ITエンジニアは転職回数が多いと不利になる? 転職回数を強みに変えるポイント
[最終更新日]2023/05/20

ITエンジニアは、転職回数が多い職種といわれています。転職者が活躍することも多く、なかには「転職を重ねて年収やスキルを上げていくもの」と考えている人もいます。
しかし、無意味な転職を重ねてしまうと、かえってあなた自身の評価を下げてしまうことにも繋がりかねません。
今現在、自身の転職回数に不安を覚えている方でも、いくつかのポイントを押さえることによって次の転職を成功させられる可能性は高まります。
目次
1)「ITエンジニア は転職回数が多くても大丈夫」はウソ?ホント?
ITエンジニアが転職する際、転職の回数それ自体よりも、「転職の内容・動機」が問われることが多いです。
そのため、同じ転職回数のITエンジニアでも、1人は引く手あまたとなる一方、もう1人はひたすら応募してもなかなか内定が得られないといったことが起こり得ます。
このような差はどこで生じるのでしょうか。
ここではその理由について、考えていきます。
転職回数が多いITエンジニアを企業はどう評価する?

IT業界はもともと転職が多い業界と言われており、転職者も多く活躍しています。
そのため、複数回転職していることだけを理由として門前払いされることはありません。この点では、転職経験のある応募者に対して寛容な業界といえます。
とはいえIT業界の多くの企業は他の業界と同様、「せっかく入社するのならばできるだけ長く働いてもらい、仕事で活躍して業績アップに貢献して欲しい」と考えています。
とりわけ転職回数の多い方は、以下のような評価を受けがちです。
- せっかく転職しても、職場の人間関係を理由としてまた辞めてしまうのではないか
- 辛い仕事があると、すぐに投げ出してしまうのではないか
- 転職回数の割には、目立ったスキルアップができていないのでは
- その人の人間性に何か問題があるのではないか
このような企業側の視点から、転職回数が多い、もしくは入社しても短期間で離職するといったITエンジニアはマイナス評価を受けてしまう可能性はあります。
ITエンジニアに許される一般的な転職回数は?

それでは、ITエンジニアが転職する上で許される転職回数はどのくらいなのでしょうか。
この数字は、年代によって変わります。一例としてマイナビがGMOインターネット株式会社にインタビューした際の記事によると、転職回数は「20代は3回、30代は5回以上で多いと感じます」という所感があります。
もちろん転職回数が多い方でも正当な理由や、その企業で求められるスキルを持っている場合は採用される可能性があります。
しかし企業は一般的な傾向として、転職者にいきなり重要な仕事を任せるということはなかなかありません。転職回数が多い方は必然的に会社ごとの勤続年数も短くなるため、高いレベルの業務を経験する機会が少なくなります。
先に挙げたように、転職回数が多い方は、企業から「腰を落ち着けて仕事に取り組む意識がない」「嫌なことがあったらすぐに辞める」といった印象を持たれがちです。
目安としては20代なら3回以上、30代は5回以上の転職歴は、やや不利になりやすいといえるでしょう。
転職回数が多くても「欲しい」と思われるのはどんなITエンジニア?

一方で、以下のようなITエンジニアは転職回数が多くても企業に「欲しい」と思われる傾向にあります。
- 転職の軸が一貫している
- 転職するたびにスキルアップを行い、できる範囲を広げている
このような方は転職回数が多くても企業から求められ、希望する転職を実現しやすくなります。例えば、以下のようなケースです。
Webプログラマー・SEの分野で転職をしたAさんのケース
1社目 | 一定のプログラミングスキルを身につけられた。次はより上流工程に携わりたいと考え、転職 |
---|---|
2社目 | 開発案件の要件定義、設計の経験を深められた。次は依頼主である顧客と直にコミュニケーションを取れる立ち位置で仕事がしたいと考え、転職 |
3社目 | 顧客の要望を受けつつの開発業務を行う中で、業界への理解を深められたとともにITソリューションの経験を積むことができた。次はよりITソリューションによる課題解決に取り組める企画・開発に携わりたいと思い、転職 |
サーバー・インフラの分野で転職をしたBさんのケース
1社目 | サーバーの運用・管理エンジニアで、主に監視を担当。サーバー構築も携わりたいという理由で、転職 |
---|---|
2社目 | サーバーの設計も担当。サーバーの設計・構築を行う過程で、セキュリティの重要性を痛感。セキュリティシステムの構築に携わりたいという理由で、転職 |
3社目 | セキュリティへの理解を深められ、より大規模システムでの経験を積める職場へと、4社目に転職 |
上記のような方は、転職のたびにスキルアップを実現し、また業務実績も着実にあげていることが伝わります。「スキルアップしたい」という転職の軸が明確で、企業から求められる人材であると言えるでしょう。
2)転職回数が多いエンジニアが、転職に成功するために見直したいポイント
何度も転職を繰り返すITエンジニアのなかには、「次を最後の転職にしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし今までと同じ転職の進め方では、また同じことを繰り返してしまいかねません。
次の転職を成功させるためには、これまでの進め方を見直し、修正すべきポイントがあります。ここではどのようなポイントを見直せば転職に成功し職場で高い評価を得られるのか、4つのポイントに分けて解説していきます。
これまでの転職によって得られたスキルを「軸」にする

書類選考や面接の場で、転職回数をネガティブに捉えられないようにするには、前章でもお伝えしたとおり、「それらの転職によって、どのようなスキルアップや経験を重ねることができたのか」を一貫性のある軸にして、アピールすることです。
「一貫性の軸」とは、いわゆるキャリアパスのことです。ITエンジニアのキャリアパスとしては、例えば以下のようなものがあるでしょう。
- SEからプロジェクトマネージャへの道を目指す
- 開発を究める(プログラマー、フルスタックエンジニアなど)
- スペシャリストを目指す(ネットワーク、サーバー、クラウド、セキュリティなど)
- ITコンサルタントを目指す
- 社内SEや情報システム部門を目指す
- ITスキルを営業などの他職種に活かす(セールスエンジニア、UI・UXデザイナー、DX推進など)
これまで培ったスキル・経験を振り返ってみたとき、「自分はこの分野でスキル・経験を積んでいくことができた」という箇所がかならず一つはあるものです。そして、「今後もこの分野の仕事で活躍したい」と思えるのなら、それをキャリアの軸(キャリアパス)にしていくことを意識してみてください。
キャリアの軸があると、転職面接の際もこれまでの経歴の際に要点にフォーカスしてのアピールがしやすくなり、企業からも好意的に受けとめてもらえる機会を多く創出していけるでしょう。
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自分の市場価値を理解する

ITエンジニアの転職で、企業が求めているのは「即戦力」となる人材です。
そのため、自身の市場価値を正確に把握しておくことが大切です。
市場価値とは、目指す企業であなたが「どれだけの価値を発揮できるか」を予測して年収ベースの数値に置き換えたものです。
たとえあなたがこれまで培ったスキルや知識などでアピールできる点があっても、それらが企業の求めている分野でなかったり、または要求するレベルに達していなかったとしたら、採用されるのは難しいでしょう。
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以下のような方は今一度、自身の市場価値を振り返り、場合によっては現職で知識・スキルを養うことを優先したほうが良いかもしれません。
- 転職先企業で求められるスキルが乏しいのに転職しようとする方
- ある分野で優れたスキルを持っているので、未経験の分野でも転職できると思っている方
- 能力はあるが、その能力を生かした実務経験に乏しい方
また、自身の市場価値および即戦力人材の確認をする際は、事前の企業研究が不可欠です。
企業研究は、「どれだけその企業を深く理解するか」の観点も大事ですが、それよりも「あなたがその企業で活躍できそうか」の観点でチェックしていった方が、選考通過の可能性を高めること、およびミスマッチ転職の防止に役立てられます。
例えば、以下の点については応募や面接の前にしっかりチェックしておくと良いでしょう。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | 口コミサイト |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 求人票 |
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転職理由が「他責」になっていないかを振り返る

転職を希望する方のなかには、希望する仕事を任されない、キャリアアップできないといった理由が、会社や環境にあると考える方もいるかもしれません。
履歴書や採用面接の際に、こうした「他責」の転職理由を伝えてしまうと、企業側に「この人を採用しても、きっとまた同じように理由をつけて辞めてしまうだろう」といった印象を抱かせる可能性があります。
転職の際、採用企業が必ず転職理由を訊いてくるのは、「前職を辞めたい理由」ではなく「なぜうちの会社に入りたいと思ったのかの理由」を知りたいからです。

ITエンジニアの転職に限らず、転職理由が「他責」に寄り過ぎていたり「退職理由」の範疇に留まっている場合、転職面接で選考通過する可能性はかなり低いです。
「今回の転職は、何のために行うのか」、「今回の転職で、自分は何を実現したいのか」について考え、転職理由はあなたが望むポジティブな未来像として伝えられるように意識しましょう。
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ITエンジニア専門の転職エージェントに相談する

転職すべきかどうか迷ったとき、1人で悩むことはあまり良い方法とはいえません。1人で得られる情報には限りがありますし、視野が狭くなってしまいがちです。客観的な視点を得るためにも、第三者に相談することがおすすめです。
仕事や能力に関する相談は、会社を変えることにより解決できることも少なくありません。
これは企業ごとに得意とする分野が異なるため、あなたがやりたいことと企業が得意なことがマッチすれば、高い評価に結びつき得るからです。そのためさまざまな企業の実情を知っている、転職エージェントがおすすめです。
自身の今の職場環境が、転職すべき状態にあるかどうかも、転職エージェントを通じて適切なアドバイスをもらうことができます。

3)IT業界の支援に強いおすすめの転職エージェント
ITエンジニアの転職を応援する専門の転職エージェントは、多数あります。サービスごとにサポートの特徴や保有する求人、担当アドバイザーのタイプなどの違いがありますので、まずは「自分に合いそう」と感じた2~3のエージェントに登録しておき、徐々に使い勝手の良いと感じられるサービスに利用を絞っていくのがおすすめです。
ここではITエンジニアの転職支援に強いおすすめの転職エージェントを5つ紹介し、それぞれの特徴とおすすめのポイントを解説していきます。
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営するIT・Webエンジニアの支援に特化した転職エージェントです。
大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業の求人も多く扱っているため、伸び盛りの企業に転職し、「やりがいや責任のあるポストに就いて、チャレンジの機会を増やしていきたい」というITエンジニアの方におすすめでしょう。
マイナビITエージェントでは「IT業界に特化した専任制チーム」を編成していることもあり、在籍するキャリアアドバイザーはいずれもエンジニアの抱える悩みや、業界の最新情報も熟知しています。
マイナビIT AGENTを利用した人の転職後定着率は97.5%(※公式サイトより)。
転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.6万件(2023年2月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL |
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リクルートエージェント
ITエンジニア求人数は国内No1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2023年2月のITエンジニア向け公開求人数は8.6万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまでの培ったノウハウと企業とのリレーションをもとにした支援ツール・サービスの充実がリクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
ITエンジニアの転職では、その職場の開発環境から求められるスキルや働き方まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることは多いです。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにITエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ITエンジニアの公開求人数 | 約8.6万件(2023年2月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル |
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レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアはおよそ1.8万件のエンジニア求人を保有する(※2023年2月現在)、エンジニア実務経験者向けの転職エージェントです。
レバテックキャリアのキャリアアドバイザーは転職希望者に適切なアドバイスができるよう、ITやWeb分野に関する技術的な知識を豊富に身につけています。
このため、ITエンジニアの細かい要望にも十分に対応し、希望に沿った企業を適切に紹介しています。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの方は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.8万件(2023年2月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM、ITコンサルタント |
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ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートはさまざまな職種の求人を保有する総合型の転職エージェントですが、なかでもITエンジニアの転職支援に強いことで知られています。
保有するITエンジニア系の求人件数は、2023年2月時点で約2.3万件あります。
またワークポートは企業の求めるスキルにマッチしなくても、「検討の余地があるなら求人を紹介する」というスタンスを取っています。
このため現状のスキルよりレベルの高い求人に対しても、チャレンジできる機会を得やすいです。
「目指す分野において実務経験はまだ浅いけれど、ポテンシャル採用を狙っていきたい」という方は、ワークポートのサポートがフィットしやすいでしょう。
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.3万件(2023年2月現在) |
とくに多い職種 | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
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ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
また、サポートの際は細分化された職種別に担当が付きますので、目指す領域のトレンドや転職事例を知りつつの活動ができるでしょう。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は77%といいます(※2023年2月 公式サイトより)。
転職回数の多さを気にしている人も、担当者より軸とすべきスキル・領域などのキャリアプランのアドバイスを受けられるでしょう。
Geekly(ギークリー)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
公開求人数 | 約1.8万件(2023年2月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) |
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まとめ)転職回数の多さを武器にする、エンジニア転職を目指そう
IT業界は転職回数が多い傾向があるとはいえ、一貫性がなくただ回数を重ねただけの転職はおすすめできません。
せっかく転職するなら、まずはあなたのやりたいことを整理し、転職先で実現できる企業に応募することが重要です。
これによりあなたにとって意味のある転職を実現でき、キャリアアップやスキルアップにつながります。
また転職したいと思った場合は1人で考えず、第三者に相談することがおすすめです。なかでも今回紹介しましたIT系の転職エージェントは、業界の事情や応募先企業の内情もよく理解していますから、積極的に活用することで、転職の成功率も高まることでしょう。