海外出張・海外赴任のある企業に転職するには?おすすめの業種と転職エージェント
[最終更新日]2023/05/25

「海外で働いてみたい」という思いのある方は、多いのではないでしょうか?
日本の文化を飛び出して様々な価値観の人と一緒にビジネスをすることは、大きく成長する機会に繋がりやすいでしょう。
海外出張、とくに海外赴任は、たしかに国内では得られない経験ができることが多いです。
ですが一方で、業務の難易度は相応に高く、注意しておくべきポイントもあります。
目次
1)はじめての海外出張・海外赴任志望の人は、経験者の話を聴く機会を
海外赴任・海外出張と聞くと、「毎日が新鮮で充実!」という漠然と良いイメージを持っている方が多いと思われます。
しかし生まれ住んだ国と違った環境で仕事をするということは、様々な困難が待ち受けています。
留学経験がある、または旅行で訪れたことがある方などは、なんとなく国のことはわかるし文化も問題ないと思ってしまいがちですが、たとえ言語が上手く使えたとしてもビジネスとなるとまた違います。
現地の方の仕事に関する価値観やビジネスマナー、さらに国家情勢のビジネスへの影響など、予想する以上に未知の世界となるでしょう。まずは具体的に海外勤務者の体験談をいくつかご紹介します。
海外勤務体験談① ITサービス(役員) キール さん(男性 30歳)

海外拠点がメイン事業でしたので、現地スタッフとの意思疎通が大変重要な要素でした。
そのため、実際に現地に赴き、日本人とは違う価値観の方々とのコミュニケーションを円滑にする作業が大半を占めておりました。
やらなくちゃいけないことは山積みでした。
当時はどうなることかと内心穏やかでない日々が続いていたことは事実でしたし、前の職場に戻りたいと思ったことも何度もありました。
転職してから一番の衝撃的な出来事がありまして。
海外拠点のある、かなり治安の悪い地域に赴いたのですが、反政府組織によるクーデター騒ぎが起こったのです。
この時ばかりは、身の危険も感じましたし、このプロジェクト自体が頓挫してしまうのではないかと思ったりもしました。
海外勤務体験談② NGO 途上国貧困支援 Eriko さん(女性 29歳)

転職先は、途上国の貧困地域の支援をする、NGO団体。──そう、今私は海外に住んで、働いています。
私が支援する子供たちは、とても劣悪な環境下での生活しています。
それは、自分の意志とは全くの無関係で強いられた──つまり、国の経済状況や施策によって創られた「貧困生活」です。
彼・彼女たちは、私たちにとっては「当たり前」の生活を知りません。だから、その劣悪な環境から抜け出る術を知らない。そんな子供たちを助けること──それが、今の私の仕事で、そして私がずっとしたかったことでした。
海外ですし、途上国ですし、大変なこともありますが、日本で働いている時よりも、やはり自分がしたかったことだからでしょうか、のびのびと働けています。
給料はぐんと下がり、現在は年収250万~300万のランクですが、途上国で生活している分には問題なく暮らしていけます。
海外では人々は日本よりずっとおおらかに、オープンに生活しています。
海外勤務体験談③ 商社資源開発 アール さん(男性 41歳)

大手商社で資源開発を担当していました。
資源開発…というと、あまり馴染みの単語かもしれませんね。
「資源開発」は、その名の通り石油を代表とするエネルギー資源などの採掘と収益化を計画、立案、そして運用していく仕事です。
エネルギー資源のメイン・フィールドは海外です。ですので、私は世界を飛び回るように働いていました。
私の担当は、「原油の油田の権益の獲得」です。
油田の権益を獲得して、油田を採掘して、無事に良質な油を生産できるようにする──。決して楽な仕事ではありませんが、成功すれば莫大な利益がもたらされます。そして、それは会社の利益だけではなく、日本という資源のない国にとっての「国益」にも繋がります。
ですから、やりがいはとてもありましたね。
「自分の仕事は国の未来にも繋がっているのだ」──なんて、たいそうなことも考えたりしていて。…若気の至り、といいましょうか。
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上の体験談のように、海外勤務は、「充実と苦労が表裏一体」となることが多いです。
それでも不安よりワクワクするような魅力を感じるなら、海外勤務にチャレンジするのもよいでしょう。
国内勤務と海外勤務は、主に以下の違いがあります。
国内勤務と海外勤務の大きな違い2つ

コミュニケーションの違い
重要な取り決めを話し合う際に、言語が不自由で内容が理解できないような状況では海外勤務は困難でしょう。
また、言語が使用できたとしても「態度が失礼だ」と取られるなど、文化的な違いでコミュニケーションが難航する場合もあります。
こうした苦労がある一方、海外の人脈は重宝されることが多いです。海外勤務時に得られた人脈が、その後のキャリアに大きく作用した──という話もよく聞きます。
また、背景の異なる人とわかり合える喜びはひとしおでしょう。
生活水準の違い
日本は世界的に見ても裕福な国とされています。水道の水は飲むことができ、トイレは無料で使用できます。
しかし国によっては、飲み水は買わなければならない、トイレには壁も紙もないといったところもあります。
お金があっても日本水準の生活ができない場合もあり、ストレスに感じることもあるでしょう。
しかしこうした経験が、以前とは違った物の見方ができるようになり、対応力も高まります。
一方の先進国に海外出張・海外赴任する場合は「生活水準は日本と変わらないのでは?」と思った人もいるかもしれません。
ですが、2023年現在においてアメリカをはじめとする先進国の物価は非常に高くなっており、都市部においては平均のランチ代が3,000円前後という地域も少なくありません。
平均賃金においても、日本はアメリカの約半分となっています。生活水準は同様でも「物価水準」に大きな差がある場合があることは、海外出張・海外赴任前に知っておくべきでしょう。

OECD「Average Wages」
2)海外出張・海外赴任の機会の多い業種は?
海外出張・海外赴任の機会がとくに多いとされる業種は、メーカー(製造業:自動車、機械、電機・事務機器、化学など)と商社です。
そのほか、運輸業や貿易業、建築業なども海外勤務のある企業が多いです。
これら業種では、商品・サービスを海外に提供していることもあり、また海外に支店や工場などを持っている関係で、従業員が海外出張・海外赴任をする機会があるのです。
海外出張・海外赴任の機会の多い業種

- メーカー(製造業:自動車、機械、電機・事務機器、化学など)
- 商社
- 運輸業
- 貿易業
- 建築業
- 金融
- 航空業
これら業種の企業にて、海外に拠点(支社や店舗、工場など)を持っている場合、国内採用された後に海外出張・海外赴任の辞令を受けるチャンスはあるでしょう。
また、上記業種に関わらず外資系の会社やグローバル系企業では海外に拠点があるため、海外勤務の機会を得やすい環境にあります。
海外出張・海外赴任の業務で多いもの
海外出張・海外赴任の業務で多いのは、以下があります。

- 現地企業との商談や交渉
- 市場の視察
- 支社・工場の視察、管理
- 生産ラインの効率化、品質管理の指導
- 従業員採用
とうぜん、上記業務について実務イメージを持てない人に企業が海外出張・海外赴任を依頼されることはありません。
現在のスキル・経験で対応できる点がありそうか、または入社後早々にキャッチアップする熱意を持っているか、転職前にいちど自身のキャリア志向を確認しておくとよいでしょう。
3)海外出張・海外赴任を目指す転職に、おすすめの転職エージェント
一昔前では、直接現地に行ってみて雇ってもらえるように交渉することが、海外勤務のメインルートでした。
ですが、近年はグローバル企業も増えネットワークが充実したことから、日本にいながらにして海外勤務のできる転職先を見つけられます。
まずは国内でどのような選択肢があるのかを吟味し、しっかり準備するうことで、海外勤務をスムーズに始めることができるでしょう。
その際に活用したいのが、海外出張・海外赴任のお仕事の紹介に強い、転職エージェントです。
転職活動の際には、多くの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の角度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
数ある転職エージェントの中でも、今回は海外勤務を得意分野とする転職エージェントを紹介します。
リクルートエージェント
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国内No1の求人数の豊富さ!転職支援ツールも豊富で、「正しい転職活動を知りたい」人にもおすすめのエージェントです。
国内最大手であるリクルートエージェントは、海外出張・海外赴任の多いとされるメーカー・商社、および外資系企業の求人を豊富に取り揃えています。
そのほか、勤務地が直接海外となる求人は、公開求人が約200件、非公開求人を合わせると約500件(2023年5月現在)。大手ならではの求人数の多さが魅力です。
外資系企業や海外での現地採用に向けて、たとえば英文レジュメの準備・作成等においてもリクルートエージェントのアドバイザーがしっかりサポートしてくれるでしょう。
リクルートエージェントの活用メリットと海外勤務の転職へのおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
とくに外資系・グローバル企業の情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに海外勤務に向けての転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
![]() 職務経歴書エディタ | テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
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![]() 面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2023年5月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
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リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
メーカー業の公開求人数 | 約4.4万件(2023年5月現在) |
商社の公開求人数 | 約1.2万件(2023年5月現在) |
外資系企業の公開求人数 | 約6,300件(2023年5月現在) |
勤務地が直接海外となる求人数 | 約200件(2023年5月現在) |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の転職活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
ロバートウォルターズ
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外資系・グローバル企業への転職支援に強みのある転職エージェント。英語での書類・面接準備の不安な方におすすめです。
ロバートウォルターズは、世界28カ国で人材紹介ビジネスを展開する外資系転職エージェントの大手で、紹介する求人の殆どが外資系企業です。
外国語がネイティブレベルかつさらなるキャリアアップを目指したいという方におすすめの転職サービスです。
またロバートウォルターズは全員がバイリンガルのコンサルタントということもあり、海外勤務の専門性に関しては特に高いとの評判です。
外資系企業ということもあり、求人紹介・選考と進むスピードが速いので、スピード感を持って転職活動を進めていきたい方にもおすすめです。
ロバートウォルターズの活用メリットと海外勤務での転職へのおすすめポイント
ロバート・ウォルターズではバイリンガルで優秀な人材をコンサルタントとして採用し、各業界に精通した専門チームへ配属した上で、定期的なトレーニングを課すことを徹底しています。
そうしたサポート人員の品質もあって、ロバートウォルターズは「外資系・グローバル企業に対する深い理解と高い専門性を持ったサービス」として、利用者の93%が「サービスに満足した」といいます(※公式サイトより)。
求人は金融、経理・財務、IT、法務・コンプライアンス、営業・マーケティング、人事、秘書・サポート業務、物流・購買・サプライチェーン、リテール、サービス業、医療・医薬、製造、エネルギー・インフラ、化学など、幅広い職種・業種を取り扱っています。
サービスに登録するとフォーマットに必要な情報を入力するだけで簡単に英文レジュメ作成ツールが利用でき、コンサルタントの迅速な対応と相まってスピーディな転職活動を実現しやすいでしょう。
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ロバートウォルターズの特徴 |
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サービス対応地域 | 東京・大阪+海外 |
拠点 | 東京、大阪 |
メーカー業の公開求人数 | 約200件(2023年5月現在) |
商社の公開求人数 | 約50件(2023年5月現在) |
外資系企業の公開求人数 | 約2,400件(2023年5月現在) |
海外勤務の求人数 | 約1800件(2023年5月現在) |
サポート品質・求人品質共に高いロバートウォルターズですが、全体的な求人数は少なめです。求人に多く触れられるように、他のエージェントと併用しつつの利用がよいでしょう。
doda(デューダ)
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豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。「本気でいい求人を探したい!」ならぜひ登録しておきたい転職サイトです。
dodaも海外勤務の多いメーカー、商社、外資系企業いずれの求人も豊富に取り揃えています。
また、海外の現地採用の案件では主にアジアでの求人に力を入れています。
海外勤務だけでなく、英語を使う仕事や海外出張のある仕事などカテゴリー分けされているので、いきなりの海外勤務はどうかなと考えている人はいろいろ検討できるようになっています。
個別相談会も随時開催しているので、海外勤務しようか迷っている人は相談してみるとよいでしょう。
dodaの活用メリットと海外勤務の転職へのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録した際、これまでの経歴を丁寧に書きつつ海外勤務への志向をアピールすることによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
また、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあるでしょう。
![]() 年収査定 | これまでの経歴からあなたの適正年収を算出。 自身の市場価値を知りたい人におすすめ。 |
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![]() キャリアタイプ診断 | 120問の質問に答えることで、自身の「性格」や「向いている仕事スタイル」、「向いている企業風土」などがわかる。所要時間は10分程度。 |
![]() 転職タイプ診断 | 自身が仕事に対してどんなことを大切にしているか、また、今の仕事への満足度などを可視化することができる。 自己分析・適職探しにも役立つ。 |
![]() エゴグラム適職診断 | 50問の設問に回答することによって、自身の性格と「適職」を診断してくれる。 |
![]() doda転職フェア | 多くの企業が出展する転職イベント。 企業の担当者に直接話を聞ける機会がある。 |
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dodaの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
メーカー業の公開求人数 | 約5.5万件(2023年5月現在) |
商社の公開求人数 | 約1.0万件(2023年5月現在) |
外資系企業の公開求人数 | 約5,300件(2023年5月現在) |
勤務地が直接海外となる案件の求人数 | 約650件(2023年5月現在) |
dodaはサービスの自由度がある分、「受け身」の姿勢ではメリットを得られにくいです。スカウトや求人紹介を待つだけでなく、自分からも情報を「取りに行く」姿勢が大切です。
LHH転職エージェント
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営業、エンジニア、経理、人事等、専門領域のエージェントが担当に付き、非常に高精度な企業情報をシェアしてくれます。
LHH転職エージェントは、人材紹介会社のアデコが運営する転職エージェントサービスです。
日本国内のみならず世界60か国にも拠点を広げており、外資系・グローバル企業の求人も多数取り扱っています。
国内の拠点は東京・大阪・愛知の三か所になりますが、所属するエージェントはそれぞれ専門領域のエキスパートとして、転職活動を強力にサポートしてくれます。
とくに力を入れているのは、「転職者と企業のマッチング」。
これまで、「他の転職サービスでは、あまり自分に合った求人を紹介してもらえなかった」という方は、LHH転職エージェントを試してみるとよいでしょう。
LHH転職エージェントの活用メリットと海外勤務の転職へのおすすめポイント
LHH転職エージェントは営業(企業担当)とコンサルタント(転職者担当)が兼任という仕組みを採用しています。

転職希望者と面談するコンサルタント本人が紹介先の企業へ足を運び、採用担当者や部門責任者と直接話しているので、「聞いて来たままの情報」「見て来た通りの情報」を転職希望者へ届けることができるのです。
他のエージェントでよくあるように営業とコンサルタントが分業制になっている場合、双方の連絡がうまくいっていないと企業に関する情報がうまく伝わらないことがあり、結果的に転職希望者が重要な情報を知らないまま入社してしまうことも全くないとは言い切れません。
当然、そのような場合はミスマッチが起きる大きな原因となりますので、コンサルタントが正確で本質的な情報を持っているのは非常に重要なことなのです。
詳細にわたる企業情報ときめ細やかな面談によって、転職希望者にとって真の意味で最適な案件を紹介できるのがLHH転職エージェントの強みです。
転職者の年収アップ率は59.0%(公式サイトより)と、年収アップを狙う人にもおすすめです。
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LHH転職エージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・名古屋・大阪 |
メーカー業の公開求人数 | 約1.1万件(2023年5月現在) |
商社の公開求人数 | 約1,800件(2023年5月現在) |
外資系企業の公開求人数 | 約1,500件(2023年5月現在) |
勤務地が直接海外となる案件の求人数 | 約100件(2023年5月現在) |
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3)海外勤務の転職を成功する為に、準備したいポイント5点
海外勤務はやりたいという情熱ももちろん大切ですが、情熱だけでは上手くいかないことも事実です。
「とりあえず海外勤務できる企業を見つけて渡航したものの、思っていた仕事とは違うし生活にも耐えられない!」ということにもなりかねません。
海外勤務の転職に向けて、準備しておきたいポイントは以下の通りです。
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
語学力は必須!特に英語は、ビジネス会話レベルまでマスターして

もちろん仕事内容によって求められる外国語のレベルは異なりますが、語学力はあるに越したことはありません。
英語圏でない場合は現地の言葉も話せるようになった方がベターではありますが、最低限共通語で使用される英語はビジネスで使用できるレベルには達しておきたいです。
日本企業ではTOEICが指標とされがちですが、一般的なTOEICでは話す・書くといった能力に関して基本的に問われていません。
英語力を高めようと努力していることはTOEICの点数から伺うことはできますが、海外勤務で使える語学力にするには実践的な訓練が必要となるでしょう。
英語のビジネス書を読む、英会話教室に通うなど、読む・書く・話す・聞くを満遍なく駆使することが重要です。
海外勤務の種類(パターン)を知っておく

海外企業での直接採用
外資系企業など海外で展開している企業で勤務するパターンです。
転職エージェントを通じれば日本にいながらにして応募することができます。どうしても国内では取り扱われていない企業で働きたい場合は、自ら直接コンタクトをとる必要があります。
国内企業での海外現地採用
グローバル展開している国内企業での、海外拠点で勤務するパターンです。
日系企業であれば現地に日本人がいなくとも企業には多くの日本人が務めていることが予想されます。その分日本国内で選考を進められる可能性も大きいでしょう。
国内採用で海外出張ベースでの勤務
国内企業で採用され海外出張にて海外勤務を実現するパターンです。
求人に「海外出張有」と記載されているからといって必ずしも機会が保障されているわけではないかもしれませんが、日本に拠点を置きつつ海外勤務も経験することができます。
「どの地方に、どれだけの期間海外で勤務したいか」を明確にしておく

海外勤務ならどこでも良いという方もいらっしゃるかもしれませんが、「自分がなぜ海外で働きたいのか」「どのようなライフプランを考えているのか」を深堀すると、自然と目指す国や働き方が定まりやsくなります。
一例として以下のような考え方が挙げられます。

うえの考え方でいくとアメリカなどが候補に挙がると思われますが、さらに詳細を考えてみることも重要です。
例えばアメリカと考えてみて、銃を所持しても良い国はどうしても嫌だと感じるかもしれません。その場合希望の条件として「治安の良い場所」が追加されます。
このように考え続け、自分の本当に求めている条件をリスト化してみましょう。
しかし全てを満たすのは難しい場合があります。そこでリストアップした条件に優先順位をつけることが重要です。
その条件を見ると自分が海外勤務で本当に何を求めているのかがわかりやすくなり、自然と行先や期間が決まるでしょう。
企業研究はとにかく重要!雇用条件から事業内容、現地の文化・風土まで入念に確認を

日本の企業なら当たり前とされていることが、海外では通用しないことが多々あります。
転職エージェントを利用すると雇用条件は詳細に調べられるので、内定を承諾する前にしっかり確認しておきましょう。また事業内容も日系企業であっても海外拠点は全く別事業をしている可能性もあるため、事業内容も入念にチェックしておきましょう。
このような企業に関する情報収集も重要ですが、現地の文化や風土について確認しておくことも重要です。
仕事仲間とはドライな関係の風土もありますし、逆に食事会が頻繁に開催される、または家族ぐるみの付き合いが当たり前というようなような文化もあります。
できればその企業の現地拠点で働いている方に、休日の過ごし方など詳しく話を聞いてみましょう。
難しければネットでその国特有の文化等はあるか調べておくことをおすすめします。
海外勤務に向けた手続きで、何が必要かを知っておく

どの国で、どれだけの期間働くのかによって、準備することはかなり異なってきます。しかし以下は短期間での滞在でない限り共通して必要となります。
- ビザの申請・取得、現地での在留届の提出
- 役所への海外転出届の提出
- 日本での社会保険や税金の手続き
国や期間で対応は異なるので、しっかり調べて手続きしておきましょう。
これらは手続きができていないとペナルティを受けたり、海外での滞在自体ができなくなってしまったりする恐れがあります。特にビザは発行に時間を要する場合が多いので、早めの対応を心がけることをおすすめします。
他にも準備することはたくさん考えられます。
例えばアフリカや南米の熱帯地域の国々では予防接種の証明書が渡航に必要とされます。
日本と生活水準の似ている国なら現地で必要な物はそろえられるかもしれませんが、場合によっては日本から持って行く必要がある場合もあります。
特に普段飲んでいる薬がある方や持病がある方は、日本で医者に事情を相談しておきましょう。
まとめ)海外出張・海外赴任の苦労と魅力は表裏一体。それでも情熱を持てるかが鍵
海外出張・海外赴任などの海外勤務は、国内で働くよりも苦労することが多いでしょう。
日本に慣れてしまっているので突然のスケジュール変更や役所での対応の曖昧さ、コミュニケーションの難しさなど多くの困難が予想されます。
しかし苦労と魅力は表裏一体です。
逆手に取ると国の文化に左右されない対応力や柔軟性を身に着けることができます。
また人種や国籍に関係なく多くの人と時にはぶつかり合いながらも助け合い、笑い合えるというのは、一生の思い出となります。
海外勤務に対して不安よりもトラブルさえ楽しむような思いが強ければ、現地でもきっと成功できるでしょう。