未経験から「間接部門・バックオフィス」の転職を成功するポイントとおすすめ転職サイト
[最終更新日]2023/04/22

間接部門・バックオフィスは社員が働きやすいような環境を整備する、経営状況を分析し方針を決めるといった、企業にはなくてはならない存在です。
営業やエンジニアのように自分で価値を生み出すことはなかなかできませんが、社員のために存在する唯一の職種です。
そんな間接部門・バックオフィスへの転職に憧れを抱いている、もしくは別の会社でさらに経験を積み上げたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
目次
1)間接部門・バックオフィスの転職は、求人数自体が少ない?

間接部門・バックオフィスの求人はいわゆる「空き枠求人」がほとんどで、営業やエンジニアと比較して求人数は少なめです。
そのため、管理部門・バックオフィスでの求人探しの際は、以下の方法で進めるのがおすすめです。
間接部門・バックオフィスの転職成功のポイント① 「非公開求人」を狙いに行く!

間接部門・バックオフィスの求人は、自社HPやハローワークで求人を出さず、特定の媒体でのみ求人をかける「非公開求人」となることが多いです。その理由は、以下があるからです。
- 経営企画部など、新規事業立ち上げに伴う場合機密情報を含む場合があるため
- 間接部門・バックオフィスは人気職種のため、求人が集まりすぎると非効率となるため
したがって間接部門・バックオフィスへの求人を探すなら、ハローワークや企業HPではなく転職エージェントを利用することが効率的です。
転職エージェントは企業の欲しい人材を熟知しているため、企業の欲しい人材を収集する機能があります。そのため企業は特定の転職エージェントでのみ間接部門・バックオフィスの求人を掲載する傾向にあります。
よって、転職エージェントの中でも非公開求人を多く扱うサービスを選ぶことが重要です。
間接部門・バックオフィスの転職におすすめの転職エージェントについては、「4)間接部門・バックオフィスの転職におすすめの転職エージェント」にて紹介しています。併せてご覧ください。
2)間接部門・バックオフィスは、企業によって業務範囲や求められる知識・スキルが異なる?
間接部門・バックオフィスと言えば総務・人事・経理などが思い浮かぶと思われますが、企業によってその業務内容は千差万別です。例えば総務・人事・経理に関する領域の一例をご紹介します。

普段間接部門に馴染みのない方であれば、イメージとは違う業務も多々あるのではないでしょうか?
例えば経理と言えば原価の計算などが思い浮かびやすいですが、融資の交渉や投資なども経理の仕事に含まれます。
また、企業規模が大きいほど役割ごとに部署が細分化される傾向にありますが、小規模な会社では「間接部門」としてまとめられることもしばしばあります。
これらの領域の違いについては自分の所属している会社をスタンダードとして考えてしまうため、求人側と求職側の認識にずれが生じる可能性が多々あります。
管理職・バックオフィスの転職の際は、職種名に囚われず詳細な業務内容を確認することが重要です。
間接部門・バックオフィスの転職成功のポイント②企業研究は念入りに!
詳細な業務内容を確認することは重要ですが、今後のキャリアプランは判断しづらい場合もあります。
最初に担当する業務が同じであっても、管理職候補としての採用なのか、専門業務のスペシャリストとしての採用なのかなど、キャリアプランによって職務内容は大きく変わります。
「企業が求める間接部門・バックオフィスの働き方」については、キャリアアドバイザーのサポートを上手く活用して情報収集しておきましょう。以下の軸に照らし合わせて確認するのがおすすめです。

スペシャリストORゼネラリスト
スペシャリストであるなら現在の職務のみもしくは近い職務を極めていく一方で、ゼネラリストとして育成されるなら今後職務領域が広がることが予想されます。
管理職OR一般社員
管理職候補であれば徐々に責任の重い業務や部下の育成業務なども増えていくでしょう。キャリアアップが原則望めない仕事であれば、昇給等は見込めない可能性が高いです。
3)間接部門・バックオフィスの転職は、入社後の人間関係の軋轢が多い?

間接部門・バックオフィスは専門的な業務であっても、本質的には「会社全体のサポート」をする部署です。
そのため特に社内の人々とのコミュニケーションが重要とされます。営業やエンジニアなど生産部門からすると、間接部門・バックオフィスは「会社側」として見られがちです。
「会社のためにやったことなのになぜ経費で精算できないの?」「どうしてもっと残業させてもらえないの?」など、会社対社員の構図になった際に会社=間接部門という見方をする人も少なくはありません。
また社員が効率よく快適に働けるようにするためには、社員からの要望を広く受け入れることが求められます。時にはどうしようもないことを言われる場合もあり、こうした側面から人間関係に苦労される方も多いと言えます。
間接部門・バックオフィスの転職成功のポイント③部門単位ではなく、組織単位の視点を持つ

間接部門・バックオフィスと言えば経理に代表されるように特殊なスキルを持ったスペシャリストが必要とされるでは?というイメージがある方もいらっしゃると思いますが、必ずしもそうではありません。
間接部門は「全社のサポート役」というのが本質であるため、様々な部門に精通した広い視野が評価されます。そのため長らく営業部門で合った人が間接部門に抜擢されるというケースも多々あります。
また規模の小さい会社の場合、各部署を設けず「間接部門」として1つのポストに集約することがよく見られます。
その場合、「会社を経営する上でのサポート」という視点が重要となります。もちろん専門的な知識は役に立ちますが、広い視点で見渡すことで限られた資源の中何を重視すべきなのか、最も必要なのは何かという判断ができるようになります。
間接部門・バックオフィスとして優秀な人材は、こうした経営者の視点が必要とされます。
4)間接部門・バックオフィスの転職におすすめの転職エージェント
間接部門・バックオフィスについては非公開求人とされていることがよくあります。
ハローワークや企業HPから探すよりも、非公開求人を多く取り扱う転職エージェントを利用する方が効率的に求人を探すことが可能です。
また実際の職務内容や求めるスキルなども、転職エージェントから情報収集することができるので、自分とよりマッチした仕事と出会える可能性が高くなります。
転職エージェントはそれぞれ得意分野や扱う求人が異なるので、複数のサービスに登録するのがおすすめです。
それではおすすめのサービスをご紹介します。
間接部門・バックオフィスの転職に特化した転職サービス「MS-Agent」
![]() |
サービス名 | MS Agent |
---|---|---|
特徴 | MS-Agentは管理部門・バックスタッフおよび士業に特化した転職支援エージェントです。 キャリアアドバイザーの丁寧な対応と専門知識の高さが特徴的で、サービス利用者からも非常に高い満足を勝ち得ています。 キャリア相談から管理部門へのキャリアチェンジ・キャリアアップをめざす転職者まで、幅広い層におすすめです。 |
|
企業名 | 株式会社MS-Japan(1990年4月) |
求人数国内TOP1の転職エージェント「リクルートエージェント」
![]() |
サービス名 | リクルートエージェント |
---|---|---|
特徴 | リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。 全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。 |
|
企業名 | 株式会社リクルート(1977年11月) |
全国都道府県に拠点あり&エージェントの密なサポートがウリの「パソナキャリア」
![]() |
サービス名 | パソナキャリア |
---|---|---|
特徴 | 手厚く、そして親身な転職者支援で評判の高いパソナキャリア! 幅広い業界に向けての求人案内数と、地方転職者含めた全国の方々がサービスを利用できる体制を整えています。 はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートしています。 |
|
企業名 | 株式会社パソナキャリア(1976年) |
あわせて読みたい
-
- 管理部門(総務・人事・経理)のおすすめ転職エージェントは?選び方と活用ポイントを紹介
- 総務や人事、労務、経理などの管理部門(バックスタッフ)の転職では、実績の豊富な転職エージェントを利用することが大切です。この記事では、管理部門の転職支援の実績が豊富な、おすすめの転職エージェントをランキング形式で紹介しています。...
あわせて読みたい
-
- おすすめ転職エージェント・転職サイト14選+αを評判・口コミと併せて紹介【2023年5月】
- 転職の際に「どの転職エージェントサービスを利用しようか」、「今の転職エージェントのままで良いだろうか…」と迷っていませんか。この記事では、多くの人におすすめできる転職エージェントを厳選ピックアップしました。...
まとめ)間接部門・バックオフィスは「社員のために働く」

間接部門・バックオフィスはワークライフバランスがとりやすいことが多く、「なんとなく楽そうだから」という理由で志望する方も多いのではないでしょうか?
確かに事務作業が多い職種ではありますが、社員のために働くという一種のサービス業的側面も持ち合わせているため、コミュニケーションも非常に重要とされるポジションです。
また専門的スキルと経営的視点など様々な条件が必要とされる職種でもあり、一概に楽な仕事とは言えないでしょう。しかし、自分の取り組んだ仕事で身近な社員の喜ぶ反応が見られる仕事でもあります。
「働く」という日々の活動をよりよいものへと変えていきたいという方におすすめの仕事です。