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テレワークへの移行で、私たちの働き方はどう変わった?288人のアンケートとその考察

[最終更新日]2020/10/25


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リモートワークで、働き方はどう変わった??

2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業が「テレワーク導入」に踏み切りました。
緊急事態宣言のタイミングからテレワーク業務が開始されたという人も多いでしょう。この記事を書いている2020年10月末、その時期から早7ヶ月が過ぎようとしています。


テレワークに関する、働く人たちの意見は様々です。

テレビの報道やインターネット記事を見る限りでは、一部「テレワークへの移行がうまく進められない」業界や企業はあるものの、移行に至った企業やその社員からは、テレワークについておおむね好意的な感想が多いように見受けられます。

ですが、本当にそうでしょうか。

現在テレワークをしている人たちは、自分たちが望む新しい働き方を手に入れたのか。または、新たな大きな課題や困難にぶつかってしまっているのか。そして、これから先テレワークを続けていくとしたら、どんな点に意識・注意していく必要があるのか──。

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目次

1)テレワークで、私たちの働き方は良くなった?悪くなった?

テレワークの実施感想・所感 アンケート

対象:現在テレワークに携わっている人 288名(女性116名 男性172名)
期間:2020年10月1日~15日
調査方法:弊社Webアンケートによる



はじめに、テレワークを実施した人が感じた「メリット・デメリット」についてのアンケート結果を観てみましょう。

アンケート結果① テレワークのメリットはなんですか?

テレワークのメリット アンケート 「通勤・移動時間を別の作業・行動に活用できる」と(42%)「自分の決めた場所・ペースで仕事ができる」(23%)、「作業を中断されることなく、集中して業務ができる」(14%)
  • 通勤・移動時間を別の作業・行動に活用できる…42%
  • 自分の決めた場所・ペースで仕事ができる…23%
  • 作業を中断されることなく、集中して業務ができる…14%
  • コミュニケーションとチームワーク活性に繋げられる…9%
  • 他人に不要な気遣いをしなくて済む…3%
  • 新型コロナの感染リスクを下げられる…3%
  • その他…6%

テレワークのメリットについて一番多く挙がったのは、「通勤・移動時間を別の作業・行動に活用できる」という点でした(42%)。
次いで多かったのが、「自分の決めた場所・ペースで仕事ができる」(23%)、「作業を中断されることなく、集中して業務ができる」です(14%)。

テレワークに移行して、「時間の有効活用・業務効率化に繋げられた」という人が一定層いることが確認できます。


アンケート結果② テレワークのデメリットはなんですか?

テレワークのデメリット 「関係者とのコミュニケーションを取りづらい」(41%)「集中力が続かない・オンオフの切り替えが難しい」(25%)
  • 関係者とのコミュニケーションを取りづらい…41%
  • 集中力が続かない・オンオフの切り替えが難しい…25%
  • 部下の育成・管理・指導が難しい…10%
  • チームでの協働が減り、生産性が下がる…8%
  • 自宅で出来ない、社外に持ち出せない作業がある…6%
  • 通信費・光熱費がかかる…2%
  • トラブル時の対応処理が大変…2%
  • その他…5%

一方の「テレワークのデメリット」で多く挙がったのは、「関係者とのコミュニケーションを取りづらい」こと(41%)。同僚や上司・部下、そのほか取引先の担当者とのコミュニケーションについて「以前よりも連携を取りにくくなった」という声が多かったです。

続いて多かった意見が、「集中力が続かない・オンオフの切り替えが難しい」でした(25%)。テレワークのメリットで「集中できる」と答えた人もいましたが、逆の効果になってしまったという人も存在しているのが分かります。


テレワークのメリット・デメリットの内容を観て、「結局、テレワークになって良かったのか、悪かったのか、どっちなんだ?」と気になった人もいることでしょう。

そこで、続いてはテレワークにおける「業務パフォーマンス」・「チームワークの活性度」への影響について、アンケートの結果を観ていきましょう。


「業務パフォーマンス」・「チームワークの活性」では、ともに「下がった」と答えた人が上回る

テレワーク中の女性

アンケート「テレワークによる業務パフォーマンス/チームワークの活性の変化」については、ともに「下がった」と答えた人が「上がった」と答えた人を上回る結果となりました。


アンケート結果③ テレワークになって、あなたの「業務パフォーマンス」はどうなりましたか?

テレワークになって、あなたの「業務パフォーマンス」はどうなりましたか? 「下がった」42.4% 「上がった」31.3% 「変わらない」26.4%

テレワークによって、個人の「業務パフォーマンスが下がった」と答えた人は全体の42.4%で、「上がった」と答えた人の31.3%を大きく上回りました。

パフォーマンスが下がった理由で多かったのは「業務に関わる人とのコミュニケーションが取りづらい」、「オンオフの切り替えが難しい」、「集中力が続かない」といったものでした。

一方のパフォーマンスが上がったと答えた人の間では、「通勤・移動の時間を節約でき、その分を業務に回せる」、「集中して業務に臨める」といった意見が多かったです。


アンケート結果④ テレワークになって、あなたの「チームワークの活性」はどうなりましたか?

テレワークになって、あなたの「チームワークの活性」はどうなりましたか? 「下がった」45.1% 「上がった」17.0% 「変わらない」37.8%

テレワークにおけるチームワークの活性についてのアンケートは、「下がった」と答えた人が45.1%と、「上がった」と答えた人の約3倍弱という結果になりました。
少なくない人が、テレワークの移行による「チームワークの低下」を懸念していることが分かります。


アンケートを答えた人たちの実際のコメントについても見ていきましょう。


業務効率、チームワークともに「下がった」という人の意見

営業企画 30代 女性 神奈川県在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークのメリットとして感じるのは、通勤の移動時間・ストレスがなくなること、テレビ会議等の恩恵で社外への移動時間がなくなったり、参加ハードルが下がったことですね。

ですが、デメリットの方がやや大きかったです。社内の気軽な会話や質問がしづらくなり、コミュニケーション密度が下がったことにより、チームの一体感は薄まりましたし、実際のパフォーマンスも落ちました。

また、メンバー間の業務負荷度合いが見えなくなり、上司からの評価も正しくされているかわからなくなったように感じています。

人事 20代 女性 東京都在住(テレワークの頻度:週1~2)

現在、テレワークと出社の両方で勤務をしていますが、出社した方がスムーズに仕事を進めることができています。

仕事を進める上でメンバーに確認をすることが多々あるため、出社してあるとすぐに声を掛けることができるのに対し、テレワークだとスケジュールを確認し、システムで呼びます作業が必要となるため、ちょっとした確認にも時間がかかったり、相手の状況が見えないため、ちょっとしたMTGを急遽設定したりすることかが難しく、判断や決定までに時間がかかることがデメリットだと感じています。

一方で、テレワークにより会社までの移動時間が自由に使える時間となり、プライベートはより充実させることができメリットに感じています。

社内SE 30代 男性 神奈川県在住(テレワークの頻度:週3~4)

一時間かかる通勤時間が自由に使える時間になり、今までは仕事が終わっても帰りにくく、ダラダラと残業していましたが、定時で仕事を終えるようになりました。
大して有用な意見の出ない不要な会議も多かったですが、テレワーク導入後はオンライン会議になり、制限時間が設けられたので、以前よりも終盤にだらけることがなくなって、それらの点は良かったと思います。

ですが、自室での業務はつい気が緩みがちになり、集中できる時間が減りました。
私の会社では「サボり監視」にランダムで画面がキャプチャーされるツールを導入しましたが、監視されている様で窮屈になりましたね。

また、Webミーティングでカメラを映す際は背景や生活音を気にしなければならないのも、仕事と私生活は分けたい自分にとってはストレスになってます。

業務効率、チームワークともに「上がった」という人の意見

事務職 30代 女性 北海道在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークのメリットは通勤時間がかからずその分働く時間にまわせる事です。

バスや電車の遅延、天候で公共交通機関がストップして余計通勤時間がかかる事もなく通勤費の節約になるので会社側にとってもメリットだと思います。

また子育て中のワーキングママは幼い子供の急病や休校・休園の時は在宅勤務の方が融通が効くので臨機応変に対応できるのも良い点だと思います。

ただし、社会人になりたての新人は直に先輩の動きを見て覚える仕事も多いでしょうし、そういったケースではテレワークには向かないだろう(対面での仕事が必要)と思います。

ハウスメーカー設計 30代 男性 愛知県在住 (テレワークの頻度:週1~2)

テレワークによる、無駄な移動時間や会議が削減され効率良く業務を行う事ができるようになりました。
その分多くの業務を行うことができますし、家族との時間も確保できます。

プライベートの時間にどれだけ余裕を持てる生活を送れるかは、人の幸福度を左右する大切な指標値だと思います。テレワークはこれからの時代の働き方として、より普及すると良い──と、個人的に思います。

コメントを見ていると、テレワークによる業務効率・チームワークについて「上がった」と答えた人も「下がった」と答えた人も、尤もな理由があるように感じられます。

「その会社の業務内容やその人の働き方によって、テレワークへの評価は大きく変わる」ということも言えるでしょうが、気になるのは同じ業種・近しい業務内容の人達の間でも、これら評価に違いが出ることが少なくないことです。

そこで、続いてはアンケート結果で、正反対の意見が出ることの多かった「個人の業務パフォーマンス」、そして「コミュニケーション・チームワーク」にフォーカスして、アンケートの考察も含めつつ観ていきたいと思います。



2)テレワークで個人パフォーマンスが上がる人と下がる人の違いは?

テレワーク中の男性

アンケートでは、テレワークによって「個人の業務パフォーマンスが上がった」という人と、逆に「パフォーマンスが下がった」という人がいました。

メリット・デメリットの結果グラフにおいても、業務パフォーマンスに関わる項目についてポジティブな意見とネガティブな意見の両方が見られます。

テレワークアンケート 業務パフォーマンスに関わる項目 比較

「部会の育成・管理・指導の難しさ」や「チームでの協働が減る」、「自宅で出来ない作業がある」といった意見については、業務自体がテレワークではパフォーマンスや成果を出しづらいものだろうという推測ができます。

ですが、「集中力」というキーワードで、片方で「集中できる」というコメントがあり、もう片方では「集中できない」というコメントがあるのはどういうことでしょうか。

その点について、アンケート回答者のうち数人の方から以下のような見解を頂きました。


システムエンジニア 40代 男性 山口県在住 (テレワークの頻度:週3~4)

テレワークに移行して、会社の状況がまったくわからなくなりました。「日々ただ作業する」感覚があります。
現場でのスキルアップも、顧客との信頼も、社内での評価も、今は諦めモードになってしまっています。

営業 20代 男性 山口県在住 (テレワークの頻度:週1~2)

誰が見ているわけでもないので、サボり癖がついてしまうとどんどんさぼってしまう点はあると思います。
私も、後から自分の首を絞めることになってしまったことが何度かありました。

デザイナー 30代 男性 神奈川県在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークによって、成果が今までより「見える化」されるようになって、評価されやすくなったからだと思います。それにより「頑張ろう」という気持ちになれました。

また、いつも「忙しい忙しい」といっていた人が意外と忙しくなかったことがわかったり笑。「普段何されていたんですか?」という人が明るみになって、逆にいつも頑張っている人が報われるようになって、それで皆集中して業務に取り組むようになったと思います。

営業 20代 男性 山口県在住 (テレワークの頻度:週1~2)

テレワークは、各個人の仕事に対しての心構えが仕事の成果として確実に出てくるものだと思います。
仕事の結果がわかりやすく出るので、競争心を駆り立てられる効果もあると思います。

事務職 40代 女性 島根県在住 (テレワークの頻度:週1~2)

意識の違いは大きいと思います。
テレワークが始まった当初、テレワーク=休みと勘違いしている方もいらっしゃったようで、仕事のやりとりで、「本日◯◯さんはテレワークで連絡とれません」などと、取り扱いに困ることもありました。

これらのコメントから見えてくるのは、テレワークにおける集中度合は、それを測る秤を「成果・質」と「時間・業務量」のどちら寄りで見るか、またその仕事の「責任・権限の所在」によっても変わるという仮説です。

「成果・質」が重視される仕事
・仕事の責任・権限が自分にある = テレワークで集中力を維持しやすい


各人の業務が上記図のどこに位置づけされるは、そもそも任された業務・役割に依ってしまう部分が大きいですが、個人として選択可能な「働き方」、「仕事のスタンス」に左右されるところも少なからずあるのではないでしょうか。

また、現在部下を持つ人は、部下に任せる仕事を上記図の右上に寄せていくことが、当人の業務パフォーマンスを高めるひとつの働きかけになるかもしれません。


育成・指導体制に対する課題も大きい

業務の育成・指導体制に対する課題

テレワークにおける業務パフォーマンスについては、「育成・指導のしにくさ」への課題感を感じている人も多数いました。

映像制作(管理職)  30代 女性 福岡県在住 (テレワークの頻度:週3~4)

テレワークに移行して、新人育成には大きな影響が出ています。
やはり入社したばかりの段階からの対面なしの指導は対面と比べて時間がかかるだけでなく、ニュアンスや雰囲気が伝わり辛く、教える側も相手が理解したかどうか情報が読み取れません。

うちの会社では、新入社員に対して対面での育成機会を一定期間持ってから、在宅への移行を行うようにしています。

社会保険労務士(管理職) 40代 男性 兵庫県在住 (テレワークの頻度:週3~4)

うちの会社では、業務の性質上新しいスタッフの教育訓練をテレワークでは出来ません。
必ず事務所に来てもらう必要があります。また最初から家庭内にWi-Fiがある人は問題ありませんが、ない家庭の場合には新たに光回線を敷設する必要がありましたし、ノートPCの貸与もあるので一時的にとても経費がかさみました。

今後未経験の若い人を雇った場合にいきなりテレワークで仕事をしてもらうと意思疎通が難しくなる可能性もあると思いました。また、危機管理意識の共有が徹底できず、情報漏洩の可能性が高くなることも心配しています。

生産管理 30代 男性 神奈川県在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークになってからは、時間では評価されなくなった。それは良いと思うのだが、私の仕事の場合結果が数値化されにくい業務なので、どんな仕事をしているのか、どうやって働いているのか、都度アピールしないと上司に伝わらないと感じている。
今まで仕事をアピールするのは意識していなかったが、積極的に自分から発信するようになった。

これまで多くの企業で、新人育成において「上司・先輩社員と一緒に業務をする機会を持ちながら、仕事内容を覚えてもらう(OJT)」というやり方を取っていました。
また、部下の評価に対して「対面コミュニケーション」や「チームでの共同作業」といった「同じ場所で働く」ことを前提として確認・判断していた人も多いと思います。

上記のコメントからは、そういったこれまでの育成・指導のやり方について、テレワーク向けに切り替えることの難しさが伝わってきます。

テレワークでの育成・指導を、どう進めていくか──。最適解を出せている企業はまだいないでしょう。
担当する上司の力量や頑張りだけでなんとかなるものではありません。

この課題を個々人の働きかけだけではなく、チーム・組織がフォローし、仕組み化していくことが、企業としてのテレワークの品質を高め、各々の業務パフォーマンスを高めていく上でのポイントになるように思えます。



3)テレワークで、コミュニケーション・チームワークは低下する?

テレワークで、コミュニケーション・チームワークは低下する?

「テレワークのデメリット」で挙げられた意見で一番多かったのは、「コミュニケーションを取りづらい」という意見です。
ですが、一方で「テレワークによってコミュニケーション・チームワークの活性に繋げられた」と言う人もいます。どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。


テレワークアンケート コミュニケーション・チームワークに関わる項目 比較

以下は、「テレワークによって、コミュニケーション・チームワークの活性に繋げられた」という人のコメントです。

営業(管理職) 30代 男性 東京都在住 (テレワークの頻度:週3~4)

営業の部署ということもあり、メンバーとは「この取引先とは、どのように折衝すると良いか」について常に話し合っています。

テレワークになり、オンライン上での打ち合わせが増えましたね。以前は「誰かが外出していると打ち合わせができない」という考えがありましたが、オンラインの打ち合わせだと時間の調整を付けやすいというか。

結果として以前よりも部内のコミュニケーションが進み、結束力が上がりました。

エンジニア 30代 男性 神奈川県在住 (テレワークの頻度:週3~4)

以前から会社でコミュニケーションを深める為のツールが充分に機能していたということもあって、テレワーク中のコミュニケーションも問題ありません。
それよりも、今まで会社で面と向かって話すよりも手軽にコミュニケーションが取れるようになりました。

お互いの行っている業務に関するやりとりもこれまでは「一対一での口頭連絡のみ」ということが多かったのですが、コミュニケーションツールを使ってチームで情報共有を密に行う事ができるようになりました。「テレワークで仕事の効率は上げていける」と感じています。

人事 40代 女性 埼玉県在住 (テレワークの頻度:週3~4)

テレワークに移行して、職場のチームワークは良くなりましたね。
モニター越しで会議や打合せをするので、スタッフが遠慮せずに意見を述べるようになりました。

おそらく対面でないほうが意見を発しやすいのだと思います。
チームの雰囲気は良くなって、作業効率も上がったように感じます。

上記コメントからは、オンラインのコミュニケーションツールが整備されており、かつチームでの協働の多い環境においては、コミュニケーション・チームワークともに活性するケースがあるのが分かります。

オンラインのコミュニケーション
ツールが整備されている・チームで協働する業務が多い(普段からチーム間のコミュニケーションが多い) = テレワークでコミュニケーション・チームワークが活性しやすい


コメントのいくつかにあった、「(テレワークになって)以前よりもコミュニケーションが活性した」という意見について意外に感じた人もいるかもしれませんね。

アンケートに応えてくれた一人の方が「テレワークになると『コミュニケーションを取りづらくなる』という思い込みがあった。だが、その思い込みこそが、テレワーク活性への一番の障壁だった」と言っていました。

たしかに、私たちの多くは、テレワークを経験してまだ1年も経っていません。まだまだ経験不足であるなかでのテレワークへの評価・捉え方は、それこそ「思い込み」に過ぎない部分も多々あるでしょう。

一方で、現在においてはテレワークでのチーム間のコミュニケーションに悩んでいる人の方が多いことも事実です。そのなかで、一部こういった成功事例を築きつつある人達も存在するということは、ひとつの希望・励みにもなりえるのではないでしょうか。


ちょっとした会話からのアイデア・業務のヒントが得られなくなるデメリットを課題視する声も

ちょっとした会話からのアイデア・業務のヒント

コンサルタント 30代 男性 神奈川県在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークになってから、他の人と作業することによる「ジャストアイデア」が以前に比べると出てこなくなりましたね。

「Microsoft Teams」等を使ったオンラインコミュニケーションもありますが、対面でのコミュニケーションのときのように活性していくためには、もっと密に使っていく必要があると思います。

システムエンジニア 30代 男性 大阪府在住 (テレワークの頻度:週5)

余暇時間が増えたので、知識やスキルを勉強する時間は明らかに増えました。

ただ、コンセプトやアイデアを意見交換するという面においては、実際に会って対面で話をしないと、なかなか意見がまとまらないと感じています。

テクニカルサポート 50代 女性 千葉県在住 (テレワークの頻度:週5)

テレワークは、技術的な内容や顧客対応の進め方などについて同僚のアドバイスを求めたいと思った時にちょっと不便ですね。

出社している時には、気分転換を兼ねたちょっとした雑談からヒントを得られる機会が多かったです。
テレワーク中は、電話、チャット、Webミーティングなどの方法はあるものの、気軽な会話からヒントを見つけるという機会がほとんどありません。

Webエンジニア 40代 男性 北海道在住 (テレワークの頻度:週5)

ほぼフルリモート(週5)です。
テレワークの難しいところは、リアルで会っていないため「成功の感情の共有」を取りにくいこと、「雑談から生まれる生産性」がゼロになることですね。どちらも仕事をしていく上でとても重要な要素だと思います。

上記コメント群にあるように、「テレワークでは、ちょっとした雑談から仕事のアイデア・ヒントが得られにくい」という声が少なくなかったです。

アイデアは共感から生まれる」とよく言われますが、テレワークではその共感自体が育まれにくいということなのでしょう。

「自分と同じ場所にいる他者」とは、何をしていなくても互いの雰囲気や表情、仕草や息遣いからも影響を与え合い、相互の理解を深めていくものです。そしてそれらが土壌となり、ふとしたコミュニケーションでも共感が育まれやすくなります。

特にイノベーションや新しい取り組み(トライ&エラー)が重要となる業務においては、こういった仲間との相互理解や共感を、リモートワークの中でどのように創出していくかが、大きな課題になっていくかもしれません。



考察のまとめ

テレワークを行う男性

今回のアンケート結果を、考察を交えつつまとめてみましょう。

テレワークによって業務パフォーマンスやチームワークの活性が「上がった」という人もいれば、「下がった」「変わらない」という人もいます。現在のところは「下がった」人がやや多めですが、その率は今後変わっていくかもしれません。

テレワークをより充実したものにしていくためには、以下の取り組みが不可欠になるでしょう。

  • 組織・チームとしての、テレワーク体制の構築(ツールやフローの整備)
  • 「チームでの協働」への仕組み・意識の強化
  • 現状の課題(育成・評価への対応、ちょっとした雑談からの知識・アイデア獲得の機会創出等)への対応

これらの取り組みは今のところトップダウン形式で進めていくことがより効率的と見えますが、私たち個々の人が「ボトムアップ」で改革を進められるところも少なからずあるように感じます。


「テレワークの答え」は、まだ確かではありません。組織や環境によっても最適解は変わってくるでしょう。

確実なことは、テレワークのあり方は今後も変化を続けながら、世の中の大きな取り組みとして継続されることです。変化に順応するために大切となるのは「新しいルール」よりも「新しい意識・行動」です。

私たちがその変化を受け入れ、働きやすさややりがいに繋げていくための新しい意識・行動を形成していくために、この記事がその一助となることを心より願っています。



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