「ハイクラス」とは?人材の定義と転職時のポイント・求人企業から求められる働き方
[最終更新日]2023/01/19

近年は転職のあり方が変わり、「どの企業で働くか」よりも「どのポジション(役割)で働くか」という「ポジション思考型」の転職スタイルが浸透しつつあります。
求められる水準はより高いけれども、その分自分の成長が期待できるような、いわゆるハイクラスへの転職を検討している人も多いでしょう。
しかし、「ハイクラス」という概念は曖昧です。
また、ハイクラス人材に対する企業の期待値は大きくなりますので、転職の際にはその曖昧さを取り除いていく作業が欠かせません。
目次
ハイクラス層の転職に、おすすめの転職サイト・エージェント
サービス名 | リクルートダイレクトスカウト![]() |
JACリクルートメント![]() |
doda![]() |
ビズリーチ![]() |
リクルートエージェント![]() |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約12万件 | 約1.5万件 | 約16万件 | 約8.2万件 | 約16万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2022年9月時点のものです。
1)そもそも、「ハイクラス」とは?
「ハイクラス」の定義

「ハイクラス」という言葉には、厳密な定義がありません。
しかし一般的には以下のような人材をハイクラス人材と呼び、このような処遇への転職、もしくはこのような人材の転職をハイクラス転職と呼んでいます。
経営の目線をもって価値を発揮できる人材、または非常に高度なスキルをもった専門職の人材
会社を経営する目線で仕事ができる方を指します。また経営層でなくとも、ある分野において非常に高度なスキルを持ったエンジニアや研究者等も含まれます。
年収800万円以上
上記のような人材は年収800万円以上のレベルであることが多く、転職サービスでは年収800万円以上の求人を「ハイクラス求人」としていることが多いです。
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ハイクラス求人とエグゼクティブ求人の違いは?

ハイクラスと同様に、「エグゼクティブ層」などエグゼクティブという言葉もよく耳にされると思います。エグゼクティブとハイクラスの違いは何なのでしょうか?
実は「エグゼクティブ」という表現にも明確な定義がなく、ハイクラスとはほぼ同義で使用されています。
しいて言うなら、エグゼクティブ(executive)という単語は「(管理・経営などで)実行する・実行力のある」という意味であり、一般的に「エグゼクティブ層」というとCEOなど経営幹部層を呼ぶことが多いです。
2つとも曖昧な表現ではありますが、非常に能力の高い人材であることが共通して挙げられます。
これらの表現は転職活動をするときによく目にするように、「エグゼクティブ人材」「ハイクラス転職」といった表現はよく使用されています。
このような転職を狙う場合は、これら2つのキーワードで検索すると良いでしょう。
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2)企業がハイクラス層に求める人材
ハイクラス層とは、年収でいうと800万円以上に相当するような優秀な人材を指すということをご紹介しました。
現在ハイクラス層に位置し、別のハイクラス人材を求める企業へ転職する方もいらっしゃる中、現在より好条件を求めてハイクラス層へのキャリアアップ転職を希望する方も多数いらっしゃると思われます。
そこで、企業がハイクラス層に求める条件についてご紹介します。
マネジメント経験は必ず求められる

経営層の視点はやはりプレイヤーの視点だけでなく、マネジメントの視点も必要となります。そのためマネジメント経験は必須と言えるでしょう。マネジメント経験の中でも、具体的には以下が重視されます。
チームでどんな功績を残したのか
マネジメントの目標とは、チームの社員個々の能力を引き出し掛け合わせることで、大きな功績を残すことです。
個性ある社員をまとめチーム内を良好な人間関係にすることも重要な要素ですが、やはり会社に貢献できるようなどんな結果を残せたのかというのは重要です。
どれだけの人数をマネジメントしたのか
人数が多ければ出せる結果も大きいですが、その分マネジメントの難易度は上がることとなります。
少ない人数で結果を出せたことも評価されますが、多くの人数をまとめあげることができることも重要です。
マネジメント経験がなくとも、専門スキルの高さで企業から歓迎されることも

マネジメント経験が必須であることをご紹介しましたが、マネジメント経験がなくても歓迎される場合があります。それが高度な専門的スキルを有する場合です。
例えば会計士、弁護士、社会保険労務士などの国家資格は、マネジメント経験がなくてもその高度な知見から企業にアドバイスすることができます。
またエンジニアとして高い技術を持ち、ITなどインダストリー4.0に対応できるような人材も新規事業を展開するにあたり必要とされる場合が多く、ハイクラス人材と言えるでしょう。
こうした専門スキルの高い人材は、マネジメントよりもそのスキルを活かした働きが求められるため、必ずしもマネジメント経験は必須とはされないでしょう。もちろんマネジメントスキルもあれば鬼に金棒であることは間違いないです。
目標設定力・推進力

経営層となると、もちろん取締役に指示を受けることはあるかもしれませんが、指示を受けてから行動するのではなく、自分で何が課題なのかを見極め、それに向けての対策を立案し、下部組織にうまく指示を出し進捗管理をすることが求められます。
つまり「目標設定力」と「推進力」の2つが求められます。
目標設定力
自分自身の目標はもちろん、会社として何が課題でその解決のためにはどんな目標が適切かを考え設定できる力のことです。誰かに指示を受けずとも、常に自分で考えるということが求められます。
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推進力
目標を設定するだけではなく、実際に目標を達成するにはどのような対策をするべきかを立案し、課題解決に向けて行動を推進できる力です。ポイントは自分自身だけでなく、組織全体を動かさねばならないということです。
個々の個性や思いがある中で、いかに1つの目標に向かって動かせるかがマネジメントの醍醐味となる部分です。
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調整力と協調性

個人の能力がいかに高くても、やはり個の力は集の力になかなか及びません。組織で行動する以上、調整力と協調性が非常に重要です。それではそれぞれの力について具体的にご説明します。
調整力
社内外の関係者に対して、納得した上で目標に向かって働いてもらうためにうまく調整する力のことです。
組織には多様な人がいますが、うまく調整しながら目標に向かって働くようにうまく調整する力は、マネジメントにおいて重要な力です。
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協調性
「周りに合わせる」ような日本独特の悪い文化ではなく、性格・考え方が異なっていたとしても、互いに議論しながら協力する力のことです。
どうしても合わない人も組織に入るかもしれませんが、マネジメントする者として人を選り好みすることは御法度です。
だからといって諦めてしまっては、組織として成り立たなくなってしまいます。ビジネスで成功するためには、積極的に人と協力する「協調性」が必要と言えます。
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その企業・業界に関する知識・関心

マネジメントスキルや高度な専門的能力、またその他組織を動かす力があれば、業界が異なっていても転職は可能でしょう。
しかし転職先の企業・業界に関する知識・関心がなければ、そのスキルは活かせないかもしれません。
企業はなぜ、自社で長年勤めた社員ではなく、外部からハイクラス・エグゼクティブ人材を採用しようとするのでしょうか?
その理由は多岐に渡りますが、1つとして「外部からの新鮮な視点・ノウハウを獲得するため」という理由が挙げられます。
その企業のニーズに応えるには、「その企業が今何を把握していて、何を知りたい(求めている)のか」「その業界はどんな課題を抱えているのか」について把握しておくことが重要です。
いくら力があっても自分のおかれたフィールドに対する理解が浅ければ、活躍することは難しいでしょう。自分のスキルに慢心せず、丹念な企業・業界研究は必須です。
3)ハイクラス層への転職活動で意識しておきたい3つのポイント
ハイクラス層での転職活動で求められる条件を紹介しました。しかしハイクラス求人は希少であるため、いくら条件がそろっていたとしても、転職活動の方法によっては求める水準の求人と巡り合えないこともあります。
そこでハイクラス層への転職活動で意識しておきたい3つのポイントをご紹介します。
企業研究を入念に行い、自分なりの「期待の応え方」を見出す

ハイクラスであれ一般的な転職であれ、基本となるのは自己分析と企業研究です。ハイクラスとなるとより高いレベルでの思考が求められ、その分自己分析と企業研究を徹底することが重要です。
自己分析は、「自分が現在できることは何か」「自分が今後なりたいのはどんな姿か」ということを探求します。
これまでの経歴と将来実現したい未来像を繋げ、ストーリーで語れるようにするのがベストです。
そして企業研究は、「その会社の強みは何か」「企業が転職者に何を求めているのか」などについてじっくり調べていきます。
企業研究を行う際に、優先して見るべきポイント
流れ | 確認する対象 | チェックポイント |
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① 企業の基本情報をチェック |
求人票、企業HP |
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② 企業の特色をチェック |
企業HP、業界ニュース、口コミサイト、競合他社のHP |
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③ 募集条件をチェック |
求人票 |
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④ 調査からの所感・考察 |
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また事業内容や今ハイクラス人材を募集している状況、業界の状況等を加味して、何が会社の課題なのかを自分なりに分析しましょう。
こうして「自分のできること」×「転職者に求めること」がマッチする部分を導き出していくのです。
そこから自身の働き、今後のキャリアによって、企業の課題解決にもつながることをアピールできるように考えておくとよいでしょう。
ハイクラスになるほど、転職時の「軸」が重要
ハイクラス転職においては、「オールマイティ」よりも「この分野なら絶対活躍できる、自身の尖った強み」を見出しておくことが大切です。併せて、その強みを発揮できる企業を探していくのです。
言葉を変えると、それがあなたの「転職の軸」になるのです。
転職の軸についてイメージを持つことに難しさを感じる方は、以下の考えに沿って考えをまとめて行くと良いでしょう。
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸」とする

それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そして、これらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になるのです。
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これまで培った人脈は、フルに活用する!

ハイクラス人材を募集している求人数はあまり多くはありません。
転職サイトや転職エージェントを介さず、現在の人脈をたどった方がすぐに求人が見つかることも少なくありません。今まで培ってきた人脈をフル活用しましょう。
しかし知人の紹介による入社はメリットもありますが、デメリットもあることを考慮しておきましょう。
知人の紹介による入社のメリット
- 自分のことを会社に把握してもらいやすい
- 具体的な仕事内容を把握しやすい
知人の紹介による入社のデメリット
- 選考途中で辞退しづらい
- 「友人の紹介」という色眼鏡で見られる
- 働きぶりによっては知人との関係が悪化する
知人の紹介で入社する場合、自分のことを転職先に把握してもらいやすく、また転職先のことも知りやすいというメリットはありますが、一方、選考途中で辞退しづらかったり、「友人の紹介」という色眼鏡で見られる場合もあったりします。
知人に紹介してもらうパターンであっても、知人が働いている企業を勧めてもらうだけではなく、業界について教えてもらう・客観的な意見をもらえるなど、様々な活用の仕方があります。
人脈を活用して多くの情報を収集しましょう。
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ハイクラス層向けの転職サービスを「複数」活用する

そもそもハイクラス求人は「空き枠採用」であることがほとんどです。
常に募集があるわけではなく、また募集が出てもすぐに応募者で埋まってしまうことが多いです。
そのため、ハイクラス層への転職をする際は、「ハイクラス求人の豊富な転職サービス」を複数登録しておくことをおすすめします。
次章では、ハイクラス転職におすすめの具体的な転職サービスを紹介します。
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4)ハイクラス向けおすすめ転職サービス
リクルートダイレクトスカウト──実績豊富なヘッドハンターを転職者が選んで、提案を受けられる
リクルートダイレクトスカウトの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約12万件(2022年9月現在) |
リクルートダイレクトスカウトに登録すると、転職者は求人検索と応募のほかに企業からの直接スカウト・オファー、およびヘッドハンター(または転職エージェント)からのスカウトを受けられます。

リクルートダイレクトスカウトは特定の業種・職種に限定することなく、幅広い分野の求人を扱っています。
中でも求人数が多い業界としてIT・インターネット、メーカー、コンサルティング、建設が挙げられます。

いずれの業種・職種においても、高スキルの人材や管理職経験者など、優れた実績を持つ人材を求める企業が大半です。上記の業種・職種でキャリアアップを図りたい人は、とくにリクルートダイレクトスカウトを活用するメリットを感じられるでしょう。
また、ヘッドハンターは幅広い業種・職種で活躍している人が多く、希望する分野の支援実績のあるヘッドハンターに出会いたい人、管理職・役員としての働き方を実現したい人におすすめのサービスです。
リクルートダイレクトスカウトのハイクラス層転職への活用メリット
リクルートダイレクトスカウトでは「転職者がヘッドハンターを選ぶ」という逆指名制を採用しているのが大きな特徴です。

自分が希望する業種・職種に関する知識が豊富か、優れた転職支援実績があるか、といった点を見極めるために、ヘッドハンターのプロフィールを閲覧することができます。
つまり、希望する分野に秀でたヘッドハンターを探して、相談ができるのです。
また、ヘッドハンターは複数名を同時に指名することも可能です。
同サービスのメリットはこうしたヘッドハンターのアプローチのしやすさがあります。
ヘッドハンターの方からもスカウトが届くことがありますが、待ちの姿勢になりすぎず自分からも「この人に相談したい」というヘッドハンターを探しに行くほうが、サービスを有効に活用でできるでしょう。
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JACリクルートメント──紹介される求人と、キャリア相談の品質が高い
JACリクルートメントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、埼玉、神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、広島 |
公開求人数 | 約1.5万件(2022年9月現在) |
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のミドル・ハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してもらうことができます。
JACリクルートメントのハイクラス転職への活用メリット
JACリクルートメントを活用するメリットとしてまず挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有しており、またの求人を人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
●●の分野で高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。

つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能となっています。
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doda──幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約16万件(2022年9月現在) |
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は常時10万件以上、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
dodaの活用メリットとハイクラス層の転職へのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容(Web履歴書)をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
目指したい領域にレジュメでしっかりアピールすることによって、希望条件に近い企業からのスカウト・オファーが届く可能性を高められるでしょう。
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- dodaの実際の評判と特徴、メリット・デメリット、20代・30代・40代以降それぞれdodaを有効活用するためのポイント、注意点について詳しく解説します。あなたにとってdodaが利用すべきサービスかチェックしてみてください。...
ビズリーチ──優秀なヘッドハンターと良質な企業からスカウトが届きやすい
ビズリーチの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約8.2件(2022年9月現在) |
ビズリーチは主にハイキャリア人材を対象とした転職サービスです。
一般的にハイキャリア転職サービスは求人数が少なくなりがちですが、ビズリーチは近年求人数が増えており、首都圏はもちろんのこと地方での転職においても非常に豊富な求人を確認することができます。
「ハイクラス転職サービスにはどんな求人があるのだろう?」「自分の場合、どのような企業からスカウトが届くのか?」といったことを知っておくだけでも、今後のキャリアプランを考える上で十分参考になるはずです。
現在の年収が500万円以上で、ゆくゆく転職を検討する可能性のある方であれば、登録する価値が十分にあるサービスといえるでしょう。
ビズリーチのハイクラス層への転職のおすすめポイント

ビズリーチの登録者に届くスカウトには、企業からの直接スカウトとヘッドハンターによるスカウトの2種類があります。
紹介される求人は経営管理(管理職・役員)やプロジェクト管理、専門職といった事業の上流工程を支える重要なポジションのものが多いです。
カバーしている業種も幅広いため各業界の最前線で活躍するポジションへの転職が期待できます。
紹介される会社は大企業だけでなく、中小の優良企業の求人も扱っています。
また、独自に「BizReach創業者ファンド」を創設するなど、スタートアップ企業の支援も積極的に行っていることから、スタートアップ企業やベンチャー企業への転職支援にも強いのが特徴です。
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リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京(2か所)、埼玉、栃木、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約㉖万件 (2022年9月現在) |
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントのハイクラス層への転職のおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにハイクラス層への転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
適切かつスピーディな対応が、リクルートエージェントの強みです。
他の転職エージェントでは「タイミング次第」になることとの多いハイクラス向けの求人ですが、リクルートエージェントでは常時一定数保有しています。
「なるべく早く転職するために、求人をできるだけ多くチェックしたい・紹介してほしい」という人は、リクルートエージェントがおすすめです。
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まとめ)ハイクラスへの転職は実力だけでは難しい
ハイクラス層の転職で実力はもちろん必須ではありますが、数少ないハイクラス人材の募集にめぐりあうためには実力だけでは難しいのが現状です。
実力に加え綿密な企業・業界研究、そして自己分析から導き出された自己PRを準備することも必要であり、また複数の転職サービスやこれまでに培った人脈をフル活用することが求められます。
ハイクラスへの転職活動を始める前に、自分の経歴やスキル、これから希望するキャリアと、現職ではそれが実現できそうかをまずはよく考えてから始めることをおすすめします。