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エグゼクティブ転職は、「職務経歴書」がとっても大事! 書類審査・面接で有利になる職務経歴書の創り方

[最終更新日]2022/07/27

職務経歴書の書き方。サンプルテンプレート付

転職を成功させるためには、企業に対するアピールポイントとなる重要な箇所に力を入れることが大切です。

「ここぞ」というところで強力なアピールができれば、順調に採用へと結びつく可能性が飛躍的に高まるからです。

管理職採用や経営幹部採用といったいわゆるエグゼクティブ転職においては、職務経歴書の作成が非常に重要になります。そこで、この記事では次の点についてまとめてみました。

  • エグゼクティブ転職において職務経歴書が重要である理由
  • 職務経歴書における項目別のポイント
  • エグゼクティブ転職の職務経歴書対策に強い転職エージェントの紹介

目次

1)エグゼクティブ転職において、なぜ職務経歴書が重要か

転職活動において職務経歴書が重要な位置を占めていることは、多くの人が何となくイメージできているはずです。では、特にエグゼクティブ転職において職務経歴書の重要性が強調されるのはなぜでしょうか?

この理由を正確に把握しておくことで、職務経歴書でアピールするポイントやその背景が明確になり、効果的なアピールをする上での土台となります。

エグゼクティブ転職において職務経歴書の重要性が指摘されることが多い理由としては、主に次の2つの点が挙げられます。

エグゼクティブ転職では、企業は求職者の実績・経験・スキルを重要視する

そもそもエグゼクティブ転職とは何か?を考えてみると、職務経歴書の重要性が理解しやすくなるはずです。

エグゼクティブ人材とは、入社後に管理職経験や専門スキルを発揮して即戦力として活躍できる人材を指しています。

採用する企業側としても、入社後に重要なポジションに就いてもらうつもりで迎え入れるわけですから、今後の社運を左右する可能性もある重要な決断であることは間違いありません。

そういった重要な決断を下すにあたっては、企業側も「失敗」したくないというのが本音です。
つまり、入社後に期待するパフォーマンスを発揮してくれる人材であることが明らかでなければ、採用に踏み切れないわけです。

入社後の活躍は未来のことですので、不透明な部分があるのは当然です。そこで重視するのが「過去」の実績なのです。

前職までの経歴で、すでに実績をあげていたり十分な経験・スキルを持っていることが明らかであったりするのであれば、転職後も同等以上の成果をあげる可能性が高いでしょう。

このように、エグゼクティブ転職においてはこれまでの実績・スキル・経験が最重要視されます。ポテンシャル採用が期待できる若手社員の採用とは大きく異なる点です。

エグゼクティブ転職においては、経営層やトップが書類審査に加わることが多い

前述の通り、エグゼクティブ人材の採用は企業にとって重要な節目となる出来事です。対象となる人材も限られることから、書類審査から経営層や企業トップが加わっているケースもめずらしくありません。

多くの場合、転職エージェントなどを通じて紹介された人材の書類に目を通すことになります。

転職エージェントが「この人材であれば貴社の希望されるポジションでの活躍が期待できます」と企業に紹介できるかどうかは、定量的な実績やスキル・経験がどれだけあるかにかかっています。

「人柄が良い」「コミュニケーション能力が高い」といった定性的な長所については、面接で判断されるべきことですので、この段階ではほぼ考慮されていないと考えていいでしょう。

書類審査には、複数の候補者が挙げられていることも想定されます。

「他の候補者ではなく、『あなた』を採用するべき理由」を経営層や企業トップに訴えかける上で、職務経歴書に記載された実績・スキル・経験が最も重要なツールとなるのです。

2)エグゼクティブ転職を目指す際の、「職務経歴書」の創り方ポイント集!

職務経歴書作成の際のポイント。① 冒頭の「経歴概要」は自身への第一印象を決める②「職務経歴」はWhat/Why/Howを意識する③ 大きく関わった事業・プロジェクトについては詳しくPR④ 企業のニーズを意識し「活かせる経験・知識・技術」を記載⑤「自己PR」は入社意欲・貢献を意識して記載

エグゼクティブ転職において職務経歴書が重要な位置を占めていることがお分かりいただけたでしょうか。ここからは、具体的に職務経歴書を作成する上でのポイントを確認していきましょう。

別途、職務経歴書のテンプレートをご用意していますので、テンプレートの各項目に沿って、それぞれの意図や背景を確認しながら読み進めていただくと、より分かりやすいでしょう。

テンプレートの形式を真似るのではなく、意図や背景を捉えた上でご自身の言葉によって表現することが大切です。

①冒頭の「経歴概要」は、第一印象の形成にかなり重要!自身の「キャッチコピー」を意識して!

職務経歴書の見本:冒頭の「経歴概要」は、第一印象の形成にかなり重要

職務経歴書に目を通す際、たいていの人は「上から」順に見ていきます。

最初に目に入る情報となるのが、冒頭に置かれる「経歴概要」です。「この人材は期待できそうかどうか」といった第一印象を決定づける要素として、経歴概要は大きな役割を果たしています。

ここで「もしかしたら求める人材に近いのかもしれない」といった期待感を抱いてもらうことができれば、その後に続く項目も熱心に読んでもらえる可能性が高くなります。

経歴概要という言葉通り「概要」だけを羅列するのではなく、自身のキャリア全般や仕事への取り組みを貫く「軸」となる言葉を提示しましょう。これが自身のキャッチコピーとなり、「○○を目指して仕事をしている人」というイメージ形成につながります。

経歴概要は、たとえばWikipediaであれば冒頭の概要部分にあたる、「この人物は何者であるか」を端的に伝えるための項目です。

極端な言い方をすれば、この箇所を読めば「ビジネスパーソンとしてのあなたについて、おおよそのことが分かる」ようになっている必要があります。

②「職務経歴」エリアでは、企業はWhat / Why / Howを重視する!

職務経歴書の見本:「職務経歴」エリアでは、企業はWhat / Why / Howを重視

採用候補者の職務経歴をチェックする際、採用担当者は「何を」「なぜ」「どのように」してきた人物なのかを見ています。

テンプレートでは「何を」を職務経歴詳細に記載し、「なぜ」「どのように」を別途箇条書きで提示しています。

  • 何を(What):職務内容を具体的に記載します。社内で独自に用いられている用語ではなく、誰にでも伝わる一般的な表現を使いましょう。
  • なぜ(Why):その職務における課題点など、解決すべき問題をどのように認識していたか、「どのように」につながる行動の背景を提示します。
  • どのように(How):具体的な解決策や注力した点について詳述します。いわゆる「実績」にあたる部分ですので、定量的な数値で伝えることを意識しましょう。

こうした職務経歴の記載の仕方をするには、目的意識を持って職務を遂行していることが重要になります。

また、What / Why / Howが一連の理屈としてつながっていることで、論理的思考に基づいて仕事を進めていることが伝わります。

会社情報は、事業内容だけでなく資本金や売上高、従業員数といった具体的な数値も記載したほうが良い

職務経歴に記載されている内容は、どのような条件下で経験してきた職務であるかによって意味合いが異なる場合があります。

たとえば、従業員数が1,000人の企業で10人の部下がいたという場合と、30人の企業で10人の部下がいたという場合とでは、その重みが全く異なります。

このように、客観的事実としてニュアンスや意味合いが正しく伝わるようにするためにも、会社情報を詳しく記載しておくことは重要です。

また、前職までの勤務先について企業側が詳しく知りたいと考えるのはごく自然なことです。

採用担当者は必ずリサーチすることですので、その手間をできるだけ軽減するためにも、相手が知りたい情報をあらかじめ提示しておく配慮をすることが大切です。

③特に大きく関わった事業・プロジェクトの取り組みは、別途詳しくPRする

職務経歴書の見本:特に大きく関わった事業・プロジェクトの取り組みは、別途詳しくPR

同じ所属・役職に属していた期間内であっても、特に大きく関わった事業やプロジェクトがあり、実績をアピール可能であれば、別途詳しくPRしましょう。

採用担当者に注目してもらいたいポイントであるため、字下げ位置を変えるなどして他の文面とは異なるセクションであることを示すとより効果的です。

別途PRする実績については、簡潔にエピソードを交えて記載すると、さらに伝わりやすくなります。

初めて担当した業務であったことや、会社からの期待度など、実績の背景にある臨場感が伝える工夫をすることで、無味乾燥になりがちな職務経歴書の中で異色な印象を持ってもらうことができ、「会って話してみたい」と思ってもらえるきっかけにもなり得ます。

④培った業務知識や経験は、「活かせる経験・知識・技術」に企業が求める人材像を意識して記載

職務経歴書の見本:培った業務知識や経験は、「活かせる経験・知識・技術」に企業が求める人材像を意識して記載

よく誤解されがちな点ですが、職務経歴書の「活かせる経験・知識・技術」は「自分ができそうなこと」を一方的にPRするための項目ではありません。

企業が求める人材像に合致していることが最重要要件になりますので、あらかじめ応募先企業がどのような人材を求めているのかを綿密にリサーチしておくことが大切です。

この項目は、企業にとって「入社後にどのような活躍が可能か」を判断する上で注目度の高い箇所です。

自分ができることを全て羅列しようとすると、かえって数が増えてしまい重要なポイントが埋もれてしまうことも考えられます。

企業のニーズに対してピンポイントで応えられているのが理想ですので、職務経歴書の使い回しは避け、応募する企業に合わせて一社一社作成するようにしましょう。

こうした企業の採用活動に関する事情については、求人内容から読み取れるものもありますが、肝心なことが明言されていないことも少なくありません。

転職エージェントを通じて企業がハイクラス人材を求める背景を詳しく聞き取り、そのニーズに合ったPRの役割を果たすように書く必要があります。

⑤「自己PR」は、入社意欲・貢献へのコミットメントを意識して記載

職務経歴書の見本:「自己PR」は、入社意欲・貢献へのコミットメントを意識して記載

ここまでの項目においては、自身の経歴についての「事実」を述べていますので、企業からはいわば「一般論」として映っています。

「私はこのような実績・スキル・経験を持っています」と情報が伝えられた状態になっているわけです。

では、企業側として「ぜひこの人物に入社してもらいたい」と思える決定打は何かと言えば、「うちの会社でなくてはならない理由」が明記されているかどうかなのです。

ハイクラス人材の採用だからこそ、自社の企業理念や経営方針、経営層の考えに共感でき、仲間として迎え入れられる人物に来てもらいたいのです。

この点は新規事業の立ち上げに伴う人材採用であったとしても同様です。

よって、自己PR欄には「なぜ貴社に入社したいのか」「入社後にどのような貢献をお約束できるか」を記載します。

この項目は自身の言葉や思いを発信するための箇所ですので、他の項目とは異なり敬体(ですます調)になっても構いません。なお、「自己紹介」をするための項目ではありませんので、個人的な趣味などの記載は不要です。

⑥「レジュメはラブレター」の意識で書く。

職務経歴書(レジュメ)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。

例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。

それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。

ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。

3)エグゼクティブ転職の支援に強い&職務経歴書のフォローをしてくれる、おすすめの転職エージェント

エグゼクティブ転職を成功させるためには、エグゼクティブ人材の転職支援を専門にしている転職エージェントを活用するのが基本です。

エグゼクティブ転職に特化したエージェントには、企業からエグゼクティブ人材を紹介してもらいたい旨の依頼が集中するからです。

転職エージェントに登録する大きなメリットの1つに、職務経歴書の添削やアドバイスをしてもらえることが挙げられます。

自分では気づいていなかったアピールポイントや、表現の工夫によってより伝わりやすくなる箇所をアドバイスしてもらうことにより、転職成功の確率をさらに高めておくことにつながります。

ここでは4社の転職エージェントを紹介します。各社が保有している非公開求人は重複していないことも多いため、できるだけ複数の転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。

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まとめ)エグゼクティブ転職における職務経歴書は「プレゼン資料」「シナリオ」

商談でプレゼンによる説明を受けたときのことをイメージしてみましょう。「より詳しく聞いてみたい」と感じるプレゼンと「これ以上聞く必要はなさそうだ」と感じるプレゼンの違いはどこにあるでしょうか。

「当社にとって売上に大きく寄与する話のようだ」「詳しく聞いておかないと損をしそうだ」と思ってもらえるかどうかが重要なポイントなのではないでしょうか。

エグゼクティブ転職における選考は、企業にとって社運を賭けた重要な出来事と考えられます。

採る・採らないを判断する上で、職務経歴書は重要な「プレゼン資料」にあたる役割を担っており、面接まで含めた選考の「シナリオ」の役目を果たしているのです。

自身の実績・スキル・経歴という「商品」を売り込むためのプレゼン資料として、職務経歴書が機能するかどうか?という観点で作成を進めると、応募先企業にも伝わりやすいものになるはずです。

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