『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

30代の転職は難しい?よくある失敗パターンと、転職失敗を回避する対策5つ

[最終更新日]2023/02/19

30代の転職でよくある「失敗パターン」と、失敗しないための5つの対策

30代で転職を考えている人にとって、現状のままキャリアを継続していくか、転職して新たなキャリアを模索するか、とても悩ましいところでしょう。

仮に転職するという選択をした場合、できることなら避けたいのが、転職に失敗して後悔するというパターンのはずです。転職する以上、「転職してよかった」「正解だった」と思いたいのは誰しも同じです。

目次

1)30代の転職で陥りがちな失敗パターン3つ

30代の転職には、いくつか典型的な失敗パターンが存在します。多くの人が陥りがちな失敗パターンを前もって知っておくことによって、致命的な失敗を未然に防ぐための対策を立てやすくなります。

そこで、30代の転職で陥りがちな失敗について、とくに多い3つのパターンをピックアップしました。

これらの失敗パターンに陥ってしまうことのないよう、思い当たる節が少しでもある人は今のうちから対策を講じ、転職失敗を防ぐようにしましょう。

自身の市場価値を正しく判断できていない

自身の市場価値を正しく判断できているか

転職は「需要と供給」のバランスで成り立っています。ある能力を求めている企業が、その能力を持った人材に出会うことができたとすれば、採用に至る可能性は極めて高くなります。

反対に、転職希望者の側がどれほど「貴社で働きたい」と希望していても、求める能力に届かないと判断されれば採用に至る可能性は低くなってしまいます。

30代の転職で失敗しやすいパターンとして、自身の市場価値を見誤っているケースが少なくありません。
「自分はこれだけの経験を持っている」「スキルは十分にある」と思っていても、客観的に見たときに認識のずれがあると転職成功率は下がってしまいます。

とくに、現職での経験年数が長い人ほど注意が必要です。職場では中堅社員として活躍していても、対外的に同水準の人材と評価されるとは限らないからです。

充分な企業研究ができていない

充分な企業研究ができているか

企業研究と聞くと就活のイメージを持つ人がいるかもしれませんが、実は転職のほうがよりいっそう企業研究の精度が問われます。

なぜなら、中途採用者はすでに社会人としての経験があり、前職での実務経験があるわけですから、自身の経験をどのように生かせるのか、どのような面で応募先企業に貢献できるのか把握できているものと見なされる傾向があるからです。

求人情報や企業ホームページに記載されている表向きの情報だけでなく、実際にその企業に入社してどのような貢献ができるのか、具体的にイメージできているでしょうか。

もし具体的な商品・サービス内容や、自分が活躍できるフィールドについて説明するのが難しいようなら、企業研究がまだ十分な水準に達していない可能性があります。

転職の目的・動機が定まっていない

転職の目的・動機が定まっていない

30代になると、これまで社会人として就業してきた経験年数が長くなってきます。転職以外にも、今の職場でそのまま続けていくことで先々のキャリアにプラスになるケースもあるかもしれません。

しかし、その可能性を振り切って別の道を選ぶのが転職するということです。転職する以上、その目的や動機は厳しく問われるものと思っておいたほうがいいでしょう。

とくに「今の職場に不満がある」「仕事で悩みを抱えている」といったネガティブな理由で転職しようとしている場合、転職しても新たな環境で同じような悩みを抱える可能性は十分にあります。

転職するからには、明確な目的や動機にもとづいて決断を下したことが伝わらなければ、採用担当者に納得してもらうことは難しくなってしまいます。

2)企業側は「30代転職者」に何を求めているのか

典型的な失敗パターンについて見てきたところで、もう1つ別の視点から30代の転職について考えてみましょう。

その視点とは、「30代転職者に企業側は何を求めているか」ということです。

企業が30代の人材に期待していることや、入社後に求めている活躍について理解しておくことによって、企業が求めているポイントに的を絞った自己PRをしやすくなります。

企業が30代の転職者に求めている能力や資質として、主に次の3点が挙げられます。

「即戦力」になれるかどうか

30代の人材は入社直後から即戦力として活躍することを期待されるケースが多い

30代の人材は、すでに前職で一定以上の経験を積み、仕事に必要な知識やスキルを身につけています。そのため、入社直後から即戦力として活躍することを期待されるケースが多くなる傾向があります。

第二新卒や若手の転職であれば、転職後は仕事の基礎から教育していく必要があることを企業側も覚悟していることがほとんどです。しかし、30代になると組織の中でも中堅の人材として中心的な存在になっていきます。

若手のように逐一指導しなくても、これまでの経験を踏まえて自発的に考え、動いていく力があると見なされるものと考えておくべきでしょう。

別の言い方をすれば、全くの未経験業種などこれまでの経験が生かせない仕事に応募した場合、即戦力として活躍することは難しくなりますので、採用される可能性も低くなりがちです。

現職と全く同じ業種・職種に限定する必要はありませんが、今の仕事で得た知識やスキルを生かして即戦力になれる可能性のある職場を選ぶことは非常に重要です。

キャリアプランを明確に描けているか

将来的に「できるようになりたいこと」「実現したいこと」と現状の目標がリンクしているかどうかが重要

30代の転職では、先を見通したキャリアプランをしっかりと考えているかどうかも重視されます。

「真っさらな状態から学び直したい」「とにかく新しいことに挑戦したい」といった発言は計画性の欠如と見なされる恐れもありますので、異業種への転職の際には慎重な姿勢で臨んだほうがいいでしょう。

転職する以上、何かしら「やりたいこと」「取り組みたいこと」があるはずですが、同時に自分が「できること」とのバランスを考えることも大切です。さらに、将来的に「できるようになりたいこと」「実現したいこと」と現状の目標がリンクしているかどうかも問われます。

こうした展望がしっかりと描けていることが伝わることで、はじめて「キャリアプランをきちんと考えている」と判断してもらうことができるのです。

リーダー・管理職経験、もしくはそのポテンシャルがあるか

30代の転職はリーダーや管理職としてのポテンシャルがあると有利

30代の人材に企業が期待するのは、個人的な成果だけではありません。リーダーや管理職として周囲のメンバーを引っ張り、チームとして結果を挙げていけるようなポテンシャルのある人物かどうかも見られています。

採用の時点で管理職候補として見られているケースもありますので、すでにリーダーや管理職としての経験がある人は有利になりやすい傾向があります。マネジメント経験があれば、自信を持って伝えるようにしましょう。

リーダーや管理職としての具体的な経験がない場合でも、同等のポテンシャルがあると見なされれば今後に期待してもらえることもあります。

新入社員や後輩を指導・教育した経験や、チームの中心的な役割を果たした経験があれば、積極的にアピールしましょう。

3)30代の転職で失敗しないための、「5つの事前対策」

ここまで、30代の転職でよくある失敗パターンと、企業が30代の人材に求めている資質・能力について見てきました。

別の見方をすれば、失敗しやすいポイントについて事前に対策を講じることによって、失敗するリスクを確実に下げておくことができます。

自身の市場価値を最大化し、できるだけ条件の良い転職先を獲得するためにも事前準備は欠かせません。

30代の転職で失敗しないためには、とくに次に挙げる5つの事前対策をしっかりと講じておくことが大切です。

自己分析を行いキャリアプランを明確にしておく

30代は「どんな貢献・活躍ができるのか」といった点についてシビアに問われる為キャリアプランを明確にしておく

これから転職するにあたって、自分が何を実現しようとしているのか、今後のキャリアプランをどう考えているのか、まずは明確にしておきましょう。

20代までの転職であれば、将来性や伸びしろに期待して採用するケースもありますが、30代の場合はより具体的に「どのような貢献・活躍ができるのか」「5年後、10年後の貢献度はどうか」といった点についてシビアに問われることを覚悟しておきましょう。

転職に際しての目的意識や今後のビジョンが描けていないと思われてしまうと、「計画性がない」「自分の立ち位置を理解していない」といったマイナス評価につながる可能性があります。

また、自分自身が転職に何を求めているのかを明確にしておくことによって転職先を選ぶ上での判断基準が形成され、入社後にミスマッチが発覚するリスクを低減させておくことにもつながります。

参考:キャリアプランとは

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

具体的には、以下のようにプランを建てていきます。

キャリアプランの建て方 Step1 キャリアの棚卸しを行う これまで経験した業務を洗い出します。そして更に「得意なもの」「これからも続けていきたいこと」についても考えていきます。 STEP2 新たにチャレンジしたいことを考える STEP1で出したリストを見ながら、「新たにチャレンジしたいこと・実現したいこと」を考えてリストに追加します。 STEP3 実現するために、必要な知識・スキルを考える STEP2の「実現したいこと」を叶えるために、どんな知識・スキルが必要になるか、またそのために求められるアクションを考えます。 STEP4 キャリアプランのスケジュールを建てる STEP2と3で導き出した「実現したいこと」と「必要なアクション」を時系列で整理します。 ※ まず1年~3年のスパンで考えると、整理しやすいです □キャリアプランの例 1年後 実現したいこと ・リーダー職 ・ディレクターとして充分な業務遂行スキルを持つ そのためにやること ・ディレクションスキルを高める ・業界知識を深める 3年後 実現したいこと ・マネージャー職 ・プロジェクトの責任者として活躍 そのためにやること ・マネジメントスキルを高める ・育成スキルを高める 5年後 実現したいこと ・自身のサービスを手掛ける、または独立起業 そのためにやること ・事業運営の上流から下流までの経験 ・経営の知識を深める

キャリアプランを建てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。

キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。

キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります

ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。

キャリアプランの描き方を詳しく見る

会社の将来性・職場環境など企業研究は入念に

入社前に業績や事業内容だけでなく、福利厚生や職場環境といった面について確認しておく

企業研究に取り組むときの心構えとして、「入社前(応募前)に調べられることは全て調べ尽くしておく」のが基本です。

会社の業績や事業内容は、企業ホームページや求人情報だけでなく、業界全体の動向、競合他社の状況もあわせてリサーチしておくべきです。

大手企業であれば、会社四季報や業界地図に社名が掲載されていることもあるはずです。このように公開されている情報については、インターネットや出版物をはじめ、あらゆる媒体を駆使して調べておきましょう。

業績や事業内容だけでなく、福利厚生や職場環境といった面について確認しておくことも大切です。
転職後、長く勤め続けられる環境が整っているかどうかは、転職の成功・不成功を分ける大きな要素となり得るからです。

口コミサイトなどを参照するのも1つの方法ですが、より確実な情報を得られるのは実際にその企業や業界で働いている知人に直接聞いてみることです。
業界の内情や志望する企業の評判など、より実態に近い声が聞ける可能性があります。

企業研究を行う際に、優先して見るべきポイント

チェック項目 確認ポイント どこで確認するか
事業内容 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する 企業HP
主力商品・サービス その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する 企業HP、業界ニュース、競合他社のHP等
強み・独自性 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す
企業理念 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する
社風・雰囲気 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする 口コミサイト
求められる知識・スキル 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する 求人票

自身の市場価値は「客観的に」判断する

自身の市場価値を客観的に見て現状の自分に足りないものや今後身につけるべきことを理解する

30代になると、一定の社会人経験があり自身の特性や得意・不得意が見えてくるようになります。自分の市場価値についても同様で、「やりたいこと」「できること」の区別もつくようになってくるはずです。

転職して挑戦したい仕事内容や希望年収といった条件で転職先を探すとき、自身の現状とあまりにもかけ離れた条件を望んでいたり、全く経験のない仕事にゼロから挑戦するなど現実味の薄い条件を提示していたりすると、転職先がなかなか見つからない可能性が高くなります。

採用する企業側の視点をイメージしたとき、自分という人材を果たして採用したいと感じるだろうか?と立場を置き換えて考えてみましょう。

もちろん高い目標を掲げてキャリアアップを指向するのがいけないわけではありませんが、現状の自分に足りないものや今後努力して身につけなくてはならないことを客観的に理解していることは必須です。

市場価値の確認方法

人材の「市場価値」とは、お金や株価のような「誰もが共通認識を持てる価値」ではなく、その市場(業界、または個別企業)で「この人はこれだけの活躍をしてくれる」という客観的な評価をもって導き出されるものです。

「市場価値」の高さは、領域の重なりで判断される Youこれまでの実績・経験をもとに、自分が「できる」と思えること。Company企業やその業界・市場が、人材に求めていること。

注意すべきは、現在のあなたの年収が市場価値になるとは限らないことです。

■社内評価:過去の行動・取組み、実績・功績で判断 ■市場価値:これから先どれだけの活躍ができるか →この2つは連動していないケースが多い

社内でのあなたに対する評価は、過去の行動や取組み、実績・功績などをもとに判断されているものです。
一方、市場価値は将来的にどれだけの活躍ができるのかを見据えた上で決まります。

自身の市場価値を確認する方法は、以下の2点があります。

  • ①求人情報をもとに確認する
  • ②転職エージェントに確認する

ひとつめの「①求人情報をもとに確認する」は、応募企業(また応募予定の企業)の求人情報の人材要件・想定年収をもとに、あなたの市場価値を推定することです。

①求人情報の人材条件を、どれくらい満たしているか確認する ②求人情報の想定年収と、現在の年収との差を確認する

もうひとつの「②転職エージェントに確認する」は、転職エージェントに登録して、担当となったエージェントに以下のような質問をします。

転職エージェントやヘッドハンターに、「この領域における、私の市場価値はどのくらいでしょうか。」「現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。」と確認する
  • この業界では、私の市場価値はどのくらいでしょうか。
  • 現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。

ただし、担当となるエージェントが確実にあなたの市場価値を見極められるかは、その担当者の力量やあなたへの理解度の深さも関わります。
誤った評価で転職活動自体が難航しないように、可能な限り複数の転職エージェントを利用してセカンドオピニオンを得られる体制にしておいてください。

自身の市場価値の確認の仕方を詳しく見る

希望条件には優先順位をつけておく

優先度の高い「絶対に譲れない条件」を決めておくと、転職を決断するかどうかの判断基準になる

30代の転職は、若手の転職と比べると職場のさまざまな面が見えているだけに、希望条件が多くなりがちです。

しかし、あれもこれも多くの条件をつけすぎてしまうと、理想的な転職先が見つかる確率が下がってしまうだけでなく、転職によって何を実現・達成したいのか、本質的な目的を見失いやすくなるため注意が必要です。

あらゆる希望条件を一挙に叶えられることはまれなので、希望条件に優先順位をつけて「絶対に譲れない条件」を決めておきましょう。

逆の言い方をすれば、「本当は希望条件に入るけれども、叶わなくても仕方がない」といった優先度の低い条件を絞り込んでおくことにもなるでしょう。

転職先を探す際には、優先度の高い「絶対に譲れない条件」が叶うかどうかが、転職を決断するかどうかの判断基準になります。

30代のサポートに強い転職エージェントを活用する

30代のサポートを得意としている転職エージェントを活用し、第三者の視点からアドバイスしてもらう

転職エージェントの中には、30代のサポートを得意としているところがあります。

こうした転職エージェントを活用することによって、30代を求めている企業を紹介してもらえるだけでなく、キャリアアドバイザーとの面談を通じて自己分析や企業分析で不足している部分を補ってもらえます。

自分の中ではすでに十分な分析ができていると思っていても、実は見落としている部分があることも少なくありません。第三者の視点からアドバイスしてもらうことによって、自己分析や企業分析をより強化して万全なものにしておくことができるのです。

さらに、面接対策や応募書類の添削といったサポートによって、自分がアピールすべきポイントをより効果的に引き出してやすくなります。
こうした理由から、30代の転職においては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。

転職エージェントサービスのしくみ。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

参考:30代の転職の、「自分に合った転職エージェント」の選び方

30代の転職で、転職エージェントを活用する際は、以下を意識すると良いでしょう。

  • Point1 30代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
  • Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
  • Point3 担当アドバイザーとのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
30代の転職で、転職エージェントを有効活用するポイント3つ Point1 主な転職エージェントの特徴を知っておく
Point2 早いタイミングで2~3つ複数の転職エージェントに登録しておく Point3 面談及び電話のやりとりで相性とやりやすさを見極める

特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は、就職活動を成功に導くためにとても重要な要素です。

というのも、担当するキャリアアドバイザーによっては、あなたの望む方面での知識が十分でなかったり、相性等の不一致から活動を進めにくくなるといった問題が出てくる可能性もあるからです。

事前に複数の転職エージェントに登録しておくことで、「自分に合ったサービス、および担当アドバイザー」を早めに見出し、円滑に就職活動を進めていくことができるのです。

転職エージェントの利用で、自分に合ったアドバイザーを見分けるポイント3つ。キャリア相談に、親身に乗ってくれるか。求人を紹介する際に、「何故おすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか。求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか

ご自身に合ったアドバイザーを見分けるポイントとしては、以下のことを確認してみてください。

  • 「親身に相談に乗ってくれるか」
  • 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
  • 「紹介・連絡のペースは適切か」

もちろん、他にも「性格的に合うか」といった問題もありますが、最低限以上のような点からポジティブな印象を抱くことができれば信頼できる可能性は高いと言えるでしょう。

30代の転職の、「自分に合った転職エージェント」の選び方を見る

4)30代のサポートに強いおすすめ転職エージェント

転職エージェントイメージ

30代の転職希望者が活用する上でとくに頼りになる転職エージェントについて解説します。

転職エージェントでは、企業が社名を明かさず人材を募集する「非公開求人」を多数扱っています。
転職エージェントごとに独自の非公開求人を扱っていることもめずらしくないため、複数の転職エージェントに登録して併用することによって希望条件に近い求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。

また、30代の転職の際は、幅広い業種・職種から求人を紹介してもらえる「総合型」の転職エージェントと、特定の業種・職種に特化した「特化型」の転職エージェントを組み合わせて利用するのがおすすめです。

総合型エージェント。幅広い業界・職種に対応している。特化型転職エージェント。ある特定の業界・職種に対応している。

以下、総合型・特化型それぞれの、30代の転職におすすめの転職エージェントを紹介します。どのサービスも無料で利用できますので、「自分に合いそう」と思ったものから試しに登録してみると良いでしょう。

「総合型」の転職エージェントおすすめ一覧

サービス名 特徴

リクルートエージェント
  • 転職成功実績国内No.1
  • 独自のサービス内容にも定評あり
  • 他サービスにはない非公開求人多数

doda
  • 保有求人国内トップクラス
  • 企業からのスカウトメールが多い
  • 高品質かつスピーディーな対応

マイナビエージェント
  • 転職者一人一人へのサポート体制が充実
  • 応募書類の選考通過率が高い
  • 20~30代の転職支援に強い

JACリクルートメント
  • アドバイザーおよびの求人の品質が高い
  • 外資系・グローバル企業の求人が豊富
  • キャリアアップ転職・ハイクラス転職向け

パソナキャリア
  • 利用者の67.1%が年収アップ
  • 書類添削・面接対策などのサポートが手厚い
  • ハイクラス層向けの転職サポートも行っている

type転職エージェント
  • 内定後の年収アップ率が高い
  • 面接通過率が高い
  • IT・通信業界の転職成功実績が豊富
「総合型」の転職エージェントおすすめ一覧を見る

「特化型」の転職エージェントおすすめ一覧

業種 サービス名 特徴
IT
レバテックキャリア
  • エンジニア経験者に特化したサービス
  • 求人企業の詳しい内情が分かる

ワークポート
  • エンジニア以外でもクリエイター、ディレクターなどの求人が豊富
  • 業界未経験者へのサポートも手厚い

マイナビITエージェント
  • 特化型サービスとしては国内最大規模
  • 登録から内定まで一貫したサポート
女性向け
リブズ
  • 女性の働き方に理解のある企業の求人が多い
  • 働き方の幅が広がるスカウト機能あり

type女性の転職エージェント
  • 女性のコンサルタントが多数在籍
  • ワークライフバランスを重視した転職も可能
マスコミ
マスメディアン
  • 広告・Web・マスコミ専門職に強い
  • 「宣伝会議」グループの人脈・情報を駆使したサポート内容
介護
きらケア
  • 介護系求人情報が豊富
  • 条件交渉から内定後のフォローまできめ細やかなサポート

マイナビ介護職
  • 高い品質の求人が揃っている
  • 登録簡単&サービス無料
管理職業務全般
MS-Japan
  • 独自のネットワークによる優良求人の紹介
  • 利用者からの満足度も高い
外資系
ロバート・ウォルターズ
  • 外資系企業へのサポートが強い
  • 「海外勤務」も視野に入れた転職が可能

エンワールド
  • ハイクラス・グローバル企業へのサポートに強い
  • ヘッドハンターからスカウトがもらえる
ハイクラス
リクルートダイレクトスカウト
  • 実績豊富なヘッドハンターからのサポートを受けられる
  • 年収700万円以上の、好待遇案件が豊富

パソナキャリア ハイクラス
  • 年収700万円以上の求人が多い
  • 首都圏限定のキャリアアドバイザー「逆指名サービス」
フリーター・派遣社員からの転職
JAIC
  • 第二新卒・フリーターのサポートに強い
  • 若手育成の意欲が高い企業の求人が多い

ハタラクティブ
  • 業界未経験の人への転職支援に強い
  • アドバイザーのきめ細かいサポートで内定率が高い
「特化型」の転職エージェントおすすめ一覧を見る

以下、30代の方に特におすすめの転職サービスについて、その詳細・おすすめの理由について紹介しています。あわせてご参考ください。

アドバイザーのスピーディな対応を求める人は「doda」がおすすめ

doda 転職なら、・・転職サイトdoda(デューダ)
サービス名 doda(デューダ)
特徴 国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。

保有求人は20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)、企業からのスカウトも活性しています。
また、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
企業名 パーソルキャリア株式会社(1989年6月)

求人数の多さ、実績の豊富さを期待する人は「リクルートエージェント」がおすすめ

転職エージェントならリクルートエージェント。非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介。転職エージェントがあなたの転職を成功に導きます。
サービス名 リクルートエージェント
特徴 リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。

全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
企業名 株式会社リクルート(1977年11月)

キャリアアップ転職を目指す人は「JACリクルートメント」がおすすめ

JAC Recruitment。転職にグローバル戦略を。外資系や海外転職はJACリクルートメント。
サービス名 JACリクルートメント
特徴 ミドル世代の転職者へのサポートに強く、かつグローバル企業、海外勤務の求人情報も多数
実績豊富なキャリアコンサルタントに対するサービス満足度も高い、「ステップアップの転職」を目指す際はぜひ登録しておきたい転職サービス!
企業名 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント(1988年3月)

ハイクラス(管理職以上)の転職を目指す人は「ビズリーチ」がおすすめ

選ばれた人だけの会員制転職サイト BIZREACH(ビズリーチ) 年収2,000万円以上の求人特集
サービス名 BIZREACH(ビズリーチ)
特徴 BIZREACH(ビズリーチ)は、国内最大級のエグゼクティブ・ハイクラス向け転職サービスです。

国内外の優良企業と、厳正な審査基準をクリアした一流ヘッドハンターたちが、転職活動をされている方々に直接スカウトします。
企業名 株式会社ビズリーチ(2007年)

アドバイザーからのじっくり・丁寧なサポートを求める人は「パソナキャリア」がおすすめ

パソナキャリア。転職活動の成功を、全力でサポートします。専門アドバイザーがあなたの転職活動を全面サポート!!
サービス名 パソナキャリア
特徴 手厚く、そして親身な転職者支援で評判の高いパソナキャリア

幅広い業界に向けての求人案内数と、地方転職者含めた全国の方々がサービスを利用できる体制を整えています。
はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートしています。
企業名 株式会社パソナキャリア(1976年)

まとめ)30代の転職は事前準備に注力して失敗を未然に防ごう

解放感イメージ

30代というタイミングでの転職は、これまでの社会人経験をフルに生かして希望条件を叶える転職を実現しやすい反面、転職に失敗してしまうとその後のキャリアで取り返すのが大変な時期とも言えます。

そのため、「転職を成功させたい」という思い以上に「失敗したくない」と考える人が多くなる傾向があります。

転職にはリスクが伴いますので、失敗する可能性を完全にゼロにすることはできません。
しかし、適切な準備を行っておくことによって、典型的な失敗パターンに陥ってしまうリスクを限りなく低く抑えることはできます。30代の転職はとくに事前準備に力を入れ、よくある失敗を未然に防いでいきましょう。

転職に向けた入念な準備は、転職活動中の自信となって自分に返ってくるはずです。

目次[ 閉じる ]