40代男性の転職が決まらない・うまく行かないときの4つの原因と対処法
[最終更新日]2023/03/17

現在転職活動中の40代男性の方々で、以下のような悩みを抱えている方はいませんか?
「転職活動を始めてしばらく経つけど、なかなか手応えが感じられない」
「書類選考から先に進まず、焦りが生じている」
「思っていたよりも転職活動が長期化しそうで、正直息切れし始めているかも・・・」
年齢を重ねるごとに転職へのハードルは上がりますが、そんな時こそ、自身の転職活動の進め方を見直し、適切な対処をしていくべきでしょう。
目次
1)40代男性の転職活動、「決まらない・うまく行かない」原因って?

40代男性を募集対象とする求人は、20代・30代と比べると顕著に減っていきます。
応募可能な求人が少なくなるということは、求人1件あたりの応募者が増えることを意味していますので、書類選考の時点で競争率がかなり高くなる可能性があります。
そのため、「応募しても面接まで漕ぎ着けられない」「何社も応募したのに書類選考で落とされてしまう」といったことが起こるのです。
転職活動そのものが初めての人はもちろんのこと、20代・30代の頃に転職経験がある人にとっても、書類選考をパスできそうな手応えが感じられないのはショックな出来事でしょう。
書類選考を通過しない状況が続くと、「もう転職するのは無理なのではないか?」「自分の経験やスキルを求めている会社など存在するのだろうか?」といった焦りやネガティブな気持ちになりやすく、精神的にも疲れてしまう原因となるのです。
しかし、採用選考はあくまで「企業側の求める人材と応募者の経歴・スキルが合致しているかどうか」の観点で行われます。
面接まで進まないからといって、応募者の個人としての価値が否定されたり、優劣をつけられているわけではありません。
ここで、2020年における転職成功者の年齢割合を見てみましょう。

参照:doda「コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】」
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、転職市場にも大きな影響があった一年でしたが、前年度と比べると40歳以上の転職成功者の割合はやや増加していることが分かります。
これらの背景には「景気の後退に伴い、企業側も経験豊富なミドル層の採用を重視するようになった」ことが考えられます。
20代・30代の人材に比べると求人の数は少ないものの、40代転職者の需要はむしろ高まっているのです。
この状況を活かし転職活動を成功させるためには、40代転職者が陥りやすい「失敗パターン」と対処法について事前に把握しておくことが大切です。
次章以降で詳しく解説していきます。
2)【要注意!】40代男性が陥りやすい転職活動の4つの失敗パターン

転職先がなかなか見つからないとき、その原因が把握できていないと、転職活動がずるずると長期化してしまう恐れがあります。
この章では、40代男性が転職活動で悪循環に陥りやすいパターンを4つ挙げてみます。自分の今の状況がこれらのパターンに当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
パターン1)度重なる不採用通知で、自信喪失感が強まってしまう
いくつかの会社に応募し、不採用通知を何通も受け取っている状況が続くと、自分に何か良くない点があるのではないか、と自信を喪失してしまいやすくなります。
しかし、自信をなくしたまま転職活動を続けても、「どうせまたダメだろう」といったネガティブな思考に陥ってしまいます。
こうしたネガティブな思考は、応募書類での文面や面接の場での表情・受け答えなどにも表れてしまうので注意が必要です。
パターン2)他人と比較して自信をなくす
同年代の知人の中には、順調に昇進して役職についている人や、収入面で恵まれた暮らしをしている人もいることでしょう。転職活動がうまくいっていないときほど、つい他人のことが気になってしまったことはないでしょうか。
転職活動中、自分と他人を比べて良いことはほとんどありません。
「自分はこんなに不採用になっているのに・・・」「専門性の高いスキルがあるわけでもないし・・・」といった思考に陥りやすく、さらに自信をなくしたり焦ってしまう原因になるからです。
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パターン3)周囲に隠しながら転職活動を行う
転職活動には想像以上に多くのストレスが待ち受けています。そんな時、相談に乗ってくれる相手がいないと、ストレスを溜め込んでしまい必要以上にネガティブな思考に陥りやすくなります。
現職の同僚や上司に対しては転職を伏せておくパターンが多いと思いますが、友人・知人や家族など、支障のない範囲でオープンにしておいたほうが、結果的に転職活動にも良い影響を与えることが多いはずです。
パターン4)自身のプライドが邪魔をしている
20代・30代と比べると、40代は様々な仕事を経験し、中には役職に就いたことのある方もいらっしゃることでしょう。こうした経験から自身に「プライド(誇り)」を持っていること自体は決して間違ったことではありません。
しかし、そのプライドの種類によっては、転職活動を滞らせてしまう要因にもなり得ます。
「自分にはこれだけの経験があるのだから大丈夫だろう」、「前職での肩書きがあるので、企業も欲しがるはずだ」など、本来切り離しておくべきプライドを持ったまま転職活動に臨むと、見栄っ張りな印象や、謙虚さを欠いた人物として見られてしまう可能性があります。
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3)40代男性の、長引く転職活動に辛くなった時の対処法4点
転職活動で陥りやすい失敗パターンについてご紹介してきましたが、現状、すでにうまくいかない状態が続いている場合、どのような対処法があるのでしょうか。
思うようにいかない状態が続くと、次第に「焦り」も生じてきますが、まずは「焦り」を解消することが先決です。
「早く転職先を決めなければ」という心理状況では、正しい選択・判断をすることが難しくなり、希望とは異なる転職先で妥協してしまったり、入社後のミスマッチを感じる可能性があります。
40代男性が「転職活動がうまくいかない」と感じた時に、ぜひ試していただきたい対処法は次の4つです。

- 自信を失わないための思考法を身につける
- 転職活動は長引くほど心理的負担も大きくなる。休むよりも活動を続けるのがおすすめ
- 自身の市場価値を正しく把握しておく
- 一人で悩まず、転職活動をサポートしてくれる味方を見つける
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
自信喪失や自己否定に陥らないための思考法を身につける

結果が思うように出ないとき、「今現在の状態は、自分の至らなさによるものだ」と考えることもあるでしょう。
仮に本当に至らない点があったとしても「次回はもっと良くしていこう」という意思が働けば問題はありませんが、「状況はずっとこのまま変わらない」であったり、「自分はダメな人間だから、何をやっても駄目だ」と少しでも思うようになっていたら要注意です。
このような、「状況は変わることがない」、「自身の能力や評価もずっとこのままだろう」と考えがちになる思考を「フィックスト・マインドセット」と言います。
そしてフィックスト・マインドセットの状態でいるときは、物事はなかなか好転しないものです。
これに対して、「人は自分の意思で、状況や自分自身を変えていけるものだ」という意識をもって、そのために学んだり対策を練ったりするプロセスを楽しめる思考のことを「グロース・マインドセット」と言います。
これまでの人生において「物事が順調に進んでいる」と感じたときや、自身の成長を力強く感じていたときを振り返ったときに、グロース・マインドセットの思考であったことに気付く人は多いでしょう。
ですが、物事がうまくいっていない時においても、グロース・マインドセットの思考を持つことは可能です。
グロース・マインドセットに近づくには、自身が「成長しよう」「今の状態をより良いものにしていこう」と意識するだけでも効果があります。
また、周囲の人との関わり合いで、相手からグロース・マインドセットを感じることによって自分に伝播してくる場合も多いです。物事に前向きに取り組んでいる人の話を聞いたり、行動を真似たりするのも良いでしょう。
グロースマインドセットの育て方
グロースマインドセットの思考にしていく為には、まずはそれを「意識」することです。
常に「グロースマインドセットであろう」という意識を持ち続けること──これだけで人はグロースマインドセットに寄っていくと言われています。
「グロースマインドセットのイメージが持ちにくい」という方は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

- 「自分は自分」他人と比較しない
- 「結果はしょせん、過去のもの」結果よりも、現在の行動を大切にする
- 「成功が必ずしもゴールではない」成功よりも、成長を目指す。
グロースマインドセットの言葉の「グロース(成長)」にあるように、大切なのは「成長すること」への意識です。
そして、人は本来「成長したい」という欲求を持っているものです。
「他者からの評価の目」や「失敗への恐れ」が、その自然な欲求を抑制する要因になっていないかを振り返りながら、「自分はこれから先、どんな成長をしていきたいか」に目を向けていくことによって、自然とグロースマインドセットは育まれていきます。
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転職活動が長引いた時においても、大切なのは「これまでの結果」ではなく「これからの行動」です。
これまでの結果に固執しがちになるフィックスト・マインドセットではなく、これから先の望ましい状態を目指すグロース・マインドセットの思考で活動を進められるように、意識すると良いでしょう。
転職活動は長引くほど心理的負担も大きくなる。休むよりも活動を続けるのがおすすめ

転職活動がうまくいっていない状況が続くと、「いったん1~2週間ほど休んでから、活動を再開しよう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、休んだからといって進捗が好転することはあまり期待できません。
こまめな気分転換は必要ですが、転職の期間が長引けば長引くほど、かえって心理的な負担が増す恐れもあります。
転職活動で思うような結果が出ないことが続いた際は、歩みを止めずにまず「小さな前進と成長ができること」を意識してみることをおすすめします。
ちょっとした行為でも、それによって前向きな変化や影響を確認できると、人は自信やポジティブな感情を取り戻せることが多いからです。
例えば、新しい業種や職種へのキャリアを進もうとしている場合は、企業研究といった行為はその分野について「理解を深める」一歩に繋がっているはずです。
また、面接の場はその業界・職種の人たちと直に触れ合うチャンスでもあります。
そして、昨日までの自分と比較して少しでも新たな気づきや知識が得られたと感じられたら、それを大切にするようにしてください。
一つひとつは小さなものでも、積み上げていくことによってあなたの考え方や行動、そして状況においても変化が生じやすくなるはずです。
それらの変化は、今回の転職を成功する確率を高めるだけでなく、あなたの心身のコンディションを適切に保っていくうえでも役立てられるでしょう。
自身の「市場価値」を正しく把握しておく

転職の際、自分の「市場価値」を適切に把握できている人はあまり多くいません。
なぜなら市場価値とは本人が判断するものではなく、相手(企業)が決めるものであり、応募する企業に対して「そこで実際に働く自分」を鮮明にイメージできない限り、適切に導き出すことはできないからです。
つまり、自身の市場価値を把握するということは、「客観的な自己評価を行う」ということです。
20代や30代といった若手社会人の転職でしたら、客観的な自己評価ができていなくとも許容されることも少なくないでしょうが、40代の転職においては企業側からシビアな対応を取られることが多くなります。
客観的な自己評価とは、まず相手(企業)を知るところから始まります。
40代の転職では、応募する企業に対して以下のような入念な企業調査を行うことをおすすめします。
- 企業が求める人物像はどんな知識・スキルを持った人か。また、どんなタイプが活躍しそうか
- その企業の業界内のポジションはどの位置にあるか。そして今後どのようになっていくと考えられるか
- その業界はこれから先5年、10年において、どんな推移や変化が見込まれるか
- 競合する企業との優位性や課題点は何か。また、そこに向けて自分は何ができるか
企業研究 見るべきポイント
企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得ることができれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
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企業研究を入念に行うことによって、自然と自己分析や客観的な自己評価が進んでいくものです。
また、そのうえでこれまでのキャリアの棚卸しと自己分析をしっかりやっておくことも、転職成功の確度を高めていくうえで大いに助けとなるでしょう。
補足:キャリアの棚卸しについて
キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」です。

「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人もいると思います。
そんな際は、以下の手順で進めてみてください。
- これまで経験した業務をすべて書き出していく
例)「営業事務作業、企画書・提案書の作成、サービス進捗のデータ入力」等 - 書き出した業務について、それら業務に求められる知識・スキルは何かを考える
例)「営業事務作業」=ヒアリング力、数値管理能力、PC操作の知識等 - 出てきた知識・スキルの中で、「これからも続けていきたいこと・伸ばしていきたいこと」が何かを考える
- それらを実現できる働き方について考える
特に転職前においては、キャリアの棚卸しは是非やっておきたいところです。
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一人で悩まず、転職活動をサポートしてくれる味方を見つける

転職活動は基本的に同じことのくり返しです。応募して選考を受けるプロセスを繰り返すわけですから、どうしても視野が広がりにくく特定の思考にとらわれやすくなります。
身近に転職経験がある人がいれば、今の自分の状況を伝えつつ相談してみると、自分では考えつかなかったヒントや解決策が見つかるかもしれません。
うまくいかないときほど、一人で悩みを抱えているのは良い状況とは言えません。相談できる人を見つけ、アドバイスを求めるのは有効な解決策の1つと言えます。
身近に転職について相談できる相手がいない場合は、転職エージェントを活用されることをおすすめします。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは数多くの転職希望者の相談に乗ってきたプロですので、あなたが今抱えている問題の本質を見抜き、効果的な解決方法を提案してくれるはずです。
転職活動の際には、殆どの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
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また、先に挙げた「企業研究」や「キャリアの棚卸し・自己分析」などのプロセスにおいても、転職エージェントが有する企業情報や過去の転職者のデータを参照しつつ、客観的なアドバイスをもらうことができます。
4)40代の転職支援実績の豊富なおすすめの転職エージェント
現在、国内に転職エージェントは17,000以上もあります。当然ながら、それら転職エージェントにはそれぞれ特徴があり、「どの転職エージェントも一緒」ということはありません。
そこで、あなたに合ったサービスを見つけやすくするためにおすすめの転職エージェントをパターン別にピックアップしました。
【40代向け】タイプ別のおすすめ転職エージェント
どれか一つのタイプではなく、複数のタイプが当てはまるという人もいるでしょう。
その場合は、それぞれのタイプでおすすめしているサービスを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップしてみてください。
なるべく早く転職したい、転職の軸が定まっている人はdoda・リクルートエージェント

40代の転職で成功するポイントの一つに「中長期的な転職活動」がありますが、なかには「どうしても転職を早めに済ませなくてはいけない」という人もいるでしょう。
その際は、前述したdoda、リクルートエージェントのサービス利用がおすすめです。
両サービスは共に国内最大手の人材紹介会社として、豊富な求人と充実したサービス体制があり、「的確かつスピーディな対応」への評判が高いです。
職務経歴書などの書類添削や応募企業の情報収集、面接対策についても、これまでの実績に基づいた適切なサポートを行ってくれます。
ただし、doda・リクルートエージェントは若手のキャリアアドバイザーも多く、当然その品質は一定ではありません。
相性の良くないアドバイザーや経験の浅いアドバイザ―が担当になったときにうまくリスクヘッジできるように、複数の転職エージェントに登録しておきサポート品質を比較確認できるようにしておいた方が良いでしょう。
サービス名 | 特徴 |
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![]() doda |
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![]() リクルートエージェント |
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![]() ワークポート |
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時間かけてでも好条件の待遇を獲得したい人はJACリクルートメント・ビズリーチ・リクルートダイレクトスカウト

今回の転職で、「より条件の良いポジションに就きたい」という方は、ハイクラス向けの転職エージェントを利用すべきでしょう。
この場合まず意識したいのは、「良い案件が出たときにすぐ知れるよう、網を張っておく」ことです。
好待遇の求人はピンポイントのタイミングで募集されることが多く、その殆どが「非公開求人(転職サイト等一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。
よって、ハイクラス向けの転職エージェントは、なるべく早いタイミングで、かつ複数登録しておくのが鉄板です。
以下に紹介するのは、40代向けの転職支援実績の豊富な、ハイクラス向けの転職エージェント(一部ヘッドハンターサービス)です。
サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() リクルートダイレクトスカウト |
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![]() JACリクルートメント |
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![]() ビズリーチ |
|
![]() パソナキャリア ハイクラス |
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![]() doda X |
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キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人はパソナキャリア・JACリクルートメント

転職エージェントを「相談役」として活用したい方、または今後のキャリアをどうしていくか等で転職に不安を感じている方は、じっくり相談を聴いてもらえると評判の転職エージェントがおすすめになるでしょう。
相談をどれだけ聞いてもらえるかは担当となるキャリアアドバイザーによっても変わってきますが、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() パソナキャリア |
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![]() JACリクルートメント |
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専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント

ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
40代でその分野で今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
分野 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
IT・Web | ![]() マイナビITエージェント | ■ITエンジニア実務経験者におすすめ
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![]() ワークポート | ■ITエンジニア未経験者~実務経験者全般におすすめ
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![]() レバテックキャリア | ■ITエンジニア実務経験者におすすめ
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マスコミ | ![]() マスメディアン | ■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
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アパレル | ![]() クリーデンス | ■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
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管理業務 | ![]() MS-Japan | ■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
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外資系 | ![]() ロバート・ウォルターズ | ■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
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製造系エンジニア | ![]() メイテックネクスト | ■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
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介護 | ![]() きらケア | ■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
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まとめ) 転職活動に焦りが生じたら、「思考法」+「行動」を変えて乗り切ろう

転職活動が思うように進まず焦りを抱えている状態では、同じ考え方や習慣を続けていても、なかなか事態が好転しない場合があります。こういったときは、「思考法」と「行動」の両面を変えることで、悪い流れをいったん裁ち切ることが大切です。
この記事でご紹介した対処法を試してみることで、これまでの悪循環から脱却し、良い流れへ変えていけるかもしれません。
現状、転職活動がうまくいかないと感じている方は、
- 自信を失わないための思考法を身につける
- 転職活動は長引くほど心理的負担も大きくなる。休むよりも活動を続けるのがおすすめ
- 自身の市場価値を正しく把握しておく
- 一人で悩まず、転職活動をサポートしてくれる味方を見つける
の4つの思考・行動を意識してみてください。