未経験からセキュリティエンジニアになれる?転職成功するためのポイント3点
[最終更新日]2022/03/02

セキュリティエンジニアは、注目されている職種の1つです。総務省が2018年12月に公表した「我が国のサイバーセキュリティ人材の現状について」によると、2020年には20万人弱の人材が不足する と報告されています。企業への攻撃も高度化していることもあり、多くの企業でセキュリティエンジニアが求められています。(参考:総務省「我が国のサイバーセキュリティ人材の現状について」)
一方でセキュリティエンジニアは、企業の大切な情報資産に関わる業務です。そのため、セキュリティを含めた高いレベルの知識やスキルが求められます。
目次
1)セキュリティエンジニアってどんな仕事?
セキュリティエンジニアを目指すなら、仕事内容を知ることが欠かせません。
セキュリティエンジニアは「セキュリティを守る最先端の仕事」という印象から華々しく、かっこよく見えがちです。
しかし実際には、地道で忍耐が必要な仕事も少なくありません。入社後に後悔しないためにも、事前に仕事内容をしっかり押さえておくことが重要です。
ここでは、以下の3点について解説します。
セキュリティエンジニアは未経験でも転職可能?

あなたがITエンジニア未経験の場合、いきなりセキュリティエンジニアを目指すことは簡単ではありません。
それはセキュリティエンジニア自体が、サーバーやネットワーク、アプリケーションそれぞれについて高度な知識や技術を要する職種であるためです。初心者からこれらのスキルを身につけるには、大変な努力を要します。
このため、まずは以下の職種からチャレンジするとよいでしょう。
- インフラエンジニア
- ネットワークエンジニア
- アプリケーションエンジニア
これらの職種では、経験を積むことでセキュリティエンジニアに必要な、ベースとなるセキュリティの知識を得られます。
遠回りのようですがまずは他の職種で経験を積み、実績をあげてからセキュリティエンジニアに転職することが、希望をかなえ活躍する近道です。
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セキュリティエンジニアの業務内容

セキュリティエンジニアが行う主な業務は、以下の4つに分けられます。
- 企画/提案
- 設計/実装
- テスト/運用/保守
- サイバー攻撃への対処
企画/提案
クライアントのシステムを把握したうえで、必要なセキュリティの企画・提案を行います。
「セキュリティコンサルタント」と呼ばれることもあります。
個人情報保護法の施行後は需要も高まり、ISMS(情報マネジメントシステム)やプライバシーマーク取得のための支援を行う場合もあります。
設計/実装
サイバー攻撃に耐えうる強固なシステムの設計・実装もセキュリティエンジニアの仕事です。
サーバーだけでなく、ネットワーク機器やOSなどへの知識も必要となり、企業によってはインフラエンジニアが同様の役割を担うケースもあります。
近年ではデータをクラウド上で管理している企業も増えたため、クラウド構築に関する知識を備えているとよりニーズが高まります。
テスト/運用/保守
設計・実装をした後、実際にシステムの脆弱性を測るためテストをしたり、システム導入後の運用・保守もセキュリティエンジニアが担います。
システムに欠陥が見られる場合は適宜対策を行う必要があるため、常に最新の情報を取り入れ対処できるスキルが求められます。
サイバー攻撃への対処
事前に対策を行っていたとしても、実際にサイバー攻撃の被害に遭ってしまう可能性も0ではありません。
万が一攻撃を受けた際に原因や被害範囲の調査を行い、さらなる被害拡大を阻止するための対処も、セキュリティエンジニアの重要な業務の一つです。
セキュリティエンジニアのやりがい

セキュリティエンジニアのやりがいには、「私の技術で企業の情報資産を守る」ことがあげられます。
高い技術で外部からの攻撃を防ぎ、事業の円滑な実施に貢献できることは、大きなやりがいの1つです。課題が難しいほど、達成したときの喜びは大きくなるでしょう。
もし外部からの侵入を許してしまった場合でも、トラブルを復旧し原因を見つけられたときは、やりがいを感じるものです。
最新のセキュリティ技術を学ぶ必要があることも、セキュリティエンジニアの特徴です。
これは最先端の知識や技術を追いかけたい方にとっては、うれしい内容です。どんどんスキルアップを果たし高いレベルの仕事ができるようになるわけですから、やりがいにつながります。
2)セキュリティエンジニアの年収とキャリアパス
続いて、セキュリティエンジニアの年収ベースと将来的なキャリアパスについて解説します。
セキュリティエンジニアの年収

セキュリティエンジニアの年収は、経験により大きく異なることが特徴です。
経験の浅い方は、年収300~400万円程度となる場合も多いでしょう。
一方で30歳の平均年収は、600万円といわれています。これはIT業界の他職種と比較しても、高めの年収です。
経験を積み実績をあげることで、年収も上がっていく職種といえるでしょう。
年収の高さは、求められるスキルの高さを反映したものといえます。
そもそもセキュリティエンジニアは、組織が大切にしている「情報」などを守る仕事です。確かに仕事は大変ですが、それに見合った収入が得られることは魅力の1つです。
セキュリティエンジニアのキャリアプラン

セキュリティエンジニアは、インフラエンジニアやアプリケーションエンジニア、ネットワークエンジニアなど、さまざまな職種から目指せます。「セキュリティを究めたい」という意欲があれば、誰でもチャレンジできる職種です。
一方でセキュリティエンジニアからさらに上を目指すには、以下のようにさまざまな道があります。
セキュリティエンジニアからのキャリアパスの一例
職種 | 仕事内容 |
---|---|
セキュリティアナリスト | サイバー攻撃を受けた際に、攻撃手法の分析やトラブル対応を担う。 データ処理とAIに関する知識・スキルも重要視される。 |
企業内のコンプライアンス部門 | 企業のコンプライアンス遵守の定着を図る。 従業員に対し規範となるモデルを提示する立場であるため、各部署と円滑なコミュニケーションができる人物が求められる。 |
プロジェクトマネジャー | 顧客の要望をヒアリングし、システム開発にかかる予算やスケジュールの策定、プロジェクトチームの編成、スケジュール管理など、業務内容は広範にわたる。 |
セキュリティの道を究めたいのか、マネジメント系に進みたいのかを選べ、それぞれの道でさらなるステップアップができることもセキュリティエンジニアの特徴です。
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3)セキュリティエンジニアに必要な知識・スキル
セキュリティエンジニアには、さまざまな知識やスキルが求められます。そのなかでも重要な4つのポイントを、以下に示しました。
それぞれ求められる知識やスキルを、以下で詳しく解説します。
セキュリティに関する最新の知識と、適切に実装するスキル。最新の法令や制度を知ることも重要

セキュリティエンジニアは、さまざまな攻撃から情報システムを守ることが仕事です。せっかく構築したシステムも、外部からやすやすと侵入されてしまうようではいけません。
そもそもセキュリティエンジニアは「ホワイトハッカー」とも呼ばれるとおり、悪意を持って侵入する方に対抗できるスキルが求められます。
このためセキュリティに関する最新の知識を身につけた上で、適切に実装するスキルが必要です。
IPA(情報処理推進機構)が定める「情報セキュリティスキルマップ」では、具体的に以下のスキルが必要とされています。
情報セキュリティスキルマップ
情報セキュリティマネジメント | 企業における情報セキュリティの基本方針の策定、対策、リスク分析を行う |
---|---|
ネットワークインフラセキュリティ | 第三者による侵入や盗聴を防ぐためのネットワーク設計・構築・運用を行う |
アプリケーションセキュリティ | ソフトウェアやアプリケーション内のデータやコードの盗難を防ぐためのセキュリティ対策を行う |
OSセキュリティ | OSの脆弱性の調査と、堅牢性を高めるための対策を行う |
ファイアウォール | 外部からの不正アクセスが行われないように設計・構築を行う |
侵入検知システム | 万が一不正な侵入や通信が行われた際に、検知・通知ができる対策を行う |
参照:IPA「情報セキュリティスキルマップ」
その他にも全16の技術がスキルマップとして定められていますが、未経験者の場合、まずは上記の6つの技術の習得を目指すと良いでしょう。
またセキュリティに関する法令や制度には、さまざまなものがあります。一例として個人情報保護法や不正アクセス禁止法などがあげられます。
よかれと思って行ったことが法令違反になることを防ぐためには、最新の法令を知ることも欠かせません。
顧客の業務や経営に関する知識

セキュリティを充実させる目的は、企業の業務を円滑に遂行し、業績のアップに貢献することです。
完璧なセキュリティを施したとしても、その結果として業務に多大な制約を与えたり、業績を下げたりする結果となることは好ましくありません。
このためセキュリティエンジニアには、顧客の業務を知り、業務内容に合わせたセキュリティを実装することが求められます。
加えてセキュリティを実装するには費用がかかるものの、利益に直接結びつかないコストとなりうることから、経営者が予算化に消極的となるケースも考えられます。
経営層に対してセキュリティ対策を行うメリットを説明し納得してもらうためには、経営に関する知識も求められます。
コミュニケーションスキルも重要

セキュリティエンジニアは、チームで動くことが多いです。
仕事を円滑に進めるためには情報を速やかに共有し、迅速かつ正確な対応が必要です。このため情報を簡潔、かつ的確に説明するスキルが求められます。
また他のメンバーの報告内容をしっかり聞き取り、自らの業務に活かすことも必要なスキルです。
コミュニケーションスキルは、顧客など外部の方に対する説明や提案を行う際にも重要です。簡潔かつ的確な説明は顧客を納得させ、協力を得る上で欠かせません。
これを実現するには顧客の要望に耳を傾け、正確にニーズを把握する必要があります。これらのことは技術と同様に、信頼されるセキュリティエンジニアとなるための条件です。
課題に対して真摯に向かい、解決する粘り強さと体力

セキュリティエンジニアは、しばしば答えのない課題に直面します。ときには「わからない」で片づけたくなることもあるでしょう。
そのような場合でも最善の解決方法を見つけるために、課題に対して真摯に向かう姿勢が求められます。これを実現するには、「必ず解決する」という粘り強さや精神力が必要です。
またセキュリティエンジニアの現場では、しばしば速やかに解決しなければならないトラブルにも見舞われます。ときには夜を徹して、トラブル対応にあたらなければならないかもしれません。
このためセキュリティエンジニアにはトラブル解決への強い意欲に加えて、体力も求められます。
4)セキュリティエンジニアへの転職を成功するために、意識したいポイント3つ
セキュリティエンジニアへの転職を成功させるためには、意識したいポイントが3つあります。それぞれのポイントを、以下に示しました。
それぞれどの点が重要なのか、順に確認していきましょう。
スクールや参考書などでセキュリティの知識とスキルを習得しよう

セキュリティエンジニアへの転職を成功させるためには、ある程度のセキュリティに関する知識やスキルが求められます。このため仕事が忙しくても、自学自習をしてスキルアップに励む必要があります。
学びの手段としては、スクールや講習会、参考書などがあります。
参考書で学ぶ方法は安価ですみ、あなたのペースに合わせて学べることが魅力です。一方でスクールや講習会はある程度の費用がかかるものの、短期間でポイントを押さえて学べることが魅力です。
近年では、自宅などで学べる「eラーニング」を取り入れる講座も増えてきています。あなたに合った方法を選んで学びましょう。
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セキュリティエンジニアにおすすめの資格を取得して強みにしよう

セキュリティエンジニア自体に資格は必須でないものの、企業やプロジェクトによっては資格が求められるケースがあります。
資格に合格するには、セキュリティの知識を身につけていなければなりません。このため資格の取得はセキュリティエンジニアを目指す上で、あなた自身をアピールする有効な手段の1つとなり、強みともなります。
セキュリティに関する主な資格には、以下のようなものがあります。
資格 | 内容 |
---|---|
基本情報技術者 | ITエンジニアが理解しておくべき本的な知識を証明する試験。IT関連の職種に就くためには必須の資格。 |
CCNA | 「IPコネクティビティ」「ネットワークの基礎」「ネットワークアクセス」「IPサービス」「セキュリティの基礎」「自動化とプログラマりティー」の6つの習得を証明する資格。 |
情報処理安全確保支援士 | 情報セキュリティに関する国家資格。最新のセキュリティに関する知識・技能を備えた人材であることの証明になる。難易度は高め。 |
CCNP | Ciscoシステムズ社が認定する資格で、ネットワークに関するスキルの証明になる。ネットワークの実装からトラブルシュートまで、広範な知識・技術が問われる。 |
Comp TIA Security+ | セキュリティに特化した認定資格。セキュリティ関連業務の2年程度の実務スキルを問われる。 |
IT業界に詳しい、転職エージェントを活用しよう

セキュリティエンジニアへの転職を成功するには、IT業界に詳しい転職エージェント選びが重要です。
転職エージェントは面談を通してあなたの希望をヒアリングするとともに、応募書類や面接のアドバイス、企業の紹介や企業情報の提供を行います。
一方で企業に対しては、面接の日程調整や給与の交渉、入社時期の調整を行ってくれますから、あなたの負担が減ります。これにより日々忙しい方でも、あなたのスキルアップにつながる企業に入社し、活躍につなげることが可能です。

もっともIT業界に詳しい転職エージェントといっても、どれも同じではありません。次の章では、セキュリティエンジニアを希望される方におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
5)セキュリティエンジニアへ転職する際におすすめの転職エージェント
ここからは、セキュリティエンジニアとして活躍できる職場への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもセキュリティエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
マイナビIT AGENT|IT・Web業界への転職支援に強い&丁寧なサポート
企業名 | 株式会社マイナビ |
---|---|
エンジニア求人数 | 約21,283件(2022年2月現在) |
セキュリティエンジニア求人数 | 49件(2022年2月) |
マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
セキュリティエンジニア以外の職種の提案も含めて、キャリアについて手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
マイナビIT AGENTの活用メリットとおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
一方のマイナビIT AGENTの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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doda ITエンジニア|幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
企業名 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
エンジニア求人数 | 約26,613件(2022年2月現在) |
セキュリティエンジニア求人数 | 415件(2022年2月) |
doda ITエンジニアは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。
大手転職サービスならではの求人数の多さと、担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援を行うスタッフも就いてくれます。
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。
セキュリティエンジニア向けの求人は2022年2月時点で415件。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
doda ITエンジニアの活用メリットとおすすめポイント
doda ITエンジニアでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認することができるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、「スカウト・オファーを沢山ほしい」という方は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。
一方のdoda ITエンジニアのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント(キャリアアップ、ハイクラス向け)、マイナビIT AGENT、レバテックキャリア(IT/Webエンジニア向け)といった各分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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レバテックキャリア|IT・Web業界の実務経験ある担当が力強くサポート
企業名 | レバテック株式会社 |
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エンジニア求人数 | 約12,754件(2022年2月現在) |
セキュリティエンジニア求人数 | 189件(2022年2月) |
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーの殆どが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
セキュリティエンジニア向けの求人は2021年2月時点で189件。サービス登録後、いくつかの求人をピックアップしてどこを優先的に進めていくかアドバイザーと相談していけるでしょう。
レバテックキャリアの活用メリットとおすすめポイント
大手転職サービスであるdodaやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビックデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらうことができます。

非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。
一方のレバテックキャリアの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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ワークポート|未経験者向け支援、特にIT・Web業界へのサポートに強い
企業名 | 株式会社ワークポート |
---|---|
エンジニア求人数 | 約15,018件(2022年2月現在) |
セキュリティエンジニア求人数 | 203件(2022年2月) |
ワークポートは、株式会社ワークポートの運用する転職エージェントです。
人材紹介を行って17年(2022年現在)の実績と、古くからIT業界に特化してサービスを行ってきたこともあり、セキュリティエンジニアへの転職支援実績も相応に高いことが期待されます。
ワークポートのサービス特徴として、「担当アドバイザーが積極的な求人提案をしてくれること」が挙げられます。「チャレンジできる求人を、積極的に提案して欲しい」という方は、ワークポート担当者の提案力がマッチしやすいでしょう。
セキュリティエンジニア向けの求人は2022年2月時点で203件です。
ワークポートの活用メリットとおすすめポイント

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは求人紹介に積極的で、紹介される案件数・対応スピードともに業界屈指の水準という評判が聞かれます。
転職コンシェルジュとの面談を終えた当日に複数の求人を紹介してもらえた事例や、メールへの返信が即日中にあったといった事例が数多く見られるのです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
「〇ヶ月以内に転職したい」など、具体的な期限を決めて転職活動を進めたい人におすすめのサービスといえます。急ぎの転職に向いているのは、ワークポートを利用するメリットといえるでしょう。
一方のワークポートの注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。
「丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、JACリクルートメント(キャリアアップ、ハイクラス向け)、マイナビIT AGENT(IT/Webエンジニア向け)といった各分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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Geekly|IT・Web業界の実務経験ある担当が力強くサポート
企業名 | 株式会社ギークリー |
---|---|
エンジニア求人数 | 約13,309件(2022年3月現在) |
セキュリティエンジニア求人数 | 210件(2022年3月) |
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
他の転職サービスには掲載されていない「非公開求人」の数も豊富で、独自のノウハウにより転職者の希望の条件にマッチする企業の紹介を行っています。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
Geeklyの活用メリットとおすすめポイント
特化型エージェントだけにゲーム業界に強く、企業のコアな情報を転職希望者に提供していることに定評があります。キャリアコンサルタントの専門性も高く、エンジニアの経験やスキルレベルをしっかりと把握してくれるので、マッチングの精度が高いのも大きな特徴です。
また、エンジニア、クリエイター、ゲーム、営業など、分野ごとに専門チームを設けて、それぞれの分野の知見の深いカウンセラーがキャリア相談やおすすめの求人を紹介してくれます。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は75%といいます(※2022年3月 公式サイトより)。
一方のGeeklyの注意点は、未経験者向けの求人が少なめな点、求人がやや都市部に集中している点です。
「未経験者歓迎・実務経験の浅い人向けの求人を見たい」、「地方での求人を中心に見たい」という場合は、幅広い層・地域に向けて求人紹介をしているdoda、リクルートエージェント、パソナキャリア(全世代向け)といった幅広い分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。
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