転職で、年収400万円台から500万円台にアップするためのポイントは?
[最終更新日]2020/09/29

年収400万円台の方で、「年収を500万円まで増やしたい!」と考えたことがある方は、きっと多くいらっしゃることでしょう。
「仕事量が増えたのに思ったより収入が増えない」「同年代と比べて手取り額が少ない」など、年収額への不満から転職を考える人は少なくありません。
ですが、当然ながら転職したからといって必ず年収がアップするわけではありません。
年収重視で転職したものの、逆に年収が若干ダウンしてしまったり、年収はアップしたものの自分の望む働き方とは違っていたという事態が発生する可能性もあります。
目次
● 2021年2月 転職活動中の方へ
現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて、多くの企業また転職エージェントサービスにて電話面談、またはオンライン面談の利用を促しています。
在宅においても転職活動は可能ですので、「なるべく早く転職活動を進めたい」という方は、以下オンライン対応の転職サービスへの相談をお薦めします。
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登録後に担当者から連絡が来ますので、そこで転職の希望条件と、どのように転職活動を進めていくと良いかのアドバイスをもらいましょう。
1)500万円台への年収アップ転職を目指す際に、大切なポイント3点
転職によって年収を400万円台から500万円台にアップさせるためにはいくつかポイントがあります。
これらのポイントは具体的な行動を起こすための指針となるだけでなく、やりがいや満足感を得ながら自分らしく生き生きと働ける転職先を選ぶことにも繋がります。
年収500万円台を目指した転職を、より効率的に進められるように以下のポイントは必ずおさえておきましょう。

- 同業種転職か、異業種転職かによって進め方(戦略)は異なる
- リーダーシップの経験・資質は必ず求められる!
- 業界・企業研究は入念に!
同業種転職か、異業種転職かによって進め方(戦略)は異なる
「年収を500万円台に上げる」という同じ目標を持っていたとしても、その人のおかれている状況や経験によって取るべき戦略が変わってきます。
自身の現状をしっかり把握し、目指す業界や転職先で活かせる自分のスキルや経験を入念に分析することが大切です。まずは以下のフローチャートで自分がどのケースに当てはまるかチェックして見ましょう。

一言で年収500万円台の転職と言っても、取るべき行動が異なることがお分かりいただけると思います。
ただどのケースでも目指す業種、業界の平均年収をおさえておくことは非常に重要です。
業界の平均年収を知ることはその業界の将来性や社会からのニーズを把握することにも繋がるからです。
また、転職先が同業種か異業種かが年収アップ転職を成功させる上での戦略の分かれ目となります。
同業種・同職種への転職を希望する場合
同業種への転職の場合は、今までの経験をそのまま活かすことができるので比較的スムーズに転職しやすいです。
まずはその業界の平均年収が400万円を超えているかどうかを分析し、もし業界の平均年収が500万円を超えているようであれば希望する待遇や条件が整った職場を探すべく転職活動を始めることをおすすめします。
平均年収が500万円以下の業界である場合は、副業など収入源の複線化を検討することもおすすめします。
異職種への転職を希望する場合
この場合は業種や職種が未経験であることがネックになり得ますが、職務経験を活かすことを前提としていれば転職は可能です。
リーダー経験や部下の育成経験などのマネジメント経験や、または新しい職場で活躍できるイメージがある場合は年収アップの転職活動を積極的に進めていくと良いでしょう。
もしそうではないと思った場合は、まずは転職先の職場で経験と実績を積み上げていき、その後のベースアップを目指したほうが効率的な場合も多いです。
年収500万円の転職は、「リーダーシップの経験・資質」が必ず求められる!
年収がアップするということは企業や社会から求められることが大きくなるということです。
年収を500万円台へアップさせるための転職では、「リーダーシップの経験・資質」が必ずといって良いほど企業から求められます。
リーダーシップを発揮するには
「ビジョン・目標を掲げられること」
「関わる人たちのやる気・情熱を引き出すこと」
「推進力を出していくこと(結果に繋げること)」
の3つの要素が不可欠です。
参考:リーダーシップの活動サイクルのイメージ

業務でリーダーシップを発揮する際には、ビジョンや目標が不可欠です。
そして、それらビジョン・目標があるからこそ、人は自身と周りの人の情熱を引き出すことが可能になります。
その情熱は行動の推進力(エネルギー)となり、成果や経験・成長にも繋がっていきます。
業界・企業研究は入念に!
前節で述べた「リーダーシップの発揮」の実現性を転職面接でアピールするために、転職先の業界や企業のリサーチはとても重要です。
転職活動は内定をもらって終わりではありません。新しい職場でやりがいと充実を感じながら働くことこそ転職活動の成功と言えるのです。
真の意味での転職の成功をつかむためには、下記の図のように自分のスキルや経験が、企業が転職者に求めているニーズと重なっているかどうかを確認することが大切です。

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企業が転職者に求めているニーズを知るために、念入りに企業研究を行い、どのような人材が求められているのかを把握する準備が必要となります。
特にこの重なった領域を知るためには、その企業のこれまでの取り組みや、今後の展開について少しでも多く情報収集をし、その上で自身がその職場でどのように活躍できるかというイメージを持つことが求められます。
情報収集という点では、転職エージェントを利用すればより詳細な内情を知ることもできるため、有効に活用すべきでしょう。
2)同業種転職で、年収アップを目指す場合
同業種への転職は今までの経験やスキルそのまま活かしやすく、企業側も即戦力として優遇してくれる傾向にあります。
ただし年収を上げたいという観点から考えた場合、業界や職種の平均年収を把握した上でとるべき対応が変わってきます。
ここでは同業種転職で年収アップが見込める場合と見込めない場合のそれぞれの戦略をご紹介します。

「現在の相場から年収アップが見込めそう」という方は、転職エージェントを積極活用しよう
現在の業界や職種の平均年収を分析し、500万円以上であると判断できた場合は、年収アップの転職を実現できる可能性はかなり高いです。その可能性をさらに高めるうえでも、「転職エージェント」を積極的に活用すると良いでしょう。
年収アップが見込める人にとって、「条件交渉」は今後を左右する重要なものです。
条件交渉は自分で行う事もできますが、転職エージェントのキャリアアドバイザー経由の方が圧倒的に進めやすくなります。
条件交渉を行う場合のベストなタイミングは内定後と言われていますが、転職エージェントを利用すればキャリアアドバイザーからその企業のおおよその見込み年収を内定前に教えてもらうことができます。
また条件交渉をキャリアアドバイザーに代行してもらえば自分で希望条件を伝える気まずさを回避できるというメリットもあります。
キャリアアドバイザーは転職者の条件交渉のプロフェッショナルです。
どの程度の金額であれば交渉できそうか、相談しながら悪印象を与えずに交渉してくれるため、条件交渉は転職エージェントを経由して行うのがベストな方法と言えるでしょう。
「現在の相場では年収アップが見込めない…」という方は、「副業」も併せて検討を

現在の相場では年収アップが見込めないという人は、副業で収入源を複線化することも有効です。
近年副業を取り巻く動向は急激に変化しており、副業を解禁する大手企業も増え始めています。副業を始めることで単に収入を増やせるだけでなく、本業である勤務先の職務の中では得ることのできない知識や経験を積むことができます。
また副業に取り組み始めたことで本業へシナジー効果を生み出したという声を副業経験者から聞くことも少なくありません。
自分が好きなものや今後挑戦してみたいものを今から副業にしてみてはいかがでしょうか。
3)異業種転職で、年収アップを目指す場合
現在転職を検討中の方で、「未経験の異業種にチャレンジしよう」と考えている方も多数いらっしゃることでしょう。
同業種への転職と比較するとハードルが高いと感じるかもしれませんが、今まで積み上げてきたキャリアを活かしながら、しっかりと事前準備を行えば異業種転職で年収アップを狙うことは十分可能です。
ここでは異業種転職で年収アップを目指す場合どのようなことがポイントになってくるのかを解説していきます。

異業種・未経験転職での年収アップは、「その職場でどれだけ活躍できるか」をしっかり自問して
年収アップを狙って 異業種・未経験転職するためには業界の現状を把握するだけでなく、自身のこれまでのどの経験やスキルが活かせるのか、アピールすべきことは何かなど自己分析を深めることが重要となります。
職種は未経験であっても業界の経験があったり、職種に紐づく知識や経験が転職先において類似性があれば即戦力として活躍できる可能性はぐんと高まります。
例えば営業であればプレゼンテーションスキルや顧客分析力、コミュニケーション能力などのスキルを活かしてマーケティングや企画職で活躍することもできるでしょう。
また、年収500万円以上を狙った転職では、企業は中途採用者が将来的に管理職として登用できる人材かどうかも視野に入れて採用します。
そのため前述したようなリーダー経験や部下の育成経験などは大きな強みとなります。
まずは自己分析によって自身のスキルを理解し、その上で転職先でどのように使い活躍するかというイメージしてみましょう。
「活躍イメージを持てない…」という方は、転職時ではなく、その後の昇給(ベースアップ)を目指そう

自己分析の結果、「転職先での活躍イメージが持てない」という方は、転職時に年収アップを狙うのではなく、転職先で経験と実績を積んで昇給を目指すほうが望ましいことも多いでしょう。
まったくの別分野になるような異業種からの転職では、無理に年収アップを狙うことを意識しすぎると残業の多い職場だったり、過剰なノルマに追われる仕事に就いてしまうことも起こり得ます。
そうならないためにも、まずは自身のキャリアプランをしっかり描いた上で自分の進みたい業界や職種に転職し、そこでじっくりと経験を積んでベースアップを目指すことを優先して転職活動を行う方が建設的でしょう。
4)400万円台から500万円台への年収アップを目指す際の、おすすめ転職エージェント
転職エージェントを利用すれば、転職時の条件交渉をスムーズに行なってくれるだけでなく、転職を検討している業界や企業の年収や働きやすさなどの情報を教えてもらうこともできます。
ただ、転職エージェントは数多く存在するためどこに頼めばいいかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
ここでは年収アップを目指す際におすすめの転職エージェントをご紹介します。
転職サービス | 特徴 | 対応エリア |
---|---|---|
リクルートエージェント |
・求人数の多さは国内No1! ・アドバイザーの的確かつスピーディな対応 |
全国 |
doda |
・国内トップレベルの求人数! ・アドバイザーの求人提案と自分での求人探しの両方を平行して進められる |
全国 |
マイナビエージェント |
・20代~30代前半転職者の支援に強い ・アドバイザーの対応が親身かつ丁寧 |
全国 |
type転職エージェント |
・利用者の年収アップ率が高い! ・一人ひとりに向き合った丁寧なサポートで、面接通過率も高い |
東京、神奈川、千葉、埼玉 |
パソナキャリア |
・求職者の年代に関わらず、アドバイザーがじっくりとサポートしてくれる! ・全国都道府県に支店があり、対面サポート |
全国 |
ワークポート |
・ITエンジニアの転職に強い ・未経験、業界初心者転職者への支援に強い |
全国 |
現在、転職を検討している人のほとんどが複数の転職エージェントに登録しています。
2社以上を利用したという人が最も多く、転職を成功させた人になると平均約4社を利用したという結果も出ています。
複数の転職エージェントに登録することで転職エージェントそれぞれの強みや得意分野について比較検討できるというメリットが生まれます。
また、転職エージェントを複数使い分けることによって自分と相性のいいキャリアアドバイザーを見つけられる可能性も高まります。
以下に紹介する転職エージェントの中で、ご自身に愛そうと思えるものを2~3ピックアップして、登録してみることをおすすめします。
求人数の豊富さ、アドバイザーの的確な対応を求める場合はリクルートエージェントがおすすめ
![]() |
サービス名 | リクルートエージェント |
---|---|---|
特徴 | 転職後の利用者満足度によると、99%の方が「満足」!20代~40代まで幅広い利用者の方からの高い満足を実現する、業界最大手の転職エージェント。 | |
企業名 | 株式会社リクルートキャリア(1977年11月) |
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![]() |
サービス名 | doda(デューダ) |
---|---|---|
特徴 | 全国対応、かつ国内トップレベルの膨大な求人数! すべての業種・職種を網羅した求人情報だけでなく、キャリアアドバイザーの良質なサポートで、転職成功者の実績・評判が共に高い、初めに登録しておきたい鉄板の転職サービスです。 |
|
企業名 | パーソルキャリア株式会社(1989年6月) |
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サービス名 | マイナビエージェント |
---|---|---|
特徴 | 全国約10か所にわたる拠点ネットワークで、地方でも転職者とのOne to Oneのコミュニケーションが可能! 「転職エージェントのきめ細やかなサポート」で定評の、満足度も抜群に高い転職エージェントサービスです。 |
|
企業名 | 株式会社マイナビ(1973年8月) |
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企業名 | 株式会社パソナキャリア(1976年) |
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まとめ)年収500万円台への転職は転職エージェントを上手く活用しよう!

ここまで年収を400万円台から500万円台にアップさせる転職を実現するためのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
具体的な転職のプランやそのための事前準備をどうすればいいかわからなかった人はぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
年収にこだわることももちろん大切ですが、同時に働き方ややりがいなど自分の人生を豊かにするために多角的な視点で転職先を選ぶことが結果的に後悔の無い転職に繋がります。
また転職エージェントを上手く活用することができれば役に立つアドバイスや理想的な求人に出会える可能性もぐっと高まるでしょう。
この記事を読まれた方が後悔のない転職を成功されることを心より願っております。