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介護の職場選びで「グループホーム」って大変?ポイント・注意点を紹介

[最終更新日]2019/11/08


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介護の現場 グループホームについて。

「グループホームで働いてみたいんだけど、どんな施設なのかわからない…」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

グループホームとは物凄く簡単にいうと…「高齢者や障がい者の方が暮らすシェアハウス」です。そこに利用者様をサポートする介護スタッフが就くイメージですね。

今回はそんなグループホームについて…

・どんな職場なのか?他の介護施設との違いは?
・一日の仕事内容は?
・グループホームならではのやりがいや大変な点は?
・就職,転職に向けてやっておくべき準備とは?


以上の流れで解説をしていきます。

目次

1)グループホームって、どんな職場?仕事内容は?

グループホームとは

2つのユニット(計18名)で生活しています。 65歳以上の「要支援2」「要介護1」以上に 該当する認知症の方が利用しています。

そもそもグループホームとは、「認知症対応型共同生活介護」といい、その名の通り認知症を患う高齢者が共同生活を送る施設です。

一般的に5~9名を1つの括り(=1ユニット)として共同生活を送っており、合計18名の2ユニットで構成された施設が日本では大半を占めます。施設の一階と二階で9名ずつに分けて暮らしている…というイメージで問題ありません。

また原則として65歳以上の「要支援2」もしくは「要介護1」以上の介護認定を受けた認知症の方が利用可能です。そのため認知症が軽度の方から重度の方まで、幅広い利用者様が入居してきます。

そしてグループホームは「地域密着型」の施設であることから、非常にアットホームで地域とのかかわりも多いことが特徴。食事・掃除などの家事をスタッフと一緒に行いながら、近所とのコミュニケーションを取り、最終的に介護度の改善を図っている…それがグループホームなのです。



グループホームの主な仕事内容

利用者様の生活をサポートするのが仕事です。移乗介助入浴介助

グループホームの仕事内容は「利用者様の生活をサポートすること」です。

スタッフは利用者様のそばで共に生活し、食事や排泄,入浴など必要があれば介助していきます。グループホームの最終目標は「介護度の改善」…すなわち自分らしく、自立して生活ができるようになることです。そのため、あくまで出来ることは利用者様自身にして頂く姿勢が大切になってきます。

ただ、やはり要介護度の高い方がいる場合、車いすからベッドへ移る「移乗介助」や、一緒にお風呂に入って身体をキレイにする「入浴介助」などは頻繁に行われます。

そのような介助は資格を持っていた方が良いとされていますが、実際は持っていなくても先輩社員から学び、自分でコツをつかんでいくスタッフが多いです。

また、調理に関しては管理栄養士や配食サービスなどでまかなう場合が大半です。そのため他の福祉の仕事と比較すれば、専門的な知識がなくても参入しやすい現場といえますね。



グループホーム業務の一日の流れ

筆者の経験を元に、グループホームで働く「介護スタッフ」の一日の流れをご紹介します。

6:30 起床
主に夜勤スタッフ(夜中の見守りをするシフト)が利用者様を起こします。着替えや洗顔などは、要介護度の高い方は介助して回ることが多いです。

7:00 朝食
「早番」と呼ばれる比較的早くから出勤するシフトが来るので、夜勤の人と協力して朝食の配膳・食事介助を行います。朝食を召し上がった後は、歯磨きやトイレへと促すことが多いです。

8:30 バイタルチェックなど
体温・血圧を測ります。専用の記録用紙があるため、そちらの記入も同時に行います。終わった方は自由にテレビを見たり、新聞を読んだりする方も出てきます。

9:30~ レクリエーションなど
散歩、かるた、パズル、塗り絵など…。利用者様に合わせたレクリエーションを実施していきます。筆者が勤務していた施設にはカラオケセットがあったので、この時間はカラオケ大会をすることが多かったですね。

10:00 入浴
レクリエーションと並行して、入浴への促しも行います。着替えを用意して頂き、必要であれば見守り・入浴介助を行うのが仕事です。ちなみに入る方は基本ローテーションで回している場合が多いです。

12:00 昼食
配膳・食事介助を行います。ちなみに「服薬介助」も大切な仕事の1つであり、記録をしながら利用者様ごとに服薬したかを確認していきます。また利用者様によってはお皿拭き等の手伝いをお願いし、一緒に行うこともあります。

13:00~ レクリエーション
二度目のレクリエーションです。マンネリ化しないよう、スタッフが試行錯誤しながら大人数向けのレクリエーションを実施していきます。季節に合わせたイベント(節分,ハロウィンコスプレ等)や、誕生日パーティーを行うことも多いです。

15:00~ おやつ
せんべいやお団子、スナック菓子などの間食を提供します。事前にストックしているお菓子の中から、栄養バランスなどを考慮してスタッフが選択し、飲み物をお出ししつつ食べて頂く流れです。

16:00~ 入浴など
本日二度目の入浴介助を行います。余裕がある日は一日3~4人などのペースで入って頂くことが多いです。

18:00~ 夕食
1時間くらい前から利用者様と一緒に準備し、配膳などを行います。食事介助をした後は服薬介助・歯磨き・トイレへの誘導を行います。

19:00~ 着替え&就寝
施設によって大きく異なりますが、筆者の所属していたグループホームでは就寝時間がかなり早く、19:00ごろにはほとんどの利用者様が就寝されていました。就寝準備が完了したのを見届けると、夜勤以外のスタッフは帰宅します。

19:30 書類の記入
介護職の特徴的な仕事として「記録簿の記入」があります。その日利用者様がどんな状態だったか、水分はどのくらい摂取されたのか、入浴はしたのか…など、細部に至るまで書類に記入するのです。余談ですが、介護職の残業が多くなってしまうのはこの書類記入が大きな要因となっています。

これ以降は夜勤が巡回をしながら、利用者様の安全を守っています。

ご紹介したのはかなり大まかなスケジュールであり、実際は利用者様の性格や状態によって臨機応変にやることを変えています。

ただグループホームに共通して言えるのは「基本的にゆったりと過ごしている」ということ。自分らしく、楽しく生活して頂くことを介護スタッフは熟慮しながら、サポートしていくことが何より大切なのです。



2)グループホーム勤務の大変な点ややりがいは?

ここまでグループホームの概要をお伝えしてきました。

しかし、ここからはより働くイメージを強めて頂くためにも、「グループホーム勤務の大変なところ・やりがい」を紹介していきます。

筆者が実際にグループホームで働いて、どんなところがキツかったのか…またはどんなところが働いていて楽しかったのか…を赤裸々にお話しするので、転職等を考えている人はぜひ参考にしてみてください。



グループホームの大変な点

グループホームの大変なところ体力を酷使する仕事 利用者との信頼関係の構築が不可欠 スタッフとの連携がうまくいかず… レクリエーションなどの企画力も必要 慢性的な人手不足で一人一人への負担が大きい
  • 介助などで体力的にキツイ場合が多い
  • 認知症である利用者様との関係構築が求められる
  • スタッフとの連携がうまくいかないことも…
  • レクリエーションなど、「マンネリ化しない工夫」が求められる
  • 人手不足により一人一人の働く負担が大きい

良いも悪いもグループホームの大きな特徴として、「距離感が近い」というのが挙げられます。毎日利用者様と生活を共にするわけですから、それだけ相手を理解し、寄り添っていく忍耐強さが求められるのです。

同時に距離感が近いのは介護スタッフ同士にも言えること。狭い施設内で連携をとり、時には理不尽なお願いにも対応しながらコミュニケーションを取る必要があります。しかもグループホームは特に生活感が強い施設なので、個性がぶつかってやり辛くなることもしばしば…。そこを擦り合わせる思考力が求められます。

またグループホームに限りませんが、介護業界全体の課題として「人手不足」があります。そのためスタッフ一人一人の仕事量が多くなり、結果として腰痛など体力面への悪影響が起こりやすくなるのです。



グループホームのやりがい

グループホームのやりがい利用者様の生活を支えている実感を得られる 感謝の言葉をもらえること 創意工夫を試される現場 利用者様・スタッフとの交流 地域との繋がりが深まる
  • 利用者様の人生を支えているという実感が強い
  • 感謝の言葉を多くかけられる
  • 創意工夫をすぐに実践できる
  • 利用者様・スタッフとかなり仲良くなれる
  • 地域との交流が深まる

先ほど「距離感が近い」と述べましたが、それによるメリットはグループホームで働くうえで強く実感できます。

一緒に生活をしながら様々な話しをする関係になれることから、もはや家族に近い親密度を構築できるのはグループホームならでは。「どうやったらもっと楽しんでくれるだろう?」と常に考え、利用者様に合わせたレクリエーションなどを実施し、実際に喜んでいただけた時などは「働いて良かった!」と強く実感できます。

また、グループホームは地域との繋がりを重視しているため、散歩等でご近所の方とお話ししたり、「頑張ってね!」と声をかけて頂いたりすることも多く、励みになります。



3)グループホームに就職・転職する際に準備しておきたいポイント3点

介護職員初任者研修を取得 文章を書くことに慣れておく 介護専門の転職サービスの活用

続いては「グループホームに就職・転職する際に準備しておきたいポイント3選」をご紹介します。

筆者が実際に働いて、「このスキルは身に付けた方が良い」などと感じた点をピックアップしながら、事前にやっておくと面接や仕事をする際に有利になることを解説していきます。

  • ポイント#1 介護職員初任者研修を取得しておこう
  • ポイント#2 「文章を書くこと」に慣れておこう
  • ポイント#3 介護専門の転職サービスを活用しよう

それぞれ、順を追って見ていきます。



ポイント#1 介護職員初任者研修を取得しておこう

「介護職員初任者研修」とは、身体介護・生活援助などで即戦力になれるよう、基本的な知識を学べる研修です。数年前までは「ヘルパー2級」という資格でしたが、2013年からより実践的な知識と技術が学べるよう、カリキュラムが変更されました。

そのため、介護資格の中で最初に取るべきとは言われつつも、その勉強内容はかなり本格的です。本資格が取れればグループホームでも他スタッフから早めに信頼を得ることができ、当然面接でも受かりやすくなります。
そして何より介護技術を知ることで、仕事がやり易くなります。

「どう利用者様を介助すれば、負担が少なくなるか」「どうコミュニケーションを取れば、利用者様と信頼を構築できるか」など、よりスムーズに仕事をするテクニックが学べるのは大きいです。



ポイント#2 「文章を書くこと」に慣れておこう

一日の流れを解説したときにチラッとご紹介しましたが、グループホームでは「書類の記入」が仕事内容に含まれることが多いです。

この仕事は文章を書くことに慣れていないとかなり苦戦します。というのも、「今日何をしたのか」「利用者様の様子はどんな感じだったか」「レクレーションの内容は何か」など、多くて原稿用紙2枚分くらいをゼロから書くからです。

そのため、これらの文章をスラスラと書く準備は今のうちにしておくと良いでしょう。簡単なところだと「日記」を書くだけでもかなり文章力がつくのでオススメです。



ポイント#3 介護専門の転職サービスを活用しよう

グループホームは比較的狭いコミュニティであることから、施設による色が出やすい職場となっています。

「イベント企画が多いアクティブな施設」もあれば、「静かでゆっくりと過ごすことに重きを置いた施設」もあるのです。仮にあなたがそこまでアクティブな性格では無いのに前者の施設に行ってしまっては、企画が大変で嫌になるのは目に見えていますよね。

そんなミスマッチを防ぐためにオススメなのが、「介護専門の転職サービス」を利用することです。介護の仕事を総合的に理解したプロに相談することで、「本当にあなたに合ったグループホーム」をいち早く知ることができます。

1位きらケア(正社員)

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まとめ)「グループホーム」で働くことはオススメ!

本記事の内容を簡単にまとめます。

  • グループホームでの介護スタッフは、利用者様の生活を豊かにするために存在する
  • すべての人と距離感が近く、その分やりがいも多い
  • 「誰かのために…」という想いを大切にでき、介護職の醍醐味が全て詰まった仕事である

グループホームは利用者様と共同生活を送ることができるため、誰よりも近くでサポートすることが可能。そのため大変なこともありますが、介護職のやりがいを味わえるという意味で心からオススメできる仕事です。

ぜひそんなグループホームでの就職・転職を前向きに検討してみて下さい!