40代で【年収アップ】の転職を成功するためのポイントと注意点
[最終更新日]2022/01/27

転職者の年齢層が多様化しつつある昨今、40代のビジネスパーソンが転職するケースも決してめずらしいことではなくなっています。
むしろ、豊富な社会人経験や若手にはない人生経験を活かして、さらなるステップアップを目指すための転職を実現したいと考えている人もいることでしょう。
実際、40代で転職することによって年収アップを実現されるケースは、決して少なくありません。条件さえそろえば、一定以上の確率で年収アップを達成することは十分可能です。
ただし、年収アップを実現できるからと言って、年収アップ「さえ」できればよいという考え方で転職に挑むのは危険です。
目次
1)世の中の40代社会人の平均年収は──?

転職によって年収アップを目指したいと考える理由はさまざまですが、はじめに考えておきたいこととして「現状の給与水準はどうであるか?」が挙げられます。
「もっともらっていいはずだ」「成果への対価としては安いのではないか」と感じたいたとしても、周囲を冷静に見渡してみると案外妥当な水準なのかもしれません。
「隣の芝生は青い」のような心境で転職に踏み切ってしまわないためにも、まずは現状をしっかりと見極めておくことが大切です。
年代差・男女差の大きい40代の平均年収は、「役職あり・なし」が背景にあることが多い

はじめに見ておきたいのは、40代の平均年収です。 40代前半と後半で、それぞれ男女別に平均年収を算出すると、次の表の結果になります。
40代前半 | 40代後半 | |
---|---|---|
男性平均 | 430.8万円 | 474.0万円 |
女性平均 | 316.8万円 | 322.8万円 |
参考データ:厚生労働省『平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況』
40代の平均年収は、男女の平均年収に開きがあり、年齢を重ねるにつれてこの差がさらに開いていくことが分かります。
この背景には、日本の企業で管理職を務める女性の人数が(徐々に増えているとはいえ)まだまだ少ない実態があります。40代以降は役職手当の有無や、年俸制かそうでないかによる年収の差が広がっていく年代と見ることもできるのです。
ちなみに、平均年収はこの年代全体の平均ですので、あらゆる業種が区別なく含まれています。
実際には、40代の平均年収は業種によって大きな差があることをご存知でしょうか。
自分が属する業界の中で平均値を見てみると、自身の現在の年収が平均的と比べてどうであるのかがより鮮明になるはずです。
40代の平均年収は、「業種」によっても大きく変わる

業種別(以下表)に見ると、「金融業、保険業」「学術研究、専門・技術サービス業」「教育、学習支援業」といった業種の平均年収が高めであることが分かります。
40代前半 | 40代後半 | |
---|---|---|
建設業 | 450.0万円 | 502.8万円 |
製造業 | 403.2万円 | 450.0万円 |
情報通信業 | 517.2万円 | 576.0万円 |
運輸業、郵便業 | 370.8万円 | 379.2万円 |
卸売業、小売業 | 439.2万円 | 486.0万円 |
金融業、保険業 | 652.8万円 | 741.6万円 |
学術研究、専門・技術サービス業 | 534.0万円 | 577.2万円 |
宿泊業、飲食サービス業 | 366.0万円 | 386.4万円 |
生活関連サービス業、娯楽業 | 408.0万円 | 429.6万円 |
教育、学習支援業 | 534.0万円 | 580.8万円 |
医療、福祉 | 412.8万円 | 468.0万円 |
サービス業(他に分類されないもの) | 357.6万円 | 373.2万円 |
参考データ:厚生労働省『平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況』
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これらの業種で働いている人の中には、現在の年収にそこそこ満足していたものの、周囲はもっともらっていることが分かってくるにつれて「転職によって年収アップを実現できるかもしれない」と考え始める人もいるかもしれません。
また、業種によっては前項で紹介した全業種での平均を下回っているものもありますが、逆にこうした業界で「自分は比較的収入が高いほうらしい」と知ることで、少なくとも同業種への転職は慎重に判断したほうがよいことが見えてくるのです。
さて、ここまで平均年収について見てきましたが、年収アップを目指す転職においては、むしろ年収だけに気を取られないことが重要な場合があります。
40代転職者が年収アップを目指して転職する際の注意点について確認しておきましょう。
2)40代転職者が「年収アップ転職」を目指す際の注意点

年収アップを目指して転職しようと考えている人は、求人をチェックしているとき真っ先に「給与」や「想定年収」を見てしまうことが少なくありません。
しかし、転職先を選ぶにあたって確認しておきたい点は他にもたくさんあります。年収だけに目を奪われてしまうと、他の大切な点が薄れてしまいがちですので注意が必要です。
そこで、年収アップを目指して転職する人にこそ注意してほしい3つのポイントを挙げてみました。ぜひ求人をチェックする前に確認しておいてください。

高年収の求人企業が40代転職者に求めるものは、「マネジメント能力」か「特定分野のエキスパート」

転職に際しては、自身がどのような職場で働きたいかを考えると同時に、どのような企業が自分を求めているのかを考えることも大切です。
40代の人材となると、企業は一定以上の能力や経験を求めていると考えて間違いありません。
その代表的な能力として、管理職の経験を通じて培ってきたい「マネジメント能力」、あるいは特定の分野でエキスパートとして力を発揮できる「専門スキル」があります。
こうした能力は、若手の人材よりもある程度経験を積んできたビジネスパーソンだからこそ体得できているものですので、企業側も40代の転職者に期待を寄せているケースが多いものです。
反対に、「管理職などマネジメント側に回りたくない」「特定分野に長けるよりもゼネラリストでありたい」といった、企業側のニーズとは異なる方向性で転職活動を進めようとすると、思いのほか活動が長期化したり、入社後のミスマッチにつながったりする恐れがありますので注意しましょう。
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給与構成は必ずチェックを!「基本給・諸手当・残業代・役職手当」
求人を確認して「この企業は給与条件が良いらしい」ことが分かったとします。ここで安心してしまわず、さらに突っ込んで次のことを確認しておきましょう。
- 給与の構成(内訳)は示されているか
- 基本給はいくらか
- どのような手当が付くか
- 残業代は別途支給か
- 役職手当はどうであるか

多くの企業が基本給を賞与計算のベースとしていますので、仮に月給がある程度の水準だったとしても、内訳を見たとき基本給が占める割合が低いようであれば、年収はさほど高くならない可能性があります。
また、退職金の計算根拠として基本給が使われることも少なくありませんので、基本給の水準は非常に重要な位置を占めているのです。
また、諸手当がどれだけ付くか、残業代が別途支給されるかどうか、といった点も、積み重なると大きな差となって表れますのでよく確認しておきましょう。

上の例で、仮にB社の住宅手当が月2万円、家族手当が3万円だったとすれば、残業代も含めるとA社と比べて月給で10万円程度の差がつくことも十分考えられます。
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40代の転職は、求人企業の平均的な勤続年数・離職率も押さえておく

40代の転職者にとって、転職先が落ち着いて働ける環境かどうかは非常に重要なポイントです。
たとえ給与水準が高くても、極端に離職率が高く人が入れ替わってばかりいるようでは、長く働ける可能性の低い職場と考えざるを得ないでしょう。
そのため、できるだけ入社前に転職先の勤続年数や離職率についての情報を得ておきたいと考えるのは自然な心境でしょう。
ただし、特に離職率に関しては企業にとってデリケートな問題です。
面接の場で「御社の離職率についてお尋ねします」とストレートに聞くのは憚られますので、せめて「現社員の平均的な勤続年数を教えてください」「社員の皆さんの平均年齢はおいくつですか」といった聞き方をするほうがいいでしょう。
また、転職エージェントを活用することによって、キャリアアドバイザーを通じてこうした秘匿性の高い情報を得やすくなります。
離職率が高い企業であればエージェント側でも把握している可能性が高いため、いわゆるブラック企業を避けて転職先を選びやすくなるでしょう。
このように、転職においては企業が転職者を選ぶばかりでなく、企業側も転職者に評価される関係にあるというスタンスで転職活動にのぞむことが大切です。
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3)40代転職者が「年収アップ転職」を成功する為の3つのポイント

さて、いよいよここからは、40代転職者が年収アップを成功させるためのポイントを見ていきましょう。
転職を成功させるには、それなりの戦略が必要です。ここで言う「成功」とは、単に年収が上がればよいというわけでなく、転職後も新天地でいきいきと働き、「転職してよかった」と心から思えるような転職を実現することを指しています。
そのために意識しておくべきことはいくつかありますが、その中でも特に次の3つのポイントについては、転職活動前から確認した上で準備を進めておくことが欠かせません。
- 企業研究を綿密に。その上で、自身の経験・実績・スキルから、どこをアピールしていくかを明確にする
- 40代の転職は、入社後の「人間関係」で悩むことが非常に多い。「年収」だけで転職先を決めないように
- 年収アップ転職の実績豊富な転職エージェントを利用し、かつ「年収アップ」希望をきちんと伝える
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
企業研究を綿密に。その上で、自身の経験・実績・スキルから、どこをアピールしていくかを明確にする

40代の中途採用者に入社してもらうのは、企業にとっても大きな挑戦であることは間違いありません。若手と違い、これまで歩んできたキャリアがある人材であり、相応の報酬を用意した上で採用することを決めるからです。
そのため、入社後にどのように貢献できるかという自身の実績・経験を踏まえつつ、企業側が転職者にどのような能力を発揮してもらいたいと考えているのかをよく見極めておくことが大切です。

企業が転職者に求めていることは、求人票だけでは十分に理解できないことも少なくありません。
企業ホームページを丹念に確認し、直近のIR情報や注力している商品についての情報を得ることで、現在どのような事業に期待が集まっているのかをリサーチしましょう。
その上で、自分が「できる」と思えることと、企業が求めていることとが重なる領域を意識し、そこに集中してアプローチをかけることが成功への近道なのです。
企業研究 見るべきポイント
企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得ることができれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
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40代の転職は、入社後の「人間関係」で悩むことが非常に多い。「年収」だけで転職先を決めないように

たとえ年収アップを実現する転職を達成できたとしても、それだけでは転職に成功したとは言えません。
なぜなら、40代の転職者はすでに前職までのキャリアや特有の価値観を背負っており、新たな企業文化や人間関係に溶け込めるかどうかは未知数のところがあるからです。
面接選考の際、転職希望先の採用担当者や管理職、役員といった方々にお会いして話すことになるはずです。このとき、どのような印象を抱くかが非常に重要なポイントです。
たとえば、次のうち最も注意しておくべき企業はどれでしょうか?
- ➀ 第一印象が良く、実際に話してみても好印象に変わりはなかった
- ② 第一印象は良くなかったが、話していくうちに印象が良くなった
- ③ 第一印象は良かったが、話していくうちに「何か違う」と感じた
➀は間違いなくあなたに合った企業ですので、双方の意思が合致したのであれば入社を決めてもいいでしょう。
②は注意が必要な感じがするかもしれませんが、第一印象に転職者側の先入観によるフィルターがかかっていることも少なくないため、入社しても大丈夫なケースが多いと言えます。
③は注意が必要です。求人票や企業情報から得た印象と、実際に会って話してみた印象が悪い意味で違うということは、入社後にその違和感がさらに大きくなっていく可能性があります。
この場合、たとえ提示された年収額が魅力的であったとしても、いったん保留にして慎重に判断する必要があるでしょう。
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年収アップ転職の実績豊富な転職エージェントを利用し、かつ「年収アップ」希望をきちんと伝える

年収アップを実現するための転職は、個人的に活動するよりも転職エージェントの力を借りたほうがうまくいくことが多いと言われています。
転職エージェントを通じてのみ応募可能な非公開求人を保有しているため、独力でどんなに探しても見つからなかったようなレア求人や隠れた優良企業の案件を紹介してもらえる可能性があるからです。
転職活動の際には、殆どの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
ここで重要なのが、転職エージェントに登録した後の面談時に、必ず「年収アップ希望」であることと、その理由を明確に伝えることです。
転職理由が年収アップであることをストレートに伝えるのを躊躇してしまう転職希望者は案外多く、別の転職理由を挙げてしまうのです。
しかし、これでは転職エージェント側も真意でない転職理由を優先して企業を紹介するため、なかなか理想に近い案件を紹介してもらえない、などという事態になりかねません。
年収アップを望んでいることは、働く上での待遇を向上させ意欲をさらに高めたいという気持ちの表れであり、決して恥ずかしいことではありません。
年収アップを目指したい理由を具体的にし、転職エージェントに堂々と伝えられるよう準備しておくようにしましょう。
4)年収アップを目指す40代転職者におすすめの転職エージェント
「」ここからは、40代の転職におすすめの転職エージェントを、タイプ別に紹介していきます。
「40代の年収アップ転職」といっても、希望する転職スタイルはひとそれぞれでしょう。以下4つのタイプから、自分に近いと感じるものからチェックしてください。
タイプ別の40代おすすめ転職エージェント
どれか一つのタイプではなく、複数のタイプが当てはまるという人もいると思います。
その場合は、それぞれのタイプでおすすめしているサービスを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップしてみてください。
なるべく早く転職したい、転職の軸が定まっている人はdoda・リクルートエージェント

40代の転職で成功するポイントの一つに「中長期的な転職活動」がありますが、なかには「どうしても転職を早めに済ませなくてはいけない」という人もいるでしょう。
その際は、前述したdoda、リクルートエージェントのサービス利用がおすすめです。
両サービスは共に国内最大手の人材紹介会社として、豊富な求人と充実したサービス体制があり、「的確かつスピーディな対応」への評判が高いです。
職務経歴書などの書類添削や応募企業の情報収集、面接対策についても、これまでの実績に基づいた適切なサポートを行ってくれます。
ただし、doda・リクルートエージェントは若手のキャリアアドバイザーも多く、当然その品質は一定ではありません。
相性の良くないアドバイザーや経験の浅いアドバイザ―が担当になったときにうまくリスクヘッジできるように、複数の転職エージェントに登録しておきサポート品質を比較確認できるようにしておいた方が良いでしょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() doda |
|
![]() リクルートエージェント |
|
![]() ワークポート |
|
時間かけてでも好条件の待遇を獲得したい人はJACリクルートメント・ビズリーチ・リクルートダイレクトスカウト

今回の転職で、「より条件の良いポジションに就きたい」という方は、ハイクラス向けの転職エージェントを利用すべきでしょう。
この場合まず意識したいのは、「良い案件が出たときにすぐ知れるよう、網を張っておく」ことです。
好待遇の求人はピンポイントのタイミングで募集されることが多く、その殆どが「非公開求人(転職サイト等一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。
よって、ハイクラス向けの転職エージェントは、なるべく早いタイミングで、かつ複数登録しておくのが鉄板です。
以下に紹介するのは、40代向けの転職支援実績の豊富な、ハイクラス向けの転職エージェント(一部ヘッドハンターサービス)です。
サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() リクルートダイレクトスカウト |
|
![]() JACリクルートメント |
|
![]() ビズリーチ |
|
![]() パソナキャリア ハイクラス |
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![]() iX転職 |
|
キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人はパソナキャリア・JACリクルートメント

転職エージェントを「相談役」として活用したい方、または今後のキャリアをどうしていくか等で転職に不安を感じている方は、じっくり相談を聴いてもらえると評判の転職エージェントがおすすめになるでしょう。
相談をどれだけ聞いてもらえるかは担当となるキャリアアドバイザーによっても変わってきますが、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() パソナキャリア |
|
![]() JACリクルートメント |
|
専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント

ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
40代でその分野で今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
分野 | サービス名 | 特徴 |
---|---|---|
IT・Web | ![]() マイナビITエージェント |
■ITエンジニア実務経験者におすすめ
|
![]() ワークポート |
■ITエンジニア未経験者~実務経験者全般におすすめ
|
|
![]() レバテックキャリア |
■ITエンジニア実務経験者におすすめ
|
|
マスコミ | ![]() マスメディアン |
■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
|
アパレル | ![]() クリーデンス |
■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
|
管理業務 | ![]() MS-Japan |
■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
|
外資系 | ![]() ロバート・ウォルターズ |
■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
|
製造系エンジニア | ![]() メイテックネクスト |
■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
|
介護 | ![]() きらケア |
■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
|
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まとめ)40代の転職を成功させるには「年収だけにフォーカスしない」ことが大切
40代の転職がめずらしいことではなくなりつつあるとはいえ、働き盛りの年代には背負っている責任や相応の社会的な立場があるはずですので、転職に際して慎重に判断すべきであることに変わりはありません。
年収アップを実現したい!という強い思いを持って転職活動に挑むのは悪いことではありませんが、年収「だけ」にフォーカスしてしまうと、転職後に仕事に対してやりがいを見出せなくなったり、ミスマッチに苦しんだりする原因になる恐れもあります。
しっかりと情報収集を行った上で、十分な準備をしてのぞむことが大切です。
納得した上で転職を果たし、年収アップを実現できたとすれば、仕事に対してもますます意欲的に取り組むことができるようになるでしょう。
1人でも多くの方が年収アップを実現し、「転職してよかった」と実感していただけることを願ってやみません。