【ITエンジニア向け】転職活動中に不採用が続いたとき見直したいこと
[最終更新日]2021/02/23

現在、ITエンジニアの需要は高まりを続けてはいますが、転職活動においてITエンジニアの方が「不採用通知を受け取る」ということは、決して珍しくありません。
しかし何社受けても不採用が続く場合は、転職活動自体に問題がある可能性があります。
その代表的なものに、応募者であるITエンジニアの方と採用側との「ズレ」があげられます。この「ズレ」を少なくすることは、採用へ近づく重要なポイントの1つです。
目次
2021年2月、ITエンジニア職で転職活動中の方へ
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1)ITエンジニアが不採用になる一番の理由は、採用側の期待との“ズレ”
ITエンジニアが不採用になる一番の理由には、応募者が考える「採用側の期待」と、実際の採用側の期待とのズレがあげられます。
あなたのスキルが業務遂行に役立つかということがポイントですから、採用側にとっては最も重要な関心事です。そのためズレがあると、不採用になりやすくなります。
ここではなぜズレが起きるのかという理由について、解説していきます。
「できる」という言葉のなかにも、さまざまなレベルがある

ITエンジニアが不採用になる主な理由の1つに、企業が求めるスキルレベルに達していないという点があげられます。
たとえばデータベースの構築スキル1つとっても、レベルがあります。設計書通りに構築することと、顧客の利用目的に応じたチューニングが行えることは、レベルが大きく異なります。
もしチューニングスキルを求める企業に、設計書通りの構築経験しかない人が「Oracleの構築ができます」と書いて応募したら、どうなるでしょうか。
面接でスキルレベルを確認され、不採用となるでしょう。あるいは職務経歴書にチューニングスキルを詳しく記載した応募者が他にいる場合は、そちらの方が優先されるかもしれません。
このような要件は、募集要項に記載されている場合が多いです。したがって応募の際は、よく確認することが重要です。
応募者の「アピール」が企業の期待とのズレを生むことも

企業に応募する際、自信のあるスキルは積極的にアピールすべきです。
一方で職務経歴書やスキルシートにあまり詳しくない技術を書くと、逆効果になる場合があります。それは企業があなたに求めるものは、現場で実力を発揮することだからです。
そもそも企業が採用を決めるポイントは経験の有無ではなく、できるかできないかということです。このため内定を得たいばかりに、かさ増し目的であまり詳しくない技術を書くと逆効果になります。
たとえばできないことまで「できる」とアピールしてしまうと、以下のような不都合が起きる可能性があります。
- 面接の時点で見破られれば「誠実な人でない」という評価となり、不採用になる
- 入社した場合は企業の期待にこたえられず、大変苦労する。早々に転職活動をやり直すことになる可能性も
従ってあなたが企業に対してアピールする内容は、あなたができることか、できそうな内容にとどめましょう。もし不合格になった場合は気持ちを切り替え、他社に応募することが重要です。
企業が中途採用者に何を求めているのかを知るだけでも、“ズレ”を防止できる

ここまで解説した通り、企業と応募者とのズレは不採用となる大きな理由の1つです。それはスキルにマッチしていない人を採用すると、業務を推進するための採用であるはずが、支障を生じるおそれにつながるためです。
このズレを防止するためには、企業が中途採用者に対して求めるスキルを正しく理解することが重要です。少なくとも、募集要項に書かれている内容はきちんと把握しましょう。また入社後にどのような仕事が待っているか、想像することも重要です。
その上で、求めるスキルに達しているなら「できる」ことのアピールをしましょう。
一方でスキルが足りないなら「求めるスキルにキャッチアップする」ことをアピールし、企業側に可能性があることを実感してもらうことが大切です。
2)中途採用者に企業が求めることとは?

中途採用者に求めるスキルは、企業により異なる場合もあります。
一方で、どの企業でも共通して求められるポイントもあることは事実です。
ここでは中途採用者に企業が求める点を3点取り上げ、どのような点が求められているかというポイントを解説していきます。
1)あなたの経験やスキルを、転職先の求めるレベルで発揮できること

中途採用者に企業が求めることは、「企業が期待する仕事ができること」の一点に集約されます。
この点において、中途採用者は「これまでの実績やスキルを、転職先で再現できること」が求められているといえるでしょう。しかもそれは、転職先の求めるレベルで発揮しなければなりません。
転職活動においては、これらの内容を応募先に説明し、納得を得なければ内定を得られません。
したがって事前に経験やスキルを整理し、論理的に説明できるようにしておくことが重要です。もちろん、あなたのレベルに見合った企業に応募することは、いうまでもありません。
2)プロジェクトの全体像を理解し、目的を把握した上で日々の職務に当たる人

多くの企業は中途採用者に対して、自主的に動けることを求めています。
そもそも仕事をする上では、必要な指示がすべて与えられるとは限りません。その場合はプロジェクトの目的に沿って自ら考え、業務にあたる必要があります。ときには上司に対して説明を求めたり、意見を戦わせたりすることが必要な場面も出てくることでしょう。
この点で、指示待ちの方は望ましくありません。
もし指示内容に誤りがあり、顧客の求めるものでない場合は、そのまま進めずに確認が必要です。指示を受けたままノーチェックで「これが仕様だから、その通り開発しました」と言ってくるような方には、危なくて任せられないということになるでしょう。
3)自ら積極的にコミュニケーションを取り、学習を怠らない人

多くのITエンジニアは、プロジェクトに所属する形で業務に携わっています。
これは開発エンジニアだけでなく、インフラエンジニアやネットワークエンジニアなどでも変わりません。
従って他の人との調整が発生することがありますから、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。
もしコミュニケーション能力に難があるために「あなたと仕事をしたくない」などと思われてしまうと、せっかくのスキルが生かせません。
また中途採用者は、他の人から手取り足取り教えてもらえるわけではありません。入社後やプロジェクトに入った後は、さまざまな疑問点が生じる場合があります。
他の社員は疑問に思っていない場合もありますから、その点でも積極的に質問することが重要です。
加えてIT業界で仕事を続けるためには、日々のスキルアップも欠かせません。
そのため今携わっている業務以外においても、関心のあるスキルについては自分で時間を作り、学ぶことが求められます。
3)「ズレ」を起こさないために、転職活動中に見直したいこと3つ

せっかく転職活動をするなら、誰でも内定をもらいたいものです。そのためには、企業との「ズレ」を防ぐことが必要です。この「ズレ」は、転職活動の工夫によって防ぐことができます。
ここでは転職活動における「ズレ」を防ぐために、見直したい内容を3点取り上げ、それぞれについて解説していきます。
ポイント1)スキルや実績を棚卸しして、できることとできないことを整理する

不採用が続くことの原因に、あなた自身が持つスキルや、これまでの実績を理解していない点があげられます。
面接では実績やスキルに対して、口頭試問の形で進められる場合もあります。この場合、きちんと答えられないと職務経歴書に書いてある内容の真偽を疑われ、不採用につながるリスクが高まります。
そのため不採用が続いた場合は一度立ち止まり、これまでのスキルや実績を棚卸しすることが必要です。たとえばプロジェクトでの成果を、細かく書き出してみることは1つの方法です。このことにより、今まで意識していなかった能力に気づくかもしれません。
あわせて、できることとできないことを整理することも重要です。この作業をすることで、あなたがどの点を中心にアピールすべきか、戦略を立てて選考に臨むことができます。
ポイント2)スキルに見合ったポジションを募集する企業を探し、応募する

さきに解説した通り、内定を得られる人は業務で能力を発揮できる人です。どの人にもあこがれの企業はあると思いますが、あなたのスキルに見合ったポジションに募集がなければ、入社することはかないません。
もしスキルを水増しして応募したとしても、たいていは見破られ、不採用となってしまいます。このような理由で不採用を続けることは、もったいないものです。
そのため早期に内定を得るためには企業名ではなく、あなたのスキルに見合った企業を探し、応募することが重要です。このことにより転職活動のストレスも軽減され、早期の内定も得やすくなります。
ポイント3)第三者に職務経歴書等をチェックしてもらう

どれだけ意欲や能力があっても、職務経歴書にきちんと反映できていない場合、書類選考で落とされるリスクは高くなります。
もちろん職務経歴書のチェックは必須ですが、自分だけでのチェックではどうしても気づかない点があることも見逃せません。
このため、転職エージェントに職務経歴書をチェックしてもらうことが有効です。転職エージェントは転職のプロですから、合格するためのポイントを専門家の視点から指摘してもらえることがメリットです。職務経歴書について第三者のチェックを受けることで、採用に近づくことが可能です。
また転職活動においては、面接が必須です。業務においてはコミュニケーション能力も欠かせませんから、必要なことを明確に、かつ簡潔に説明できないと不採用となりやすいです。
とはいえ面接は慣れない方も多く、うまく話せないまま終わってしまうことも珍しくありません。転職エージェントでは面接対策も行うところが多いため、積極的な活用がおすすめです。
4)ITエンジニアが登録しておきたい、おすすめの転職エージェント
ITエンジニアが採用にこぎつけるためには、企業の求めるものを十分にアピールすることが重要です。そのためには、企業と自分自身の両方を正しく知ることが欠かせません。ときには応募の範囲を広げ、あなたを求める企業を探すことも必要です。
ここでは不採用が続くITエンジニアが登録しておきたい、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。
面接が苦手な方はマイナビITエージェントがおすすめ
さきほども解説した通り、採用において面接は必須です。一方で面接をなかなか通過できないと悩む方も多いでしょう。度重なる不採用通知に、うんざりしている方も多いのではないでしょうか。
マイナビITエージェントは、面接通過率の高さが特徴です。その通過率は7割から8割となっています。単純計算をすると2回とも面接に落ちる可能性は1割未満ですから、不採用となる確率は下がることが期待できます。
マイナビITエージェントでは面接通過率を上げるために、面接を通過するための模擬面接や、自己PRの方法などもアドバイスしてもらえます。このため安心して面接に臨むことが可能です。
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サービス名 | マイナビIT AGENT |
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特徴 | 「マイナビIT AGENT」は、国内有数の転職サービス「マイナビ」が、IT・Web業界の転職にターゲットを絞った転職エージェント。 数多くの独占求人、非公開求人を掲げ、登録からアフターフォローまで一貫した手厚いサポートが人気です。 |
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企業名 | 株式会社マイナビ(1973年8月) |
あなたの強みを再発見したい方はレバテックキャリアがおすすめ
あなたの強みは、自分自身であってもすべて気づいているとは限りません。他の人に指摘されて初めて気づいた長所もあるでしょう。もしかすると、あなた自身がまだ気づいていない長所があるかもしれません。そのことに気づかず不採用となり続けることは、大変もったいないことです。
レバテックキャリアは、あなたが気付いていない強みを引き出すことをセールスポイントの1つにしています。加えて、企業別の対策ポイントも充実していることも特徴です。このため企業に対して、より充実したアピールを行うことが可能となります。
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サービス名 | レバテックキャリア |
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特徴 | IT・Web系のエンジニア経験者に特化した転職支援サービス! 業界最大級の非公開求人数と、業界情報や技術に精通したキャリアコンサルタントが、転職者に対して、キャリア相談から企業のご提案、条件面交渉などトータルな転職サポートを提供してくれます。 | |
企業名 | レバレジーズ株式会社( 2005年4月) |
視点を変えてチャレンジしたい方はワークポートがおすすめ
不採用通知を受けるケースのなかには、あなたの戦略に原因がある場合も少なくありません。たとえば応募先の職種や言語と、あなたのスキルがマッチしていないなどがあげられます。この場合、今までと同じような方法で応募を続けても、ひたすら不採用の通知を受け続ける結果となりがちです。
このような方には、ワークポートがおすすめです。ワークポートはあなたが希望する職種や業種以外にも、バリエーション豊富な企業を紹介してもらえます。この結果、一人で転職活動していると気づけなかった企業に応募でき、内定を得られる可能性もあります。したがってワークポートは、視点を変えてチャレンジしたい方におすすめです。
まとめ)自分自身と企業が求めるポイントを見直すことが、採用につながる
転職活動で内定を得るためには、企業が求めるレベルを満たすアピールが必要です。このため企業が求めるポイントを押さえることはもちろん、あなた自身をよく理解することも求められます。
またコミュニケーションが取れることも、必須となるでしょう。このことにより企業側との「ズレ」を防ぎ、採用につなげることができます。
このためには、転職エージェントの活用が有効です。転職エージェントは第三者の目であなたにアドバイスするだけでなく、応募先の企業もよく知っています。したがってあなたにマッチした企業に応募することができますから、ぜひ活用をご検討ください。