。転職エージェントを活用することには、以下のメリットがあります。
- 応募の代行をしてくれる
- 面接に関するフィードバックや、応募に関するアドバイスが受けられる
- 個々の事情にあわせた企業を紹介してもらえる
- 非公開求人に応募できる
上記にあげるメリットは、最短の時間でよい企業に就職するポイントでもあります。応募などの事務作業に関する手間が省けるため、あなたは志望動機や面接対策に集中することができます。また在職中の方は、忙しい中でも転職活動を進めることが可能です。
加えて面接についてのフィードバックを受けることで、自分では気づきにくい改善点も知ることができ、早期に転職するための強い味方となります。
転職エージェントは、非公開求人に応募できることも大きな魅力です。非公開求人を紹介してもらえることで、応募できる企業の選択肢が多くなります。このため、あなたにマッチした企業に就職することが可能です。
次の章では、未経験からサーバーエンジニアを目指す際におすすめの転職エージェントをご紹介します。
3)未経験からサーバーエンジニアへの転職におすすめのエージェント
マイナビIT AGENT──IT・Web業界への転職支援に強い&丁寧なサポート
マイナビIT AGENTの特徴 |
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---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約2,600件(2022年2月現在) |
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援を行うエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
サーバーエンジニア求人に対しても、転職者のこれまでの経験や強みに合わせての企業紹介をしてくれるでしょう。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
一方のマイナビIT AGENTの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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ワークポート──未経験者向け支援、特にIT・Web業界へのサポートに強い
ワークポートの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約2,400件(2022年2月現在) |
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
ワークポートの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにサーバーエンジニアへのジョブチェンジを検討している方は、ワークポートのサービスがフィットしやすいでしょう。若干の経験不足があった際も、「チャレンジしましょう」と後押ししてくれる可能性が高いです。

引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス」
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
一方のワークポートのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント(キャリアアップ、ハイクラス向け)、マイナビIT AGENT(IT/Webエンジニア向け)といった各分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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doda ITエンジニア──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
doda ITエンジニアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約2,900件(2022年2月現在) |
doda ITエンジニアは国内大手人材会社「doda」の、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
ITエンジニア系のエージェントは都市部に特化したところが多い中、doda ITエンジニアは都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくりサーバーエンジニアの求人をチェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
doda ITエンジニアの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント
doda ITエンジニアでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。「スカウト・オファーを沢山ほしい」という方は、レジュメ内容を充実させつつサーバーエンジニアへの意向をアピールすることによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く可能性を高められます。
また、doda ITエンジニアでは担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援を行うスタッフも就いてくれます。

引用元:doda「転職エージェントのdodaがあなたをしっかりサポート」
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職の回避が期待できます。
一方のdoda ITエンジニアのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント(キャリアアップ、ハイクラス向け)、マイナビIT AGENT、レバテックキャリア(IT/Webエンジニア向け)といった各分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約20,000件(2022年2月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント
サーバーエンジニアに関しての求人は約2万件あり、恐らく国内転職サービス内でトップの豊富さです(2022年2月現在)。
また、リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
各分野の業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにサーバーエンジニアへの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
![]() 職務経歴書エディタ |
テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
![]() 面接力向上セミナー |
企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2022年3月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
一方のリクルートエージェントのデメリット・注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、マイナビエージェント(若手社会人向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)にも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
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レバテックキャリア──IT・Web業界の実務経験ある担当が力強くサポート
レバテックキャリアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約300件(2022年2月現在) |
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けることができます。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの方は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント
大手転職サービスであるdodaやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビックデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。
サーバーエンジニアのその先のキャリアを見据えての転職活動をされる方は、レバテックキャリアの求人がフィットしやすいでしょう。

そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらうことができます。

非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。
一方のレバテックキャリアの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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Geekly──IT・Web業界の実務経験ある担当が力強くサポート
Geeklyの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約900件(2022年2月現在) |
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
他の転職サービスには掲載されていない「非公開求人」の数も豊富で、独自のノウハウにより転職者の希望の条件にマッチする企業の紹介を行っています。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。中には未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功した事例をいくつも持っているコンサルタントもいることでしょう。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
Geeklyの活用メリットとサーバーエンジニアの転職へのおすすめポイント
特化型エージェントだけにゲーム業界に強く、企業のコアな情報を転職希望者に提供していることに定評があります。キャリアコンサルタントの専門性も高く、エンジニアの経験やスキルレベルをしっかりと把握してくれるので、マッチングの精度が高いのも大きな特徴です。
また、エンジニア、クリエイター、ゲーム、営業など、分野ごとに専門チームを設けて、それぞれの分野の知見の深いカウンセラーがキャリア相談やおすすめの求人を紹介してくれます。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は75%といいます(※2022年2月 公式サイトより)。
一方のGeeklyの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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4)【体験談】最初の転職で、サーバーエンジニアに転身!

私の最初の転職は、まさに「サーバーエンジニアを目指しての転職」でした。
在職しながらの転職活動でしたが、無事に希望をかなえることができました。ここでは私が実際に行ったことと、転職をかなえるために行うべきことを説明していきます。
転職活動に行ったこと
転職活動を行っていた当時は在職中であり、なかなかまとまった時間を取ることができませんでした。そのため、複数の転職サイトに登録しつつ、転職エージェントの活用も行っていました。
特に、転職エージェントはとても便利でした。現職の業務を終えた夜間でも先方のキャリアアドバイザーが転職の相談に応じてくれて、大変心強かったです。
また、キャリアアドバイザーからは、面接時に自己PRする際のポイントや、実際に面接した企業からのフィードバックも頂けましたので、自分自身では気づかない改善点を知る機会にもなりました。
もちろん、転職エージェントに頼りっきりではなく、私自身も履歴書や職務経歴書などの作成にしっかりと時間をかけて取り組みました。とくに職務経歴書は、これまで培ったスキルや実務経験について、なるべく自分の持ち味が出せるように工夫しました。
その後、サーバーエンジニアを募集している数社に応募して、そのうちの一社から見事内定をいただきました。
目指していた職種でしたので、嬉しかったですね。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきことは?
さて、私の実体験を踏まえ、「サーバーエンジニアへの転職」に向けてまず行うべきことは、「自己PRをきちんと用意する」──つまり、あなたのアピールポイントを整理してまとめておくことです。
なぜなら、サーバーエンジニアの募集は通常人員1~2名で行われますので、自然と他の転職者からの応募が集まると競争率が高まりがちです。
そのようななか、企業があなたのことを「ぜひ入社して頂きたい」と思ってもらえるよう、職務経歴書や面接時に必須となる「自己PR」を洗練しておく必要があるのです。
その際に「自分ひとりではなかなか難しい(時間がない)」という方は、は、転職エージェントのキャリアアドバイザーのアドバイスを受けると良いでしょう。実際、私も利用しましたがとても参考になりました。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきこと
- サーバーサイドエンジニアの適性に合う、「自己PR」を用意して、洗練しておくこと
- 職務経歴書をしっかり、応募企業ごとに丁寧に書くこと
- キャリアアドバイザー(転職エージェント)のアドバイスを受けること
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上記にある通り、「サーバーエンジニアになる!」という熱意を持ち続けることも大変重要です。
最近は、私の周りで転職途中で「やっぱり現職のままでいい」であったり「今の職場の上司から引き留められて…」といって転職を断念した人が何人かいます。
ですが、ここでサーバーエンジニアへの転職が決まれば、そこからまた新しいキャリアが始まるのです。今まで得られなかったような知識・経験が多く入ってくることでしょう。
いっときの心苦しさに判断を奪われずに、中長期的な視点を持ち、更にはサーバーエンジニアになりたいというあなたの気持ちを大切にしつつ、転職活動に臨まれると良いでしょう。
まとめ)準備を万全に行い、未経験からサーバーエンジニアへの転職をかなえよう
未経験からサーバーエンジニアへの転職は、簡単な道のりではありません。しかし必要な努力を行っていれば、希望をかなえることも可能です。
そのためには転職活動そのものはもちろん、サーバーエンジニアとして働くための能力を身につけておくことも必要です。機器が好きである、スキルを磨く、プログラミングができるということは、最低限求められます。もっともこれらは、あなたの努力しだいで十分に実現可能です。
スキルを身につけた上でサーバーエンジニアへ応募すると、内定への確率が高まります。あなたの良さを十分に押し出し、転職を実現させましょう。必要に応じて転職エージェントを活用することも、転職を実現する近道となります。